JP2001073675A - トンネル機械の圧気装置 - Google Patents

トンネル機械の圧気装置

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JP2001073675A
JP2001073675A JP24716599A JP24716599A JP2001073675A JP 2001073675 A JP2001073675 A JP 2001073675A JP 24716599 A JP24716599 A JP 24716599A JP 24716599 A JP24716599 A JP 24716599A JP 2001073675 A JP2001073675 A JP 2001073675A
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JP
Japan
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pressure
cutter
partition wall
machine
partition
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Pending
Application number
JP24716599A
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English (en)
Inventor
Norio Mitani
典夫 三谷
Masanori Muranishi
正紀 村西
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の位置でカッタ類の交換を可能とし、ま
た、圧気のための設備を小さくてすむようにし、さらに
は圧気時間も短くできるようにする。 【解決手段】 既設のセグメント22の前側の位置に圧
力隔壁30を設置し、シールドジャッキ19にて圧力隔
壁30を押さえる。圧力隔壁30にはドア35と、圧気
管36が設けてある。圧力隔壁30のドア35から作業
員40が機内に入ってから圧気管36から圧気を供給
し、機内を規定圧まで上昇させる。次に、カッタチャン
バ10の隔壁6の圧気管38を開にし、カッタチャンバ
10内に圧気を作用させて切羽の地下水を止水をする。
その後、隔壁6のドア37をあけて作業員40がカッタ
チャンバ10に入り、カッタ3を交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカッタヘッドの前
面に取着されているカッタ類の交換を容易に行うことが
可能なトンネル機械の圧気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールドマシンと呼ばれるトンネル機械
のカッタヘッドには、カッタが多数装着されているが、
これらカッタが摩耗すると、推進速度の低下や、カッタ
トルク増加等の現象が生じるため、カッタ交換を行う必
要がある。従来、トンネル機械のカッタ類の交換は、ト
ンネル機械の後続台車の後方のセグメントに圧力隔壁を
取り付け、この隔壁を通して前方に圧気を作用させ、切
羽に圧力を作用させて、切羽の安定、止水をしてから、
土砂取り込み用のカッタヘッドチャンバ内に作業員が入
ることにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例において
は、圧気を作用させる場合、予め圧力隔壁取り付け用の
セグメントを組み付けておき、この圧力隔壁取り付け用
のセグメントに圧力隔壁を取付ける必要があり、そのた
め、所望の位置に隔壁を設置することができなかった。
このため、カッタ類が摩耗したとき、所望の位置でカッ
タ類の交換ができないという問題があった。また、圧気
を作用させる容積が、隔壁から前方のトンネル機械全体
を含めて、その先端までとなって大きくなり、規定圧力
まで圧力を上げるための圧気ポンプ設備が大型になると
いう問題もあった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、所望の位置でカ
ッタ類の交換を可能とし、また、圧気のための設備を小
さくすることが可能であると共に、さらには圧気時間も
短くすることが可能なトンネル機械の圧気装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のトンネル機械の圧気装置は、既設セグメント22の前
側に着脱自在に設けられる圧気用隔壁30と、この圧気
用隔壁30から前方の機内に圧気を供給するための圧気
管36と、上記圧気用隔壁30に設けられた機内出入り
用ドア35と、カッタチャンバ10の隔壁6に設けられ
た連通孔と、カッタチャンバ10への出入り用ドア37
とを備えていることを特徴としている。
【0006】上記請求項1のトンネル機械においては、
カッタ3の摩耗が進行し、推進速度の低下や、カッタト
ルク増加等の現象が生じてカッタ類の交換する必要が生
じた場合には、圧気用隔壁30を既設セグメント22の
前側に配設し、圧気用隔壁30の圧気管36から機内に
圧気を供給し、機内を規定圧まで上昇させる。また、カ
ッタチャンバ10の隔壁6の連通孔を介してカッタチャ
ンバ10内に圧気を作用させて切羽の地下水を止水す
る。そしてこの状態で、カッタチャンバ10内に作業員
40が入って、カッタヘッド4のカッタ3を交換する。
これにより、従来とは異なり、隔壁取り付け用の特別な
セグメントを設置する必要がないため、所望の位置でカ
ッタ等の交換が可能となる。また、機内に設置した圧気
用隔壁30から前方にだけ圧気を供給するため、圧気の
ための設備が小型で済み、また、圧気時間も短くするこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次にこの発明のトンネル機械の圧
気装置の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。地下水の多い地質で、地上から薬注による地
盤改良が困難な場合には、トンネル機械のカッタ交換を
機内側から行なう必要があるが、このような場合、切羽
に圧力を作用させ、止水を行った上でカッタ交換を行な
う。本発明では、このようなカッタ交換の際に、トンネ
ル機械内に圧力隔壁を設置することにより、圧気を作用
させる容積を減少させるようにしたものである。
【0008】先ず、図1及び図2により第1の実施形態
について説明する。トンネルを掘削するトンネル機械1
は図1に示すように、円筒状のシールド2で前部が取り
囲まれている。シールド2の前端側には、掘削用のディ
スク状のカッタ3を多数設けたカッタヘッド4がベアリ
ング5を介して回動自在に配設されている。シールド2
の内部には、隔壁6が配置されているが、この隔壁6は
円形の板体状であり、隔壁6の外周縁部がシールド2に
固定されている。また、隔壁6の前面とカッタヘッド4
の間の空間を土砂取り込み用としてのカッタチャンバ1
0が形成されている。ベアリング5は隔壁6に取り付け
られており、カッタヘッド4の駆動用のモータ7も、そ
の前部側が隔壁6に固定されている。なお、11は土砂
シールである。
【0009】トンネル機械1内には軸方向に円筒状のス
クリュウコンベア12が配設されており、このスクリュ
ウコンベア12の前部は隔壁6を挿通してカッタチャン
バ10内に位置し、カッタチャンバ10から土砂をスク
リュウコンベア12を介して後方に排出するようになっ
ている。スクリュウコンベア12の後部には駆動用のモ
ータ13が設けられ、また、スクリュウコンベア12の
後端にはゲート開閉用のジャッキ14が設けられてい
る。
【0010】上記シールド2は、前胴16と後胴17と
で前後方向の2分割されており、この前胴16と後胴1
7とは複数のアーティキュレートジャッキ18で連結さ
れており、後胴17に対して前胴16を屈曲自在として
方向制御性を向上させている。シールド2の略中央部に
はシールド推進用のシールドジャッキ19が複数周方向
に配設されている。また、後胴17の前部側には、セグ
メント22支保用のエレクタ23が周方向に移動自在に
設けられ、駆動用のモータ24によりエレクタ23が周
方向に駆動されるようになっている。なお、後胴17の
後端部にはワイヤブラシ式のテールシール25が設けて
ある。
【0011】このようなトンネル機械1において、モー
タ7によりカッタヘッド4を回転駆動して掘進を行な
い、所定ピッチの掘進後にエレクタ23によりセグメン
ト22を組み立てつつシールドジャッキ19を伸長させ
てそのセグメント22に反力を得つつ、シールド2を前
進させ、カッタヘッド4を回転させながら掘進が行なわ
れる。
【0012】このようにカッタヘッド4を回転させなが
ら掘進している場合に、カッタヘッド4のカッタ3の摩
耗が進行し、推進速度の低下やカッタトルク増加等の現
象が生じたとき、以下に示すように圧力隔壁を設置し
て、カッタ3の交換を行なうようになっている。すなわ
ち、図1に示すように、円板状の圧力隔壁30を機内に
設置するものである。この圧力隔壁30は、図2に示す
ように3つの扇状の部材30a、30b、30cで構成
され、この3つの部材30a、30b、30cを機内に
搬入して、溶接にて組み立て円板状にする。そして、圧
力隔壁30と後胴17とはシール材31により密封して
いる。また、圧力隔壁30の中央に形成されるスクリュ
ウコンベア12挿通用の穴33の内周部とスクリュウコ
ンベア12の外周面とはOリング32により密封してい
る。
【0013】圧力隔壁30の設置位置は既設のセグメン
ト22の前端面の位置であり、この位置に圧力隔壁30
を設置し、圧力隔壁30の前面の縁部にスプレッダ39
を配設し、このスプレッダ39を介してシールドジャッ
キ19にて圧力隔壁30を押さえるようにしている。
【0014】圧力隔壁30には図2に示すように、作業
員が出入りするためのドア35が開閉自在に設けられて
おり、また、圧力隔壁30から前方の機内に圧気を作用
させるための圧気管36が設けられている。この圧気管
36に図外の圧気ポンプからのホースが接続されるよう
になっている。さらに、土砂取り込み用のカッタチャン
バ10を形成するための隔壁6にも作業員がカッタチャ
ンバ10内に入るためのドア(図中の斜線部分)37が
開閉自在に設けられている。また、隔壁6にもカッタチ
ャンバ10内に圧気を作用させるための圧気管38が設
けられている。
【0015】このようにカッタ3の交換が必要な場合に
は、上述のように圧力隔壁30を機内に搬入して、圧力
隔壁30を組み立て、シール溶接をする。そして圧力隔
壁30のドア35から作業員40が機内に入っている状
態で圧気管36から圧気を送り、機内を規定圧まで上昇
させる。次に、隔壁6の圧気管38を開にし、カッタチ
ャンバ10内に圧気を作用させて切羽の地下水の止水を
すると共に、ゲート開閉用のジャッキ14を閉とする。
その後、隔壁6のドア37をあけて作業員40がカッタ
チャンバ10に入り、チャンバ内の土砂を除去後カッタ
3を交換する。したがって、トンネルの掘進中にカッタ
3の交換が必要となった時には、いつでも所望の位置で
機内側からカッタ交換ができるものである。また、圧気
を作用させる容積は従来とは異なり、圧力隔壁30の前
方の容積であるため、容積が小さく、そのため、規定圧
力まで圧力を上げるための圧気ポンプ設備を小型にする
ことができ、また、圧気時間も短くできる。
【0016】なお、圧力隔壁30を設置する場合に、エ
レクタ23の旋回リングの一部を取り外して作業員40
の通路としている。
【0017】図3及び図4は第2の実施形態を示し、圧
力隔壁30と、後部が閉塞された円筒状のロック42と
によりスクリュウコンベア12全体を囲むようにしたも
のである。すなわち、この実施形態では上記と同様に、
圧力隔壁30は、3分割した部材30a、30b、30
c(図4参照)でリング円板状に構成され、この圧力隔
壁30は上記と同様に既設セグメント22とスプレッダ
39の間にシール材31を介して配設される。そして、
ロック42の前端の開口縁と圧力隔壁30の開口縁とは
Oリング43を介して接続される。また、ロック42の
背面には作業員が出入りするドア35と圧気管36とが
設けられている。なお、カッタ交換の場合の作用は先の
実施形態と同様なので、その説明は省略する。また、効
果も先の実施形態と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のトンネル機械の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の図1のA−A断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態のトンネル機械の断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態の図3の右方から見た図で
ある。
【符号の説明】
1 トンネル機械 2 シールド 4 カッタヘッド 6 隔壁 10 カッタチャンバ 22 セグメント 30 圧力隔壁(圧気用隔壁) 35 ドア 36 圧気管 38 ドア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設セグメント(22)の前側に着脱自
    在に設けられる圧気用隔壁(30)と、この圧気用隔壁
    (30)から前方の機内に圧気を供給するための圧気管
    (36)と、上記圧気用隔壁(30)に設けられた機内
    出入り用ドア(35)と、カッタチャンバ(10)の隔
    壁(6)に設けられた連通孔と、カッタチャンバ(1
    0)への出入り用ドア(37)とを備えていることを特
    徴とするトンネル機械の圧気装置。
JP24716599A 1999-09-01 1999-09-01 トンネル機械の圧気装置 Pending JP2001073675A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102322271A (zh) * 2011-10-10 2012-01-18 沈阳重型机械集团有限责任公司 泥水平衡盾构机刀盘背装常压换刀装置
CN102733813A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 中铁隧道装备制造有限公司 敞口式盾构密封装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102322271A (zh) * 2011-10-10 2012-01-18 沈阳重型机械集团有限责任公司 泥水平衡盾构机刀盘背装常压换刀装置
CN102322271B (zh) * 2011-10-10 2013-07-17 沈阳重型机械集团有限责任公司 泥水平衡盾构机刀盘背装常压换刀装置
CN102733813A (zh) * 2012-06-29 2012-10-17 中铁隧道装备制造有限公司 敞口式盾构密封装置

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