JPH07142892A - 実装機の基板搬送装置 - Google Patents

実装機の基板搬送装置

Info

Publication number
JPH07142892A
JPH07142892A JP5289476A JP28947693A JPH07142892A JP H07142892 A JPH07142892 A JP H07142892A JP 5289476 A JP5289476 A JP 5289476A JP 28947693 A JP28947693 A JP 28947693A JP H07142892 A JPH07142892 A JP H07142892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
transfer
conveyer
timing belts
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5289476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3115972B2 (ja
Inventor
Naoji Yamada
直二 山田
Kenji Egashira
賢治 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP05289476A priority Critical patent/JP3115972B2/ja
Publication of JPH07142892A publication Critical patent/JPH07142892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3115972B2 publication Critical patent/JP3115972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度を要することなくコンベア間隔調整時
の各コンベアの移動をより好適に確保する。 【構成】 プリント基板Pの搬送方向と平行に延びる同
期シャフト18と、プリント基板Pの搬送方向と直交す
る方向に延びる一対の固定ロッド17と、同期シャフト
18上で、プリント基板Pの搬送方向に所定の間隔で装
着される一対の同期プーリ38と、これらの同期プーリ
38にそれぞれ対応して、支持部材6a,6bに配設さ
れる従動プーリ39と、これらの各同期プーリ38と従
動プーリ39とに亘って装着されるタイミングベルト4
0と、同期シャフト18を回転させる駆動モータ35と
を備え、上記コンベア2aを固定ロッド17にスライド
自在に装着するとともに、その下端部において各タイミ
ングベルト40に結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の搬送用コンベア
により搬送されるプリント基板上に電子部品等のチップ
部品を装着する実装機において、被搬送プリント基板の
サイズに応じて各搬送用コンベアの間隔が調整可能とさ
れた実装機の基板搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、X−Y方向に移動可能なヘッ
ドユニットにより、部品供給部から供給される電子部品
等のチップ部品をピックアップし、基板搬送用コンベア
により搬送されて所定の作業位置に位置決めされている
プリント基板上に実装するようにされた実装機が知られ
ている。
【0003】この種の実装機において、上記基板搬送用
コンベアは一対構造を有するのが一般的であり、各コン
ベアは、所定の間隔で互いに平行となるように配設され
ている。特に最近では、各コンベアの間隔を調整可能に
してサイズの異なるプリント基板を搬送可能としたもの
が提案されている。例えば、図7に示す基板搬送用コン
ベア80はその一例を示している。この基板搬送用コン
ベア80は、同図に示すように、互いに平行は一対のコ
ンベア81a,81bを有しており、この各コンベア8
0a,80bによりプリント基板Pが白抜き矢印方向に
搬送されるようになっている。各コンベア80a,80
bの下方には、これらと直交する方向に延びる互いに平
行な一対のボールねじ軸82a,82bが回転自在に配
設され、このボールねじ軸82a,82bに上記一方側
のコンベア80aに設けられた一対のナット部材83
a,83bがそれぞれ螺合するようにされている。上記
各ボールねじ軸82a,82bには、それぞれプーリ8
4a,84bが装着され、これらの各プーリ84a,8
4bに亘って同期ベルト85が装着されるとともに、一
方のボールねじ軸82a(図7では左側)上で、プーリ
84aに並設されたプーリ86と駆動モータ89の出力
軸に装着されたプーリ87とに亘って駆動ベルト88が
装着されている。
【0004】つまり、上記基板搬送用コンベア80にお
いては、各プーリ86,87及び駆動ベルト88により
上記駆動モータ89の回転駆動力が一方のボールねじ軸
82aに伝達されるとともに、各プーリ84a,84b
及び同期ベルト85を介して他方のボールねじ軸82b
に伝達される。そして、これにより各ボールねじ軸82
が同期回転され、一方側のコンベア81aが他方のコン
ベア81bに対して接近した状態と離反した状態とに接
離移動されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な基板搬送用コンベア80では、従来から以下に列挙す
るような問題点が生じている。
【0006】先ず、上記基板搬送用コンベア80では、
コンベア81aの各ナット部材83a,83bがボール
ねじ軸82a,82bに螺合され、コンベア81aがこ
れらのボールねじ軸82a,82bに沿って移動するも
のであるから、コンベア81aのスムーズな移動を確保
するためには、各ボールねじ軸82a,82bの平行度
が重要視され、基板搬送用コンベア80の設計面や製造
面において高精度が要求されている。
【0007】また、上記のようにボールねじ軸82a,
82bがコンベア81aのいわゆるガイド部材としての
機能をも果たすようにされているので、必然的に各ボー
ルねじ軸82a,82bにはコンベア81aを支持する
高い剛性が要求され、その結果、部材コストを上げるこ
とになる。この際、ガイド部材を別途設けることも考え
られるが、このような場合には、上述同様、ガイド部材
と各ボールねじ軸82a,82bとの高精度の平行が要
求されることになる。
【0008】さらに、上記基板搬送用コンベア80で
は、同期ベルト85を適用して、各ボールねじ軸82
a,82bの回転速度の同期を図るようにしているが、
同期ベルト85の熱伸縮等により各ボールねじ軸82
a,82b間に回転速度誤差が生じ易く、このような事
態が生じた場合には、各コンベア81a,81b間の平
行度が損なわれてコンベア81aの適正な移動が阻害さ
れるばかりか、各ナット部材83a,83bとボールね
じ軸82a,82bの螺合部分の摩耗が激しくなる等、
極めて不都合である。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、高精度を要することなくコンベア間隔
調整時の各コンベアの移動をより好適に確保することが
できる実装機の基板搬送装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上に所定
の間隔で互いに平行に配設され、プリント基板の搬送方
向に延びる一対の搬送用コンベアと、一方の搬送用コン
ベアを他方の搬送用コンベアに対して接離可能にする移
動機構とを備えた実装機の基板搬送装置において、上記
移動機構は、上記プリント基板の搬送方向と平行に延び
る同期シャフトと、上記プリント基板の搬送方向と直交
する方向に延びる複数のガイド部材と、上記同期シャフ
ト上で、上記プリント基板の搬送方向に所定の間隔で装
着される複数の駆動プーリと、これらの駆動プーリにそ
れぞれ対応して、上記プリント基板と直交する方向に所
定の間隔で配設される複数の従動プーリと、これらの各
対応する駆動プーリと従動プーリに亘って装着されるタ
イミングベルトと、上記同期シャフトを回転させる駆動
モータとを備え、上記一方の搬送用コンベアが上記各ガ
イド部材に移動自在に装着されるとともに上記各タイミ
ングベルトに結合されたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、駆動モータが駆動されると、
その回転駆動力が同期シャフトに伝達され、同期シャフ
トと、これに装着されている各駆動プーリが一体に回転
される。これにより各駆動プーリと従動プーリとに亘っ
て装着された各タイミングベルトが同一速度で作動さ
れ、このタイミングベルトの作動に応じて、タイミング
ベルトに結合された一方の搬送用コンベアが他方の搬送
用コンベアに接離移動される。これによれば、各タイミ
ングベルトへの回転駆動力の伝達は、同期シャフトによ
り行われるので、各タイミングベルト間での作動量の差
が生じ難い。また、搬送用コンベアが、タイミングベル
トの回転に伴いガイド部材に沿って移動されるので、タ
イミングベルト間の平行度が多少保たれていない状態で
あっても、その多少の平行度の狂いはタイミングベルト
の可撓性により吸収されつつ搬送用コンベアがガイド部
材に沿ってスムーズに移動することになる。
【0012】
【実施例】本発明の基板搬送装置の一例を図面を用いて
説明する。
【0013】図1は本発明の基板搬送装置が適用される
実装機全体の構造を示す概略図で、同図に示すように、
実装機の基台1上には、後に詳述する基板搬送用コンベ
ア2が配置され、プリント基板Pがこの基板搬送用コン
ベア2上を搬送されて所定の作業位置で停止されるよう
になっている。
【0014】上記基板搬送用コンベア2の側方には、部
品供給部4が配置されている。この部品供給部4は多数
列のテープフィーダ4aを備えており、各テープフィー
ダ4aはそれぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等
の小片状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持した
テープがリールから導出されるようにするとともに、テ
ープ繰り出し端にはラチェット式の送り機構を具備し、
後述のヘッドユニット5によりチップ部品がピックアッ
プされるにつれてテープが間欠的に繰り出されるように
なっている。
【0015】また、上記基台1上で上記基板搬送用コン
ベア2の上方には、部品装着用のヘッドユニット5が装
備されている。このヘッドユニット5は、X軸方向(基
板搬送用コンベア2の方向)及びY軸方向(水平面上で
X軸と直交する方向)に移動可能になっている。
【0016】すなわち、上記基台1上にはX軸方向に一
対の支持部材6a,6bが設置され、各支持部材6a,
6b上にY軸方向に延びる一対の固定レール7と、Y軸
サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8と
が配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持
部材11が配置されて、この支持部材11に設けられた
ナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。
また、上記支持部材11には、X軸方向に延びるガイド
部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボ
ールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘ
ッドユニット5が移動可能に保持され、このヘッドユニ
ット5に設けられたナット部分(図示せず)が上記ボー
ルねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモー
タ9の作動によりボールねじ軸8が回転して上記支持部
材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモー
タ15の作動によりボールねじ軸14が回転して、ヘッ
ドユニット5が支持部材11に対してX軸方向に移動す
るようになっている。
【0017】上記ヘッドユニット5には、詳しく図示し
ていないが、チップ部品を吸着するためのノズル部材1
6が設けられている。図示の実施例では3本のノズル部
材16が設けられており、各ノズル部材16は、ヘッド
ユニット5のフレームに対してZ軸方向(上下方向)の
移動及びR軸方向(ノズル中心軸回り)の回転が可能と
されている。また、各ノズル部材16には、図外の負圧
供給手段がバルブ等を介して接続されており、必要時、
すなわちチップ部品の吸着時には、所要の部品吸着用の
負圧がノズル部材16に供給されるようになっている。
【0018】図2乃至5は、上記基板搬送用コンベア2
の構造を概略的に示している。
【0019】これらの図に示すように、基板搬送用コン
ベア2は、互いに平行に配設された一対のコンベア2
a,2bからなり、各コンベア2a、2bはそれぞれ、
X軸方向に延びるフレーム20a,20bと、このフレ
ーム20a,20bに保持された駆動プーリ21a,2
1b及びアイドルプーリ22〜28と、これらの各プー
リに掛け渡された搬送用ベルト29a,29bとを備え
ている。これらの各コンベア2a,2bが図5示すよう
に支持部材6a,6bに形成された中空部内に挿通され
た状態で基台1上に配設されるとともに、これらの各コ
ンベア2a,2bの一方のコンベアが他方のコンベアに
対して接離可能とされている。実施例においては、コン
ベア2b(図2では上側のコンベア)がコンベア2aに
対して接離可能とされている。
【0020】すなわち、図2に示すように、上記各支持
部材6a,6bには、Y軸方向に延び、互いに平行な一
対の固定ロッド17が配設され、この固定ロッド17に
上記コンベア2bがスライド自在に装着されるとともに
コンベア2aが固定されている。具体的には、図3及び
図4に示すように、上記コンベア2a,2bには、その
フレーム20a,20bの下端部に一対のブラケット3
2a,32bがそれぞれ突設されており、上記コンベア
2aが、ブラケット32aに固定ロッド17を挿通し、
固定ロッド17を挾持することで固定ロッド17に固定
される一方、上記コンベア2bが、上記ブラケット32
bに取付けられたベアリング33を介して上記固定ロッ
ド17にスライド自在に装着されている。
【0021】また、上記コンベア2aの下方には、各支
持部材6a,6b間にX軸方向に延びる同期シャフト1
8が回転自在に支持されている。この同期シャフト18
の基端部(図1及び図2では左側端部)にはプーリ34
が装着され、このプーリ34と、上記支持部材6aに固
定された駆動モータ35の出力軸に取付けられたプーリ
36とに亘って駆動ベルト37が装着されている。上記
同期シャフト18上には、その長手方向に所定の間隔で
一対の同期プーリ38が装着され、上記各支持部材6
a,6bには、これらの同期プーリ38に対応してそれ
ぞれ従動プーリ39が回動自在に軸支されている。これ
らの各プーリ38及び39にはそれぞれタイミングベル
ト40が掛け渡されるとともに、これらのタイミングベ
ルト40の任意の1ヶ所がそれぞれ上記コンベア2bの
ブラケット32bの下端部に結合されている。具体的に
は、図4に示すように、ブラケット32bの下端部と、
これに取付けられるプレート部材41とによりタイミン
グベルト40が強固に挾持されることによりタイミング
ベルト40がブラケット32bに結合されている。
【0022】そして、上記駆動モータ35が駆動される
と、その回転駆動力がプーリ36,駆動ベルト37及び
プーリ34を介して同期シャフト18に伝達され、この
同期シャフト18の回転に応じたタイミングベルト40
の正逆回転により、図5の実線及び二点鎖線に示すよう
に、上記コンベア2bが固定ロッド17に沿ってコンベ
ア2aに接近した状態と離反した状態とに接離移動され
るようになっている。
【0023】また、コンベア2a,2bの駆動プーリ2
1a,21bは支持部材6bに固定された搬送用の駆動
モータ30により駆動軸30aを介して駆動されるよう
になっている。すなわち、上記駆動プーリ21a,21
bは、フレーム20a,20bの片側端部位(図3及び
図4では右側端部位)に位置し、フレーム20a,20
bに回転可能に装着された軸体31a,31bに固定さ
れており、駆動モータ30の出力軸にカップリング等を
介して連結された駆動軸30aがこの軸体31a,31
bに挿通されている。そして、上記軸体31a,31b
と駆動軸30aとが軸方向の相対移動のみが許容される
ように結合されている。
【0024】また、上記各コンベア2a,2bのX軸方
向略中央には、図2に示すように、プレート部材43が
取り付けられるとともに、コンベア2aの側方には、メ
インストッパ装置44aとサブストッパ装置44bとが
X軸方向に所定の間隔をおいて配置されている。
【0025】上記プレート部材43は、フレーム20
a,20bの上端部に固定されおり、これにより搬送ベ
ルト29a,29bの上方が覆装されるようになってい
る。また、コンベア2aに取付けられたプレート部材4
3には、上記ストッパ装置44a,44bに対応する配
置に膨出部43a,43bが設けられている。
【0026】上記メインストッパ装置44aは、図6に
示すように、支持板49を介してコンベア2aのフレー
ム20aに取付けられたエアシリンダ45と、そのロッ
ド先端に装着されたストッパ部材46とからなり、この
エアシリンダ45へのエア圧の給排に応じてストッパ部
材46が同図の実線位置と二点鎖線位置とに昇降される
ようになっている。上記ストッパ部材46には棒体47
が螺着等されることにより取付けられており、この棒体
47が上記支持板49に形成された穿孔部に挿通される
とともに、その先端部47aがストッパ部材46の上面
部に突出するようにされている。すなわち、上記エアシ
リンダ45の作動によりストッパ部材46が昇降される
際には、この棒体47がガイド部材としての機能を発揮
するとともに、上昇時には、同図に示すように上記先端
部47aが上記プレート部材43の膨出部43aに形成
された穿孔部48に突入することで位置決め部材として
の機能を果たすようになっている。なお、説明を省略す
るが、上記サブストッパ装置44bも上記メインストッ
パ装置44aと同一の構成を有している。
【0027】次に、以上のように構成された上記実装機
の動作について簡単に説明する。
【0028】先ず、実装動作が開始されると、駆動モー
タ30の駆動により各搬送ベルト29a,29bが回転
移動され、これに伴い図外の基板供給部から基板搬送用
コンベア2に供給されたプリント基板Pが搬送されてく
る。このとき、上記メインストッパ装置44aのストッ
パ部材46は図6の二点鎖線に示す上昇位置に保持され
ている。そして、搬送に伴いプリント基板Pの先端部が
上記ストッパ部材46に当接すると、そのタイミングで
図外の押圧部材がプリント基板Pの下方からプリント基
板Pを押圧し、これによりプリント基板Pがプレート部
材43の下面に押圧された状態に保持されるようになっ
ている。すなわち、プリント基板Pが所定の作業位置に
位置決めされることになる。また、これと同時に、ある
いはこれに同期したタイミングで他方のサブストッパ装
置44bのストッパ部材が上昇され、これにより後続の
プリント基板Paの搬送が阻止されるようになってい
る。
【0029】そして、上記のように、プリント基板Pが
位置決めされると、X軸サーボモータ15及びY軸サー
ボモータ9の駆動により、上記ヘッドユニット5が上記
部品供給部4上方に移動され、部品を吸着すべきノズル
部材16が下降されて、テープフィーダ4aから所望の
チップ部品を吸着して上昇する。その後、再度上記各サ
ーボモータ9,15が駆動されることによって、ヘッド
ユニット5が、図示していないが基台1上の部品検査装
置の配設位置に移動され、ここで吸着されたチップ部品
に対する所定の検査が行われる。そして、この検査が終
了すると、ヘッドユニット5がプリント基板P上に移動
されるとともに、チップ部品を吸着したノズル部材16
が下降されて、プリント基板P上の所定の部品装着位置
にチップ部品が装着されることになる。
【0030】一方、上記実装機において、サイズの異な
るプリント基板に対してチップ部品の実装を行う場合に
は、上記駆動モータ35が駆動されることにより、その
回転駆動力がプーリ36,駆動ベルト37及びプーリ3
4を介して同期シャフト18に伝達され、この同期シャ
フト18の回転に応じたタイミングベルト40の正逆回
転により、図5に示すように上記コンベア2bが固定ロ
ッド17に沿ってコンベア2aに接近した状態、あるい
は離反した状態とされ、各コンベア2a、2bの間隔が
所要のプリント基板を搬送し得る間隔に調整される。
【0031】ところで、各コンベア2a,2bの間隔を
変更可能とする上記基板搬送用コンベア2では、上述の
ような構成を採用したことにより、以下に説明するよう
な利点を得ることができる。
【0032】すなわち、上記基板搬送用コンベア2で
は、コンベア2aが一対のタイミングベルト40に結合
され、このタイミングベルト40の回転に伴いコンベア
2aが固定ロッド17に沿って移動されるものであるか
ら、各固定ロッド17の平行度をある程度の精度に確保
すれば、各タイミングベルト40間の平行度が高精度な
平行に設定されていなくても、スムーズなコンベア2a
の移動を確保することが可能である。従って、ガイド部
材を設けた場合には、ガイド部材とボールねじ軸との平
行度を高精度に確保する必要がある従来の基板搬送用コ
ンベアと比較すると、その設計面や製造面では極めて有
利なものとなっている。
【0033】また、上記基板搬送用コンベア2では、同
期シャフト18により各タイミングベルト40を同期し
て作動させるようにしているので、各タイミングベルト
40間での作動量の差の発生を好適に抑止することがで
きる。すなわち、従来の基板搬送用コンベアのように、
同期ベルトにより各ボールねじ間の回転同期を図るもの
では、同期ベルトの熱伸縮等の影響により各ボールねじ
間に作動量の差が生じ易いが、上記実施例のように同期
シャフト18を適用したものでは、同期シャフト18の
伸縮、変形あるいは劣化等は無視するに等しく、従って
各タイミングベルト40の作動量の差を招くことがな
い。この際、各タイミングベルト40の伸縮による作動
量の差等の発生は考えられるが、この場合、各タイミン
グベルト40の使用環境が同一であるから、各タイミン
グベルト40間の伸縮度は理論的には同一であり、各タ
イミングベルト40間での作動量の差の発生は少ないと
いえる。
【0034】従って、各タイミングベルト40の同期作
動を好適に図れる上記実施例の基板搬送用コンベア2で
は、各コンベア2a,2bの平行を好適に保つことが可
能であり、これによりコンベア2aのスムーズな移動を
確保でき、好適に基板搬送用コンベア2の搬送幅調整を
行うことができる。
【0035】なお、上記基板搬送用コンベア2は、本発
明に係る基板搬送装置の一実施例であり、その具体的構
成は、上記実施例以外にも本発明の要旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、上記基板搬送用コン
ベア2では、コンベア2aが固定ロッド17に沿って移
動されるようにされているが、上記固定レール7のよう
なレール部材に沿って移動するように構成しても勿論構
わない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
装置では、駆動モータを駆動すると、その回転駆動力が
同期シャフトに伝達されるとともに、この同期シャフト
の回転により各タイミングベルトが同期回転され、これ
により各タイミングベルトに結合された一方の搬送用コ
ンベアが他方の搬送用コンベアに接離移動されるので、
各タイミングベルト間での作動量の差が生じ難い。ま
た、搬送用コンベアが、タイミングベルトの回転に伴い
ガイド部材に沿って移動されるので、タイミングベルト
間の平行度が多少保たれていない状態であっても搬送用
コンベアをガイド部材に沿ってスムーズに移動させるこ
とが可能であり、高精度を要することなくコンベア間隔
調整時の各コンベアの移動をより好適に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板搬送装置の一例が適用される実装
機を示す平面図である。
【図2】基板搬送装置を示す平面図である。
【図3】図2におけるIII-III断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI断面図である。
【図7】従来の基板搬送装置の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 2 基板搬送用コンベア 2a,2b コンベア 6a,6b 支持部材 17 固定ロッド 18 同期シャフト 20a,20b ブラケット 33 ベアリング 34,36 プーリ 35 駆動モータ 37 駆動ベルト 38 同期プーリ 39 従動プーリ 40 タイミングベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に所定の間隔で互いに平行に配設
    され、プリント基板の搬送方向に延びる一対の搬送用コ
    ンベアと、一方の搬送用コンベアを他方の搬送用コンベ
    アに対して接離可能にする移動機構とを備えた実装機の
    基板搬送装置において、上記移動機構は、上記プリント
    基板の搬送方向と平行に延びる同期シャフトと、上記プ
    リント基板の搬送方向と直交する方向に延びる複数のガ
    イド部材と、上記同期シャフト上で、上記プリント基板
    の搬送方向に所定の間隔で装着される複数の駆動プーリ
    と、これらの駆動プーリにそれぞれ対応して、上記プリ
    ント基板と直交する方向に所定の間隔で配設される複数
    の従動プーリと、これらの各対応する駆動プーリと従動
    プーリに亘って装着されるタイミングベルトと、上記同
    期シャフトを回転させる駆動モータとを備え、上記一方
    の搬送用コンベアが上記各ガイド部材に移動自在に装着
    されるとともに上記各タイミングベルトに結合されたこ
    とを特徴とする実装機の基板搬送装置。
JP05289476A 1993-11-18 1993-11-18 実装機の基板搬送装置 Expired - Fee Related JP3115972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05289476A JP3115972B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 実装機の基板搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05289476A JP3115972B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 実装機の基板搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07142892A true JPH07142892A (ja) 1995-06-02
JP3115972B2 JP3115972B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=17743772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05289476A Expired - Fee Related JP3115972B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 実装機の基板搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3115972B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314298A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置
JP2010040690A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Juki Corp 基板搬送装置
CN113716256A (zh) * 2021-09-15 2021-11-30 北京京东乾石科技有限公司 一种穿梭车

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314298A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置
JP2010040690A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Juki Corp 基板搬送装置
CN113716256A (zh) * 2021-09-15 2021-11-30 北京京东乾石科技有限公司 一种穿梭车
CN113716256B (zh) * 2021-09-15 2023-12-05 北京京东乾石科技有限公司 一种穿梭车

Also Published As

Publication number Publication date
JP3115972B2 (ja) 2000-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3402876B2 (ja) 表面実装機
JP3659003B2 (ja) 電子部品実装方法
JP4644021B2 (ja) スクリーン印刷機
JP4162930B2 (ja) 電子部品実装装置における基板搬送装置
JP3253218B2 (ja) 実装機の位置補正装置
JP3953802B2 (ja) 電子部品実装システム
JP3115972B2 (ja) 実装機の基板搬送装置
JP3720213B2 (ja) 電子部品装着装置
JP3165289B2 (ja) 表面実装機
JP2001320195A (ja) 複合実装機
JP3483347B2 (ja) 実装機の部品供給部構造
JP2811899B2 (ja) 電子部品実装装置
JP2007123668A (ja) 表面実装機
JPH0715176A (ja) 実装機の搬送部調整装置
JP2001313492A (ja) 部品実装システム
JP4342652B2 (ja) 表面実装機におけるハーネス類の配索構造
JPH0983197A (ja) 電子部品搭載装置
JP2000151190A (ja) 実装機の基板搬送支持装置
JP2587651Y2 (ja) 基板搬送装置
JP6741602B2 (ja) コンベア支持構造および部品実装装置
JP6792458B2 (ja) 製造作業機
JP5091286B2 (ja) スクリーン印刷機
JP6666832B2 (ja) 部品実装機、基板搬送装置
JPH06164197A (ja) プリント基板の位置決め装置
JPH033960B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000829

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees