JPH07282210A - 非接触icカードインタフェース装置及びそれを用いた通信システム - Google Patents

非接触icカードインタフェース装置及びそれを用いた通信システム

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JPH07282210A
JPH07282210A JP6070913A JP7091394A JPH07282210A JP H07282210 A JPH07282210 A JP H07282210A JP 6070913 A JP6070913 A JP 6070913A JP 7091394 A JP7091394 A JP 7091394A JP H07282210 A JPH07282210 A JP H07282210A
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賢一 高比良
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弘一 早水
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 インターフェース装置11は、外部のホスト
コンピュータに対する双方向信号を制御するためのイン
ターフェースコントローラ13と、ホストコンピュータ
からの出力信号に対応して、非接触ICカードとのデー
タ通信を制御するための通信コントローラ15と、イン
ターフェースコントローラ13及び通信コントローラ1
5との双方からアクセス(読み込み及び書き込み)され
るメモリ14とを備えている。 【効果】 離れた位置からのアクセスが可能なため利便
性がよく、メモリカードのコネクタ部分の機械的損傷等
を防ぎ、かつ、接触式のICメモリカードの場合と同様
の高速アクセスが非接触ICカードに対して可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非接触ICカードと
の通信を行うための非接触ICカードインタフェース装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、非接触ICカードが開発され利用
されるようになってきている。非接触ICカードの利点
としては、主に、(1)読み取り端末(リーダライタ)
に装着せずに、離れた位置からアクセスが可能なため利
便性がよい、(2)従来の接触式ICカードとは違い電
極を必要としないため、接触不良による誤動作や静電気
による故障等の心配がない等が挙げられる。
【0003】図23は、従来の非接触ICカード1のデ
ータ通信を行うための通信システムを示した概略ブロッ
ク図である。図23に示すように、ホストコンピュータ
2に、RS−232C等のシリアルケーブル3を介し
て、リーダライタ等のインターフェース装置4が電気的
に接続されている。インターフェース装置4は、図のよ
うに、ホストコンピュータ2からのメモリアクセス信号
に対応してインターフェース装置4内部の制御信号を発
生して非接触ICカード1とホストコンピュータ2との
間の双方向データ伝送を制御するためのMCU等から成
るコントローラ4aと、変復調回路から構成された送受
信回路4bと、非接触ICカード1に対する送受信信号
5を送受信するためのアンテナ4cとから構成されてい
る。アンテナ4cは、インターフェース装置4の本体に
内蔵されずに、アンテナケーブル4dにより、装置本体
の外部で、送受信回路4bと電気的に接続されている。
送受信回路4bは、コントローラ4aからの送信データ
を変調してアンテナ4cを経由して非接触ICカード1
に送信するための送信信号を生成し、また、アンテナ4
cから受信した非接触ICカードからの受信信号を復調
してデジタルデータに変換するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、構成さ
れた通信システムにおいては、インターフェース装置4
は、ホストコンピュータ2と非接触ICカード1との間
の通信を行うための単なる中継であり、非接触ICカー
ド1からアンテナ4cを介して読み込んだデータを保持
せずにホストコンピュータ2に順次転送するだけであっ
たので、非接触ICカード1とアンテナ4cとの間のデ
ータ伝送速度が一般に遅い(最大19.2bps程度)こと
から、ホストコンピュータ2とインターフェース装置4
との間の伝送速度もそれほど高速化する必要がなかった
ため、シリアルケーブル3を介して接続していたが、そ
のため、ホストコンピュータ2において、非接触ICカ
ード1のメモリを、従来の接触式のICメモリカードの
メモリのように高速にアクセス(読み出し及び書き込
み)することが出来ないという課題があった。
【0005】一方、従来の接触式ICメモリカードを用
いれば、高速アクセスは可能であるが、ICメモリカー
ドのデータを別のホスト装置で収集しようとすると、I
Cメモリカードをホスト装置本体から排出させなければ
ならないために、ICメモリカードのコネクタ部分が挿
抜のために力がかかって、機械的に破損したり、接触不
良を起こしたりすることがあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、上述のような非接触ICカード
の利点を生かして、すなわち、離れた位置からのアクセ
スが可能で、カードのコネクタ部分の機械的破損等を防
止することが出来、さらに、接触式ICメモリカードの
ような高速アクセスが非接触ICカードに対して可能な
インターフェース装置、および、それを用いた通信シス
テムを得ることを目的とする。
【0007】また、近年、ホストコンピュータ側の拡張
メモリとして接触式のICメモリカードが普及され、ノ
ート型パソコン等のようにホストコンピュータにICメ
モリカード用スロットが実装されたものが多く普及され
ている。また、接触式ICメモリカードをデータ記憶媒
体として利用するためのドライバーソフトウエアやアプ
リケーションソフトウエア等が盛んに開発されている。
そこで、この発明においてはさらに、接触式ICメモリ
カードのスロットに装着可能で、上述の接触式ICメモ
リカードのためのドライバーソフトウエア及びアプリケ
ーションソフトウエア等の利用が可能なインターフェー
ス装置およびそれを用いた通信システムを得ることをも
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、請求
項1の発明は、外部ホスト装置と非接触ICカードとの
通信を行うための非接触ICカードインターフェース装
置であって、外部ホスト装置に接続するためのコネクタ
と、コネクタに電気的に接続されて、外部ホスト装置に
対する双方向信号を制御するための第一の制御手段と、
第一の制御手段に接続されて、外部ホスト装置からの出
力信号を第一の制御手段を介して受信し、外部ホスト装
置からの出力信号に対応して、非接触ICカードとのデ
ータ通信を制御するための第二の制御手段と、第二の制
御手段に電気的に接続され、非接触ICカードに対する
双方向電磁波信号を送受信するための電磁波信号通信手
段と、第一の制御手段と第二の制御手段とに電気的に接
続され、第一の制御手段と第二の制御手段とから、デー
タをアクセス(読み出し及び書き込み)されるメモリと
を備えた非接触ICカードインターフェース装置であ
る。
【0009】請求項2によれば、電磁波信号通信手段を
介して上記非接触ICカードに対してアクセスを行う通
常モードと、電磁波信号通信手段を介して上記非接触I
Cカードに搭載された2次電池に充電するための充電モ
ードとに切り替えるためのモード切替手段を備えた非接
触ICカードインターフェース装置が得られる。
【0010】請求項3によれば、モード切替手段が、電
磁波信号通信手段から非接触ICカードへ送信される電
磁波信号の周波数を、通常モード時と充電モード時とに
おいて切り換えるための周波数切換手段である非接触I
Cカードインターフェース装置が得られる。
【0011】請求項4によれば、コネクタが、標準外形
寸法のICメモリカードのコネクタに対し形状及び電気
的仕様において互換性を有する非接触ICカードインタ
ーフェース装置が得られる。
【0012】請求項5によれば、電磁波信号通信手段が
外装を有し、電磁波信号通信手段の外装に非接触ICカ
ードを密着固定するための非接触ICカード搭載部を設
けた非接触ICカードインターフェース装置が得られ
る。
【0013】請求項6によれば、非接触ICカードイン
ターフェース装置が、コネクタと、第一の制御手段と、
第二の制御手段と、メモリとを内部に搭載した本体部分
と、電磁波信号通信手段を搭載したアンテナ部分とを備
え、アンテナ部分が、本体部分に対して回動自在に一体
化して設けられた非接触ICカードインターフェース装
置が得られる。
【0014】請求項7によれば、非接触ICカードイン
ターフェース装置が、コネクタと、第一の制御手段と、
第二の制御手段と、メモリと、電磁波信号通信手段とを
一体化して搭載するための外装を備えた非接触ICカー
ドインターフェース装置が得られる。
【0015】請求項8の発明は、ホスト装置と非接触I
Cカードとの通信を行うための通信システムであって、
メモリを有する非接触ICカードと、非接触ICカード
のメモリをアクセスするための出力信号を出力するホス
ト装置と、ホスト装置からの出力信号を受信して、ホス
ト装置と非接触ICカードとの間のデータ通信を行うた
めの非接触ICカードインターフェース装置とを備え、
非接触ICカードインターフェース装置が、ホスト装置
に接続するためのコネクタと、コネクタに電気的に接続
されて、ホスト装置に対する双方向信号を制御するため
の第一の制御手段と、第一の制御手段に接続されて、ホ
スト装置からの出力信号を第一の制御手段を介して受信
し、出力信号に対応して、非接触ICカードとのデータ
通信を制御するための第二の制御手段と、第二の制御手
段に電気的に接続され、非接触ICカードに対する双方
向電磁波信号を送受信するための電磁波信号通信手段
と、第一の制御手段と第二の制御手段とに電気的に接続
され、第一の制御手段と第二の制御手段とからアクセス
されるメモリとを備えた通信システムである。
【0016】請求項9によれば、非接触ICカードイン
ターフェース装置が、電磁波信号通信手段を介して非接
触ICカードのメモリに対してアクセスを行う通常モー
ドと、電磁波信号通信手段を介して非接触ICカードに
搭載された2次電池を充電するための充電モードとに切
り替えるためのインターフェース側切替手段を備えた通
信システムが得られる。
【0017】請求項10によれば、非接触ICカードイ
ンターフェース装置のインターフェース側切替手段が、
電磁波信号通信手段から非接触ICカードへ送信するた
めの電磁波信号の周波数を、通常モード時と充電モード
時とにおいて切り換えるための周波数切換手段である通
信システムが得られる。
【0018】請求項11によれば、非接触ICカード
が、非接触ICカードインターフェース装置からアクセ
スされる通常モードと非接触ICカードに搭載された2
次電池を充電するための充電モードとに切り替えるため
のカード側切替手段を備えた通信システムが得られる。
【0019】請求項12によれば、非接触ICカードの
上記カード側切替手段が、インターフェース装置の電磁
波信号通信手段から受信した電磁波信号の周波数を、通
常モード時と充電モード時とにおいて切り換えるための
周波数切換手段である。
【0020】請求項13によれば、非接触ICカードの
カード側切替手段が、ホスト装置から非接触ICカード
インターフェース装置を介して入力される非接触ICカ
ードを起動させるための起動信号を充電モード時におい
て遮断するための遮断手段である。
【0021】請求項14によれば、非接触ICカードイ
ンターフェース装置が、コネクタと、第一の制御手段
と、第二の制御手段と、メモリと、電磁波信号通信手段
とを一体化して搭載するための外装を備え、ホスト装置
がホスト装置側コネクタを備え、ホスト装置側コネクタ
の内部に、非接触ICカードインターフェース装置の外
装を挿入装着するためのインターフェース装置装着部が
設けられ、ホスト装置側コネクタの外面に、非接触IC
カードインターフェース装置に対し略々平行になるよう
に、非接触ICカードが密着固定されるための非接触I
Cカード搭載部を設けた通信システムが得られる。
【0022】請求項15によれば、非接触ICカードイ
ンターフェース装置のメモリが所定のバイト単位の複数
のブロックに分割され、非接触ICカードのメモリが、
非接触ICカードインターフェース装置のメモリより大
きいメモリ容量を有し、非接触ICカードインターフェ
ース装置のメモリのブロックと同じバイト単位の複数の
ブロックに分割され、非接触ICカードインターフェー
ス装置のメモリと非接触ICカードのメモリとの間にお
いて、ブロック毎にデータ転送を行い、非接触ICカー
ドインターフェース装置が、非接触ICカードのメモリ
から非接触ICカードインターフェース装置のメモリへ
転送されたブロックのアドレスを格納するためのTAG
メモリを備えた通信システムである。
【0023】
【作用】上記のように構成された請求項1及び請求項8
の非接触ICカードインターフェース装置及び通信シス
テムにおいては、外部ホスト装置に対する双方向信号を
制御するための第一の制御手段と、外部ホスト装置から
の出力信号に対応して、非接触ICカードとのデータ通
信を制御するための第二の制御手段と、第一及び第二の
制御手段からデータをアクセス出来るメモリとを備えて
いるため、非接触ICカードのデータを読み出す場合に
は、ホスト装置からの出力信号により、第二の制御手段
が、非接触ICカードからのデータをメモリに転送し、
ホスト装置は、第一の制御手段を介して、メモリに転送
されたデータを高速にアクセスすることが出来る。ま
た、非接触ICカードへデータを書き込む場合には、ホ
スト装置は、第一の制御手段を介して、メモリにデータ
を高速に書き込むことが出来、第二の制御手段が、メモ
リに書き込まれたデータを非接触ICカードに送信して
非接触ICカードに書き込む。
【0024】請求項2、請求項9及び請求項11によれ
ば、非接触非接触ICカードのメモリに対してアクセス
を行う通常モードと、非接触ICカードの2次電池を充
電するための充電モードとに切り替えるようにしたの
で、充電中に誤って非接触ICカードを起動させてしま
うことを防ぐことが出来る。
【0025】請求項3、請求項10及び請求項12の発
明によれば、非接触ICカードインターフェース装置ま
たは非接触ICカードにおいて、充電時と通常時におい
て電磁波の周波数を切り換えるようにしたので、非接触
ICカードに効率よく充電出来るとともに、充電中に誤
って非接触ICカードを起動させてしまうことを防ぐこ
とが出来る。
【0026】請求項13の発明によれば、非接触ICカ
ードにおいて、非接触ICカードを起動させるための起
動信号を、充電時に遮断するための遮断手段を設けたの
で、非接触ICカードの充電時に、非接触ICカードが
起動するのを防ぐことが出来る。
【0027】請求項4の発明によれば、外部ホスト装置
に設けられた従来の接触式のICカードのためのホスト
装置側コネクタに、非接触ICカードインターフェース
装置を装着することが出来る。また、接触式のICメモ
リカードのためのドライバーソフトウエア及びアプリケ
ーションソフトウエア等を利用することが出来る。
【0028】請求項5の発明によれば、非接触ICカー
ドに対する双方向電磁波信号を送受信するための電磁波
信号通信手段に、非接触ICカードを密着固定させるた
め、非接触ICカードに対してより安定した通信が可能
になり、通信の信頼性が向上する。
【0029】請求項6の発明によれば、アンテナ部分が
本体部分に対して回動自在に設けられているため、アン
テナ部分の角度を自由に設定することができる。
【0030】請求項7及び請求項14の発明によれば、
非接触ICカードインターフェース装置を一体化して形
成したので装置の小型化が図れるとともに、ホスト装置
側コネクタの内部に非接触ICカードインターフェース
装置を挿入装着し、ホスト装置側コネクタの外面に非接
触ICカードを密着固定させるようにしたため、安定し
た通信が出来る。
【0031】請求項15によれば、非接触ICカードイ
ンターフェース装置及び非接触ICカードのメモリを同
一のバイト単位のブロックにそれぞれ分割して、ブロッ
ク単位毎にメモリを転送するようにし、転送したブロッ
クのアドレス管理をTAGメモリを設けて行うようにし
たので、大容量の非接触ICカードへの対応も可能とな
り、比較的高速にアクセスすることが出来る。
【0032】
【実施例】
実施例1.図1は、本願の非接触ICカードのためのイ
ンタフェース装置の本体部分を示した斜視図である。ま
た、図2は、図1のインターフェース装置の本体部分を
反対側からみた斜視図を示したものである。インターフ
ェース装置11は、図2に示されるように、本体部分1
1aと、アンテナ11b、および、本体部分11aとア
ンテナ11bとを電気的に接続しているアンテナケーブ
ル11cとから構成されている。アンテナケーブル11
cは、図2に示されるように、接続コネクタ11ccに
より、本体部分11aに電気的に接続されている。
【0033】インターフェース装置11の本体部分11
aは、図1及び図2に示されたように、従来の標準外形
寸法の接触式のICメモリカードとほぼ同等の形状(外
形寸法:54×85.6×3.3mm)を有し、本体部分
11aの一方の短辺側の側面に、本体部分11aに一体
化されて、インターフェースコネクタ12が設けられて
いる。インタフェースコネクタ12は、ホストコンピュ
ータ20(図4参照)とインターフェース装置11とを
接続するためのコネクタである。インターフェースコネ
クタ12は、従来の接触式のICメモリカードコネクタ
とピン配列、電気的仕様及び形状等の互換性を有してい
るため、従来のホストコンピュータに設けられたホスト
装置側コネクタであるICメモリカード用スロットに装
着することが可能である。また、従来の接触式のICメ
モリカードのためのドライバーソフトウエアやアプリケ
ーションソフトウエア等を利用することが出来る。図3
にインターフェースコネクタ12のピン配列定義例を示
す。図3に示す例では、68ピンのコネクタ(34×2
列の2ピースコネクタ)で設計され、メモリカード仕様
とI/Oカード仕様の2種類の仕様の併用を可能として
いる。この実施例においては、インターフェース装置1
1がメモリカード仕様で動作するものとして説明する。
【0034】図4に、インターフェース装置11とホス
トコンピュータ20とが接続された状態を示す。インタ
ーフェース装置11の本体部分11aは、ノート型パソ
コン等のホストコンピュータ20に設けられた従来の接
触式のICメモリカードのためのICメモリカード用ス
ロット20aに、インターフェースコネクタ12が設け
られている短辺側から挿入され、ホストコンピュータ2
0に装着される。装着時においては、図のように、イン
ターフェース装置11の本体部分11aは、インターフ
ェースコネクタ12と反対側の一部を、ホストコンピュ
ータ20のICメモリカード用スロット20aから、外
部に露出させている。インターフェース装置11のアン
テナ11bは、ホストコンピュータ20から離れた位置
に設置され、上述のように、アンテナケーブル11cに
より接続されて、非接触ICカード21との通信に最適
な位置におくことが出来るようになっている。非接触I
Cカード21は、アンテナ11bのアンテナ通信範囲
に、人に所持させるか、または、適当な治具(図示せ
ず)等を用いる等して設置させる。このように、ホスト
コンピュータ20、インターフェース装置11及び非接
触ICカード21は、非接触ICカード21のための通
信システムを構成している。通信システムの動作説明に
ついては後述する。
【0035】次に、本発明のインターフェース装置11
の内部構成について説明する。図5に、本発明のインタ
ーフェース装置11のブロック図を示す。本発明のイン
ターフェース装置11は、図5に示すように、上述のイ
ンターフェースコネクタ12と、インターフェースコネ
クタ12に電気的に接続され、ホストコンピュータ20
との双方向信号を制御するための第一の制御手段である
インターフェースコントローラ13と、インターフェー
スコントローラ13と内部バス17により電気的に接続
されたメモリ14と、インターフェースコントローラ1
3を介してホストコンピュータ20からの出力信号を受
信し、それに対応して、非接触ICカード21とのデー
タ通信を制御するための第二の制御手段である通信コン
トローラ15と、通信コントローラ15に電気的に接続
され、変復調回路から構成された送受信回路16と、送
受信回路16にアンテナケーブル11cにより接続され
た上述のアンテナ11bとから構成されている。送受信
回路16、アンテナ11b及びアナテナケーブル11c
は、非接触ICカードに対する双方向電磁波信号を送受
信するための電磁波信号通信手段を構成している。イン
タフェースコントローラ13は、インタフェースコネク
タ12を経由して、ホストコンピュータ20からのメモ
リアクセス信号に対応して、インターフェース装置11
内部の制御信号を発生し、ホストコンピュータ20との
双方向データ伝送を制御するもので、例えば、ゲートア
レイやPLAまたは専用のハードロジック等を用いて構
成してもよく、また、内部メモリアクセスが高速化され
る場合にはMCU等で構成すればよい。
【0036】メモリ14は、CMOSスタティックメモ
リ等で構成され、この実施例においては、インターフェ
ース装置11内のメモリ空間のアドレス0000Hから
7FFFHまでの32キロバイトを備えている(図7参
照)。インターフェース装置11内のメモリ空間につい
ては後述する。ここで、ホストコンピュータ20から直
接アクセスできるメモリ空間の最大値は、インターフェ
ースコネクタ12に定義されたアドレス数によって決定
されるので、上述のメモリ14のメモリ容量32キロバ
イトは便宜的に設定したものである。メモリ14は、ホ
ストコンピュータ20からインタフェースコントローラ
13及び内部バス17を経由してランダムアクセスでき
るようになっており、また、後述する通信コントローラ
15とも共通の内部バス17により接続されて、通信コ
ントローラ15からもアクセスできる構成になってい
る。
【0037】通信コントローラ15は、非接触ICカー
ド21とのデータ通信制御をするためのもので、図6
は、その内部構成の一例を示したブロック図である。図
6に示すように、通信コントローラ15は、8ビットま
たは16ビットのMCU15aと、MCU15aの動作
を制御するプログラムを格納するROM15b(EPR
OMやEEPROMでもよい)と、通信制御のためのパ
ラメータを設定するためのレジスタ15cと、送受信の
ためのデータを送受信回路16と結合させるためにパラ
レル/シリアル変換するI/O回路15dと、通信デー
タを一時的に格納したりプログラム動作のためのワーク
メモリとして使用されるバッファメモリ15eとから構
成され、それぞれ、内部バス15fにより電気的に接続
されている。レジスタ15cとバッファメモリ15eは
SRAM等で構成され、上述のメモリ14のメモリ空間
と同一のメモリ空間のアドレスF000HからFFFF
Hまでの範囲に配置され(図7参照)、ホストコンピュ
ータ20により直接アクセスできるようになっている。
【0038】図7に、ホストコンピュータ20がインタ
ーフェースコネクタ12を経由してアクセスできる上述
のインターフェース装置11内のメモリ空間を示す。上
述のように、アドレス0000Hから7FFFHまでの
32キロバイトはメモリ14が所有しており、アドレス
F000HからFFFFHまでは、通信コントローラに
内蔵されたレジスタ15cとバッファメモリ15eとが
所有している。ここで、上述のようにインターフェース
コネクタ12はメモリカード仕様とI/Oカード仕様の
2種類の仕様の併用を可能としており、図7のメモリ空
間においてもメモリカード空間とI/Oカード空間の両
方を設定することができる。これは、同一アドレス信号
線及びデータ信号線を用いて、メモリカード空間及びI
/Oカード空間に対して、それぞれ独立のカード制御線
を使用してアクセスを可能としたもので、図3に示され
るように、メモリカード空間に対しては、例えば、読み
だし時にインターフェースコネクタ12の−OE端子を
用い、書き込み時に−WE端子を用い、また、I/Oカ
ード空間に対しては、読みだし時に−IORD端子を、
書き込み時に−IOWR端子を用いて、リード/ライト
を制御すればよい。図7ではメモリカード空間を設定し
た場合を示しており、上記前者のアクセス方法でリード
/ライトを制御することとしている。これは当然、I/
Oカード空間のアクセス方法でも制御可能であり、ま
た、両方のアクセス方法で制御することも出来る。
【0039】次に、図7に示すインターフェース装置1
1内のメモリ空間において、通信コントローラ15のレ
ジスタ15c及びバッファメモリ15eが所有している
アドレスF000HからFFFFHまでのメモリ構成例
について説明する。図8にその一例を示す。図8に示す
ように、アドレスF000HからF0FFHまでは、レ
ジスタ15cが所有しており、アドレスF100Hから
FFFFHまでは、バッファメモリ15eが所有してい
る。まずはじめに、レジスタ15cの各レジスタについ
て順に説明する。レジスタ15cのアドレスF000H
番地にコマンドレジスタ15c1が配置されている。コ
マンドレジスタ15c1は、通信コントローラ15が処
理すべき内容の指示を規定するものである。例えば、図
9に示すように、非接触ICカードに対して行う処理内
容を定義しておく。ここでは、下位4ビット(b0〜b
4)でメモリのリード/ライトを指示し、上位4ビット
(b4〜b7)で実行上のオプションを設定するように
なっている。ここでIDとは、非接触ICカード21の
固有に設定された識別コード(4バイト)であり、非接
触ICカード21の識別に用いられるものである。図9
に示された各コマンドの機能を下記に示す。
【0040】リード:非接触ICカード21のメモリを
読みだし、インターフェース装置11の本体部分11a
に内蔵されたメモリ14に転送する。 ライト:インターフェース装置11の本体部分11aの
メモリ14の内容を非接触ICカード21に書き込む。 IDリード:非接触ICカード21のID(識別コー
ド)を受信し、通信コントローラ15のレジスタ15c
に設けられたIDレジスタ(図示せず)に格納する。 IDセンド:通信コントローラ15のIDレジスタの内
容を非接触ICカード21に送り、非接触ICカード2
1のIDと比較させる。一致しない場合は、コマンド処
理をキャンセルする。 ID比較:非接触ICカード21からIDを受信し、通
信コントローラ15のIDレジスタの内容と一致するか
比較する。一致しない場合は、コマンド処理をキャンセ
ルする。 IDリセット:通信コントローラ15のIDレジスタの
内容を初期化する。
【0041】以上のように定義しておいて、例えば、コ
マンドレジスタ15c1のコマンドコードを00010
001bと設定すると、下位4ビットが上述の“リー
ド”コマンドを図9に示されるように指定し、上位4ビ
ットが上述の“IDリード”コマンドを指定しているの
で、通信コントローラ15は、非接触ICカード21の
メモリの読み込み(すなわち、通信コントローラ15が
非接触ICカード21のメモリをインターフェース装置
11のメモリ14に転送する)と、非接触ICカード2
1のIDの読み込み(すなわち、非接触ICカード21
のIDが通信コントローラ15のIDレジスタに格納さ
れ、IDレジスタがリセットされない限り保持される)
とを同時に行う。また、コマンドレジスタ15c1のコ
マンドコードを00100010bとした場合は、非接
触ICカード21に、通信コントローラ15のIDレジ
スタの内容と、インターフェース装置11のメモリ14
のデータを同時に送信し、非接触ICカード21におい
て、受信した通信コントローラ15のIDレジスタの内
容と、非接触ICカード21のIDとを、比較し、それ
らが一致した場合に非接触ICカードが受信したインタ
ーフェース装置11のメモリ14のデータが書き込まれ
る。
【0042】次に、図8に示されるように、レジスタ1
5cのアドレスF001H番地には、ステータスレジス
タ15c2が配置されている。ステータスレジスタ15
c2は、通信コントローラ15の動作状態や通信エラー
状況等の確認のためのレジスタで、ホストコンピュータ
20により直接読み出すことができ、ステータスレジス
タ15c2の内容を確認することにより、ホストコンピ
ュータ20は、非接触ICカード21に対するリード及
びライトの完了等を監視して適切な処理を行うことがで
きる。ステータスレジスタの各ビットの定義を図10に
示し、各ビットの機能を下記に示す。
【0043】+RDY/−BSY:通信コントローラ1
5が、非接触ICカード21及びメモリ14をアクセス
していることを示す(b7)。 IDコード有無:通信コントローラ15のIDレジスタ
にIDコードが設定済(アクセスする非接触ICカード
21が設置されている)かどうかを示す(b6)。 タイマオーバー:非接触ICカード21との通信で応答
がないなど、監視タイマエラーの発生を示す(b3)。 IDコードエラー:通信コントローラ15のIDレジス
タの内容と、通信している非接触ICカード21のID
とが一致しないことを示す(b2)。 通信エラー:非接触ICカード21との通信でのエラー
発生を示す(b1)。 ハードウェアエラー:メモリ書き込みや読みだし等でハ
ードウェアの故障の発生を示す(b0)。
【0044】ステータスレジスタ15c2の+RDY/
−BSYビットの動作について説明する。本発明のイン
ターフェース装置11に実装しているメモリ14は、上
述したように、ホストコンピュータ20及び通信コント
ローラ15の双方から共通の内部バス17を介してアク
セスすることができるように構成されているので、双方
からのアクセスがバッティングするのを防止するため、
インターフェース装置11は通信コントローラ15から
のアクセスを優先させるように構成されている。通信コ
ントローラ15がメモリ14に対してアクセスしている
間は、通信コントローラ15は、通信コントローラ15
に設けられたレジスタ15cのステータスレジスタ15
c2の+RDY/−BSYビットを“L”にし、インタ
フェースコントローラ13を経由してインターフェース
コネクタ12の+RDY/−BSY端子あるいは−WA
IT端子に“L”を出力して、ホストコンピュータ20
をアクセス禁止状態に設定する。
【0045】また、上述のようにしてアクセスのバッテ
ィングを防止すると、スループットが低下してしまうの
で、これを改善するためには、例えば、内部バス17
を、インタフェースコントローラ13とメモリ14とを
結ぶホストコンピュータ側アクセスバスと、通信コント
ローラ15とメモリ14とを結ぶ通信コントローラ側ア
クセスバスとに、デュアルバス化して、また、メモリ1
4をデュアルポート化して構成することにより、ホスト
コンピュータ20と通信コントローラ15からメモリ1
4に同時にアクセスすることを可能とすることができ
る。
【0046】次に、図8のアドレスF002H及びF0
03H番地に設定されたメモリカードスタートアドレス
15c3及び15c4について説明する。メモリカード
スタートアドレス15c3及び15c4は、通信コント
ローラ15がアクセスすべきインターフェース装置11
のメモリ14のスタートアドレスを設定するレジスタで
ある。これは、アドレス値を2バイトで表現するため、
上位バイトを(H),下位バイトを(L)と設定してい
る。同様に、図8のアドレスF004H及びF005H
番地に設定された非接触ICカードスタートアドレス1
5c5及び16c6は、非接触ICカード21のアクセ
スすべきメモリのスタートアドレスを設定するレジスタ
である。これも同様に2バイトで表現し、上位バイトを
(H)、下位バイトを(L)としている。図8のアドレ
スF006H及びF007H番地に設定されたレングス
15c7及び15c8は、通信コントローラ15が転送
すべきデータ長を示すレジスタである。この他にも、例
えば、上述のIDレジスタ等のように、必要に応じて、
アドレスF008HからF0FFH番地の範囲に他のレ
ジスタを設定すればよい。
【0047】図8のアドレスF100HからFFFFH
番地までは、上述のように、通信コントローラ15のバ
ッファメモリ15eが所有しており、通信コントローラ
15の処理用作業メモリとして用いられるが、非接触I
Cカード21との通信バッファとしても使用できる。バ
ッファメモリ15eは、ホストコンピュータ20側から
必ずしもアクセスできる構成にする必要はなく、回路を
簡略化するためにホストコンピュータ20のアドレス空
間に配置させずに通信コントローラ15のローカルメモ
リとして設計することができる。以上のように通信コン
トローラ15は構成されている。
【0048】次に、図5に示す送受信回路16について
説明する。図5及び図6に示されるように、変復調回路
から成る送受信回路16は、通信コントローラ15に電
気的に接続されている。送受信回路16は、通信コント
ローラ15から出力されたシリアル送信データを変調
(例えばASK変調など)してアンテナ11bを経由し
て非接触ICカード21に送信するための送信信号を生
成し、また、アンテナ11bにおいて受信した非接触I
Cカード21からの送信信号を復調してシリアルデジタ
ルデータに変換するものである。
【0049】次に、ホストコンピュータ20により、イ
ンターフェース装置11を介してアクセスする非接触I
Cカード21の内部構成を図11に示す。非接触ICカ
ード21は、図11に示すように、CMOS8ビットマ
イクロコンピュータ等で構成されたCPU21aを有し
ている。CPU21aは、ROM21bあるいはRAM
21cに内蔵されたプログラムに従い、非接触ICカー
ド21の動作を制御する。RAM21cは、CMOSS
RAMで構成され、インターフェース装置11へ伝送す
るデータを記憶しているメモリである。I/Oロジック
21d及び変復調回路21eは、インターフェース装置
11にデータを送信あるいは受信するための回路であ
る。以上の構成ユニットは内部バス21fで結合されて
おり、単一の半導体チップ21Aを形成している。半導
体チップ21Aには、電源を供給する電池21g、CP
U21aのクロックを発生させるための振動子21h、
及び、電磁波信号を送受信するためのアンテナ21iが
接続されている。
【0050】ここで、非接触ICカード21の電池21
gはコイン型電池やペーパーリチウム電池等を使用し、
薄型化をしている。電池の特性として、充電できない1
次電池と、充電すれば再使用可能な2次電池とがある
が、電池21gとして何れも使用することができる。2
次電池を用いた場合には、アンテナ21iから受信した
電磁波信号(交流電圧)を全波整流回路あるいは半波整
流回路を経由して直流電流に変換することにより充電す
ることができるため、繰り返し使用でき、長寿命化が可
能である。アンテナ21iが受信する電磁波強度は、電
磁波発信源からの距離が波長/2π以内では、その距離
の3乗に反比例することが知られているため、効率よく
2次電池に充電するためには、非接触ICカード21の
アンテナ21iを電磁波発信源であるインターフェース
装置11のアンテナ11bになるべく密着させて設置す
るようにする。また、非接触ICカード21を使用しな
いとき等に、インターフェース装置11のアンテナ11
bから常時電磁波信号を出すモード(充電モード)にイ
ンターフェース装置11を設定しておき、非接触ICカ
ード21に内蔵する2次電池に充電するようにしてもよ
い。
【0051】非接触ICカード21のCPU21aは、
使用していない状態では発振子21hの発振を停止する
モード(スリープモード)になっており消費電流を押さ
えている。CPU21aを使用する際には、インターフ
ェース装置11から所定周波数のトリガ信号を非接触I
Cカード21のアンテナ21iに送信して、発振子21
hの発振を開始させ、CPU21aを起動させるように
構成されている。
【0052】非接触ICカード21の充電中に、非接触
ICカード21のCPU21aが起動しないように、充
電中においてはCPU21aの起動動作を禁止させる必
要があるが、そのための方法としては、例えば、以下の
ようにすればよい。
【0053】(1)CPU21aを起動するための起動
信号やデータ信号等の通常時の搬送波周波数と、充電用
のための電力周波数を異なるように設定しておき、充電
モード時と通常モード時とで周波数を切り換えるための
周波数切り換え手段をインターフェース装置11に設け
ておく。このとき電波出力の制限を考慮して、2つのア
ンテナ間を接近させて効率よく電力を得るために、信号
の搬送波周波数(数百kHz)より、充電用のための電
力周波数を高くするようにするとよい(数MHz)。
【0054】図12に、周波数切り替え手段18の構成
を示したブロック図を示す。通信コントローラ15に内
蔵されたMCU15a(図6参照)に、図12に示すよ
うに、MCU15aからの信号により所定の値の分周比
Nが設定されるプリスケーラ18aと、MCU15aか
らの切替制御信号が入力され、それにより充電時と通常
時とで切り替えを行う切替スイッチ18cとが電気的に
接続されている。また、プリスケーラ18aには分周器
18bが電気的に接続されており、分周器18bには、
発振子18e及び発振回路18dが電気的に接続されて
いる。分周器18bは、プリスケーラ18aから分周比
Nが入力され、発振子18e及び発振回路18dからの
発振周波数を分周して、搬送波信号を出力する。このよ
うに、プリスケーラ18a、分周器18b、切替スイッ
チ18c、発振子18e、及び、発振回路18dによ
り、周波数切り替え手段18は構成されている。ここ
で、発振子18eは、図12に示すように、MCU15
aに接続されている発振子15g(図6参照)と別々に
設けてもよく、また、MCU15aの発振子15gを共
通して用いるようにしてもよい。
【0055】以上のように構成され、通常時において
は、通信コントローラ15のMCU15aは、プリスケ
ーラ18aの分周比Nを所定の値に設定するとともに、
切替スイッチ18cに入力される切替制御信号に“0”
出力する。切替スイッチ18cは、上記の切替制御信号
により、送受信回路16(図5参照)内の変調回路16
aの出力に電気的に接続する。例えば、通常時において
は、プリスケーラ18aの分周比NをN=5に設定する
と、分周器18bは、発振子18e及び発振回路18d
からの発振周波数4.9152MHzを{1/(2(N
+1))}に分周して、周波数409.6KHzの搬送
波信号を変調回路16aに出力する。
【0056】また、充電時においては、通信コントロー
ラ15のMCU15aは、プリスケーラ18aの分周比
Nを、通常時に設定する値よりも小さい値に設定し、切
替制御信号に“1”出力する。切替スイッチ18cは、
上記の切替制御信号により、分周器18bからの搬送波
信号を直接出力に電気的に接続する。例えば、充電時に
おいては、プリスケーラ18aの分周比NをN=1に設
定すると、分周器18bは、発振子18e及び発振回路
18dからの発振周波数4.9152MHzを{1/
(2(N+1))}に分周して、周波数1.2288M
Hzの搬送波信号を、直接、アンテナ11b(図5参
照)に出力する。
【0057】(2)充電中にCPU21aが起動しない
ように、インターフェース装置11のアンテナ11bか
らのトリガ信号を一次的に遮断するための遮断手段であ
る充電モード切り替え手段を非接触ICカード21に設
ける。図13に、充電モード切り替え手段の構成を示し
たブロック図を示す。まず、上述したように、非接触I
Cカード21(図11参照)のアンテナ21iに変復調
回路21eを介してI/Oロジック21dが電気的に接
続されており、I/Oロジック21dに内部バス21f
を介してCPU21aが電気的に接続されている。CP
U21aは、R−Sフリップフロップ等から構成された
モード切替レジスタ22aに電気的に接続されており、
AND回路22eは、モード切替レジスタ22aと変復
調回路21eとに接続され、それらから入力された信号
から論理積信号を生成し、CPU21aに入力する。ま
た、I/Oロジック21dは、OR回路22dを介し
て、モード切替レジスタ22aに電気的に接続されてい
る。このように、遮断手段である充電モード切り替え手
段22は、モード切替レジスタ22a、AND回路22
e、及び、OR回路22dから構成されており、さらに
必要に応じて、後述のリセット回路22c及びリセット
受信回路22bを設けてもよい。
【0058】次に動作について説明する。充電モード切
り替え手段22は以上のように構成されており、充電モ
ードに移行する場合には、まず、ホストコンピュータ2
0(図4参照)から、予め規定された充電切替コマンド
が、インターフェース装置11を介して、非接触ICカ
ード21のアンテナ21iに送信される。上記充電切替
コマンドが、変復調回路21eの復調回路21ea及び
I/Oロジック21dのUART21daを介して、C
PU21aに入力され、解読された後、CPU21a
は、CPU21aの充電モード切替端子21aaから
“H”パルスを、モード切替レジスタ22aのリセット
端子Rに出力するとともに、CPU21aに接続された
発振子21hの発振を停止するスリープモードに移行す
る。モード切替レジスタ22aのリセット端子Rに
“H”パルスが入力されると、モード切替レジスタ22
aの出力端子Qからの出力は“L”にセットされる。モ
ード切替レジスタ22aの出力が“L”にセットされる
と、AND回路22eから出力される論理積信号である
起動信号は常時“L”になり、CPU21aの起動入力
端子21acに“L”入力されるので、CPU21aの
起動が禁止されるようになる。
【0059】また、通常モードに移行する場合の方法と
しては、次のリセット方式とコマンド方式の2つを挙げ
ることができる。まず、リセット方式について説明す
る。リセット方式の場合には、まず、ホストコンピュー
タ20から出力されたリセット指示をインターフェース
装置11によってリセット信号に変換させて出力し、リ
セット受信回路22bにより受信する。リセット信号の
送信方法としては、電波や光等を用いて非接触で行って
もよく、また、スイッチ回路入力等により有接触で行っ
てもよい。リセット受信回路22bにより受信されたリ
セット信号により、リセット回路22cから、CPU2
1aのRESET端子21abと、OR回路22dを介
してモード切替レジスタ22aのセット端子Sとに、
“H”パルスが出力される。CPU21aは、RESE
T端子21abに“H”パルスが入力されると、発振子
21hの発振を停止しているスリープモードを解除し、
発振子21hを起動させ、ROM21bまたはRAM2
1c(図11参照)に内蔵されたプログラムの実行をリ
セット状態から再開する。また、モード切替レジスタ2
2aのセット端子Sに“H”パルスが入力されると、モ
ード切替レジスタ22aの出力端子Qからの出力は
“H”になるので、変復調回路21eの受信ゲート21
ebを介してAND回路22eに送信された起動信号
が、AND回路22eを介して、CPU21aの起動入
力端子21acに伝達されるようになり、通常モードに
移行される。
【0060】次に、コマンド方式について説明する。コ
マンド方式においては、まず、アンテナ21iに、予め
規定された充電解除コマンドを送信する。アンテナ21
iにより受信された充電解除コマンドは、変復調回路2
1eの受信ゲート21ebを介して、復調回路21ea
及びクロック抽出回路21ecに入力され、一方は、復
調回路21eaを介して、I/Oロジック21dの充電
解除コマンド照合回路21dbの入力端子Dに入力さ
れ、また、他方は、クロック抽出回路21ecにおい
て、クロック成分が抽出され、クロック信号となって、
充電解除コマンド照合回路21dbの入力端子Tに入力
される。上記充電解除コマンド照合回路21dbは、入
力端子Tから入力されたクロック信号に同期させて入力
端子Dから入力された充電解除コマンドをラッチし、予
めそこに設定されているコマンドコードと照合する。照
合が一致した場合、充電解除コマンド照合回路21db
の出力端子Qから“H”出力する。これにより、OR回
路22dを介してモード切替レジスタ22aのセット端
子Sに“H”が入力され、モード切替レジスタ22aか
らの出力も“H”となるので、変復調回路21eの受信
ゲート21ebからの起動信号は、AND回路22eを
介して、CPU21aの起動入力端子21acに伝達さ
れるようになり、通常モードに移行される。
【0061】以上のように、非接触ICカード21の充
電中に非接触ICカード21のCPU21aが起動する
のを防止するためには、以上の(1)及び(2)の2つ
の方法を併用してもよく、また、一方の方法だけを用い
るようにしてもよい。
【0062】上述においては、インターフェース装置側
に周波数切り替え手段を設ける場合を述べたが、非接触
ICカード21側において、充電モード時と通常モード
時とで周波数を切り替えるための周波数切り替え手段を
設けてもよい。図14は、非接触ICカード21に設け
られたアンテナ21i内に設けられたアンテナ回路21
iiと、充電回路23との構造を示したブロック図であ
る。図13及び図14に示すように、非接触ICカード
21のアンテナ回路21ii及び半導体チップ21Bに
充電回路23が接続されている。半導体チップ21B
は、図11に示す半導体チップ21Aの構成に、さらに
モード切替信号を出力するモード切替信号出力手段21
kを加えたものである。アンテナ回路21iiには、図
の等価回路により示されるようなLC並列共振回路等か
らなるアンテナ回路が設けられている。Lはコイル21
iaのインダクタンス、C1及びC2は、それぞれ、コ
ンデンサ21ib及びコンデンサ21icの容量であ
り、Trはトランジスタ21idを示している。充電回
路23は、図のように、ダイオード(D1)23bと、
並列に接続された抵抗(R)23aとダイオード(D
2)23cとから構成されている。21gは、充電回路
23により充電される2次電池(図11参照)である。
【0063】動作について説明する。充電モードにおい
ては、半導体チップ21Bのモード切替信号出力手段2
1kからアンテナ回路21iに出力されるモード切替信
号が“L”となり、トランジスタ21idをOFFさせ
る。トランジスタ21idがOFFの状態においては、
アンテナ回路21iiは、コイル21iaとコンデンサ
(C1)21ibとの共振回路となり、共振周波数は、
1/{2π√(L×C1)}となる。充電モード状態で
受信した交流信号は、ダイオード(D1)23bを経由
して半波整流された後、抵抗23aを経由して2次電池
21gに充電される。また、通常モードにおいては、ト
ランジスタ21idはONとなるため、コンデンサ(C
2)21icの分だけ容量が大きくなり、共振周波数は
下がる。このように、アンテナ21iに上述のような周
波数切り替え手段であるアンテナ回路21iiを設ける
ことにより、充電モードにおいては高い周波数に設定で
き、通常モードにおいては低い周波数に設定することが
できる。
【0064】つぎに、本発明のインターフェース装置1
1及びそれを用いた通信システムの動作について説明す
る。まず、非接触ICカード21の読みだしについて図
15のフローチャートに基づいて説明する。まず、ホス
トコンピュータ20は、非接触ICカード21のRAM
21cに格納されたメモリを、インターフェース装置1
1のメモリ14に読みだすために、非接触ICカード2
1のRAM21cに格納された読み出すべきメモリのス
タートアドレスを、図8に示す通信コントローラ15の
レジスタ15cの非接触ICカードスタートアドレス1
5c5及び15c6に格納し(ステップS1)、引き続
き、RAM21cの上記読み出すべきメモリのデータ長
をレジスタ15cのレングス15c7に格納し(ステッ
プS2)、さらに、非接触ICカード21のRAM21
cから読み出したメモリを通信コントローラ15がメモ
リ14に格納するためのスタートアドレスをレジスタ1
5cのメモリスタートアドレス15c3及び15c4に
格納する(ステップS3)。次に、ホストコンピュータ
20は、レジスタ15cのコマンドレジスタ15c1に
読みだしコード(00010001b)を書き込む(ス
テップ4)。
【0065】コマンドレジスタ15c1に書き込まれた
上述の読みだしコードにより、通信コントローラ15
は、ステータスレジスタ15c2の+RDY/−BSY
ビットを“L”にし、また、インターフェースコントロ
ーラ13を経由してインターフェースコネクタ12の+
RDY/−BSY端子に“L”信号を出力して、非接触
ICカードへのアクセスを開始する。すなわち、通信コ
ントローラ15は、非接触ICカード21に対して、非
接触ICカード21のCPU21aを起動させるための
トリガ信号を送信し、非接触ICカード21のID(識
別コード)の読み出し指示と、上述のステップS1及び
S2において指定したスタートアドレス及びデータ長に
対応するデータの読みだし指示とをくり返し非接触ID
カード21に送信する。ここで、非接触ICカード21
がアンテナ11bの通信エリア内にいれば、通信コント
ローラ15の読み出し指示に対する応答を送信する。送
信すべきデータが大きくなる場合は複数ブロックに分割
して送信が行われる。非接触ICカード21との通信を
確実にするために非接触ICカード21はアンテナ11
bとなるべく近い位置に固定したほうが望ましい。通信
コントローラ15は、非接触ICカード21からの応答
をバッファメモリ15eに一次的に保持し、順次、イン
ターフェース装置11のメモリ14に転送する。ここ
で、バッファメモリ15eを経由せず直接読みだしデー
タをメモリ14に転送するように設計してもよい。た
だ、高速化をするために非接触ICカード21へのアク
セスとメモリ14へのデータ転送処理とを分離して、後
者を専用のハードウエア(DMA)で処理することで処
理の効率化が図ることもできる。
【0066】このようにして通信コントローラ15が非
接触ICカード21にアクセスしている間、ホストコン
ピュータ20は、通信コントローラ15のステータスレ
ジスタ15c2の内容を一定周期で読みだし(ステップ
S5)、通信コントローラ15の動作状態や読み出し処
理が終了したか等を確認し(ステップS6)、それらを
割り込み信号として、他の処理を行うことができる(ス
テップS7)。また、インターフェースコネクタ12の
+RDY/−BSY端子に入力された信号を割り込み信
号として使用して他の処理を行うようにしてもよい。通
信コントローラ15は、読みだし処理を完了すると、ス
テータスレジスタ15c2の+RDY/−BSYビット
を“H”にし、インターフェースコネクタ12の+RD
Y/−BSY端子に“H”信号を出力し、さらに必要な
ステータスビットを設定する。
【0067】ホストコンピュータ20は、通信コントロ
ーラ15の読み出し処理終了を確認し、ステータスレジ
スタ15c2の内容を読みだして、エラーの有無を確認
する(ステップS5及びS6)。エラーのある場合は、
再試行(リトライ)するか、または、処理を中止する。
エラーのない場合には、ホストコンピュータ20は、イ
ンターフェース装置11のメモリ14を、従来の接触式
のICメモリカードと同様に、高速に、かつ、自由に、
アクセス(読みだし、または、書き込み)することがで
きる。
【0068】次に、非接触ICカード21への書き込み
について図16のフローチャートに基づいて簡単に説明
する。これは、上述の読みだしとほぼ同様に行われる。
まず、ホストコンピュータ20は、インターフェース装
置11のメモリ14のデータを、非接触ICカード21
のRAM21cへ書き込むために、RAM21cへ書き
込むべきメモリ14のデータのスタートアドレスを、図
8に示す通信コントローラ15のレジスタ15cのメモ
リスタートアドレス15c3及び15c4に格納し(ス
テップS11)、引き続き、上記書き込むべきデータの
データ長をレジスタ15cのレングス15c8に格納し
(ステップS12)、さらに、メモリ14からのデータ
を非接触ICカード21のRAM21cに書き込むため
のスタートアドレスをレジスタ15cの非接触ICカー
ドスタートアドレス15c5及び15c6に格納する
(ステップS13)。次に、ホストコンピュータ20
は、レジスタ15cのコマンドレジスタ15c1に書き
込みコード(00100010b)を書き込む(ステッ
プ14)。
【0069】このホストコンピュータ20からの書き込
み指示により、通信コントローラ15は、非接触ICカ
ード21に、通信コントローラ15のIDレジスタの内
容と非接触ICカード21へ書き込むべきメモリ14の
データとを同時に送信する。非接触ICカード21は、
受信したIDレジスタの内容と自分のIDとを比較し、
それらが一致した場合に、送信されたデータの書き込み
が行われる。このように、非接触ICカード21に対す
る指示でID比較をさせるようにしてデータの書き込み
を行うようにすることにより、他のカードに誤って書き
込みをしてしまうことを防止することができる。
【0070】通信コントローラ15が非接触ICカード
21にアクセスしている間、ホストコンピュータ20
は、上述の読みだし処理の場合と同様に、通信コントロ
ーラ15のステータスレジスタ15c2の内容を一定周
期で読みだし、通信コントローラ15の動作状態や書き
込み処理が終了したか等を確認し(ステップS15)、
それらを割り込み信号として、他の処理を行うことがで
きる(ステップS16)。ホストコンピュータ20は、
通信コントローラ15の書き込み処理終了を確認し、ス
テータスレジスタ15c2の内容を読みだして、エラー
の有無を確認し、エラーのある場合は、再試行(リトラ
イ)するか、または、処理を中止する。
【0071】以上のように構成された上述の実施例にお
いては、さらに、インターフェース装置11のインタフ
ェースコネクタ12に定義されたライトプロテクトスイ
ッチ端子のレベルを検出し、非接触ICカード21への
書き込み禁止機能として使用してもよく、カードイジェ
クト検出端子を利用して非接触ICカード21とのアク
セスの可否をホストコンピュータ20に通知させるよう
にしてもよい。また、電池電圧検地端子を、インターフ
ェース装置11に内蔵された電池の電圧検知や電圧モニ
ターに使用しても良い。
【0072】以上のように、この実施例においては、イ
ンターフェース装置11に従来のICメモリカードと同
等に大容量記憶が可能なメモリ14と、メモリ14に接
続され、非接触ICカード21とのデータ通信制御を行
うための通信コントローラ15とを設けて、まずはじめ
に、非接触ICカード21のRAM21cの内容をイン
ターフェース装置11のメモリ14に読み込ませて、そ
れをホストコンピュータ20がアクセスするようにした
ので、非接触ICカードの上述したような種々の利点を
生かしながら、接触式のICメモリカードをアクセスす
る場合と同様に、非接触ICカード21の大量データメ
モリを高速にアクセスすることが出来る。また、非接触
ICカード21へのデータ書き込みの場合においても、
インターフェース装置11のメモリ14にホストコンピ
ュータ20からデータを書き込むようにしたので、高速
に書き込みが出来、それを非接触ICカード21へ転送
して、IDを確認した上で、非接触ICカード21のメ
モリ21cへ書き込むようにしたので、書き込み処理を
高速に行うことが出来、かつ、誤って他のカードへ書き
込みしてしまうことを防ぐことが出来る。
【0073】また、ホストコンピュータ20とインター
フェース装置11とを、シリアルケーブル3(図23参
照)を介さずに、インターフェースコネクタ12を介し
て接続させたため、信号を並列に伝送することが出来、
ホストコンピュータ20はより高速にアクセスが可能に
なる。
【0074】実施例2.上述の実施例1では、ホストコ
ンピュータ20で非接触ICカード21へのアクセス条
件を設定するようにしたが、パラメータを固定化すれば
いちいち設定する処理を省略することができる。例え
ば、ホストコンピュータ20の立ち上げ時に自動的に非
接触ICカード21のメモリを読みだし、終了時に同じ
く自動的に読みだした非接触ICカード21のIDを比
較して非接触ICカード21のメモリに書き込むように
通信コントローラ15に一連の処理条件をプログラム化
しておけば、あらかじめ用意した非接触ICカード21
をアンテナ11bにかざし通信システムを立ち上げるだ
けで非接触ICカード21のメモリの内容が自動的にイ
ンターフェース装置11のメモリ14に読み込まれ、通
信システム終了時にインターフェース装置11のメモリ
14の内容を非接触ICカード21に保存(書き込み)
することができ、ホストコンピュータ20側において
は、この一連の処理を行うためのシステムは不要とな
り、メモリ14のアクセス処理以外は必要でなくなる。
【0075】上述の通信システムの立ち上げの検出は、
パワーオンリセットやCE端子によって検出することが
でき、また、通信システムの終了の検出は、電源のOF
FやCE端子で行うことが可能で、インターフェース装
置11の本体に電池などの電源が内蔵されていることが
のぞましい。
【0076】実施例3.上述の実施例においては、イン
ターフェース装置11のメモリ14が、対象となる非接
触ICカード21のメモリの容量に対して、同じか、あ
るいは、前者が大きい場合について示したが、この実施
例においては、対象とする非接触ICカード(図示せ
ず)のメモリが、インターフェース装置31のメモリ3
4より大きい場合について説明する。図17は、この実
施例におけるインターフェース装置31の構造を示すブ
ロック図である。図5に示した実施例1におけるインタ
ーフェース装置11の構造と基本的に同じであるため、
ここでは簡単に説明する。図のように、インターフェー
スコネクタ32に、インターフェースコントローラ33
が電気的に接続されている。この実施例においては、イ
ンターフェースコントローラ33に、TAGメモリ33
aが内蔵されている。また、キャッシュSRAM等から
構成されたメモリ34及び通信コントローラ35が設け
られており、実施例1と同様に、これらとインターフェ
ースコントローラ33とは内部バス37を介して接続さ
れている。この実施例においては、図のように、通信コ
ントローラ35に送受信回路36を内蔵させる構造にし
たが、もちろんこの場合に限らず、実施例1で示したよ
うに、別々に設けてもよい。また、実施例1と同様に、
送受信回路36にはアンテナ31bがアンテナケーブル
31cにより接続されており、非接触ICカードとの通
信はアンテナ31bを介して行われる。
【0077】図18は、図17に示した実施例におい
て、インターフェースコネクタ32のアドレス信号をイ
ンターフェース装置31の内部で使用する際のアドレス
構成例を示したものである。図18に示されたA0〜A
25は、それぞれ、図3に示されているように、インタ
ーフェースコネクタ32のピン配列において定義されて
いるアドレス信号である。このアドレス信号はホストコ
ンピュータ20(図4参照)から指定されるもので、従
来の接触式のメモリカードやI/Oカードと同様に設定
されるものである。ホストコンピュータ20から指定さ
れたアドレス信号A0〜A25は、図18の箱の中の区
分が示すように定義されており、インターフェース装置
31のメモリ34(図19参照)及び非接触ICカード
メモリ41(図19参照)のメモリ構成に合わせてアク
セス制御される。
【0078】図18について、図19に対応させて説明
する。図19は、左から順に、インターフェース装置3
1のTAGメモリ33a、メモリ34、及び、非接触I
Cカードメモリ41のそれぞれのメモリ空間の構成を示
したものである。図19右に示されているように、非接
触ICカードメモリ41(512Kバイト内蔵)は、1
6バイトを1ブロックとして8192行×4列の行列に
分割構成されている。この行アドレスをセットアドレ
ス、列アドレスをTAGアドレスと称する。セットアド
レスは、0〜8191までの範囲で2進13ビットで構
成され、図18に示すように、ホストコンピュータ20
からのアドレス信号A16〜A3の13ビットが割り当
てられている。TAGアドレスは、0〜63までの範囲
で2進6ビットで構成され、図18に示すように、ホス
トコンピュータ20からのアドレス信号A22〜A17
のの6ビットが割り当てられている。この実施例におい
ては、0〜3までの2進下位2ビットを使用しており、
上位4ビットは0に固定されている。また、図18に示
されるように、A3〜A0の4ビットが割り当てられて
いるブロック内アドレスは、図19中央に示されたメモ
リ34に格納されるブロックデータ内のオフセットアド
レスを示している。また、図18に示されるように、A
25〜A23の3ビットが割り当てられているTAGメ
モリ選択は、図19に示されたTAGメモリが複数で構
成されている場合に、TAGメモリを選択するための信
号で、0〜7までの範囲で2進3ビットで構成されてい
る。この実施例においては、TAGメモリは1つである
ので、TAGメモリ選択は0に設定されている。
【0079】次に、動作について説明する。これは、い
わゆるキャッシュシステムの考えを応用したものであ
る。図19に示すように、インターフェース装置31の
メモリ34は、16バイト単位のセットアドレス範囲に
対応した数(8192個)のブロック34aで構成され
ている。非接触ICメモリ41は、セットアドレス範囲
に対応した数(8192個)に分割し、各分割ユニット
単位にセットアドレス0〜8191を付与する。さら
に、その各分割ユニットをブロック34aサイズである
16バイト単位ずつに分割して、16バイト単位ずつの
ブロック41aにし、各ブロック41aにTAGアドレ
ス(0〜3)を付与する。こうして分割された非接触I
Cカードメモリ41は各ブロック41a毎に、インター
フェース装置31のメモリ34に格納されるべくアクセ
スすることが出来る。インターフェース装置31のメモ
リ34に格納されている非接触ICカードメモリ41の
各ブロック41aのアドレスは、上述のインタフェース
コントローラ33に設けられたTAGメモリ33aに格
納されており、アドレス管理は与えられたセットアドレ
スとそれに対応するTAGメモリ33aの内容によって
行われる。図19のTAGメモリ33aの有効性ビット
33aaは、それが“1”である場合には、対応するセ
ットアドレスのメモリ34のブロック34aに非接触カ
ードメモリ41のブロック41aの内容が読み出され、
そのブロック41aに対応するTAGアドレスが、TA
Gメモリ33aに設定されていることを示すビットであ
り、また、変更ビット33abは、それが“1”である
場合には、対応するブロック34aの内容が変更された
ことを示すビットである。
【0080】ホストコンピュータ20(図4参照)は、
非接触ICカードメモリ41のデータをアクセスする際
には、アドレス信号A0〜A25をインターフェースコ
ネクタ32を経由してインターフェース装置31に与え
る。インターフェース装置31内にあるインターフェー
スコントローラ33(図17)は、上述のように入力さ
れたアドレス信号A0〜A25から、図18に示すよう
に、TAGメモリ選択信号、TAGアドレス信号、セッ
トアドレス信号、及び、ブロック内アドレス信号を生成
し、以下の処理を制御する。まず、TAGメモリ選択信
号で選択されたTAGメモリ33(この実施例では、T
AGメモリは1つであるため選択されない)から、上述
の生成されたセットアドレス信号に対応する有効性ビッ
ト、変更ビット、及び、TAGアドレスを読み出す。
【0081】このとき、有効性ビット33aaが“0”
である場合には、上述の生成したTAGアドレス信号及
びセットアドレス信号に対応する非接触カ−ドメモリ4
1のブロック41aの内容を、インターフェース装置3
1のメモリ34の対応するセットアドレスのブロック3
4aに格納するように通信コントローラ35に指示す
る。非接触カードメモリ41からのデータの転送終了
後、インターフェースコントローラ33はメモリ34の
ブロック34aに格納された内容をアクセス(リードま
たはライト)するように動作する。また、有効性ビット
33aaが“1”である場合には、上述のアドレス信号
A22〜A17から生成したTAGアドレス信号と、T
AGメモリ33aから読み出したTAGアドレスとを比
較し、それらが一致した場合には、対応するブロック3
4aの内容をアクセス(リードまたはライト)するよう
に動作する。また、それらが一致しない場合には、ま
ず、変更ビット33abの内容を確認し、変更ビット3
3abが“1”である場合には、メモリ34の対応する
セットアドレスのブロック34aの内容を、非接触カー
ドメモリ41の対応するセットアドレス信号及びTAG
アドレス信号のブロック41aに格納するように通信コ
ントローラ35に指示する。データ格納終了後、上述の
アドレス信号から生成したセットアドレス及びTAGア
ドレスに対応する非接触カードメモリ41のブロック4
1aの内容を読みだし、メモリ34の対応するセットア
ドレスのブロック34aに格納するように通信コントロ
ーラ35に指示する。ブロック34aへのデータ転送終
了後、インターフェースコントローラ33はメモリ34
のブロック34aに格納された内容をアクセス(リード
またはライト)するように動作する。この実施例によれ
ば、大容量の非接触ICカードへの対応も可能となり、
比較的高速にアクセスすることができる。
【0082】実施例4.実施例1においては、インタ−
フェ−ス装置11の形状としてアンテナ11bを別位置
におき、ケーブル11cで接続した例を示したが、図2
0のようにアンテナに非接触ICカード21に密着させ
るようにして一体化する事も可能である。図20の
(a)はこの実施例における非接触ICカード21を設
置した状態のインターフェース装置の上面図で、(b)
はその側面図、(c)はこの実施例におけるアンテナの
他の方向からの側面図である。この実施例では、アンテ
ナケーブル11cでアンテナ51を本体部分11aに接
続するのは実施例1と同様であるが、アンテナ51に非
接触ICカード21を密着固定するための非接触ICカ
ード搭載部である凹部51aが設けられている。52
は、非接触ICカードに対してアクセス中であるか否か
を示すアクセスランプである。このように、アンテナ5
1上に非接触ICカード21を密着固定させることによ
り、非接触ICカード21に対してさらに安定的な通信
が可能となり、通信の信頼性が向上する。
【0083】実施例5.この実施例は、実施例4の変形
例を示したものである。図21の(a)及び(b)は、
それぞれ、この実施例におけるインターフェース装置の
上面図及び側面図を示したものである。この実施例は、
アンテナケーブルを用いてアンテナを接続せずに、アン
テナ51Aを本体部分11aに一体化して設けるように
したものである。さらに、この実施例においては、アン
テナ51Aが接続部53を軸にして本体部分11aに対
して回動可能なように構成されている。それにより、ア
ンテナ51Aの角度を自由に設定することが出来、図2
1に示すように、アンテナ51Aを倒してその上に非接
触ICカード21を装着させてもよく、また、アンテナ
51Aを垂直に立てて用いてもよい。また、この実施例
においては、実施例4と同様に、アンテナ51Aに非接
触ICカード21を装着させるための凹部を設けた例を
示したが、非接触ICカード搭載部として、アンテナ5
1Aに、非接触ICカード21を密着固定するためのス
ロット(図示せず)を設けておき、その中に非接触IC
カードを挿入するようにしてもよい。この実施例におい
ても、実施例4と同様の効果が得られる。
【0084】上述の実施例4及び5において、非接触I
Cカード21を固定密着させる手段として、アンテナ5
1または51Aの表面にロックピン(図示せず)を設け
ておき、ロックピンにより挟んで固定するようにしても
よく、また、非接触ICカード21の4すみに磁性体
(図示せず)を内蔵し、アンテナ51または51Aの非
接触ICカード21の磁性体のあたる部分に電磁石(図
示せず)を内蔵させ、非接触ICカード21のアクセス
中は、電磁石で非接触ICカード21を吸着させるよう
にしてもよい。
【0085】実施例6.この実施例は、アンテナ(図示
せず)をインターフェース装置の本体11aの内部に収
納させるようにしたものである。図22の(a)及び
(b)は、それぞれ、この実施例の上面図及び側面図を
示したものである。この実施例においては、インターフ
ェース装置の本体部分11aをホストコンピュータ20
のICメモリカード用スロット20aに挿入装着し、非
接触ICカード21をインターフェース装置の本体部分
11aの上方にあたるホストコンピュータ20のICメ
モリカード用スロット20aの外面に密着固定させる構
造としている。このとき、ホストコンピュータ20及び
ICメモリカード用スロット20a等の外装は、インタ
ーフェース装置に内蔵されたアンテナ(図示せず)が電
磁波信号を送受信することが出来るように、電磁波を通
す非金属で形成するようにする。この実施例において
も、上述の実施例4及び5と同様の効果を得ることが出
来る。
【0086】実施例7.以上の実施例では、本発明のイ
ンターフェース装置により、ホストコンピュータと非接
触ICカードとの間の通信を行う例を説明してきたが、
この実施例においては、2つのインターフェース装置間
の通信を行う例について説明する。つまり、2台のホス
トコンピュータ20(図4参照)と、それらに装着され
た2つのインターフェース装置11(図4参照)のアン
テナ11bとを、通信できるように配置する。次に、一
方のインターフェース装置11が、他方のインターフェ
ース装置11のメモリ14(図5参照)の内容を、自分
のメモリ14に転送するようにすれば、2台のホストコ
ンピュータ20が相互に、他方のインターフェース装置
11のメモリ14を、容易に、従来の接触式のICメモ
リカードをアクセスするように高速アクセスすることが
出来る。
【0087】
【発明の効果】上記のように構成された請求項1及び請
求項6の非接触ICカードインターフェース装置及び通
信システムにおいては、非接触ICカードインターフェ
ース装置が、外部ホスト装置に対する双方向信号を制御
するためのインターフェースコントローラと、外部ホス
ト装置からの出力信号に対応して、非接触ICカードと
のデータ通信を制御するための通信コントローラと、イ
ンターフェースコントローラと通信コントローラとから
データをアクセス出来るメモリとを備えているため、非
接触ICカードのデータを読み出す場合には、ホスト装
置からの出力信号により、通信コントローラが、非接触
ICカードからのデータをメモリに転送し、ホスト装置
は、インターフェースコントローラを介して、メモリに
転送されたデータを高速にアクセスすることが出来る。
また、非接触ICカードへデータを書き込む場合には、
ホスト装置は、インターフェースコントローラを介し
て、メモリにデータを高速に書き込むことが出来、通信
コントローラが、メモリに書き込まれたデータを非接触
ICカードに送信して非接触ICカードに書き込むよう
にしたため、高速に書き込み処理を行うことが出来る。
また、インターフェースコネクタをスロット等に着脱さ
せることがないため、機械的破損などの問題もない。
【0088】請求項2、請求項9及び請求項11及びに
よれば、非接触非接触ICカードのメモリに対してアク
セスを行う通常モードと、非接触ICカードの2次電池
を充電するための充電モードとに切り替えるようにした
ので、充電中に誤って非接触ICカードを起動させてし
まうことを防ぐことが出来る。
【0089】請求項3、請求項10及び請求項12の発
明によれば、非接触ICカードインターフェース装置ま
たは非接触ICカードにおいて、充電時と通常時におい
て電磁波の周波数を切り換えるようにしたので、非接触
ICカードに効率よく充電出来るとともに、充電中に誤
って非接触ICカードを起動させてしまうことを防ぐこ
とが出来る。
【0090】請求項13の発明によれば、非接触ICカ
ードにおいて、非接触ICカードを起動させるための起
動信号を、充電時に遮断するための遮断手段を設けたの
で、非接触ICカードの充電時に、非接触ICカードが
起動するのを防ぐことが出来る。
【0091】請求項4の発明によれば、外部ホスト装置
に設けられた従来の接触式のICカードのためのホスト
装置側コネクタ(ICカード用スロット)に、非接触I
Cカードインターフェース装置を装着することが出来
る。また、接触式のICメモリカードのためのドライバ
ーソフトウエア及びアプリケーションソフトウエア等を
利用することが出来る。
【0092】請求項5の発明によれば、非接触ICカー
ドに対する双方向電磁波信号を送受信するための電磁波
信号通信手段に、非接触ICカードを密着固定させるた
め、非接触ICカードに対してより安定した通信が可能
になり、通信の信頼性が向上する。
【0093】請求項6の発明によれば、アンテナ部分が
本体部分に対して回動自在に設けられているため、アン
テナ部分の角度を自由に設定することができる。
【0094】請求項7及び請求項14の発明によれば、
非接触ICカードインターフェース装置を一体化して形
成したので装置の小型化が図れるとともに、ホスト装置
側コネクタの内部に非接触ICカードインターフェース
装置を挿入装着し、ホスト装置側コネクタの外面に非接
触ICカードを密着固定させるようにしたため、安定し
た通信が出来る。
【0095】請求項15の発明によれば、非接触ICカ
ードインターフェース装置及び非接触ICカードのメモ
リを同一バイト単位のブロックにそれぞれ分割して、ブ
ロック単位毎にメモリを転送するようにして、転送した
ブロックのアドレス管理をTAGメモリ設けて行うよう
にしたので、大容量の非接触ICカードへの対応も可能
となり、高速にアクセスすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1におけるインターフェース装置の斜
視図である。
【図2】 図1のインターフェース装置の反対側からみ
た斜視図である。
【図3】 図1のインターフェース装置のインターフェ
ースコネクタにおけるピン配列定義例を示したものであ
る。
【図4】 実施例1における通信システムを示した斜視
図である。
【図5】 実施例1におけるインターフェース装置の構
造を示すブロック図である。
【図6】 実施例1におけるインターフェース装置にお
ける通信コントローラの構造を示すブロック図である。
【図7】 実施例1におけるインターフェース装置のメ
モリ空間を示す概略構成図である。
【図8】 図7のメモリ空間の通信コントローラが所有
している領域を示す概略拡大構成図である。
【図9】 図8におけるコマンドレジスタに書き込まれ
るコマンドコードを示したコマンドコード表である。
【図10】 図8におけるステータスレジスタの各ビッ
トの定義を示したコマンドコード表である。
【図11】 実施例1における非接触ICカードの構造
を示したブロック図である。
【図12】 実施例1におけるインターフェース装置に
設けられた周波数切り替え手段を示したブロック図であ
る。
【図13】 実施例1における非接触ICカードに設け
られた充電モード切り替え手段を示したブロック図であ
る。
【図14】 実施例1における非接触ICカードに設け
られた周波数切り替え手段を示したブロック図である。
【図15】 実施例1における非接触ICカードのデー
タの読み出し処理を示したフローチャートである。
【図16】 実施例1における非接触ICカードへのデ
ータの書き込み処理を示したフローチャートである。
【図17】 実施例3におけるインターフェース装置の
構造を示したブロック図である。
【図18】 実施例3におけるインターフェースコネク
タのアドレス信号をインターフェース装置内部で使用す
る際のアドレス構成を示した図である。
【図19】 実施例3におけるインターフェース装置の
TAGメモリ、メモリ、及び、非接触ICカードメモリ
のメモリ空間の構成を示したものである。
【図20】 実施例4におけるインターフェース装置を
示した上面図及び2方向からの側面図を示したものであ
る。
【図21】 実施例5におけるインターフェース装置を
示した上面図及び側面図を示したものである。
【図22】 実施例6におけるインターフェース装置を
示した上面図及び側面図を示したものである。
【図23】 従来のインターフェース装置を用いた従来
の通信システムの構造を示したブロック図である。
【符号の説明】
1,21 非接触ICカード、2,20 ホストコンピ
ュータ、4,11 インターフェース装置、4c,11
b,51,51A アンテナ、12 インターフェース
コネクタ、13 インターフェースコントローラ(第一
の制御手段)、14 メモリ、15 通信コントローラ
(第二の制御手段)、16 送受信回路。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ホスト装置と非接触ICカードとの
    通信を行うための非接触ICカードインターフェース装
    置であって、 上記外部ホスト装置に接続するためのコネクタと、 上記コネクタに電気的に接続されて、上記外部ホスト装
    置に対する双方向信号を制御するための第一の制御手段
    と、 上記第一の制御手段に電気的に接続されて、上記外部ホ
    スト装置からの出力信号を上記第一の制御手段を介して
    受信し、上記出力信号に対応して、上記非接触ICカー
    ドとのデータ通信を制御するための第二の制御手段と、 上記第二の制御手段に電気的に接続され、上記非接触I
    Cカードに対する双方向電磁波信号を送受信するための
    電磁波信号通信手段と、 上記第一の制御手段と上記第二の制御手段とに電気的に
    接続され、上記第一の制御手段と上記第二の制御手段と
    からアクセスされるメモリとを備えたことを特徴とする
    非接触ICカードインターフェース装置。
  2. 【請求項2】 上記電磁波信号通信手段を介して上記非
    接触ICカードに対してアクセスを行う通常モードと、
    上記電磁波信号通信手段を介して上記非接触ICカード
    に搭載された2次電池に充電するための充電モードとに
    切り替えるためのモード切替手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の非接触ICカードインターフェース
    装置。
  3. 【請求項3】 上記モード切替手段が、上記電磁波信号
    通信手段から上記非接触ICカードへ送信される上記電
    磁波信号の周波数を、上記通常モード時と上記充電モー
    ド時とにおいて切り換えるための周波数切換手段である
    ことを特徴とする請求項2記載の非接触ICカードイン
    ターフェース装置。
  4. 【請求項4】 上記コネクタが、標準外形寸法のICメ
    モリカードのコネクタに対し形状及び電気的仕様におい
    て互換性を有することを特徴とする請求項1〜3いずれ
    か記載の非接触ICカードインターフェース装置。
  5. 【請求項5】 上記電磁波信号通信手段が外装を有し、
    この外装に上記非接触ICカードを密着固定するための
    非接触ICカード搭載部を設けたことを特徴とする請求
    項1〜4いずれか記載の非接触ICカードインターフェ
    ース装置。
  6. 【請求項6】 上記非接触ICカードインターフェース
    装置が、 上記コネクタと、上記第一の制御手段と、上記第二の制
    御手段と、上記メモリとを内部に搭載した本体部分と、 上記電磁波信号通信手段を搭載したアンテナ部分とを備
    え、 上記アンテナ部分が、上記本体部分に対して回動自在に
    一体化して設けられたことを特徴とする請求項1〜5い
    ずれか記載の非接触ICカードインターフェース装置。
  7. 【請求項7】 上記非接触ICカードインターフェース
    装置が、 上記コネクタと、上記第一の制御手段と、上記第二の制
    御手段と、上記メモリと、上記電磁波信号通信手段とを
    一体化して搭載するための外装を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜4いずれか記載の非接触ICカードインタ
    ーフェース装置。
  8. 【請求項8】 ホスト装置と非接触ICカードとの通信
    を行うための通信システムであって、 メモリを有する非接触ICカードと、 この非接触ICカードのメモリをアクセスするための出
    力信号を出力するホスト装置と、 上記ホスト装置からの上記出力信号を受信して、上記ホ
    スト装置と上記非接触ICカードとの間のデータ通信を
    行うための非接触ICカードインターフェース装置とを
    備え、 上記非接触ICカードインターフェース装置が、上記ホ
    スト装置に接続するためのコネクタと、上記コネクタに
    電気的に接続されて、上記ホスト装置に対する双方向信
    号を制御するための第一の制御手段と、上記第一の制御
    手段に接続されて、上記ホスト装置からの上記出力信号
    を上記第一の制御手段を介して受信し、上記出力信号に
    対応して、上記非接触ICカードとのデータ通信を制御
    するための第二の制御手段と、上記第二の制御手段に電
    気的に接続され、上記非接触ICカードに対する双方向
    電磁波信号を送受信するための電磁波信号通信手段と、
    上記第一の制御手段と上記第二の制御手段とに電気的に
    接続され、上記第一の制御手段と上記第二の制御手段と
    からアクセスされるメモリとを備えたことを特徴とする
    通信システム。
  9. 【請求項9】 上記非接触ICカードインターフェース
    装置が、上記電磁波信号通信手段を介して上記非接触I
    Cカードのメモリに対してアクセスを行う通常モード
    と、上記電磁波信号通信手段を介して上記非接触ICカ
    ードに搭載された2次電池を充電するための充電モード
    とに切り替えるためのインターフェース側切替手段を備
    えたことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 上記非接触ICカードインターフェー
    ス装置の上記インターフェース側切替手段が、上記電磁
    波信号通信手段から上記非接触ICカードへ送信するた
    めの上記電磁波信号の周波数を、上記通常モード時と上
    記充電モード時とにおいて切り換えるための周波数切換
    手段であることを特徴とする請求項9記載の通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 上記非接触ICカードが、上記非接触
    ICカードインターフェース装置からアクセスされる通
    常モードと上記非接触ICカードに搭載された2次電池
    を充電するための充電モードとに切り替えるためのカー
    ド側切替手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の
    通信システム。
  12. 【請求項12】 上記非接触ICカードの上記カード側
    切替手段が、上記インターフェース装置の上記電磁波信
    号通信手段から受信した上記電磁波信号の周波数を、上
    記通常モード時と上記充電モード時とにおいて切り換え
    るための周波数切換手段であることを特徴とする請求項
    11記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 上記非接触ICカードの上記カード側
    切替手段が、上記ホスト装置から上記非接触ICカード
    インターフェース装置を介して入力される上記非接触I
    Cカードを起動させるための起動信号を上記充電モード
    時において遮断するための遮断手段であることを特徴と
    する請求項11記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 上記非接触ICカードインターフェー
    ス装置が、 上記コネクタと、上記第一の制御手段と、上記第二の制
    御手段と、上記メモリと、上記電磁波信号通信手段とを
    一体化して搭載するための外装を備え、 上記ホスト装置がホスト装置側コネクタを備え、 上記ホスト装置側コネクタの内部に、上記非接触ICカ
    ードインターフェース装置の上記外装を挿入装着するた
    めのインターフェース装置装着部が設けられ、 上記ホスト装置側コネクタの外面に、上記非接触ICカ
    ードインターフェース装置に対し略々平行になるよう
    に、上記非接触ICカードが密着固定されるための非接
    触ICカード搭載部を設けたことを特徴とする請求項8
    〜13いずれか記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 上記非接触ICカードインターフェー
    ス装置の上記メモリが所定のバイト単位の複数のブロッ
    クに分割され、 上記非接触ICカードの上記メモリが、上記非接触IC
    カードインターフェース装置の上記メモリより大きいメ
    モリ容量を有し、上記非接触ICカードインターフェー
    ス装置の上記メモリの上記ブロックと同じバイト単位の
    複数のブロックに分割され、 上記非接触ICカードインターフェース装置の上記メモ
    リと上記非接触ICカードの上記メモリとの間におい
    て、上記ブロック毎にデータ転送を行い、 上記非接触ICカードインターフェース装置が、上記非
    接触ICカードの上記メモリから上記非接触ICカード
    インターフェース装置の上記メモリへ転送された上記ブ
    ロックのアドレスを格納するためのTAGメモリを備え
    たことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
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