JPH07283231A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH07283231A
JPH07283231A JP6937794A JP6937794A JPH07283231A JP H07283231 A JPH07283231 A JP H07283231A JP 6937794 A JP6937794 A JP 6937794A JP 6937794 A JP6937794 A JP 6937794A JP H07283231 A JPH07283231 A JP H07283231A
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JP
Japan
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layer
emitter
emitter layer
algaas
compound semiconductor
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JP6937794A
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Akihiro Kawano
明弘 川野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間通電しても、ベース電流の増加がみら
れないGaAs/AlGaAs系HBTを提供する。 【構成】 半導体基板上に、第1導電型の化合物半導体
からなるコレクタ層と、該コレクタ層上に第1導電型と
逆の第2導電型の化合物半導体からなるベース層をこの
順番に形成する工程と、前記ベース層の上に、AlGa
As第1エミッタ層と、該AlGaAs第1エミッタ層
の直上に該第1エミッタ層とは異なる化合物半導体から
なる第2エミッタ層とを含むエミッタ積層構造を形成す
るエミッタ積層構造形成工程と、前記エミッタ積層構造
の周辺部を、前記AlGaAs第1エミッタ層及び前記
第2エミッタ層の前記ベース層側の少なくとも一部の厚
さが残るように除去するエミッタ積層構造除去工程とを
含む半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタ(HBT)に関し、特にGaAs/Al
GaAs系HBTに関する。HBTは、高速動作可能で
あり、電流駆動能力が高いため、マイクロ波デバイスや
光通信用のドライバ等に応用が期待されている。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のGaAs/AlGaAs
系のHBTを示す。半絶縁性GaAs基板51上に厚さ
500nm、キャリア濃度3×1018cm-3のn型Ga
Asサブコレクタ層52が形成されている。サブコレク
タ層52の上には、厚さ300nm、キャリア濃度5×
1016cm-3のn型GaAsコレクタ層53が形成され
ている。さらに、コレクタ層53を取り囲むように、サ
ブコレクタ層52の表面にオーミック接触したコレクタ
電極58が形成されている。
【0003】コレクタ層53の上には、厚さ100n
m、キャリア濃度4×1019cm-3のp型GaAsベー
ス層54が形成されている。ベース層54の上には、厚
さ150nm、キャリア濃度5×1017cm-3のn型A
lGaAsエミッタ層55が形成されている。エミッタ
層55を取り囲むように、ベース層54の表面にオーミ
ック接触したベース電極59が形成されている。
【0004】ベース層54を露出させると、その露出面
に電子がトラップされ、電流利得が減少する。従って、
電流利得の減少を防止するためにベース層54が露出し
ないようにすることが好ましい。この対策として、ベー
ス層54のベース電極以外の領域をエミッタ層55で覆
っている。
【0005】エミッタ層55の端部近傍は、エミッタ層
55からベース電極59に直接電流が流れないようにす
るために、厚さ30〜60nm程度に薄くされ、ガード
リング62が形成されている。通常、ガードリングは空
乏化しているため、エミッタ層55からベース電極59
に直接電流が流れることはない。
【0006】エミッタ層55の上には、厚さ50nm、
キャリア濃度5×1018cm-3のn型GaAs層56、
厚さ50nm、キャリア濃度5×1019cm-3のIn
0.6 Ga0.4 As層57がこの順番に形成されている。
エミッタ層55、GaAs層56、InGaAs層57
の側面及びガードリング62の上面はSiON等のサイ
ドウォール61によって覆われている。
【0007】InGaAs層57の上には、オーミック
接触を形成するエミッタ電極60が形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によるHB
Tに通電すると、時間の経過とともにベース電流が増加
するという問題がある。ベース電流の増加は利得の減少
につながり、トランジスタの特性を劣化させる。
【0009】本発明の目的は、長時間通電しても、ベー
ス電流の増加が少ないGaAs/AlGaAs系HBT
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に、第1導電型の化合物半導体
からなるコレクタ層と、該コレクタ層上に第1導電型と
逆の第2導電型の化合物半導体からなるベース層をこの
順番に形成する工程と、前記ベース層の上に、AlGa
As第1エミッタ層と、該AlGaAs第1エミッタ層
の直上に該第1エミッタ層とは異なる化合物半導体から
なる第2エミッタ層とを含むエミッタ積層構造を形成す
るエミッタ積層構造形成工程と、前記エミッタ積層構造
の周辺部を、前記AlGaAs第1エミッタ層及び前記
第2エミッタ層の前記ベース層側の少なくとも一部の厚
さが残るように除去するエミッタ積層構造除去工程とを
含む半導体装置の製造方法。
【0011】
【作用】エミッタ層端部近傍のガードリングを、AlG
aAsとその他の化合物半導体との2層構造にすること
により、AlGaAs表面が直接ガードリング上面に現
れることを防止できる。このため、AlGaAs層表面
におけるキャリアの再結合を抑制でき、ベース電流の増
加を抑制できる。
【0012】
【実施例】図1〜図4を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1(A)に示すように、半絶縁性GaA
s基板1の上に、厚さ500nm、キャリア濃度5×1
18cm-3のSiドープn型GaAsサブコレクタ層
2、厚さ300nm、ノンドープGaAsコレクタ層
3、厚さ100nm、キャリア濃度4×1019cm-3
Cドープp型GaAsベース層4が形成されている。
【0013】p型GaAsベース層4の上に、厚さ30
nmのSiドープn型Al0.26Ga 0.74As下部エミッ
タ層5、厚さ10nmのSiドープn型GaAsエミッ
タ層6、厚さ110nmのSiドープn型AlGaAs
上部エミッタ層7の3層からなるエミッタ層が形成され
ている。これらエミッタ層のキャリア濃度は、全て5×
1017cm-3である。
【0014】上部エミッタ層7の上に、厚さ150n
m、キャリア濃度5×1018cm-3のSiドープn型G
aAsエミッタキャップ層8、厚さ100nm、キャリ
ア濃度5×1019cm-3のSiドープn型In0.6 Ga
0.4 Asエミッタコンタクト層9がこの順番に形成され
ている。
【0015】なお、n型GaAsサブコレクタ層2〜n
型InGaAsエミッタコンタクト層9の積層構造は、
MOCVDまたはガスソースMBE等によりエピタキシ
ャル成長されたものである。
【0016】図1(B)に示すように、n型InGaA
sエミッタコンタクト層9の上にWSi層をスパッタリ
ング等により堆積してエミッタの形状にパターニング
し、WSi層10を形成する。
【0017】図1(C)に示すように、まず、WSi層
10をマスクとしてリン酸系のエッチング液を使用し、
n型InGaAsエミッタコンタクト層9を部分的にエ
ッチングする。次に、WSi層10及びエミッタコンタ
クト層9をマスクとしてCCl2 2 とHeガスを用い
た反応性イオンエッチングによってn型GaAsエミッ
タキャップ層8を選択的にエッチングする。このとき、
ガス圧を変えて等方的なエッチング条件を選べば、n型
GaAsエミッタキャップ層8はアンダーエッチされ、
WSi層10とエミッタコンタクト層9には、エミッタ
キャップ層8の端部から張り出した庇状部分21が形成
される。さらに、n型AlGaAs上部エミッタ層7を
アンモニア系のエッチング液を用いてエッチングする。
【0018】図2(A)はサイドウォール11を形成す
る工程を示す。まず、プラズマCVD、熱CVDまたは
光CVD等により厚さ100nmのSiON膜を基板表
面全面に堆積する。プラズマCVD等ではSiON膜が
等方的に成長するため、n型GaAsエミッタ層6及び
WSi層10の上面のみならず、n型InGaAsエミ
ッタコンタクト層9、n型GaAsエミッタキャップ層
8及びn型AlGaAs上部エミッタ層7の側面、庇状
部分21の下面にもSiON膜が堆積する。
【0019】次に、異方性ドライエッチングにより、S
iON膜をエッチングする。エッチングは、主に上方か
ら下方に向かって基板表面に垂直な方向にのみ進行する
ため、WSi層10〜n型AlGaAs上部エミッタ層
7の側面、庇状部分21の下面、及びGaAsエミッタ
層6の上面のうち庇状部分21直下に形成されたSiO
N膜が残る。このようにして、サイドウォール11が形
成される。なお、サイドウォール11は、SiONに限
らず、SiO2 、SiN等の絶縁膜でもよい。
【0020】図2(B)に示すように、WSi層10及
びサイドウォール11をマスクとしてリン酸系のエッチ
ング液でn型GaAsエミッタ層6とn型AlGaAs
下部エミッタ層5を部分的にエッチングする。なお、こ
の場合も、わずかにアンダーエッチされる。
【0021】図2(C)に示すように、Ti/Pt/A
u膜を真空蒸着により形成する。真空蒸着により膜を形
成する場合には、原料となる原子は基板上方からのみ飛
散してくるため、原子の飛散方向に対して影になる部分
には膜が堆積しない。従って、WSi層10の上面及び
p型GaAsベース層4の表面のうちサイドウォール1
1の影にならない領域にのみ膜が堆積する。従って、W
Si層10の上面及びp型GaAsベース層4の上面に
Ti/Pt/Au膜12、13が形成される。n型Ga
Asエミッタ層6及びn型AlGaAs下部エミッタ層
5はアンダーエッチされているため、直接Ti/Pt/
Au膜に接触しない。
【0022】図2(D)は、n型GaAsコレクタ層3
を露出させる工程を示す。エミッタ領域及びベース領域
となる領域をレジストパターン15で覆う。レジストパ
ターン15をマスクとしてイオンミリングによりTi/
Pt/Au膜13を選択的に除去する。さらに、p型G
aAsベース層4、n型GaAsコレクタ層3を部分的
にウェットエッチングし、n型GaAsコレクタ層3の
途中でエッチングを停止する。エッチング後、レジスト
パターン15を除去する。
【0023】図3(A)は、コレクタ電極引出し用の穴
を形成する工程を示す。まず、基板表面にレジスト膜1
6を塗布し、ベース電極13のやや外側を取り囲むよう
に開口を形成する。この開口を通してn型GaAsコレ
クタ層3及びn型GaAsサブコレクタ層2を部分的に
エッチングし、n型GaAsサブコレクタ層2の途中で
エッチングを停止する。
【0024】図3(B)に示すように、基板全面にTi
/AuGe/Au膜14aを蒸着する。図3(C)に示
すように、リフトオフ法によりレジスト膜16とその上
に蒸着されたTi/AuGe/Au膜14aを除去す
る。さらに、熱処理を行いn型GaAsサブコレクタ層
2にオーミック接触するTi/AuGe/Auコレクタ
電極14を形成する。
【0025】図4は、図3(C)に示すHBTの平面図
を示す。エミッタ電極12の周囲を取り囲むようにベー
ス電極13が形成されている。さらに、ベース電極13
の三方を取り囲むように、ベース電極13のやや外側に
コレクタ電極14が形成されている。
【0026】図3(C)に示す実施例によるHBTの構
造では、p型GaAsベース層4上のガードリング20
は、n型GaAsエミッタ層6とn型AlGaAs下部
エミッタ層5の2層で構成されている。AlGaAs層
表面がGaAs層で覆われているため、AlGaAs表
面での再結合を抑制することができる。
【0027】次に、ガードリングをAlGaAs/Ga
As2層構造にした場合の電流増加抑制効果について説
明する。図5は、図3(C)に示す実施例によるHB
T、及び図7に示す従来例によるHBTのエミッタ/ベ
ース接合をシミュレートするダイオード構造のサンプル
に順バイアスを印加したときに流れる電流の時間変化を
示す。横軸は経過時間を単位時間で表し、縦軸は電流I
の大きさを初期電流I0 に対する相対値I/I0 で表
す。
【0028】図中●は、図3(C)に示すようにガード
リングを2層構造とした場合、○は図7に示すようにA
lGaAs1層構造のガードリングとした場合を示す。
なお、通電は、面積2×5μm2 の素子を用いて初期電
流I0 の電流密度1×105A/cm2 、環境温度15
0℃で行った。図5の電流Iは、印加電圧0.8Vにお
ける電流値で、150℃において測定した。
【0029】AlGaAs1層構造のガードリングの場
合には、通電開始から50時間経過すると電流値は1.
5〜2.2倍に、100時間経過すると約3倍以上に増
加する。これに対し、AlGaAs/GaAs2層構造
のガードリングの場合には、通電開始から50時間経過
しても電流値はほとんど増加せず、100時間経過して
もほとんど増加しない場合がある。
【0030】このように、ガードリングをAlGaAs
/GaAs2層構造にすることにより、ベース電流の増
加を防止できることがわかる。なお、本実施例のHBT
構造においては、エミッタ層として厚さ30nmの下部
エミッタ層5、厚さ10nmのGaAsエミッタ層6及
び厚さ110nmの上部エミッタ層7のキャリア濃度が
全て5×1017cm-3の3層から構成され、合計の厚さ
は150nmである。従って、図7に示す従来のHBT
のエミッタ層55と同じ厚さとなるため、同等の耐圧を
確保することができる。また、ガードリング20の厚さ
も、合計40nmと従来と同程度であり、空乏化するた
めに十分な薄さとすることができる。
【0031】図6は、本発明の他の実施例によるHBT
を示す。図3(C)の下部エミッタ層5の代わりにキャ
リア濃度が5×1017cm-3と同程度であり、厚さが6
0nmのSiドープn型AlGaAsエミッタ層5aが
形成されている。また、エミッタ層5aの上には、図3
(C)のGaAsエミッタ層6と上部エミッタ層7の2
層の代わりに厚さ70nm、キャリア濃度5×1017
-3の1層のGaAsエミッタ層6aが形成されてい
る。なお、GaAsエミッタ層6aのガードリング部分
は、空乏化させるために厚さ20nmまで薄くされてい
る。すなわち、ガードリング20は、厚さ20nmのG
aAs層と厚さ60nmのAlGaAs層5aからなる
2層で構成されている。
【0032】GaAsエミッタ層6aの上のエミッタキ
ャップ層8の厚さは170nmである。その他の構成
は、図3(C)のHBTと同様である。図6に示す他の
実施例においては、ガードリング20を空乏化するため
に、エミッタ層5aを60nmまで薄くしている。従っ
て、所望の耐圧を得るためにエミッタキャップ層8とエ
ミッタ層5aとの間のGaAsエミッタ層6aの厚さを
約70nmとし、エミッタキャップ層8よりもキャリア
濃度が約1桁低いエミッタ層の合計の厚さを130nm
としている。
【0033】図6の他の実施例によるHBTの製造工程
は、先の実施例の製造工程と図1(C)に示す工程が異
なる。他の実施例においては、図1(C)における上部
エミッタ層7がない場合と同様と考えることができる。
すなわち、n型GaAsエミッタ層6とn型AlGaA
s上部エミッタ層7の2層の代わりのGaAsエミッタ
層6aの上に直接エミッタキャップ層8が形成されてい
る。
【0034】従って、n型InGaAsエミッタコンタ
クト層9の下のエッチングすべき層は全てGaAs層で
ある。このため、アンモニア系のエッチング液を用いた
ウェットエッチングのみでエミッタキャップ層8及びG
aAsエミッタ層6aを連続的にエッチングすることが
できる。このとき、ガードリング部分に厚さ20nmの
GaAsエミッタ層6aを残す必要があるため、時間制
御によりエッチングを停止する。
【0035】図6に示す他の実施例においても、ガード
リング20の表面にAlGaAsの界面が直接現れない
ため、ベース電流の増加を防止することができる。上記
実施例では、ガードリングの上面をGaAsとする場合
について説明したが、AlGaAsと格子整合し、かつ
リーク電流の少ない他の化合物半導体を使用してもよ
い。例えば、InGaP等を使用してもよい。
【0036】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GaAs/AlGaAs系HBTにおいて、ベース電流
が通電時間とともに増加することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるHBTの製造方法を説明
するための基板の断面図である。
【図2】本発明の実施例によるHBTの製造方法を説明
するための基板の断面図である。
【図3】本発明の実施例によるHBTの製造方法を説明
するための基板及びHBTの断面図である。
【図4】本発明の実施例によるHBTの平面図である。
【図5】本発明の実施例によるHBTのベース電流の時
間変化を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例によるHBTの断面図であ
る。
【図7】従来例によるHBTの断面図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 n型GaAsサブコレクタ層 3 n型GaAsコレクタ層 4 p型GaAsベース層 5 n型AlGaAs下部エミッタ層 5a n型AlGaAsエミッタ層 6、6a n型GaAsエミッタ層 7 n型AlGaAs上部エミッタ層 8 n型GaAsエミッタキャップ層 9 n型InGaAsコンタクト層 10 WSi層 11 サイドウォール 12 エミッタ電極 13 ベース電極 14 コレクタ電極 15 レジストパターン 16 レジスト膜 20 ガードリング 21 庇状部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、第1導電型の化合物半
    導体からなるコレクタ層と、該コレクタ層上に第1導電
    型と逆の第2導電型の化合物半導体からなるベース層を
    この順番に形成する工程と、 前記ベース層の上に、AlGaAs第1エミッタ層と、
    該AlGaAs第1エミッタ層の直上に該第1エミッタ
    層とは異なる化合物半導体からなる第2エミッタ層とを
    含むエミッタ積層構造を形成するエミッタ積層構造形成
    工程と、 前記エミッタ積層構造の周辺部を、前記AlGaAs第
    1エミッタ層及び前記第2エミッタ層の前記ベース層側
    の少なくとも一部の厚さが残るように除去するエミッタ
    積層構造除去工程とを含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エミッタ積層構造形成工程は、さら
    に、 前記第2エミッタ層の上に、前記第2エミッタ層とは異
    なる化合物半導体からなる第3エミッタ層を形成する工
    程を含み、 前記エミッタ積層構造除去工程は、さらに、 前記第3エミッタ層を選択的に除去し、前記第2エミッ
    タ層表面を露出させる工程を含む請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に形成された第1導電型の
    化合物半導体からなるコレクタ層と、 前記コレクタ層の上に形成された第1導電型と逆の第2
    導電型の化合物半導体からなるベース層と、 前記ベース層の一部表面上に形成された第1導電型のA
    lGaAs第1エミッタ層、及び該AlGaAs第1エ
    ミッタ層の上に形成された該AlGaAs第1エミッタ
    層とは異なる化合物半導体からなる第2エミッタ層とを
    含む積層構造であって、端部近傍は中央部よりも膜厚が
    薄くかつ上面には前記第2エミッタ層が表出しているエ
    ミッタ積層構造とを有する半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記エミッタ積層構造は、さらに、前記
    第2エミッタ層の前記端部近傍を除く上面に形成された
    前記第2エミッタ層とは異なる化合物半導体からなる第
    3エミッタ層を含む請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第3エミッタ層はAlGaAsであ
    る請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2エミッタ層はGaAsまたはI
    nGaPである請求項3〜5のいずれかに記載の半導体
    装置。
JP6937794A 1994-04-07 1994-04-07 半導体装置とその製造方法 Withdrawn JPH07283231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170829A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Nec Corp ヘテロ接合型バイポーラトランジスタ及びその製造方法
JP2011187784A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> バイポーラトランジスタおよびその製造方法

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