JPH0414546Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414546Y2
JPH0414546Y2 JP1986011713U JP1171386U JPH0414546Y2 JP H0414546 Y2 JPH0414546 Y2 JP H0414546Y2 JP 1986011713 U JP1986011713 U JP 1986011713U JP 1171386 U JP1171386 U JP 1171386U JP H0414546 Y2 JPH0414546 Y2 JP H0414546Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter head
main beam
cylinder
tunnel
head support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986011713U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62125199U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986011713U priority Critical patent/JPH0414546Y2/ja
Publication of JPS62125199U publication Critical patent/JPS62125199U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414546Y2 publication Critical patent/JPH0414546Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は主として小口径のトンネルを掘削す
るトンネル掘削機に関する。
従来の技術 従来主として小口径のトンネルを掘削するトン
ネル掘削機においては、掘削機本体内のスペース
が少ないことから、掘削した土砂を搬出するため
のベルトコンベヤなどの搬送手段を設置すること
が困難であつた。
このため従来では掘削した土砂を水などでスラ
リー化して搬出する流体輸送が一般に用いられて
いる。また流体輸送が困難な場合には、掘削方向
を制御する際舵取り棒として機能するメインビー
ムを省略してベルトコンベヤを設置し、ベルトコ
ンベヤで搬出する方法を採用することもある。
考案が解決しようとする問題点 しかし前者の掘削した土砂をスラリ化して搬送
する流体輸送では、コンベヤ輸送に比べて消費電
力が3倍以上となつて不経済であると共に、輸送
管やスラリーポンプ、搬出された土砂と水を分離
するための汚水処理装置などの設備も必要として
設備費が嵩むとともに、これらのメンテナンスに
も多くの工数を要するなどの不具合があつた。
また後者のメインビームを省略してベルトコン
ベヤなどを設置したものでは、硬質岩盤層で掘削
方向の制御が困難となるため、計画線に沿つた精
度の高いトンネルの掘削ができないなどの不具合
があつた。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされ
たものである。
問題点を解決するための手段及び作用 掘進機本体の前部にカツタヘツドが回転自在に
支承されたカツタヘツドサポートを設けると共
に、上記カツタヘツドサポートより後方へメイン
ビームを突設したものにおいて、上記メインビー
ム内にカツタヘツド内に取込まれた掘削土砂を搬
出するスクリユコンベヤなどの搬送手段を設置す
ることにより、カツタヘツドが掘削した土砂を効
率よくカツタヘツド内より搬出できるようにした
トンネル掘削機。
実施例 この考案を図示の一実施例を参照して詳述す
る。図において1はトンネル掘削機本体で、内側
シールド1aと、外側シールド1bとよりなる。
外側シールド1bの先端部には、球面支持部材2
を介してカツタヘツドサポート3が回動自在に支
承されている。上記カツタヘツドサポート3は後
部に隔壁3aを有していて、この隔壁3aの後面
に突設されたブラケツト3bに、上記外側シール
ド1bの内面にシリンダ取付け座4を介して取付
けられた複数本のアーテイキユレートシリンダ5
の先端がピン6により枢着されており、これらア
ーテイキユレートシリンダ5を選択的に伸縮する
ことにより、本体1に対してカツタヘツドサポー
ト3の方向を任意に制御できるようになつてい
る。
そして上記カツタヘツドサポート3の前部には
軸受け7を介してカツタヘツド8が回転自在に支
承されている。上記カツタヘツド8の前面板8a
はほぼ球面状をなしていて、中心部とその周辺部
に複数個のデイスクカツタ9が回転自在に支承さ
れている。またこれらデイスクカツタ9で掘削さ
れた土砂は、カツタヘツド8の回転に伴い、前面
板8aに突設されたバケツト10により土砂取込
み口8bを介してカツタヘツド8内へ取込まれる
ようになつている。
上記カツタヘツド8は軸受7の内側の部分にリ
ングギヤ11を有していて、このリングギヤ11
に、上記カツタヘツドサポート3の隔壁3aに設
けられた2基の減速電動機12の回転軸12aに
取付けられたピニオン13が噛合され、これら減
速電動機12によりピニオン13及びリングギヤ
11を介して上記カツタヘツド8が回転されるよ
うになつている。
一方上記カツタヘツドサポート3の隔壁3a後
面に突設されたブラケツト15と、内側シールド
1aの内面には、複数本のスライドシリンダ17
が横架されていて、これらスライドシリンダ17
により内側シールド1aに対して外側シールド1
bとカツタヘツドサポート3及びカツタヘツド8
が推進されるようになつている。
また隔壁3aの前面中央部には、筒状をなすメ
インビーム18の一端が固着されている。上記メ
インビーム18はカツタヘツド8推進時舵取り棒
として機能するもので、後端側には軸線に沿つて
ガイドレール19が布設されている。
そしてこれらガイドレール19は、メインビー
ム保持部材20に支持されている。上記メインビ
ーム保持部材20は、ガイドレール19が摺動自
在に嵌挿された凹溝20aを有していると共に、
両端部に突設されたブラケツト21に、一対のト
ルクシリンダ22の下端がピン23により枢着さ
れている。各トルクシリンダ22の上端は、内側
シールド1aの内面に突設されたブラケツト24
にピン25により枢着されていて、メインビーム
保持部材20全体が各トルクシリンダ22を介し
て内側シールド1aの上部より吊下されていると
共に、メインビーム保持部材20の上部に突設さ
れたブラケツト26と上記ブラケツト24の間に
は、ステアリングシリンダ27が横架されてい
て、これらトルクシリンダ22とステアリングシ
リンダ27によりメインビーム18の方向制御
と、掘削時メインビーム18に加わる反力の支持
を行うようになつている。
一方上記メインビーム18内には、カツタヘツ
ド8内に取込まれた土砂を後方へ搬出するスクリ
ユコンベヤよりなる搬送手段30が挿脱自在に収
容されている。上記搬送手段30はメインビーム
18の内径よりやや小径な筒状のスクリユウケー
シング30aと、このスクリユウケーシング30
a内に収容されたスクリユウ30bとよりなり、
スクリユウケーシング30aの前端側に設けられ
た開口部30cはカツタヘツド8内に設けられた
ホツパ31内に達していて、ホツパ31内に収容
された土砂をスクリユウ30bで搬送するように
なつている。
また上記スクリユウケーシング30aの後端側
は本体1の後方に達していて、端部に上記スクリ
ユウ30bを駆動する駆動源32が取付けられて
いると共に、上記スクリユウケーシング30aの
後端より排出された土砂はベルトコンベヤなどの
搬送手段33によりトンネル内を後方へ搬出され
るようになつている。
なお図中34はカツタヘツド8に内に取込まれ
た土砂に水などを噴出して粉塵などが舞い上がる
のを防止すると共に、掘削された土砂に水分を含
ませて滑性を与えることにより、スクリユウ30
bの摩耗を防止するスプレーノズル、35はスク
リユウケーシング30aの後端側に接続されて、
搬送手段30により搬送されてきた土砂中の粉塵
を空気とともに排出する排気管を示す。
一方上記カツタヘツドサポート3の外周部と、
内側シールド1aの外周部に、左右一対のフロン
トサイドシユー40及びグリツパシユー41が設
置されている。上記フロントサイドシユー40
は、第3図に示すようにカツタヘツドサポート3
の外周部に開口された開口部3cに、上端側がピ
ン43によりカツタヘツドサポート3に枢着され
ている。そして上記フロントサイドシユー40の
外周面は、カツタヘツドサポート3の外周面とほ
ぼ同曲率に形成されていると共に、各フロントサ
イドシユー40には、フロントサイドシリンダ4
2が接続されていて、これらフロントサイドシリ
ンダ42によりフロントサイドシユー40の外周
面がトンネル内面に圧着できるようになつてい
る。
またグリツパシユー41は第4図に示すように
内側シールド1aに開口された開口部1cに、上
端側がピン44により内側シールド1aに枢着さ
れて設けられている。これらグリツパシユー41
の外周面は内側シールド1aとほぼ同曲率に形成
されていると共に、各グリツパシユー41の下端
にはグリツパシリンダ43が接続されていて、こ
れらグリツパシリンダ43によりグリツパシユー
41の外周面がトンネル内面に圧着できるように
なつている。
次に作用を説明すると、トンネルの掘進に当つ
ては、本体1の内側シールド1aに設けたグリツ
パシユー41を、グリツパシリンダ43により拡
張してトンネル内面に圧着させることにより、内
側シールド1aをトンネル内に固定し、この状態
で減速電動機12によりカツタヘツド8を回転さ
せながら、スライドシリンダ17によりカツタヘ
ツドサポート3を前進させて掘進するもので、バ
ケツト10によりカツタヘツド8内に取込まれた
土砂は搬送手段30によりメインビーム18内を
本体1の後方へ搬送され、さらに別の搬送手段3
3によりトンネルの後方へ搬出される。
次にスライドシリンダ17の1ピツチ分の掘進
が完了したら、カツタヘツドサポート3に設けた
フロントサイドシユー40をフロントサイドシリ
ンダ42により拡張してトンネル内面に圧着さ
せ、逆にグリツパシユー41をトンネル内面より
離間させる。この状態でスライドシリンダ17を
短縮させることにより内側シールド1aを前進さ
せる。
以下上記動作を繰返すことにより掘進するもの
であるが、掘進方向を修正する場合は、アーテイ
キユレートシリンダ4によりカツタヘツドサポー
ト3を修正方向へ回動させると共に、メインビー
ム18後端側を支持するトルクシリンダ22及び
ステアリングシリンダ27もこれに追従させれば
よい。
また距離を掘進する際に、途中で搬送手段30
のスクリユウ30bなどが摩耗したり破損して搬
送効率が低下したら、搬送手段30をメインビー
ム18より抜出して新たなものと交換することに
より、継続して掘進が可能となる。
考案の効果 この考案は以上詳述したように、カツタヘツド
を支承するカツタヘツドサポートより後方へメイ
ンビームを突設し、このメインビームの後端と、
グリツパ手段によりトンネル内壁に固定自在な内
側シールドの間に掘削機本体の姿勢制御を行うト
ルクシリンダ及びステアリングシリンダを設けた
ことから、セグメントを使用せずに岩盤へトンネ
ルを掘削するトンネル掘削機により、岩盤内に精
度よくトンネルを掘削することができるようにな
ると共に、上記メインビーム内に搬送手段を設け
て、カツタヘツド内に取込まれた土砂をこの搬送
手段により搬出するようにしたことから、掘削機
本体内の少ないスペースに搬送手段を容易に設置
することができる。
これによつて掘削された土砂の搬出が効率よく
行えると共に、流体輸送時のような設備を必要と
しないため、設備費の大幅な節減も図れるように
なる。
またメインビーム内を土砂の搬送に利用するこ
とにより、メインビームを省略する必要がないた
め、硬質岩盤層に突入しても、カツタヘツドの方
向制御が困難になることがないと共に、掘削機本
体内のスペースを搬送手段が占有することもない
ので、摩耗したデイスクカツタなどの交換やカツ
タヘツドの保守点検なども容易に行なえるように
なる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は縦
断面図、第2図は正面図、第3図は第1図−
線に沿う断面図、第4図は第1図−線に沿う
断面図である。 1は掘削機本体、3はカツタヘツドサポート、
8はカツタヘツド、18はメインビーム、30は
搬送手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 掘進機本体1の前部にカツタヘツド8が回転自
    在に支承されたカツタヘツドサポート3を設け、
    該カツタヘツド3より後方へメインビーム8を突
    設し、かつ上記掘進機本体1の後部にグリツパ手
    段によりトンネル内壁へ固定自在な内側シールド
    1aを設け、この内側シールド1aと上記メイン
    ビーム8の後端側間に、本体1の姿勢を制御する
    トルクシリンダ22及びステアリングシリンダ2
    7を設けると共に、上記メインビーム18内にカ
    ツタヘツド8内に取込まれた掘削土砂を搬出する
    搬送手段を設けてなるトンネル掘削機。
JP1986011713U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0414546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011713U JPH0414546Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986011713U JPH0414546Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62125199U JPS62125199U (ja) 1987-08-08
JPH0414546Y2 true JPH0414546Y2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=30799177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986011713U Expired JPH0414546Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414546Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50136236U (ja) * 1974-04-23 1975-11-10
JPS6117107Y2 (ja) * 1980-01-11 1986-05-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62125199U (ja) 1987-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007327246A (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削工法
JP2001342794A (ja) トンネル掘削機及び掘削方法
JPH0414546Y2 (ja)
JP3667717B2 (ja) シールド掘進機
JP4797124B2 (ja) 掘削機構および掘進機
JP6124284B2 (ja) トンネル掘削機
JP5116993B2 (ja) 異形断面掘削用トンネル掘削機
JP3689227B2 (ja) トンネル掘削機における排土手段の交換方法およびトンネル掘削機
JPH0150758B2 (ja)
JPH02210189A (ja) シールド機
JP2652513B2 (ja) 既設管撤去および新設管構築用シールド工法
JPS6232319B2 (ja)
JPH0228680B2 (ja) Tonnerukutsushinki
JP3093437B2 (ja) シールド掘進機
JPH06156672A (ja) スクリューコンベア
JPS58501384A (ja) ハイドロリツク掘削の方法および装置
JP2003176689A (ja) 老朽管の更新機
JPH112097A (ja) トンネル掘削機
JPS58195697A (ja) シ−ルド掘進機
JP2722588B2 (ja) 矩形断面シールド掘進機
JP2001073675A (ja) トンネル機械の圧気装置
JP2686488B2 (ja) シールド掘削機
JPH0468195A (ja) 左右回転自在型搬送パドルスクリューを有する掘進機
JP3773625B2 (ja) 地中掘削機
JP2006249670A (ja) 掘進機