JP4342652B2 - 表面実装機におけるハーネス類の配索構造 - Google Patents

表面実装機におけるハーネス類の配索構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品装着用のヘッドユニットにより電子部品をピックアップしてプリント基板の所定位置に装着するように構成された表面実装機において、特に、2つのヘッドユニットを備えた表面実装機におけるハーネス類の配索構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、部品吸着用のヘッドを備えたヘッドユニットにより、IC等の小片状のチップ部品を部品供給部から吸着して位置決めされているプリント基板上に移送し、プリント基板の所定位置に装着するようにした表面実装機(以下、実装機と略す)が知られている。この種の実装機では、例えばヘッドユニットが平面上でX−Y方向に移動するように駆動機構が構成され、モータによって駆動されるようになっている。
【0003】
最近では、実装効率を高めるべく、ヘッドユニットの移動速度を高めたり、ヘッドユニットに複数のヘッドを搭載して多数の部品を一度に移送できるような実装機が提案されており、本願出願人においても、同観点から、独立して駆動される2つのヘッドユニットを装備した実装機を開発して出願している(特開平9−102696号公報)。
【0004】
この出願にかかる実装機では、Y軸方向に移動可能な支持部材に2つのヘッドユニットがX軸方向に移動可能に支持される一方、被実装基板が所定の作業位置においてY軸方向に移動可能に支持されている。そして、片方のヘッドユニットによりプリント基板への部品装着が行われている最中に、他方のヘッドユニットにより部品供給部から部品の吸着が行われることにより、1つの基板に対して2つのヘッドユニットにより効率良く部品装着が行われるようになっている。
【0005】
この実装機では、上記支持部材にX軸方向に延びるガイドレールとモータ駆動のボールねじ軸とが設けられ、上記ガイドレールに上記ヘッドユニットが移動可能に支持され、上記ボールねじ軸がヘッドユニットに固定されたナット部材に螺合装着されることにより、上記ボールねじ軸の回転駆動に応じてヘッドユニットがガイドレールに沿ってX軸方向に移動するように構成されている。そして、各ヘッドユニット毎に上記ボールねじ軸等の駆動機構が設けられることにより、支持部材に対する各ヘッドユニットの駆動が独立して行われるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような実装機においては、上記各ヘッドユニットに対して基台に設けられたコントローラから各種制御信号を送信したり、あるいは基台に設けられた負圧供給手段から部品吸着用の負圧を供給する必要があり、従来では、基台と支持部材の端部との間にフレキシブルチューブ等からなる案内部材を接続し、各種信号線や負圧供給チューブ等(ハーネス類)をこの案内部材を介して支持部材内に導入し、さらに支持部材を通じてヘッドユニットに導くようにしていた。この場合2つのヘッドユニットを備えた実装機では、上記各ボールねじ軸の駆動源であるモータを支持部材の一方側の端部に2つ並べて配置する一方、これとは反対側の端部に上記案内部材を接続し、これにより支持部材に搭載されるモータとハーネス類との作動中の衝突(干渉)を回避するようにしていた。
【0007】
しかし、上記のように支持部材の一端に2つのモータを並設した構成では、支持部材の重量バランスが悪く、支持部材の移動中に振動が生じる等、スムーズな移動を妨げる原因となる。そこで、2つのヘッドユニットを支持部材に搭載する実装機では、支持部材の重量バランスを保つべく、モータを支持部材の両端に分離して配置するようにレイアウトが見直されている。
【0008】
従って、モータとの干渉を避けるために支持部材のモータ配設側とは反対側の端部に案内部材を連結して上記ハーネス類を配索するという上記の構成についてもこれを見直す必要が生じた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、移動可能な支持部材に2つのヘッドユニットを移動可能に備えた実装機において、各ヘッドユニット駆動用のモータを支持部材の両端に分離配置したレイアウト構成においてもモータとハーネス類との干渉を良好に回避できるハーネス類の配索構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、基台上で被実装基板を移動可能に支持する搬送機構と、この搬送機構の上方において該搬送機構による被実装基板の搬送方向であるX軸方向に延び、X軸方向と水平面上で直交する方向であるY軸方向に移動可能に支持される支持部材と、この支持部材に装着されてX軸方向にそれぞれ移動可能に支持される一対のヘッドユニットと、支持部材に回転自在に支持されて各ヘッドユニットにそれぞれ螺合装着される一対のX軸方向のねじ軸およびこれらねじ軸にそれぞれ連結されて各ねじ軸に回転駆動力を付与する一対のモータを有するヘッドユニット駆動機構とを備えた表面実装機において、一対のX軸方向のねじ軸を支持部材のY軸方向両側に配置し、これらねじ軸の長手方向における相反対側の端部にそれぞれモータを連結するとともに、各ヘッドユニットに接続される、各種制御信号を送信するための各種信号線および電源線を含むハーネス類を、支持部材の上方から該支持部材のX軸方向における一方側の端部であって、かつY軸方向において上記一対のモータのうち上記X軸方向における一方側に設けられたモータが位置する側反対側に導いているものである(請求項1)。
【0011】
この構造によれば、各ヘッドユニット駆動用のモータが支持部材の両端に分離配置されているので支持部材の重量バランスが良好に保たれる。そして、ハーネス類については、支持部材の上方から該支持部材のX軸方向一方側端部であって、しかもY軸方向において一対のモータのうちX軸方向における一方側に設けられたモータが位置する側反対側に導かれるように配索されるため、支持部材が移動してもモータとハーネス類が干渉することがない。なお、請求項1の記載において「ハーネス類」とは、いわゆる制御信号送信用の信号線、電源供給用の電源線あるいは部品吸着用の負圧を供給するための負圧供給用チューブ等を含むものである。
【0012】
この構造においては、上記各ヘッドユニットに接続するハーネス類を、上記支持部材のX軸方向における上記一方側の端部であって、かつ上記基台のY軸方向における一方側の端部から導出して上記支持部材の上方に導くのが好ましい(請求項2)。このようにすれば、Y軸方向における基台の一方側の端部位からハーネス類を導出しているので被実装基板の搬送の邪魔になることがないようにハーネス類を支持部材上方に導くことができる。
【0013】
また、この構造においては、上記支持部材のX軸方向における上記一方側の端部であって、かつ基台のY軸方向における上記一方側の端部から略垂直に立ち上がり、上記支持部材の可動領域上方においてY軸に沿って略水平に延びるとともにその先端が上記支持部材のY軸方向における可動領域略中央に至る筒状の第1案内部材と、この第1案内部材の先端部に連続するように設けられてY軸に沿って延び、下方に向かって反転した状態で上記支持部材に連結される自在に変形可能な筒状の第2案内部材とを設け、これら第1及び第2案内部材に上記ハーネス類を挿通することにより上記支持部材のうち上記モータが位置する側反対側に上記ハーネス類を導き(請求項3)、これによりハーネス類を保護するように構成するのが好ましい。
【0014】
なお、支持部材のX軸方向端部にハーネス類を支持するためのテーブルを設け(請求項4)、ハーネス類をこのテーブルで一旦受けてから支持部材内に導入するように構成するのが好ましい。このようにすれば支持部材端部でハーネス類が安定し、支持部材移動中のハーネス類のふらつきを防止することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0016】
図1〜図3は本発明のハーネス類の配索構造が適用される表面実装機の実施形態を概略的に示している。これらの図に示すように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2(搬送機構)が配置され、プリント基板3がこのコンベア2に沿って搬送されるようになっている。コンベア2は、互い平行な一対のベルトコンベア2a,2bから構成されており、これらの各ベルトコンベア2a,2bの間隔が拡縮可能に構成されることによりプリント基板3のサイズ変更に対応し得るようになっている。また、コンベア2には、後述する基板保持機構4が組み込まれており、実装時には、プリント基板3がこの基板保持機構4に保持された状態で実装処理が施されるようになっている。
【0017】
上記コンベア2の両側方には、部品供給部5A,5Bがそれぞれ配置されている。これらの部品供給部5A,5Bは多数列のテープフィーダを備えており、各テープフィーダはそれぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成されるとともに、テープ繰り出し端にはラチェット式の送り機構が具備され、後述のヘッドユニットによりチップ部品がピックアップされるにつれてテープが間欠的に繰り出されるようになっている。
【0018】
また、上記基台1の上方には、部品装着用の第1及び第2のヘッドユニット6A,6Bが装備されている。これらのヘッドユニット6A,6Bは、X軸方向(コンベア2の方向;第1軸方向)及びY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向;第2軸方向)に移動可能となっており、X軸方向の移動が各々独立して行われる一方、Y軸方向の移動が一体に行われるように構成されている。
【0019】
すなわち、上記基台1上にはY軸方向に延びる一対の固定レール7と、それぞれY軸サーボモータ9A,9Bにより回転駆動されるボールねじ軸8A,8Bとが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11(以下、支持部材11と略す)が配置されて、この支持部材11の長手方向両端部に設けられたナット部分12A,12Bがそれぞれ上記ボールねじ軸8A,8Bに螺合している。また、上記支持部材11には、その両側部(図1では上下両側部)にX軸方向に延びる互いに平行なガイド部材13A,13Bと、X軸サーボモータ15A,15Bにより駆動されるボールねじ軸14A,14Bとがそれぞれ配設されており、上記各ガイド部材13A,13Bにヘッドユニット6A,6Bが移動可能に装着されるとともに、各ヘッドユニット6A,6Bに各々設けられたナット部分16A、16B(図4に示す)が上記ボールねじ軸14A,14Bにそれぞれ螺合している。
【0020】
そして、Y軸サーボモータ9A,9Bの作動により各ボールねじ軸8A,8Bが同一方向に同期して回転駆動されて上記支持部材11がY軸方向に移動することにより各ヘッドユニット6A,6Bが一体にY軸方向に移動し、各X軸サーボモータ15A,15Bの作動により各ボールねじ軸14A,14Bが回転させられることにより、各ヘッドユニット6A,6Bが支持部材11に対して各々独立してX軸方向に移動するようになっている。
【0021】
なお、各ヘッドユニット6A,6Bを駆動するボールねじ軸14A,14B及びX軸サーボモータ15A,15B等は図1に示すように対称なレイアウト構成となっている。これによりX軸サーボモータ15A,15Bが支持部材11の両端(X軸方向両端)にそれぞれ分離されることとなり、支持部材11の重量バランスが確保されるようになっている。
【0022】
上記各ヘッドユニット6A,6Bには、それぞれ部品吸着用のノズルを備えたヘッド20が設けられ、本実施形態では、X軸方向に8つのヘッド20が並べて設けられている。各ヘッド20は、それぞれヘッドユニット6A,6Bのフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)及びノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能とされ、図外のZ軸サーボモータ及びR軸サーボモータにより作動されるようになっている。また、各ヘッド20には、バルブ及び負圧供給チューブ等を介して図外の負圧発生器が接続されており、必要時、すなわちチップ部品の吸着時には、所要の部品吸着用の負圧がヘッド20に供給されるようになっている。
【0023】
さらに、上記各部品供給部5A,5Bに、各ヘッドユニット6A,6Bのヘッド20によって吸着された部品の吸着状態を認識すべく部品を撮像するセンサユニット21A,21Bがそれぞれ配設されている。これらのセンサユニット21A,21Bは、部品供給部5A,5Bの各テープフィーダが左右に分割配置されることにより形成されたスペースに設置されている。
【0024】
各センサユニット21A,21Bは、例えばCCD固体撮像素子がY軸方向に並設されてなるラインセンサと、多数のLEDからなる照明手段とから構成されており、実装時には、部品吸着後の各ヘッドユニット6A,6Bがラインセンサの各素子の配列方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)に所定の定速度で移動させられることにより、各ヘッド20に吸着されている部品の画像を順次取り込むようになっている。
【0025】
なお、本実施形態では、上述のように各ヘッドユニット6A,6Bが支持部材11の両側に配置されているため、実装時には、第1のヘッドユニット6Aの部品吸着及び部品認識が片側(図1で下側)の部品供給部5A及びセンサユニット21Aにおいて行われ、第2のヘッドユニット6Bの部品吸着及び部品認識が他の側(図1で上側)の部品供給部5B及びセンサユニット21Bにおいて行われるようになっている。
【0026】
上記基板保持機構4は、図1及び図4に示すように、フレーム30を有し、このフレーム30に一対のベルトコンベア31a,31bを備えている。これらのベルトコンベア31a,31bは、詳しく図示していないが、Y軸方向にその間隔が拡縮可能とされており、通常は、上記ベルトコンベア2a,2bと同一間隔に保持されることにより、上記コンベア2の一部を形成してプリント基板3の搬送経路を構成するようになっている。
【0027】
フレーム30は、上記基台1上で、各部品供給部5A,5Bの間に設置されたY軸方向に延びる一対のガイドレール32に装着されるとともに、その下面部にナット部分35が設けられ、このナット部分35に、サーボモータ33により回転駆動されるボールねじ軸34が螺合している。これにより、上記サーボモータ33の作動によるボールねじ軸34の回転に伴い、フレーム30がガイドレール32に沿ってY軸方向に移動するようになっている。
【0028】
上記フレーム30は、図4の実線及び二点鎖線に示すように、一方のヘッドユニット(6B)により部品吸着が行われている状態下で、他方のヘッドユニット(6A)によりプリント基板3のY軸方向全範囲に亘って部品を装着し得るようにその移動量が設定されており、この移動量が最大サイズのプリント基板を基準に設定されている。
【0029】
なお、上記実装機において、各ヘッドユニット6A,6Bの動作は基台1に配設されたコントローラ(図示せず)により統括的に制御され、また、サーボモータ駆動用の電力や部品吸着用の負圧は基台1に搭載された電源や負圧発生器から供給される。そのため、基台1のコントローラ、負圧発生器及びヘッドユニット6A,6Bとの間には各種制御信号を送信するための多数の信号線、電源線あるいは負圧供給チューブ等(ハーネス類という)が配索されており、当実装機では以下のようにこのハーネス類が配索されている。
【0030】
すなわち、図1〜図3に示すように、基台1の端部、より詳しくは支持部材11の長手方向(X軸方向)における一方側の端部位(図1では右側端部)であって、かつY軸方向における基台1の端部には、鉛直上方に立ち上がって実装機の外装カバー10の天井部近傍で屈曲してY軸方向に略水平に延びる逆L字型の筒状の第1案内部材41が固定的に設けられている。この第1案内部材41の先端(図3の左側端部)は、支持部材11の可動領域の略中央部に至っており、ここで上記外装カバー10に連結された支持ブラケット42に固定されている。なお、この第1案内部材41は例えば樹脂あるいは金属から構成されて、ある程度の剛性を有している。
【0031】
また、上記支持ブラケット42には第1案内部材先端とY軸方向に若干の隙間を隔てて、第1案内部材41に連続するように第2案内部材43が固定されている。この第2案内部材43は、樹脂材料から構成された軽量かつ自在性を有する筒状の部材で、図3に示すように第1案内部材41と反対側に向かって延び下向きに反転した状態でその先端が上記支持部材11に連結されている。より詳しくは、上記支持部材11の長手方向端部であって、かつX軸サーボモータ15Bよりも前方(図1では下方;Y軸方向においてX軸サーボモータ15Bが位置する側と反対側の部分)にテーブル44が固定され、このテーブル44に案内部材43の先端が固定されている。
【0032】
そして、図3に示すように基台1から上記ハーネス類Whが導出され、このハーネス類Whが上記第1及び第2案内部材41,43の内部を通じて支持部材11の端部に案内され、支持部材端部の開口部11aを介して支持部材11内に導入されている。
【0033】
支持部材11内に導入されたハーネス類Whのうちヘッドユニット6A,6Bに接続されるハーネス類Whは、さらに支持部材11の略中央上部に設けられた第3案内部材45A,45B内にそれぞれ導入され、この第3案内部材45A,45Bを通じてヘッドユニット6A,6Bに接続されている。なお、第3案内部材45A,45Bは、基本的には上記第2案内部材43と同様の自在性を有した案内部材で、図2に示すように支持部材11の上部からX軸方向に向かって延び上向きに反転した状態でその先端がヘッドユニット6A,6Bに連結されている。
【0034】
次に、以上のように構成された実装機の実装動作について説明する。
【0035】
実装動作が開始されると、上記コンベア2に沿ってプリント基板3が搬入され、上記基板保持機構4上の所定位置に位置決めされた状態でプリント基板3がクランプされる。
【0036】
また、プリント基板3の搬入中、支持部材11が一方の部品供給部、例えば、部品供給部5A側に移動し、第1のヘッドユニット6Aの各ヘッド20によって部品の吸着が行われる。そして部品吸着後、さらに吸着部品の認識を行うべく、ヘッドユニット6Aがセンサユニット21Aの上方をX軸方向の一方側から他方側に向かって移動する。
【0037】
第1のヘッドユニット6Aによる部品吸着及び部品認識が完了すると、次いで、第2のヘッドユニット6Bによる部品吸着及び部品認識を行うべく、図4に示すように、支持部材11が部品供給部5A側に移動させられる。
【0038】
そして、第2のヘッドユニット6Bによる部品吸着動作が開始される一方、第1のヘッドユニット6AがX軸方向に、基板保持機構4の作動によりプリント基板3がY軸方向にそれぞれ移動する部品位置決め動作と、各ヘッド20の回転及び昇降とが繰り返し行われながら、第1のヘッドユニット6Aの各ヘッド20に吸着されている部品のプリント基板3への装着が順次行われる。
【0039】
第1のヘッドユニット6Aによる部品装着が完了すると、次に第1のヘッドユニット6Aによって実装する部品を吸着すべく、支持部材11が部品供給部5A側に移動させられる。そして、第1のヘッドユニット6Aによる部品吸着動作が開始される一方、今度は第2のヘッドユニット6BがX軸方向に、基板保持機構4の作動によりプリント基板3がY軸方向にそれぞれ移動する部品位置決め動作と、各ヘッド20の回転及び昇降とが繰り返し行われながら、第2のヘッドユニット6Bの各ヘッド20に吸着されている部品の装着が順次行われる。
【0040】
以後、各ヘッドユニット6A,6Bによる部品の装着及び吸着が交互に、かつ片方のヘッドユニットによる部品吸着動作と他方のヘッドユニットによる部品装着動作とが同時に行われながらプリント基板3への部品の装着が効率良く行われる。そして、当該プリント基板3の処理が完了すると、基板保持機構4においてフレーム30が図1に示すような初期位置にリセットされて処理後のプリント基板3がコンベア2により次工程へと搬出される。
【0041】
以上のような実装機によると、上述のようにヘッドユニット駆動用のX軸サーボモータ15A,15Bが支持部材11の両端に分離して配置されていることにより支持部材11の重量バランスが良好に保たれ、例えば、タクトタイムを短縮すべく支持部材11を高速で移動させる場合でも振動等が生じることがなく支持部材11の移動がスムーズに行われる。
【0042】
しかも、各ヘッドユニット6A,6Bに接続するハーネス類Whについては、図3に示すように、基台1から導出されたハーネス類Whが支持部材11の一方側の端部位において支持部材11の可動領域上方に導かれ、該支持部材11の上方から反転した状態で支持部材11の長手方向端部であって、かつY軸方向においてX軸サーボモータ15Bが位置する側と反対側の部分に導かれているので、支持部材11が移動してもハーネス類WhとX軸サーボモータ15Bとが一切衝突することがない。従って、作動中のハーネス類とX軸サーボモータ15Bとの干渉によってハーネス類Whを傷つけるような虞れがないという効果がある。また、ハーネス類Whは、基台1のY軸方向における端部位から導出されているので、プリント基板3の搬送の邪魔になることもない。
【0043】
また、上記の実装機では、支持部材11の端部にテーブル44が設けられ、このテーブル44によりハーネス類Whが一旦受けてから支持部材11内に導入されるようになっているため、支持部材11端部でのハーネス類Whの安定性が良く、移動中の支持部材端部でのハーネス類Whのふらつきが効果的に抑えられるという効果もある。
【0044】
なお、上記実装機では、基台1のY軸方向における端部位から導出したハーネス類Whを第1及び第2案内部材41,43を通じて支持部材11の可動領域上方で取り回すようにしているが、本発明においてハーネス類Whは、上記支持部材11の上方から該支持部材11のX軸方向における一方側の端部であって、かつY軸方向においてX軸サーボモータ15A又は15Bが位置する側とは反対側の部分に導くように配索すればよく、細部の配索構造は実装機の具体的な構造に応じて適宜変更すればよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、Y軸方向に移動可能な支持部材にX軸方向にそれぞれ移動可能な一対のヘッドユニットを搭載し、これらヘッドユニットにモータ駆動の一対のX軸方向のねじ軸を螺合装着することにより、該ねじ軸の回転駆動により各ヘッドユニットを駆動するようにした表面実装機において、上記ねじ軸を支持部材のY軸方向両側に配置し、これらねじ軸の長手方向における相反対側の端部にそれぞれモータを連結するようにしているので、支持部材の重量バランスを良好に確保することができ、しかも、各ヘッドユニットに接続するハーネス類については、これを支持部材の上方から該支持部材のX軸方向における一方側の端部であって、かつY軸方向においてモータが位置する側とは反対側の部分に導いているため、支持部材が移動してもハーネス類がモータと衝突(干渉)することがない。従って、各ヘッドユニット駆動用のモータを支持部材の両端に分離配置したレイアウト構成においてもモータとハーネス類との干渉を良好に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される表面実装機を示す平面概略図である。
【図2】上記表面実装機を示す正面概略図である。
【図3】上記表面実装機を示す図1のA矢視図である。
【図4】基板保持機構およびヘッドユニットの構成を示す図1のB矢視方向の詳細図である。
【符号の説明】
1 基台
2 コンベア
2a,2b ベルトコンベア
3 プリント基板
4 基板保持機構
5A,5B 部品供給部
6A,6B ヘッドユニット
8A,8B ボールねじ軸
9A,9B Y軸サーボモータ
11 ヘッドユニット支持部材
11a 開口部
14A,14B ボールねじ軸
15A,15B X軸サーボモータ
20 ヘッド
30 フレーム
41 第1案内部材
43 第2案内部材
44 テーブル
45A,45B 第3案内部材
Wh ハーネス類

Claims (4)

  1. 基台上で被実装基板を移動可能に支持する搬送機構と、この搬送機構の上方において該搬送機構による被実装基板の搬送方向であるX軸方向に延び、X軸方向と水平面上で直交する方向であるY軸方向に移動可能に支持される支持部材と、この支持部材に装着されてX軸方向にそれぞれ移動可能に支持される一対のヘッドユニットと、上記支持部材に回転自在に支持されて各ヘッドユニットにそれぞれ螺合装着される一対のX軸方向のねじ軸およびこれらねじ軸にそれぞれ連結されて各ねじ軸に回転駆動力を付与する一対のモータを有するヘッドユニット駆動機構とを備えた表面実装機において、上記一対のX軸方向のねじ軸を上記支持部材のY軸方向両側に配置し、これらねじ軸の長手方向における相反対側の端部にそれぞれ上記モータを連結するとともに、上記各ヘッドユニットに接続される、各種制御信号を送信するための各種信号線および電源線を含むハーネス類を、上記支持部材の上方から該支持部材のX軸方向における一方側の端部であって、かつY軸方向において上記一対のモータのうち上記X軸方向における一方側の端部に設けられたモータが位置する側反対側に導いていることを特徴とする表面実装機におけるハーネス類の配索構造。
  2. 上記各ヘッドユニットに接続するハーネス類を、上記支持部材のX軸方向における上記一方側の端部であって、かつ上記基台のY軸方向における一方側の端部から導出して上記支持部材の上方に導いていることを特徴とする請求項1記載の表面実装機におけるハーネス類の配索構造。
  3. 上記支持部材のX軸方向における上記一方側の端部であって、かつ基台のY軸方向における上記一方側の端部から略垂直に立ち上がり、上記支持部材の可動領域上方においてY軸に沿って略水平に延びるとともにその先端が上記支持部材のY軸方向における可動領域略中央に至る筒状の第1案内部材と、この第1案内部材の先端部に連続するように設けられてY軸に沿って延び、下方に向かって反転した状態で上記支持部材に連結される自在に変形可能な筒状の第2案内部材とを設け、これら第1及び第2案内部材に上記ハーネス類を挿通することにより上記支持部材のうち上記モータが位置する側反対側に上記ハーネス類を導いていることを特徴とする請求項1又は2記載の表面実装機におけるハーネス類の配索構造。
  4. 上記支持部材のX軸方向端部に上記ハーネス類を支持するためのテーブルを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表面実装機におけるハーネス類の配索構造。
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