JPH07266302A - 木質板材の加工用工具 - Google Patents

木質板材の加工用工具

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JPH07266302A
JPH07266302A JP6249094A JP6249094A JPH07266302A JP H07266302 A JPH07266302 A JP H07266302A JP 6249094 A JP6249094 A JP 6249094A JP 6249094 A JP6249094 A JP 6249094A JP H07266302 A JPH07266302 A JP H07266302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
plate material
die
processing
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP6249094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Hashiguchi
高義 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH07266302A publication Critical patent/JPH07266302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチプレスを用いて木質板材を加工できる
ようにし、打ち抜き後に生じるササクレをなくす。 【構成】 パンチ1の先端全周に切断用刃部1bを形成
し、該切断用刃部1bで囲まれる内側に板材逃がし用空
間1cを形成し、該板材逃がし用空間1cにスラグエジ
ェクタ11を取り付け、また、該パンチ1に対応してダ
イ2上に加工孔2aを設け、該加工孔2aの周囲上に成
型用凸部2bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパンチプレスを用いて木
質板材を加工するためのパンチとダイからなる加工用工
具の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパンチプレスは主に金属板材の孔
明け加工をするために使用されており、孔明け加工をす
るために上型と下型を上下に対向させて配置し、該上型
と下型の間にワーク(板材)を位置させて上型のパンチ
をラムによって昇降させて、板材の所望位置の孔明け加
工をしていたのである。また、ワークの加工孔を孔明け
加工するときに同時に、面取り等の加工をするようにし
た技術も公知となっている。例えば、実公平5−109
85号公報の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、木質の薄板材、
例えば、ベニヤ板やパーティクルボード等の合板の孔明
け加工はキリやドリル、糸鋸等を用いており、手間と時
間がかかっていた。そこで、パンチプレスを用いて簡単
容易に加工することが考えられる。ところが、このよう
なパンチプレスを用いて木質板材の孔明け加工を行う
と、パンチを下降させて木質板材を貫通したときに、図
5に示すような加工孔下部にササクレWcができてしま
い仕上がりを著しく悪くし、製品として出荷するには再
度加工する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、該課題を解決するために、パンチ
プレスを用いて木質板材を加工するための加工用工具で
あって、パンチの先端全周に切断用刃部を形成し、該切
断用刃部で囲まれる内側に板材逃がし用空間を形成し、
該板材逃がし用空間にスラグエジェクタを取り付け、ま
た、該パンチに対応してダイ上に加工孔を設け、該加工
孔の周囲上に成型用凸部を形成したものである。
【0005】
【作用】このような手段を用いることによって、パンチ
1とダイ2の間にワークWを位置させてから、パンチ1
を下降してワークWに当接すると、パンチ1の切断用刃
部1bがワークW上面に切り込み、同時にワークWはダ
イ2側へ押し付けられてダイ2の成型用凸部2bがワー
クW下面を押し固め、ササクレが防止される。そして更
にパンチ1が下降するとワークWは剪断されて打ち抜か
れ、この時加工部分の板材片Wa上面は板材逃がし用空
間1cに至りスラグエジェクタ11は圧縮され、打ち抜
き後はスラグエジェクタ11の回復反発力で板材片Wa
が板材逃がし用空間1cから排除される。
【0006】
【実施例】次に本発明のパンチ工具の一実施例を説明す
ると、図1は上型と下型の斜視図一部断面図、図2はパ
ンチ正面図一部断面図、図3はダイ正面断面図、図4は
図3に於けるX部拡大断面図、図5は従来のパンチとダ
イで加工した木質板材の断面図、図6は加工手順を示す
断面図である。
【0007】タレットパンチプレスの上タレットには上
型Aが、下タレットには下型Bがそれぞれ円周に沿って
複数組配置され、この上型Aにはパンチ1が装着され、
下型Bにはダイ2が装着される。このように対向して配
置されたそれぞれのパンチ1下端の形状とダイ2中央の
加工孔2aの形状が一致して構成され、所望の形状のパ
ンチ1とダイ2をラムの下方に位置させて、その間にワ
ーク(板材)Wを配置してラムを下降させると、ワーク
を貫通して所望の形状の孔が得られる。
【0008】この上型Aは図1に示すように、円筒状の
パンチホルダー3の外周面の一部に上下方向にキー4が
嵌合されて回転しないようにし、上部にラムとの係合部
3aを形成し、パンチホルダー3軸心部の孔内に下方よ
りパンチ1を挿入し、上方より吊りボルト5を挿入して
パンチ1を螺装して固定し、パンチホルダー3下部に合
成樹脂製のストリッパ6を装着している。下型Bはダイ
ホルダー7にダイ2が嵌合され、ピン9によって回転方
向の位置決めがされて、セットボルト10によって位置
調整されて固定される。
【0009】そして、前記パンチ1は図2に示すよう
に、上部軸心にネジ穴1aを穿設し、下部先端の全周に
切断用刃部1bを形成し、該パンチ1の底部を凹状に形
成して、切断用刃部1bで囲まれた内側部分を板材逃が
し用空間1cとして形成し、その軸芯に挿入穴1dを穿
設し、スラグエジェクタ11を嵌挿している。該スラグ
エジェクタ11はウレタン等の合成樹脂、又は、ゴムや
バネ等の弾性体より構成され、板材逃がし用空間1cの
パンチ底面より突出して配設されている。但し、スラグ
エジェクタ11下端は切断用刃部1b下端より上側に位
置させている。
【0010】前記ダイ2は図3に示すように、中央上面
に前記パンチ1の切断用刃部1bの形状と一致された加
工孔2aを開口し、該加工孔2aの外周部には図4に示
すように、上方へ突出する成型用凸部2bが形成され、
該成型用凸部2bは微小なものであって、本実施例では
0.5mm程度の高さとしている。
【0011】このような構成のパンチ1とダイ2を用い
て木質板材のワークWの孔明け加工を行うと、まず、パ
ンチ1とダイ2の間にワークWの開口したい部分を位置
させてラムを下降させると、図6(イ)に示すパンチ1
の下面がワークWに当接した時に、パンチ1の切断用刃
部1bがワークW上面に切り込みを入れ、同時にワーク
Wはダイ2側へ押し付けられて、ダイ2の成型用凸部2
bがワークW下面を押し固めて剪断し易くする。
【0012】そして更にパンチ1が下降すると(ロ)の
ように、ワークWは剪断されて加工部分の板材片Wa上
面は板材逃がし用空間1cに至りスラグエジェクタ11
が圧縮される。そして板材片Wa打ち抜き後には、板材
逃がし用空間1cに嵌合されていた板材片Waはスラグ
エジェクタ11の回復反発力で板材逃がし用空間1cか
ら排除され切断用刃部1bに板材片Waが残ることがな
く、そして、パンチ1は上昇されて元の位置に戻り、ワ
ークWは(ハ)に示すように開口された状態となる。こ
の加工後の孔Wbの下部は従来成型用凸部2bがなかっ
たために、図6のようにササクレ部Wcを生じていた
が、本発明ではササクレが生じる部分を下から押し固め
て切れを良くするため、きれいな孔を形成することがで
きるのである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1のように
板材逃がし用空間を設けたので、パンチ打ち抜き時に板
材上面に切り込みを作成でき、請求項2のように板材逃
がし用空間にスラグエジェクタを設けたので、打ち抜き
後に板材片を排除でき、切断用刃部に板材片が残ること
がなく連続して孔明け加工が確実にできる。そして、請
求項3のようにダイの加工孔に成型用凸部を設けたの
で、パンチプレスを利用して木材に孔明け加工する場合
に生じ易い貫通下側板材のササクレを防止でき、これら
によって板金に比べて軟質である木材板材をパンチプレ
スによって孔明けを良好に行え、板材加工を短時間で正
確に、簡単に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】上型と下型の斜視図一部断面図である。
【図2】パンチ正面図一部断面図である。
【図3】ダイ正面断面図である。
【図4】図3に於けるX部拡大断面図である。
【図5】従来のパンチとダイで加工した木質板材の断面
図である。
【図6】加工手順を示す断面図である。
【符号の説明】
W ワーク(木質板材) 1 パンチ 1b 刃部 1c 板材逃がし空間 2 ダイ 2a 加工孔 2b 凸部 11 スラグエジェクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスを用いて木質板材を加工す
    るためのパンチ工具であって、パンチの先端全周に切断
    用刃部を形成し、該切断用刃部で囲まれる内側に板材逃
    がし用空間を形成した木質板材の加工用工具。
  2. 【請求項2】 上記板材逃がし用空間にスラグエジェク
    タを取り付けた請求項1記載の木質板材の加工用工具。
  3. 【請求項3】 パンチプレスを用いて木質板材を加工す
    るためのダイであって、パンチに対応してダイ上に設け
    る加工孔の周囲上に、成型用凸部を形成した木質板材の
    加工用工具。
JP6249094A 1994-03-31 1994-03-31 木質板材の加工用工具 Pending JPH07266302A (ja)

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JP6249094A JPH07266302A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 木質板材の加工用工具

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JPH07266302A true JPH07266302A (ja) 1995-10-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007000804A1 (ja) * 2005-06-27 2009-01-22 株式会社 ベアック プリント配線基板の穿孔方法、プリント配線基板、boc用基板及び穿孔装置
CN103521628A (zh) * 2013-10-23 2014-01-22 无锡明豪汽车零部件有限公司 模具镶块速拆机构
CN111775260A (zh) * 2020-07-24 2020-10-16 杭州欣伊家具有限公司 一种用于家具生产的取孔机构

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CN111775260B (zh) * 2020-07-24 2021-11-23 佛山市顺德区辰铭家具有限公司 一种用于家具生产的取孔机构

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