JPH10312445A - 近接・遠隔型非接触icカード - Google Patents

近接・遠隔型非接触icカード

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JPH10312445A
JPH10312445A JP9123759A JP12375997A JPH10312445A JP H10312445 A JPH10312445 A JP H10312445A JP 9123759 A JP9123759 A JP 9123759A JP 12375997 A JP12375997 A JP 12375997A JP H10312445 A JPH10312445 A JP H10312445A
Authority
JP
Japan
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proximity
remote
type
card
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP9123759A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawano
隆 川野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10312445A publication Critical patent/JPH10312445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】現行の非接触ICカードの仕組みでは、近接型
と遠隔型の機能を用いる場合、カードをそれぞれ別々に
必要となっていた。更に双方の情報を共有できないでい
た。そのため、1枚のカードで近接型と遠隔型の双方の
利用を可能し、更に近接型で読み込んだ情報を遠隔型か
ら読み出したり、その反対に、遠隔型で読み込んだ情報
を近接型から読み出すことが可能で、しかも高いセキュ
リティーを確保する非接触カードを提供することを目的
とする。 【解決手段】上記目的を達成するために、本発明は近接
型アンテナと近接型通信制御部、遠隔型アンテナと遠隔
型通信制御部、近接型・遠隔型兼用MPU,電力蓄積部
を1枚のカード上に実装することにより,1枚のカード
で近接型,遠隔型の双方で利用できるものとする.ま
た、電波による近接型と遠隔型の区別やファイルを遠隔
型と近接型を分割により、高いセキュリティを確保す
る.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚の非接触IC
カードで近接型(読み書き可能な距離の範囲が1cm以
内)と遠隔型(読み書き可能な距離の範囲が50cm以
内)双方の機能を持ち合わせた両方式で読み込んだ情報
を共有することを可能とする近接・遠隔型非接触ICカ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触ICカードには、決済等のセキュ
リティ性の高さが要求される分野に適した近接型非接触
ICカードと、利便性を優先する分野に適した遠隔型非
接触ICカードがある。決済等の機能を遠隔型非接触I
Cカードに持たせた場合、数十cm離れたところからで
も決済が可能なため、セキュリティ性に問題がある。従
って、決済を行うには、近接型がよい。また、近接型を
交通分野で使用した場合、改札を通過するのに、時間が
かかり面倒である。従って、遠隔型よい。そのことか
ら、一方の機能だけで双方の場合において、利用するこ
とは難しいため、非接触ICカードは近接型非接触カー
ドと遠隔型非接触カード別々の分野で実験されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、現行
の非接触ICカードの仕組みでは、近接型と遠隔型の機
能を用いる場合、カードをそれぞれ別々に必要となって
いた。また、双方の情報を共有できないでいた。更に、
MPUを近接型と遠隔型を共用した場合、遠隔型で、近
接型のファイルを読み出される恐れがある。
【0004】本発明では、1枚のカードで近接型と遠隔
型の双方の利用を可能し、更に近接型で読み込んだ情報
を遠隔型から読み出したり、その反対に、遠隔型で読み
込んだ情報を近接型から読み出すことを可能としながら
も高いセキュリティ性と高い利便性を実現する非接触I
Cカードを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は近接型アンテナと近接型通信制御部、遠隔
型アンテナと遠隔型通信制御部、近接型・遠隔型兼用M
PU,電力蓄積部を1枚のカード上に実装することによ
り,1枚のカードで近接型,遠隔型の双方で利用できる
ものとする.また、受信した電波により、近接型と遠隔
型の区別を自動的に行い、内部処理を自動設定すること
やファイルを近接型と遠隔型に分割する。これにより、
1枚のカードで高セキュリティ性が求められる分野は近
接型の機能を使い,利便性が求められる分野は,遠隔型
の機能を使用することができる.
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て詳細に説明する。
【0007】図1は、近接型非接触部1、遠隔型非接触
部10、MPU6,電力蓄積部9を実装した近接・遠隔
ICカード15の構成図である。
【0008】近接型非接触部1は、近接型アンテナ2、
近接型通信制御部3から構成されている。
【0009】更に、近接型通信制御部3は、変復調部
4、電源部5から構成されている。
【0010】遠隔型非接触部10は、遠隔型アンテナ1
1、遠隔型通信制御部12から構成されている。
【0011】更に、遠隔型通信制御部12は、変復調部
14、電源部13から構成されている。
【0012】MPU6は、情報処理部7、情報記憶部8
から構成されている。
【0013】なお、近接型通信制御部3、遠隔型通信制
御部12、MPU6,電力蓄積部9は、一体化が可能で
ある。
【0014】図2は、近接・遠隔ICカード15の回路
図である。
【0015】近接型アンテナ2は、近接で外部との通
信、電力供給を行う時の電波の送受信を行う。近接電源
部5は、近接で外部からの電波を電力に変換し、電力蓄
積部9に、電力を送る。近接変復調部4は、近接で外部
との間のデータ通信を制御する。電力蓄積部9は、近接
電源部、遠隔電源部から受けた電力を一時的に蓄積し、
情報処理部7が動作するための電力を供給する。情報処
理部7は、外部からの命令に応じて、情報記憶部8内に
格納されているプログラム1 16、プログラム2 1
8、プログラム3 19を稼動させ、格納されているフ
ァイル17のデータの読み書きをコントロールしたり、
データの演算を行う。情報記憶部8は、情報処理7で、
遠隔と近接を判断し、遠隔と近接の切り分けを行うため
に使用するプログラム1 16、ファイル17内の遠隔
型21をアクセスしているかを判断し、アクセス許可を
出すプログラム2 18、その他の処理に使用するプロ
グラム3 19、及び外部から入力されたデータのファ
イル17を格納する。遠隔型アンテナ11は、遠隔で外
部との通信、電力供給を行う時の電波の送受信を行う。
遠隔型電源部13は、遠隔で外部からの電波を電力に変
換し、電力蓄積部9に、電力を送る。遠隔変復調部14
は、遠隔で外部との間のデータ通信を制御する。
【0016】図3は、MPUにおける情報記憶部8内の
ファイル17の構成図である。なお、このファイルは、
複数のデータが集まったものを意味する。ファイル17
は、近接型20、遠隔型21から構成される。近接型2
0は、金額、クレジット番号、暗証番号、本人IDなど
のセキュリティ性の高い複数の項目を含んでいる。この
項目は、必要に応じて任意に増減しても構わない。遠隔
型21は、チケット、定期券など利便性が優先される複
数の項目を含んでいる。この項目は、必要に応じて任意
に増減しても構わない。
【0017】図4は、近接・遠隔非接触ICカード15
のハード処理のフローチャート図である。このフローチ
ャートに従い、リードライターからの命令による近接・
遠隔非接触ICカード15内でのハード処理方法を説明
する。図5は、近接でデータの読み書きを行う時の状態
図である。通信距離は、0mm〜1cmまでとする。図6
は、遠隔でデータの読み書きを行う時の状態図である。
通信距離は、1cm〜50cmまでとする。
【0018】ステップ41:近接型リードライター22
または、遠隔型リードライター23から、電波供給が可
能な範囲内に存在する近接・遠隔非接触ICカード15
内の近接型アンテナ3または、遠隔型アンテナ11に電
波を供給する。ただし、供給方法は、本発明では規定及
び限定しない。
【0019】ステップ42:供給された電波は、近接型
通信制御部3内の電源部5、遠隔型通信制御部12内の
電源部13により、電力に変換する。近接型通信制御部
3内の変復調部4、遠隔型通信制御部12内の変復調部
14により、命令(デジタルデータ)に変換し、情報処
理部7に送信する。
【0020】ステップ43:変換された電力は、電力蓄
積部9に蓄積する。
【0021】ステップ44:情報処理部7は、情報記憶
部8内のプログラム1 16を稼動させ、受信した命令
を処理して、近接型通信制御部3、遠隔型通信制御部1
2のどちらが稼動したかを認識し、近接型通信制御部3
が稼動している場合は、ステップ47の処理を実行す
る。遠隔型通信制御部12が稼動している場合は、ステ
ップ45の処理を実行する。
【0022】ステップ45:情報処理部7は、情報記憶
部8内のプログラム2 18を稼動させ、受信した命令
が、ファイル17内の遠隔型20にアクセスしているか
をチェックする。ファイル17内の遠隔型21にアクセ
スしている場合は、ステップ46の処理を実行する。フ
ァイル17内の遠隔型21にアクセスしていない場合
は、アクセスを拒否する。
【0023】ステップ46:情報処理部7は、情報記憶
部8内のプログラム3 17を稼動させ、ファイル17
内の遠隔型21のデータを読み出し、受信した命令を処
理する。
【0024】ステップ47:情報処理部7は、情報記憶
部8内のプログラム3を稼動させ、ファイル17内の近
接型20、または遠隔型21のデータを読み出し、受信
した命令を処理する。
【0025】ステップ48:処理結果を外部出力する場
合は、ステップ52の処理を実行する。処理結果を内部
に格納する場合は、ステップ49の処理を実行する ステップ49:ファイル17内の近接型20に格納する
場合は、ステップ51の処理を実行する。ファイル17
内の遠隔型21に格納する場合は、ステップ50の処理
を実行する。
【0026】ステップ50:処理結果をファイル17内
の遠隔21に格納する。
【0027】ステップ51:処理結果をファイル17内
の近接20に格納する。
【0028】ステップ52:処理結果を近接型リードラ
イター22に送信する場合は、ステップ54の処理を実
行する。遠隔型リードライター23に送信する場合は、
ステップ53の処理を実行する。
【0029】ステップ53:処理結果を遠隔型通信制御
部12に送信し、処理結果(デジタルデータ)を電波に
変換し、遠隔型アンテナ11を通して遠隔型リードライ
ター23に送信する。
【0030】ステップ54:処理結果を近接型通信制御
部3に送信し、処理結果(デジタルデータ)を電波に変
換し、近接型アンテナ2を通して近接型リードライター
22に送信する。
【0031】
【発明の効果】1枚の非接触ICカード上で、決済等の
セキュリティー性を要するものは、近接型の機能を使用
し、利便性を優先するものは、遠隔型の機能の使用を可
能とすることができる。
【0032】例えば、チケット、定期券の購入は、近接
型の機能を使い決済し、チケット、定期券の情報は、遠
隔型の機能を使用し、かざすだけで改札が通過可能とす
る。以上のことから、1枚の非接触ICカードで、高セ
キュリティー性と利便性の向上を実現できる。
【0033】また、近接型と遠隔型は、MPU,電力蓄
積部を共有しているため、カード実装が安価で可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】近接・遠隔非接触ICカード15の構造図。
【図2】近接・遠隔非接触ICカード15の回路図。
【図3】ファイル17の構造図。
【図4】近接・遠隔非接触ICカー15ドの処理のフロ
ーチャート図。
【図5】近接型リードライター22で近接・遠隔型非接
触ICカード15のデータの読み書きをしている状態図
【図6】遠隔型リードライター23で近接・遠隔型非接
触ICカード15のデータの読み書きをしている状態図
【符号の説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の非接触ICカード上で、決済等の高
    いセキュリティー性を要する場合は、近接型機能を使用
    し、利便性を優先する場合は、遠隔型機能を使用するこ
    とを特徴とする近接・遠隔型非接触ICカード。
  2. 【請求項2】近接型非接触式と遠隔型非接触式が同一の
    MPUと電力蓄積部を使用することを特徴とする請求項
    1記載の近接・遠隔型非接触ICカード。
  3. 【請求項3】外部からの電波の違いに基づき、近接型と
    遠隔型の切替を自動設定することを特徴とする請求項1
    記載の近接・遠隔型非接触ICカード。
  4. 【請求項4】遠隔からのアクセスの場合には、遠隔のみ
    に許可されたファイルのみ参照できるようにすることを
    特徴とする請求項1記載の近接・遠隔型非接触ICカー
    ド。
JP9123759A 1997-05-14 1997-05-14 近接・遠隔型非接触icカード Pending JPH10312445A (ja)

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Cited By (5)

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