JPH07269272A - 既設管撤去および新設管構築用シールド工法 - Google Patents

既設管撤去および新設管構築用シールド工法

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JPH07269272A
JPH07269272A JP8561994A JP8561994A JPH07269272A JP H07269272 A JPH07269272 A JP H07269272A JP 8561994 A JP8561994 A JP 8561994A JP 8561994 A JP8561994 A JP 8561994A JP H07269272 A JPH07269272 A JP H07269272A
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Kazuhisa Nakajima
和久 中島
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設管の周りを任意断面に掘削し、既設管を
撤去するとともに、任意断面のトンネルを施工し得る既
設管撤去および新設管構築用シールド工法を提供するこ
と。 【構成】 既設管25の外側に、既設管25の周りにこ
れと非接触で偏心回転可能なカッタ4を有するシールド
機1を設置し、前記カッタ4により既設管25の周りを
任意断面に掘削し、掘削後、シールド機1を推進させ、
トンネル掘削後、シールド機内2で既設管25を切断
し、撤去するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設管撤去および新設
管構築用シールド工法に係り、さらに詳しくは既設の下
水道や上水道等のトンネルが古くなって改修が必要とな
った場合に、既設管を撤去したり、撤去と同時に任意断
面形状のトンネルを掘削し、新設管を構築するシールド
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円形断面の既設管を撤去し、再び
円形断面の新設管を施工して行く工法はあったが、断面
矩形や、楕円形または馬蹄形等の任意断面のトンネルを
掘削し、任意断面の新設管を構築するシールド工法は存
在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来技術
では既設管を撤去後、使用目的に合わせて任意断面形状
の新設管を構築することができなかった。
【0004】本発明の目的は、上記の事情に鑑み提案さ
れたもので、その目的とするところは、既設管の周りを
任意断面に掘削し、既設管を撤去するとともに、任意断
面のトンネルを施工し得る既設管撤去および新設管構築
用シールド工法を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は既設管を撤去す
ると同時に、任意断面の新設管を構築し得る既設管撤去
および新設管構築用シールド工法を提供することにあ
る。
【0006】さらに、本発明の他の目的はより一層良好
に施工し得る既設管撤去および新設管構築用シールド工
法を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は撤去前の残余
の既設管を利用して、能率良く新設管を構築し得る既設
管撤去および新設管構築用シールド工法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は既設管25の外側に、既設管25の周りに
これと非接触で偏心回転可能なカッタ4を有するシール
ド機1を設置し、前記カッタ4により既設管25の周り
を任意断面に掘削し、掘削後、シールド機1を推進さ
せ、トンネル掘削後、シールド機内2で既設管25を切
断し、撤去するようにしたものである。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明は
既設管25の外側に、既設管25の周りにこれと非接触
で偏心回転可能なカッタ4を有するシールド機1を設置
し、前記カッタ4により既設管25の周りを任意断面に
掘削し、掘削後、シールド機1を推進させ、トンネル掘
削後、シールド機内2で既設管25を切断し、撤去する
とともに、シールド機内2に新設管構築用の資材31を
搬入し、新設管32を構築して行くようにしたものであ
る。
【0010】さらに、前記目的を達成するため、本発明
は前記既設管25の周りを掘削後、シールド機1の推進
時に、シールド機1のバルクヘッド3に取り付けられた
付着物除去手段により、既設管25にこびりついている
裏込材等の付着物28を取り除くようにしたものであ
る。
【0011】さらに、前記目的を達成するため、本発明
は前記既設管25の外周とシールド機1のバルクヘッド
3の開口部19との間を、既設管25の長さ方向に所定
の間隔をおいて設けられたシール部材20により区画
し、この区画された空間に半固形物を埋め込んでシール
するようにしたものである。
【0012】さらに、前記目的を達成するため、本発明
はシールド機内1に、撤去前の残余の既設管25の内部
26を通して新設管構築用の資材31を搬入するように
したものである。
【0013】
【作用】本発明では、既設管25の外側に、既設管25
の周りにこれと接触しないで偏心回転可能なカッタ4を
有するシールド機1を設置する。そして、前記カッタ4
により既設管25の周りを任意断面に掘削し、掘削後、
シールド機1を推進させる。これにより、既設管25の
周りに使用目的に合わせて断面円形のトンネルはもとよ
り、断面矩形,楕円形,馬蹄形等、任意断面のトンネル
を掘削することができる。
【0014】前記トンネルを掘削し、シールド機1を推
進後、シールド機内2で既設管25を切断し、その破砕
管をシールド機1の外部に搬出し、撤去する。
【0015】これと同時に、シールド機内2に分割され
た状態のセグメント等の新設管構築用の資材31を搬入
して組み立て、新設管32を構築して行く。これによ
り、既設管25の撤去と同時に、新たに掘削されたトン
ネルに沿って任意断面の新設管32を構築することがで
きる。
【0016】さらに、本発明では既設管25の周りを掘
削後、シールド機1の推進時に、シールド機1のバルク
ヘッド3に取り付けられた付着物除去手段により、既設
管25にこびりついている裏込材等の付着物28を取り
除く。これにより、既設管25の切断作業を能率良く、
かつ安全に進めることができる。
【0017】さらに、本発明では既設管25の外周とシ
ールド機1のバルクヘッド3の開口部19との間を、既
設管25の長さ方向に所定の間隔をおいて設けられたシ
ール部材20により区画する。そして、前記区画された
空間にグリース等の半固形物を埋め込んでシールする。
これにより、シールド機1の前方からシールド機内2へ
のごみやほこり等の異物の侵入を防ぐことができ、シー
ルド機内2の作業環境を改善することができる。
【0018】さらに、本発明ではシールド機内2に、撤
去前の残余の既設管25の内部26を通して、分割され
たセグメントやその接続機材等の新設管構築用の資材3
1を搬入する。これにより、撤去前の残余の既設管25
を利用して、シールド機内2に新設管構築用の資材31
を簡便に運び込むことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,図2は本発明の第1実施例を示すもので、
図1は既設管を撤去している状態の既設管およびシール
ド機の縦断側面図、図2は図1の正面図である。
【0020】これらの図に示す第1実施例では、シール
ド機1により断面円形の既設管25の周りに断面馬蹄形
のトンネル30を掘削するようにしている。
【0021】この実施例で用いているシールド機1は、
カッタ4と、スクリューコンベア等の排土装置12と、
土砂圧送装置14と、反力盤16と、シールドジャッキ
17と、掘削方向制御用ジャッキ18と、シールド機1
のバルクヘッド3に設けられたシール部材20とシール
部材兼付着物除去手段であるブラシ21の組と、半固形
物であるグリース23を供給するグリース管22と、既
設管25の切断機であるワイヤソー24とを備えてい
る。
【0022】前記シールド機1の本体の外形と、カッタ
4の外形は、掘削すべきトンネルの断面形状に対応させ
て、この実施例では馬蹄形に形成されている。
【0023】前記カッタ4は、カッタ台5と、これの前
面に多数配列された掘削ビット6とを有している。前記
カッタ台5の中心部には、穴7が設けられている。この
穴7は、図2から分かるように、既設管25の外径より
も大きく、かつ既設管25の中心O1 に対して偏心位置
2 に設けられており、カッタ4が偏心回転しても既設
管25に接触しないように、隙間8が形成されている。
前記カッタ台5の背面には、図2に示すように、軸9が
4本取り付けられている。各軸9は、矩形の隅角部に相
当する位置に設けられている。各軸9には、回転子10
が取り付けられており、各回転子10は当該軸9の中心
3 に対して偏心位置O4 に設けられている。各回転子
10は、駆動モータ11に連結されている。各駆動モー
タ11は、同じ方向に同期的に回転するようになってい
る。その結果、カッタ4は駆動モータ11を一斉に駆動
させることにより、回転子10および軸9を通じて回転
駆動され、既設管25の中心O1 に対して偏心位置O2
を回転中心として偏心回転し、馬蹄形のトンネル30を
掘削し得るようになっている。なお、図2中では掘削ビ
ットが省略されている。
【0024】前記排土装置12は、カッタ4により掘削
された土砂を取り込み、排土口13を通じて次の土砂圧
送装置14に引き渡すようになっている。
【0025】前記土砂圧送装置14は、ポンプ配管15
を通じて土砂ポンプ(図示せず)に連結されている。そ
して、この土砂圧送装置14は前記排土装置12から受
け取った土砂を、ポンプ配管15および土砂ポンプを通
じてシールド機1の反力盤16の後方に埋め戻すように
なっている。
【0026】前記反力盤16は、シールド機1の後方部
に取り付けられている。
【0027】前記シールドジャッキ17は、地山を掘削
後、前記反力盤16に反力を取ってシールド機1を推進
させる。
【0028】前記掘削方向制御用ジャッキ18は、トン
ネル30の掘削時、シールド機1の前方部の方向を制御
し、掘削方向を制御する。
【0029】前記シール部材20とブラシ21は、図1
に示すように、既設管25の長さ方向に所定の間隔をお
いて配置され、バルクヘッド3の後方部と前方部に設け
られている。そして、前記シール部材20とブラシ21
とにより、シールド機1のバルクヘッド3の前方部と前
方部間に区画された空間が形成されている。また、前記
ブラシ21はシールド機1の推進時に、既設管25に付
着している裏込材等の付着物28をかき取って除去す
る。
【0030】前記グリース管22は、グリース供給装置
(図示せず)に連結されていて、前記シール部材20と
ブラシ21により区画された空間に、半固形物であるグ
リース23を供給し、シールするようになっている。
【0031】前記ワイヤソー24は、既設管25の周り
にトンネル30を掘削後、シールド機内2で既設管25
を切断し、破砕するようになっている。
【0032】前記既設管25の内部26には、破砕管2
7の搬出装置として、トロッコ29が走行可能に配置さ
れている。
【0033】この第1実施例において、シールド機1や
ワイヤソー24およびトロッコ29を用いて既設管25
を撤去し、新設管構築用のトンネル30を掘削するに
は、次のように行う。
【0034】まず、撤去すべき既設管25の外側に、シ
ールド機1を設置し、シールド機内2にワイヤソー24
を配備し、既設管25の内部26にはトロッコ29を配
置し、待機させる。そして、あらかじめシールド機1の
バルクヘッド3に設けられたシール部材20とブラシ2
1により区画された空間に、グリース管22を介してグ
リース23を詰めてシールし、地山掘削時にシールド機
1の前方からシールド機内2にごみやほこり等の異物が
侵入しないようにする。
【0035】ついで、カッタ4の各駆動モータ11を同
じ方向に同期的に回転させる。これにより、回転子10
および軸9を介して、馬蹄形のカッタ台5が既設管25
の中心O1 に対して偏心位置O2 を回転中心として偏心
回転する。前記カッタ台5には穴7が設けられていて、
既設管25の外周と穴7間に、カッタ台5が偏心回転し
ても既設管25に接触しないように隙間8が形成されて
いる。したがって、カッタ4は既設管25の周りにこれ
と非接触で偏心回転し、カッタ台5に多数配列された掘
削ビット6により地山が掘削される。掘削された土砂
は、排土装置12内に取り込まれ、この排土装置12に
より搬送され、排土口13を通じて土砂圧送装置14に
引き渡される。前記土砂圧送装置14は、排土装置12
から受け取った土砂をポンプ配管15を通じてシールド
機1の後方部に排出し、埋め戻す。
【0036】このようにして、既設管25の周りの所定
範囲の地山を掘削後、シールドジャッキ17を伸長さ
せ、反力盤16に反力を取り、シールド機1を推進させ
る。ついで、シールドジャッキ17を縮小させ、反力盤
16を前進させる。これにより、既設管25の周りに、
所定長さにわたってこの実施例では馬蹄形のトンネル3
0を掘削することができる。また、シールド機1を推進
させたとき、バルクヘッド3に設けられているブラシ2
1により、既設管25の周りに付着している裏込材等の
付着物28をかき取り、除去する。これにより、既設管
25の切断作業を能率良く、かつ安全に進めることが可
能となる。
【0037】既設管25の周りに任意長さのトンネル3
0を掘削後、シールド機内2でワイヤソー24により既
設管25を切断し、破砕する。そして、その破砕管27
を残余の既設管25の内部26で待機中のトロッコ29
に積み込み、既設管25の外部に搬出し、既設管25を
撤去して行く。
【0038】既設管25を所定区間にわたって撤去した
のち、シールド機内2に新設管構築用の資材を搬入し、
シールド機1の後方で組み立て、新設管(この実施例で
は省略)を構築する。
【0039】以上の作業を繰り返して行うことにより、
既設管25の周りに馬蹄形のトンネル30を掘削し、既
設管25を撤去すると同時に、トンネル30の形状に沿
って馬蹄形の新設管を構築することが可能となる。
【0040】次に、図3は本発明の第2実施例を示すも
ので、既設管の撤去と同時に新設管を構築している状態
における既設管,シールド機および新設管の縦断側面図
である。
【0041】この図3に示す第2実施例では、既設管2
5の外側にシールド機1を設置し、シールド機内2にセ
グメント組立装置(図示せず)を配備して置く。そし
て、シールド機1により既設管25の周りにトンネル3
0を掘削して行き、所定長さにわたって既設管25を撤
去したのち、既設管25の残余の部分の内部26を通し
てトロッコ29を走行させ、シールド機内2に分割した
状態のセグメントやこれの接続機材等の新設管構築用の
資材31を搬入する。これにより、撤去前の既設管25
の残余の部分を利用して、新設管構築用の資材31をシ
ールド機内2に簡便に搬入することができる。
【0042】ついで、シールド機内2の後部でセグメン
ト組立装置によりセグメントを組み立て、新設管32を
施工する。トンネル30内に新設管32を構築した場合
に、残った断面部分は埋め戻す。
【0043】続いて、カッタ4で地山を掘削後、構築さ
れた新設管32に反力を取り、シールドジャッキ17を
働かせてシールド機1を推進させる。
【0044】以上の作業を繰り返して行うことによっ
て、既設管25の撤去と同時に、新たに掘削されたトン
ネル30に沿って任意断面の新設管32を構築すること
が可能となる。
【0045】この第2実施例の他の工程,作業は、前記
第1実施例と同様である。
【0046】なお、本発明ではシールド機1の各部の構
造は前記第1,第2実施例に示すものに限らないし、グ
リース23に代えて他の半固形物を用いても良く、ワイ
ヤソー24に代えて他の切断機を用いても良く、トロッ
コ29に代えて例えばコンベアを用いても良い。
【0047】さらに、図4,図5および図6はシールド
機の色々な形状と、そのシールド機により掘削されるト
ンネルのいろいろな形状を示す正面図である。
【0048】これら図4,図5および図6に示すよう
に、正面から見て矩形,円形,楕円形のシールド機1を
用いることにより、既設管25の外側に、それぞれ断面
矩形,円形,楕円形のトンネル34,35,36を掘削
し、各トンネルの形状に沿った新設管を施工することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明では既設管25の外側に、既設管25の周りにこれ
と非接触で偏心回転可能なカッタ4を有するシールド機
1を設置し、前記カッタ4により既設管25の周りを任
意断面に掘削し、掘削後、シールド機1を推進させ、ト
ンネル掘削後、シールド機内2で既設管25を切断し、
撤去するようにしているので、既設管25の周りに使用
目的に合わせて任意形状のトンネルを掘削し、既設管2
5を撤去し得る効果があり、ひいてはトンネルの形状に
沿って任意の断面形状の新設管を構築することが可能と
なる。
【0050】また、本発明の請求項2記載の発明では既
設管25の外側に、既設管25の周りにこれと非接触で
偏心回転可能なカッタ4を有するシールド機1を設置
し、前記カッタ4により既設管25の周りを任意断面に
掘削し、掘削後、シールド機1を推進させ、トンネル掘
削後、シールド機内2で既設管25を切断し、撤去する
とともに、シールド機内2に新設管構築用の資材31を
搬入し、新設管32を構築して行くようにしているの
で、既設管25の周りに任意形状のトンネルを掘削し、
既設管25を撤去すると同時に、トンネルの形状に沿っ
て任意の断面形状の新設管32を構築し得る効果があ
る。
【0051】さらに、本発明の請求項3記載の発明では
前記既設管25の周りを掘削後、シールド機1の推進時
に、シールド機1のバルクヘッド3に取り付けられた付
着物除去手段により、既設管25にこびりついている裏
込材等の付着物28を取り除くようにしているので、既
設管25の切断作業を能率良く、かつ安全に進めること
ができるという効果がある。
【0052】さらに、本発明の請求項4記載の発明では
前記既設管25の外周とシールド機1のバルクヘッド3
の開口部19との間を、既設管25の長さ方向に所定の
間隔をおいて設けられたシール部材により区画し、この
区画された空間に半固形物を埋め込んでシールするよう
にしているので、シールド機1の前方からシールド機内
2にごみやほこり等の異物の侵入を防止し、シールド機
内2の作業環境を改善し得る効果がある。
【0053】さらに、本発明の請求項5記載の発明では
シールド機内2に、撤去前の残余の既設管25の内部2
6を通して新設管構築用の資材31を搬入するようにし
ているので、撤去前の既設管25の残余の部分を利用し
て、シールド機内2に新設管構築用の資材31を簡便に
搬入し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、既設管を撤
去している状態の既設管およびシールド機の縦断側面図
である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すもので、既設管の撤
去と同時に新設管を構築している状態における既設管,
シールド機および新設管の縦断側面図である。
【図4】正面から見て矩形のシールド機と、このシール
ド機により掘削された断面矩形のトンネルを示す正面図
である。
【図5】正面から見て円形のシールド機と、このシール
ド機により掘削された断面円形のトンネルを示す正面図
である。
【図6】正面から見て楕円形のシールド機と、このシー
ルド機により掘削された断面楕円形のトンネルを示す正
面図である。
【符号の説明】
1 シールド機 2 シールド機内 3 シールド機のバルクヘッド 4 シールド機のカッタ 7 カッタ台の中央部に設けられた穴 12 排土装置 17 シールドジャッキ 19 バルクヘッドの開口部 20 シール部材 21 シール部材兼付着物除去手段であるブラシ 23 半固形物であるグリース 24 既設管の切断機であるワイヤソー 25 既設管 29 破砕管や新設管構築用の資材を搬送するトロッコ 30 断面馬蹄形のトンネル 31 新設管構築用の資材 32 新設管 34 断面矩形のトンネル 35 断面円形のトンネル 36 断面楕円形のトンネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設管25の外側に、既設管25の周り
    にこれと非接触で偏心回転可能なカッタ4を有するシー
    ルド機1を設置し、前記カッタ4により既設管25の周
    りを任意断面に掘削し、掘削後、シールド機1を推進さ
    せ、トンネル掘削後、シールド機内2で既設管25を切
    断し、撤去することを特徴とする既設管撤去および新設
    管構築用シールド工法。
  2. 【請求項2】 既設管25の外側に、既設管25の周り
    にこれと非接触で偏心回転可能なカッタ4を有するシー
    ルド機1を設置し、前記カッタ4により既設管25の周
    りを任意断面に掘削し、掘削後、シールド機1を推進さ
    せ、トンネル掘削後、シールド機内2で既設管25を切
    断し、撤去するとともに、シールド機内2に新設管構築
    用の資材31を搬入し、新設管32を構築して行くこと
    を特徴とする既設管撤去および新設管構築用シールド工
    法。
  3. 【請求項3】 前記既設管25の周りを掘削後、シール
    ド機1の推進時に、シールド機1のバルクヘッド3に取
    り付けられた付着物除去手段により、既設管25にこび
    りついている裏込材等の付着物28を取り除くことを特
    徴とする請求項1または2記載の既設管撤去および新設
    管構築用シールド工法。
  4. 【請求項4】 前記既設管25の外周とシールド機1の
    バルクヘッド3の開口部19との間を、既設管25の長
    さ方向に所定の間隔をおいて設けられたシール部材によ
    り区画し、この区画された空間に半固形物を埋め込んで
    シールすることを特徴とする請求項1または2記載の既
    設管撤去および新設管構築用シールド工法。
  5. 【請求項5】 シールド機内2に、撤去前の残余の既設
    管25の内部26を通して新設管構築用の資材31を搬
    入することを特徴とする請求項2記載の既設管撤去およ
    び新設管構築用シールド工法。
JP6085619A 1994-03-30 1994-03-30 既設管撤去および新設管構築用シールド工法 Expired - Fee Related JP2652513B2 (ja)

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