JPH07284773A - 電解装置 - Google Patents

電解装置

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Publication number
JPH07284773A
JPH07284773A JP7845894A JP7845894A JPH07284773A JP H07284773 A JPH07284773 A JP H07284773A JP 7845894 A JP7845894 A JP 7845894A JP 7845894 A JP7845894 A JP 7845894A JP H07284773 A JPH07284773 A JP H07284773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
water
pair
bubbles
electrolysis
Prior art date
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Pending
Application number
JP7845894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Tanaka
徳男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP7845894A priority Critical patent/JPH07284773A/ja
Publication of JPH07284773A publication Critical patent/JPH07284773A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes

Abstract

(57)【要約】 【目的】電解槽内に配設される一対の電極間での気泡の
滞留を防止して、両電極間の間隔を可能なかぎり近接さ
せることにより電解効率を向上させるとともに、気泡に
よる電極の劣化を防止する。 【構成】電解槽10内に配設される両電極として、電解
時に発生する気泡を透過可能な透過孔21a,22aを
多数備えた多孔性の板状電極21,22を採用して、こ
れら両電極21,22を電解槽10内にて互いに近接し
て配設するとともに、これら両電極21,22の互いに
対向する側とは反対側の両部位に被処理水が流通する主
流路Pを形成し、主流路Pを流動する電解生成水および
被処理水の吸引作用により両電極21,22間の気泡を
透過孔21a,22aから透過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水、食塩水等被処理水を
電解するための電解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電解装置の一形式として特開平4−33
0987号公報に示されているように、下方に左右一対
の流入口を有するとともに上方に左右一対の流出口を有
する電解槽の前記流入口と流出口間にて互いに対向して
配設された左右一対の電極を備え、前記流入口から前記
流出口へ流通する被処理水を前記両電極間にて電解する
形式の電解装置がある。当該電解装置において電解効率
を高めるためには、両電極間の間隔をできるかぎり小さ
くして消費電力を低減させ、低い電圧で必要な電流を確
保することが好ましい。しかしながら、両電極間の間隔
を狭くすると、電解時に発生する気泡がこれら両電極間
に滞留してかえって電解効率を低下させるとともに、気
泡の滞留により電極を劣化させることにもなる。
【0003】電解時に発生する気泡を両電極間で滞留さ
せないようにする手段としては、特開昭55−1610
78号公報に示されているように、電極として網目状、
格子状等の多孔性の電極を採用することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極と
して多孔性の電極を採用する場合、上記した公報に示さ
れているように、これらの両電極を電解槽内に単に配設
するだけでは発生する気泡の両電極間での滞留は解消さ
れず、依然として気泡の滞留に起因する電解効率の低
下、電極の劣化の問題は解決し得ない。従って、本発明
の目的は、多孔性の電極を採用して両電極間での気泡の
滞留を解消し、電解効率を向上させるとともに、電極の
劣化を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下方に左右一
対の流入口を有するとともに上方に左右一対の流出口を
有する電解槽の前記流入口と流出口間にて互いに対向し
て配設された左右一対の電極を備え、前記流入口から前
記流出口へ流通する被処理水を前記両電極間にて電解す
る電解装置において、前記両電極として電解時に発生す
る気泡を透過可能な透過孔を多数備えた多孔性の板状電
極を採用して、これら両電極を前記電解槽内にて互いに
近接して配設するとともに、これら両電極の互いに対向
する側とは反対側の両部位に前記被処理水が流通する主
流路を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用・効果】かかる構成の電解装置において
は、両電極の互いに対向する面とは反対側の両部位が被
処理水の主流路であることから、主流路を流通する被処
理水が両電極間で滞留しようとする気泡を両電極の透過
孔から積極的に吸引する作用を発揮し、両電極間での気
泡の滞留を阻止する。このため、両電極を極めて近接し
て配設することができて、両電極を近接配設することに
より電解効率を大幅に向上させることができるととも
に、両電極の気泡に起因する劣化を防止することができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1および図2には本発明に係る電解装置が示
されている。当該電解装置は電解槽10を構成する一対
のケーシングプレート11,12と、一対の電極21,
22と、隔膜23と、内側の一対の間隔保持部材24,
25と、外側の一対の間隔保持部材26,27にて構成
されている。
【0008】ケーシングプレート11,12は左右対象
のもので、図1〜図3に示すように、上部および下部に
それぞれ幅方向へ延びる溝11a,12aを備え、これ
ら各溝11a,12aにはそれらの幅方向の中央部に、
流入口11b,12bおよび流出口11c,12cを備
えている。また、各ケーシングプレート11,12の内
側は方形状の凹所11d,12dに形成されている。両
ケーシングプレート11,12は、後述する電極21,
22、隔膜23、内側の各間隔保持部材24,25、外
側の各間隔保持部材26,27を挟持した状態で互いに
対向して重合され、それらの周縁部にて複数のボルト1
3a,ナット13bにて締め付け固定される。
【0009】各電極21,22は図1,図2および図4
に示すように、平板状の電極本体21a,22aと、電
極本体21a,22aの中央部に溶接されたナット21
b,22bとにより構成されており、各ケーシング1
1,12内に組付けられた状態では、各ナツト21b,
22bには各電極端子21c,22cが螺着される。電
極本体21a.22aは各ケーシングプレート11,1
2の凹所11d,12dよりひとまわり小形に形成され
たラスメタルであり、その全面には無数の菱形形状の孔
を有するもので、同孔が気泡を透過させる透過孔21
d,22dを構成している。隔膜23は合成繊維の不織
布を基材とするイオン透過性の膜であり、両ケーシング
プレート11,12にその周縁部にて挟持されて固定さ
れ、両ケーシングプレート11,12にて形成される電
解槽内をアノード室およびカソード室に区画すべく機能
する。
【0010】内側の各間隔保持材24,25は図1、図
2および図5に示すように格子状のもので、互いに並列
する多数の縦棒24a,25aと、各縦棒24a,25
aをそれらの上下両端部にて連結する上下一対の横棒2
4b,25bとにより構成されている。各間隔保持部材
24,25は各ケーシングプレート11,12の凹所1
1d,12d内に嵌合する大きさに形成されている。外
側の各間隔保持部材26,27も内側の間隔保持部材2
4,25と同様の構造に形成されている。
【0011】これらの各構成部材を組付けて電解装置を
構成するには、先づ一方のケーシングプレート11の凹
所11dに外側の間隔保持部材26を嵌合するととも
に、一方の電極21を間隔保持部材26の内側に沿わせ
て配置して、配置された電極21のナット21bにケー
シングプレート11の外側から電極端子21cを螺着す
る。これと同様に、他方のケーシングプレート12の凹
所12dに外側の間隔保持部材27を嵌合するととも
に、他方の電極22を間隔保持部材27の内側に沿わせ
て配置して、配置された電極22のナット22bにケー
シングプレート12の外側から電極端子22cを螺着す
る。次いで、これらケーシングプレート11,12の凹
所11d,12dに内側の間隔保持部材24,25をそ
れぞれ嵌合して各電極21,22の内側に沿わせて配置
し、この状態で両間隔保持部材24,25にて隔膜23
を挟持して両ケーシングプレート11,12を互いに重
合し、各ボルト13aおよびナツト13bにて締め付け
て組付けを完了する。
【0012】この状態においては、両ケーシングプレー
ト11,12により形成された電解槽10内において
は、両電極21,22が隔膜23、および隔膜23の各
側面に沿って位置する両間隔保持部材24,25を介し
て互いに対向し、各電極21,22と隔膜23間には各
間隔保持部材24,25の縦棒24a,25aの厚み分
の間隙が形成されている。また、各電極21,22と各
ケーシングプレート11,12の内面間には各間隔保持
部材26,27の厚み分、すなわち縦棒26a,27a
および横棒26b,27bの両棒の厚み分の間隙が成形
されている。本実施例においては、各電極21,22と
隔膜23間の間隙(以下第1間隙という)が0.5mm
に設定され、各電極21,22と各ケーシングプレート
11,12の内面間の間隙(以下第2間隙という)が
1.5mmに設定されていて、第2間隙が上下両溝11
a,12aに連通している。これにより、両第2間隙は
被処理水の主流路Pを構成している。
【0013】このように構成した電解装置においては、
被処理水が各ケーシングプレート11,12の流入口1
1b,12bから電解槽10内に供給されて同槽10内
が被処理水で満たされ、被処理水は両電極21,22間
で電解されて電解生成水となる。電解槽10内の電解生
成水は、同槽10内へ漸次供給される被処理水の作用に
より主として主通路Pを上方へ流動して、上溝11a,
12aおよび流出口11c,12cを経て外部へ流出す
る。この間、電解反応によって発生した両電極21,2
2間の気泡は、主流路Pを流動する電解生成水および被
処理水に起因する吸引作用を受けて各電極21,22の
無数の透過孔21a,22aから主流路Pへ速やかに透
過し、電解生成水とともに外部へ流出する。
【0014】従って、当該電解装置においては、電解時
に発生する気泡が両電極21,22間に滞留することが
なくて、両電極21,22の間隔を極めて近接して配設
して電解効率を大幅に向上させることができるととも
に、気泡の滞留に起因する両電極21,22の劣化を防
止することができる。
【0015】なお、各電極21,22としては、気泡が
透過することができる透過孔を無数に有する多孔性の平
板であればよく、透過孔は菱形形状にかぎらず円形形
状、楕円形状、三角形状等形状を問わないが、気泡の両
電極21,22間から外部への透過性を考慮すれば、菱
形形状、下部から上方へ漸次幅狭となる形状で気泡の透
過を助勢する形状のものであることが好ましい。また、
電極21,22の素材としてはラスメタルにかきらず、
パンチングメタル等であってもよる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解装置の縦断側面図である。
【図2】同電解装置の分解図である。
【図3】同電解装置を構成するケーシングプレートの正
面図である。
【図4】同電解装置を構成する電極の正面図である。
【図5】同電解装置を構成する間か各保持部材の正面図
である。
【符号の説明】
10…電解槽、11,12…ケーシングプレート、11
a,12a…溝、11b,12b…流入口、11c,1
2c…流出口、21,22…電極、23…隔膜、24,
25…内側の間隔保持部材、26,27…外側間隔保持
部材、P…主流路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に左右一対の流入口を有するとともに
    上方に左右一対の流出口を有する電解槽の前記流入口と
    流出口間にて互いに対向して配設された左右一対の電極
    を備え、前記流入口から前記流出口へ流通する被処理水
    を前記両電極間にて電解する電解装置において、前記両
    電極として電解時に発生する気泡を透過可能な透過孔を
    多数備えた多孔性の板状電極を採用して、これら両電極
    を前記電解槽内にて互いに近接して配設するとともに、
    これら両電極の互いに対向する側とは反対側の両部位に
    前記被処理水が流通する主流路を形成したことを特徴と
    する電解装置。
JP7845894A 1994-04-18 1994-04-18 電解装置 Pending JPH07284773A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015307A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Daikin Ind Ltd 電気分解装置
JP2010255018A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Toyota Central R&D Labs Inc Co2電解装置及びco2電解生成物の製造方法
WO2012160915A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 パナソニック株式会社 電解槽及び電解水生成装置
JPWO2015146944A1 (ja) * 2014-03-28 2017-04-13 国立大学法人横浜国立大学 有機ハイドライド製造装置
CN112759038A (zh) * 2021-01-29 2021-05-07 陕西科技大学 一种穿透式电催化阳极及制备方法

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JP2006015307A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Daikin Ind Ltd 電気分解装置
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WO2012160915A1 (ja) * 2011-05-24 2012-11-29 パナソニック株式会社 電解槽及び電解水生成装置
JPWO2015146944A1 (ja) * 2014-03-28 2017-04-13 国立大学法人横浜国立大学 有機ハイドライド製造装置
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