JPH082533Y2 - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JPH082533Y2
JPH082533Y2 JP1990029888U JP2988890U JPH082533Y2 JP H082533 Y2 JPH082533 Y2 JP H082533Y2 JP 1990029888 U JP1990029888 U JP 1990029888U JP 2988890 U JP2988890 U JP 2988890U JP H082533 Y2 JPH082533 Y2 JP H082533Y2
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JP
Japan
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annular groove
peripheral surface
oil seal
wire
seal lip
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JP1990029888U
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JPH03119674U (ja
Inventor
英夫 丸子
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エヌオーケー株式会社
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、互いに同芯に組み合わされて相対的な回転
運動又は軸線方向の往復運動をなす2部材間の隙間を密
封するために使用されるオイルシールに関し、更に詳し
くは、ゴム状弾性材をもって成形されたシールリップ部
と摺動相手周面との接触圧力を助勢する手段として、弾
性を備えた線材をもって略円形に巻かれたスナップリン
グを用いたオイルシールに関する。
(従来の技術) 互いに同芯に組み合せされて相対的な回転運動又は軸
線方向の往復運動をなす2部材間の密封手段として、ゴ
ム状弾性材をもって成形され、相手部材の周面と弾性接
触するシールリップ部を備えたオイルシールが使用され
ている。
シールリップ部と相手部材の周面との接触圧力を助勢
するために、直径が10分の数mm程度の弾性線材を数mmの
巻径で螺旋状に巻いた密着ばねの両端部を接続させて環
状となしたガータースプリングが、シールリップ部の周
面に形成された環状溝内に挿入されるが、ガータースプ
リングは、製作工程、装着工程等が煩雑であるので、直
径数mm程度の弾性線材を略円形に巻かれて成るスナップ
リングを使用するのが、より有利である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のスナップリングの製作は、所定の長さ
に剪断した弾性線材を円形に巻き曲げる単純な工程によ
ってなされていたために、剪断工程に伴って弾性線材の
端面に付されたカエリが、ゴム状弾性材によるシールリ
ップ部に傷を付け、最悪の場合には、その傷を拡大させ
てシールリップ部の破損を惹起するおそれがあった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来のスナップリングを用いたオ
イルシールにおける問題点を考慮して、略円形に巻き曲
げた弾性線材の両端部を径方向へ反り曲げて成るスナッ
プリングを、シールリップ部の環状溝周面に1回転以上
巻いて装着した構成となすものである。
(作用) 上記した本考案によるオイルシールにおいては、円形
状に巻かれた弾性線材の端部を径方向向へ反り曲げられ
た構造が、剪断時にカエリを付された弾性線材の端縁を
シールリップ部の環状溝の底周面から引き離す作用を示
す。また、本考案ではスナップリングを環状溝周面に1
回転以上を巻いているのでシールリップの相対運動相手
部材への接触圧力が周方向一定となるため、シール性能
を保つことができる。
(実施例) 第1図の実施例においては、略L字様の断面形状を呈
して相対運動2部材の一方に取付けられる被固定部1の
端部に、ゴム状弾性材をもって略円筒形状に成形され、
相対運動2部材の他方の周面と摺動するシールリップ部
2が接着され、シールリップ部2の外周に形成された環
状溝3内に、第2図に示すように、弾性を備えた直径数
mm程度の線材を円形に巻かれ、各端部5を径方向外方へ
反り曲げられて成るスナップリグ4が装着されている。
(考案の効果) 本考案のオイルシールが、上記したように、互いに相
対的運動を行う2部材の内、一方の部材に固定され、他
方の部材の周面に接触するゴム状弾性材製シールリップ
部を有し、該シールリップ部の前記他方の部材周面への
接触部分と反対側に環状溝を設けられたオイルシールに
おいて、前記環状溝の周面には、弾性を備えた線材が略
円形に1回転以上巻かれ、該線材の両端部が径方向であ
って前記環状溝周面から離れる方向に反り曲げられてな
るスナップリングが装着された構成を備えていることに
より、周方向に一定のシール性が得られ、弾性線材の端
部を径方向向へ反り曲げられた構造が、剪断時にカエリ
を付された弾性線材の端縁をシールリップ部の環状溝の
底周面から引き離す作用を示すので、従来の技術による
スナップリングを用いたオイルシールにおいて避けられ
なかった弾性線材の端縁に付されたカエリによるシール
リップ部の損傷が抑制され、長期間にわたって良好な密
封機能が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図は、同実
施例の構成部材の正面図である。 1……被固定部、2……シールリップ部、3……環状
溝、4……スナップリング、5……端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相対的運動を行う2部材の内、一方
    の部材に固定され、他方の部材の周面に接触するゴム状
    弾性材製シールリップ部(2)を有し、該シールリップ
    部(2)の前記他方の部材周面への接触部分と反対側に
    環状溝(3)を設けられたオイルシールにおいて、 前記環状溝(3)の周面には、弾性を備えた線材が略円
    形に1回転以上巻かれ、該線材の両端部(5)が径方向
    であって前記環状溝周面から離れる方向に反り曲げられ
    てなるスナップリング(4)が装着されたことを特徴と
    するオイルシール。
JP1990029888U 1990-03-23 1990-03-23 オイルシール Expired - Lifetime JPH082533Y2 (ja)

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JPH03119674U JPH03119674U (ja) 1991-12-10
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WO2019151388A1 (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 イーグル工業株式会社 密封装置

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JPH03119674U (ja) 1991-12-10

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