JP2001111299A - 表面実装機におけるハーネス類の配索構造 - Google Patents

表面実装機におけるハーネス類の配索構造

Info

Publication number
JP2001111299A
JP2001111299A JP28677499A JP28677499A JP2001111299A JP 2001111299 A JP2001111299 A JP 2001111299A JP 28677499 A JP28677499 A JP 28677499A JP 28677499 A JP28677499 A JP 28677499A JP 2001111299 A JP2001111299 A JP 2001111299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
axis direction
harnesses
axis
head units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28677499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4342652B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP28677499A priority Critical patent/JP4342652B2/ja
Publication of JP2001111299A publication Critical patent/JP2001111299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4342652B2 publication Critical patent/JP4342652B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持部材に2つのヘッドユニットを備えた実
装機において、各ヘッドユニット駆動用のモータを支持
部材の両端に分離配置した構成においてもモータとハー
ネス類との干渉を良好に回避する。 【解決手段】 支持部材11に2つのヘッドユニット6
A,6Bを備え、かつ両ユニット駆動用のX軸サーボモ
ータ15A,15Bを支持部材11の両端に備えた実装
機において、ヘッドユニット6A,6Bに接続するハー
ネス類Whを、ヘッドユニット支持部材11のX軸方向
一端部位であって、かつ基台1のY軸方向における一方
側の端部から導出して支持部材11の可動領域上方に導
いた。そしてさらにこのハーネス類WhをY軸に沿って
X軸サーボモータ15Bの反対側にまで案内し、ここで
反転させて支持部材11の端部からその内部に導入し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品装着用のヘッ
ドユニットにより電子部品をピックアップしてプリント
基板の所定位置に装着するように構成された表面実装機
において、特に、2つのヘッドユニットを備えた表面実
装機におけるハーネス類の配索構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品吸着用のヘッドを備えた
ヘッドユニットにより、IC等の小片状のチップ部品を
部品供給部から吸着して位置決めされているプリント基
板上に移送し、プリント基板の所定位置に装着するよう
にした表面実装機(以下、実装機と略す)が知られてい
る。この種の実装機では、例えばヘッドユニットが平面
上でX−Y方向に移動するように駆動機構が構成され、
モータによって駆動されるようになっている。
【0003】最近では、実装効率を高めるべく、ヘッド
ユニットの移動速度を高めたり、ヘッドユニットに複数
のヘッドを搭載して多数の部品を一度に移送できるよう
な実装機が提案されており、本願出願人においても、同
観点から、独立して駆動される2つのヘッドユニットを
装備した実装機を開発して出願している(特開平9−1
02696号公報)。
【0004】この出願にかかる実装機では、Y軸方向に
移動可能な支持部材に2つのヘッドユニットがX軸方向
に移動可能に支持される一方、被実装基板が所定の作業
位置においてY軸方向に移動可能に支持されている。そ
して、片方のヘッドユニットによりプリント基板への部
品装着が行われている最中に、他方のヘッドユニットに
より部品供給部から部品の吸着が行われることにより、
1つの基板に対して2つのヘッドユニットにより効率良
く部品装着が行われるようになっている。
【0005】この実装機では、上記支持部材にX軸方向
に延びるガイドレールとモータ駆動のボールねじ軸とが
設けられ、上記ガイドレールに上記ヘッドユニットが移
動可能に支持され、上記ボールねじ軸がヘッドユニット
に固定されたナット部材に螺合装着されることにより、
上記ボールねじ軸の回転駆動に応じてヘッドユニットが
ガイドレールに沿ってX軸方向に移動するように構成さ
れている。そして、各ヘッドユニット毎に上記ボールね
じ軸等の駆動機構が設けられることにより、支持部材に
対する各ヘッドユニットの駆動が独立して行われるよう
に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような実装機に
おいては、上記各ヘッドユニットに対して基台に設けら
れたコントローラから各種制御信号を送信したり、ある
いは基台に設けられた負圧供給手段から部品吸着用の負
圧を供給する必要があり、従来では、基台と支持部材の
端部との間にフレキシブルチューブ等からなる案内部材
を接続し、各種信号線や負圧供給チューブ等(ハーネス
類)をこの案内部材を介して支持部材内に導入し、さら
に支持部材を通じてヘッドユニットに導くようにしてい
た。この場合2つのヘッドユニットを備えた実装機で
は、上記各ボールねじ軸の駆動源であるモータを支持部
材の一方側の端部に2つ並べて配置する一方、これとは
反対側の端部に上記案内部材を接続し、これにより支持
部材に搭載されるモータとハーネス類との作動中の衝突
(干渉)を回避するようにしていた。
【0007】しかし、上記のように支持部材の一端に2
つのモータを並設した構成では、支持部材の重量バラン
スが悪く、支持部材の移動中に振動が生じる等、スムー
ズな移動を妨げる原因となる。そこで、2つのヘッドユ
ニットを支持部材に搭載する実装機では、支持部材の重
量バランスを保つべく、モータを支持部材の両端に分離
して配置するようにレイアウトが見直されている。
【0008】従って、モータとの干渉を避けるために支
持部材のモータ配設側とは反対側の端部に案内部材を連
結して上記ハーネス類を配索するという上記の構成につ
いてもこれを見直す必要が生じた。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、移動可能な支持部材に2つのヘッドユニット
を移動可能に備えた実装機において、各ヘッドユニット
駆動用のモータを支持部材の両端に分離配置したレイア
ウト構成においてもモータとハーネス類との干渉を良好
に回避できるハーネス類の配索構造を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基台上で被実装基板を移動可能に支持す
る搬送機構と、この搬送機構の上方において該搬送機構
による被実装基板の搬送方向であるX軸方向に延び、X
軸方向と水平面上で直交する方向であるY軸方向に移動
可能に支持される支持部材と、この支持部材に装着され
てX軸方向にそれぞれ移動可能に支持される一対のヘッ
ドユニットと、支持部材に回転自在に支持されて各ヘッ
ドユニットにそれぞれ螺合装着される一対のX軸方向の
ねじ軸およびこれらねじ軸にそれぞれ連結されて各ねじ
軸に回転駆動力を付与する一対のモータを有するヘッド
ユニット駆動機構とを備えた表面実装機において、一対
のX軸方向のねじ軸を支持部材のY軸方向両側に配置
し、これらねじ軸の長手方向における相反対側の端部に
それぞれモータを連結するとともに、各ヘッドユニット
に接続するハーネス類を、支持部材の上方から該支持部
材のX軸方向における一方側の端部であって、かつY軸
方向においてモータが位置する側とは反対側の部分に導
いているものである(請求項1)。
【0011】この構造によれば、各ヘッドユニット駆動
用のモータが支持部材の両端に分離配置されているので
支持部材の重量バランスが良好に保たれる。そして、ハ
ーネス類については、支持部材の上方から該支持部材の
X軸方向一方側端部であって、しかもY軸方向において
モータが位置する側とは反対側の部分に導かれるように
配索されるため、支持部材が移動してもモータとハーネ
ス類が干渉することがない。なお、請求項1の記載にお
いて「ハーネス類」とは、いわゆる制御信号送信用の信
号線、電源供給用の電源線あるいは部品吸着用の負圧を
供給するための負圧供給用チューブ等を含むものであ
る。
【0012】この構造においては、上記各ヘッドユニッ
トに接続するハーネス類を、上記支持部材のX軸方向に
おける上記一方側の端部位であって、かつ上記基台のY
軸方向における一方側の端部位から導出して上記支持部
材の上方に導くのが好ましい(請求項2)。このように
すれば、Y軸方向における基台の一方側の端部位からハ
ーネス類を導出しているので被実装基板の搬送の邪魔に
なることがないようにハーネス類を支持部材上方に導く
ことができる。
【0013】また、この構造においては、上記支持部材
のX軸方向における上記一方側の端部位であって、かつ
基台のY軸方向における上記一方側の端部位から略垂直
に立ち上がり、支持部材の可動領域上方においてY軸に
沿って略水平に延びるとともにその先端が支持部材のY
軸方向における可動領域略中央に至る筒状の第1案内部
材と、この第1案内部材の先端部に連続するように設け
られてY軸に沿って延び、下方に向かって反転した状態
で上記支持部材に連結される自在性を有した筒状の第2
案内部材とを設け、これら第1及び第2案内部材に上記
ハーネス類を挿通することにより上記支持部材のうち上
記モータが位置する側とは反対側の部分に上記ハーネス
類を導き(請求項3)、これによりハーネス類を保護す
るように構成するのが好ましい。
【0014】なお、支持部材のX軸方向端部にハーネス
類を支持するためのテーブルを設け(請求項4)、ハー
ネス類をこのテーブルで一旦受けてから支持部材内に導
入するように構成するのが好ましい。このようにすれば
支持部材端部でハーネス類が安定し、支持部材移動中の
ハーネス類のふらつきを防止することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0016】図1〜図3は本発明のハーネス類の配索構
造が適用される表面実装機の実施形態を概略的に示して
いる。これらの図に示すように、実装機の基台1上に
は、プリント基板搬送用のコンベア2(搬送機構)が配
置され、プリント基板3がこのコンベア2に沿って搬送
されるようになっている。コンベア2は、互い平行な一
対のベルトコンベア2a,2bから構成されており、こ
れらの各ベルトコンベア2a,2bの間隔が拡縮可能に
構成されることによりプリント基板3のサイズ変更に対
応し得るようになっている。また、コンベア2には、後
述する基板保持機構4が組み込まれており、実装時に
は、プリント基板3がこの基板保持機構4に保持された
状態で実装処理が施されるようになっている。
【0017】上記コンベア2の両側方には、部品供給部
5A,5Bがそれぞれ配置されている。これらの部品供
給部5A,5Bは多数列のテープフィーダを備えてお
り、各テープフィーダはそれぞれ、IC、トランジス
タ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を所定間隔おき
に収納、保持したテープがリールから導出されるように
構成されるとともに、テープ繰り出し端にはラチェット
式の送り機構が具備され、後述のヘッドユニットにより
チップ部品がピックアップされるにつれてテープが間欠
的に繰り出されるようになっている。
【0018】また、上記基台1の上方には、部品装着用
の第1及び第2のヘッドユニット6A,6Bが装備され
ている。これらのヘッドユニット6A,6Bは、X軸方
向(コンベア2の方向;第1軸方向)及びY軸方向(水
平面上でX軸と直交する方向;第2軸方向)に移動可能
となっており、X軸方向の移動が各々独立して行われる
一方、Y軸方向の移動が一体に行われるように構成され
ている。
【0019】すなわち、上記基台1上にはY軸方向に延
びる一対の固定レール7と、それぞれY軸サーボモータ
9A,9Bにより回転駆動されるボールねじ軸8A,8
Bとが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット
支持部材11(以下、支持部材11と略す)が配置され
て、この支持部材11の長手方向両端部に設けられたナ
ット部分12A,12Bがそれぞれ上記ボールねじ軸8
A,8Bに螺合している。また、上記支持部材11に
は、その両側部(図1では上下両側部)にX軸方向に延
びる互いに平行なガイド部材13A,13Bと、X軸サ
ーボモータ15A,15Bにより駆動されるボールねじ
軸14A,14Bとがそれぞれ配設されており、上記各
ガイド部材13A,13Bにヘッドユニット6A,6B
が移動可能に装着されるとともに、各ヘッドユニット6
A,6Bに各々設けられたナット部分16A、16B
(図4に示す)が上記ボールねじ軸14A,14Bにそ
れぞれ螺合している。
【0020】そして、Y軸サーボモータ9A,9Bの作
動により各ボールねじ軸8A,8Bが同一方向に同期し
て回転駆動されて上記支持部材11がY軸方向に移動す
ることにより各ヘッドユニット6A,6Bが一体にY軸
方向に移動し、各X軸サーボモータ15A,15Bの作
動により各ボールねじ軸14A,14Bが回転させられ
ることにより、各ヘッドユニット6A,6Bが支持部材
11に対して各々独立してX軸方向に移動するようにな
っている。
【0021】なお、各ヘッドユニット6A,6Bを駆動
するボールねじ軸14A,14B及びX軸サーボモータ
15A,15B等は図1に示すように対称なレイアウト
構成となっている。これによりX軸サーボモータ15
A,15Bが支持部材11の両端(X軸方向両端)にそ
れぞれ分離されることとなり、支持部材11の重量バラ
ンスが確保されるようになっている。
【0022】上記各ヘッドユニット6A,6Bには、そ
れぞれ部品吸着用のノズルを備えたヘッド20が設けら
れ、本実施形態では、X軸方向に8つのヘッド20が並
べて設けられている。各ヘッド20は、それぞれヘッド
ユニット6A,6Bのフレームに対して昇降(Z軸方向
の移動)及びノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能と
され、図外のZ軸サーボモータ及びR軸サーボモータに
より作動されるようになっている。また、各ヘッド20
には、バルブ及び負圧供給チューブ等を介して図外の負
圧発生器が接続されており、必要時、すなわちチップ部
品の吸着時には、所要の部品吸着用の負圧がヘッド20
に供給されるようになっている。
【0023】さらに、上記各部品供給部5A,5Bに、
各ヘッドユニット6A,6Bのヘッド20によって吸着
された部品の吸着状態を認識すべく部品を撮像するセン
サユニット21A,21Bがそれぞれ配設されている。
これらのセンサユニット21A,21Bは、部品供給部
5A,5Bの各テープフィーダが左右に分割配置される
ことにより形成されたスペースに設置されている。
【0024】各センサユニット21A,21Bは、例え
ばCCD固体撮像素子がY軸方向に並設されてなるライ
ンセンサと、多数のLEDからなる照明手段とから構成
されており、実装時には、部品吸着後の各ヘッドユニッ
ト6A,6Bがラインセンサの各素子の配列方向(Y軸
方向)と直交する方向(X軸方向)に所定の定速度で移
動させられることにより、各ヘッド20に吸着されてい
る部品の画像を順次取り込むようになっている。
【0025】なお、本実施形態では、上述のように各ヘ
ッドユニット6A,6Aが支持部材11の両側に配置さ
れているため、実装時には、第1のヘッドユニット6A
の部品吸着及び部品認識が片側(図1で下側)の部品供
給部5A及びセンサユニット21Aにおいて行われ、第
2のヘッドユニット6Bの部品吸着及び部品認識が他の
側(図1で上側)の部品供給部5B及びセンサユニット
21Bにおいて行われるようになっている。
【0026】上記基板保持機構4は、図1及び図4に示
すように、フレーム30を有し、このフレーム30に一
対のベルトコンベア31a,31bを備えている。これ
らのベルトコンベア31a,31bは、詳しく図示して
いないが、Y軸方向にその間隔が拡縮可能とされてお
り、通常は、上記ベルトコンベア2a,2bと同一間隔
に保持されることにより、上記コンベア2の一部を形成
してプリント基板3の搬送経路を構成するようになって
いる。
【0027】フレーム30は、上記基台1上で、各部品
供給部5A,5Bの間に設置されたY軸方向に延びる一
対のガイドレール32に装着されるとともに、その下面
部にナット部分35が設けられ、このナット部分35
に、サーボモータ33により回転駆動されるボールねじ
軸34が螺合している。これにより、上記サーボモータ
33の作動によるボールねじ軸34の回転に伴い、フレ
ーム30がガイドレール32に沿ってY軸方向に移動す
るようになっている。
【0028】上記フレーム30は、図4の実線及び二点
鎖線に示すように、一方のヘッドユニット(6B)によ
り部品吸着が行われている状態下で、他方のヘッドユニ
ット(6A)によりプリント基板3のY軸方向全範囲に
亘って部品を装着し得るようにその移動量が設定されて
おり、この移動量が最大サイズのプリント基板を基準に
設定されている。
【0029】なお、上記実装機において、各ヘッドユニ
ット6A,6Bの動作は基台1に配設されたコントロー
ラ(図示せず)により統括的に制御され、また、サーボ
モータ駆動用の電力や部品吸着用の負圧は基台1に搭載
された電源や負圧発生器から供給される。そのため、基
台1のコントローラ、負圧発生器及びヘッドユニット6
A,6Bとの間には各種制御信号を送信するための多数
の信号線、電源線あるいは負圧供給チューブ等(ハーネ
ス類という)が配索されており、当実装機では以下のよ
うにこのハーネス類が配索されている。
【0030】すなわち、図1〜図3に示すように、基台
1の端部、より詳しくは支持部材11の長手方向(X軸
方向)における一方側の端部位(図1では右側端部)で
あって、かつY軸方向における基台1の端部には、鉛直
上方に立ち上がって実装機の外装カバー10の天井部近
傍で屈曲してY軸方向に略水平に延びる逆L字型の筒状
の第1案内部材41が固定的に設けられている。この第
1案内部材41の先端(図3の左側端部)は、支持部材
11の可動領域の略中央部に至っており、ここで上記外
装カバー10に連結された支持ブラケット42に固定さ
れている。なお、この第1案内部材41は例えば樹脂あ
るいは金属から構成されて、ある程度の剛性を有してい
る。
【0031】また、上記支持ブラケット42には第1案
内部材先端とY軸方向に若干の隙間を隔てて、第1案内
部材41に連続するように第2案内部材43が固定され
ている。この第2案内部材43は、樹脂材料から構成さ
れた軽量かつ自在性を有する筒状の部材で、図3に示す
ように第1案内部材41と反対側に向かって延び下向き
に反転した状態でその先端が上記支持部材11に連結さ
れている。より詳しくは、上記支持部材11の長手方向
端部であって、かつX軸サーボモータ15Bよりも前方
(図1では下方;Y軸方向においてX軸サーボモータ1
5Bが位置する側と反対側の部分)にテーブル44が固
定され、このテーブル44に案内部材43の先端が固定
されている。
【0032】そして、図3に示すように基台1から上記
ハーネス類Whが導出され、このハーネス類Whが上記
第1及び第2案内部材41,43の内部を通じて支持部
材11の端部に案内され、支持部材端部の開口部11a
を介して支持部材11内に導入されている。
【0033】支持部材11内に導入されたハーネス類W
hのうちヘッドユニット6A,6Bに接続されるハーネ
ス類Whは、さらに支持部材11の略中央上部に設けら
れた第3案内部材45A,45B内にそれぞれ導入さ
れ、この第3案内部材45A,45Bを通じてヘッドユ
ニット6A,6Bに接続されている。なお、第3案内部
材45A,45Bは、基本的には上記第2案内部材43
と同様の自在性を有した案内部材で、図2に示すように
支持部材11の上部からX軸方向に向かって延び上向き
に反転した状態でその先端がヘッドユニット6A,6B
に連結されている。
【0034】次に、以上のように構成された実装機の実
装動作について説明する。
【0035】実装動作が開始されると、上記コンベア2
に沿ってプリント基板3が搬入され、上記基板保持機構
4上の所定位置に位置決めされた状態でプリント基板3
がクランプされる。
【0036】また、プリント基板3の搬入中、支持部材
11が一方の部品供給部、例えば、部品供給部5A側に
移動し、第1のヘッドユニット6Aの各ヘッド20によ
って部品の吸着が行われる。そして部品吸着後、さらに
吸着部品の認識を行うべく、ヘッドユニット6Aがセン
サユニット21Aの上方をX軸方向の一方側から他方側
に向かって移動する。
【0037】第1のヘッドユニット6Aによる部品吸着
及び部品認識が完了すると、次いで、第2のヘッドユニ
ット6Bによる部品吸着及び部品認識を行うべく、図4
に示すように、支持部材11が部品供給部5A側に移動
させられる。
【0038】そして、第2のヘッドユニット6Bによる
部品吸着動作が開始される一方、第1のヘッドユニット
6AがX軸方向に、基板保持機構4の作動によりプリン
ト基板3がY軸方向にそれぞれ移動する部品位置決め動
作と、各ヘッド20の回転及び昇降とが繰り返し行われ
ながら、第1のヘッドユニット6Aの各ヘッド20に吸
着されている部品のプリント基板3への装着が順次行わ
れる。
【0039】第1のヘッドユニット6Aによる部品装着
が完了すると、次に第1のヘッドユニット6Aによって
実装する部品を吸着すべく、支持部材11が部品供給部
5A側に移動させられる。そして、第1のヘッドユニッ
ト6Aによる部品吸着動作が開始される一方、今度は第
2のヘッドユニット6BがX軸方向に、基板保持機構4
の作動によりプリント基板3がY軸方向にそれぞれ移動
する部品位置決め動作と、各ヘッド20の回転及び昇降
とが繰り返し行われながら、第2のヘッドユニット6B
の各ヘッド20に吸着されている部品の装着が順次行わ
れる。
【0040】以後、各ヘッドユニット6A,6Bによる
部品の装着及び吸着が交互に、かつ片方のヘッドユニッ
トによる部品吸着動作と他方のヘッドユニットによる部
品装着動作とが同時に行われながらプリント基板3への
部品の装着が効率良く行われる。そして、当該プリント
基板3の処理が完了すると、基板保持機構4においてフ
レーム30が図1に示すような初期位置にリセットされ
て処理後のプリント基板3がコンベア2により次工程へ
と搬出される。
【0041】以上のような実装機によると、上述のよう
にヘッドユニット駆動用のX軸サーボモータ15A,1
5Bが支持部材11の両端に分離して配置されているこ
とにより支持部材11の重量バランスが良好に保たれ、
例えば、タクトタイムを短縮すべく支持部材11を高速
で移動させる場合でも振動等が生じることがなく支持部
材11の移動がスムーズに行われる。
【0042】しかも、各ヘッドユニット6A,6Bに接
続するハーネス類Whについては、図3に示すように、
基台1から導出されたハーネス類Whが支持部材11の
一方側の端部位において支持部材11の可動領域上方に
導かれ、該支持部材11の上方から反転した状態で支持
部材11の長手方向端部であって、かつY軸方向におい
てX軸サーボモータ15Bが位置する側と反対側の部分
に導かれているので、支持部材11が移動してもハーネ
ス類WhとX軸サーボモータ15Bとが一切衝突するこ
とがない。従って、作動中のハーネス類とX軸サーボモ
ータ15Bとの干渉によってハーネス類Whを傷つける
ような虞れがないという効果がある。また、ハーネス類
Whは、基台1のY軸方向における端部位から導出され
ているので、プリント基板3の搬送の邪魔になることも
ない。
【0043】また、上記の実装機では、支持部材11の
端部にテーブル44が設けられ、このテーブル44によ
りハーネス類Whが一旦受けてから支持部材11内に導
入されるようになっているため、支持部材11端部での
ハーネス類Whの安定性が良く、移動中の支持部材端部
でのハーネス類Whのふらつきが効果的に抑えられると
いう効果もある。
【0044】なお、上記実装機では、基台1のY軸方向
における端部位から導出したハーネス類Whを第1及び
第2案内部材41,43を通じて支持部材11の可動領
域上方で取り回すようにしているが、本発明においてハ
ーネス類Whは、上記支持部材11の上方から該支持部
材11のX軸方向における一方側の端部であって、かつ
Y軸方向においてX軸サーボモータ15A又は15Bが
位置する側とは反対側の部分に導くように配索すればよ
く、細部の配索構造は実装機の具体的な構造に応じて適
宜変更すればよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、Y軸方
向に移動可能な支持部材にX軸方向にそれぞれ移動可能
な一対のヘッドユニットを搭載し、これらヘッドユニッ
トにモータ駆動の一対のX軸方向のねじ軸を螺合装着す
ることにより、該ねじ軸の回転駆動により各ヘッドユニ
ットを駆動するようにした表面実装機において、上記ね
じ軸を支持部材のY軸方向両側に配置し、これらねじ軸
の長手方向における相反対側の端部にそれぞれモータを
連結するようにしているので、支持部材の重量バランス
を良好に確保することができ、しかも、各ヘッドユニッ
トに接続するハーネス類については、これを支持部材の
上方から該支持部材のX軸方向における一方側の端部で
あって、かつY軸方向においてモータが位置する側とは
反対側の部分に導いているため、支持部材が移動しても
ハーネス類がモータと衝突(干渉)することがない。従
って、各ヘッドユニット駆動用のモータを支持部材の両
端に分離配置したレイアウト構成においてもモータとハ
ーネス類との干渉を良好に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される表面実装機を示す平面概略
図である。
【図2】上記表面実装機を示す正面概略図である。
【図3】上記表面実装機を示す図1のA矢視図である。
【図4】基板保持機構およびヘッドユニットの構成を示
す図1のB矢視方向の詳細図である。
【符号の説明】
1 基台 2 コンベア 2a,2b ベルトコンベア 3 プリント基板 4 基板保持機構 5A,5B 部品供給部 6A,6B ヘッドユニット 8A,8B ボールねじ軸 9A,9B Y軸サーボモータ 11 ヘッドユニット支持部材 11a 開口部 14A,14B ボールねじ軸 15A,15B X軸サーボモータ 20 ヘッド 30 フレーム 41 第1案内部材 43 第2案内部材 44 テーブル 45A,45B 第3案内部材 Wh ハーネス類

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上で被実装基板を移動可能に支持す
    る搬送機構と、この搬送機構の上方において該搬送機構
    による被実装基板の搬送方向であるX軸方向に延び、X
    軸方向と水平面上で直交する方向であるY軸方向に移動
    可能に支持される支持部材と、この支持部材に装着され
    てX軸方向にそれぞれ移動可能に支持される一対のヘッ
    ドユニットと、上記支持部材に回転自在に支持されて各
    ヘッドユニットにそれぞれ螺合装着される一対のX軸方
    向のねじ軸およびこれらねじ軸にそれぞれ連結されて各
    ねじ軸に回転駆動力を付与する一対のモータを有するヘ
    ッドユニット駆動機構とを備えた表面実装機において、
    上記一対のX軸方向のねじ軸を上記支持部材のY軸方向
    両側に配置し、これらねじ軸の長手方向における相反対
    側の端部にそれぞれ上記モータを連結するとともに、上
    記各ヘッドユニットに接続するハーネス類を、上記支持
    部材の上方から該支持部材のX軸方向における一方側の
    端部であって、かつY軸方向においてモータが位置する
    側とは反対側の部分に導いていることを特徴とする表面
    実装機におけるハーネス類の配索構造。
  2. 【請求項2】 上記各ヘッドユニットに接続するハーネ
    ス類を、上記支持部材のX軸方向における上記一方側の
    端部位であって、かつ上記基台のY軸方向における一方
    側の端部位から導出して上記支持部材の上方に導いてい
    ることを特徴とする請求項1記載の表面実装機における
    ハーネス類の配索構造。
  3. 【請求項3】 上記支持部材のX軸方向における上記一
    方側の端部位であって、かつ基台のY軸方向における上
    記一方側の端部位から略垂直に立ち上がり、支持部材の
    可動領域上方においてY軸に沿って略水平に延びるとと
    もにその先端が支持部材のY軸方向における可動領域略
    中央に至る筒状の第1案内部材と、この第1案内部材の
    先端部に連続するように設けられてY軸に沿って延び、
    下方に向かって反転した状態で上記支持部材に連結され
    る自在性を有した筒状の第2案内部材とを設け、これら
    第1及び第2案内部材に上記ハーネス類を挿通すること
    により上記支持部材のうち上記モータが位置する側とは
    反対側の部分に上記ハーネス類を導いていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の表面実装機におけるハーネ
    ス類の配索構造。
  4. 【請求項4】 上記支持部材のX軸方向端部に上記ハー
    ネス類を支持するためのテーブルを備えていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表面実装機
    におけるハーネス類の配索構造。
JP28677499A 1999-10-07 1999-10-07 表面実装機におけるハーネス類の配索構造 Expired - Fee Related JP4342652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28677499A JP4342652B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 表面実装機におけるハーネス類の配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28677499A JP4342652B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 表面実装機におけるハーネス類の配索構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001111299A true JP2001111299A (ja) 2001-04-20
JP4342652B2 JP4342652B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=17708885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28677499A Expired - Fee Related JP4342652B2 (ja) 1999-10-07 1999-10-07 表面実装機におけるハーネス類の配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4342652B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265136A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Yamaha Motor Co Ltd スクリーン印刷機
JP2010263068A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着システム
JP2010263069A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着機および電子回路部品装着システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265136A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Yamaha Motor Co Ltd スクリーン印刷機
JP2010263068A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着システム
JP2010263069A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着機および電子回路部品装着システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4342652B2 (ja) 2009-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3402876B2 (ja) 表面実装機
JP2007096062A (ja) 電子部品移載装置
JP4342652B2 (ja) 表面実装機におけるハーネス類の配索構造
JP5850794B2 (ja) 部品搬送装置および部品実装機
JP4213494B2 (ja) 表面実装機
JP3165289B2 (ja) 表面実装機
JP2000323894A (ja) 半導体装置
JP4467710B2 (ja) モジュール型部品実装装置
JP3778729B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2001313492A (ja) 部品実装システム
JP2007123668A (ja) 表面実装機
JP4520316B2 (ja) 部品搬送装置及びこれを有する表面実装機
JP2004253447A (ja) 電子部品の実装機
JP4582957B2 (ja) 部品組立装置
JP3115972B2 (ja) 実装機の基板搬送装置
JP4319095B2 (ja) 表面実装機
JP7240888B2 (ja) 部品実装装置
JP4545620B2 (ja) 部品実装ヘッド及びそれを用いた部品実装装置
JP3914080B2 (ja) 実装機
JP2007128957A (ja) 電子部品移載装置
JPH11145688A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JPH0715176A (ja) 実装機の搬送部調整装置
KR20050109215A (ko) 전자부품 실장장치
JP4319061B2 (ja) 部品搬送装置、表面実装機および部品試験装置
JP2001313497A (ja) 表面実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees