JPH0724607U - 自動車空調機の送風機制御用抵抗器 - Google Patents

自動車空調機の送風機制御用抵抗器

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JPH0724607U
JPH0724607U JP5638993U JP5638993U JPH0724607U JP H0724607 U JPH0724607 U JP H0724607U JP 5638993 U JP5638993 U JP 5638993U JP 5638993 U JP5638993 U JP 5638993U JP H0724607 U JPH0724607 U JP H0724607U
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JP
Japan
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resistor
thermistor element
ptc thermistor
resistance
air conditioner
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Pending
Application number
JP5638993U
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English (en)
Inventor
亮 加山
憲治 杉本
Original Assignee
ミクロン電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送風機制御用抵抗器の温度過昇に対する安全
性を確保するとともに、異常原因が除去されれば、安全
機能も自動的に復帰するようにする。 【構成】 複数の抵抗素子が形成された抵抗箔21を2枚
の両面絶縁化金属板22a,22bで挾んだ薄型抵抗器23
と、一対の電極板24a,24bで挾み込んだPTCサーミ
スタ素子25とを重ねて配置し、複数の抵抗素子とPTC
サーミスタ素子25が直列に接続されるように、支持基板
27に植設された複数の外部接続端子26を抵抗素子とPT
Cサーミスタ素子の電極板24a,24bに接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車に搭載される空調機の送風機制御用抵抗器に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
この種の送風機制御用抵抗器の電気回路及びその駆動回路を図5に示す。Aは 送風機制御用抵抗器、1はモータ、2はバッテリー、3は電源スイッチ、4は電 流ヒューズ、5は送風調節用の切換スイッチである。
【0003】 送風機制御用抵抗器Aは、温度ヒューズ6、抵抗素子7,8,9が直列に接続 され、入力部、抵抗素子7,8,9の各接続点及び出力部が外部接続端子a,b ,c,d,eにそれぞれ接続されている。また、端子b〜eはそれぞれ切換スイ ッチ5のH(高速),MH(中高速),ML(中低速)及びL(低速)の各切換端子に接続 される。なお、外部接続端子a,bは共通にしてもよい。
【0004】 このような回路において、電源スイッチ3を閉成し、切換スイッチ5を切換端 子Lに接続すると、モータ1に3個の抵抗素子7,8,9が直列に挿入されるの で、モータ1の両端電圧は最も低くなり、従って、低速回転となる。切換スイッ チ5を切換端子ML,MH,H側に切り換えるほどモータの両端電圧は高くなり、 回転は高速となる。そして、モータ回転速度に応じて空調機における送風の強弱 が決まることは言うまでもない。
【0005】 図6は、従来の送風機制御用抵抗器Aを示したもので、抵抗素子7,8,9を 集合し2枚のヒートシンク12で挾んだ薄型抵抗器11を、支持基板13に植設した複 数の外部接続端子14で支持しており、また、温度ヒューズ6は、板バネ15の先端 を抵抗素子7の一端16に低融点合金17で接合した構造となっている。
【0006】 そこで、モータロック時など、モータファンの送風による強制空冷がなくなっ て送風機制御用抵抗器Aが高温になると、低融点合金17が溶融して板バネ15のバ ネ性によりその先端が抵抗素子の一端16から離れ、回路が開成することから、火 災等の事故を未然に防ぐことができるようになっている。そのあと、ユーザーが 針金などを用いて板バネ15を固縛したり、通常の半田などを使用して修復したり すると危険であるから、容易に修復できない構造となっているのが一般的である 。従って、温度ヒューズ6が一度切れると、ユーザーは送風機制御用抵抗器Aを 交換せざるを得ない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、モータの低温起動時のシャフトロックや軽量な異物のファン羽 根への引っ掛かりなどで、一時的にモータロック状態となっても、温度ヒューズ は作動して回路断が起こり得る。その後、簡単に正常に戻るような場合でも、温 度ヒューズの溶断で送風機制御用抵抗器Aの交換を必要とするという問題があっ た。
【0008】 本考案は、上記従来技術の問題点を解決しようとするもので、温度過昇に対す る安全性を確保するとともに、異常原因が除去されれば、安全機能も自動的に復 帰するようにした自動車空調機の送風機制御用抵抗器を提供することを目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案の送風機制御用抵抗器は、複数の抵抗素子 が形成された抵抗箔をそれぞれ両面が絶縁化された2枚の金属板で挾んでなる薄 型抵抗器と、前記金属板の一方に接触して配置された電極板と他の電極板とで挾 み込まれたPTCサーミスタ素子と、前記複数の抵抗素子及びPTCサーミスタ 素子が直列に接続されるように抵抗素子及びPTCサーミスタ素子の電極板にそ れぞれ接続された複数の外部接続端子を植設した支持基板とから構成される。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、モータロック等で送風機制御用抵抗器の温度が上昇し、P TCサーミスタ素子のキュリーポイント以上になるとPTCサーミスタ素子の抵 抗値が急激に上昇するので、回路に流れる電流が制限されて発熱が抑えられる。 モータロックが一時的なときは、その異常原因はやがて解除され、以下、正常の 安全機能を維持することになる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例の 送風機制御用抵抗器Bを示したもので、複数の抵抗素子が形成された抵抗箔21を それぞれ両面が絶縁化された2枚の金属板22a,22bで挾んでなる薄型抵抗器23 と、一方の金属板22bに接触して配置された電極板24aと他の電極板24bとで挾 み込まれたPTCサーミスタ素子25と、複数の抵抗素子及びPTCサーミスタ素 子25が直列に接続されるように抵抗素子及びPTCサーミスタ素子の電極板24a ,24bにそれぞれ接続された複数の外部接続端子26を植設した支持基板27とから 構成されている。
【0012】 図2は、図1の送風機制御用抵抗器Bの電気回路及びその駆動回路を示したも のである。なお駆動回路は、図5と同一構成として同一符号を付してある。ここ で、PTCサーミスタ素子25は図5における温度ヒューズ6と抵抗素子7とを合 わせた機能を持っている。すなわち、PTCサーミスタ素子25は、そのキュリー ポイント以下の温度では、略予め設定した抵抗値を有し、キュリーポイント以上 の温度になると抵抗値が急激に上昇し、流れる電流が制限される。従って、温度 上昇も抑えられる。
【0013】 図3は、図1の送風機制御用抵抗器Bの分解図である。抵抗箔21は、エッチン グ又はプレス加工により抵抗素子8,9が形成され、両面が絶縁化された2枚の 金属板22a,22bにより挾まれる。またPTCサーミスタ素子25は一対の電極板 24a及び24bにより挾み込まれ、一方の電極板24aが金属板22bに接触するよう にして重ねられる。そして、電極板24bに設けた爪31a,31bを折り曲げて、図 4に示したような抵抗組立体32を構成する。この抵抗組立体32は、支持基板27に 予め植設された外部接続端子26に接合され、機械的支持及び電気的接続が行われ る。
【0014】 このように構成された本実施例では、正常動作時はPTCサーミスタ素子のキ ュリーポイント以下の温度で動作するように設定してあるので、PTCサーミス タ素子は抵抗体として機能する。そして、モータロック等の発生で送風機制御用 抵抗器Bの温度がキュリーポイント以上に上昇すると、抵抗値が急激に高くなり 、電流を抑制して発熱を抑えることができる。また、一時的なモータロック状態 を脱して正常に復帰したとき、一時スイッチを断してPTCサーミスタ素子を常 温に戻し、スイッチを再投入すれば、安全機能を維持することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、次のような効果を奏する。
【0016】 (1) 安全機能自動復帰型抵抗器である。一時的なモータロック等で安全機能が 作動しても、モータ等が正常に復帰したときは安全機能も自動的に回復し、送風 機制御用抵抗器自体を取り換える必要がなく、極めて経済的である。
【0017】 (2) 一般ユーザーでの抵抗器の修復が不可能である。恒久的なモータロック等 の場合でも、送風機制御用抵抗器の異常は外観上発見できないので、従来のよう な、ユーザーによる危険な修復は不可能で、安全性が向上する。
【0018】 (3) PTCサーミスタ素子の抵抗変化の応答速度が速い。L及びML運転では 、PTCサーミスタ素子への過負荷印加比率が小さいため、PTCサーミスタ素 子の自己発熱だけではキュリーポイントをオーバーさせることが困難となったり 、応答速度が遅くなったりする。そこで、本考案では、PTCサーミスタ素子を LやML用抵抗素子に近接して配置しているので応答性が速く、表面温度500℃以 下で、PTCサーミスタ素子のキュリーポイントに達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の送風機制御用抵抗器の断面
図である。
【図2】同送風機制御用抵抗器及びその駆動回路の回路
図である。
【図3】同実施例の分解斜視図である。
【図4】同実施例の抵抗組立体と支持基板の斜視図であ
る。
【図5】従来例の送風機制御用抵抗器及びその駆動回路
の回路図である。
【図6】従来例の構成図である。
【符号の説明】
21 … 抵抗箔、 22a,22b … 金属板、 23 … 薄型抵抗
器、 24a,24b … 電極板、 25 … PTCサーミスタ素
子、 26 …外部接続端子、 27 … 支持基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の抵抗素子が形成された抵抗箔をそ
    れぞれ両面が絶縁化された2枚の金属板で挾んでなる薄
    型抵抗器と、前記金属板の一方に接触して配置された電
    極板と他の電極板とで挾み込まれたPTCサーミスタ素
    子と、前記複数の抵抗素子及びPTCサーミスタ素子が
    直列に接続されるように前記抵抗素子及びPTCサーミ
    スタ素子の電極板にそれぞれ接続された複数の外部接続
    端子を植設した支持基板とからなることを特徴とする自
    動車空調機の送風機制御用抵抗器。
JP5638993U 1993-10-19 1993-10-19 自動車空調機の送風機制御用抵抗器 Pending JPH0724607U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162300A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162300A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
JP4573768B2 (ja) * 2005-12-13 2010-11-04 三井金属鉱業株式会社 ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置

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