JP2000113149A - 非接触型icチップ内蔵媒体システム - Google Patents

非接触型icチップ内蔵媒体システム

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JP2000113149A
JP2000113149A JP28695098A JP28695098A JP2000113149A JP 2000113149 A JP2000113149 A JP 2000113149A JP 28695098 A JP28695098 A JP 28695098A JP 28695098 A JP28695098 A JP 28695098A JP 2000113149 A JP2000113149 A JP 2000113149A
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antenna
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chip
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Nobuyuki Takahashi
伸幸 高橋
Shiko Honda
志行 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触型ICカードあるいはタグなどの非接触
型ICチップ内蔵媒体を携帯する場所の自由度が増加
し、非接触型ICチップ内蔵媒体を取り出して非接触型
ICチップ内蔵媒体用装置の固定型のアンテナコイルに
かざさなくても使用することができる非接触型ICチッ
プ内蔵媒体システムを提供する。 【解決手段】アンテナを有する非接触型ICチップ内蔵
媒体3と、アンテナを有する非接触型ICチップ内蔵媒
体用装置1を有し、アンテナ間の電磁結合により、非接
触型ICチップ内蔵媒体3と非接触型ICチップ内蔵媒
体用装置1の間で信号の授受を行う非接触型ICチップ
内蔵媒体システムであって、非接触型ICチップ内蔵媒
体用装置1が、固定型の第1アンテナ11と、可動型の
第2アンテナ21と、第1アンテナ11および第2アン
テナ21に接続する制御部2とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナを有する
非接触型ICチップ内蔵媒体と、アンテナを有する非接
触型ICチップ内蔵媒体用装置を有し、前記アンテナ間
の電磁結合により、前記非接触型ICチップ内蔵媒体と
前記非接触型ICチップ内蔵媒体用装置の間で信号の授
受を行う非接触型ICチップ内蔵媒体システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理の効率化やセキュリティ
ーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子
(ICチップ)を搭載したICカードが普及しつつあ
る。このようなICカードには、カードの外部端子と外
部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接
触型と、電磁結合により電磁波でデータの送受信を行う
アンテナコイルとデータ処理のための半導体素子を内蔵
し、外部処理装置との間の読み書きをいわゆる無線(非
接触)方式で実現できる非接触型がある。非接触型とし
ては、IC回路の駆動電力がデータの送受信のように電
磁結合により供給され、バッテリを内蔵しないタイプが
開発されている。
【0003】図3は、従来例であるICカードリーダ
(あるいはICカードリーダライタ)1および非接触型
ICカード3を有するICカードシステムの構成図であ
る。ICカードリーダ1はICカードリーダ制御部2
と、固定型(設置型)アンテナコイル11とを有してお
り、ICカードリーダ制御部2は、例えば不図示の上位
機器に接続されている。一方、非接触型ICカード3も
アンテナコイル(不図示)を有している。ICカードリ
ーダ1の固定型(設置型)アンテナコイル11と非接触
型ICカード3のアンテナコイル(不図示)は、例え
ば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有している。
【0004】上記のICカードシステムにおいて、IC
カードリーダ1と非接触型ICカード3は、各アンテナ
コイル間の電磁結合により非接触方式でデータの授受な
どを行うことができる。例えば、上位機器(不図示)か
ら命令やデータなどが送られると、入出力回路や変調回
路などの電子回路を有するICカードリーダ制御部2を
介して所定周波数の搬送信号に変換され、ICカードリ
ーダ1のアンテナコイル11に流される電流が誘起する
電磁場φ11による電磁誘導により、非接触型ICカード
3において送受信回路や変調(復調)回路などの電子回
路を備えるICチップに接続しているアンテナコイル
(不図示)に電流が誘起され、非接触型ICカード3に
命令やデータなどの信号が伝達される。
【0005】また、非接触型ICカード3からICカー
ドリーダ1への命令やデータなどの信号の伝達も行われ
る。この場合は上記とは逆の手順で、非接触型ICカー
ド3のアンテナコイル(不図示)中を流れる電流により
誘起される電磁場φ3 によりICカードリーダ1のアン
テナコイル11に電流が発生する。
【0006】また、非接触型ICカード3がその内部に
アンテナコイル(不図示)と接続する整流回路や蓄電池
などを備え、データの送受信のように非接触型ICカー
ド3のアンテナコイル(不図示)とICカードリーダ1
のアンテナコイル11との電磁結合によりIC回路の駆
動電力が供給されるようにすることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の非接触型ICカードシステムにおいては、非接触
型ICカード3とICカードリーダ1との間で命令やデ
ータなどの信号の授受を行う場合、ICカードリーダ1
の固定型のアンテナコイル11の通信範囲内に非接触型
ICカード3をかざす必要があり、非接触型ICカード
3を所持者の衣服に固定したり、ポケットあるいは鞄な
どに収納して運用するなど、非接触型ICカード3を所
持する位置が限られてしまう。例えば、入退室ゲートあ
るいは鉄道改札などに応用した場合、ICカードリーダ
1の固定型のアンテナコイル11に非接触型ICカード
3をかざさなければならないため、非接触型ICカード
3を携帯する場所をかざしやすい所に限定するか、ある
いは使用する度に非接触型ICカード3を取り出してI
Cカードリーダ1の固定型のアンテナコイル11にかざ
す必要があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、本発明の目的は、非接触型ICカードあるいはタグ
などの非接触型ICチップ内蔵媒体を携帯する場所の自
由度が増加し、非接触型ICチップ内蔵媒体を取り出し
て非接触型ICチップ内蔵媒体用装置の固定型のアンテ
ナコイルにかざさなくても使用することができる非接触
型ICチップ内蔵媒体システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の非接触型ICチップ内蔵媒体システムは、
アンテナを有する非接触型ICチップ内蔵媒体と、アン
テナを有する非接触型ICチップ内蔵媒体用装置を有
し、前記アンテナ間の電磁結合により、前記非接触型I
Cチップ内蔵媒体と前記非接触型ICチップ内蔵媒体用
装置の間で信号の授受を行う非接触型ICチップ内蔵媒
体システムであって、前記非接触型ICチップ内蔵媒体
用装置が、固定型の第1アンテナと、可動型の第2アン
テナと、前記第1アンテナおよび前記第2アンテナに接
続する制御部とを有する。
【0010】上記の本発明の非接触型ICチップ内蔵媒
体システムによれば、非接触型ICチップ内蔵媒体用装
置が、固定型の第1アンテナと、可動型の第2アンテナ
とを有しており、非接触型ICチップ内蔵媒体と非接触
型ICチップ内蔵媒体用装置との間で命令やデータなど
の信号の授受を行う場合、非接触型ICチップ内蔵媒体
が固定型の第1アンテナの通信範囲内にあるときには第
1アンテナにより信号の授受を行うことができ、非接触
型ICチップ内蔵媒体が固定型の第1アンテナの通信範
囲外にあっても可動型の第2アンテナを非接触型ICチ
ップ内蔵媒体に近づけることで信号の授受を行うことが
可能となり、非接触型ICチップ内蔵媒体を携帯する場
所の自由度が増加し、非接触型ICチップ内蔵媒体を取
り出して非接触型ICチップ内蔵媒体用装置の固定型の
第1アンテナにかざさなくても使用することができる。
【0011】上記の本発明の非接触型ICチップ内蔵媒
体システムは、好適には、前記非接触型ICチップ内蔵
媒体用装置が、前記非接触型ICチップ内蔵媒体との信
号の授受の待機時に前記第1アンテナおよび前記第2ア
ンテナから電磁波を常時送出し、前記第1アンテナおよ
び前記第2アンテナのいずれか一方のアンテナにより前
記ICチップ内蔵媒体からの信号を感知したときに、前
記第1アンテナおよび前記第2アンテナのいずれか他方
のアンテナからの電磁波の送出を停止する。あるいは好
適には、前記第2アンテナにスイッチが設けられてお
り、前記非接触型ICチップ内蔵媒体用装置が、前記非
接触型ICチップ内蔵媒体との信号の授受の待機時に前
記第1アンテナから電磁波を常時送出し、前記スイッチ
をオン状態にしたときに前記第2アンテナから電磁波を
送出するとともに前記第1アンテナからの電磁波の送出
を停止する。これにより、第1アンテナと第2アンテナ
とを切り換えて使用することができる。
【0012】上記の本発明の非接触型ICチップ内蔵媒
体システムは、好適には、前記第2アンテナが、ワイヤ
レス方式で前記制御部に接続する。これにより、第2ア
ンテナの設置場所の自由度が増加し、第2アンテナを非
接触型ICチップ内蔵媒体に近づけやすくなり、非接触
型ICチップ内蔵媒体を携帯する場所の自由度がさらに
増加する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本実施形態にかかるICカードリ
ーダ(あるいはICカードリーダライタ)1および非接
触型ICカード3を有するICカードシステムの構成図
である。ICカードリーダ1はICカードリーダ制御部
2と、固定型(設置型)アンテナコイル11および可動
型アンテナコイル21とを有しており、ICカードリー
ダ制御部2は、例えば不図示の上位機器に接続されてい
る。一方、非接触型ICカード3もアンテナコイル(不
図示)を有している。ICカードリーダ1の固定型(設
置型)アンテナコイル11、可動型アンテナコイル21
および非接触型ICカード3のアンテナコイル(不図
示)は、例えば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有してお
り、また異なる大きさあるいは形状であってもよい。
【0015】上記のICカードシステムにおいて、IC
カードリーダ1と非接触型ICカード3は、ICカード
リーダ1の固定型アンテナコイル11と非接触型ICカ
ード3のアンテナコイル(不図示)の間、あるいは、可
動型アンテナコイル21と非接触型ICカード3のアン
テナコイル(不図示)の間の電磁結合により非接触方式
でデータの授受などを行うことができる。例えば、上位
機器(不図示)から命令やデータなどが送られると、入
出力回路や変調回路などの電子回路を有するICカード
リーダ制御部2を介して所定周波数の搬送信号に変換さ
れ、ICカードリーダ1の固定型アンテナコイル11に
流される電流が誘起する電磁場φ11、あるいは、ICカ
ードリーダ1の可動型アンテナコイル21に流される電
流が誘起する電磁場φ21による電磁誘導により、非接触
型ICカード3において送受信回路や変調(復調)回路
などの電子回路を備えるICチップに接続しているアン
テナコイル(不図示)に電流が誘起され、非接触型IC
カード3に命令やデータなどの信号が伝達される。
【0016】また、非接触型ICカード3からICカー
ドリーダ1への命令やデータなどの信号の伝達も行われ
る。この場合は上記とは逆の手順で、非接触型ICカー
ド3のアンテナコイル(不図示)中を流れる電流により
誘起される電磁場φ3 によりICカードリーダ1の固定
型アンテナコイル11あるいは可動型アンテナコイル2
1に電流が発生する。
【0017】また、非接触型ICカード3がその内部に
アンテナコイル(不図示)と接続する整流回路や蓄電池
などを備え、データの送受信のように非接触型ICカー
ド3のアンテナコイル(不図示)とICカードリーダ1
の固定型アンテナコイル11あるいは可動型アンテナコ
イル21との電磁結合によりIC回路の駆動電力が供給
されるようにすることもできる。
【0018】上記のICカードリーダ1においては、例
えば、非接触型ICカード3との信号の授受の待機時
に、固定型アンテナコイル11および可動型アンテナコ
イル21から電磁波を常時送出し、固定型アンテナコイ
ル11および可動型アンテナコイル21のいずれか一方
のアンテナコイルにより非接触型ICカード3からの信
号を感知したときに、固定型アンテナコイル11および
可動型アンテナコイル21のいずれか他方のアンテナか
らの電磁波の送出を停止する構成として、固定型アンテ
ナコイル11と可動型アンテナコイル21を切り換えて
用いることができる。あるいは、可動型アンテナコイル
21にスイッチが設けられており、非接触型ICカード
3との信号の授受の待機時に固定型アンテナコイル11
から電磁波を常時送出し、可動型アンテナコイル21の
スイッチをオン状態にしたときに可動型アンテナコイル
21から電磁波を送出するとともに固定型アンテナコイ
ル11からの電磁波の送出を停止する構成として、固定
型アンテナコイル11と可動型アンテナコイル21を切
り換えて用いることができる。また、可動型アンテナコ
イル11は、ワイヤレス方式でICカードリーダ制御部
2に接続する構成とすることができる。
【0019】上記の本実施形態のICカードリーダ1お
よび非接触型ICカード3を有するICカードシステム
によれば、ICカードリーダ1が、固定型アンテナコイ
ル11と、可動型アンテナコイル21とを有しており、
非接触型ICカード3とICカードリーダ1との間で命
令やデータなどの信号の授受を行う場合、非接触型IC
カード3が固定型アンテナコイル11の通信範囲内にあ
るときには固定型アンテナコイル11により信号の授受
を行うことができ、非接触型ICカード3が固定型アン
テナコイル11の通信範囲外にあっても可動型アンテナ
コイル21を非接触型ICカード3に近づけることで信
号の授受を行うことが可能となり、非接触型ICカード
3を携帯する場所の自由度が増加し、非接触型ICカー
ド3を取り出してICカードリーダ1の固定型アンテナ
コイルにかざさなくても使用することができる。
【0020】実施例1 図2は、本実施例にかかるICカードリーダ1の構成図
である。ICカードリーダ1は、固定型アンテナコイル
11およびハンドスキャナ型アンテナ(可動型アンテナ
コイル)21とを有している。ICカードリーダ1は、
固定型アンテナコイル11あるいはハンドスキャナ型ア
ンテナ21と、不図示の非接触型ICカードのアンテナ
コイルとの間の電磁結合により非接触方式でデータの授
受などを行うことができる。固定型アンテナコイル11
と不図示の非接触型ICカードのアンテナコイルとの間
でデータの授受を行う場合には、ホストコンピュータ4
0から送られた命令やデータは、制御回路30、ASK
(Amplitude Shift Keying)方
式やPSK(Phase Shift Keying)
方式等の所定の変調方式により変調する変調回路1(1
5)、アンプ1(14)を介して伝達され、所定周波数
の搬送信号に変換されて、固定型アンテナコイル11に
流される電流が誘起する電磁場によりICカードに伝達
される。また、ICカードからの信号は、ICカードの
アンテナコイルが発生させる電磁場によりICカードリ
ーダ1の固定型アンテナコイル11に電流が発生し、フ
ィルタ回路1(12)および検波(復調)回路1(1
3)を介して制御回路30およびホストコンピュータ4
0へと伝達される。
【0021】また、ハンドスキャナ型アンテナ21と不
図示の非接触型ICカードのアンテナコイルとの間でデ
ータの授受を行う場合にも、上記と同様に、ホストコン
ピュータ40から送られた命令やデータは、制御回路3
0、ASK方式等の所定の変調方式により変調する変調
回路2(25)、アンプ2(24)を介して伝達され、
所定周波数の搬送信号に変換されて、ハンドスキャナ型
アンテナ21に流される電流が誘起する電磁場によりI
Cカードに伝達される。また、ICカードからの信号
は、ICカードのアンテナコイルが発生させる電磁場に
よりICカードリーダ1のハンドスキャナ型アンテナ2
1に電流が発生し、フィルタ回路2(22)および検波
(復調)回路2(23)を介して制御回路30およびホ
ストコンピュータ40へと伝達される。
【0022】上記のICカードリーダ1においては、ハ
ンドスキャナ型アンテナ21にスイッチSWが設けられ
ており、ICカードとの信号の授受の待機時において
は、固定型アンテナコイル11から電磁波を常時送出す
る。ICカードが固定型アンテナコイル11の通信範囲
内にあるときには固定型アンテナコイル11により信号
の授受を行い、ICカードが固定型アンテナコイル11
の通信範囲外にある場合には、ハンドスキャナ型アンテ
ナ21のスイッチSWをオン状態にして、ハンドスキャ
ナ型アンテナ21から電磁波を送出するとともに固定型
アンテナコイル11からの電磁波の送出を停止し、ハン
ドスキャナ型アンテナ21をICカードに近づけ、信号
の授受を行う。
【0023】実施例2 (入退室ゲートシステム)社員証、学生証などによる入
退室ゲートシステムでは、入退室管理を行う出入り口の
扉あるいは付近の壁に、固定型アンテナと、本体と有線
で、あるいは、赤外線などを用いる無線方式で接続され
たハンドスキャナ型アンテナを設置する。使用者は、I
D情報などを記録した非接触型ICカードを取り出して
固定型アンテナにかざしてもよいし、また、鞄やポケッ
トに収容していて取り出すのが困難な状況であれば、ハ
ンドスキャナ型アンテナの方を非接触型ICカードに近
づけ、非接触型ICカードを取り出さずにゲートと通信
を行うことが可能である。また、守衛所などのある有人
ゲートにおいては、通常は使用者が非接触型ICカード
を取り出し、固定型アンテナにかざして運用するが、例
えば荷物が多く非接触型ICカード所持者の両手が使え
ない状況であるときなど、ゲート管理者がハンドスキャ
ナ型アンテナを用いて非接触型ICカードに近づけ、非
接触型ICカードとの通信を行う。
【0024】実施例3 (POSシステム)小売店などのPOSレジスターにお
いて、商品に添付された非接触型ICチップ内蔵タグを
用い、ICチップに記録された商品コード、価格などを
用いて商品を識別する。通常の方法では、顧客は購入す
る商品の清算を行うために商品を清算所へ持っていき、
清算担当の店員は、顧客の持ってきた商品を手に取り、
商品に添付された非接触型ICチップ内蔵タグをPOS
レジスター上に設置された固定型アンテナにかざして、
商品コード、価格などを読み取り、清算する。このと
き、商品の重量あるいは大きさなどから、商品に添付さ
れた非接触型ICチップ内蔵タグをPOSレジスター上
の固定型アンテナにかざすのが困難である場合、POS
レジスターに設置されたハンドスキャナ型アンテナを非
接触型ICチップ内蔵タグに近づけ、商品コード、価格
などを読み取り、清算する。
【0025】本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、非接触型ICチップ内蔵媒体用装置としては、
ICカードリーダライタなどのICカードにデータを書
き込むことができる装置としてもよい。非接触型ICチ
ップ内蔵媒体としては、ICカードの他、ICチップを
内蔵するタグを用いることもできる。実施形態において
は非接触方式のICカードシステムについて説明してい
るが、接触方式のICモジュールをさらに有するハイブ
リッド方式のICカードとすることもできる。その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うこと
ができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の非接触型ICチップ内蔵媒体シ
ステムによれば、非接触型ICカードあるいはタグなど
の非接触型ICチップ内蔵媒体を携帯する場所の自由度
が増加し、非接触型ICチップ内蔵媒体を取り出して非
接触型ICチップ内蔵媒体用装置の固定型のアンテナコ
イルにかざさなくても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる非接触型ICカードおよ
びICカード用装置(ICカードリーダ)を有するIC
カードシステムの構成図である。
【図2】図2は実施例1にかかるICカードリーダの構
成図である。
【図3】図3は従来例にかかる非接触型ICカードおよ
びICカード用装置(ICカードリーダ)を有するIC
カードシステムの構成図である。
【符号の説明】
1…ICカードリーダ、2…ICカードリーダ制御部、
3…非接触型ICカード、11…固定型アンテナコイ
ル、21…ハンドスキャナ型アンテナ(可動型アンテナ
コイル)、12,22…フィルタ回路、13,23…検
波(復調)回路、14,24…アンプ、15,25…変
調回路、30…制御回路、40…ホストコンピュータ、
φ…電磁場。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナを有する非接触型ICチップ内蔵
    媒体と、アンテナを有する非接触型ICチップ内蔵媒体
    用装置を有し、前記アンテナ間の電磁結合により、前記
    非接触型ICチップ内蔵媒体と前記非接触型ICチップ
    内蔵媒体用装置の間で信号の授受を行う非接触型ICチ
    ップ内蔵媒体システムであって、 前記非接触型ICチップ内蔵媒体用装置が、 固定型の第1アンテナと、 可動型の第2アンテナと、 前記第1アンテナおよび前記第2アンテナに接続する制
    御部とを有する非接触型ICチップ内蔵媒体システム。
  2. 【請求項2】前記非接触型ICチップ内蔵媒体用装置
    が、前記非接触型ICチップ内蔵媒体との信号の授受の
    待機時に前記第1アンテナおよび前記第2アンテナから
    電磁波を常時送出し、 前記第1アンテナおよび前記第2アンテナのいずれか一
    方のアンテナにより前記ICチップ内蔵媒体からの信号
    を感知したときに、前記第1アンテナおよび前記第2ア
    ンテナのいずれか他方のアンテナからの電磁波の送出を
    停止する請求項1記載の非接触型ICチップ内蔵媒体シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記第2アンテナにスイッチが設けられて
    おり、 前記非接触型ICチップ内蔵媒体用装置が、前記非接触
    型ICチップ内蔵媒体との信号の授受の待機時に前記第
    1アンテナから電磁波を常時送出し、 前記スイッチをオン状態にしたときに前記第2アンテナ
    から電磁波を送出するとともに前記第1アンテナからの
    電磁波の送出を停止する請求項1記載の非接触型ICチ
    ップ内蔵媒体システム。
  4. 【請求項4】前記第2アンテナが、ワイヤレス方式で前
    記制御部に接続する請求項1〜3のいずれかに記載の非
    接触型ICチップ内蔵媒体システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193230A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Denso Wave Inc 携帯端末
JP2018133111A (ja) * 2018-05-18 2018-08-23 東芝テック株式会社 セルフチェックアウト装置及びプログラム

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