JPH0727544B2 - 媒体処理装置並びに該装置の媒体搬送方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金融機関等において用いられ、伝票や証書等の
媒体を処理する媒体処理装置及びこの媒体処理装置の媒
体搬送方法に関し、処理を行うために装置内に挿入され
た媒体が、処理動作のために搬送される際の搬送路にお
いてジャム等の障害が発生して処理不可となった場合、
この不良媒体を容易に取り出すことのできる位置に搬送
する媒体搬送方法に関するものである。

〔従来の技術〕

第７図は従来の媒体搬送方法を示す媒体処理装置の内部
構造図、第８図は従来の媒体搬送方法のフローチャート
である。

まず、第７図を用いて媒体処理装置の構造を説明する。

図において、１は伝票や証書等の媒体、２はこの媒体１
を挿入するため、装置の上面に設けられた媒体挿入口で
あり、この媒体挿入口２から第１の搬送路３が下方に延
在するように形成されており、前記媒体１は垂直に立て
た状態で媒体挿入口２から挿入され、第１の搬送路３内
を搬送される。

４はこの第１の搬送路３の上端において、前記媒体挿入
口２とは分岐して装置上面側に開口させた媒体排出口で
ある。

５は前記第１の搬送路３の終端から装置内に水平に設け
られた第２の搬送路である。

６はこの第２の搬送路５の所定の位置に設けられた処理
部としての印字ヘッドであり、第１及び第２の搬送路３
と５を搬送されてきた媒体１に処理内容の印字を行う。

７は前記印字ヘッド６の後方において、第２の搬送路５
から斜め下方に延在された第３の搬送路、８はこの第３
の搬送路６の終端に設けられた不良媒体格納庫である。

９は前記第１、第２及び第３の各搬送路3,5,7に沿って
配置された搬送ローラである。

10a〜10cは第１の搬送路３、第２の搬送路５及び第３の
搬送路７に設けられたセンサである。

上述した構成の媒体処理装置によりジャム等の障害を発
生した媒体の格納庫への搬送方法を、第８図のフローチ
ャートも加えて説明する。

まず、オペーレータが処理を行おうとする媒体１を第７
図に示した媒体処理装置の媒体挿入口２から垂直に立て
た状態で挿入すると、媒体１は搬送ローラ９に挟持さ
れ、該搬送ローラ９の回転により第１の搬送路３を下方
に搬送される。そして第１の搬送路３から水平な第２の
搬送路５内に入り込み、この第２の搬送路５の搬送ロー
ラ９により図中矢印ａ方向の印字ヘッド６方向へと搬送
される。

そして、印字ヘッド６により所定の処置内容が印字され
ると、図示せぬ制御部からの信号によりモータを逆駆動
させて搬送ローラ９を逆回転し、媒体１を図中矢印ｂ方
向、つまり装置の排出口４方向へと戻すように搬送す
る。

ところで、この処理動作中の搬送時において、媒体１が
折れ曲がっていたり、またカール等のくせがついていた
りすると、搬送ローラ９や、あるいは搬送路を構成して
いるガイド板等に引っ掛かって、第１あるいは第２の搬
送路3,5の途中でジャム等を発生させてしまう場合があ
る。

そしてジャムが発生すると、第１あるいは第２の搬送路
3,5に設けられたセンサ10aと10bにより検知され、この
検知信号が制御部に送られると、ジャムが発生したこと
をオペレータに知らせるための表示が図示しない表示部
に送られる。（S1） この表示によりオペレータは不良媒体1aをジャムを発生
した箇所から取り除くために指示キーを押下する。（S
2） こうして、除去指示が入力されると取り除き操作を行う
ための命令がこれも図示せぬ制御部に送られ、この制御
部から不良媒体1aを第２の搬送路５の終端方向へと搬送
するように搬送ローラ９を回転させる。この回転によ
り、不良媒体1aは搬送ローラ９に挟持されて図中矢印ａ
方向に搬送され、第３の搬送路７内に送り込まれる。
（S3） そして、この第３の搬送路７のセンサ12により不良媒体
1aの通過を検知する。（S4） ここで検知されると、この検知信号により不良媒体1aが
不良媒体格納庫８内に正常に格納されたと制御部におい
て判断され、不良媒体1aの格納は終了し、その旨の表示
が表示部に表示される。（S5） こうして、不良媒体1aの除去作業は終了する。

このように、ジャム等により不良媒体1aが搬送路内にお
いて滞留してしまったような場合は、オペレータが指示
キーを押下して不良媒体格納庫８へと搬送することによ
り、搬送路内を自由にして次の媒体１を処理可能として
いた。

また、前記センサ12により不良媒体1aの通過が検知され
なければ、不良媒体1aは不良媒体格納庫８には格納され
ずに再びジャムの発生となり（S6）、この不良媒体1aの
除去は不可能となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した装置において発生するジャムは、媒体が印字ヘ
ッド方向へ搬送されている途中や、排出口方向へ搬送さ
れている途中、また印字を行っている途中等のように様
々な状態において発生し、一旦ジャムした不良媒体を不
良媒体格納庫方向への搬送が不可となる場合もある。こ
のような場合は、ジャム等の障害を発生した搬送路内に
不良媒体が滞留したままの状態となる。

このため、オペレータが装置の扉等を開き、滞留してい
る位置から不良媒体を取り出して除去するという作業を
しなければならず、しかも滞留した箇所によっては除去
が困難な場合もあり、このためオペレータにとって、除
去作業は大きな負担となっていた。

そこで、本発明は前記問題点を解決するためになされた
ものであり、障害の発生した箇所が不良媒体を除去しに
くい箇所であっても、媒体を除去するための指示を入力
することにより、不良媒体を搬送して装置内から容易に
除去することができるようにすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため本発明は、媒体挿入口から
筐体内に挿入された単票状の媒体を、第１の搬送路から
第２の搬送路へと搬送して処理部において処理動作を行
い、動作が終了した後に第２の搬送路から第１の搬送路
へと搬送し、これを媒体排出口から排出して動作を終了
し、また前記搬送路内においてジャムが発生した場合は
不良媒体を除去するための指示が入力されることによっ
て不良媒体を第２の搬送路から第３の搬送路へと搬送し
て不良媒体格納庫に格納するようにした媒体処理装置に
おいて、前記装置の筐体の両端に、それぞれ開閉可能な
サイドカバーを設けると共に、この両サイドカバーの手
前の位置まで前記第２の搬送路の両端を直線的に延在さ
せて該第２の搬送路の端部を両サイドカバーに対向さ
せ、かつこの第２の搬送路の両端に不良媒体が第２の搬
送路のどちらの端部に搬送されたかを検知するためのセ
ンサを設けることとした。

上述した構成の装置の搬送路内において、ジャムにより
不良媒体が発生すると、これを除去するための指示手段
により除去指示が入力され、この指示により制御部にお
いて搬送ローラを回転制御して不良媒体を不良媒体格納
庫方向に搬送する。

そして、不良媒体格納庫の手前に設けられたセンサによ
り不良媒体の通過が検知されると、該不良媒体は不良媒
体格納庫に格納されたと判断され、検知されないと、不
良媒体格納庫への格納が不可と判断される。

不良媒体の不良媒体格納庫への格納が不可であると判断
すると、制御部は搬送ローラを反転制御して不良媒体を
第２の搬送路の一端側に向けて搬送し、この第２の搬送
路の一端側設けられたセンサにより不良媒体の通過が検
知されると、該不良媒体が第２の搬送路の一端側に搬送
された旨の表示を表示部する。

このとき、前記第２の搬送路の一端側のセンサにより不
良媒体の通過が検知されなかった場合は、不良媒体の第
２の搬送路の一端側へ向けての搬送が不可と判断して、
再び制御部により搬送ローラを反転制御して、不良媒体
を第２の搬送路の他端側へと向けて搬送し、この第２の
搬送路の他端側に設けられたセンサにより不良媒体の通
過が検知されると、該不良媒体が第２の搬送路の他端側
に搬送された旨の表示を表示部にするようにしたもので
ある。

〔作用〕

上述した構成の媒体処理装置、及びこの媒体処理装置に
おける媒体搬送方法において、処理を行うために挿入さ
れた媒体が、搬送路途中にてジャムの発生により不良媒
体となり、かつこの不良媒体が不良媒体格納庫に格納不
可の状態となった場合は、まず、この不良媒体を不良媒
体格納庫への搬送方向とは逆に第２の搬送路の一端部へ
と向けて搬送し、第２の搬送路の一端部側のセンサによ
り検知されなかった場合は、不良媒体の第２の搬送路の
一端部側への搬送は不可と判断して、この不良媒体を第
２の搬送路の他端部へと向けて搬送する。

そして、上記動作において第２の搬送路の両端に設けた
センサのどちらかが不良媒体を検知すると、その旨の表
示が表示部に送られて、オペレータに不良媒体の除去を
促す。

これにより、オペレータは不良媒体の搬送された位置が
わかり、表示された側のサイドカバーを開けて、第２の
搬送路のどちらか一方の端部に搬送されてきた不良媒体
を取り除くことができる。

このように、ジャムに発生した不良媒体が不良媒体格納
庫に格納が不可であっても、第２の搬送路を搬送可能な
方向へと搬送して、オペレータにより容易に取り出しが
可能な位置に移動させることが可能となるので、オペレ
ータの不良媒体の除去作業は容易に行うことができ、そ
の作業時間を短縮することが可能となった。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本実施例の媒体処理装置の構造を示す断面図、
第２図は第１図において示した装置において実施される
媒体搬送方法を説明するフローチャート、第３図は本実
施例の回路ブロック図、第４図は不良媒体が不良媒体格
納庫に格納可能な状態を示す動作説明図、第５図はサイ
ドカバーＲ側に排出する場合を示した動作説明図、第６
図はサイドカバーＬ側に排出する場合を示した動作説明
図である。

まず、第１図及び第３図を用いて印字装置の構造、及び
制御系を説明する。

第１図及び第３図において１は媒体、２は媒体挿入口、
３は第１の搬送路、４は媒体排出口、６は印字ヘッド、
７は第３の搬送路、８は不良媒体格納庫、９は搬送ロー
ラ10a〜10cはセンサであり、これらは従来において述べ
たものとほぼ同様のものであるので、同一の符号を付し
てその説明は省略する。

11は前記第１の搬送路３の終端から装置内に水平に設け
られた第２の搬送路であり、その左右の両端は装置のサ
イドカバーL12、及びサイドカバーR13と対向するよう
に、その手前まで延在されている。

14aは第１の搬送路３と第２の搬送路11との合流部に設
けられたブレード、14bは第２の搬送路11と不良媒体格
納庫８へと延在されている第３の搬送路７との分岐点に
配置されたブレードである。

15a〜15cは前記媒体１の搬送を検知するセンサであり、
第２の搬送路11にそれぞれ設けられている。

16は前記各搬送ローラ９を回転駆動するためのモータで
あり、このモータ16は制御部17に接続されている。そし
て、前記印字ヘッド６やブレード14a,14b及びセンサ10a
〜10b,15a〜15cも同様に制御部17に接続されており、そ
の動作を制御されている。

また、18はジャム等の障害を発生したことをオペレータ
に知らせるための表示部、19はこの表示部18の表示に従
って、第１或いは第２の搬送路3,11に滞留した不良媒体
1aの除去を指示する指示手段としての指示キーであり、
やはり制御部17に接続されている。

上述した構成の媒体処理装置において、不良媒体格納庫
８に搬送不可の状態となった不良媒体1aを取り出し可能
箇所に搬送する搬送方法を、第１図及び第３図に加え
て、第２図の媒体搬送方法のフローチャート、並びに第
４図〜第７図の動作説明図を参照しながら説明する。

なお、以下に示すＳは処理ステップを示している。

まず、オペーレータにより媒体１が媒体挿入口２から挿
入され、第１或いは第２の搬送路3,11を搬送されていく
途中においてジャムが発生すると、この搬送路３及び11
に沿って設けられたセンサ10a〜10cがこれを検知し、こ
の検知信号が制御部17に送られて、表示部18に”ジャム
発生”等のアラーム表示がなされ、オペレータに知らせ
る（S1）。

これによりオペレータは、ジャム発生により処理不可と
なった不良媒体1aを除去するため、装置に設けられた指
示キー19を押下する。（S2） この指示キー19押下により除去指示の入力がなされる
と、制御部17は不良媒体1aを不良媒体格納庫８方向に搬
送するように、モータ16を制御して搬送ローラ９を回転
させ、これと共にブレード14aを切り換えて、不良媒体1
aを矢印ａ方向、つまり不良媒体格納庫８方向へと搬送
する。（S3） こうして搬送されてきた不良媒体1aの通過がセンサ15a
により検知されると（S4）、不良媒体1aはさらに第２の
搬送路11を矢印ａ方向へと搬送される。

そして、この不良媒体1aが第３の搬送路７へと入り込
み、この第３の搬送路７のセンサ10cにより不良媒体1a
の通過が検知されると（S5）、この検知信号に基づいて
制御部17により不良媒体1aは不良媒体格納庫８内に確実
に格納されたと判断される。

これにより、不良媒体1aの搬送は第４図に示すように不
良媒体格納庫８内に格納されると終了し、かつ不良媒体
1aが除去された旨の表示が表示部18に送られ（S6）、不
良媒体1aの除去は終了する。

ところが、第３の搬送路７のセンサ10cにおいて、不良
媒体1aの通過が検知されない場合は、不良媒体格納庫８
には格納不可の、例えば第５図に示すように、不良媒体
格納庫８方向への搬送ローラ９に乗り上げて、搬送ロー
ラ９間に挟持不可となってしまったような状態となる
と、再ジャム発生と判断される。（S7） これにより、制御部17はモータ16を反転制御することに
よって搬送ローラ９を反転させると共にブレード14aを
切り換えて、不良媒体1aを矢印ｂ方向、つまり同第５図
に示すようにサイドカバーR13方向へと搬送する。（S
8） そして、サイドカバーR13方向に搬送されて、第２の搬
送路11の右端側のセンサ15bにより検知されると（S
9）、その信号が制御部17に送られ、これにより、搬送
されてきたことを制御部17により表示部18に“サイドカ
バーＲ側に搬送終了”等の表示を行い、オペレータに知
らせる。（S10） オペレータはこの表示により、サイドカバーR13を外側
に回動させて開き、第２の搬送路11の右端に搬送された
不良媒体1aを取り除く。（S11） また前記センサ15bにより搬送が検知されなかった、つ
まり第７図に示すような状態の場合は、制御部17により
モータ16を反転制御して、図中矢印ｂ方向、つまりサイ
ドカバーL12方向へと搬送する。（S12） そして、サイドカバーL12の手前のセンサ15cにより搬送
されてきたことが検知されると（S13）、制御部17によ
り表示部18に“サイドカバーＬ側に搬送終了”等の表示
を行ってオペレータに知らせる。（S14） これにより、オペレータはサイドカバーL12を外側に回
動させて開け、第２の搬送路11の左端に搬送された不良
媒体1aを取り除く。（S15） このように、不良媒体格納庫８に格納が不可能な状態に
障害が発生してしまった場合には、装置外から容易に取
り出すことが可能な位置に、その不良媒体1aを搬送する
ことにより、第１及び第２の各搬送路３及び11内を自由
にして、再び次の媒体１を処理可能な状態とする。

また前記センサ15cにより搬送が検知されなかった場合
は、その不良媒体1aは除去可能な位置への搬送は不可で
あると判断されて除去不可となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、媒体挿入口から筐
体内に挿入された単票状の媒体を、第１の搬送路から第
２の搬送路へと搬送して処理部において処理動作を行
い、動作が終了した後に第２の搬送路から第１の搬送路
へと搬送し、これを媒体排出口から排出して動作を終了
し、また前記搬送路内においてジャムが発生した場合は
不良媒体を除去するための指示が入力されることによっ
て不良媒体を第２の搬送路から第３の搬送路へと搬送し
て不良媒体格納庫に格納するようにした媒体処理装置に
おいて、前記装置の筐体の両端に、それぞれ開閉可能な
サイドカバーを設けると共に、この両サイドカバーの手
前の位置まで前記第２の搬送路の両端を直線的に延在さ
れて該第２の搬送路の端部を両サイドカバーに対向さ
せ、かつこの第２の搬送路の両端に不良媒体が第２の搬
送路のどちらの端部に搬送されたかを検知するためのセ
ンサを設けることとした。

そして、上述した構成の装置の搬送路内において、ジャ
ムにより不良媒体が発生して、この不良媒体の不良媒体
格納庫への格納が不可と判断されると、不良媒体を第２
の搬送路の一端側に向けて搬送し、この第２の搬送路の
一端側に設けられたセンサにより不良媒体の通過が検知
されると、該不良媒体が第２の搬送路の一端側に搬送さ
れた旨の表示を表示部する。

このとき、前記第２の搬送路の一端側のセンサにより不
良媒体の通過が検知されなかった場合は、不良媒体の第
２の搬送路の一端側へ向けての搬送が不可と判断して、
不良媒体を第２の搬送路の他端側へと向けて搬送し、こ
の第２の搬送路の他端側に設けられたセンサにより不良
媒体の通過が検知されると、該不良媒体が第２の搬送路
の他端側に搬送された旨の表示を表示部にするようにし
たものである。

このように、筐体の両端に開閉可能なサイドカバーを設
けて第２の搬送路の両端から不良媒体の取り出しを可能
としておき、不良媒体の搬送可能な方法に応じて、第２
の搬送路のどちらか一方の端部に向けて不良媒体の搬送
を行うことで、不良媒体の状態によらず、どちらか一方
のサイドカバーの揃まで不良媒体を搬送することが可能
となり、これにより、オペレータによる除去作業が行い
やすい位置まで確実に不良媒体を搬送可能となり、かつ
搬送されてきたことが表示部により表示されるので、オ
ペレータはこの表示に従って、搬送されてきた側のサイ
ドカバーを開けて不良媒体を容易に取り除くことが可能
となる。

このため、従来のように不良媒体格納庫内に格納不可と
なった不良媒体をオペレータが処理を中断させ装置内部
を点検して取り除く除去作業は不要となった。

このようなことから、オペレータの不良媒体の除去作業
は非常に容易になると共に、作業時間も短縮されること
となるので、オペレータへの負担を少なくすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の媒体処理装置の構成を示す断面図、第
２図は第１図に示す媒体処理装置において実施される媒
体搬送方法を説明するフローチャート、第３図は媒体処
理装置の回路ブロック図、第４図は不良媒体が不良媒体
格納庫に格納可能な状態を示す動作説明図、第５図は不
良媒体がサイドカバーＬ側に排出される場合の動作説明
図、第６図は不良媒体がサイドカバーＲ側に排出される
場合の動作説明図、第７図は従来の媒体処理装置を示す
断面図、第８図は従来の媒体搬送方法を説明するフロー
チャートである。 １……媒体、２……媒体挿入口 ３……第１の搬送路、４……媒体排出口 ７……第２の搬送路、８……不良媒体格納庫 ９……搬送ローラ、10……第２の搬送路 11……サイドカバーＬ、12……サイドカバーＲ 15a〜15d……センサ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】媒体挿入口と媒体排出口とを有する第１の
   搬送路と、 この第１の搬送路と接続して、前記媒体挿入口から挿入
   された媒体を処理する処理部を備えた第２の搬送路と、 前記第１及び第２の搬送路においてジャム等の障害を発
   生して処理不可となった不良媒体を格納する不良媒体格
   納庫と、 この不良媒体格納庫と前記第２の搬送路を結ぶ第３の搬
   送路とを備え、 前記媒体を搬送させるために各搬送路間に対向配置され
   た複数の搬送ローラ、及び該搬送路間を搬送する媒体を
   検知するためのセンサと、 このセンサにより検知された結果を表示する表示部と、
   この表示部に表示された表示内容に応じて媒体除去を指
   示する指示手段とを有すると共に、 これらの動作を制御するための制御部を備えた媒体処理
   装置において、 前記装置の筐体の両端に、それぞれ開閉可能なサイドカ
   バーを設けると共に、この両サイドカバーの手前の位置
   まで前記第２の搬送路の両端を直線的に延在させて該第
   ２の搬送路の端部を両サイドカバーに対向させ、 かつこの第２の搬送路の両端に不良媒体が第２の搬送路
   のどちらの端部に搬送されたかを検知するためのセンサ
   を設けて、 前記センサのどちらかが不良媒体を検知するまで該不良
   媒体を搬送することで、前記不良媒体格納庫に格納でき
   ない不良媒体を、該不良媒体の搬送可能な方向に応じて
   第２の搬送路のどちらか一方の端部へと搬送して、対向
   するサイドカバーから排出可能な位置まで搬送すること
   を特徴とする媒体処理装置。
2. 【請求項２】媒体挿入口と媒体排出口とを有する第１の
   搬送路と、 この第１の搬送路と接続して、前記媒体挿入口から挿入
   された媒体を処理する処理部を備えた第２の搬送路と、 前記第１及び第２の搬送路においてジャム等の障害を発
   生して処理不可となった不良媒体を格納する不良媒体格
   納庫と、 この不良媒体格納庫と前記第２の搬送路を結ぶ第３の搬
   送路とを備え、 前記媒体を搬送させるために各搬送路間に対向配置され
   た複数の搬送ローラ、及び該搬送路間を搬送する媒体を
   検知するためのセンサと、 このセンサにより検知された結果を表示する表示部と、 この表示部に表示された表示内容に応じて媒体除去を指
   示する指示手段とを有すると共に、 これらの動作を制御するための制御部を備えた媒体処理
   装置の媒体搬送方法において、 前記装置の筐体の両端に、それぞれ開閉可能なサイドカ
   バーを設けると共に、この両サイドカバーの手前の位置
   まで前記第２の搬送路の両端を直線的に延在させて該第
   ２の搬送路の端部を両サイドカバーに対向させ、 かつこの第２の搬送路の両端に不良媒体が第２の搬送路
   のどちらの端部に搬送されたかを検知するためのセンサ
   を設け、 前記不良媒体が発生して前記指示手段により除去指示が
   入力されると、制御部により搬送ローラを回転制御して
   不良媒体を不良媒体格納庫方向に搬送し、不良媒体格納
   庫の手前に設けられたセンサにより搬送されたことが検
   知されると不良媒体は不良媒体格納庫に格納されたと判
   断し、 前記センサにより検知されなかった場合は、不良媒体の
   不良媒体格納庫への格納が不可と判断して、制御部によ
   り搬送ローラを反転制御することにより、該不良媒体を
   第２の搬送路の一端側に向かって搬送し、この第２の搬
   送路の一端側のセンサにより検知されると、一端側に搬
   送された旨の表示を表示部に表示し、 前記センサにより検知されなかった場合は、不良媒体の
   第２の搬送路の一端側へ向けての搬送が不可と判断し
   て、再び制御部により搬送ローラを反転制御して、該不
   良媒体を第２の搬送路の他端側に向かって搬送し、この
   第２の搬送路の他端側のセンサにより検知されると、他
   端側に搬送された旨の表示を表示部に表示することを特
   徴とする媒体搬送方法。