JP2904085B2 - 打ち抜きプレス装置 - Google Patents

打ち抜きプレス装置

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JP2904085B2
JP2904085B2 JP7323002A JP32300295A JP2904085B2 JP 2904085 B2 JP2904085 B2 JP 2904085B2 JP 7323002 A JP7323002 A JP 7323002A JP 32300295 A JP32300295 A JP 32300295A JP 2904085 B2 JP2904085 B2 JP 2904085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短納期量産品に適
合した打ち抜きプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、打ち抜きプレス装置に対しては、
短い納期内に量産品を打ち抜き加工するという要望が高
まっている。
【0003】従来の打ち抜きプレス装置の一例を図4に
示す。図4に示す打ち抜きプレス装置は、対をなす上型
ホルダー1と下型ホルダー7とから構成されていた。
【0004】上型ホルダー1には、ポンチプレート2と
ダイ3とが上型締付ボルト13により装着され、ダイ3
の凹陥部3b内にシェッダー20がシェッダー吊りボル
ト18に吊架されて昇降可能に内装されていた。またシ
ェッダー20の背面側にはプッシュピン19と上型ノッ
クピン12が設けられていた。プッシュピン19とノッ
クピン12は、ダイ3と外形ポンチ5との噛合いにより
打ち抜かれてシェッダー20を押上げてダイ3の凹陥部
3b内に収容された打抜製品をシェッダー20を下方に
圧下することにより、ダイ3の凹陥部3bから抜き取る
役割を果たしている。
【0005】一方、下型ホルダー7には、上型ホルダー
1のピン孔1a内に嵌入して上下型ホルダー1,7の位
置規制を行うライナーピン10が植設されていた。また
ダイ3と対をなす外形ポンチ5が下型締付ボルト9によ
り下型ホルダー7に装着されており、外形ポンチ5はシ
ェルダー20を押上げてダイ3の凹陥部3a内に嵌入す
ることにより、ダイ3との組合せで製品の外形を打抜く
ようになっていた。
【0006】また外形ポンチ5の外周には、下型弾性体
6を介してストリッパー21が設けられ、ストリッパー
21及び下型弾性体6はストリッパー吊りボルト22に
より下型ホルダー7に昇降可能に取付けられていた。
【0007】図4に示す従来の打ち抜きプレス装置は、
上型ホルダー1と下型ホルダー7との間に打抜素材を介
装し、上型ホルダー1を下降させて打抜素材の外縁の内
側をシェルダー20と外形ポンチ5により挟持するとと
もに、その外縁の外側をストリッパー21とダイ3とに
より挟持して打抜素材を固定し、さらに上型ホルダー1
を下降させて外形ポンチ5によりシェッダー20を押上
げて外形ポンチ5をダイ3の凹陥部3b内に嵌入する
と、ダイ3と外形ポンチ5との切刃部により打抜素材の
外形縁が切断され、打抜素材から打抜製品が打ち抜き加
工される。
【0008】打ち抜き加工時に打抜素材に加わる衝撃
は、ストリッパー21を支えている下型弾性体6が撓む
ことにより吸収されるようになっている。
【0009】次に従来の打ち抜きプレス装置において、
打抜製品を打ち抜く刃先となるダイ3及び外形ポンチ5
を製造する工程について説明する。例えば図8に示すよ
うな打抜素材としての製品ブランク28から外形形状が
矩形の製品27を打ち抜く場合には、まずダイ3を製造
するために、図5に示すように焼き入れ材料15の中央
にワイヤーカット放電加工用のスタートポイント24を
板面に対して直角に開口し、このスタートポイント24
にワイヤー17を挿通し、ワイヤー17を通して放電を
行って焼き入れ材料15の中央を矩形状に切り抜いてダ
イ3を製造していた。
【0010】一方、外形ポンチ5を製造するには、図6
に示すように焼き入れ材料15の中央より端縁側に偏寄
した位置にスタートポイント24を板面に対して直角に
開口し、スタートポイント24にワイヤー17を挿通
し、ワイヤーカット放電加工を行って焼き入れ材料15
の中央部を外形ポンチ5として打抜き、中央が打抜かれ
た焼き入れ材料15をストリッパー21として用いてい
た。
【0011】またダイ3と外形ポンチ5の別の製造方法
を図7に示す(特開昭57−118830号参照)。図
7の場合には、1枚の焼き入れ材料15からダイ3と外
形ポンチ5とを同時に製造するものであって、焼き入れ
材料15の中央部分をダイ3として用い、その周辺部を
外形ポンチ5として用いるものであり、ダイ3と外形ポ
ンチ5との接して刃の部分となる領域を斜めに焼入れ
し、その焼入れした部分に傾斜した開口を設けてテーパ
角度ワイヤー26を斜めに挿通し、ワイヤーカット放電
加工により斜めに切断してダイ3と外形ポンチ5とに分
割していた。このものは切口が斜めに形成されることか
ら、ダイ3の下端切り口が刃先25となり、外形ポンチ
5の上端切り口が刃先25となり、刃先25,25同士
が噛合うことにより打抜き加工するようになっている。
【0012】図5,6に示す製造方法では、スタートポ
イント24側の材料は切削屑として廃棄されて材料の無
駄が生じるが、図7に示すものでは、材料の無駄が生じ
ないため、材料の有効利用が図れるという利点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すダイ及びポ
ンチは、図5及び図6に示すダイ,ポンチの場合に比べ
て、材料の有効利用を図ることができるが、ダイとポン
チとの刃は、先端に向けて肉厚が薄くなっており、一番
肉厚が薄くなった部分が刃先として作用し、打抜素材を
打抜き加工するため、刃先が摩耗しやすく、しかも無理
な力が加わった場合に折れやすく、寿命が短いという問
題があった。
【0014】また図4に示す打ち抜きプレス装置は、シ
ェッダー20,ダイ3,ポンチプレート2,上型締付ボ
ルト13,上型ノックピン12,プッシュピン19,シ
ェッダー吊りボルト18が一体に上型ホルダー1に装着
され、一方外形ポンチ5,ストリッパー21,下型弾性
体6,下型ノックピン8,下型締付ボルト9,ストリッ
パー吊りボルト22が一体に下型ホルダー7に装着され
ているため、ダイ3と外形ホルダー5との寸法を変更す
るには、ダイ3及び外形ホルダー5のみを変更すること
によって対処することはできず、これらの周辺部品も併
せて新たに製造し直す必要があり、工作機械が進歩した
とは言え、ダイ及び外形ホルダーに加えて周辺部品を製
作するには、相当の日数がかかり、短い納期で量産品を
納入する打ち抜き装置には不向きのものであった。
【0015】また上型ホルダー1及び下型ホルダー7に
一体に組込まれた部品は、ダイ及びポンチの寸法に合せ
て製作されているものであり、ダイ及びポンチの寸法が
変更されると、これらのものも併せて交換する必要があ
り、共用性に乏しく、しかも部品点数が多いという欠点
があった。また部品点数が多いということは、組立に長
時間を要するという欠点があった。
【0016】本発明の目的は、コストダウンを図り、か
つ生産性を向上させた打ち抜きプレス装置を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る打ち抜きプレス装置は、対をなす上型
ホルダーと下型ホルダーとを有し、両型ホルダーを型合
せすることにより製品を打抜素材から打ち抜き加工する
打ち抜きプレス装置であって、上型ホルダーは、ダイ
と、該ダイの直角切刃面より内側に離して設置した上型
弾性体とを有し、下型ホルダーは、外形ポンチと、該外
形ポンチの直角切刃面より内側に離して設置した下型弾
性体とを有し、前記ダイと外形ポンチは、互いに接する
切刃領域に素材の板厚方向に対して傾斜した切断面が形
成され、該傾斜切断面のうち切刃をなす端縁を素材の板
厚方向に切削して厚肉の前記直角切刃面を形成した刃先
を有し、刃先を噛み合せて製品の外形形状を打ち抜き
加工するものであり、前記上型弾性体は、外形ポンチに
当接して弾性変形し、その反発力によりダイから製品を
離脱させるものであって、上型ホルダーに組み込まれる
ポンチプレートにダイから切り離して取付けられたもの
であり、前記下型弾性体は、ダイに当接して弾性変形
し、その反発力により外形ポンチから打抜素材を離脱さ
せるものであって、下型ホルダーに外形ポンチから切り
離して取付けられたものである
【0018】また前記ダイと外形ポンチは、各弾性体か
ら切り離して、上型ホルダー,下型ホルダーに組み込ま
れるポンチプレートに交換可能に装着されたものであ
る。
【0019】また、前記上型弾性体はダイの内側にダイ
から切り離し、前記下型弾性体は外形ポンチの外側に
形ポンチから切り離してそれぞれ配置されたものであ
る。
【0020】
【0021】
【0022】対をなすダイと外形ポンチの組のみを打抜
き加工する製品の外形寸法に合せて交換し、ダイ及び外
形ポンチの組以外の部品を共用化することにより、コス
トダウンを図る。
【0023】さらにダイの内縁と外形ポンチの外縁が接
する切刃領域に、素材の板厚方向に傾斜した切断面を形
成して、1枚の素材からダイと外形ポンチを内外に切り
離し、次いでその傾斜切断面のうち切刃をなす端縁に厚
肉の直角刃先面を形成することにより、プレス刃の製作
加工に要する時間を短縮し、かつ短期納期の要望に対処
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図により説明す
る。図1は、本発明の一実施形態を示す一部断面した正
面図、図2は、本発明における切抜処理を示す断面図、
図3は、本発明における刃先処理を示す断面図である。
【0025】図において本発明に係る打ち抜きプレス装
置は、対をなす上型ホルダー1と下型ホルダー7を有
し、両型ホルダー1と7を型合わせすることにより、製
品を打抜素材から打ち抜き加工するようにしたものであ
る。
【0026】上型ホルダー1は、ダイ3と上型弾性体4
とを有しており、下型ホルダー7は、外形ポンチ5と下
型弾性体6とを有している。
【0027】ダイ3と外形ポンチ5は、互いに噛み合う
刃先3a,5aを有し、刃先3a,5aを噛み合せて製
品の外形形状を打ち抜き加工するものである。具体的に
はダイ3は、外形ポンチ5が嵌入する凹陥部3bを有し
ており、内縁側すなわち凹陥部3aの開口縁部に刃先3
aが形成されている。一方、外形ポンチ5は、外縁側す
なわち凹陥部3bに嵌入する凸縁の外縁側に刃先5aが
形成されている。
【0028】ダイ3と外形ポンチ5は、ダイ3の凹陥部
3b内にポンチ5の凸縁が所望のクリアランスをもって
嵌合して刃先3a及び5a同士が噛合し、打抜素材から
製品を打抜き加工するようになっている。またダイ3は
上型締付ボルト13によりポンチプレート2を介して上
型ホルダー1に装着され、外形ポンチ5は下型締付ボル
ト13により下型ホルダー7に装着されている。
【0029】また下型ホルダー7にはライナーピン10
が上向きに植設されており、上型ホルダー1,ポンチプ
レート2及びダイ3にはピン孔1aが設けられ、ライナ
ーピン10がピン孔1a内に嵌り合って上型ホルダー
1,7の位置合わせを行ってダイ3の切刃3aと外形ポ
ンチ5の切刃5aとが噛合うように制御している。8は
下型ホルダー7の外形ポンチ5に設けた下型ノックピン
である。
【0030】上型弾性体4は、外形ポンチ5に当接して
弾性変形し、その反発力によりダイ3から製品を離脱さ
せるものであって、上型ホルダー1にダイ3から切り離
して取付けられている。12は上型ノックである。
【0031】下型弾性体6は、ダイ3に当接して弾性変
形し、その反発力により外形ポンチ5から打抜素材を離
脱させるものであって、下型ホルダー7に外形ポンチ5
から切り離して取付けられている。
【0032】また上型弾性体4はダイ3の内側に、下型
弾性体6は外形ポンチ5の外側にそれぞれ配置されてい
る。またダイ3と外形ポンチ5は、各弾性体4,5から
切り離して、上型ホルダー1,下型ホルダー7に交換可
能に装着されている。
【0033】次に本発明に係る打ち抜きプレス装置に用
いるプレス刃の製造方法を説明する。本発明に係るプレ
ス刃は、切抜処理と刃先処理を行い、1枚の素材からダ
イと外形ポンチとを内外に製品取りして製造される。
【0034】切抜処理においては、ダイ3の内縁と外形
ポンチの外縁が接する切刃領域Cに、素材15の板厚方
向に対して傾斜した切断面3c,5bを形成して、1枚
の素材15からダイ3と外形ポンチ5とを内外に切り離
す処理を行う。
【0035】具体的には、ダイ3の内縁と外形ポンチ5
の外縁が接する切刃領域Cに焼き入れ処理を行う。焼き
入れ処理が行われた切刃領域Cは内側より外側に斜めに
形成してあり、しかも、ダイ3の切刃3aと外形ポンチ
5の切刃5aとが噛合う刃先25のラインより、ダイ3
の傾斜切断面3cのうち切刃3aをなす端縁3dを内側
(図2では右側)に張り出して設け、刃先25のライン
より、外形ポンチ5の傾斜切断面5bのうち切刃5aを
なす端縁5cを外側(図2では左側)に張り出して設
け、ダイ3の端縁3cと外形ポンチ5の端縁5cとが重
なり合う部分をもつように設定してある。
【0036】そして焼き入れした切刃領域Cの中央部C
1を焼き入れ素材15の板厚方向に対して内側から外側
に傾斜した状態で傾斜姿勢の図7のテーパー角度ワイヤ
ー2bを用いてワイヤーカット放電加工を行い、1枚の
素材15から外形ポンチ5とダイ3とを内側に切り離
す。
【0037】刃先処理においては、切り離されたダイ3
と外形ポンチ5の傾斜切断面3c,5bのうち切刃3
a,5aをなす端縁3d,5cを素材15の板厚方向に
切削して、厚肉の刃先面16a,16bをダイ3の内縁
と外形ポンチ5の外縁にそれぞれ形成する処理を行う。
【0038】具体的には、切り離されたダイ3と外形ポ
ンチ5の傾斜切断面3c,5bは平行をなして焼き入れ
素材15の内側から外側に傾斜しており、ダイ3の傾斜
切断面3bのうち切刃3aをなす端縁3d(図3では上
部の端縁)にワイヤーカット放電加工機の垂直姿勢のワ
イヤー17をあてがい、端縁3dを焼き入れ素材15の
板厚方向に切削して端縁3dに焼き入れ素材15の板厚
方向に沿う厚肉の直角切刃面16aを形成する。ここ
に、直角切刃面16aの後方部3eは直角切刃面16a
に対して斜めに後退している。
【0039】一方、外形ポンチ5の傾斜切断面5bのう
ち切刃5aをなす端縁5c(図3では下部の端縁)にワ
イヤーカット放電加工機のワイヤー17をあてがい、端
縁5cを焼き入れ素材の板厚方向に切削して端縁5cに
焼き入れ素材15の板厚方向に沿う厚肉の直角切刃面1
6bを形成する。ここに、直角切刃面16bの後方部5
dは直角切刃面16bに対して斜めに後退している。
【0040】また上型弾性体4と下型弾性体6に用いる
弾性体材料としては、ウレタンゴムの硬度ショアー90
以下、反発性37%以下のものを使用しており、上型及
び下型の弾性体4及び6の高さは、ダイ3及び外形ポン
チ5の製品と接触する面より0.5mm高くしてあり、
前記弾性体材料の圧縮率は15%を越えないようにし、
各弾性体4,6が圧縮して反発力をもって、打抜素材,
製品をダイ3,外形ポンチ5から離脱させた後にプッシ
ュバック状態になるのを極力抑える構造になっている。
【0041】さらに上型弾性体4,下型弾性体6は、円
柱形,角柱形,帯形等のものを用いており、上型弾性体
4はダイ3の直角刃先面16aより0.5mm内側に離
して設置しており、下型弾性体6は外形ポンチ5の直角
刃先面16bより0.5mm外側に離して設置してお
り、打抜くべき製品の外形形状の内外をそれぞれ上型弾
性体4及び下型弾性体6で挟持し、打抜素材15の横方
向へのずれを極力抑えるようになっている。
【0042】またダイ3及び外形ポンチ5を製造する基
礎となる打抜素材15は、ポンチプレート2と幅及び奥
行きが同じ寸法に加工し、上型ノックピン12,上型締
め付けボルト13,下型ノックピン8,下型締め付けボ
ルト9の孔及びネジ加工をした合金工具鋼に硬度HRC
61〜63の焼き入れを行い、研削仕上げを行った材料
を用い、このものに上述したワイヤーカット放電加工を
用い、ダイ3と外形ポンチ5とを製造する。
【0043】図1において下型ホルダー7と上型ホルダ
ー1とを型開きし、下型ホルダー7のパイロットピン1
1を使って焼き入れ素材15を外形ポンチ5上に位置決
めして設置する。
【0044】次に上型ホルダー1を下降させ、ランナー
ピン10をビン孔1a内に嵌め込み、上型ホルダー1と
下型ホルダー7との位置決めを行い、上型ホルダー1と
下型ホルダー7との型締めを行う。
【0045】型締めの際に、上型弾性体1及び下型弾性
体6が圧縮するとともに、焼き入れ素材15から打抜く
べき製品の外形形状の内外を挟持する。
【0046】上型ホルダー1と下型ホルダー7との型締
めが行われると、外形ポンチ5がダイ3の凹陥部3b内
に嵌入し、ダイ3の切刃3aと外形ポンチ5の切刃5a
とが噛み合って焼き入れ素材15から製品を打ち抜く。
【0047】上型ホルダー1が上昇すると、上型弾性体
4及び下型弾性体6が復元し、各弾性体4,7の反発力
をもって、製品がダイ3から離脱され、残りの焼き入れ
素材15が外形ポンチ5から離脱される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来装置のシェッダー,ストリッパーを弾性体による跳ね
出し構造にすることにより、シェッダー及びストリッパ
ーの材料及びその加工が不要となり、コストダウンを図
ることができる。
【0049】さらにダイ及び外形ポンチの組のみを交換
し、残りのものの共有化を図ったものであるため、短期
間での量産品の納入に迅速に対処することができる。
【0050】さらにダイ及び外形ポンチは厚肉の直角刃
先面をもつため、摩耗時の再研磨により刃先を再生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部断面した正面図
である。
【図2】本発明に係るプレス刃の製造方法における切抜
処理を示す断面図である。
【図3】本発明に係るプレス刃の製造方法における刃先
処理を示す断面図である。
【図4】従来例の打ち抜きプレス装置を示す一部断面し
た正面図である。
【図5】従来例におけるダイの製造工程を示す図であ
る。
【図6】従来例における外形ポンチの製造工程を示す図
である。
【図7】従来例におけるダイと外形ポンチの製造工程を
示す断面図である。
【図8】製品ブランクから製品を打ち抜く一例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 上型ホルダー 3 ダイ 4 上型弾性体 5 外形ポンチ 6 下型弾性体 7 下型ホルダー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす上型ホルダーと下型ホルダーと
    を有し、両型ホルダーを型合せすることにより製品を打
    抜素材から打ち抜き加工する打ち抜きプレス装置であっ
    て、 上型ホルダーは、ダイと、該ダイの直角切刃面より内側
    に離して設置した上型弾性体とを有し、 下型ホルダーは、外形ポンチと、該外形ポンチの直角切
    刃面より外側に離して設置した下型弾性体とを有し、前記 ダイと外形ポンチは、互いに接する切刃領域に素材
    の板厚方向に対して傾斜した切断面が形成され、該傾斜
    切断面のうち切刃をなす端縁を素材の板厚方向に切削し
    て厚肉の前記直角切刃面を形成した刃先を有し、刃先
    を噛み合せて製品の外形形状を打ち抜き加工するもので
    あり、前記 上型弾性体は、外形ポンチに当接して弾性変形し、
    その反発力によりダイから製品を離脱させるものであっ
    て、上型ホルダーに組み込まれるポンチプレートにダイ
    から切り離して取付けられたものであり、前記 下型弾性体は、ダイに当接して弾性変形し、その反
    発力により外形ポンチから打抜素材を離脱させるもので
    あって、下型ホルダーに外形ポンチから切り離して取付
    けられたものであることを特徴とする打ち抜きプレス装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ダイと外形ポンチは、各弾性体から
    切り離して、上型ホルダー,下型ホルダーに組み込まれ
    るポンチプレートに交換可能に装着されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の打ち抜きプレス装置。
  3. 【請求項3】 前記上型弾性体はダイの内側にダイから
    切り離し、前記下型弾性体は外形ポンチの外側に外形ポ
    ンチから切り離してそれぞれ配置されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の打ち抜きプレス装置。
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