JPH07278507A - 両面接着テープ及びそれを用いた自動車の付属物取付け構造体 - Google Patents

両面接着テープ及びそれを用いた自動車の付属物取付け構造体

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JPH07278507A
JPH07278507A JP6098097A JP9809794A JPH07278507A JP H07278507 A JPH07278507 A JP H07278507A JP 6098097 A JP6098097 A JP 6098097A JP 9809794 A JP9809794 A JP 9809794A JP H07278507 A JPH07278507 A JP H07278507A
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Osamu Yasui
理 安井
Yoshinobu Uzurano
吉信 鶉野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モール等の付属物を自動車のボデーに取りつ
けるのに適した高温下での接着強度をもたせる。 【構成】 フォーム材2はエポキシ変性アクリル系フォ
ーム材であり、その両面にはエポキシ変性アクリル系粘
着剤4a,4bを介して粘着部材層6a,6bが接着さ
れて積層されている。粘着部材層6a,6bは不織布に
エポキシ変性アクリル系粘着剤を含浸させたものであ
り、そのエポキシ変性率はフォーム材2のエポキシ変性
率よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のボデーにモール
やエンブレムなどの付属物を取りつけるのに適する両面
接着テープと、その両面接着テープを用いてモールなど
の付属物を自動車のボデーに取りつけた付属物の取付け
構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モールやエンブレムなどの付属物は直接
に又は取付け用部材であるクリップを介して自動車のボ
デーに取りつけられている。クリップを用いる場合は、
クリップを自動車のボデーに固着し、そのクリップにモ
ールやエンブレムなどの付属物を係合する方法が行なわ
れている。そして、クリップとして樹脂成型品やさらに
係合用金具との一体成型品を使用する場合には、クリッ
プを溶接では取りつけることができず、両面接着テープ
が用いられている。モールやエンブレムなどの付属物を
直接に自動車のボデーに取りつける場合にも両面接着テ
ープが用いられている。
【0003】両面接着テープとしては、アクリル系フォ
ーム材に若干のエポキシ樹脂を含浸させ、そのフォーム
材の両面にアクリル系粘着剤を塗布したものがある。こ
の両面接着テープを用いると、常温時のクリップの接着
力は十分実用に供しうるものであるが、周囲温度が80
℃というような高温になった場合に接着力が低下する。
【0004】そこで、両面接着テープのこの問題を回避
するために、車体の上塗り塗装焼付け温度に加熱される
ことにより接着能力を発揮する接着剤を用いてクリップ
を車体に取りつける方法が提案されている(特公昭58
−48370号公報参照)。その提案された方法での一
例として、熱硬化性粘着テープを用いることが述べられ
ている。その場合、焼付け前においてはその粘着テープ
の粘着性によりクリップが車体に仮止めされ、加熱時に
は粘着物質が揮散し、それに代って熱硬化性接着物質が
作用してクリップが車体に本固定される。しかし、その
引例の熱硬化性粘着テープで例えば厚さが1.0mm
で、幅が25mmのものを用いた場合の接着強度は、常
温では100N/25mm(長さ25mm当りの強度)
であるが、80℃の高温下では10N/25mmまで低
下してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は自動車の車体
にモール等の付属物を取りつけた後、その車体が真夏の
炎天下のような高温に晒された場合にモール等の付属物
を車体に取りつけておく接着強度が低下する不具合を解
消することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の両面接着テープ
は、エポキシ変性アクリル系フォーム材の両面に、不織
布にエポキシ変性アクリル系粘着剤を含浸させた粘着部
材層をエポキシ変性アクリル系粘着剤により接着した積
層構造を有し、かつ、粘着部材層のエポキシ変性率の方
がフォーム材のエポキシ変性率よりも大きくなってい
る。本発明の付属物取付け構造体は、この両面接着テー
プを用いて自動車のボデーにモール等の付属物を直接に
又は取付け用部材を介して取りつけたものである。
【0007】
【作用】フォーム材はアクリル系フォーム材であり、ア
クリル樹脂はエポキシ樹脂に比べて耐熱性は劣るが、軟
らかくて耐衝撃性に優れている。フォーム材の両面に設
けられた粘着部材層は不織布にエポキシ変性アクリル系
粘着剤を含浸させたものであり、そのエポキシ変性率が
フォーム材のエポキシ変性率よりも大きくなっているた
め、粘着部材層の耐熱性が大きくなっている。この両面
接着テープを自動車の付属物を取りつけるのに用いる
と、高温においても接着強度の低下を抑えることができ
る。
【0008】
【実施例】図1に本発明の両面接着テープの一例を示
す。フォーム材2はエポキシ変性アクリル系フォーム材
であり、その厚さは0.1〜2.5mm、好ましくは
0.3〜1.5mmである。一例として1.0mmの厚
さのものを使用する。フォーム材2の両面にはエポキシ
変性アクリル系粘着剤4a,4bを介して粘着部材層6
a,6bが接着されて積層されている。粘着部材層6
a,6bは不織布にエポキシ変性アクリル系粘着剤を含
浸させたものであり、その厚さは0.05〜0.5mm
が適当であり、一例として0.3mmのものを使用す
る。使用前の状態では粘着部材層6a,6bの表面に剥
離紙8a,8bが貼りつけられている。
【0009】粘着部材層6a,6b及びフォーム材2の
エポキシ変性率は、粘着部材層6a,6bのエポキシ変
性率の方がフォーム材2のエポキシ変性率よりも大きく
なるように、用いる樹脂に応じて適宜設定すればよい。
【0010】材質の一例を示すと、エポキシ樹脂として
はグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂が適当である。
その具体的な例を挙げると、ビスフェノールAとエピク
ロルヒドリンとをアルカリの存在下で反応させて得られ
るビスフェノール系エポキシ樹脂、脂肪族グリコールと
エピクロルヒドリンとの反応生成物である脂肪族系エポ
キシ樹脂、その他ノボラックエポキシ樹脂などがある。
【0011】アクリル樹脂としてはメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸−2−エチルヘ
キシルの如きメタクリル酸エステルの単独重合体、又は
これらのメタクリル酸エステルとスチレン、酢酸ビニ
ル、プロピオンビニルの単量体若しくはカルボニル基、
アミノ基、グリシジル基、ヒドロキシル基の如き官能基
をもつ重合性単量体との共重合体が適当である。
【0012】アクリル樹脂をエポキシ樹脂で変性する方
法としては、通常のポリマーアロイ(Polymer Alloy)
法の手段を用いることができる。また、フォーム材2を
製造するために、発砲剤として無機系、ニトロソ系、ア
ゾ系の発砲剤を用いるのが適当であり、発砲倍率は1.
2〜10倍が適当である。
【0013】次に、図2と図3によりこの両面接着テー
プを用いて付属物としてモールを自動車のボデーに取り
つけた構造体の一例を説明する。図2は自動車ボデーの
ルーフパネル12にモール22を取りつけた状態の外観
図を示し、図3は図2でのX−X’位置で切断した断面
図である。ルーフパネル12aと12bが接合されてモ
ール22を取りつける凹部が形成されており、その凹部
には図1に示す両面接着テープ14によって付属物取付
け用部材としてクリップ16が接着されている。クリッ
プ16は樹脂成型品であり、モール22を係合により取
りつけるために、クリップ16には2個の爪部が形成さ
れている。モール22も樹脂成型品であり、クリップ1
6の爪部と係合させるために、モール22には樹脂製イ
ンサートクリップ20が一体成型されている。クリップ
16がルーフパネル12に接着硬化されるのは、車体の
電着塗装完了後、上塗り塗装前である。
【0014】本発明でモールやエンブレム等の付属物を
車体に取りつける方法は、クリップ16のような付属物
取付け用部材を介して取りつける場合に限らず、付属物
を車体に直接取りつける場合にも適用することができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の両面接着テープは、アクリル系
フォーム材による耐衝撃性と、エポキシ変性したアクリ
ル系粘着部材層による耐熱性の両方の機能を兼ね備えて
おり、高温時においても接着強度が大きく低下すること
なく、付属物を良好に取りつけることができる。本発明
の両面接着テープを用いて付属物を取りつけると、その
粘着強度はフォーム材の厚さが1.0mm、粘着部材層
の厚さが0.3mm、幅が25mmのものを用いた場
合、常温での接着強度が130N/25mmであり、8
0℃においても35N/25mmの接着強度を維持する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の両面接着テープを示す断面図であ
る。
【図2】自動車パネルにモールを取りつけた状態を示す
概略斜視図である。
【図3】図2でのX−X’線位置での拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 フォーム材 4a,4b 粘着剤 6a,6b 粘着部材層 12 パネル 14 両面接着テープ 16 クリップ 18 モール 20 インサートクリップ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 13/04 A C2 C09J 7/04 JHW

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ変性アクリル系フォーム材の両
    面に、不織布にエポキシ変性アクリル系粘着剤を含浸さ
    せた粘着部材層をエポキシ変性アクリル系粘着剤により
    接着した積層構造を有し、かつ、前記粘着部材層のエポ
    キシ変性率の方が前記フォーム材のエポキシ変性率より
    も大きいことを特徴とする両面接着テープ。
  2. 【請求項2】 自動車のボデーにモール等の付属物が直
    接に又は取付け用部材を介して両面接着テープにより取
    りつけられているものにおいて、 前記両面接着テープがエポキシ変性アクリル系フォーム
    材の両面に、不織布にエポキシ変性アクリル系粘着剤を
    含浸させた粘着部材層をエポキシ変性アクリル系粘着剤
    により接着した積層構造を有し、かつ、前記粘着部材層
    のエポキシ変性率の方が前記フォーム材のエポキシ変性
    率よりも大きいものであることを特徴とする自動車の付
    属物取付け構造体。
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