JPH07275117A - 電磁炊飯器 - Google Patents

電磁炊飯器

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Publication number
JPH07275117A
JPH07275117A JP6871694A JP6871694A JPH07275117A JP H07275117 A JPH07275117 A JP H07275117A JP 6871694 A JP6871694 A JP 6871694A JP 6871694 A JP6871694 A JP 6871694A JP H07275117 A JPH07275117 A JP H07275117A
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JP
Japan
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ferrite core
coil
work
fitting
ferrite
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Application number
JP6871694A
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English (en)
Inventor
Ryuji Tokioka
隆二 時岡
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07275117A publication Critical patent/JPH07275117A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤の硬化を持つことなくコイル台に対す
るフェライトコアの取付けを可能とすることによって連
続的な組立作業を可能とした電磁炊飯器を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 内ケースと外ケースとからなる容器本体と、
該容器本体内に設けられるコイル台と、該コイル台上に
支持されるワークコイルと、該ワークコイルに対して設
けられるフェライトコアと、上記内ケース内に収納され
る内鍋とを備えてなる電磁炊飯器において、上記コイル
台は、上記ワークコイルの下方に位置して半径方向に延
びるフェライトコア嵌合溝を有するとともに該フェライ
トコア嵌合溝部には当該フェライト嵌合溝に嵌合される
フェライトコアを上記ワークコイルに対して支持する支
持部材が設けられていて、コイル台のフェライトコア嵌
合溝に対して嵌合されたフェライトコアが、フェライト
コア嵌合溝内に位置してフェライトコア支持部材により
ワークコイルに対して支持されることにより接着剤の乾
燥を待つことなく確実に固定されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電磁炊飯器のフェラ
イトコア取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電磁炊飯器(所謂IHジャー)で
は、例えば図14に示すように、内鍋を収納する内ケー
スの下部にワークコイルを備えるとともに該ワークコイ
ルをコイル台上部のワークコイル支持面上に接合して固
定し、かつ上記コイル台のワークコイル支持面下部に当
該ワークコイルの磁力が下方側の制御基板等に作用する
のを防止するためのフェライトコアを設けて構成されて
いる。
【0003】すなわち図14の電磁炊飯器は、例えば炊
飯と保温とを兼用するものとされており、内部に内鍋
(飯器)2をセットし得るように構成された有底筒状の外
ケース3と、該外ケース3の上部を覆蓋する蓋ユニット
4とからなる容器本体を備えている。
【0004】前記外ケース3は、合成樹脂からなる有底
筒状のカバー部材3aと、該カバー部材3aの上端部に結
合された合成樹脂製の肩部材3bとによって構成されて
おり、その内部には、下方側から上方側にかけてワーク
コイル6a,6bを支持するコイル台7および前記内鍋2
を取り出し可能にセットするための有底筒状の内ケース
5が順次設けられている。
【0005】前記内ケース5は、前記肩部材3bに対し
て上端が係合されるとともに外周面上下方向中央部に保
温ヒータ6cを備え、かつ薄金属板で形成された筒状の
上部内ケース5Aと、該上部内ケース5Aの下端に係合
する合成樹脂製の受皿状の下部内ケース5Bとからなっ
ており、その内部に内鍋2が所定の隙間空間23Bを置
いて図示のような状態でセットされるようになってい
る。そして、該下部内ケース5Bの底部中央部はスリー
ブ状に下方に延設されて上下に連通するセンサ収納空間
部23Aが形成されており、該センサ収納空間部23A
内には、前記内鍋2の底部裏面に対して弾圧的に接触す
るセンタセンサ22が設けられている。
【0006】該センタセンサ22は、前記内鍋2の温度
を検知する温度検知センサとして作用するものであり、
温度検知部となるサーミスタ24、内鍋2がセットされ
ているか否かを検知する内鍋セット検知センサー15が
具備されている。
【0007】また該センタセンサ22は、前記下部内ケ
ース5Bの底部中央部に下方に延出して形成された円筒
形状のセンサ収納空間部23A内にあって上下動自在に
配設され且つ前記サーミス24を内蔵してなるセンサー
ホルダー22aと、該センサーホルダー22aを上方(即
ち、内鍋2の底面に当接する方向)に付勢するスプリン
グ(図示省略)とを備えて構成されている。本実施例の場
合、このセンサーホルダー22aの上面は円形平面とさ
れており、内鍋2の底面に当接する熱伝導性の高いセン
サーキャップ28が設けられている。
【0008】また、前記内鍋セット検知センサー15
は、前記センサーホルダー22aの外周左右両端側にお
いて相対向する位置に設けられたリードスイッチ17
(図面手前側)およびマグネット18(図面向う側)と、そ
れらの中間にあって前記センサーホルダー22aの下方
移動時(換言すれば、内鍋セット時)において前記リード
スイッチ17とマグネット18との間に挿入される磁気
遮蔽板19とによって構成されている。
【0009】前記下部内ケース5Bの下面には、前記セ
ンタセンサ22を包囲するように上記コイル台7によっ
て支持された環状のワークコイル6a,6bが内鍋2に対
して効率良く渦電流を発生させて得るような状態で配設
されている。該ワークコイル6a,6bは電磁誘導加熱装
置における磁力発生手段として作用するものである。ま
た符号20,20・・・はワークコイル6a,6bによる磁
力が下方に存在する機器に対して影響を及ぼさないよう
に磁気遮蔽するフェライトコアであり、該フェライトコ
ア20,20・・・は上記コイル台7の上記ワークコイ
ル支持部下面に取付けられ、円周方向に例えば90°の
間隔を保って配設されている。上記ワークコイル6a,6
bは上記コイル台7のワークコイル支持部上面に、また
フェライトコア20,20・・・は同コイル台7の上記
ワークコイル支持部下面に各々シリコン樹脂等の接着剤
を使用して接合固定されている。
【0010】一方、前記蓋ユニット4は、その外周面を
構成する合成樹脂製の外カバー37と、内周面における
外周側環状部を構成する合成樹脂製の内枠部材38と、
該内枠部材38内周部における開口部を覆蓋する放熱板
57とによって中空構造に形成されている。そして、上
記放熱板57の上面には、蓋ヒータ56が設けられてい
る。この蓋ユニット4は、前記肩部材3bの一側に対し
てヒンジ機構40を介して回動自在に取り付けられてお
り、その開放端側には、蓋ユニット4の所定位置に対し
て係合して蓋ユニット4の閉塞状態を維持するロック機
構(ロックレバー)39が設けられている。
【0011】そして、該蓋ユニット4中央部の上記外カ
バー37と内カバー38側放熱板57間には、上下方向
に相互に連通するスリーブ状の蒸気排出口79が形成さ
れており、該蒸気排出口79内には図示のように断面ハ
ット形の蒸気放出筒44が嵌合固定されている。該蒸気
放出筒44は、下部壁外周に大径のフランジ部90を有
するとともに該フランジ部90の上部側に比較的剛性の
高い第1の筒壁部90aを、下部側に屈曲可能な薄肉の
剛性が低い第2の筒壁部90bを各々有し、第1の筒壁
部90aを上記スリーブ状の蒸気排出口79の下縁部に
下方から嵌合するとともに第2の筒壁部90bを上記内
枠部材38側放熱板57の開口部92の上縁92aに嵌
合屈曲させた状態で、上記蓋ユニット4の外ケース37
と内枠部材38側放熱板57との間に挾み込んで固定さ
れている。そして、その頂壁部90c中央には、調圧口
93が形成されている。
【0012】一方、上記コイル台7の下部には、上記ワ
ークコイル6a,6b、蓋ヒータ56および保温ヒータ6c
等への通電制御を行うためのマイクロコンピュータユニ
ットやスイッチングトランジスタを有する各種の制御回
路が設けられた制御基板36が固定されている。また、
前記肩部材3bにおけるヒンジ機構40と反対側には、
操作部を構成する操作パネル70が設けられている。こ
の操作パネル70には、炊飯に必要な各種スイッチ類
と、それらの各スイッチ類によって選択された炊飯メニ
ュー、スイッチレベル等を表示して使用者に視認せしめ
るための表示部とが設けられている。
【0013】さらに、符号78Aは上記ワークコイル6
a,6bや該ワークコイル6a,6bを起動させるためのスイ
ッチングトランジスタ(図示省略)等の発熱部を冷却する
ための冷却ファン、また78Bは、その駆動源となるフ
ァンモータである。該冷却ファン78Aおよびファンモ
ータ78Bは、上記外ケース3内の上記制御基板36の
下部空間に位置して設置されている。そして、該ファン
モータ78Bが駆動されると、上記冷却ファン78Aが
回転されて、その上方の上述のワークコイル6a,6bや
制御基板36上のパワートランジスタに換気風が吹きつ
けられて冷却が行なわれ、冷却後の換気風は、筺体後部
の換気風排出口31より排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電磁炊飯器の構成では、上述のように、ワークコイル6
a,6bの磁力が下方側制御基板等に作用するのを遮断す
るためのフェライトコア20,20・・・が、コイル台
7のワークコイル支持部下面にシリコン樹脂等の接着剤
を介して接合することにより固定して取付けられるよう
になっている(ワークコイル6a,6bも同様に接着剤を介
して当該コイル台7のワークコイル支持面上に接合して
固定される)。該接合は、また上記コイル台7を逆さに
した状態で行なわれる。
【0015】したがって、該構成では、接着剤が硬化す
るまでに一昼夜を要し、翌日に外ケースへの組付けを行
うためには少なくとも前日までに当該接合作業を完了し
ておかなければならず、連続した組立作業を行うことが
できない問題があった。
【0016】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであって、接着剤の硬化を持つことな
くコイル台に対するフェライトコアの取付けを可能とす
ることによって連続的な組立作業を可能とした電磁炊飯
器を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記従来の
問題を確実に解決し、その目的を有効に達成するため
に、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0018】すなわち、本願発明の電磁炊飯器は、内ケ
ースと外ケースとからなる容器本体と、該容器本体内に
設けられるコイル台と、該コイル台上に支持されるワー
クコイルと、該ワークコイルに対して設けられるフェラ
イトコアと、上記内ケース内に収納される内鍋とを備え
てなる電磁炊飯器において、上記コイル台は、上記ワー
クコイルの下方に位置して半径方向に延びるフェライト
コア嵌合溝を有するとともに該フェライトコア嵌合溝部
には当該フェライト嵌合溝に嵌合されるフェライトコア
を上記ワークコイルに対して支持する支持部材が設けら
れている。
【0019】
【作用】したがって、本願発明の電磁炊飯器の構成で
は、当該構成に対応して次のような作用を奏する。
【0020】すなわち、該構成では、上記コイル台は、
上記ワークコイルの下方に位置して半径方向に延びるフ
ェライトコア嵌合溝を有しているとともに該フェライト
コア嵌合溝部には嵌合されたフェライトコアをワークコ
イルに対して支持する支持部材が設けられている。
【0021】したがって、上記内ケースを逆さにした状
態において、順次ワークコイル、コイル台を積層して組
付けた後、上記フェライトコアを当該組付状態において
最上部に位置する上記コイル台のフェライトコア嵌合溝
に対し、嵌合すれば、その後フェライトコアは上記支持
部材でワークコイルに対して確実に支持固定されるよう
になり、接着剤等の硬化を待つ必要はなくなる。
【0022】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電磁炊飯器によ
ると、連続的な組立作業が可能で、使用する接着剤の量
も少なくて済む低コストな電磁炊飯器の提供が可能とな
る。
【0023】
【実施例】
(実施例1)図1〜図6は、本願発明の実施例1に係る電
磁炊飯器の構成を示している。
【0024】先ず該実施例の炊飯器1は、例えば炊飯と
保温とを兼用するように構成されている。そして、図1
および図2に示すように、内部に内鍋(飯器)2をセット
し得るように形成された有底筒状の外ケース3と、該外
ケース3の上部を覆蓋する蓋ユニット4とからなる容器
本体を備えている。
【0025】上記外ケース3は、見映えのよいポリプロ
ピレン等の合成樹脂板で形成された筒状のカバー部材3
aと、該カバー部材3aの上端部側に一体成型された肩部
3bと、上記カバー部材3aの下端部に融着結合された合
成樹脂製の底部材3cとによって全体として有底筒状に
構成されており、その内部には上記内鍋2を取り出し可
能にセットするための有底筒状の耐熱合成樹脂製内ケー
ス(保護枠)5、ワークコイル6a,6b、コイル台7が各
々上下方向に積層して設けられている。
【0026】そして、先ず最下方のコイル台7は、例え
ば図1および図5、図6に詳細に示されるように受皿状
の本体プレート7bの上部側に断面ハット形に突出し、
かつ半径方向に延びた4本の凸部8,8・・を円周方向
に相互に90°の間隔を保って設け、該凸部8,8・・
の裏側に半径方向に延びる所定深さのフェライトコア嵌
合溝9,9・・を形成しているとともに同凸部8,8・・
の上面側には各々ワークコイル6a,6bおよび内ケース
5の支持機能を果たすリブL3,L3・を設けて構成され
ている。そして、上記フェライトコア嵌合溝9,9・・
の左右両側壁9a,9a部下端間には2本のブリッジ状の
フェライトコア支持部材12,12が半径方向に所定の
間隔を置いて一体成型されている。また、同フェライト
コア嵌合溝9,9・・の中央端(嵌合端)には位置規制リ
ブ21が設けられている一方、他方、その外周端部には
上記隔壁9a,9aの一部を半径方向に突出させて所定幅
のガイドリブ9b,9bがそれぞれ設けられている。該ガ
イドリブ9b,9bの上端は、上記コイル台7の本体プレ
ート7bの上端部外縁に設けられたフランジ部7aに一体
化されており、同フランジ部7aには当該ガイドリブ9
b,9b間に位置してフェライトコア係止リブ25がスリ
割部を介して一体に弾性変形可能な状態で設けられてい
る。該フェライトコア係止リブ25は、その先端部下面
に凸状の係止片25aを有するとともに下方側係合方向
に弾性的に付勢力を有しており、当該係止片25aによ
り上記フェライトコア嵌合溝9,9・・に嵌合されたフ
ェライトコア20の後端側縁部20bを係合して固定す
るようになっている。
【0027】また、符号10,10は、上記コイル台7
の本体プレート7bの一側部側下部に設けられた柱状の
脚部10,10であり、該脚部10,10によって上記コ
イル台7は上記外ケース3の底部材3cの底板11上に
支持されている。さらに、該コイル台7の上記フェライ
トコア嵌合溝9,9・・・の外周端部側に縦壁構造のス
ペーサ片13,13・・が円周方向に所定の間隔をおい
て設けられており、該スペーサ片13,13・・を介し
ワークコイル6a,6bと半径方向に所定の間隔を保った
状態で、その外周囲にリングプレート状の磁気遮蔽板1
4が嵌合固定されるようになっている。
【0028】一方、上記コイル台7のワークコイルおよ
び内ケース支持部に対応する内ケース5の底部5bは、
図5に示すように同心状の第1、第2のリブL1,L2
よって内外2組のワークコイル6a,6bを所定の間隔を
保って嵌装し得るように構成されており、当該第1、第
2のリブL1,L2を介した内側と外側の嵌装面に接着剤
を介して接合される。該接合は、図6に示すようにコイ
ル台7および内ケース5を逆さにした状態で行われる。
【0029】以上のように、上記本実施例のフェライト
コア嵌合溝9,9・・・は、例えば相互に円周方向に9
0度の間隔を保って半径方向に延び、しかもコイル台7
の本体プレート上方側に突出した状態で形成されてお
り、その下部側には、半径方向に所定の間隔を置いてブ
リッジ状のフェライトコア支持部材12,12が設けら
れている。該フェライトコア支持部材12,12は、上
記フェライトコア嵌合溝9,9・・・の両側壁間に亘っ
て本体プレート7bと一体に成型されている。従って、
先ず上記のように内ケース5の底部5bにワークコイル
6a,6bを接合した後、例えば図5および図6に示すよ
うに上記フェライトコア嵌合溝9,9・・を上部側に位
置させた同コイル台7の逆さ状態において、上記フェラ
イトコア嵌合溝9,9・・の上面側(又は対応するフェラ
イトコア面)に接着剤を塗布し、その後フェライトコア
20,20・・・が、矢印で示すように、その外周側か
ら半径方向中心部に向けて当該フェライトコア嵌合溝
9,9・・・半径方向から内方に嵌合されると、上記フ
ェライトコア20は上記フェライトコア支持部材12,
12によって下面側を係止支持されながら図6に仮想線
で示すように次第に無理嵌めされて行く。そして、該嵌
合完了時に上記フェライトコア20,20・・・は、そ
の先端20aをフェライトコア嵌合溝9,9・・中央端の
規制リブ21に突き当てられるとともに他方後端20b
側縁部を係止リブ25の係止片25aによって係止され
て確実に固定される。そして、やがて上記接着剤の乾燥
により上記ワークコイル支持部裏側の本体プレート7b
裏面に完全に接合固定される。また、上記フェライトコ
ア20,20・・の先端20a側下部はアール面に形成し
ており、上記嵌挿時に上記フェライトコア支持部材1
2,12に引っ掛かりにくいように考慮されている。従
って、スムーズな嵌挿が可能となる。
【0030】このように、該ワークコイル6a,6bおよ
びフェライトコア20の装着固定構造によれば、ワーク
コイル6a,6bおよびフェライトコア20,20・・の取
付が前工程なく可能となり、従来のように先ず内ケース
5のワークコイル接合面にシリコン樹脂等の接着剤でワ
ークコイル6a,6bを接合し、さらにコイル台7のフェ
ライトコア接合面にフェライトコア20,20・・を同
様に接着剤で接合するようにした場合と異なり、ワーク
コイル6a,6bは内ケース5に対する装着後コイル台7
側のリブL3で押えられて係止され、さらに内ケース5
のワークコイル嵌合部にワークコイル6a,6bを嵌合
し、コイル台7のフェライトコア嵌合溝9,9・・・内
に外周側からアール面としたフェライトコア20,20
・・の先端20a側を挿入嵌合するだけで当該フェライ
トコア20,20・・をフェライトコア支持部材12,1
2で押えて容易且つ確実に係止固定することができる。
【0031】したがって、従来のように内ケース5のワ
ークコイル接合部8に対するワークコイル6a,6bの接
合およびコイル台7のフェライトコア接合面に対するフ
ェライトコア20,20・・の接合作業を前日までに完
了して置いて一昼夜あけた後に再び以後の組立作業を行
うという必要がなくなり、連続作業が可能となるので作
業能率が大きく向上する。また、使用する比較的高価な
接着剤の量も僅量で足りるようになり、コストダウンに
つながる。
【0032】また、上記内ケース5の底部中央およびコ
イル台7のワークコイル支持部中央には、上下方向に同
心状に貫通したセンタセンサ22の収納空間部23Aが
形成されており、該センタセンサ収納空間部23A中に
上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時上方に上昇付勢
された状態で内鍋温度検知用のセンタセンサ22が設け
られている。上記センタセンサ収納空間部23Aは、上
記コイル台7中央部と内ケース5底部中央部から各々1
80°位置を異にして下方に延びる半割状の筒壁部30
A,30Bを対向一体化した筒体部30内に形成され、
その下部開口部にはセンサカバー29が嵌合され、ビス
ネジ32で上記コイル台7側筒壁部30Aに固定されて
いる。この結果、該ビスネジ32による締結のみによっ
て上記コイル台7、内ケース5、センサ用筒体部30、
センサカバー29の4つの部品が同時に連結固定される
ことになる。これにより、作業工数、ビスネジの必要本
数を低減できるとともに内ケース底部5b中央の上方変
形を防止することができる。そして、上記センタセンサ
収納空間部23Aの内ケース5側開口部上端には、当該
センタセンサ収納空間部23Aと上記内ケース5および
内鍋2間の隙間空間部23Bとの連通状態を遮断するラ
バー製の薄肉筒体状のシール部材100Aが設けられて
いる。該シール部材100Aは、下縁部102を上記筒
壁30A,30B上端部に嵌合固定されている一方、そ
の上縁部101を半径方向外側に屈曲させて上記内鍋2
の底部2a裏面に弾性接触するようになっており、それ
によって図示のようにセンタセンサ収納空間部23Aと
内ケース5および内鍋2間の隙間空間部23Bとの相互
の連通を遮断している。従って、それら2つの空間部相
互間での空気の流通は生じないようになる。
【0033】センタセンサ22は、センサホルダー(セ
ンサ筒本体)22a内上端部に温度センサ(サーミスタ)2
4が設けられているとともに該センサホルダー22aの
上端部上面には熱伝導性の良好な金属材料よりなるセン
サキャップ(蓋部)28が一体的に嵌合固定されている。
そして、例えば上記センサホルダー22aの上端側縁部
28aとセンサカバー29との間に介装されたコイルス
プリング(図示省略)によって昇降可能かつ上方に付勢さ
れた状態で支持されている。
【0034】そして、該センタセンサ22の上記センサ
キャップ28が、上記内ケース5内に所定の隙間空間部
23Bを保ってセットされた内鍋2の底部2a裏面に上
記コイルスプリングの上方への付勢圧で均密に接触し、
該接触状態において上記サーミスタ24によって内鍋2
の温度が検出されるようになっている。
【0035】また、上記コイル台7の下方部には、前述
のスイッチングトランジスタや炊飯器制御ユニット(マ
イクロコンピュータ)を中心として形成された制御回路
を有する制御基板36が設けられている。
【0036】さらに、符号78Aは、ワークコイル6a,
6bやワークコイル6a,6bを起動させるためのスイッチ
ングトランジスタ(図示省略)等を冷却するための前記冷
却ファン、また78Bは、その駆動源となるファンモー
タである。該冷却ファン78Aおよびファンモータ78
Bは、上記外ケース3内の上記制御基板36の下部空間
に位置して設置されている。そして、該ファンモータ7
8Bが駆動されると、上記冷却ファン78Aが回転され
て、その上方の上述のワークコイル6a,6bや制御基板
36上のスイッチングトランジスタに換気風が吹きつけ
られて冷却が行なわれ、該冷却後の換気風は、外ケース
後部の換気風排出口31より排出される。
【0037】一方、上記蓋ユニット4は、その外周面を
構成する合成樹脂製の外ケース37と、内周面における
外周側環状部を構成する合成樹脂製の内枠部材38と、
該内枠部材38内周部における開口部を覆蓋する放熱板
57とによって中空構造に形成されており、上記外ケー
ス37と放熱板57とは、外ケース37外周部下部の内
枠部材38を介して周縁部同士が結合されている。この
蓋ユニット4は、上記肩部3bに対してヒンジ機構40
を介して回動自在に取付けられており、その開放端側に
は、該蓋ユニット4の所定位置に係合して蓋ユニット4
の閉塞状態を維持するロック機構39が設けられてい
る。該ロック機構39は、ロック解除レバーを兼用して
構成されている。
【0038】また、上記蓋ユニット4の略中央部には、
蒸気放出筒取付用開口部43が形成されている。そし
て、該蒸気放出筒取付用開口部43には、パッキン50
を介して後述するような蒸気放出筒44が取付けられて
いる。
【0039】この蒸気放出筒44は、図示のように、前
後方向に延びた楕円形の本体部44aの後端側上部に蒸
気放出パイプ部44bを一体化し、該蒸気放出パイプ部
44bの上端面部にグリル状の蒸気放出口(調圧口)42
a,42a・・・が形成されている一方、本体部44aの前
端側底部45aにはおねば戻し穴46が下方に向けて開
口されているとともに、またその側壁部にはおねば導入
穴47が左右方向に向けて穿けられている。さらに、ま
た上記本体部44a前端部天井壁部には蒸気導入穴48
が下方に向けて穿けられている。そして、同本体部44
aは、後端側底部45bの高さが高く、前端側底部45a
の高さが低く形成されていて、底部45自体が後端側か
ら前端側にかけて次第に低くなるように傾斜角θを有し
て構成されている。
【0040】また、該蒸気放出筒44の上記蒸気放出パ
イプ部44bの基部外周には、当該蒸気放出筒44を蓋
ユニット4に係合固定するための山状の係合凸部51が
側方に突出した状態で設けられている。
【0041】一方、上記パッキン50は、上記蒸気放出
筒取付用開口部43の開口部下部にスリーブ状に延設さ
れた2枚の係止壁52a,52bに対し、上部側の断面Y
形の係合片50a,50bを圧入係合させるとともに下部
側の断面Y形の係合片50c,50dを上記放熱板57の
中央部側に起立状態で形成された開口縁部57aに圧入
係合させて固定されており、その上下方向略中間部の内
周面部には上記蒸気放出パイプ部44bの突部51が係
合し得る凹部54が形成されている。
【0042】そして、上記蒸気放出筒44の蒸気放出パ
イプ部44bを上記蓋ユニット4の上記蒸気放出筒取付
用開口部43のパッキン50内に下方側から嵌挿し切っ
た時に、上記蒸気放出パイプ部44bの上記係合凸部5
1が上記パッキン50の係合凹部54に弾性的に圧入係
合されて上記蒸気放出筒44全体が図示のような状態で
蓋ユニット4に対して取外し可能に取付けられる。そし
て、上記蒸気放出筒44の上記本体部44aの両側壁部
には、取外し用の指係合用の爪部材55a,55aが左右
方向に張出して設けられており、取外し時には該爪部材
55a,55aに指を掛けて下方に引くことにより容易
に取外して「おねば」の洗浄除去を行うことができるよう
になっている。
【0043】一方、外ケース3の上記肩部3bにおける
ヒンジ機構40と反対側には、操作部を構成する操作パ
ネル170が設けられている。この操作パネル170に
は、図4に示すように炊飯に必要な各種スイッチ類17
1,173,176,177と、それらの各スイッチ類に
よって選択された炊飯メニュー、スイッチレベル等を表
示して使用者に視認せしめるための表示部172,17
4,175とが設けられている。
【0044】また、この実施例では、上記内鍋2の上縁
部2bを支持する内鍋支持部が上述した外ケース3のカ
バー部材3aを一体成型して形成した肩部の内側に液溜
部を介して設けられた縦壁部71によって構成されてい
る。そして、該構成では、内鍋2の高温化による同肩部
内側の内鍋係止用縦壁部71の溶融を防止するために、
当該内鍋係止用縦壁部71に別部材である融点の高い内
鍋支持部材(耐熱性合成樹脂又は金属)72を図7、図8
に示すように着脱可能に無理嵌めすることによって取付
け、該内鍋支持部材72を介して内鍋2の上縁部2bを
支持するようにし、内鍋2と見映えを重視した比較的融
点の低い合成樹脂製の外ケース側肩部の内鍋係止用縦壁
部71とが直接接触しない構造としている。
【0045】そして、上記内鍋支持部材72は弾性変形
可能な割コッタタイプの脚部72aと大径の頭部72bと
を有するファスナー構造となっており、上記外ケース肩
部の内鍋係止用縦壁部71は該構造の内鍋支持部材72
を着脱可能に取付けるために、その先端71aを断面逆
U字状に折り曲げ、その上壁側フラット部71aに上記
脚部72aの嵌合穴75を形成している。該嵌合穴75
は、円周方向に所定の間隔で複数個設けられている。
【0046】(実施例2)上記実施例1の構成では、フ
ェライトコア20,20・・・をコイル台7の半径方向
に形成したフェライトコア嵌合溝9,9・・・内にフェ
ライトコア支持部材12,12の支持機能を利用して外
周側から無理嵌めすることにより取付けるようにした
が、該フェライトコア20,20・・・の取付け手段は
又他の実施例として例えばフラット型ワークコイルの場
合には図9に示すように構成することも可能である。
【0047】すなわち、該構成ではフラット型ワークコ
イル6に対応して上記コイル台7のフェライトコア嵌合
溝9を内ケース5の底部フラット面までのストレートな
ものとし、該ストレートなフェライトコア嵌合溝9の外
周端にコア突き当て用のリブ60を一体的に延設するこ
とによって、下方から上方側(実際の組付状態では、逆
さ状態であるから上方から下方側)に嵌合された角柱状
のフェライトコア20,20・・・の位置規制を行うと
ともにセンサカバー29の側壁29aから上記嵌合溝部
にフェライトコア支持片(フェライトコア支持部材)61
を延設して支持するようにしたことを特徴とするもので
ある。そして、該センサカバー29のフェライトコア支
持片61基部をビスネジ62により内ケース5の筒壁部
30A側に対してコイル台7とともに一体に同時に連結
することによって安定した支持と作業能率の良い組付が
行えるようにしている。
【0048】このような構成によっても上記実施例1の
場合同様に接着剤の硬化を待つことなく、連続的かつ効
率的な組立作業の可能なフェライトコア取付構造を低コ
ストに実現することができる。
【0049】(実施例3)また、一方上記のようなフェラ
イトコア20,20・・やコイル台7と内ケース5相互
の組付けに関連して当該組付け時の作業性を向上させよ
うとすれば、通常それらの外周囲に配設される磁気遮蔽
板14の取付けについても併せて考慮しなければならな
い。
【0050】本実施例は、このような点に鑑みて上記実
施例2の構成を更に改良したもので、例えば図10に示
すようにワークコイル6およびフェライトコア20がフ
ラットタイプのものの場合において、内ケース5とコイ
ル台7を一体にビス止めする際にワークコイル6外周の
磁気遮蔽板14をも同時に固定することができるように
したことを特徴とするものである。
【0051】すなわち、該構成では上記実施例2の構成
のリブ60の外周側に更にコイル台7の一部を延設して
磁気遮蔽板支持部63を形成している。該磁気遮蔽板支
持部63は、上記リブ60の外壁部分中間部から半径方
向外方に連結部64を介して断面L字状に張出されてお
り、上記磁気遮蔽板14の内側ステー部14aを支持す
る縦壁部63aと同遮蔽板14部下部を支持する水平壁
部63bとから形成されており、上記連結部64部分を
ビスネジ65で内ケース5側スタッド部66に連結して
固定されている。
【0052】したがって、該構成では、上記実施例2の
ようにビスネジ62でセンサカバー29およびコイル台
7が内ケース5に連結一体化されると同時にフェライト
コア20がコイル台7に固定されるのに加え、さらにビ
スネジ65によりコイル台7が内ケース5側に連結固定
される時に同時に磁気遮蔽板14も組付けられるように
なり、非常に組付作業の効率が高くなる。
【0053】(実施例4)上記図9に示す実施例2の構成
では、フラット型ワークコイル6に対応して上記コイル
台7のフェライトコア嵌合溝9を内ケース5の底部フラ
ット面までのストレートなものとし、該ストレートなフ
ェライトコア嵌合溝9の外周端にコア突き当て用のリブ
60を一体的に延設することによって、嵌合されたフラ
ットタイプの角柱状のフェライトコア20,20・・・
の位置規制を行うとともに、さらにセンサカバー29の
側壁29aから当該嵌合溝部にフェライトコア支持片(フ
ェライトコア支持部材)61を延設して支持するように
し、同センサカバー29のフェライトコア支持片61基
部をビスネジ62により内ケース5の筒壁部30A側に
対してコイル台7とともに一体に同時に連結することに
よって安定した支持と作業能率の良い組付が行えるよう
にしている。
【0054】しかし、これと同様な取付構造は、例えば
図11に示すように、すでに述べた上記実施例1のよう
な所謂フラットタイプでないJ字状タイプのフェライト
コアの場合にも全く同様に採用することができる。
【0055】そして、本実施例の構成では、同取付構造
に加えて、さらに内ケース5とコイル台7間のワークコ
イル支持空間部を内ケース5の側壁部5a外周に一体形
成した防水縁部80で覆うように構成することによっ
て、上方からの水がワークコイル支持部およびワークコ
イル支持部を介して制御基板36上に侵入しないように
している。
【0056】したがって、該構成によっても上記実施例
1の場合同様に接着剤の硬化を待つことなく、連続的か
つ効率的な組立作業の可能なフェライトコア取付構造を
低コストに実現することができることは素より、ワーク
コイル支持部および制御基板36上への防水機能が実現
されるから、より製品の安全性、信頼性が向上する。
【0057】なお、該構成においても、上記センサカバ
ー29自体の取付構造は、上記実施例1のものと同様で
ある。
【0058】(実施例5)また上記実施例1の内鍋支持部
の構成では、内鍋2の高温化による外ケース肩部内側の
内鍋係止用縦壁部71の溶融を防止するために当該内鍋
係止用縦壁部71の断面逆U字状の折曲部に別部材であ
る融点の高い内鍋支持部材72を無理嵌めして内鍋2の
上縁部2bを支持するようにし、内鍋2と見映えを重視
した比較的融点の低い合成樹脂製の外ケース肩部の内鍋
係止用縦壁部71とが直接接触しない構造としている。
【0059】しかし、同構造では、上記外ケース肩部の
内鍋係止用縦壁部71上に内鍋支持部材72を取付ける
ために、その折り曲げ縁部フラット部71aに複数の嵌
合穴75,75・・・を形成し、該嵌合穴75,75・・
・にファスナー構造の内鍋支持部材72,72・・・を
各々無理嵌めするようにしているために、構成部品の加
工が複雑で、組付けにも手間がかかる。
【0060】そこで、本実施例では、高融点材料よりな
る断面逆T字形の内鍋支持部材72を上述のような無理
嵌め構造を採用することなく、外ケース3肩部の内鍋係
止用縦壁部71の折曲縁部および内ケース5の側壁部5
a上端のみで安定して保持できるようにして部品加工を
簡単にするとともに組立作業を容易にし、しかも信頼性
と耐久性を向上させたことを特徴とするものである。
【0061】すなわち、該構成では、上記外ケース3肩
部内側の内鍋係止用縦壁部71の上端を図12に示すよ
うに逆U字状に折り曲げて、その上壁側フラット部71
aの部分に上下に貫通する嵌合穴75を円周方向に所定
間隔をおいて複数形成するとともに、他方内ケース5の
側壁部5a上端を2段階階段状に外側上方に折り曲げて
上記内鍋係止用縦壁部71先端の受け部76と内鍋支持
部材72の載置部77とを設ける。そして、同載置部7
7上に上記断面逆T字形の内鍋支持部材72の頭部を載
置し、そのストレートな脚部72a端部を上記内鍋係止
用縦壁部71のフラット部71aの上記嵌合穴75から
上方に突出させる。
【0062】この結果、内鍋2は上記実施例1の場合同
様に高融点の内鍋支持部材72によって外ケース3の肩
部内側の内鍋係止用縦壁部71と離間した状態で支持さ
れることになり、内鍋係止用縦壁部71の溶融を生じる
恐れは生じない。
【0063】そして、該構成の場合、上記内鍋支持部材
72は外ケース肩部内側の内鍋係止用縦壁部71折曲部
と内ケース5の側壁部5a上端との間に挾み込んで確実
かつ強固に保持されるので、実施例1のような無理嵌め
構造を必要とせず構造も簡単で、又外れるような恐れも
生じない。しかも、内鍋支持部材72の取付けは、外ケ
ース3を逆さにした状態で上方から嵌合穴75に脚部7
2aを挿入するだけであり、その後は、内ケース5の嵌
合によって確実に挾着固定されるから、組付けは極めて
簡単である。従って、部品加工工数の削減による低コス
ト化、組付作業の能率化に加え、製品としての耐久性、
信頼性も向上する。
【0064】(実施例5)ところで上記実施例4の構成に
よると、部品構造は簡単になり、組付作業も楽になる
が、それでも外ケース肩部内側の内鍋係止用縦壁部71
と内ケース5の側壁部5aに加えて別部品である内鍋支
持部材72を必要としている。
【0065】確かに、その機能から考えて上記内鍋支持
部材72そのものを欠くことはできないが、それを必ず
しも別部品により構成する必要はない。本実施例は、こ
のような観点から構成されたものであり、例えば図13
に示すように実施例4と同様の構成の外ケース肩部内側
内鍋係止用縦壁部71のフラット部71aの嵌合穴75
に対して、内ケース5の側壁部5a上端に一体成型して
設けた凸状リブ78を嵌合突出させることにより、該凸
状リブ78に内鍋支持部材としての機能を持たせたもの
である。
【0066】上記内ケース5は、その役割からして本来
耐熱性の高い高融点の合成樹脂により形成されている。
従って、その上端部の一部を上述のようにリブ状に突出
させれば十分に実施例4の内鍋支持部材72と同様の機
能を果させることができる。しかも、該リブ78は内ケ
ース5の成型により極めて簡単に形成できるから、別部
品の場合と異なって組付工数の増加もない。そのため、
該構成によると、実施例4よりも更に部品コストを下
げ、かつ組付作業を簡単にすることができるので、一段
と低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例1に係る電磁炊飯器
の構成を示す前後方向に切断した中央縦断面図(図4の
A−A断面)である。
【図2】図2は、同電磁炊飯器の左右方向に切断した中
央部縦断面図(図4のB−B断面)である。
【図3】図3は、同電磁炊飯器の平面図である。
【図4】図4は、同電磁炊飯器の斜視図である。
【図5】図5は、同電磁炊飯器のコイル台、ワークコイ
ル、内ケース部分の構造を分解して示す断面図である。
【図6】図6は、同電磁炊飯器のコイル台のフェライト
コア取付部の構造を拡大し、かつ取付作用と併せて示す
断面図である。
【図7】図7は、同電磁炊飯器の内鍋支持部の構造を示
す拡大断面図である。
【図8】図8は、図7のA−A断面図である。
【図9】図9は、本願発明の実施例2に係る電磁炊飯器
のコイル台のフェライトコア取付部の構造を拡大して示
す断面図である。
【図10】図10は、本願発明の実施例3に係る電磁炊
飯器のコイル台のフェライトコア取付部の構造を拡大し
て示す断面図である。
【図11】図11は、本願発明の実施例4に係る電磁炊
飯器のコイル台のフェライトコア取付部の構造を拡大し
て示す断面図である。
【図12】図12は、本願発明の実施例5に係る電磁炊
飯器の内鍋係止部の構造を拡大して示す断面図である。
【図13】図13は、本願発明の実施例6の電磁炊飯器
の内鍋係止部の構造を拡大して示す断面図である。
【図14】図14は、従来の電磁炊飯器の構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1は電磁炊飯器、2は内鍋、3は外ケース、4は蓋ユニ
ット、5は内ケース、6a,6bはワークコイル、7はコ
イル台、9はフェライトコア嵌合溝、12はフェライト
コア支持部材、14は磁気遮蔽板、37は外カバー、3
8は内枠部材、42aは蒸気放出口、44は蒸気放出
筒、61はフェライトコア支持片、L1,L2,L3はリブ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ケースと外ケースとからなる容器本体
    と、該容器本体内に設けられるコイル台と、該コイル台
    上に支持されるワークコイルと、該ワークコイルに対し
    て設けられるフェライトコアと、上記内ケース内に収納
    される内鍋とを備えてなる電磁炊飯器において、上記コ
    イル台は、上記ワークコイルの下方に位置して半径方向
    に延びるフェライトコア嵌合溝を有するとともに該フェ
    ライトコア嵌合溝部には当該フェライト嵌合溝に嵌合さ
    れるフェライトコアを上記ワークコイルに対して支持す
    る支持部材が設けられていることを特徴とする電磁炊飯
    器。
JP6871694A 1994-04-06 1994-04-06 電磁炊飯器 Pending JPH07275117A (ja)

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