JPH08316009A - 抵抗器 - Google Patents

抵抗器

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JPH08316009A
JPH08316009A JP12253595A JP12253595A JPH08316009A JP H08316009 A JPH08316009 A JP H08316009A JP 12253595 A JP12253595 A JP 12253595A JP 12253595 A JP12253595 A JP 12253595A JP H08316009 A JPH08316009 A JP H08316009A
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JP
Japan
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current
carrying member
resistor
substrate
electric
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Application number
JP12253595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Murata
浩幸 村田
Nobutaka Yamamoto
修孝 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KARUSONITSUKU KOWA KK
Marelli Corp
Original Assignee
KARUSONITSUKU KOWA KK
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外力により遮断部10bを構成する通電部材
14が変形しにくい抵抗器を得る。 【構成】 抵抗器1aを構成する基板2の表面に、それ
ぞれが所定の抵抗値を有する電路を設ける。電路3aの
途中に水平方向に亙って設けた不連続部11を挟む1対
の中間端部同士の間に通電部材14の両端を掛け渡し、
遮断部10bを構成する。このうち、一方の中間端部に
通電部材14の一方の端部を、他方の中間端部に通電部
材14の他方の端部を、それぞれ半田付け固定する。通
電部材14は半田の溶融と共に、基板2から離れて重力
により落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の抵抗器は、例えば自動車
用空気調和装置に組み込まれて送風ファンを駆動する電
動モータに印加する電圧を制御し、車室内に送り込む送
風量を調節する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の冷暖房を行なう為の自動車
用空気調和装置には、送風ファンが組み込まれ、冷暖房
時にはこの送風ファンにより吸引した空気を、エバポレ
ータやヒータコアを配置したダクト内に送り込む。そし
て、このダクト内で所望の温度に調整された空気(冷風
或は温風)を車室内に送り込む。又、このダクト内に
は、上記送風ファンを駆動する電動モータの回転速度を
制御する抵抗器を設けている。
【0003】図3〜5は、実開平1−125707号公
報に記載された従来の抵抗器の第1例を示している。こ
の抵抗器1は、基板2の表面に、それぞれが所定の抵抗
値を有する複数の電路3a〜3cを構成する、導電材製
の薄膜を添着している。そして、これら電路3a〜3c
の端部を、上記基板2の端縁に設けた複数の端子4、4
の何れかに接続している。
【0004】即ち、この抵抗器1は図3に示す様なモー
タ回路5に接続されており、上記電路3a〜3cにより
得られる抵抗値を、スイッチ8の切り換えに基づいて適
宜変化させる事により、送風ファン6を駆動する電動モ
ータ7への印加電圧を調節する。そして、この電動モー
タ7の回転速度を調節し、車室内に送り込む送風量を調
節する。
【0005】又、上記抵抗器1を構成する基板2の一部
には、上記電動モータ7のロックやショート等の故障の
際に作動する遮断部10を設けている。この遮断部10
は、上記電路3aの途中に設けた不連続部11を挟む1
対の中間端部同士の間に、通電部材9を設ける事により
構成している。この通電部材9の基端部は図4に示す様
に、基板2に対しねじにより固定し、先端部は低融点金
属である半田により上記基板2の表面に固定して、上記
不連続部11の導通を図っている。
【0006】送風ファン6を駆動する電動モータ7がロ
ックやショートをした場合には、ダクト内に設けられた
抵抗器1に通風されなくなってこの抵抗器1の温度が上
昇したり、或は上記モータ回路5から抵抗器1の端子
4、4を通じて、電路3aに過電流が流れる。そして、
通風停止に基づく温度上昇や過電流に基づくジュール発
熱により、上記遮断部10に設けた通電部材9の先端部
と電路3aの中間端部とを固定している半田を溶かす。
通電部材9の先端部には、上記基板2から離れる方向の
弾力が付与されている為、半田の溶融と共にこの先端部
が外れ、この半田及び上記通電部材9により確保されて
いた電路3aの導通が断たれる。この結果、モータ回路
5の通電も遮断され上記電動モータ7の焼き付き等を未
然に防止する。
【0007】次に、図6は、やはり実開平1−1257
07号公報に記載された従来構造の第2例を示してい
る。この第2例の構造では、上記通電部材9(図3〜
5)の代りに、抵抗器1を構成する基板2の不連続部1
1に凹部12を形成し、この凹部12に鋼球13を設
け、遮断部10aとしている。この遮断部10aは、半
田が溶けた際に、この鋼球13を落下させる事で電路3
aを遮断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した様
な従来構造のうち、図3〜5に示した第1例の構造で
は、基板2に取付後の通電部材9が、図4〜5に示す様
に基板2の表面から大きく突出してしまう。この為、こ
の通電部材9を備えた抵抗器1をモータの制御回路中に
組み付ける場合に、上記突出部分がダクトの挿入口に引
っ掛かったり、他の部品との接触による外力の影響によ
り、変形する恐れがある。又、通常状態での繰り返し使
用に伴う通電部材9等の加熱、冷却により、この通電部
材9の先端部と電路3aとを接続している半田に亀裂等
の損傷が発生し、上記通電部材9が自由状態に向け弾性
変形して、通電が断たれる可能性がある。
【0009】又、上記通電部材9は、長期に亙る使用に
伴う温度変化に拘らず安定した弾性(弾力)を発揮すべ
く、自身の発熱に伴う熱による影響により弾性が劣化し
ない程度の耐熱性も要求される。この為、通電部材9の
材料費及び製造コストが高くなってしまう。更に、この
通電部材9を基板2に半田付けする場合には、手指によ
り抑えながら(通電部材9の弾力に抗して)行なわなけ
ればならない為、遮断部10の組立作業が面倒である。
【0010】これに対して、図6に示した第2例の構造
は、通電部材として熱による影響を受けない小型の鋼球
13を使用している為、取付スペースが小さく基板2の
表面から突出せず、特に面倒な組立作業を必要としな
い。しかし、この構造では、基板2の表面に上記鋼球1
3を設ける凹部12を形成する作業が必要になり、この
面から製造作業が面倒になる。又、鋼球13の重量が小
さい為、半田が溶融した場合でも、溶融した半田の表面
張力の影響により、鋼球13の落下が必ずしも確実に行
なわれず、遮断部10aの作動が不確実になる可能性が
ある。本発明の抵抗器は、上述の様な問題点を解消すべ
く考えたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の抵抗器は、少な
くとも表面を絶縁材により覆われた基板と、この基板の
少なくとも片面に添着された導電材製の薄膜により構成
され、それぞれが所定の抵抗値を有する複数の電路と、
それぞれが何れかの電路の端部に導通した状態で上記基
板の端縁に設けられた複数の端子と、少なくとも1本の
電路の途中に設けられ、温度上昇に伴って当該電路を遮
断する遮断部とを備えている。そして、上記遮断部は、
当該電路の途中に水平方向に亙って設けられた不連続部
と、上記電路の途中でこの不連続部を挟む部分に存在す
る1対の中間端部と、これら中間端部同士を導通する通
電部材とを備えている。
【0012】特に、本発明の抵抗器に於いては、上記通
電部材は水平方向両端のうちの一方の端部を上記1対の
中間端部のうちの一方の中間端部に、水平方向両端のう
ちの他方の端部を上記1対の中間端部のうちの他方の中
間端部に、それぞれ低融点金属により接続固定されてい
る。
【0013】
【作用】本発明の抵抗器に使用する通電部材は、熱劣化
しない金属板により造られ、しかも基板の表面から大き
く突出しない。この為、外力の影響を受けにくく変形し
にくい。又、自身の発熱による劣化もない。この結果、
長期間に亙り遮断部としての機能を十分に発揮できる。
更に、金属板製の通電部材の重量を十分に確保できるの
で、低融点金属の溶融時にこの通電部材を確実に落下さ
せて、電路を遮断できる。
【0014】
【実施例】図1〜2は、本発明の抵抗器の実施例を示し
ている。本発明の抵抗器1aは、少なくとも表面をセラ
ミック或はホーロー等の絶縁材により覆われた基板2の
表面に、導電材製の薄膜を添着する事で、それぞれが
(互いに異なる)所定の抵抗値を有する複数の電路3
a、3b、3c(図3参照。図1〜2には遮断部10b
を設ける電路3aのみ示す。)を設ける事により造られ
ている。本発明の特徴は、この様な抵抗器1aの遮断部
10bの構造に特徴がある。その他の部分の構成及び作
用は前述した従来構造と同様である為、同等部分に関す
る重複する図示及び説明を省略若しくは簡略にし、以
下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0015】上記遮断部10bを構成する通電部材14
は、導電性を有する金属板により造られている。この通
電部材14は、金属板を凸字形に折り曲げる事で造られ
ており、その上下両端部には、1対の側板部16a、1
6bを設けている。言い換えれば、これら両側板部16
a、16bを、断面コ字形の主部15で連続させた鞍型
の形状に、上記通電部材14を構成している。そして、
この様に形成された通電部材14の上側(図1〜2の上
側)の側板部16aを、導電材製の薄膜により構成され
る電路3aの途中に水平方向(図1の左右方向)に亙っ
て設けられた不連続部11に、掛け渡す様に接続してい
る。即ち、上記電路3aの途中に上記不連続部11を挟
んで設けられた、1対の中間端部のうちの一方(図1の
左側)の中間端部に上記側板部16aの水平方向両端の
うちの一方(図1の左方)の端部を半田付け固定し、他
方(図1の右方)の中間端部にこの側板部16aの水平
方向両端のうちの他方(図1の右方)の端部を半田付け
固定している。
【0016】従って、この通電部材14は図1の斜格子
で示す部分で、上記1対の中間端部に半田付け固定さ
れ、基板2に対して吊り下げ式に接続固定されている。
この様に、半田付けを上記斜格子部分のみ(部分半田付
け)で行なうのは、本発明は上記通電部材14の重量を
利用した重力落下方式により、温度上昇時に遮断部10
bを機能させる為、全体を半田付けすると、半田溶融時
に溶けた半田の表面張力の影響により、上記通電部材1
4が落下しにくくなる為である。尚、上記基板2の表面
にスクリーン印刷等により形成する電路3a(及び、電
路3b、3c)は、例えば銀−パラジウム合金等の導電
材を使用しているが、この電路3aの途中に設ける1対
の中間端部の端縁部は銀により形成し、吊り下げ式に固
定される通電部材14と各中間端部との半田付けを確実
に行なえる様にしている。又、上記不連続部11の距離
xは通電部材14の幅寸法を大きくしない様に、温度上
昇時に電路遮断が確実に行なわれる限り、あまり長くし
ない方が好ましい。
【0017】この様な、通電部材14を備えた本発明の
抵抗器の作用は、次の通りである。送風ファン6(図
3)を駆動する電導モータ7のロック等の異常時には、
この抵抗器1aへの通風停止によりその温度が上昇した
り、或は電路3aに流れる過電流に基づくジュール発熱
により、通電部材14の側板部16aの両端と基板2と
を固定していた半田が溶ける。上述した様に、この通電
部材14は上側の側板部16aのみで基板2に対して固
定されている為、半田の溶融により上記通電部材14
が、基板2から離れて重力により落下する。この際に、
溶けた半田の表面張力が通電部材14に作用するが、通
電部材14は金属板により造られている為、この通電部
材14の重量が上記表面張力よりも勝って(重量>表面
張力)、この通電部材14が確実に落下する。従って、
通電部材14の両端と上記中間端部同士との接続が外
れ、この通電部材14により接続されていた電路3aが
遮断される。この結果、モータ回路5(図3)への通電
も遮断され、故障した電動モータ7の焼き付き等を未然
に防止できる。尚、本実施例では、通電部材14の形状
を、半田付け時に基板2に水平に置いて容易に行なえる
(姿勢が安定する)鞍型としているが、勿論、本発明
は、この鞍型形状に限定されず単に平板状の金属板を通
電部材としても良い。この場合、使用する通電部材は、
半田の溶融により、基板2から容易に落下するだけの重
量を有する事は勿論である。
【0018】本発明の抵抗器1aの遮断部10bを構成
する通電部材14は、特に基板2の表面から大きく突出
しない(特に通電部材を平板状とすれば、殆ど突出しな
い)為、基板2の表面は、ほぼ平坦になっている。しか
も、この通電部材14は十分な剛性を有する金属板によ
り造られている為、仮に周囲の部材と接触しても変形す
る事はない。又、熱の影響により劣化する事もない。こ
の結果、遮断部10bとしての機能を十分に発揮する事
ができる。
【0019】尚、上述した実施例は、本発明の抵抗器を
自動車用空気調和装置に使用する事を例に説明したが、
本発明の抵抗器はこれに限定されず、他の各種電気機器
への通電を制御する場合にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明の抵抗器は、以上の通り構成され
作用するので、安定した機能を得て、抵抗器を設けた電
気機器の信頼性向上を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗器の実施例を示す、部分拡大正面
図。
【図2】図1の右方から見た側面図。
【図3】従来の抵抗器を組み込んだ送風機の制御回路を
示す回路図。
【図4】従来の遮断部の第1例を示す、図3の拡大A−
A断面図。
【図5】図4のB−B断面図。
【図6】従来の遮断部の第2例を示す、図5と同様の
図。
【符号の説明】
1、1a 抵抗器 2 基板 3a、3b、3c 電路 4 端子 5 モータ回路 6 送風ファン 7 電動モータ 8 スイッチ 9 通電部材 10、10a、10b 遮断部 11 不連続部 12 凹部 13 鋼球 14 通電部材 15 主部 16a、16b 側板部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面を絶縁材により覆われた
    基板と、この基板の少なくとも片面に添着された導電材
    製の薄膜により構成され、それぞれが所定の抵抗値を有
    する複数の電路と、それぞれが何れかの電路の端部に導
    通した状態で上記基板の端縁に設けられた複数の端子
    と、少なくとも1本の電路の途中に設けられ、温度上昇
    に伴って当該電路を遮断する遮断部とを備えた抵抗器に
    於いて、上記遮断部は、当該電路の途中に水平方向に亙
    って設けられた不連続部と、上記電路の途中でこの不連
    続部を挟む部分に存在する1対の中間端部と、これら中
    間端部同士を導通する通電部材とを備え、この通電部材
    は水平方向両端のうちの一方の端部を上記1対の中間端
    部のうちの一方の中間端部に、水平方向両端のうちの他
    方の端部を上記1対の中間端部のうちの他方の中間端部
    に、それぞれ低融点金属により接続固定されている事を
    特徴とする抵抗器。
JP12253595A 1995-05-22 1995-05-22 抵抗器 Pending JPH08316009A (ja)

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