JP3243591B2 - 非接触型データキャリア - Google Patents
非接触型データキャリアInfo
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Description
及びプリペイドカード等のICカードに用いられ、非接
触による外部とのデータ通信によって内蔵メモリからデ
ータの読み出し及びデータの書き替えを行うことのでき
る非接触型データキャリアに関する。
アとして、例えば、ICチップを内蔵したものが知られ
ている。このICチップは、CPU、マスクROM、R
AM、及び各種周辺素子等を備えるとともに電気的に書
き替え可能なEEPROM(Electrically
Erasable Programable Rea
d Only Memory)が備えられている(EE
PROMの代りに書き替え不能のPROMが備えられる
こともある)。そして、このICチップは樹脂モールド
等によって密封されている。また、この種の非接触型デ
ータキャリアとして、ゲートアレイによる専用ICにE
EPROM又はPROMを組み合わせた装置を内蔵した
ものも知られている。
のデータ送受のためのデータ入出力用接続端子を有して
おらず、電磁誘導、光、又は電波等を用いたデータ通信
によって、つまり、非接触で、外部とデータの入出力を
行っている。このように、非接触型データキャリアで
は、非接触でデータ通信を行っている関係上、水、塵、
及び静電気等の影響を受けることが少なく、耐環境性に
優れている。
ICカード(以下このICカードを非接触型ICカード
と呼ぶ)では、接続端子又は磁気ヘッドに接触させる必
要のある接触型ICカード(又は磁気カード)と比べ
て、カード書込読取装置(リーダー/ライター)へIC
カードを挿入する手間が省け、非接触型ICカード専用
のリーダー/ライターに非接触型ICカードをかざすだ
けで非接触型ICカードが動作するので、操作性が向上
する。
ータキャリアでは、通信方式、変調/復調方式、データ
の構成、用途等によってその回路構成が異なる。加え
て、カードサイズ及びコインサイズ等の外観形状によっ
てスペースが限られ、この限られたスペースに電子部品
を収納(内蔵)しなければならない。このため、電子部
品の高集積化を達成するとともにICを小型化しなけれ
ばならない。従って、内蔵ICを専用に開発する必要が
ある。言い換えると、一旦開発された専用ICを内蔵す
る非接触型データキャリアは、その用途範囲が限定され
てしまう。
組み合わせで記憶データの読出及び書替を行うものを用
いると、この非接触型データキャリアはプリペイドカー
ド及びポイントカード等のデータ書替を必要とする用途
に対しては不都合はないが、セキュリティーの観点から
データの書替が不要である読出専用のIDカード等の用
途においては、基本的に書替機能を有するICを内蔵す
る非接触型データキャリアを用いるとセキュリティー上
で不都合が発生する。
専用ICが備えるアルゴリズム以外は使用できず、この
結果、用途に応じた変更ができない。
アは、耐環境性及び操作性に優れているものの用途範囲
が専用ICに限定されてしまい、汎用性に乏しいという
問題点がある。
なうことなく複数の用途に用いることができる非接触型
データキャリアを提供することにある。
を記憶するメモリ手段を備え、外部読出書込装置からの
読出コマンドに応じて前記データの読み出しを行うとと
もに書込コマンドに応じて前記メモリにデータを書き込
む非接触型データキャリアにおいて、前記メモリ手段の
予め定められた格納領域には所定のデータが格納されて
おり、前記外部読出書込装置から複数の機能のうち一つ
を示す機能選択データを含む機能選択コマンドを受けた
際前記格納領域に前記所定のデータが格納されていると
前記機能選択データに応じて前記所定のデータを前記機
能選択データに書き替える第1の手段と、該機能選択デ
ータを参照して前記複数の機能のうち該機能選択データ
で指定される機能のみの動作を行う第2の手段とを有す
ることを特徴とする非接触型データキャリアが得られ
る。
ダー/ライター)から機能選択データを含む機能選択コ
マンドが非接触型データキャリアに送られる。非接触型
データキャリアではメモリ手段の予め定められた格納領
域に所定のデータが格納されていると、この所定のデー
タを機能選択データに書き替える。そして、以後機能選
択データを参照して前記複数の機能のうち該機能選択デ
ータで指定される機能のみの動作を行う。このようにし
て、機能選択データで指定される機能のみで動作するよ
うにしたから、一つの非接触型データキャリアを複数の
用途(機能)に用いることができる。この際、機能選択
コマンドによって機能選択できるのは一度だけであるか
ら、セキュリティー機能を損なうことはない。
した一つの専用ICを開発しておくと、その後、用途に
合わせて外部から機能選択を行うだけで、選択用途専用
の非接触型データキャリアを得ることができる。しか
も、一度記憶された機能選択データは、書替不能である
から、セキュリティー機能を損なうことはない。
る。
ャリアは、例えば、ICカードに用いられる。本実施例
では、外部専用リーダー/ライター(図示せず)と電磁
誘導によってデータ通信を行うものとし、電源(電力)
も外部専用リーダー/ライターから電磁誘導によって与
えられるものとする。
用IC2を備えており、外部専用リーダー/ライターか
らの電磁誘導によってコイル1に発生する電力は専用I
Cに与えられ、電源回路3によって整流され安定化され
る。そして、明確に図示はされていないが、電源回路3
からの安定電力によって専用IC2は動作する。
が周波数変調信号で非接触型データキャリアに送られ
る。この周波数変調信号はコイル1を介して復調回路4
に与えられ、ここで復調されて復調コマンドとしてCP
U6に与えられる。
データキャリアに送られるコマンドには、例えば、読出
コマンドと書込コマンドとがある。そして、書込コマン
ドには書込データが続いている。
クROM7に格納されたプログラムに応じて復調コマン
ドを解釈する。この復調コマンドは必要に応じてRAM
8に格納される。
行する。つまり、読出処理又は書替処理(書込処理)を
行う。具体的には、読出処理の際には、CPU6はEE
PROM9から読出コマンドで指定されたアドレスの内
容(データ)を読み出す。この読出データは一旦RAM
8に格納されるかもしれない。そして、読出データはC
PU6から変調回路5に与えられ、ここで、周波数変調
信号に変調されてコイル1を介して外部専用リーダー/
ライターに与えられる。
続く書込データを一旦RAM8に格納して、CPU6は
書込コマンドで指定されたアドレスでEEPROM9に
書込データを書き込む。
EEPROM9において、例えば、アドレス“00H”
が機能選択用データ格納エリアとして指定されている。
いま、図2に示す非接触型データキャリアが外部専用リ
ーダー/ライターの通信可能範囲内に入ると、前述のよ
うにして、専用IC2に電力が供給される。これによっ
て、CPU6が起動すると、周辺素子(各部)等の初期
化が行われ、各部が動作可能状態となる。
択エリアであるアドレス“00H”のデータを読み出
す。このデータが予め定められたデータ“FFH”であ
るか否かを調べる。書替が行われていない初期状態にお
いては、EEPROM9では、全てのアドレスデータが
“FFH”を示しており、これによって、CPU6はE
EPROM9の書替が行われたか否かを判断することが
できる。この結果、アドレス“00H”の内容が“FF
H”であると、CPU6は機能選択がおこなわれていな
いと判断して、選択コマンド受信待ち状態となる。
から機能選択コマンドを受けると、異常の有無をチェッ
クして、異常がなければ、機能選択コマンドで指定され
た選択データをEEPROM9のアドレス“00H”に
書き込む。これによって、機能選択動作が終了する。以
後又は次回起動時においては、CPU6は機能選択コマ
ンドを受け付けない。つまり、CPU6は一度機能選択
コマンドを受け付けると、二度と機能選択コマンドを受
け付けない。
能と読出専用機能とが選択できるものとすると、読出及
び書込機能を選択する際には、EEPROM9のアドレ
ス“00H”に選択データとして“00H”がセットさ
れる。一方、読出専用機能を選択する際には、EEPR
OM9のアドレス“00H”に選択データとして“01
H”がセットされる。
FH”でないと、CPU6は次にアドレス“00H”の
データが“00H”であるか否かを調べて、“00H”
であると、その後、コマンドに応じてCPU6はマスク
ROM7の読出/書込処理ルーチンを実行することにな
る。つまり、CPU6は読出及び書込機能となる。
0H”でないと、CPU6は次にアドレス“00H”の
データが“01H”であるか否かを調べて、“00H”
であると(この場合には、必ず“01H”である)、そ
の後、コマンドに応じてCPU6はマスクROM7の読
出専用機能処理ルーチンを実行することになる。つま
り、CPU6は読出専用機能となる。
されると、EEPROM9の指定アドレスに対して読出
及び書込を行うことができ、一方、読出専用機能が選択
されると、EEPROM9の指定アドレスに対して読出
のみを行うことができる。この結果、読出専用機能が選
択されると、実質的にEEPROM9の書替機能がなく
なり、あたかも電気的な書込動作ができないPROMを
内蔵したことになる。
能が選択された際には、一度だけEEPROM9にはア
ドレス“00H”以外のアドレスにID等のデータの書
込処理が行われる。
機能とを選択できる非接触型データキャリアについて説
明したが、マスクROMの容量が大きければ、他の機能
を付加することもできる。加えて、機能選択データ格納
エリアを複数設けて、例えば、暗号処理等の機能も組み
合わせて選択させるようにしてもよい。また、プログラ
ム容量が少なければ、機能選択と同様な手法でEEPR
OMにその機能(選択機能)を決定付けるプログラムを
外部より転送してマスクROM側プログラムから一時的
に処理を移すようにしてもよい。
複数の処理プログラムを入力した一つの専用ICを開発
しておくと、その後、用途に合わせて外部から機能選択
を行うだけで、選択用途専用の非接触型データキャリア
を得ることができるという効果がある。しかも、一度記
憶された機能選択データは、書替不能であるから、セキ
ュリティー機能を損なうことはない。
例を示すブロック図である。
明するためのフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 データを記憶するメモリ手段を備え、外
部読出書込装置からの読出コマンドに応じて前記データ
の読み出しを行うとともに書込コマンドに応じて前記メ
モリにデータを書き込む非接触型データキャリアにおい
て、前記メモリ手段の予め定められた格納領域には所定
のデータが格納されており、前記外部読出書込装置から
複数の機能のうち一つを示す機能選択データを含む機能
選択コマンドを受けた際前記格納領域に前記所定のデー
タが格納されていると前記機能選択データに応じて前記
所定のデータを前記機能選択データに書き替える第1の
手段と、該機能選択データを参照して前記複数の機能の
うち該機能選択データで指定される機能のみの動作を行
う第2の手段とを有することを特徴とする非接触型デー
タキャリア。 - 【請求項2】 請求項1に記載された非接触型データキ
ャリアにおいて、前記複数の機能は読出/書込機能と読
出専用機能であることを特徴とする非接触型データキャ
リア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00615695A JP3243591B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 非接触型データキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00615695A JP3243591B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 非接触型データキャリア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194800A JPH08194800A (ja) | 1996-07-30 |
JP3243591B2 true JP3243591B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=11630674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00615695A Expired - Lifetime JP3243591B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 非接触型データキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243591B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP00615695A patent/JP3243591B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08194800A (ja) | 1996-07-30 |
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