JP3064759U - パンチング金型 - Google Patents

パンチング金型

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JP3064759U
JP3064759U JP1999004155U JP415599U JP3064759U JP 3064759 U JP3064759 U JP 3064759U JP 1999004155 U JP1999004155 U JP 1999004155U JP 415599 U JP415599 U JP 415599U JP 3064759 U JP3064759 U JP 3064759U
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JP
Japan
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die
chip
punching
die chip
hole
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Expired - Lifetime
Application number
JP1999004155U
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Inventor
康裕 古川
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 バリの発生しを押さえると共に被加工材の搬送時の裏傷
がなくまた寿命の長いパンチング金型のを提供。 【課題】 【解決手段】 ダイベース3に抜き穴9を備えたダイチ
ップ7を着脱可能に設け、該ダイチップに前記抜き穴の
切り刃を稜線とする斜面13を設け、前記ダイチップの
上部外周を包囲する上下動可能なイジェクトプレート1
5を設け、該イジェクトプレートの上面を前記ダイチッ
プの切り刃上方位置に付勢して設けたことを特徴とする
パンチング金型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はパンチング金型に関する。さらに詳細には、パンチング加工で抜き穴 の下面に発生するバリを押さえたパンチング金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
板金材のパンチング加工において、クリアランスを最適にすればバリの大きさ (或いは高さ)を小さくすることはできるが、全くなくすことは難しく大なり小 なりバリ(かえり)が発生する。
【0003】 バリは製品の品質を低下させる上、また、大きいバリは怪我の原因ともなるの で、パンチング加工後にバリ取り工程が必要な場合が多い。
【0004】 加工後のバリ取り工程は、加工コストを増加させる上、人手を必要とするので パンチング加工と同時にバリを押し潰す図6に示す如きダイ30を使用する場合 もある。
【0005】 上述のダイ30は、ダイ30の上面の抜き穴31の周囲に、被加工材Wの抜き 穴の下側外周のC面取りをするための環状突起33を設け、パンチング加工時に 板押さえ35とダイ30との間に被加工材を挟持して押圧することで、抜き穴下 面の周囲のバリを押し潰す様にしたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述のダイ30により、被加工材下面に発生するバリをパンチング加工と同時 に押し潰すことは可能ではある。しかし、被加工材Wがダイ30の環状突起33 上を移動するので、裏面に擦り傷が発生するという問題がある。また、環状突起 33の磨耗が早くダイの寿命が短いと言う問題がある。
【0007】 本考案は上述の如き問題を解決するために成されたものであり、本考案の課題 は、バリの発生しを押さえると共に、被加工材の搬送時の裏傷がなくまた寿命の 長いパンチング金型を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として請求項1に記載のパンチング金型は、ダイベー スに抜き穴を備えたダイチップを着脱可能に設け、該ダイチップに前記抜き穴の 切り刃を稜線とする斜面を設け、前記ダイチップの上部外周を包囲する上下動可 能なイジェクトプレートを設け、該イジェクトプレートの上面を前記ダイチップ の切り刃上方位置に付勢して設けたことを要旨とするものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面によって説明する。
【0010】 図1は本考案に係るパンチング金型の上面を示した図であり、また、図2は図 1のII-II断面、図3はIII-III断面を示す図である。
【0011】 ダイ1は、ダイベース3、ダイチップ7およびイジェクトプレート15などか ら構成してある。ダイベース3の上部には、有底のダイチップ取付け穴5が設け てあり、このダイチップ取付け穴5にダイチップ7のほぼ下半分を嵌合し、上部 はダイベース3から突出させてある。
【0012】 また、ダイベース3にはダイチップ7を固定する止めねじ10が設けてあり、 この止めねじ10を緩めることによりダイチップ7をダイベース3から容易に取 り外すことができる様に設けてある。なお、ダイチップ取付け穴と5ダイチップ 7との間には、ダイチップ7の高さを調整する環状のシム8が設けてある。
【0013】 前記ダイチップ7には、パンチ(図示省略)と係合する抜き穴9(実施例では 円形の穴)が設けてあり、この抜き穴9の上部の切り刃11を稜線とする角度4 5度の斜面13が抜き穴9の周囲に設けてある。なお、上述の斜面13の角度は 45度付近を用いるのが好ましく、45度に限定されるものではない。
【0014】 前記ダイベース3の上方にはダイチップの上部外周を包囲するイジェクトプレ ート15が設けてある。
【0015】 このイジェクトプレート15は、ダイベース3の下面から挿入した3本のショ ルダーボルト17に連結してあり、ショルダーボルト17は設定した距離(実施 例では0.3mm)だけ上下に摺動可能に設けてある。
【0016】 前記ダイベース3とイジェクトプレート15の間には、3個の圧縮スプリング 19を設け、イジェクトプレート15を常にダイベース3から離隔する方向へ付 勢した状態で取付けてある。すなわち、この状態でイジェクトプレート15の上 面がダイチップ7の上端から0.3mmの間隙Gを有する様に設けてある。
【0017】 前記イジェクトプレート15の下面には、前記ダイチップ7の上部の斜面部分 が係合する円錐状の凹部21を形成すると共にダイチップ7の抜き穴9と同心で かつ若干大径の貫通穴23が設けてある。
【0018】 上記構成におけるダイ1を、例えば、パンチプレスに用いてパンチング加工を 行う時の動作について図4(a)〜図4(d)を参照しながら説明する。
【0019】 (a):パンチ金型の板押さえSが、ダイ1のイジェクトプレート15上に位 置決めされた被加工材Wに接触した状態を示し、イジェクトプレート15の上面 がダイチップ7の切り刃11より僅かに上昇した位置にある。従って、被加工材 Wとダイチップ7の切り刃11とは接触していない状態にある。
【0020】 (b):パンチ金型の板押さえSがイジェクトプレート15の圧縮スプリング 19の上方への付勢力に抗してイジェクトプレート15を押し下げた状態であり 、被加工材Wの下面にダイチップ7の切り刃11が食い込み、面取り成形が行わ れる。
【0021】 (c):パンチ金型のパンチPが更に下降して、ダイチップ7の抜き穴9の内 部まで入り、被加工材Wを打ち抜いた状態を示す。抜きかす25はダイベース3 の下方の落下穴から機外(例えばパンチプレスの機外)に排出される。
【0022】 (d):パンチング加工が終了した被加工材Wの抜き穴部分を拡大して示した もので、抜き穴下面が面取り成形されてバリが全くない状態となる。
【0023】 図5はダイチップ7を交換する時の状態を示した図であり、イジェクトプレー ト15を外して、ダイチップ7を固定する止めねじ10を緩めてダイチップ7を を取り外して切り刃部の再研磨を行う。なお、再研磨を行った時はシム8も研磨 量に合わせて交換してダイチップ7の高さを一定に保持する様にする。
【0024】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、バリのない高品質なパンチング加工を行うことがで きる。従ってパンチング加工後のバリ取り工程が不要となる。また、被加工材を パンチング金型上を移送する場合、ダイチップの刃先がイジェクトプレートで保 護されているので被加工材裏面に擦過傷を生じることがなく、よって磨耗が減少 しダイチップの寿命も延長する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパンチング金型の上面を示した
図。
【図2】図1のII-II線に沿った断面図。
【図3】図2のIII-III線に沿った断面図。
【図4】本考案に係るパンチング金型によるパンチング
加工動作の説明図。
【図5】本考案に係るパンチング金型におけるダイチッ
プを交換時の状態を示した図。
【図6】バリ発生を押さえる従来方式のダイを使用した
パンチング加工の説明図。
【符号の説明】
1 ダイ 3 ダイベース 5 ダイチップ取付け穴 7 ダイチップ 8 シム 9 抜き穴 10 止めねじ 11 切り刃 13 斜面 15 イジェクトプレート 17 ショルダーボルト 19 圧縮スプリング 21 凹部 23 穴 25 抜きかす G 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイベースに抜き穴を備えたダイチップ
    を着脱可能に設け、該ダイチップに前記抜き穴の切り刃
    を稜線とする斜面を設け、前記ダイチップの上部外周を
    包囲する上下動可能なイジェクトプレートを設け、該イ
    ジェクトプレートの上面を前記ダイチップの切り刃上方
    位置に付勢して設けたことを特徴とするパンチング金
    型。
JP1999004155U 1999-06-10 1999-06-10 パンチング金型 Expired - Lifetime JP3064759U (ja)

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JP1999004155U JP3064759U (ja) 1999-06-10 1999-06-10 パンチング金型

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9782818B2 (en) 2011-06-08 2017-10-10 Wilson Tool International Inc. Die shoe assembly with bearing surface mechanism, and die for use therewith
KR102012582B1 (ko) * 2018-01-09 2019-08-20 파워테크 테크놀로지 인코포레이티드 칩 니들 장치

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