JPH0797019A - ローラコンベア - Google Patents

ローラコンベア

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JPH0797019A
JPH0797019A JP23772593A JP23772593A JPH0797019A JP H0797019 A JPH0797019 A JP H0797019A JP 23772593 A JP23772593 A JP 23772593A JP 23772593 A JP23772593 A JP 23772593A JP H0797019 A JPH0797019 A JP H0797019A
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JP
Japan
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roller
conveyor
transfer
transport
plate
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JP23772593A
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English (en)
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Kenji Kuroki
賢治 黒木
Satoshi Osaki
聡 大崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被搬送物の振動、及び発塵を少なくしたローラ
コンベアを提供する。 【構成】基台22の一端部から他端部に向けて所定の被
搬送物を搬送するためのローラコンベア10において、
基台22の延出方向に並んで配設され、この延出方向に
転動可能に支持された複数の回転プーリ34aと、複数
の回転プーリ34aを回転駆動するためのモータ40
と、複数の回転プーリ34aの夫々に同軸に装着され、
回転プーリ34aと一体に回転することにより搬送プレ
ート16をころがり搬送する搬送ローラ34dであっ
て、回転プーリ34aと第1の摩擦力で結合された搬送
ローラ34dとを具備し、搬送ローラ34dと搬送プレ
ート16との間に働く第2の摩擦力を第1の摩擦力より
も大きく設定することにより、搬送プレート16を外部
からの力により強制停止させた場合に、搬送ローラ34
dが回転プーリ34aに対して空回りする様にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被搬送物を所定の方向
に搬送するためのローラコンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、製造ラインにおけるワークの
搬送には、しばしばフリーフロー方式のコンベアが使用
されるが、このフリーフロー方式のコンベアの代表的な
ものとして、ローラチェーンタイプのものが知られてい
る。このローラチェーンタイプのコンベアは、ローラ
(コロ)が回転自在に取り付けられたチェーンを走行移
動させることにより、ローラ上に載置した被搬送物をチ
ェーンの走行方向に搬送するものである。しかしなが
ら、この種のローラコンベアでは、搬送工程の途中で被
搬送物を強制停止させた場合、被搬送物を支持するロー
ラが次々と被搬送物の下方を通過していくため、チェー
ンとローラが完全に同一寸法になっていないかぎり、ロ
ーラの高さ誤差により、被搬送物が上下方向にガタ付い
て振動するという問題点があった。そのため、このよう
なローラコンベアは、被搬送物上でICチップ等の精密
電子部品の組立等を行う製造ラインには不向きであっ
た。
【0003】この問題点を解決するものとしては、例え
ばチェーンの代わりに平ベルトを走行させ、この平ベル
ト上の被搬送物を搬送する平ベルト方式のコンベアが知
られている。図13はこの平ベルト方式のコンベアを製
造ラインの一部に適用した状態を示した平面図である。
図13において、製造ラインの一部を構成するコンベア
装置100は、搬送側コンベア102とリターン側コン
ベア104とから構成されている。搬送側コンベア10
2とリターン側コンベア104とは、同一の基台106
を挟んで両側に配置されている。基台106の延出方向
両端部には、搬送側ベルト108を回転駆動するための
駆動ローラ110と従動ローラ112とが配置されてい
るとともに、リターン側ベルト114を回転駆動するた
めの駆動ローラ116と従動ローラ118とが配置され
ている。夫々の駆動ローラ110,116は、基台10
6に対して回転自在に支持された回転軸120,122
の端部に固定されている。また、従動ローラ112は、
駆動ローラ116が固定されている回転軸122の他端
部に回転自在に取り付けられており、従動ローラ118
は、駆動ローラ110が固定されている回転軸120の
他端部に回転自在に取り付けられている。回転軸12
0,122の中央部には夫々従動プーリ124,126
が固定されており、この従動プーリ122,126は、
歯付きのタイミングベルト128,130を介して駆動
プーリ132,134に連結されている。駆動プーリ1
32,134は、図13のA−A断面図である図14に
示す様に基台106に取り付けられた駆動モータ13
6,138の回転軸136a,138aに取り付けられ
ている。従って、駆動モータ136が回転することによ
り、この回転力が駆動プーリ132、タイミングベルト
128、従動プーリ124、回転軸120を順次介して
駆動ローラ110に伝達される。そして、駆動ローラ1
10が回転すると、それによって搬送側ベルト108が
回転駆動される。このとき、従動ローラ112は、回転
軸122に対して自由に回転できるので、駆動ローラ1
10と搬送側ベルト108の回転に伴って回転する。
【0004】一方、駆動モータ138が回転すると、こ
の回転力が駆動プーリ134、タイミングベルト13
0、従動プーリ126、回転軸122を順次介して駆動
ローラ116に伝達される。そして、駆動ローラ116
が回転すると、それによってリターン側ベルト114が
回転駆動される。このとき、従動ローラ118は、回転
軸120に対して自由に回転できるので、駆動ローラ1
16とリターン側ベルト114の回転に伴って回転す
る。
【0005】このようにして、搬送側ベルト108とリ
ターン側ベルト114が夫々独立して回転駆動され、搬
送側ベルト108とリターン側ベルト114に載置され
た被搬送物が、夫々図13に矢印で示した方向に搬送さ
れることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
平ベルトタイプのコンベアでは、搬送工程の途中で被搬
送物を停止させた場合、ローラコンベアに比較して被搬
送物の上下振動は少ないものの、平ベルト表面が被搬送
物の下面をこすりながら移動するため、平ベルト表面及
び被搬送物の下面の摩耗が大きく、それに伴って発塵量
も大きいため、クリーン度を要求される製造ラインでは
使用できないという問題点があった。
【0007】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、被搬送物
の振動、及び発塵を少なくしたローラコンベアを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のローラコンベアは所定の
方向に延出する基台上に配設され、該基台の一端部から
他端部に向けて所定の被搬送物を搬送するためのローラ
コンベアにおいて、前記基台の延出方向に並んで配設さ
れ、該延出方向に転動可能に支持された複数の回転体
と、該複数の回転体を回転駆動するための駆動手段と、
前記複数の回転体の夫々に同軸に装着され、該回転体と
一体に回転することにより被搬送物を前記延出方向にこ
ろがり搬送する搬送ローラであって、前記回転体と第1
の摩擦力で結合された搬送ローラとを具備し、該搬送ロ
ーラと被搬送物との間に働く第2の摩擦力を前記第1の
摩擦力よりも大きく設定することにより、被搬送物を外
部からの力により強制停止させた場合に、前記搬送ロー
ラが前記回転体に対して空回りする様にしたことを特徴
としている。
【0009】また、この発明に係わるローラコンベアに
おいて、前記駆動手段は、前記基台の所定の位置に配置
された駆動プーリと、該駆動プーリを回転駆動するため
のモータと、前記駆動プーリと前記複数の回転体とに巻
き掛けられたベルトとを備えることを特徴としている。
また、この発明に係わるローラコンベアにおいて、前記
回転体は前記ベルトが巻きかけられるプーリ部と、該プ
ーリ部の両側部に、該駆動プーリと同軸に設けられた円
柱状の突起部とを備え、前記ローラは、その中心穴を前
記突起部に嵌合させた状態で前記回転体に対して相対回
転可能に取り付けられていることを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わるローラコンベアに
おいて、前記第1の摩擦力は、前記突起部の外周面と、
前記ローラの中心穴の内周面との間の摩擦により生ずる
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】以上の様に、この発明に係わるローラコンベア
は構成されているので、被搬送物が、外部からの力によ
り強制停止された場合に、被搬送物とローラの間では滑
りが発生せず、ローラが回転体に対して空回りするの
で、被搬送物が上下方向に振動することが防止される。
【0012】また、ローラと回転体との滑り面の材料を
適切に選択すれば、従来の被搬送物と平ベルトの間の滑
りによる発塵に比較して、発塵の量を微小量に抑えるこ
とができ、クリーンルーム等での使用も可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、一実施例の
ローラコンベアを製造ラインの一部に適用した状態を示
した平面図である。図1において、製造ラインの一部を
構成するコンベア装置10は、搬送側コンベア12と、
リターン側コンベア14と、搬送側コンベア12により
搬送されてきた被搬送物である搬送プレート16をリタ
ーン側コンベア14に移載するための第1の移載装置1
8と、リターン側コンベア14により搬送されてきた搬
送プレート16を搬送側コンベア12に移載するための
第2の移載装置20とから概略構成されている。搬送側
コンベア12とリターン側コンベア14とは、同一の基
台22を挟んで両側に配置されている。
【0014】搬送側コンベア12の中間部には、搬送プ
レート16上に載置されているワークWに所定の部品を
組み付けるための組み付けステーション24が配置され
ており、リターン側コンベア14の中間部には、完成し
たワークW′を搬送プレート16上から取り外すと共
に、未完成のワークWを搬送プレート16上に供給する
ためのワーク供給ステーション26が配置されている。
【0015】組み付けステーション24及びワーク供給
ステーション26には、コンベア12,14により搬送
されてきた搬送プレート16を、そのステーションに対
応した位置に停止位置決めするための位置決め装置28
が配置されている。また、コンベア12,14に隣接し
た位置には、組み付けステーション20に対応して未完
成のワークWに所定の組み付け動作を行うための組み付
けロボット30が配置されており、ワーク供給ステーシ
ョン22に対応してワーク供給装置32が配置されてい
る。
【0016】このように構成されたコンベア装置10に
おいては、まず、ワーク供給ステーション26におい
て、搬送プレート16が位置決め装置28により停止位
置決めされ、ワーク供給装置32から搬送プレート16
上に未完成のワークWが供給される。搬送プレート16
上にワークWが供給されると、位置決め装置28が解除
されて、搬送プレート16は、リターン側コンベア14
により矢印Aで示す方向に搬送され、リターン側コンベ
ア14の図中左端部まで移動される。この位置におい
て、矢印Bで示す様に、ワークWは搬送プレート16ご
と第2の移載装置20により搬送側コンベア12に移載
される。搬送側コンベア12に移載された搬送プレート
16は、搬送側コンベア12により矢印C方向に搬送さ
れ、組み付けステーション20の位置まで移動される。
組み付けステーション20では、搬送プレート16は位
置決め装置28により停止位置決めされ、搬送プレート
16上のワークWには、組み付けロボット32により所
定の部品が組み付けられる。部品の組み付けが終了する
と、位置決め装置28が解除され、搬送プレート16
は、搬送側コンベア12の図中右端の位置まで搬送され
る。この位置において、矢印Dで示す様に、ワークW′
は搬送プレート16ごと第1の移載装置18によりリタ
ーン側コンベア12に移載される。リターン側コンベア
14に移載された搬送プレート16は矢印A方向に搬送
されて、ワーク供給ステーション22の位置で停止さ
れ、ワーク供給装置32により、搬送プレート16上か
ら完成したワークW′が取り外される。
【0017】このように、搬送プレート16が、搬送側
コンベア12と、リターン側コンベア14と、第1及び
第2の移載装置18,20とによってループ状に搬送さ
れることにより、ワークWの供給、部品の組み付け、完
成したワークW′の排出が繰り返し行われる。次に、図
2は図1のコンベア装置10を図中下方から見た側面図
である。図2を参照して搬送側コンベア12の構造につ
いて説明する。
【0018】図2において、コンベア装置10の基台2
2の長手方向両端部には夫々従動ローラ34が回転自在
に取り付けられている。これらの2つの従動ローラ34
の間には複数の搬送ローラ36が基台22に対して回転
自在に取り付けられている。一方、基台22の、搬送ロ
ーラ36よりも下方の位置には、これら搬送ローラ36
及び従動ローラ34を回転駆動するための駆動装置38
が配設されている。駆動装置38は、モータ40と、こ
のモータ40の回転軸に取り付けられた駆動プーリ42
とから構成されている。駆動プーリ42と従動ローラ3
4と搬送ローラ36とには丸ベルト44が巻きかけられ
ており、モータ40の回転力が駆動プーリ42と丸ベル
ト44とを介して従動ローラ34と搬送ローラ36とに
伝達される。なお、従動ローラ34及び搬送ローラ36
の夫々の間には丸ベルト44の弛みをとるためのテンシ
ョンローラ46が複数配設されている。この構成は、リ
ターン側コンベア14も同様である。このように構成さ
れた搬送側コンベア12及びリターン側コンベア14に
おいては、従動ローラ34及び搬送ローラ36上に搬送
プレート16が載置され、従動ローラ34及び搬送ロー
ラ36が回転することにより搬送プレート16が、コン
ベア12,14の延出方向に搬送される。
【0019】ここで、従動ローラ34と搬送ローラ36
の構造及びその取り付け構造を、図2のA−A断面図で
ある図3を参照して説明する。図3において、基台22
は、設置用足部48と、この設置用足部48の上部に水
平に取り付けられた基板50と、この基板50の上面に
取り付けられたフレーム52a,52b,52c,52
dとから構成されている。フレーム52a,52b,5
2c,52dは、コンベア12,14の長手方向(紙面
に直行する方向)に沿って延出している。フレーム52
a,52bの間には、搬送側コンベア12の従動ローラ
34及び搬送ローラ36が回転自在に支持されており、
フレーム52c,52dの間にはリターン側コンベア1
4の従動ローラ34及び搬送ローラ36が回転自在に支
持されている。また、フレーム52bとフレーム52c
とは連結部材53により互いに連結固定されている。
【0020】次に、従動ローラ34の構造を説明する。
フレーム52aの内壁面には、取り付けプレート54a
が取り付けられており、この取り付けプレート54aか
らは回転軸54bが垂直に突出している。この回転軸5
4bには従動ローラ34の本体部を構成する従動プーリ
34aがベアリング56を介して回転自在に支持されて
いる。このプーリ34aの外周部にはベルト溝34bが
形成されており、このベルト溝34bに前述した丸ベル
ト44が装着される様になされている。従って駆動装置
38の回転力は、丸ベルト44を介してプーリ34aに
伝達され、このプーリ34aが回転駆動される。
【0021】プーリ34aの両側面には、回転軸54b
と同軸の外周円筒面を有する凸部34cが夫々形成され
ている。この2つの凸部34cの外周面には、円板状の
ローラ部材34dがプーリ34aに対して相対回転可能
に嵌合されている。凸部34cの外周面とローラ部材3
4dの嵌合穴の内周面の間には第1の摩擦力が働く様に
なされており、通常の状態においてはローラ部材34d
はプーリ34aと一体的に回転する。また、ローラ部材
34dの回転を強制的に止める様な力が働いた場合に
は、プーリ34aは第1の摩擦力に抗してローラ部材3
4dに対して空回りする。
【0022】一方、ローラ部材34dの外周面と搬送プ
レート16の下面との間には第2の摩擦力が働く様にな
されており、この摩擦力により搬送プレート16がロー
ラ部材34dの回転につれて搬送される。ここで、この
実施例においては、第2の摩擦力は、この第2の摩擦力
による回転トルクが、上記の第1の摩擦力による回転ト
ルクよりも大きくなる様に設定されている。従って、搬
送プレート16がワークWへの部品の組み付けのために
強制的に停止された場合には、搬送プレート16の下面
とローラ部材34dの間では滑りは発生せず、ローラ部
材34dとプーリ34aとの間で滑らかな滑りが生ずる
こととなる。そのため、搬送プレート16は、強制停止
された場合でも上下振動することがなく、ワークWの振
動が最小限に抑えられることとなる。また、搬送プレー
ト16の下面とローラ部材34dの間で滑りが生じない
ことにより、発塵が抑制される。
【0023】また、搬送ローラ36の構造は、図3の左
側のリターンコンベア14の断面図に示す様に、従動ロ
ーラ34と全く同様に構成されている。従って、搬送ロ
ーラ36上の搬送プレート16が強制停止された場合に
は、搬送プレート16の下面とローラ部材36dの間で
は滑りは発生せず、ローラ部材34dとプーリ36aと
の間で滑らかな滑りが生ずることとなる。そのため、搬
送プレート16は、強制停止された場合でも上下振動す
ることがなく、ワークWの振動が最小限に抑えられるこ
ととなる。
【0024】なお、搬送プレート16の下面には、搬送
プレート16が蛇行することを防止するために、フレー
ム52a,52b,52c,52dの上端部に係合する
溝16a,16bが形成されている。また、テンション
ローラ46に関しては、図4に示す様に、フレーム52
a及びフレーム52dの内壁面に、軸58を介して回転
自在に取り付けられている。
【0025】次に、図5〜図8は、位置決め装置28の
構造を示した図である。この位置決め装置28は、図1
の説明において示した様に、ワークWに部品を組み付け
たり搬送プレート16上にワークを供給したりする場合
に搬送プレート16を強制停止させるためのものであ
る。図5〜図8を参照して位置決め装置28の構成につ
いて説明する。
【0026】位置決め装置28は、搬送プレート16を
停止させるためのストッパ部60と、搬送プレート16
を正確な位置に位置決めするための位置決め部62とか
ら構成されているので、まず、ストッパ部60の構成か
ら説明する。ストッパ部60は、図6に示す様にフレー
ム52a,52bの外周部を取り巻く様に固定された断
面略コの字状のストッパ部本体64を備えている。スト
ッパ部本体64の両側部には、このストッパ部本体64
を上下方向に貫通する貫通穴64aが夫々形成されてお
り、この2つの貫通穴64aには、ガイドロッド66が
夫々摺動自在に挿入されている。この2本のガイドロッ
ド66の下端部は連結プレート68により連結されてお
り、この連結プレート68は、更にストッパ部本体64
の下面に下方を向いて取り付けられたエアシリンダ70
のシリンダロッド70aの先端部に固定されている。従
って、エアシリンダ70のシリンダロッド70aが引き
込み動作されると、ガイドロッド66は、図6に実線で
示す様にストッパ部本体64の上方に突出する。このよ
うにガイドロッド66がストッパ部本体64の上方に突
出すると、ガイドロッド66の先端部が図5及び図6に
示す様に、搬送プレート16の下部に設けられた突起部
16cに当接し、搬送プレート16を停止させる。この
とき、既に説明した様に、ローラ部材36dが、プーリ
36aに対して空回りすることにより、搬送プレート1
6の下面とローラ部材36dの間では滑りは発生せず、
搬送プレート16すなわちワークWの上下振動が抑制さ
れる。この状態で、ワークWへの部品の組み付け等が実
行される。
【0027】一方、エアシリンダ70のシリンダロッド
70aが押し出し動作された場合には、ガイドロッド6
6は、図6に二点鎖線で示す様に、ストッパ部本体64
に引き込まれ、突起部16cとガイドロッド66の先端
部の係合が解除されて、搬送プレート16は搬送ローラ
36の動きにつれて搬送されることが可能となる。次
に、位置決め部62は、図7,図8に示す様に、2つの
ストッパ部60の間に配置されている。位置決め部62
は、基台22に取り付けられた取り付けブラケット72
と、この取り付けブラケット72に固定されたガイド付
きのエアシリンダ74と、このエアシリンダ74のシリ
ンダロッド74aの先端部に取り付けられた断面略コの
字状のフレーム部材76とを備えている。フレーム部材
76の上端部には図8に示す様に上方に向かって突出
し、先端がテーパ状に形成された基準ピン78が固定さ
れている。一方、搬送プレート16の下面には、基準ピ
ン78が進入するための基準穴16dが形成されてい
る。従って、エアシリンダ74が図7に示す状態からシ
リンダロッド74aを押し出し動作させてフレーム部材
76を上方に移動させることにより、基準ピン78が搬
送プレート16の基準穴16dに進入し、基準ピン78
と基準穴16dの嵌合により搬送プレート16が位置決
めされる。
【0028】ここで、位置決め部62の動作について簡
単に説明すると、まず、コンベア12上の搬送プレート
16がストッパ部60によって停止され、不図示のセン
サにより搬送プレート16が検知されると、エアシリン
ダ74のシリンダロッド74aを押し出し動作させる。
すると、フレーム部材76に取り付けられた基準ピン7
8が上方に移動し、基準ピン78のテーパ部によって、
搬送プレート16の基準穴16dが呼び込まれ、基準ピ
ン78が基準穴16dに嵌合して搬送プレート16が位
置決めされる。
【0029】この状態で所定の工程を行い、工程が終了
すると、完了信号によりエアシリンダ74のシリンダロ
ッド74aが下降し、搬送プレート16は搬送されるこ
とが可能となる。次に、図9及び図10は、移載装置2
0の構造を示した図である。移載装置20はリターン側
コンベア14を挟んで二股に分かれた支持アーム80
と、この支持アーム80をコンベア14に対して上下動
させるためのエアシリンダ82と、このエアシリンダ8
2を、支持アーム80ごと図1及び図9の矢印B方向に
スライドさせるスライド機構84と、このスライド機構
84を支えるブラケット86とを備えている。スライド
機構84は、ブラケット86に対してエアシリンダ82
が取り付けられたスライドプレート88を矢印B方向に
スライド自在に支持するレールガイド90と、スライド
プレート88をスライド駆動させるエアシリンダ92と
から構成されている。また、移載装置18も全く同様の
構成である。
【0030】このように構成される移載装置20の動作
について説明する。まず、リターン側コンベア14によ
り搬送されてきた搬送プレート16は、コンベアの端に
設けられたブロック94に当接して移動が止まる。搬送
プレート16の停止は不図示のセンサにより検出され
る。この検出がなされると、エアシリンダ82のシリン
ダロッド82aが押し出し動作されて、図10に二点鎖
線で示す様に支持アーム80が上昇し、搬送プレート1
6をコンベア14の上方に持ち上げる。この状態で、エ
アシリンダ92が動作されて搬送プレート16は搬送側
コンベア12の上方に移動される。そして、エアシリン
ダ82のシリンダロッド82aが再び引き込み動作され
て、支持アーム80が下降し、搬送プレート16が搬送
側コンベア12上に載置される。その後、エアシリンダ
92が再び動作されて支持アーム80は、元のリターン
側コンベア14に対応した位置に戻る。
【0031】なお、搬送プレート16の下面には、前述
した様に蛇行防止用の溝16a,16bが形成されてい
るが、この溝16a,16bには、図11,図12に示
す様にフレーム52a,52b,52c,52dの上端
部と接触する時の抵抗が小さくなる様に、片側2か所ず
つ、円筒状の樹脂性のスライド部材96が取り付けられ
ている。このスライド部材96は円筒部の一部が、溝1
6a,16bの幅方向に僅かに突出する様に取り付けら
れており、この突出部がフレーム52a,52b,52
c,52dと当接する様になされている。
【0032】以上説明した様に、本実施例のローラコン
ベアにおいては、搬送プレートが強制的に停止されたと
きに、この搬送プレートと接触している搬送ローラがプ
ーリに対して空回りする様に構成されている。そのた
め、搬送プレートと搬送ローラの間で滑りが発生せず、
搬送プレート上のワークの振動を抑制することができる
と共に搬送プレートと搬送ローラの滑りにより生ずる発
塵も防止することができる。従って、クリーンルーム内
での使用も可能となる。
【0033】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のローラコン
ベアによれば、被搬送物が、外部からの力により強制停
止された場合に、被搬送物とローラの間では滑りが発生
せず、ローラが回転体に対して空回りするので、被搬送
物が上下方向に振動することが防止される。
【0035】また、ローラと回転体との滑り面の材料を
適切に選択すれば、従来の被搬送物と平ベルトの間の滑
りによる発塵に比較して、発塵の量を微小量に抑えるこ
とができ、クリーンルーム等での使用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のローラコンベアを製造ラインの一部
に適用した状態を示した平面図である。
【図2】図1のコンベア装置を図中下方から見た側面図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】テンションローラの構造を示す図である。
【図5】ストッパ部の構造を示す図である。
【図6】ストッパ部の構造を示す図である。
【図7】位置決め部の構造を示す図である。
【図8】位置決め部の構造を示す図である。
【図9】移載装置の構造を示す図である。
【図10】移載装置の構造を示す図である。
【図11】搬送プレートの構造を示す図である。
【図12】搬送プレートの構造を示す図である。
【図13】平ベルト方式のコンベアを製造ラインの一部
に適用した状態を示した平面図である。
【図14】図13のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 コンベア装置 12 搬送側コンベア 14 リターン側コンベア 16 搬送プレート 18,20 移載装置 22 基台 24 組み付けステーション 26 ワーク供給ステーション 28 位置決め装置 30 組み付けロボット 32 ワーク供給装置 34 従動ローラ 36 搬送ローラ 38 駆動装置 40 モータ 42 駆動プーリ 44 丸ベルト 46 テンションローラ 48 設置用足部 50 基板 52a,52b,52c,52d フレーム 53 連結部材 56 ベアリング 58 軸 60 ストッパ部 62 位置決め部 64 ストッパ部本体 66 ガイドロッド 68 連結プレート 70 エアシリンダ 72 取り付けブラケット 74 エアシリンダ 76 フレーム部材 78 基準ピン 80 支持アーム 82 エアシリンダ 84 スライド機構 86 ブラケット 88 スライドプレート 90 レールガイド 92 エアシリンダ 94 ブロック 96 スライド部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に延出する基台上に配設さ
    れ、該基台の一端部から他端部に向けて所定の被搬送物
    を搬送するためのローラコンベアにおいて、 前記基台の延出方向に並んで配設され、該延出方向に転
    動可能に支持された複数の回転体と、 該複数の回転体を回転駆動するための駆動手段と、 前記複数の回転体の夫々に同軸に装着され、該回転体と
    一体に回転することにより被搬送物を前記延出方向にこ
    ろがり搬送する搬送ローラであって、前記回転体と第1
    の摩擦力で結合された搬送ローラとを具備し、 該搬送ローラと被搬送物との間に働く第2の摩擦力を前
    記第1の摩擦力よりも大きく設定することにより、被搬
    送物を外部からの力により強制停止させた場合に、前記
    搬送ローラが前記回転体に対して空回りする様にしたこ
    とを特徴とするローラコンベア。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記基台の所定の位置
    に配置された駆動プーリと、該駆動プーリを回転駆動す
    るためのモータと、前記駆動プーリと前記複数の回転体
    とに巻き掛けられたベルトとを備えることを特徴とする
    請求項1に記載のローラコンベア。
  3. 【請求項3】 前記回転体は前記ベルトが巻きかけられ
    るプーリ部と、該プーリ部の両側部に、該駆動プーリと
    同軸に設けられた円柱状の突起部とを備え、前記ローラ
    は、その中心穴を前記突起部に嵌合させた状態で前記回
    転体に対して相対回転可能に取り付けられていることを
    特徴とする請求項2に記載のローラコンベア。
  4. 【請求項4】 前記第1の摩擦力は、前記突起部の外周
    面と、前記ローラの中心穴の内周面との間の摩擦により
    生ずることを特徴とする請求項3に記載のローラコンベ
    ア。
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