JPH07272749A - ベータアルミナ固体電解質及びその製造方法 - Google Patents

ベータアルミナ固体電解質及びその製造方法

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JPH07272749A JP6058972A JP5897294A JPH07272749A JP H07272749 A JPH07272749 A JP H07272749A JP 6058972 A JP6058972 A JP 6058972A JP 5897294 A JP5897294 A JP 5897294A JP H07272749 A JPH07272749 A JP H07272749A
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雅晴 梶田
Takehiro Kajiwara
健弘 梶原
Takao Totoki
孝夫 十時
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ベータアルミナ固体電解質を構成するベータ
アルミナ結晶のC軸結晶配向率が0.2〜0.4で、ベ
ータアルミナ結晶のアスペクト比が4.0以下であるナ
トリウム−硫黄電池用のベータアルミナ固体電解質。ベ
ータアルミナ結晶の平均粒径は3μm以下、粒径5μm
以下のベータアルミナ結晶は90%以上、最大粒子径3
00μm以下の粒径分布を有する。電気抵抗は4.0Ω
・cm以下、内水圧強度は150MPa以上、密度は
3.20g/cm3 以上である。アルミナ源、マグネシ
ウム源及びナトリウム源の各原料を用いてベータアルミ
ナ固体電解質を製造する方法において、マグネシウム源
としてマグネシウム−アルミニウムスピネルを用い、各
原料を混合、造粒した後成形し、次いで焼成することに
より、原料の仮焼を行なうことなくベータアルミナ固体
電解質を得る。 【効果】 原料の仮焼を行なうことなく、ベータアルミ
ナ固体電解質を効率的に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気抵抗が低く、強度
が大きいなどの特性に優れたベータアルミナ固体電解質
とその製造方法に係り、更に詳しくは、特性に優れたベ
ータアルミナ固体電解質を従来のように仮焼を行なうこ
となく製造することができるベータアルミナ固体電解質
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベータアルミナ固体電解質は、ナトリウ
ムイオンのイオン伝導率が極めて高い(即ち、電気抵抗
が低い)ため、ナトリウム−硫黄電池の隔膜など、固体
電解質としての用途が注目されている。このようなベー
タアルミナ固体電解質のうち、MgO安定化ベータアル
ミナ固体電解質は、従来から次の方法で製造されてい
る。即ち、MgO、Na化合物、α−Al23 の各原
料を適切な比率で混合した後、仮焼してベータアルミナ
化を行ない粉砕する。次に、得られた粉砕原料を造粒し
た後、所定形状に成形し、焼成することによりベータア
ルミナ固体電解質を得る。
【0003】従来において、原料を予め仮焼してベータ
アルミナ化を行なっているのは、これを行なわないで直
接焼成によりベータアルミナを製造しようとすると、α
−Al23 からベータアルミナに相転移するに当っ
て、大きく体積膨張し、均質で強度の高いベータアルミ
ナ固体電解質を得ることが困難であるという理由に基づ
くものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の製造方法は、各原料を混合した後仮焼して予めベータ
アルミナ化を行なっているため、工程が煩雑となり、ま
たコスト高となることは否めず、ナトリウム−硫黄電池
などの具体的な製品化に際して、全体の製造工程の短縮
を図り、より効率的にベータアルミナ固体電解質を製造
することが強く要請されている。
【0005】さらに、上記の従来方法で得られたベータ
アルミナ固体電解質においては、予め仮焼によりベータ
アルミナ化をした後粉砕、造粒、成形および焼成してベ
ータアルミナ固体電解質を製造しているため、得られる
ベータアルミナ固体電解質を構成する結晶は、配向性が
高いという傾向があるほか、仮焼によるベータアルミナ
を核として結晶が成長するため、粗大結晶が生成すると
いう問題が生じている。また、粗大結晶の形状も、アス
ペクト比の大きい、即ち細長い結晶が多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
従来の問題、特に製造工程の短縮を達成すべく鋭意検討
を行なったところ、ベータアルミナの安定化剤であるマ
グネシウム源たるMgOを、マグネシア−アルミナスピ
ネルの形態で供給すると極めて効果的であり、原料の仮
焼工程を省略できることを見出し、本発明に到達したの
である。
【0007】本発明によれば、ナトリウム−硫黄電池用
のベータアルミナ固体電解質であって、該ベータアルミ
ナ固体電解質を構成するベータアルミナ結晶のC軸結晶
配向率が0.2〜0.4で、ベータアルミナ結晶のアス
ペクト比が4.0以下であることを特徴とするベータア
ルミナ固体電解質が提供される。また本発明によれば、
ナトリウム−硫黄電池用のベータアルミナ固体電解質で
あって、該ベータアルミナ固体電解質を構成するベータ
アルミナ結晶のC軸結晶配向率が0.2〜0.4で、ベ
ータアルミナ結晶の平均粒径が3μm以下、粒径5μm
以下のベータアルミナ結晶が90%以上、最大粒子径3
00μm以下の粒径分布を有することを特徴とするベー
タアルミナ固体電解質が提供される。本発明のベータア
ルミナ固体電解質では、その特性として、電気抵抗が
4.0Ω・cm以下、内水圧強度が150MPa以上、
および密度が3.20g/cm3 以上であることが好ま
しい。
【0008】また本発明によれば、アルミナ源、マグネ
シウム源及びナトリウム源の各原料を用いてベータアル
ミナ固体電解質を製造する方法において、該マグネシウ
ム源としてマグネシア−アルミナスピネルを用い、各原
料を混合、造粒した後成形し、次いで焼成することによ
り、原料の仮焼を行なうことなくベータアルミナ固体電
解質を得ることを特徴とするベータアルミナ固体電解質
の製造方法が提供される。
【0009】本発明の製造方法では、マグネシア−アル
ミナスピネルのマグネシア−アルミナのモル比(MgO
/Al23 )が1以上であること、さらに、ナトリウ
ム源として少なくともNaHCO3 、シュウ酸ナトリウ
ムのうちいずれか一つを含むNa化合物を用いることが
好ましい。また、本発明の製造方法においては、14
00〜1550℃の範囲における一定温度で1〜5時間
保持する工程、あるいは当該温度範囲において50℃/h
r以下で昇温する昇温工程、1580〜1650℃の
最高温度で0.1〜3.0時間保持する工程、および
1400〜1550℃の範囲における一定温度で1〜5
時間保持する工程、あるいは当該温度範囲において50
℃/hr 以下で降温する降温工程、の各工程よりなるヒー
トカーブで焼成が行なわれることが、電気抵抗、強度等
の特性がより良くなり、好ましい。
【0010】なお、本発明において、ベータアルミナと
は、β−Al23 (Na2 O・11Al23 )、
β”−Al23 (Na2 O・5Al23 )、β”’
−Al23 などの総称であり、特にβ”−Al23
の含有量の多い、いわゆるβ”化率が95%以上のもの
を指すものである。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては、第一に、ベータアルミナ固体電解質を製造す
るに際して、ベータアルミナの安定化剤であるMgO等
のマグネシウム源として、マグネシア−アルミナスピネ
ルを用いることに大きな特徴があり、これにより各原料
を混合後、仮焼を行なうことなく造粒し、成形した後焼
成することにより、固体電解質として極めて特性のよい
ベータアルミナを得たものである。
【0012】本発明者は、従来の製造工程の短縮を図る
べく種々の角度から検討を重ねた結果、マグネシウム源
として、通常のMgOの代わりにマグネシウム−アルミ
ニウムスピネルを用いると、マグネシウム−アルミニウ
ムスピネルが焼成の際のベータアルミナ結晶生成の種結
晶として作用すると考えられ、仮焼して予めベータアル
ミナ化を行なう必要がなくなることを見出した。
【0013】用いるマグネシア−アルミナスピネルとし
ては、マグネシア−アルミナのモル比(MgO/Al2
3 )が1以上とMgOリッチのものが好ましく、1.
0〜1.5の範囲が更に好ましい。この理由は定かでは
ないが、上記範囲外の場合、焼成して得られるベータア
ルミナの電気抵抗や強度などの特性が多少劣る傾向があ
る。また、マグネシア−アルミナスピネルは微細なもの
が好ましく、具体的にはその平均粒径が1μm以下であ
ることが好ましく、0.5μm以下であることが特に好
ましい。さらに、90%粒径は10μm以下、特に5μ
m以下が好ましい。更に、マグネシア−アルミナスピネ
ルの比表面積は、5m2 /g以上が好ましい。マグネシ
ア−アルミナスピネルの粒度、比表面積が上記範囲内で
あると、得られるベータアルミナ焼結体の結晶配向が小
さくなり、しかも結晶のアスペクト比が小さくなり、よ
り特性の良いものが得られ、好ましい。
【0014】次に、ナトリウム源たるNa化合物として
は、Na2 CO3 などの従来公知のものも使用できる
が、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3 )またはシュウ
酸ナトリウムを用いることが、造粒物中においてNa化
合物の偏析がなくて均一分散が達成できるため好まし
い。すなわち、これらのNaHCO3 、シュウ酸ナトリ
ウムは、Na2 CO3 よりも水等の溶媒への溶解度が低
いため、造粒時の乾燥の際、析出速度が早く、この結
果、造粒物中における均一分散が達成される。また、各
原料を混合してスラリーとした場合にスラリーpHを1
0程度にコントロールできるため、有機バインダーの選
択幅が大きくなることから好ましい。
【0015】NaHCO3 、シュウ酸ナトリウムはそれ
ぞれ単独で用いても良いが、Na2 CO3 との混合物と
して用いることもできる。用いるNaHCO3 、シュウ
酸ナトリウムの粒度は、平均粒径が5μm以下であるこ
とが好ましい。
【0016】原料としてのアルミナ源はα−Al23
を用いることが好ましい。その粒度は微細なものが好ま
しく、平均粒径が1μm以下であることが好ましく、
0.5μm以下であることが特に好ましい。またα−A
23 の比表面積は5m2/g以上であることが好まし
く、10m2/g以上であることがさらに好ましい。α−A
23 の粒度が上記範囲内であると、得られるベータ
アルミナ焼結体中に粗大結晶が生成し難く、緻密で低抵
抗なものが得られ易い。
【0017】上記したような粒度など所定の物性を備え
たアルミナ源、マグネシウム源及びナトリウム源の各原
料は、ベータアルミナが生成し得る所定の比率でそれぞ
れ添加混合される。添加混合は、各原料を水中にて粉砕
混合することにより行なわれ、スラリーが作製される。
ここで、できるだけ均一な混合がなされることが、焼成
工程において焼結性が向上するため好ましい。
【0018】次に、原料スラリーをスプレードライヤー
などで造粒する。ここで、造粒工程は各原料の混合を均
質ならしめ、かつ後続の成形工程での成形性を向上させ
るために設けられている。造粒工程は、通常平均粒径が
50〜100μmとなるよう造粒物を作製する。原料ス
ラリーを造粒した後所定形状に成形する。本発明のベー
タアルミナ固体電解質は、ナトリウム−硫黄電池の隔壁
として好適に用いることを主要な用途とするため、チュ
ーブ状に成形することが多い。成形は1.5ton/cm2
上、好ましくは2.0ton/cm2 以上の圧力で行ない、
1.9g/cm3 以上の密度を有する成形体を作製する。
【0019】次いで、成形体を所定条件で焼成する。焼
成により、ベータアルミナ結晶を生成し、均質な結晶成
長を促進させるのであるが、この場合、焼成条件、特に
焼成ヒートカーブを下記のように設定することが好まし
い。本発明では、マグネシア−アルミナスピネルがベー
タアルミナ化の種結晶として作用するため、α−Al2
3 からベータアルミナへの相転移による体積膨張の影
響はそれほど大きくないが、焼成ヒートカーブを適切に
制御することは均質で強度が大きく電気抵抗の低いベー
タアルミナ固体電解質を得る上で好ましい。
【0020】ここで焼成は、最高温度を1580〜16
50℃の範囲に設定することが特性の良いβ”化率が高
いベータアルミナを得るために重要であるが、さらに好
ましくは、焼成ヒートカーブが、β−Al23 から
β”−Al23へ相変化する1400〜1550℃の
範囲における一定温度で1〜5時間保持する工程、ある
いは当該温度範囲において50℃/hr 以下で昇温する昇
温工程、1580〜1650℃の最高温度で0.1〜
3.0時間保持する工程、および1400〜1550
℃の範囲における一定温度で1〜5時間保持する工程、
あるいは当該温度範囲において50℃/hr 以下で降温す
る降温工程、の少なくとも3工程からなることが好まし
い。このような焼成ヒートカーブは、ベータアルミナ中
のβ”化率を95%以上と高くする上で良好に作用す
る。
【0021】本発明の製造方法により得られるベータア
ルミナ固体電解質は、その固有で特異な特性としては、
ベータアルミナ結晶の配向が小さく、しかも当該結晶の
アスペクト比が小さいものである。具体的には、ベータ
アルミナ固体電解質を構成するベータアルミナ結晶のC
軸結晶配向率が0.2〜0.4、好ましくは0.25〜
0.35であり、ベータアルミナ結晶のアスペクト比が
4.0以下、好ましくは3.0以下である。
【0022】ベータアルミナ結晶は結晶形態が六方晶系
に属し、図1のベータアルミナ固体電解質の単結晶の概
要図に示す如く、単一の結晶ではA軸とB軸で形成され
る面内(AB面)にNaイオン導電面を有し、その垂直
方向であるC軸方向には全く導電性を示さない。また、
結晶はNaイオン導電面(AB面)で劈開性があるた
め、C軸方向の引張りに対して機械的強度が低いという
特性を有している。従って、ベータアルミナ結晶の配向
性は低い方が好ましいといえるが、従来のように、原料
の仮焼を経て予めベータアルミナ結晶を作製する製造方
法では、配向性の低いものは製造が困難であった。
【0023】なお、多結晶構造体であるベータアルミナ
固体電解質のC軸結晶配向率は、以下の方法で測定し
た。所定の製造方法で得られたベータアルミナ焼結体か
ら図2に示すように幅1mm、長さ40mmの試験片を取り
出し、外面の凹凸の影響を除去するため外表面を研磨し
た。X線解析装置を用いて試験片の外表面の回折パター
ンを測定することにより同軸円筒体の径方向に向いた各
結晶面の相対量を算出した。具体的な測定はゴニオメー
ター式X線解析装置を用いた。CuKα1 の特性X線を
使用し、加速電圧35KV、陰極電流20mAで回折パター
ンをチャートに記録した。測定結果はベータアルミナ結
晶のC軸と一定角度(0°,33.3°,60°,90
°)をなす結晶面についてそれぞれのピーク高さを実測
し各結晶面の占める割合を相対値で表わした。ベータア
ルミナ結晶の各結晶面の相対量を表1に示す
【0024】
【表1】
【0025】本発明においては、C軸結晶配向率とは、
表1におけるC軸と結晶面の角度が0°となりC軸に一
致するH1 の全ピーク高さに占める相対高さ(H1 /H
1 +H2 +H3 +H4 )をいう。即ち、C軸配向率が高
いことは、ベータアルミナ管のNaイオン導電方向に対
して、ベータアルミナ結晶の非導電面が向くために、ベ
ータアルミナ管としての抵抗が高いことを示している。
【0026】また本発明において、ベータアルミナ結晶
のアスペクト比は次のようにして測定される。ベータア
ルミナ焼結体から小片を切り出し、断面研磨、エッチン
グを行なった後、粒子を走査型電子顕微鏡で観察し、個
々の粒子が観察できる倍率で写真撮影した。この粒子写
真から個々の粒子の長軸、短軸を測定し、その比の平均
値をアスペクト比とした。
【0027】ベータアルミナ結晶のC軸結晶配向率が
0.2より小さい場合には、電気抵抗は低くなるものの
内水圧強度などの機械的強度が小さくなり、ナトリウム
−硫黄電池用の隔壁として用いるには好ましくない。ま
た、ベータアルミナ結晶のC軸結晶配向率が0.4より
大きいと、逆に機械的強度は大きくなるものの電気抵抗
が大きくなり過ぎる。さらに、ベータアルミナ結晶のア
スペクト比が上記範囲を逸脱する場合には、結晶の形状
が細長くなり過ぎ、電気抵抗、強度などの特性をバラン
ス良く向上させることができず、好ましくない。
【0028】さらにまた、本発明においては、ベータア
ルミナ固体電解質を構成するベータアルミナ結晶の平均
粒径は3μm以下で、粒径5μm以下のベータアルミナ
結晶は90%以上であり、しかもその最大粒子径が30
0μm以下、好ましくは200μm以下という粒径分布
を有しており、ベータアルミナ固体電解質中に存在する
粗大結晶が小さく、しかも存在量も少ない。
【0029】上記のように、本発明のベータアルミナ固
体電解質は特定の結晶構造を有するものであり、このよ
うなベータアルミナ固体電解質は、ナトリウム−硫黄電
池用の隔壁として極めて優れた特性を有している。具体
的にいえば、電気抵抗が4.0Ω・cm以下、内水圧強
度が150MPa以上、および密度が3.20g/cm
3 以上であり、さらに好ましくは、電気抵抗が3.5Ω
・cm以下で、内水圧強度が180MPa以上、および
密度が3.22g/cm3 以上である。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものでは
ない。
【0031】(実施例1、比較例1)平均粒径1.5μ
m、BET比表面積3.5m2/gのα−Al23 粉末原
料と、平均粒径が1μmのNa2 CO3 と、表2に示す
平均粒径、90%粒径、MgO/Al23 のモル比を
有するマグネシア−アルミナスピネルの各原料を、ベー
タアルミナが生成し得る比率、すなわちAl23 71
%、スピネル14%、Na化合物15%の比率となるよ
うに調合し、水中においてボールミルを用いて均一に混
合してスラリーを作製した。
【0032】次に、得られたスラリーをスプレードライ
ヤーで平均粒径60μmの顆粒状の造粒物を作製した
後、静水圧プレスにより2ton/cm2 の圧力で、φ25m
m、長さ230mm、厚さ1.3mmの寸法のチューブ状の
成形体を成形した。次いで、成形体をMgO製サヤ内に
収容した状態で、最高温度1600℃で30分焼成し、
ベータアルミナ焼結体を得た。得られたベータアルミナ
焼結体の結晶構造および特性を表2に示す。
【0033】尚、比較のために、原料を混合後、125
0℃で120分仮焼し、次いで粉砕する工程を付加した
以外は実施例1と同一の条件により、ベータアルミナ焼
結体を得た(比較例1の試料No.1〜3)。また、マ
グネシア−アルミナスピネルを用いないこと以外は実施
例1と同一の条件により、ベータアルミナ焼結体を得た
(比較例1の試料No.4〜6)。得られたベータアル
ミナ焼結体の結晶構造および特性を表2に示す。
【0034】尚、表2において、電気抵抗および内水圧
強度は次のように測定した。 (電気抵抗の測定方法)電気抵抗は図3に示すNa/N
a通電試験装置を作製して350℃における値として求
めた。図3において、Na/Na通電試験装置は、測定
すべきチューブ状のベータアルミナ焼結体(ベータアル
ミナ管)1とα−Al23 からなる絶縁支持体2,3
と、ステンレス製の電極4と、電極取り出し口5,6と
から構成され、容器7及びベータアルミナ管1中に35
0℃の溶融ナトリウム8を供給して、電極取り出し口
5,6間に一定の電流を通電することにより、測定すべ
きベータアルミナ管1の電気抵抗率を比抵抗として求め
た。 (内水圧強度の測定方法)チューブ状のベータアルミナ
焼結体(ベータアルミナ管)の内壁にゴムチューブを介
して水圧を加え、ベータアルミナ管が破壊した水圧値と
ベータアルミナ管の寸法から内水圧強度を測定した。
【0035】
【表2】
【0036】(実施例2)Na化合物の添加効果を確認
するために、表3に示すようにNa化合物の種類を変え
て、実施例1と同一の工程、条件でベータアルミナ焼結
体を得た。得られたベータアルミナ焼結体の結晶構造お
よび特性を表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】(実施例3)アルミナ原料の効果を確認す
るために、表4に示すようにα−Al23 原料の平均
粒径、BET比表面積を変えて、実施例1と同一の工
程、条件でベータアルミナ焼結体を得た。得られたベー
タアルミナ焼結体の結晶構造および特性を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】(実施例4)焼成条件の効果を確認するた
めに、表5に示すように焼成ヒートカーブを変え、その
他は実施例1と同一の工程、条件でベータアルミナ焼結
体を得た。得られたベータアルミナ焼結体の結晶構造お
よび特性を表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】以上の結果から明らかなように、本発明の
範囲内において製造されたベータアルミナ焼結体は、電
気抵抗、内水圧強度等の特性が良好であり、また、上記
において説明したより好ましい条件で製造されたベータ
アルミナ焼結体は、さらに電気抵抗、内水圧強度等の特
性が良好であることがわかる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マグネシウム源をマグネシア−アルミナスピネルの形態
で供給しているので、原料の仮焼を行なうことなく、ベ
ータアルミナ固体電解質を効率的に製造することができ
る。また、本発明方法で得られたベータアルミナ固体電
解質は、ベータアルミナ結晶の配向が小さく且つ結晶の
アスペクト比が小さいという特異な結晶構造を有するの
で、電気抵抗、内水圧強度等の特性面からナトリウム−
硫黄電池用の隔壁として極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ベータアルミナ固体電解質の単結晶の概要図
である。
【図2】 ベータアルミナ焼結体の長手方向切断の試験
片を示す斜視図である。
【図3】 電気抵抗を求めるためのNa/Na通電試験
装置の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1・・ベータアルミナ管、2,3・・絶縁支持体、4・
・電極、5,6・・電極取り出し口、7・・容器、8・
・溶融ナトリウム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナトリウム−硫黄電池用のベータアルミ
    ナ固体電解質であって、該ベータアルミナ固体電解質を
    構成するベータアルミナ結晶のC軸結晶配向率が0.2
    〜0.4で、ベータアルミナ結晶のアスペクト比が4.
    0以下であることを特徴とするベータアルミナ固体電解
    質。
  2. 【請求項2】 ナトリウム−硫黄電池用のベータアルミ
    ナ固体電解質であって、該ベータアルミナ固体電解質を
    構成するベータアルミナ結晶のC軸結晶配向率が0.2
    〜0.4で、ベータアルミナ結晶の平均粒径が3μm以
    下、粒径5μm以下のベータアルミナ結晶が90%以
    上、最大粒子径300μm以下の粒径分布を有すること
    を特徴とするベータアルミナ固体電解質。
  3. 【請求項3】 電気抵抗が4.0Ω・cm以下、内水圧
    強度が150MPa以上、および密度が3.20g/c
    3 以上である請求項1または2記載のベータアルミナ
    固体電解質。
  4. 【請求項4】 アルミナ源、マグネシウム源及びナトリ
    ウム源の各原料を用いてベータアルミナ固体電解質を製
    造する方法において、該マグネシウム源としてマグネシ
    ウム−アルミニウムスピネルを用い、各原料を混合、造
    粒した後成形し、次いで焼成することにより、原料の仮
    焼を行なうことなくベータアルミナ固体電解質を得るこ
    とを特徴とするベータアルミナ固体電解質の製造方法。
  5. 【請求項5】 マグネシウム−アルミニウムスピネルの
    マグネシア−アルミナのモル比(MgO/Al23
    が1以上である請求項4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 ナトリウム源として少なくともNaHC
    3 、シュウ酸ナトリウムのうちいずれか一つを含むN
    a化合物を用いる請求項4または5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 焼成が、1400〜1550℃の範囲
    における一定温度で1〜5時間保持する工程、あるいは
    当該温度範囲において50℃/hr 以下で昇温する昇温工
    程、1580〜1650℃の最高温度で0.1〜3.
    0時間保持する工程、および1400〜1550℃の
    範囲における一定温度で1〜5時間保持する工程、ある
    いは当該温度範囲において50℃/hr 以下で降温する降
    温工程、の各工程よりなるヒートカーブで行なわれる請
    求項4〜6のいずれかに記載の製造方法。
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