JPH0727207Y2 - 自動車用空気調和装置の送風制御装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置の送風制御装置

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JPH0727207Y2
JPH0727207Y2 JP2186288U JP2186288U JPH0727207Y2 JP H0727207 Y2 JPH0727207 Y2 JP H0727207Y2 JP 2186288 U JP2186288 U JP 2186288U JP 2186288 U JP2186288 U JP 2186288U JP H0727207 Y2 JPH0727207 Y2 JP H0727207Y2
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JP
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resistance
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air conditioner
resistance member
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久永 平林
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置のファンモータに印加
する電圧を変化させることで、車室内へ送風する空気の
量を制御する送風制御装置に係り、特に、該送風制御装
置に取付ける温度ヒューズの改良に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車用空気調和装置の送風機の回転を制御す
る送風制御装置は、ファンモータの回転数を、例えば、
高速回転(以下Hi)、中速回転(以下M)、低速回転
(以下Lo)等に制御するものである。この制御回路は、
所定の抵抗値を有するレジスタンスを複数個直列に接続
して成り、このレジスタンスの総抵抗値を適宜変化させ
ることにより、ファンモータへの印加電圧を変えるよう
にしている。
この送風制御装置には、レジスタンスにおける発熱を冷
ますことから、例えば実開昭62−140,705号公報に開示
されているように、自動車用空気調和装置のファンスク
ロール内に設置するようにしたものがある。また、この
場合に、送風制御装置に対して空気流が当たることによ
り生じる風切り音を減少させる等の理由から、偏平な基
板上に抵抗部材を添着してなる送風制御装置が提案され
ている(実願昭62−63,993号(実開昭63−171213号公報
参照))。
この偏平な送風制御装置1について、第4図を参照して
詳述すれば、該装置1は、剛性のある偏平な電気的絶縁
基板2上に、銀合金より成るレジスタンスRを薄膜状の
所定のパターンに印刷したものである。このレジスタン
スR(R1〜3の総称)は、第1レジスタンスR1、第2レ
ジスタンスR2、第3レジスタンスR3からなり、これら各
レジスタンスR1〜3の端部には、ファンモータMの回転
数を高速(Hi)、中高速(Mh)、中低速(ML)、低速
(Lo)の4段階に切換えるための各端子T(T1〜4の総
称)が接続されている。また、この各端子Tには、切換
スイッチSW、車両のバッテリB、ファンFを回転するフ
ァンモータMが接続されてなるモータ回路8が接続され
ている。
一方、前記基板2は、第5図に示すように、母材となる
鉄板3上にガラス等の耐熱層4を電気的に施釉したいわ
ゆるホーロー板である。この基板2上には、前記レジス
タンスRが設けられ、さらにこの表面は、絶縁性を確保
する等の理由からガラス等の耐熱層5により覆われてい
る。
また、基板2上には、第6図(A)に示すように、レジ
スタンスRの導通を遮断する方形形状の導通遮断部6
と、これを架橋してレジスタンスRを導通させる半田7
とで構成され、モータロックなどの異常時にモータ回路
8を遮断する作用を行なう温度ヒューズ9が設けてあ
り、これにより、ファンモータMの焼付き等を未然に防
止するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかして、前述した従来の送風制御装置1にあっては、
温度ヒューズ9の周囲が異常に発熱したにも拘らず、温
度ヒューズ9の作動が速やかに行なわれない場合が有る
という不具合があった。
すなわち、従来の送風制御装置1に設けられた温度ヒュ
ーズ9にあっては、前述したように、銀合金より成るレ
ジスタンスRの導通を遮断する方形形状の導通遮断部6
と、これを架橋してレジスタンスRを導通させる半田7
とで構成されているが、この温度ヒューズ9の周囲が異
常に発熱した場合を想定すると、半田7はこの熱を受け
て溶融するが、この溶融した半田7は、レジスタンスR
を構成する銀合金に対してくいつきが良いことから、第
6図(B)に示すように、対向する反対方向のレジスタ
ンスR上へと吸引される。ところが、導通遮断部6が方
形形状であり、半田7とレジスタンスRとの境界線が長
く取れない等の理由から、前記溶融して相対する方向へ
と吸引された半田7が即座に両方向へと分離せずに、そ
の導通状態を維持し続ける場合がある。この場合には、
結果的に温度ヒューズ9の作動が遅れることになるとい
う問題点があった。
本考案は、上述した問題点に着目してなされたもので、
抵抗部材における異常発熱時には、即座に作動してモー
タ回路の導通を遮断する温度ヒューズを備えてなる自動
車用空気調和装置の送風制御装置を提供することを目的
とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、扁平な電気的絶縁
基板上に添着された抵抗部材の総抵抗値を適宜変化させ
ることにより、自動車用空気調和装置の送風ファン回転
用モータへの印加電圧を制御し、該モータの回転数を制
御するように構成するとともに、前記抵抗部材における
異常発熱を検知して、モータ回路を電気的に遮断する温
度ヒューズを備えてなる自動車用空気調和装置の送風制
御装置において、前記温度ヒューズを、前記抵抗部材に
おける導通遮断部に半田を架橋して構成し、前記導通遮
断部において対向する前記抵抗部材の形状を、該抵抗部
材の異常発熱時に前記温度ヒューズがモータ回路を即時
遮断するように構成したことを特徴とするものである。
(作用) 上記手段を採用すれば、導通遮断部において対向する抵
抗部材の形状を、該抵抗部材の異常発熱時に温度ヒュー
ズがモータ回路を即時遮断する形状としたので、モータ
ロックなどの異常発生時にはモータ回路が即座に遮断さ
れることとなり、安全性が飛躍的に向上する。
(実施例) 以下に、本考案に係る自動車用空気調和装置における送
風制御装置の一実施例を、図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図(A),(B),(C)は、本考案に係る一実施
例の要部を示す斜視図、第2図及び第3図は、本考案に
係る他の実施例の要部を示す図、第4図は、本考案と従
来例とに共通するモータ回路の概略構成図、第5図は、
本考案と従来例とに共通する送風制御装置の外観を示す
斜視図、第6図(A),(B)は従来例の不具合の説明
に供する図である。なお、第1〜3図と第6図とに共通
する部材間には同一符号を付し、その説明は省略する。
また、第5図及び第6図についても既に説明済であるた
め、その説明を省略する。
第1図(A),(B)に示すように、本考案に係る送風
制御装置1の基板2上には、銀合金より成る抵抗部材と
してのレジスタンスRの導通を遮断する導通遮断部6
と、これを架橋してレジスタンスRを導通させる半田7
とで構成された、モータロックなどの異常時にモータ回
路8を遮断する作用を行なう温度ヒューズ9が設けてあ
る。なお、導通遮断部6において対向するレジスタンス
Rの第1,第2端部Ra,Rbのそれぞれの形状は、その頂上
同士が対向する略山型に形成されている。また、この山
型の頂上部分の幅、該頂上の高さ及び頂上同士の距離
は、実験等により適宜適当な値が選択されるものとす
る。
このように構成すれば、モータロック等の異常が発生し
てレジスタンスRが高温に発熱した場合には、半田7が
溶融して銀合金より成るレジスタンスR上に吸引される
が、第1,第2端部Ra,Rbと半田7との境界線が長く取れ
る等の理由から、半田7はレジスタンスR上へと充分に
吸引され、この結果、第1図(C)に示すように、半田
7が速やかに2つに分離されることとなり、モータ回路
8の導通が即時に遮断される。
また、本考案に係る別の実施例が、第2図及び第3図に
示されているが、第2図に示す第2実施例は、レジスタ
ンスRの第1,第2端部Ra,Rbのそれぞれの形状を円型形
状としたものであり、一方、第3図に示す第3実施例
は、レジスタンスRの第1,第2端部Ra,Rbのそれぞれ
に、円型形状の切欠き部10を設けた形状としたものであ
る。この第2,第3実施例のどちらでも、第1,第2端部R
a,Rbと半田7との境界線が長く取れることから、所望の
目的を実現することが可能である。
なお、導通遮断部において対向する抵抗部材の形状は、
これらに限定されるものではなく、抵抗部材と半田との
境界線が長く取れる形状であれば良い。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、本考案によれば、導通
遮断部において対向する抵抗部材の形状を、該抵抗部材
の異常発熱時に温度ヒューズがモータ回路を即時遮断す
る形状としたので、モータロックなどの異常発生時には
モータ回路が即座に遮断されることとなり、安全性が飛
躍的に向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B),(C)は、本考案に係る一実施
例の要部を示す斜視図、第2図及び第3図は、本考案に
係る他の実施例の要部を示す図、第4図は、本考案と従
来例とに共通するモータ回路の概略構成図、第5図は、
本考案と従来例とに共通する送風制御装置の外観を示す
斜視図、第6図(A),(B)は、従来例の不具合の説
明に供する図である。 1…送風制御装置、2…基板、6…導通遮断部、7…半
田、8…モータ回路、9…温度ヒューズ、M…ファンモ
ータ、R…レジスタンス(抵抗部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扁平な電気的絶縁基板(2)上に添着され
    た抵抗部材(R)の総抵抗値を適宜変化させることによ
    り、自動車用空気調和装置の送風ファン回転用モータ
    (M)への印加電圧を制御し、該モータ(M)の回転数
    を制御するように構成するとともに、前記抵抗部材
    (R)における異常発熱を検知して、モータ回路(8)
    を電気的に遮断する温度ヒューズ(9)を備えてなる自
    動車用空気調和装置の送風制御装置において、 前記温度ヒューズ(9)を、前記抵抗部材(R)におけ
    る導通遮断部(6)に半田(7)を架橋して構成し、前
    記導通遮断部(6)において対向する前記抵抗部材
    (R)の形状を、該抵抗部材(R)の異常発熱時に前記
    温度ヒューズ(9)がモータ回路(8)を即時遮断する
    ように構成したことを特徴とする自動車用空気調和装置
    の送風制御装置。
JP2186288U 1988-02-23 1988-02-23 自動車用空気調和装置の送風制御装置 Expired - Lifetime JPH0727207Y2 (ja)

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JP5489777B2 (ja) * 2010-02-25 2014-05-14 京セラ株式会社 抵抗温度ヒューズパッケージ、並びに抵抗温度ヒューズ

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