JPH11244968A - プレス材搬送装置 - Google Patents

プレス材搬送装置

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JPH11244968A
JPH11244968A JP5479498A JP5479498A JPH11244968A JP H11244968 A JPH11244968 A JP H11244968A JP 5479498 A JP5479498 A JP 5479498A JP 5479498 A JP5479498 A JP 5479498A JP H11244968 A JPH11244968 A JP H11244968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランキング前の搬送時およびブランキング
時に、ベルトコンベアの破損や摩耗が発生しないプレス
材搬送装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 ブランキング前にコイル材51を保持
し、ブランキング後にブランク材として搬出するプレス
材搬送装置50において、全幅がコイル材51の幅より
狭いベルトコンベア5、5と、コイル材51の搬送方向
に倣う状態で、複数のスケータが配設され、昇降自在な
第1スケータ群24と、上端部がベルトコンベア5、5
の上面とほぼ同一の高さで、ベルトコンベア5,5およ
び第1スケータ群24の外側に位置し、コイル材51の
搬送方向に倣う状態で、コイル材51の幅より広い幅に
複数のスケータが配設される第2スケータ群25とを備
え、第1スケータ群24の上端部が、ベルトコンベア
5、5の上面に対して、ブランキング前およびブランキ
ング時に高い位置まで上昇し、ブランキング後に低い位
置に下降することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形ライン
のブランキングの後工程で、ブランキング前にコイル材
を保持し、ブランキング後にブランク材として搬出する
プレス材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス成形ラインのブランキング
の後工程で、ブランキング前にプレス装置から高速で搬
送されてくるコイル材を保持し、ブランキング後にブラ
ンク材として搬出するプレス材搬送装置がある。図8、
図9に基づいてプレス材搬送装置92について説明す
る。プレス材搬送装置92は、プレス成形ライン90の
プレス装置91の下流に隣接して設置される。プレス材
搬送装置92は、プレス装置91から高速で搬送されて
くるコイル材94を、ブランキング前の搬送時およびブ
ランキング時には保持し、ブランキング後にはブランク
材として搬送およびストック場93に搬出する。コイル
材の保持およびブランク材の搬送などは、プレス材搬送
装置92のベルトコンベア97で行う。ベルトコンベア
97は、コイル材94の幅よりも広い幅を有するゴム製
の一条ベルト98を搬送路とする。さらに、プレス材搬
送装置92は、一条ベルト98の上下間にボックス状の
電磁石96、96を装備し、上面に磁力を発生して、コ
イル材94を安定した状態で搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラン
キング前の搬送時に、コイル材の先端部、側端部および
下面が、一条ベルトを擦りつける。さらに、ブランキン
グ時に、コイル材の先端部が跳ね上がったりして、一条
ベルトに接触する。そのため、一条ベルトに、破損や摩
耗が生じる。また、一条ベルトから削り取られたゴムの
カスが、ブランク材などに付着する。そのため、ゴムカ
スを除去するために、プレス成形ラインを停止しなけら
ばならない。しかも、一条ベルトの摩耗が進めば、一条
ベルトの交換も行わなければならない。
【0004】そこで、本発明の課題は、ブランキング前
の搬送時およびブランキング時に、ベルトコンベアが破
損や摩耗を発生しないプレス材搬送装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成した本発
明に係るプレス材搬送装置は、コイル材をブランキング
形成するプレス成形ラインのブランキング工程の下流に
設け、ブランキング前にコイル材を保持し、ブランキン
グ後にブランク材として搬出するプレス材搬送装置にお
いて、搬送方向が前記コイル材の搬送方向と同一方向
で、全幅が前記コイル材の幅より狭く、上面に磁力を発
生自在なベルトコンベアと、前記コイル材の搬送方向に
倣う状態で、複数のスケータが配設され、上端部が上昇
時に前記ベルトコンベアの上面より高い位置に昇降自在
な第1スケータ群と、上端部が前記ベルトコンベアの上
面に対しほぼ同一の高さで、前記ベルトコンベアおよび
前記第1スケータ群の外側に位置し、前記コイル材の搬
送方向に倣う状態で、前記コイル材の幅より広い幅に、
複数のスケータが配設される第2スケータ群とを備え、
前記第1スケータ群の上端部が、ブランキング前および
ブランキング時に前記ベルトコンベアの上面より高い位
置まで上昇し、ブランキング後に前記ベルトコンベアの
上面より低い位置に下降することを特徴とする。
【0006】上記構成とするプレス材搬送装置は、ブラ
ンキング前およびブランキング時に、ベルトコンベアの
上面より第1スケータ群の上端部を上昇させ、第1スケ
ータ群および第2スケータ群によって、コイル材を保持
する。そして、ブランキング後に、ベルトコンベアの上
面より第1スケータ群の上端部を下降させ、ベルトコン
ベアおよび第2スケータ群によって、ブランク材を搬送
および搬出する。したがって、ブランキング前およびブ
ランキング中に、コイル材の先端部、側端部および下面
によるベルトコンベアの破損や摩耗を防止することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る第1の実施形
態のプレス材搬送装置50を図面に基づいて説明する。
図1はプレス材搬送装置50の斜視図、図2はプレス材
搬送装置50の平面図、図3はプレス材搬送装置50の
側面図、図4はプレス材搬送装置50の正面図、図5は
プレス材搬送装置50の側面からの作用図、図6はプレ
ス材搬送装置50の正面からの作用図である。プレス材
搬送装置50は、プレス装置(図示せず)の下流側に隣
接して位置し、ブランキング前およびブランキング時に
コイル材51を保持し、ブランキング後にブランク材と
して搬送および搬出する。プレス材搬送装置50の搬送
路は、2つのベルトコンベア5、5、第1スケータ群2
4および第2スケータ群25により構成する。ベルトコ
ンベア5、5は、ブランキング後に、ブランク材を搬送
する。第1スケータ群24は、ブランキング前およびブ
ランキング時に、コイル材51を保持する。第2スケー
タ群25は、コイル材51およびブランク材の搬送を補
助する。
【0008】プレス材搬送装置50の構成を、図1、図
2、図3および図4に基づいて説明する。枠体1の構成
について説明する。プレス材搬送装置50は、プレス装
置(図示せず)に隣接する床面に設置される枠体1を基
台とする。枠体1は、角材により形成し、略直方体形状
とする。枠体1には、回転軸2、レール14、14、シ
リンダ16、ガイド支柱17、17およびモータ19な
どを取り付ける。
【0009】回転軸2の構成について説明する。枠体1
の上面には、軸受け3、3、3、3を配設する。軸受け
3、3、3,3は、回転軸2を挿通するために十分な軸
穴3a、3a、3a、3aを持ち、回転軸2を支持す
る。回転軸2は、軸穴3a、3a、3a、3aに挿通
し、回転自在な状態とする。回転軸2には、搬送路の中
心に対し左右対称に、2つのベルト車4、4を取り付け
る。ベルト車4、4の取り付け間隔は、2つのベルトコ
ンベア5、5の全幅がコイル材51の幅より狭くなるよ
うに設定する。ベルト車4、4は、ギア形状で、回転軸
2と一体となって回転するように固着する。
【0010】ベルトコンベア5,5の構成について説明
する。2つのベルト車4、4の外周面には、2つの長手
板状のベルトコンベア5,5を回転軸2に対して回転自
在な状態で取り付ける。ベルトコンベア5,5には、各
ベルト車4、4の取り付け位置に対して他方の端部に、
ベルト車6,6を各々設ける。ベルト車6,6も、ギア
形状である。各ベルトコンベア5,5には、ベルト車
4、4とベルト車6、6間に、ゴム製のベルト7,7を
各々張着する。なお、2つのベルトコンベア5、5の全
幅がコイル材51の幅に対して狭くなるように、ベルト
7、7の幅および2つのベルトコンベア5、5の間隔を
設定する。さらに、各ベルトコンベア5、5には、直方
体形状の電磁石8、8、8、8を各々設ける。電磁石
8、8、8、8は、ベルト7、7の上部下面に沿った状
態で設け、ベルト7、7の上面側に磁力を発生する。
【0011】ベルトコンベア5,5は、回転軸2の回動
により駆動する。回転軸2を回動させるための構成は、
回転軸2の一端に、ベルト車18を取り付ける。そし
て、枠体1に設置されたモータ19にも、ベルト車20
を取り付ける。ベルト車18およびベルト車20は、共
に、ギア形状である。そして、ベルト車18とベルト車
20の間には、ベルト21を張着する。上記構成によ
り、モータ19の回動が、ベルト車20、ベルト21お
よびベルト車18を伝達することにより、回転軸2を従
回動させ、ベルトコンベア5,5を駆動する。
【0012】各ベルトコンベア5、5の外方側面には、
複数の支持部材9を配設する。支持部材9は、ベルトコ
ンベア5,5を支持し、電磁石8、8、8,8の設置台
となる。各支持部材9の下端には、枠体10を固着す
る。枠体10は、角材で形成し、略正方形状とする。枠
体10は、ベルトコンベア5、5と一体化した状態で、
回転軸2を支軸として回転自在となるように設置する。
【0013】プレス材搬送装置50の搬入高さ位置の調
整機構の構成について説明する。枠体10の外方両側面
には、プレス装置(図示せず)側の位置に、支軸11、
11によりリンク12、12を各々軸着する。リンク1
2、12は、支軸11、11を中心として、回転自在で
ある。各リンク12,12の他方端部の外方側面には、
回転自在なローラ13、13を各々軸着する。各ローラ
13、13は、レール14、14に各々嵌合し、レール
14、14に沿って水平方向に移動自在である。各レー
ル14、14は、枠体1のプレス装置(図示せず)側の
左右2箇所に、水平方向に突出させて形成する。なお、
レール14、14を突出させる長さは、支軸11,11
からリンク12、12を垂直方向に下ろせる位置までと
する。さらに、一対のリンク12,12は、ローラ1
3、13の回転中心軸を支軸として、シャフト15で連
結する。シャフト15の中央には、シリンダ16のピス
トンロッド16aをピン連結する。シリンダ16の本体
16bは、枠体1に固着する。シリンダ16は、シャフ
ト15を水平方向に移動させる駆動源である。また、ピ
ストンロッド16aの左右両側には、シャフト15と枠
体1の間にガイド支柱17、17を設ける。ガイド支柱
17、17は、シャフト15の水平移動を補助する。上
記構成により、シャフト15は、シリンダ16の駆動に
より水平方向に移動する。それによって、枠体10は、
ローラ13、13、リンク12、12および支軸11、
11を介して、プレス装置(図示せず)側の一端を下方
に向けた状態で傾斜自在となる。このとき、ベルトコン
ベア5,5も、一体となって傾斜する。
【0014】第1スケータ群24の構成について説明す
る。各ベルトコンベア5、5の両側に、第1スケータ群
24を設ける。第1スケータ群24は、各ベルトコンベ
ア5、5の左右両側の4箇所に、4つのスケータ列24
a、24b、24c、24dを、ベルトコンベア5,5
に対して平行に列設してなる。各スケータ列24a、2
4b、24c、25dは、3つのスケータ23を直列に
連設してなる。スケータ23は、回転自在な複数のロー
ラ23aを、上面を開口した筒体23bに直列に連設し
てなる。連設したローラ23aの上端は、一直線となる
ようにする。ローラ23aは、コイル部材51の搬送方
向に倣って回転する。各スケータ23は、各々のスケー
タ支持台23cを介して、複数の基台28に各々固着す
る。各基台28は、枠体10に固着したシリンダ26お
よびガイド部材27、27と連結する。枠体10の下面
には、搬送方向に沿って2つの支持部材10a、10a
を形成する。2つの支持部材10a、10a間には、各
基台28に対応して台座10bを各々設ける。シリンダ
26およびガイド部材27は、台座10b上に固着す
る。シリンダ26は、基台28を上下方向に移動させ
る。ガイド部材27、27は、基台28の上下移動を補
助する。基台28は、シリンダ26とガイド部材27、
27によって、上下方向に移動する。これによって、各
スケータ23は、上昇および下降する。さらに、各スケ
ータ23が一体となって上昇および下降するように制御
することによって、第1スケータ群24が、一体で、上
昇および下降する。なお、第1スケータ群24の各ロー
ラ23aの上端が、上昇時にはベルト7、7の上面より
若干高い位置となり、下降時にはベルト7、7の上面よ
り若干低い位置となるように、シリンダ26などを設定
する。
【0015】第2スケータ群25の構成について説明す
る。ベルトコンベア5,5および第1スケータ群24の
外側には、第2スケータ群25を設ける。第2スケータ
群25は、スケータ列24aの外側に3つのスケータ列
25a、25b、25c、および、スケータ列24dの
外側に3つのスケータ列25d、25e、25fをベル
トコンベア5、5に平行に列設してなる。各スケータ列
25a、25b、25c、25d、25e、25fは、
各々1つのスケータ40からなる。各スケータ40は、
回転自在な複数のローラ40aを、上面を開口した筒体
40bに直列に連設してなる。連設したローラ40aの
上端は、一直線となるようにする。ローラ40aは、コ
イル部材51の搬送方向に倣って回転する。また、各ス
ケータ40の上端は、ベルト7,7の上面と同一の高さ
となるように設定する。なお、同一の高さ位置の設定
は、厳密な精度を要求しない。各スケータ40は、複数
の基台22に固着する。各基台22は、枠体10の上面
に、搬送方向に対して直角方向に固着する。また、第2
スケータ群25の全幅がコイル部材51の幅より広くな
るように、各スケータ列25a、25b、25c、25
d、25e、25fを設置する。
【0016】プレス材搬送装置50の搬出機構の構成に
ついて説明する。回転軸2より下流側には、ブランク材
をストック場(図示せず)に搬出するためのローラ群3
0を設ける。ローラ群30は、枠体37に、回転自在に
複数の長手ローラ29を軸着する。回転軸2に最も近い
長手ローラ29の支軸31は、左右外方に突出してい
る。突出した支軸31は、枠体1の上面に設けた軸受け
32に、回転自在に軸着する。さらに、枠体37の下面
には、枠体1との間に、シリンダ33をピン接続する。
シリンダ33は、伸縮自在である。上記構成により、通
常は、ローラ群30の上端がベルト7、7の上面とほぼ
同一の高さ位置となるように、シリンダ33を設定して
おく。また、破材を搬出時には、支軸31を中心として
ローラ群30の一端が上昇するように、シリンダ33を
伸長させる。
【0017】ローラ群30は、回転軸2の回動によって
回動する。各長手ローラ29の側端には、プーリ34が
一体化して設ける。回転軸2にも、プーリ35が一体化
して設ける。プーリ34とプーリ35間および各プーリ
34間に、ベルト36を各々張着し、複数の長手ローラ
29を連続して連結する。これによって、回転軸2の回
動が各ベルト36に伝達し、各プーリ34が従動し、各
長手ローラ29が回動する。
【0018】上記構成のプレス材搬送装置50の作用に
ついて説明する。図5および図6に示すように、プレス
装置53からコイル材51が搬送されてくるとき、プレ
ス材搬送装置50は、コイル材51を保持する。そし
て、プレス装置53でブランキング処理された後、プレ
ス材搬送装置50は、ブランク材52を搬送および搬出
する。なお、プレス装置53の上金型および下金型は、
生産するブランク材の形状に応じて交換可能である。コ
イル材51をプレス材搬送装置50に搬送する高さは、
取り付けてある金型により変化する。
【0019】プレス材搬送装置50の搬入高さ位置の調
整について説明する。シリンダ16の伸縮状態を変化さ
せ、枠体10と一体となったベルトコンベア5、5、第
1スケータ群24および第2スケータ群25を傾斜させ
る。シリンダ16の伸縮長さは、プレス装置53の搬送
高さ位置に、第1スケータ群24の上端が一致するよう
に、調整する。なお、シリンダ16が収縮するにしたが
って、ベルトコンベア5、5などのプレス装置53側の
高さ位置が低くなる。
【0020】プレス装置53のブランキング前における
プレス材搬送装置50の作用について説明する。コイル
材51がプレス装置53から搬送してくる前に、シリン
ダ26を伸長させ、第1スケータ群24の上端部をベル
トコンベア5、5の上面より若干上昇させる。図6
(a)に示すように、第1スケータ群24は仮想線Aの
高さ位置、ベルトコンベア5、5および第2スケータ群
25は仮想線Bの高さ位置となる。プレス装置53から
コイル材51が高速で搬送されてくる時、図5(a)お
よび図6(a)に示すように、コイル材51の中央部
は、第1スケータ群24上を搬送する。さらに、コイル
材51の両側部は、第2スケータ群25に補助される。
コイル材51の搬送中、コイル材51の先端部、側端部
および下面は、ベルト7,7に接触しない。そのため、
ベルト7、7は、コイル材51によって、破損や摩耗す
ることはない。
【0021】プレス装置53のブランキング中における
プレス材搬送装置50の作用について説明する。ブラン
キング中、第1スケータ群24の上端部の位置は、ベル
トコンベア5、5の上面より若干高い位置を維持する。
図6(a)に示すように、第1スケータ群24は仮想線
Aの高さ位置、ベルトコンベア5,5および第2スケー
タ群25は仮想線Bの高さ位置を維持する。プレス装置
53でコイル材51をブランキング中、コイル材51の
先端部が跳ね上がっても、第1スケータ群24によっ
て、コイル材51がベルト7、7に接触しない。そのた
め、ベルト7、7は、コイル材51によって、破損や摩
耗することはない。
【0022】プレス装置53のブランキング後における
プレス材搬送装置50の作用について説明する。プレス
装置53でブランキング処理した後、シリンダ26を収
縮させ、第1スケータ群24の上端部をベルトコンベア
5、5の上面より若干下降させる。図6(b)に示すよ
うに、ベルトコンベア5,5および第2スケータ群25
は仮想線Bの高さ位置を維持し、第2スケータ群25は
仮想線Cの高さ位置まで下降する。プレス材搬送装置5
0でブランク材52を搬送中、図5(b)および図6
(b)に示すように、ブランク材52は、ベルトコンベ
ア5、5のベルト7,7の上面に当接して搬送する。こ
のとき、ベルトコンベア5、5は、モータ19を駆動源
として、搬送方向に駆動する。さらに、ブランク材52
の両側部は、第2スケータ群25に補助される。しか
も、ベルトコンベア5、5は、上面に磁力を発生し、ブ
ランク材52を安定して搬送する。また、ベルトコンベ
ア5、5の全幅はブランク材52の幅より狭いため、ブ
ランク材52の側端部は第2スケータ群25上にある。
そのため、ベルト7,7は、ブランク材52の側端部に
よって、破損や摩耗をすることはない。
【0023】なお、コイル材51およびブランク材52
は自重により撓みを発生するため、コイル材51および
ブランク材52の両側部は、第2スケータ群25上に当
接した状態にある。第2スケータ群25は、常時、コイ
ル材51またはブランク材52の搬送を補助する。
【0024】コイル材51の入れ替え時におけるプレス
材搬送装置50の作用について説明する。通常、コイル
材51およびブランク材52の搬送中は、ローラ群30
が水平状態となるように、シリンダ33を調整してお
く。コイル材51を入れ替えるとき、コイル材51を破
材として搬出する。このとき、シリンダ33を伸長さ
せ、ローラ群30の下流側端部を上昇させる。そして、
ローラ群30の下流側先端部を破材搬出路(図示せず)
に連通させる。これによって、コイル材51の破材は、
ローラ群30を搬送し、破材搬出路(図示せず)に搬出
される。
【0025】以下に本発明に係る第2の実施形態のプレ
ス材搬送装置60を図面に基づいて説明する。図7は、
プレス材装置装置60の平面図である。プレス材搬送装
置60は、第1の実施形態のプレス材搬送装置50とベ
ルトコンベアおよび第1スケータ群の構成において異な
る。なお、プレス材搬送装置60において、第1の実施
形態のプレス材搬送装置50と同様な構成については、
詳細な説明を省略する。
【0026】プレス材搬送装置60の構成を図7に基づ
いて説明する。ベルトコンベア61は、一条のゴム製の
ベルト62により構成する。ベルト62の幅は、コイル
材71の幅より狭い幅とする。なお、ベルトコンベア6
1の設置構成や駆動構成は、第1の実施形態と同様とす
る。第1スケータ群63は、ベルトコンベア61の左右
両側に、スケータ列63aおよび63bを列設してな
る。なお、第1スケータ群63の設置構成および昇降構
成は、第1の実施形態と同様とする。第2スケータ群6
4は、第1の実施形態と同様に、スケータ列63aの外
側に3つのスケータ列64a、64b、64c、およ
び、スケータ列63bの外側に3つのスケータ列64
d、64e、64fをベルトコンベア61に平行に列設
してなる。
【0027】上記構成のプレス材搬送装置60の作用に
ついて説明する。プレス装置(図示せず)のブランキン
グ前の搬送時およびブランキング中、第1スケータ群6
3の上端を、ベルトコンベア61の上面より若干上昇し
た位置に設定する。このとき、コイル材71は、第1ス
ケータ群63および第2スケータ群64を搬送する。プ
レス装置(図示せず)のブランキング後、第1スケータ
群63の上端を、ベルトコンベア61の上面より若干下
降した位置に設定する。このとき、ブランク材は、ベル
トコンベア61および第2スケータ群64を搬送する。
したがって、コイル材71およびブランク材の搬送時、
ベルト62は、コイル材71およびブランク材によっ
て、破損や摩耗することはない。
【0028】本発明の好適な実施形態について説明して
きたが、本発明は上記の実施形態により何ら限定される
ものではない。例えば、ベルトコンベア、第1スケータ
群および第2スケータ群は左右方向に固定する構成とし
たが、多種のコイル材幅に対応できるように、左右方向
に移動調整ができる構成としてもよい。
【0029】
【発明の効果】上記のように、本発明に係るプレス材搬
送装置は、ブランキング前の搬送時およびブランキング
時において、コイル材による、ベルトコンベアの破損お
よび摩耗を防止する。そのため、削り取られたゴムのカ
スの付着によるプレス成形ラインの停止を低減する。し
かも、ベルトの摩耗を抑制するので、ベルトの交換頻度
も低減する。また、プレス加工品のゴミ噛みによる精度
不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の斜視図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の平面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の側面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の正面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の側面からの作用図である。
【図6】本発明に係る第1の実施形態のプレス材搬送装
置の正面からの作用図である。
【図7】本発明に係る第2の実施形態のプレス材搬送装
置の平面図である。
【図8】プレス成形ラインの概略図である。
【図9】従来のプレス材搬送装置の平面図である。
【符号の説明】
1,10・・・枠体 2・・・回転軸 4,6・・・ベルト車 5,61・・・ベルトコンベア 7,62・・・ベルト 8・・・電磁石 22,28・・・基台 23,40・・・スケータ 23a,40a・・・ローラ 23b,40b・・・筒体 23c・・・スケータ支持台 24,63・・・第1スケータ群 24a,24b,24c,24d・・・スケータ列 25,64・・・第2スケータ群 25a,25b,25c,25d,25e,25f・・
・スケータ列 26・・・シリンダ 27・・・ガイド部材 50,60・・・プレス材搬送装置 51,71・・・コイル材 52・・・ブランク材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル材をブランキング形成するプレス
    成形ラインのブランキング工程の下流に設け、ブランキ
    ング前にコイル材を保持し、ブランキング後にブランク
    材として搬出するプレス材搬送装置において、 搬送方向が前記コイル材の搬送方向と同一方向で、全幅
    が前記コイル材の幅より狭く、上面に磁力を発生自在な
    ベルトコンベアと、 前記コイル材の搬送方向に倣う状態で、複数のスケータ
    が配設され、上端部が上昇時に前記ベルトコンベアの上
    面より高い位置に昇降自在な第1スケータ群と、 上端部が前記ベルトコンベアの上面に対しほぼ同一の高
    さで、前記ベルトコンベアおよび前記第1スケータ群の
    外側に位置し、前記コイル材の搬送方向に倣う状態で、
    前記コイル材の幅より広い幅に、複数のスケータが配設
    される第2スケータ群とを備え、 前記第1スケータ群の上端部が、ブランキング前および
    ブランキング時に前記ベルトコンベアの上面より高い位
    置まで上昇し、ブランキング後に前記ベルトコンベアの
    上面より低い位置に下降することを特徴とするプレス材
    搬送装置。
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