JPH0728087A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH0728087A
JPH0728087A JP16934793A JP16934793A JPH0728087A JP H0728087 A JPH0728087 A JP H0728087A JP 16934793 A JP16934793 A JP 16934793A JP 16934793 A JP16934793 A JP 16934793A JP H0728087 A JPH0728087 A JP H0728087A
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JP
Japan
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insulating film
electrode
gate insulating
liquid crystal
gate
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Application number
JP16934793A
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English (en)
Inventor
Tomoko Uemura
倫子 植村
Junichi Hiraki
純一 平木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示品位を向上する。 【構成】 液晶層を介在して配置される一対の透光性基
板のうちの一方基板21上にゲート電極22、第1〜第
3ゲート絶縁膜23〜25、チャネル部真性半導体膜2
6およびチャネル部絶縁膜27がこの順に形成される。
前記絶縁膜27上には、一対のコンタクト部電極膜28
a,28bが形成され、さらにソース電極29およびド
レイン電極30がそれぞれ形成される。ドレイン電極3
0には、絵素電極31が接続される。前記第2ゲート絶
縁膜24は、ゲート電極22によって生じる段差を平坦
化するように形成される。したがって、ゲート絶縁膜の
カバレージ不良が低減されて表示品位が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor、以下「TFT」と省略する。)素
子をスイッチング素子として用いたアクティブマトリク
ス駆動型の液晶表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のアクティブマトリクス駆
動型の液晶表示装置のTFT素子13を示す断面図であ
る。従来の液晶表示装置の一方基板である透光性基板1
は絶縁性を有し、たとえばガラスで実現され、一方表面
1a上には、少なくともTFT素子13と、絵素電極1
1とが形成される。先ず、基板1の表面1a上には、保
護膜2が形成される。保護膜2上には、図示しないゲー
トバス配線に接続されたゲート電極3がパターン形成さ
れる。ゲート電極3は、たとえばタンタル膜で実現され
る。前記保護膜2は、ゲート電極3の形成におけるウエ
ットエッチング処理時において、使用されるフッ硝酸溶
液から基板1を保護するために設けられるものである。
なお、フッ硝酸溶液を使用しないドライエッチング処理
によってゲート電極3を形成する場合には、保護膜2を
設ける必要はない。
【0003】ゲート電極3の表面には、第1ゲート絶縁
膜4が形成される。第1ゲート絶縁膜4は、たとえばゲ
ート電極3を陽極酸化することによって得られ、たとえ
ば五酸化タンタルで実現される。ゲート電極3および第
1ゲート絶縁膜4が形成された保護膜2表面には、たと
えばSixy膜で実現される第2ゲート絶縁膜5が形成
される。前記第1ゲート絶縁膜4は、一般に誘電率が高
く、電界効果の効率が高いけれども、ピンホールなどの
欠陥が生じ易い。しかしながら、第2ゲート絶縁膜5
は、非常に緻密な膜であり、第1ゲート絶縁膜4のピン
ホールに入込み、欠陥を消失させる。このような、第2
ゲート絶縁膜5は誘電率が低く、またたとえばSixy
膜には酸素原子がないため、密着性が低い。この密着性
は、前記第1ゲート絶縁膜4の酸素原子で補完される。
【0004】第2ゲート絶縁膜5上であって、前記ゲー
ト電極3に対応した領域には、チャネル部真性半導体膜
6が形成される。前記半導体膜6は、たとえばアモルフ
ァスシリコン(以下、「a−Si」と省略する。)膜
や、微結晶膜で実現される。前記半導体膜6のほぼ中央
付近にはチャネル部絶縁膜7が形成され、チャネル部絶
縁膜7が形成された前記半導体膜6上には、コンタクト
部電極膜8a,8bが間隔をあけてそれぞれ形成され
る。コンタクト部電極膜8a,8bは、たとえばn型あ
るいはp型のa−Si膜あるいは微結晶膜で実現され
る。
【0005】コンタクト部電極膜8a上には、図示しな
いソースバス配線に接続されたソース電極9が形成さ
れ、コンタクト部電極膜8b上にはドレイン電極10が
形成される。このようにして、形成されるゲート電極
3、第1ゲート絶縁膜4、第2ゲート絶縁膜5、チャネ
ル部真性半導体膜6、チャネル部絶縁膜7、コンタクト
部電極膜8a,8b、ソース電極9、およびドレイン電
極10は、TFT素子13である。たとえばITO(In
dium Tin Oxide)で実現される絵素電極11は、前記ド
レイン電極10に接続されて形成される。また、TFT
素子13上には、絶縁膜12が形成される。前記絵素電
極11とTFT素子13とは、液晶表示装置にマトリク
ス状に設けられる複数の絵素に、それぞれ形成される。
一方、前記基板1と対向する他方基板上には、絵素電極
11に対向する対向電極が形成される。このような基板
は、液晶層を挟んで貼合わせられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液晶表
示装置のTFT素子13では、基板1上にパターン形成
されたゲート電極3による段差が生じる。この上に第1
および第2ゲート絶縁膜4,5を形成するけれども、前
記段差によって第2ゲート絶縁膜5にカバレージ不良が
生じる。たとえば、ゲート電極3の側面近傍に形成され
る第2ゲート絶縁膜5の膜厚が薄くなる。このため、層
間短絡などが生じ、液晶表示装置に点状や線状の表示不
良が発生する。
【0007】また、前述したように、ゲート電極3の形
成時においてドライエッチング処理を用いるときには、
保護膜2が不要となるけれども、保護膜2をなくすこと
によって基板1表面1aの荒れが顕著となる。このた
め、ゲート電極3やゲートバス配線に断線などが生じ易
くなり、液晶表示装置に点状や線状の表示不良が生じ易
くなる。
【0008】本発明の目的は、短絡や断線が低減し、表
示品位の向上した液晶表示装置およびその製造方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶層を介在
して配置される一対の透光性基板のうちのいずれか一方
基板の液晶層側表面に、マトリクス状に配置される複数
の絵素電極と、該絵素電極の各々に対応して接続され、
前記液晶層の液晶分子を駆動する電圧をスイッチングす
るスイッチング素子とが形成され、前記一対の透光性基
板のうちの他方基板の液晶層側表面に、前記絵素電極に
対向した対向電極が形成され、前記スイッチング素子
は、前記一方基板の液晶層側表面に、ゲート電極、ゲー
ト絶縁膜、チャネル部半導体膜、チャネル部絶縁膜およ
び一対のコンタクト部電極膜がこの順に積層して形成さ
れ、前記一対のコンタクト部電極膜上に、ソース電極と
ドレイン電極とがそれぞれ形成されて成る液晶表示装置
において、前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート電極側界面
で前記ゲート電極による凹凸が形成され、他方の界面で
平坦化面が形成されていることを特徴とする液晶表示装
置である。
【0010】また本発明は、前記ゲート絶縁膜は、前記
ゲート電極表面に形成される第1ゲート絶縁膜と、前記
ゲート電極による凹凸を平坦化して形成される第2ゲー
ト絶縁膜と、前記第2ゲート絶縁膜上に形成される第3
ゲート絶縁膜とから構成されることを特徴とする。
【0011】また本発明は、一対の透光性基板のうちの
いずれか一方基板の表面にゲート電極、ゲート絶縁膜、
チャネル部半導体膜、チャネル部絶縁膜および一対のコ
ンタクト部電極膜をこの順に積層し、前記一対のコンタ
クト部電極膜上にソース電極とドレイン電極とをそれぞ
れ形成し、前記ドレイン電極に接続してマトリクス状に
絵素電極を形成し、前記一対の透光性基板のうちの他方
基板の表面に前記絵素電極に対向する対向電極を形成
し、互いの基板の前記表面を対向するように配置して、
前記一対の透光性基板を貼合わせた後、該基板間に液晶
を注入する液晶表示装置の製造方法において、前記ゲー
ト絶縁膜は、前記ゲート電極表面に第1ゲート絶縁膜を
形成し、前記第1ゲート絶縁膜の形成後に前記ゲート電
極による凹凸を平坦化するようにして第2ゲート絶縁膜
を形成し、前記第2ゲート絶縁膜上に第3ゲート絶縁膜
を形成して成ることを特徴とする液晶表示装置の製造方
法である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、液晶層を介在して配置される
一対の透光性基板のうちのいずれか一方基板の液晶層側
表面には、マトリクス状に配置される複数の絵素電極と
スイッチング素子とが形成され、他方基板の液晶層側表
面には、対向電極が形成される。前記スイッチング素子
は、前記絵素電極の各々に対応して接続され、前記液晶
層の液晶分子を駆動する電圧をスイッチングする素子で
あり、前記一方基板表面に、ゲート電極、ゲート絶縁
膜、チャネル部半導体膜、チャネル部絶縁膜および一対
のコンタクト部電極膜がこの順に形成され、前記一対の
コンタクト部電極膜上にソース電極とドレイン電極とが
それぞれ形成される。前記絵素電極は、前記ドレイン電
極に接続して形成され、該絵素電極に対向して前記対向
電極が形成される。また、前記ゲート絶縁膜は、前記ゲ
ート電極側界面で前記ゲート電極による凹凸が形成さ
れ、他方の界面で平坦化面が形成される。すなわち、前
記ゲート絶縁膜によって、ゲート電極によって生じる一
方基板表面上の凹凸が平坦化される。
【0013】したがって、ゲート絶縁膜のカバレージ不
良によって生じる層間短絡が防止される。また、凹凸が
平坦化されることによって断線の発生も防止される。こ
のため、液晶表示装置の表示不良が低減されて、表示品
位が向上する。
【0014】また本発明に従えば、前記ゲート絶縁膜
は、第1〜第3ゲート絶縁膜から構成され、第1ゲート
絶縁膜は、前記ゲート電極表面に形成され、第2ゲート
絶縁膜は前記ゲート電極による凹凸を平坦化して形成さ
れ、第3ゲート絶縁膜は前記第2ゲート絶縁膜上に形成
される。前記第2ゲート絶縁膜は、ゲート電極による凹
凸を平坦化して形成されるので、前述したのと同様の効
果が得られる。
【0015】また、第2ゲート絶縁膜を、気相成膜法と
比較すると平坦化が容易で欠陥が少ない液相成膜法を用
いて形成すると、一方基板の表面の荒れを緩やかにし、
かつ第1ゲート絶縁膜の欠陥を補うことができる。さら
に、第2ゲート絶縁膜を起因とする第3ゲート絶縁膜の
欠陥が低減される。したがって、表示品位が向上すると
ともに、液晶表示装置を容易に形成することができる。
【0016】さらに本発明に従えば、一対の透光性基板
のうちのいずれか一方基板の表面にゲート電極が形成さ
れ、ゲート電極表面に第1ゲート絶縁膜が形成され、前
記第1ゲート絶縁膜の形成後に、前記ゲート電極による
凹凸を平坦化するようにして第2ゲート絶縁膜が形成さ
れ、前記第2ゲート絶縁膜上に第3ゲート絶縁膜が形成
され、さらに、チャネル部半導体膜、チャネル部絶縁膜
および一対のコンタクト部電極膜がこの順に積層され、
前記一対のコンタクト部電極膜上にソース電極およびド
レイン電極がそれぞれ形成され、前記ドレイン電極に接
続してマトリクス状に絵素電極が形成される。また、前
記一対の透光性基板のうちの他方基板の表面には、前記
絵素電極に対向する対向電極が形成される。さらに、互
いの基板の前記表面を対向するように配置して、前記一
対の透光性基板を貼合わせた後、該基板間に液晶が注入
される。
【0017】したがって、表示不良が低減されて表示品
位が向上した液晶表示装置が得られる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である液晶表示装
置40のTFT素子41を示す断面図である。液晶表示
装置40の一方基板である透光性基板21は絶縁性を有
し、たとえばガラスで実現される。基板21の一方の表
面21a上には、少なくともTFT素子41と絵素電極
31とが形成される。先ず、基板21の表面21a上
に、後述するゲートバス配線33に接続されたゲート電
極22がパターン形成される。ゲート電極22は、たと
えば膜厚が4000Åのタンタル(Ta)膜で実現され
る。
【0019】ゲート電極22の表面には、第1ゲート絶
縁膜23が形成される。第1ゲート絶縁膜23は、たと
えば前記ゲート電極22の表面を酸化処理して得られ
る、膜厚が3000Åの五酸化タンタル(Ta25)で
実現される。このように基板21上には、ゲート電極2
2による段差が生じる。ゲート電極22および第1ゲー
ト絶縁膜23が形成された基板21の表面21a上に
は、第2ゲート絶縁膜24が形成される。第2ゲート絶
縁膜24は、前記ゲート電極22による段差をなくして
平坦化するように形成される。このため、ゲート電極2
2および第1ゲート絶縁膜23上の第2ゲート絶縁膜2
4は膜厚が薄く、ゲート電極22および第1ゲート絶縁
膜23が形成されていない領域上の第2ゲート絶縁膜2
4は膜厚が厚い。このような第2ゲート絶縁膜24は、
たとえばゲート電極22および第1ゲート絶縁膜23が
形成されていない領域上の膜厚が5000Åとなるよう
に形成され、たとえばSiO2 膜で実現される。第2ゲ
ート絶縁膜24上には、第3ゲート絶縁膜25が形成さ
れる。第3ゲート絶縁膜25は、たとえば膜厚が300
0ÅのSixy膜で実現される。
【0020】このような第1〜第3ゲート絶縁膜23〜
25から成るゲート絶縁膜は、前記ゲート電極22側界
面に前記ゲート電極22による凹凸が形成され、他方の
界面に平坦化面が形成される。すなわち、該ゲート絶縁
膜によって、前記ゲート電極22によって生じる凹凸が
平坦化される。
【0021】第3ゲート絶縁膜25上であって、前記ゲ
ート電極22に対応した領域には、チャネル部真性半導
体膜26が形成される。該半導体膜26は、たとえば膜
厚が300Åのi型a−Si膜あるいは微結晶膜で実現
される。前記真性半導体膜26上であって、そのほぼ中
央付近にはチャネル部絶縁膜27が形成される。該絶縁
膜27は、たとえば膜厚が2000ÅのSixy膜で実
現される。前記絶縁膜27が形成された真性半導体膜2
6上には、コンタクト部電極膜28a,28bが間隔を
あけてそれぞれ形成される。コンタクト部電極膜28
a,28bは、たとえば膜厚が300Åのn+ 型a−S
i膜あるいは微結晶膜で実現される。コンタクト部電極
膜28a上には、後述するソースバス配線34に接続さ
れたソース電極29が形成され、コンタクト部電極膜2
8b上には、ドレイン電極30が形成される。ソース電
極29およびドレイン電極30は、たとえば膜厚が30
00ÅのTi,Mo,Wなどの金属膜で実現される。
【0022】このようにして形成されるゲート電極2
2、第1ゲート絶縁膜23、第2ゲート絶縁膜24、第
3ゲート絶縁膜25、チャネル部真性半導体膜26、チ
ャネル部絶縁膜27、コンタクト部電極膜28a,28
b、ソース電極29、ドレイン電極30は、液晶層の液
晶分子を駆動する電圧をスイッチングするTFT素子4
1である。たとえば、ITOなどの酸化インジウムを主
成分とする透明電極で実現される絵素電極31は、前記
ドレイン電極30に接続して形成される。絵素電極31
の膜厚は、たとえば1000Åとされる。また、前記T
FT素子41上には、絶縁膜32が形成される。絶縁膜
32は、たとえば膜厚が3000ÅのSi xy膜で実現
される。
【0023】図2は、前記透光性基板21を示す平面図
である。基板21の表面21a上には、前記絵素電極3
1とTFT素子41との他に、ゲートバス配線33とソ
ースバス配線34とが形成される。ゲートバス配線33
は、一様な線幅を有して複数本形成され、かつ互いに平
行に形成される。ソースバス配線34は、前記ゲートバ
ス配線33と同様にして形成され、ゲートバス配線33
とソースバス配線34とは互いに直交するように、かつ
互いに絶縁性を保持して形成される。ゲートバス配線3
3とソースバス配線34とが交差することによって形成
されるマトリクス状の領域を絵素として、各絵素には、
前述したTFT素子41と絵素電極31とがそれぞれ形
成される。なお、図1は、図2の切断面線A−Aで切断
したときの断面図である。
【0024】図3は、前記液晶表示装置40の概略的構
成を示す断面図である。液晶表示装置40は、透光性基
板21,36、絵素電極31、配向膜35,38、対向
電極37および液晶層39を含む。前述した基板21
と、該基板21と同様に、たとえばガラスで実現される
基板36とによって、液晶層39が挟持される。液晶層
39は、たとえばネマティック液晶で実現される。基板
21の液晶層39側表面である表面21aには、前述し
たようにゲートバス配線33とソースバス配線34とが
形成され、ゲートバス配線33とソースバス配線34と
によって形成された複数の画素のそれぞれに、絵素電極
31とTFT素子41とが形成される。さらに、絵素電
極31およびTFT素子41上には、配向膜35が形成
される。一方、基板36の液晶層側表面である表面36
aには、前記絵素電極31に対向して対向電極37が形
成され、さらに配向膜38が形成される。対向電極37
は、たとえば絵素電極31と同様にして実現され、配向
膜35,38は、たとえばポリイミド樹脂で実現され
る。
【0025】このような液晶表示装置40は、TFT素
子41をスイッチング素子とした、いわゆるアクティブ
マトリクス駆動型の液晶表示装置であり、ゲートバス配
線33から入力された走査信号によって前記TFT素子
41がオン状態となると、ソースバス配線34から絵素
電極31に画像信号が入力される。絵素電極31に画像
信号が入力されると、絵素電極31と該絵素電極31と
対向する対向電極37との間に存在する液晶分子に電圧
が印加され、液晶分子の配向状態を変えることができ
る。液晶表示装置40では、このようにして液晶分子の
配向状態を制御し、表示が行われる。
【0026】図4は、前記第2ゲート絶縁膜24の形成
方法を段階的に示す断面図である。図4(1)に示され
るように、基板21のゲート電極22の第1ゲート絶縁
膜23上にフォトレジスト42がパターン形成される。
続いて、たとえば後述する液相成膜法(以下、「LP
D」法と省略する。)によって、SiO2 膜から成る絶
縁膜24aが形成される。絶縁膜24aは、前記フォト
レジスト42が形成されていない領域に、前記ゲート電
極22と第1ゲート絶縁膜23との膜厚である4000
Åとほぼ同じ膜厚となるように形成される。さらに、図
4(2)に示されるように、前記フォトレジスト42が
除去された後、SiO2 膜から成る絶縁膜24bが図4
(3)に示されるように、前記絶縁膜24aおよびゲー
ト電極22の第1ゲート絶縁膜23上に形成される。絶
縁膜24bは、たとえば前記絶縁膜24aと同様にLP
D法によって形成され、たとえば1000Åの膜厚の形
成される。このようにして形成される絶縁膜24a,2
4bは、前記第2ゲート絶縁膜24である。
【0027】図5は、LPD法によって第2ゲート絶縁
膜24を形成するための薄膜製造装置47を示す図であ
る。薄膜製造装置47は、浸漬槽48、ポンプ49およ
びフィルタ50を含む。浸漬槽48には、たとえば少な
くともケイフッ化水素酸(H2SiF6)水溶液と、開始
剤としての金属アルミニウム(Al)片とが混入され
る。この溶液は、ポンプ49によって循環されている。
また、浸漬槽48とポンプ49との間には、形成する膜
のピンホールなどの原因となるゴミを除去するためにフ
ィルタ50が設けられる。浸漬槽48には、前述したゲ
ート電極22と第1ゲート絶縁膜23とが形成された基
板21が浸漬され、以下に示される反応によってSiO
2膜から成る第2ゲート絶縁膜24が形成される。
【0028】
【化1】
【0029】このようなLPD法によって第2ゲート絶
縁膜24を形成することは、気相成膜法で形成すること
と比較して平坦化が容易である。すなわち、気相成膜法
は成膜が容易であるけれども、段差形状が堆積した膜表
面にも踏襲されるので、平坦化することは困難である。
また、気相成膜法と比較すると、下地膜との接触安定性
の高い膜が得られ、ピンホールなどの欠陥が少なくな
る。
【0030】なお、上述した反応において、浸漬槽48
中には、フッ酸(HF)が生成される。このフッ酸は、
前記ゲート電極22とされるTa膜などの金属を溶解し
てしまう。しかしながら、本実施例ではゲート電極22
上に第1ゲート絶縁膜23が形成されているので、ゲー
ト電極22が溶解されることはない。
【0031】また、LPD法で形成された第2ゲート絶
縁膜24であるSiO2 膜は、絶縁耐圧性および誘電性
が低い。しかしながら本実施例では、第2ゲート絶縁膜
24上にSixy膜から成る第3ゲート絶縁膜25が形
成される。この膜は、絶縁耐圧性および誘電性が高く、
前記不都合が改善される。
【0032】図6は、前記TFT素子41と絵素電極3
1との形成方法を示す工程図である。工程a1では、基
板21の表面21a上にTa膜がたとえばスパッタリン
グ法によって形成され、フォトエッチング法によってパ
ターン形成されてゲート電極22とされる。なお、本実
施例では、前記Ta膜のパターン形成をフッ硝酸を用い
ないドライエッチング法で行った。フッ硝酸を用いるウ
エットエッチング法で行う場合、フッ硝酸によって基板
21が侵されるので、基板21上には保護膜を設ける必
要がある。
【0033】工程a2では、前記ゲート電極22の表面
が陽極酸化法によって酸化され、Ta25から成る第1
ゲート絶縁膜23が形成される。なお、第1ゲート絶縁
膜23は、陽極酸化法以外に、たとえばプラズマCVD
法、スパッタリング法によっても形成することができ、
たとえばSiO2 膜でも実現される。
【0034】工程a3では、前述したLPD法によって
SiO2 膜から成る第2ゲート絶縁膜24が形成され
る。なお、第2ゲート絶縁膜24は、SiO2 膜以外
に、たとえばTa25でも実現される。
【0035】工程a4では、Sixy膜とi型a−Si
膜とSixy膜とが、たとえばプラズマCVD法によっ
て、この順に連続形成される。最上層のSixy膜は、
フォトエッチング法によってパターン形成されてチャネ
ル部絶縁膜27とされる。また、Sixy膜は、第3ゲ
ート絶縁膜である。なお、第3ゲート絶縁膜25は、S
xyなどの窒化膜以外に、たとえばSiO2でも実現
される。
【0036】工程a5では、n+ 型a−Si膜がプラズ
マCVD法によって形成され、前記i型a−Si膜とと
もにフォトエッチング法によってパターン形成されて、
i型a−Si膜は、チャネル部真性半導体膜26とさ
れ、n+ 型a−Si膜は、コンタクト部電極膜28a,
28bとされる。
【0037】工程a6では、Ti,Mo,Wなどの金属
膜が、たとえばスパッタリング法や、電子蒸着法によっ
て形成され、フォトエッチング法によってパターン形成
されてソース電極29およびドレイン電極30とされ
る。
【0038】工程a7では、絵素電極31がスパッタリ
ング法や電子蒸着法によって形成され、フォトエッチン
グ法によってパターン形成される。
【0039】工程a8では、絶縁膜32がプラズマCV
D法およびフォトエッチング法によってパターン形成さ
れる。
【0040】以上のように本実施例によれば、ゲート電
極22によって生じる段差が第2ゲート絶縁膜24によ
って平坦化される。したがって、従来のような絶縁膜の
カバレージ不良が生じることが防止される。このため、
カバレージ不良によって層間短絡などが生じ、液晶表示
装置40に点状や線状の表示不良が生じることが低減さ
れる。また、ゲートバス配線33とソースバス配線34
との交差部では、ゲート電極22の膜厚に対応する段差
がなくなるので、断線率が著しく低減する。
【0041】また従来では、絶縁膜のカバレージ不良を
防止するために、ゲート電極22のエッジ部分の角度を
緩やかにするなどの対策が必要であったけれども、本実
施例のように第2ゲート絶縁膜24によって平坦化する
ことによって、ゲート電極22のエッジ部分の角度を直
角に近付けることができる。このことから、ゲート電極
22の面積を小さくすることが可能となり、液晶表示装
置40の開口率が上昇して、透過率の向上を図ることが
可能となる。
【0042】さらに、LPD法によって形成されたSi
2 膜から成る第2ゲート絶縁膜24は、気相成膜法と
比較して平坦化が容易であるとともに、ピンホールなど
の欠陥が少ない。このため、第1ゲート絶縁膜23に生
じる欠陥を補うことができるとともに、第2ゲート絶縁
膜24を起因とする第3ゲート絶縁膜25に生じる欠陥
を低減することができる。また、基板21の保護膜が不
要であるドライエッチング処理を用いてゲート電極22
を形成する場合、第2ゲート絶縁膜24によって基板2
1の表面21aの荒れを緩やかにすることができるの
で、前記荒れによって生じる欠陥を低減させることがで
きる。したがって、液晶表示装置の点状や線状の表示不
良が低減されて表示品位の高い表示が得られる。また、
液晶表示装置40の製造において、良品率を向上させる
ことができる。
【0043】またさらに、上述したようなTFT素子4
1は、絶縁膜の電界効果を利用して駆動するものであ
り、絶縁膜は絶縁耐圧を維持した範囲内で、できる限り
薄く形成する必要がある。このため、絶縁膜を厚くする
ことによって、カバレージ不良を防止することは、電界
効果が小さくなるという不都合が生じる。また、ゲート
電極に印加する電圧が高くなり、消費電力が増加すると
いう不都合が生じる。本実施例では、ゲート電極22の
段差を平坦化する第2ゲート絶縁膜24が形成されるの
で、膜厚を厚くすることなく、絶縁膜によるカバレージ
不良を防止することができ、前記不都合は生じない。
【0044】なお本実施例では、第2ゲート絶縁膜24
が、絶縁膜24aと絶縁膜24bとから成る例、すなわ
ち第2ゲート絶縁膜24によって第1ゲート絶縁膜23
表面を全て覆ってしまう例について説明したけれども、
図7に示されるように、前述した絶縁膜24bを形成せ
ずに、絶縁膜24aのみを第2ゲート絶縁膜24として
形成し、第2ゲート絶縁膜24上と、ゲート電極22の
第1ゲート絶縁膜23上とに第3ゲート絶縁膜25を形
成する例も本発明の範囲に属するものである。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ゲート電
極上のゲート絶縁膜は、前記ゲート電極側界面にゲート
電極による凹凸が形成され、他方の界面に平坦化面が形
成されて、前記ゲート電極によって生じる凹凸を平坦化
するように形成される。したがって、ゲート絶縁膜のカ
バレージ不良が低減されて、層間短絡が防止され、また
断線が防止される。このため、点状あるいは線状の表示
不良が低減し、表示品位が向上する。
【0046】また本発明によれば、前記ゲート絶縁膜は
第1〜第3ゲート絶縁膜から成り、第2ゲート絶縁膜に
よって前記ゲート電極によって生じる凹凸が平坦化され
る。このため、ゲート絶縁膜のカバレージ不良が低減さ
れて、層間短絡や断線が防止され、表示不良が低減して
表示品位が向上する。また、第2ゲート絶縁膜を液相成
膜法を用いて形成すると、比較的容易に平坦化すること
ができ、また欠陥の少ない絶縁膜が得られる。したがっ
て、表示品位の向上した液晶表示装置を比較的容易に形
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液晶表示装置40のT
FT素子41を示す断面図である。
【図2】透光性基板21を示す平面図である。
【図3】前記液晶表示装置40の概略的構成を示す断面
図である。
【図4】第2ゲート絶縁膜24の形成方法を段階的に示
す断面図である。
【図5】LPD法によって第2ゲート絶縁膜24を形成
するための薄膜製造装置47を示す図である。
【図6】前記TFT素子41と、絵素電極31との形成
方法を示す工程図である。
【図7】本発明の他の実施例である第2ゲート絶縁膜2
4を示す断面図である。
【図8】従来の液晶表示装置のTFT素子13を示す断
面図である。
【符号の説明】
21,36 透光性基板 22 ゲート電極 23 第1ゲート絶縁膜 24 第2ゲート絶縁膜 25 第3ゲート絶縁膜 26 チャネル部真性半導体膜 27 チャネル部絶縁膜 28a,28b コンタクト部電極膜 29 ソース電極 30 ドレイン電極 31 絵素電極 37 対向電極 39 液晶層 40 液晶表示装置 41 TFT素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を介在して配置される一対の透光
    性基板のうちのいずれか一方基板の液晶層側表面に、マ
    トリクス状に配置される複数の絵素電極と、該絵素電極
    の各々に対応して接続され、前記液晶層の液晶分子を駆
    動する電圧をスイッチングするスイッチング素子とが形
    成され、前記一対の透光性基板のうちの他方基板の液晶
    層側表面に、前記絵素電極に対向した対向電極が形成さ
    れ、 前記スイッチング素子は、前記一方基板の液晶層側表面
    に、ゲート電極、ゲート絶縁膜、チャネル部半導体膜、
    チャネル部絶縁膜および一対のコンタクト部電極膜がこ
    の順に積層して形成され、前記一対のコンタクト部電極
    膜上に、ソース電極とドレイン電極とがそれぞれ形成さ
    れて成る液晶表示装置において、 前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート電極側界面で前記ゲー
    ト電極による凹凸が形成され、他方の界面で平坦化面が
    形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート絶縁膜は、前記ゲート電極表
    面に形成される第1ゲート絶縁膜と、前記ゲート電極に
    よる凹凸を平坦化して形成される第2ゲート絶縁膜と、
    前記第2ゲート絶縁膜上に形成される第3ゲート絶縁膜
    とから構成されることを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 一対の透光性基板のうちのいずれか一方
    基板の表面にゲート電極、ゲート絶縁膜、チャネル部半
    導体膜、チャネル部絶縁膜および一対のコンタクト部電
    極膜をこの順に積層し、前記一対のコンタクト部電極膜
    上にソース電極とドレイン電極とをそれぞれ形成し、前
    記ドレイン電極に接続してマトリクス状に絵素電極を形
    成し、 前記一対の透光性基板のうちの他方基板の表面に前記絵
    素電極に対向する対向電極を形成し、 互いの基板の前記表面を対向するように配置して、前記
    一対の透光性基板を貼合わせた後、該基板間に液晶を注
    入する液晶表示装置の製造方法において、 前記ゲート絶縁膜は、 前記ゲート電極表面に第1ゲート絶縁膜を形成し、 前記第1ゲート絶縁膜の形成後に前記ゲート電極による
    凹凸を平坦化するようにして第2ゲート絶縁膜を形成
    し、 前記第2ゲート絶縁膜上に第3ゲート絶縁膜を形成して
    成ることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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