JPH0726689B2 - 水中ポンプ用メカニカルシール - Google Patents

水中ポンプ用メカニカルシール

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JPH0726689B2
JPH0726689B2 JP2213094A JP21309490A JPH0726689B2 JP H0726689 B2 JPH0726689 B2 JP H0726689B2 JP 2213094 A JP2213094 A JP 2213094A JP 21309490 A JP21309490 A JP 21309490A JP H0726689 B2 JPH0726689 B2 JP H0726689B2
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JP
Japan
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seal
ring
side housing
bellows
spring
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JP2213094A
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JPH0495674A (ja
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康孝 岩本
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モータ側ハウジングとポンプ室側ハウジン
グとの間のオイルバス内に挿通された回転軸の周囲を軸
封するために使用される水中ポンプ用メカニカルシール
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種メカニカルシールとしては、実公平1−39
969号公報や実公平1−44798号公報等に示されているよ
うにモータ側およびポンプ側の各ハウジングに対応して
合成ゴム等からなるベローズをもった第1および第2の
シングルメカニカルシールを背中合せに配置したものが
ある。このような2つのシングルメカニカルシールを用
いたものでは、軸方向の寸法を小さくして小形化を図り
にくい。
このため、実開平1−178277号公報に示すように第1お
よび第2のシングルメカニカルシールの各ベローズを一
体化したものがある。すなわち、これは、第4図に示す
ように両ハウジング21,22側にそれぞれ嵌着された固定
摺接環としてのフローティングシート23,24に対向して
回転摺接環としてのシールリング25,26を回転軸27に装
着し、上記各シールリング25,26にシールケース28,29で
かしめ止めされた2個のベローズ片30A,30Bの基端同志
を連成して1つのベローズ31を構成し、これを締付バン
ド32で回転軸27に固定して、上記シールケース28の一部
を締付バンド32に係合し、両シールケース28,29間に介
在したスプリング33のばね力でシールリング25,26をフ
ローティングシート23,24にそれぞれ密接させたもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のものは、2個のベローズ片30A,30Bの各基端同志
を連成して一体化することにより、ベローズ片30A,30B
の基部の寸法を小さくし、それだけシールリング25,26
間の距離を短くして小形化を図ることができるが、1対
のフローティングシート23,24にそれぞれ摺接されるシ
ールリング25,26の他に、これらシールリング25,26をベ
ローズ31にかしめ止めするためのシールケース28,29を
用いるため、部品点数は依然として多く、しかも組み付
けのための工数も多くなる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、部品点数の
削減および軸方向寸法の短寸化を図れるとともに、組立
性の向上を図ることができるものでありながら〈ダブル
メカニカルシールと同等なシール機能を実現することが
できる水中ポンプ用メカニカルシールを提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明に係る水中ポンプ
用メカニカルシールは、ポンプ室側ハウジングに固定摺
接環としてフローティングシートを緩衝用L形リングを
介して嵌着するとともに、このフローティングシートに
摺接する回転摺接環としてのシールリングを、モータ側
ハウジングとポンプ室側ハウジングとの間のオイルバス
内に挿通された回転軸に装着して、該回転軸の周囲を軸
封するようにした水中ポンプ用メカニカルシールにおい
て、上記回転軸にその中央部が締付バンドにより固定さ
れたベローズの一端部と上記シールリングとをシールケ
ースで挟着し、このベローズの他端部に上記モータ側ハ
ウジングに摺接する環状の弾性片部を一体形成し、上記
締付バンドに環状ばね座部を連成してなるストッパリン
グと上記シールケースとに両者の係合部を形成し、か
つ、上記シールケースの側面と上記ストッパリングのば
ね座部との間に上記ベローズに軸方向に沿ったばね力を
付勢するばね部材を介在したものである。
上記構成の水中ポンプ用メカニカルシールにおける上記
ばね部材として、互いに背反方向へ反り変形して配置さ
れる1対の板ばねを使用することが好ましい。
[作用] この発明によれば、1つのベローズを使用して、該ベロ
ーズの端部に一体形成した環状の弾性片部を、液圧の変
化によっても余分な圧力を受けることのないモータ側ハ
ウジングに直接に摺接させるようにしたので、そのモー
タ側ハウジング側にもシールリングを設けてダブルメカ
ニカルシールとするものに比べて、軸方向の寸法を小さ
くできる上に、部品点数を大幅に削減することが可能で
ある。また、シールケースとストッパリングとの間に係
合部を形成することによって、ベローズやシールリング
などをユニット化することが可能となり、全体の組付け
が容易になる。
特に、シールケースとストッパリングとの間に介在する
ばね部材として、1対の板ばねを使用するときは、コイ
ルばねを使用する場合に比して、軸方向寸法を一層小さ
くすることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図はこの発明に係る水中ポンプ用メカニカルシール
の一例を示す断面図である。
同図おいて、1はモータ側ハウジング、2はポンプ室側
ハウジング、3は両ハウジング1,2間におけるオイルバ
スである。
4は固定摺接環としてのフローティングシートであり、
このフローティングシート4は、上記ポンプ室側ハウジ
ング2に対してゴム等からなる緩衝用L形リング5を介
して嵌着されている。6は上記フローティングシート4
の端面に摺接する回転摺接環としてのシールリングであ
り、上記オイルバス3内に挿通された回転軸7に装着さ
れている。
8はゴム等からなるベローズであり、その中央部が締付
バンド9(第2図)により上記回転軸7に締付・固定さ
れている。また、このベローズ8の一端部8aは上記シー
ルリング6の外周面に重合されて第2図に示す断面L形
の環状のシールケース10により上記シールリング6にか
しめ止めされており、一方、他端部8bには上記モータ側
ハウジング1に直接摺接する環状の弾性片部11が一体形
成されている。
12は上記締付バンド9とこれに連成された環状ばね座部
9aとからなるストッパリングであり、第2図に示すよう
にこのストッパリング12の周方向へ等配して形成された
複数の係合孔13に上記シールリング10に形成された複数
の係合突片14をそれぞれ係止させて係合部17を構成させ
ている。
上記シールケース10の内側部と上記ばね座部9aとの間に
は、互いに背反方向へ反り変形してベローズ8に軸方向
へ沿ったばね力を付勢する1対の板ばね15,16からなる
ばね部材が介在されている。
このような構成において、回転軸7の周囲は、オイルバ
ス3に対してフローティングシート4に摺接するシール
リング6およびベローズ8ならびにモータ側ハウジング
1に摺接する弾性片部11により軸封される。
ところで、一般に水中ポンプでは、ポンプ室側ハウジン
グ2に比較してモータ側ハウジング1では液圧の変動に
よる余分な力を受けることが少ない。この点に注目し
て、上記のものでは、1つのベローズ8を使用し、その
他端部8bに形成した環状弾性片部11の先端を上記モータ
側ハウジング1に直接当てるだけの構成でシール性を確
保させたので、2つのベローズを並設するものに比して
軸方向の寸法を小さくできるうえ、モータ側ハウジング
1側でのシールリング等が省けて部品点数の削減化が図
れることになる。
また、上記シールケース10とストッパリング12との間に
介在されるばね部材としてコイルばねであってもよい
が、上記実施例のように板ばね15,16を使用することに
より、上記軸方向の小寸化が一層進め易くなる。
また、ベローズ8の締付バンド9にばね座部9aを一体形
成したことも、構成の簡素化に寄与することができる。
とくに、上記シールケース10でベローズ8の一端部8aと
シールリング6とを挾着させる一方、上記シールケース
10の係合突片14をストッパリング12の係合孔13に係合さ
せるだけでこれらベローズ8等をユニット化して容易に
組み付けることができる。
上記シールケース10側とストッパリング12側との係合部
17としては、たとえばストッパリング12側に第3図に示
すような切欠部31を形成し、この切欠部31に係合突片14
を係合させる等、種々のものから選択できることは勿論
である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、回転軸に締付バンド
を介して固定された1つのベローズの一端部側をシール
リングを介してポンプ室側ハウジングに摺接させる一
方、他端部に一体形成した環状の弾性片部を、液圧の変
化の影響を受けることのないモータ側ハウジングに直接
に摺接させるようにしたので、そのモータ側ハウジング
側にもシールリングを設けてダブルメカニカルシールと
するものに比べて、軸方向の寸法を小さくしてコンパク
ト化を図ることができる上に、部品点数も大幅に削減す
ることができる。しかも、シールケースとストッパリン
グとの間に係合部を形成することにより、ベローズやシ
ールリングなどをユニット化することが可能となり、全
体の組付けを容易にすることができる。それでいて、ダ
ブルメカニカルシールと同等なシール機能を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る水中ポンプ用メカニカルシール
の一例を示す断面図、第2図はシールケースとストッパ
リングとの係合構造を示す斜視図、第3図は締付バンド
に形成された係合部を示す斜視図、第4図は従来の水中
ポンプ用メカニカルシールを示す半部断面断図である。 1……モータ側ハウジング、2……ポンプ室側ハウジン
グ、3……オイルバス、4……フローティングシート、
5……L形リング、6……シールリング、7……回転
軸、8……ベローズ、8a……一端部、8b……他端部、9
……締付バンド、9a……ばね座部、10……シールケー
ス、11……弾性片部、12……ストッパリング、15,16…
…板ばね(ばね部材)、17……係合部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ室側ハウジングに固定摺接環として
    フローティングシートを緩衝用L形リングを介して嵌着
    するとともに、このフローティングシートに摺接する回
    転摺接環としてのシールリングを、モータ側ハウジング
    とポンプ室側ハウジングとの間のオイルバス内に挿通さ
    れた回転軸に装着して、該回転軸の周囲を軸封するよう
    にした水中ポンプ用メカニカルシールにおいて、上記回
    転軸にその中央部が締付バンドにより固定されたベロー
    ズの一端部と上記シールリングとをシールケースで挟着
    し、このベローズの他端部に上記モータ側ハウジングに
    摺接する環状の弾性片部を一体形成し、上記締付バンド
    に環状ばね座部を連成してなるストッパリングと上記シ
    ールケースとに両者の係合部を形成し、かつ、上記シー
    ルケースの側面と上記ストッパリングのばね座部との間
    に上記ベローズに軸方向に沿ったばね力を付勢するばね
    部材を介在したことを特徴とする水中ポンプ用メカニカ
    ルシール。
  2. 【請求項2】上記ばね部材として、互いに背反方向へ反
    り変形して配置される1対の板ばねを使用した請求項
    (1)記載の水中ポンプ用メカニカルシール。
JP2213094A 1990-08-10 1990-08-10 水中ポンプ用メカニカルシール Expired - Lifetime JPH0726689B2 (ja)

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JPH0495674A JPH0495674A (ja) 1992-03-27
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CN102109039A (zh) * 2009-12-25 2011-06-29 上海通用风机股份有限公司 一种零泄漏转轴密封
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Effective date: 20040618

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