JPH074368Y2 - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール

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JPH074368Y2
JPH074368Y2 JP10983490U JP10983490U JPH074368Y2 JP H074368 Y2 JPH074368 Y2 JP H074368Y2 JP 10983490 U JP10983490 U JP 10983490U JP 10983490 U JP10983490 U JP 10983490U JP H074368 Y2 JPH074368 Y2 JP H074368Y2
Authority
JP
Japan
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seal
compression spring
pair
packing
ring
Prior art date
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JP10983490U
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English (en)
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JPH0466461U (ja
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康孝 岩本
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、水中ポンプ等の軸封部に使用されるメカニ
カルシールに関する。
<従来の技術> 従来より、水中ポンプの軸封部に使用されるメカニカル
シールとして、ダブルシール型のものが知られている
(例えば実公平1−39969号公報参照)このダブルシー
ル型のメカニカルシールは、第4図にも示すように、所
定間隔離して対向配置された一対のシールリング90の間
に、ベローズ91が介在されていると共に、上記シールリ
ング90に隣接させて一対のメイティングリング92が配置
されているものであり、これらシールリング90とメイテ
ィングリング92とは、上記ベローズ91に嵌め込まれた圧
縮コイルばね93の付勢力によって互いに圧接されてい
る。上記ベローズ91は、シールリング90に密接される一
対のパッキング部91aと、上記一対のパッキング部91a間
に設けられ、軸94に密接される基部91bとを有するもの
であり、上記圧縮コイルばね93は、一対のパッキング部
91a間に圧縮された状態で介在されている。また、ベロ
ーズ91は、その基部91bの中央部において二分割されて
いるものであり、製造時において、圧縮コイルばね93を
一対のパッキング部91a間に介在させた後、上記基部91b
の互いの突き合わせ面を接着剤によって接着することに
より一体化されている。このように、上記メカニカルシ
ールによれば、圧縮コイルばね93を一対のパッキング部
91a間に介在させるために、ベローズ91として、二分割
したものを成形する必要があるので、成形工数が多くか
かると共に、ベローズ91の基部91bどうしを接着する工
程が必要であるので、製造が面倒で、コストも高くつく
という問題があった。
このような問題点を解決するために、ベローズ91を全体
的に一体成形したメカニカルシールが提案されている
(実開平1−178277号公報参照)。このメカニカルシー
ルは、第5図にも示すように、パッキング部91aの外周
およびシールリング90の外周に、一端部に鍔部95aを有
する一対の環状ケース95を嵌合したものであり、圧縮コ
イルばね93は、上記各環状ケースの鍔部95a間に介在さ
れている。
<考案が解決しようとする課題> 上記ベローズ91を一体成形したメカニカルシールによれ
ば、当該ベローズ91の基部91bを接着する工程を省略す
ることができる反面、圧縮コイルばね93が、ベローズ91
およびシールリング90の外周に配置されるので、外径寸
法が大きくなり、メカニカルシールが大形化するという
問題があった。また、上記圧縮コイルばね93を組付ける
場合において、環状ケース95の鍔部95aを折曲げたり、
あるいは溶接したりする工程が必要であり、当該組付け
に手間がかかるという問題が残存している。
この考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、シ
ールリングとメイティングリングとを圧接させる圧縮ば
ねを容易に組付けることができると共に、全体を小形化
することができるメカニカルシールを提供することを目
的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの考案のメカニカルシール
としては、所定間隔離して対向配置された一対のシール
リングと、このシールリングの間に介在されていると共
に、当該シールリングに密着される一対のパッキング部
と軸に密着される基部とが一体成形されているベローズ
と、各シールリングに隣設された一対のメイティングリ
ングと、各シールリングを互いに離反する方向へ付勢し
て当該シールリングを上記メイティングリングへ圧接さ
せる圧縮ばねとを備えたダブルシール型のメカニカルシ
ールにおいて、上記圧縮ばねが、一対のパッキング部の
間に介在されていると共に、波形の細幅薄板を螺旋状に
巻いた薄板ばねによって構成されていることを特徴とす
るものである。
<作用> 上記の構成のメカニカルシールによれば、シールリング
とメイティングリングとを圧接させる圧縮ばねが、波形
の細幅薄板を螺旋状に巻いた薄板ばねによって構成され
ているので、当該圧縮ばねを軸方向へ弾性的に容易に伸
長させることができる。したがって、この圧縮ばねによ
れば、その一端部の1条目を軸方向へ弾性的に伸長させ
て、2条目との間にベローズのパッキング部を導入する
と共に、圧縮ばねの先端部をベローズの基部に巻き掛
け、この状態で圧縮ばねを回転させて、パッキングとの
間で相対的な螺旋回転を行なわせることにより、当該圧
縮ばねをベローズの基部に順次巻回させて、最終的に一
対のパッキング部間に装填することができる。しかも、
上記圧縮ばねがパッキング部間に介在されているので、
その外径寸法を小さくすることができる。
<実施例> 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は、この考案のメカニカルシールを示す断面図で
ある。上記メカニカルシールは、互いに背中合わせに対
向配置された一対のシールリング1と、この一対のシー
ルリング1間に介在されたベローズ2と、上記シールリ
ング1に当接された一対のメイティングリング3と、各
シールリング1とメイティングリング3とを圧接させる
べくシールリング1を互いに離反する方向に付勢する圧
縮ばね4と、上記メイティングリング3とケーシングC
との間に介在されたカップガスケット5とにより主要部
が構成されている。
上記シールリング1およびベローズ2は、軸Sと一体回
転可能に設けられており、メイティングリング3は、カ
ップガスケット5を介してケーシングCに固定されてい
る。上記ベローズ2は、シールリング1の端面及び外周
面に対して密着されるパッキング部21と、軸Sに対して
内周面が密着された基部22とを備えており、これらパッ
キング部21と基部22とは、互いに一体成形されている。
また、上記パッキング部21の外周には環状ケース23が嵌
め込まれており、この環状ケース23の一側端23aは、パ
ッキング部21の内側面に添わせてあり、その端部に所定
間隔毎に設けられた軸方向へ延びる脚片23bは、ドライ
ブリング24の係合溝24aに係合されている。
上記圧縮ばね4は、第2図に詳細を示すように、波形断
面に成形された細幅薄板を、各凹凸面の位相をずらした
状態で螺旋状に巻いた薄板ばねによって構成されている
ものであり、この圧縮ばね4によれば、これを軸方向へ
引っ張ることにより、その巻き条間の間隔を容易に拡開
させることができる。この圧縮ばね4は、上記パッキン
グ部21間において圧縮された状態で介在されており、そ
のばね力によってパッキング部21を介してシールリング
1をメイティングリング3に対して圧接させている。な
お、圧縮ばね4の外径は、パッキング部21の外径と略等
しくなるように設定されている。
上記圧縮ばね4は、第3図に示すように、その一端部の
1条目42を軸方向へ弾性的に伸長させて、2条目43との
間にベローズ2のパッキング部21を導入すると共に、先
端部44をベローズ2の基部22の外周に巻き掛けた後、圧
縮ばね4を回転させて、パッキング21との間で相対的な
螺旋回転を行なわせることにより、当該圧縮ばね4をベ
ローズ2の基部22に順次巻回させて一対のパッキング部
21間に装填されたものである。したがって、上記圧縮ば
ね4によれば、ベローズ2に対する組付けを、極めて容
易且つ迅速に行なうことができる。しかも、上記圧縮ば
ね4は、ベローズ2の一対のパッキング部21間に設けら
れているので、当該圧縮ばねがパッキング部の外周に設
けられている従来のメカニカルシールに比べて、その外
径寸法を小さくすることができる。
<考案の効果> 以上のように、この考案のメカニカルシールによれば、
シールリングとメイティングリングとを圧接させるため
の圧縮ばねが、波形の細幅薄板を螺旋状に巻いた薄板ば
ねによって構成されているので、当該圧縮ばねをベロー
ズに組付ける際に、これを一対のパッキング部間にねじ
込んでいくだけで、その組付けを行なうことができ、特
別な部品を要することなく圧縮ばねを簡単かつ容易に組
付けることができる。しかも、圧縮ばねがパッキング部
間に介在されているので、その外径を小さくすることが
でき、メカニカルシールの小形化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のメカニカルシールを示す断面図、 第2図は圧縮ばねの斜視図、 第3図は圧縮ばねの組付け状態を示す正面図、 第4図および第5図は従来例を示す断面図。 1…シールリング、2…ベローズ、21…パッキング部、
22…基部、3…メイティングリング、4…圧縮ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔離して対向配置された一対のシー
    ルリングと、このシールリングの間に介在されていると
    共に、当該シールリングに密着される一対のパッキング
    部と軸に密着される基部とが一体成形されているベロー
    ズと、各シールリングに隣設された一対のメイティング
    リングと、各シールリングを互いに離反する方向へ付勢
    して当該シールリングを上記メイティングリングへ圧接
    させる圧縮ばねとを備えたダブルシール型のメカニカル
    シールにおいて、上記圧縮ばねが、一対のパッキング部
    の間に介在されていると共に、波形の細幅薄板を螺旋状
    に巻いた薄板ばねによって構成されていることを特徴と
    するメカニカルシール。
JP10983490U 1990-10-19 1990-10-19 メカニカルシール Expired - Lifetime JPH074368Y2 (ja)

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JP10983490U JPH074368Y2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 メカニカルシール

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JP10983490U JPH074368Y2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 メカニカルシール

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JPH0466461U JPH0466461U (ja) 1992-06-11
JPH074368Y2 true JPH074368Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31857091

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JP10983490U Expired - Lifetime JPH074368Y2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 メカニカルシール

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ITBO20130621A1 (it) * 2013-11-12 2015-05-13 Seal Technology S R L Dispositivo a doppia tenuta meccanica
EP3643949B1 (en) 2017-06-23 2023-05-03 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal
CN114198502B (zh) * 2022-01-04 2024-03-19 昆明理工大学 一种电池三元材料搅拌设备用镶装式聚四氟乙烯静压干气密封环及其制备方法与应用

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JPH0466461U (ja) 1992-06-11

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