JPH07267645A - フェライト粉末の製造方法 - Google Patents

フェライト粉末の製造方法

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JPH07267645A
JPH07267645A JP8362494A JP8362494A JPH07267645A JP H07267645 A JPH07267645 A JP H07267645A JP 8362494 A JP8362494 A JP 8362494A JP 8362494 A JP8362494 A JP 8362494A JP H07267645 A JPH07267645 A JP H07267645A
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ferrite powder
solution
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metal
metal salt
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JP8362494A
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Yasushi Suganuma
靖 菅沼
Hiroshi Kishi
弘志 岸
Shinichi Hirano
眞一 平野
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
    • H01F1/34Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
    • H01F1/342Oxides
    • H01F1/344Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】組成ずれがなく、組成が均一で異層がなく、ア
ルカリ金属の残存がなく、粒径が小さく、粒径分布の幅
が狭く、しかも安価に得られるフェライト粉末の製造法
を提供する。 【構成】Feとその他のフェライトの構成金属の少なく
とも1種のそれぞれの金属の塩であって、硫酸塩、塩化
物及び硝酸塩の少なくとも1種の金属塩溶液に一定濃度
のアンモニア水を加え、金属水酸化物を生成、熟成し、
濾別して乾燥させる。 【効果】組成ずれがなく、組成が均一で異層がなく、ア
ルカリ金属の残存がなく、粒径が小さく、粒径分布の幅
が狭く、しかも安価なフェライト粉末が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライト粉末、特に
ソフトフェライト粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Ni─ZnフェライトやMn−Z
n等のフェライトの粉末を得るには、構成金属元素の酸
化物や炭酸塩の粉末を混合し、その混合物を800〜1
000℃で熱処理を行なう乾式法が行われており、この
方法により得られたフェライト粉末は電子部品用材、例
えは磁性材としてのフェライト焼結体の原料として用い
られている。この乾式法により得られるフェライト粉末
は、その原料粉末を混合するので金属元素の分布も不均
一となり、また、熱処理により生じた塊りを砕いて粉末
とするので、平均粒径が0.1μm〜10μmとなって
粒径分布が広くなるという問題がある。そのため、良質
のフェライト焼結体を得ようとすれば、1000℃以上
の高温で処理する必要がある。一方、フェライトの構成
金属のイオン溶液にアルカリ金属の水酸化物溶液を加え
てこれら金属を水酸化物として共沈させ、その沈澱物を
乾燥させて粉末とする、いわゆる湿式法によりフェライ
ト粉末を得る方法も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この湿
式法により得られたフェライト粉末であってもその組成
が不均一になることは避け難く、また、所望の組成から
ずれることが多く、組成の安定した粉末を製造すること
は難しい。組成が安定しないフェライト粉末を用いて得
られたフェライト焼結体の磁性材は電気磁気特性が安定
せず、使用し難い。アルカリ金属の水酸化物を用いる
と、得られたフェライト粉末にアルカリ金属が残存する
が、金属の水酸化物を共沈させる際にそのアルカリ金属
の水酸化物を洗浄により除去するようにしてもその残存
を十分に無くすことは難しい。フェライト焼結体を薄膜
に応用する場合にはその組成の均一性が厳しく要求さ
れ、また、そのフェライト焼結体からなる成形体に電極
を設ける場合等においてメッキを施す場合には、メッキ
を妨害させないことが要求されるので、アルカリ金属が
フェライト粉末に残存しないフェライト粉末の製造方法
の開発が望まれる。その解決方法として、金属アルコキ
シドから高純度、高品質のフェライト粉末が得られる合
成方法が研究されているが、金属アルコキシドが高価で
あるため実用化には到っていない。
【0004】本発明の第1の目的は、組成ずれがなく、
アルカリ金属の残存がなく、しかも安価に得られるフェ
ライト粉末の製造方法を提供することにある。本発明の
第2の目的は、組成に不均一性がなく、異相のないスピ
ネル相単相のフェライト粉末の製造方法を提供すること
にある。本発明の第3の目的は、粒径が小さく、粒径分
布が狭いフェライト粉末の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、Fe、Zn、Ni、Mn、Co、Cu及
びMgからなる群のFeとその他の少なくとも1種の金
属のそれぞれの金属塩であって、その金属塩が硫酸塩、
塩化物及び硝酸塩からなる群の少なくとも1種である金
属塩を溶解した金属塩水溶液を得る工程と、該金属塩水
溶液に0.05〜5.0mol/lのNH4 OH溶液を
加えた混合液から金属水酸化物を生成する工程と、該金
属水酸化物を熟成する工程を有するスピネル型フェライ
ト粉末を得るフェライト粉末の製造方法を提供するもの
である。
【0006】この際、NH4 OH溶液の濃度は、好まし
くは0.05〜5.0mol/l、より好ましくは0.
1〜3.0mol/lとすること、金属塩水溶液にNH
4 OH溶液を加える操作はFeの塩のFe2+がFe3+
なるに十分であるように空気中及び溶存酸素下で行うこ
と、NH4 OHを金属塩水溶液中の金属イオンに対して
0.8〜1.2当量加えること、金属塩水溶液にNH4
OH溶液を加えた混合液を撹拌すること、その撹拌は好
ましくは毎分300〜3000回転、より好ましくは毎
分500〜2000回転であること、混合液を常圧下で
加熱すること、その加熱は好ましくは0〜40℃で3〜
10時間、より好ましくは10〜30℃で3〜7時間で
あること、熟成は好ましくは80〜100℃、より好ま
しくは80〜90℃で1〜5時間行うこと、熟成した金
属水酸化物を濾過し、乾燥して粉末を得ることが好まし
い。
【0007】本発明において、Fe、Zn、Ni、M
n、Co、Cu及びMgからなる群のFeとその他の少
なくとも1種の金属のそれぞれの硫酸塩、塩化物及び硝
酸塩からなる群の少なくとも1種を溶解した金属塩溶液
とは、Feの硫酸塩、塩化物及び硝酸塩の内の1種又は
2種以上と、上記のその他の1種又は2種以上の金属の
硫酸塩、塩化物及び硝酸塩の内の1種又は2種以上との
組み合わせからなる金属塩溶液をいい、具体的には所望
のフェライト、例えばNi−Zn、Mn−Zn、Ni−
Cu−Zn、Mg−Cu−Zn、Co−Cu−Zn、M
n−Mg−Zn、Ni−Cu−Coのそれぞれの金属構
成元素に従って例えば後述の実施例に記載したように金
属塩を組み合わせて用いる。これらの金属塩溶液にアン
モニア水NH4 OHが加えられることにより、金属の水
酸化物の生成反応が起こり、これら水酸化物は共沈する
が、その際、その操作を空気中で行うとその酸素及び溶
液中の溶存酸素により、Fe2+はFe3+に酸化され易い
ので、第1鉄の上記塩が含まれていたとしても、Fe2+
はFe3+として計算できるため、NH4 OHの量はFe
3+に見合う量とすることができる。このように空気中で
反応させると、乾式法の場合よりも製造設備を簡素化す
ることができる。
【0008】このとき加えるNH4 OHの濃度は、0.
05〜5.0mol/lが好ましく、より好ましくは
0.1〜3.0mol/lである。0.05mol/l
より小さければ加えるNH4 OHの量が多くなり、不経
済であり、また、5.0mol/lより大きければ得ら
れるフェライト粉末の組成がずれる。フェライト粉末の
組成ずれを起こさず、経済的に最も適当な濃度は、0.
1〜3.0mol/lがより好ましい。また、加えるN
4 OHの量は、金属塩溶液の金属イオンに対して0.
8〜1.2当量であることが得られるフェライト粉末の
組成ずれを起こさない点から好ましく、この範囲外では
その組成ずれを起こす。より好ましくは1.0当量であ
る。
【0009】得られるフェライト粉末の組成ずれや粒子
の組成の不均一性をなくすために上記金属塩溶液とNH
4 OHの混合液を撹拌、特に高速撹拌して反応を行わせ
ることが好ましい。この高速撹拌によりその組成ずれを
0.001モル比以内に抑えることができる。その速度
は300〜3000rpm(毎分の回転数)が好まし
く、300rpmより遅いと得られるフェライト粉末が
スピネル単相とならず、ヘマタイトの異相が生じて電気
磁気特性を悪くする。3000rpmより大きくすると
共沈を起こさせる反応槽の規模を大きくできず、生産性
を悪くする。得られるフェライト粉末に異相ができず組
成ずれが生ぜず、その生産性の低下しない最も適当な撹
拌の回転数は500〜2000rpmである。
【0010】得られるフェライト粉末に組成ずれを起こ
さず、スピネル相単相にするためには反応を起こさせる
反応時間は3時間以上が好ましく、3時間より短いと異
相を生じ易く、組成ずれを生じ易い。反応時間が長過ぎ
ても反応生成物の結晶性の向上は見られないので生産性
の点から反応時間は10時間以内とすることが好まし
い。スピネル単相のフェライト粉末が得られる生産性を
考慮すると反応時間は5〜7時間が最も適当である。反
応生成物の結晶性を向上させるためにはその反応後熟成
を行う必要があるが、その温度は生産設備の簡素化がは
かられる点から100℃以下が好ましいが、その結晶化
が促進されるためには80℃以上に加熱することが好ま
しい。最も適当な熟成温度は80〜90℃である。その
熟成時間としては1時間以上とすることがその十分な結
晶性あるフェライト粉末を得るために好ましいが、生産
性を考慮すると3時間以下が好ましい。
【0011】反応生成物をその含有液から分離するに
は、フィルタープレス等の濾過を行うことで十分である
が、この含有液を噴霧する噴霧乾燥によっても陰イオン
の残留はなく、生産設備等を考慮して使用できる。噴霧
乾燥の場合陰イオンの残留をなくすため500℃以上の
温度で加熱することが好ましいが、生産設備を考慮する
と900℃以下が好ましい。その最も適当な加熱温度は
600〜750℃である。
【0012】このようにして得られるフェライト粉末
は、その粒径を0.05μm以下にすることができ、そ
の粒径分布も狭くすることができる。
【0013】本発明によるフェライト粉末は、磁性材に
用いられるフェライト焼結体の原料として用いられる
が、特に粒径が0.05μm以下であるため、低温焼成
用のセラミック原料や磁気シールド材への応用、磁性流
体の原料としても有望である。
【0014】
【作用】金属水酸化物の共沈の反応を起こさせるアルカ
リに一定濃度のNH4 OHを用いたので、その塩は水に
溶解し易いため残存の心配はなく、アルカリ金属の水酸
化物を用いた場合にはその金属が結晶格子中に取り込ま
れるため残存してしまうのに比べて、得られるフェライ
ト粉末にはフェライトを構成する金属以外の不純物の残
留が無いようにでき、その組成ずれを起こし難くするこ
とができる。この組成ずれは高速撹拌、金属イオンに対
する当量比、熟成の条件を選択することによりさらに改
善される。また、共沈を起こさせる際高速撹拌すると、
粒子の組成の均一化もはかられ、異相もないようにでき
る。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 実施例1 硫酸第1鉄0.2mol、硫酸亜鉛0.03mol、硫
酸マンガン0.07molを3lビーカーに秤り取り、
これに水1lを加えて金属塩溶液を調製する。この溶液
を1000rpmで高速撹拌し、0.8mol/lのア
ンモニア水(NH4 OH)(1l(金属イオンに対して
1当量)を加え、室温で5時間反応させた後、80℃で
2時間熟成した。沈澱物を濾別し、80℃で3時間乾燥
し、粉末を得た。得られた粉末の金属組成を螢光X線で
確認したところ、Mn0.700 ZnO.300Fe2.00004
なった。飽和磁化(σs )はVSM(Vibratio
n Sample Magneto meter)にて評
価したところ10emu/gであり、比表面積(BET
法)からの粒径は16nmであった。X線回折(CuK
α線使用、以下同様)を行った結果を図1に示す。この
図の○印のピークからスピネル単相となっていることが
確認できた。
【0016】実施例2 硝酸第2鉄0.2mol、硫酸亜鉛0.04mol、硫
酸ニッケル0.06molを3lビーカーに秤り取り、
これに水1lを加えて金属塩溶液を調製する。この溶液
を1000rpmで高速撹拌し、0.88mol/lの
アンモニア水1l(金属イオンに対して1.1当量)を
加え、室温で7時間反応させた後、80℃で3時間熟成
した。沈澱物を濾別し、80℃で3時間乾燥し、粉末を
得た。得られた粉末の金属組成を螢光X線で確認したと
ころ、Ni0.599 ZnO.400Fe2.00104 となった。飽
和磁化(σs )はVSMにて評価したところ5emu/
gであり、比表面積からの粒径は18nmであった。X
線回折を行った結果を図2に示す。この図の○印のピー
クからスピネル単相となっていることが確認できた。
【0017】実施例3 硝酸第1鉄0.2mol、硫酸亜鉛0.03mol、硫
酸ニッケル0.065mol、硫酸銅0.005mol
を3lビーカーに秤り取り、これに水1lを加えて金属
塩溶液を調製する。この溶液を1000rpmで高速撹
拌し、0.96mol/lのアンモニア水1l(金属イ
オンに対して1.2当量)を加え、室温で5時間反応さ
せた後、80℃で2時間熟成した。沈澱物を濾別し、8
0℃で3時間乾燥し、粉末を得た。得られた粉末の金属
組成を螢光X線で確認したところ、Ni0.650 Zn
O.300Fe0.005 Fe2.00004 となった。飽和磁化(σ
s )はVSMにて評価したところ8emu/gであり、
比表面積からの粒径は12nmであった。X線回折を行
った結果を図3に示す。この図の○印のピークからスピ
ネル単相となっていることが確認できた。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、共沈を起こさせる金属
水酸化物生成反応の際に一定濃度のアンモニア水を用い
たので、アルカリ金属等の不純物のない高純度かつ組成
ずれのないフェライト粉末が得られ、これらの性質は高
速撹拌、金属イオンに対する当量比、熟成の条件を選択
することによりさらに改善され、また、高速撹拌するこ
とにより組成の均一な異相のない粒子を得ることがで
き、このようなフェライト粉末を原料にして得られたフ
ェライト焼結体からなる磁性材の電気磁気特性を安定に
することができる。また、原料もコストの安い金属塩や
アンモニア水を用い、しかも空気中、常圧下で反応を行
なうことができるので簡素な生産設備で生産することが
でき、その製造コストを低減できる。また、本発明のフ
ェライト粉末は粒径が小さいので、これを原料にしたフ
ェライト焼結体が通常の焼成温度より低温で得られ、低
融点金属と同時焼成が可能であり、その焼結体に同時に
電極を形成させることができる。また、本発明のフェラ
イト粉末は粒径が小さく、かつその粒径分布の幅が狭い
ので、均一な結晶粒で緻密なフェライト焼結体を製造可
能であり、電気磁気特性を高めることができる。このよ
うにして所望の組成のフェライト粉末が容易にしかも高
品質で得られ、種々の磁気特性をもつフェライト焼結体
からなる磁性材を提供でき、さらに磁気シールド、磁性
流体等への応用も可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の方法により得られたフ
ェライト粉末のX線回折線図である。
【図2】本発明の第2の実施例の方法により得られたフ
ェライト粉末のX線回折線図である。
【図3】本発明の第3の実施例の方法により得られたフ
ェライト粉末のX線回折線図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe、Zn、Ni、Mn、Co、Cu及
    びMgからなる群のFeとその他の少なくとも1種の金
    属のそれぞれの金属塩であって、その金属塩が硫酸塩、
    塩化物及び硝酸塩からなる群の少なくとも1種である金
    属塩を溶解した金属塩水溶液を得る工程と、該金属塩水
    溶液に0.05〜5.0mol/lのNH4 OH溶液を
    加えた混合液から金属水酸化物を生成する工程と、該金
    属水酸化物を熟成する工程を有するスピネル型フェライ
    ト粉末を得るフェライト粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 NH4 OH溶液の濃度は0.1〜3.0
    mol/lである請求項1記載のフェライト粉末の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 金属塩水溶液にNH4 OH溶液を加える
    操作はFeの塩のFe2+がFe3+になるに十分な空気中
    及び溶存酸素下で行う請求項1又は2に記載のフェライ
    ト粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 NH4 OH溶液を金属塩水溶液中の金属
    イオンに対して0.8〜1.2当量加える請求項1ない
    し3のいずれかに記載のフェライト粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属塩水溶液にNH4 OH溶液を加えた
    混合液を撹拌することにより金属水酸化物を得る請求項
    1ないし4のいずれかに記載のフェライト粉末の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 撹拌は毎分300〜3000回転である
    請求項5に記載のフェライト粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】 撹拌は毎分500〜2000回転である
    請求項5に記載のフェライト粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 混合液を常圧下で加熱する請求項1ない
    し7のいずれかに記載のフェライト粉末の製造方法。
  9. 【請求項9】 加熱は0〜40℃で3〜10時間である
    請求項8記載のフェライト粉末の製造方法。
  10. 【請求項10】 加熱は10〜30℃で3〜7時間であ
    る請求項8に記載のフェライト粉末の製造方法。
  11. 【請求項11】 熟成を80〜100℃で行う請求項1
    ないし10のいずれかに記載のフェライト粉末の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 熟成を80〜90℃で1〜5時間行う
    請求項1ないし10のいずれかに記載のフェライト粉末
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 熟成後の金属水酸化物を含む液を濾過
    し、沈澱を乾燥して粉末を得る請求項1ないし12のい
    ずれかに記載のフェライト粉末の製造方法。
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Cited By (4)

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