JP3580769B2 - 電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法 - Google Patents

電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属素材をパンチにより打ち抜き加工するプレス方法と、電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3の様にダイaの上の素材bをパンチcで上方から下方に打ち抜くと、抜き落とされた加工品dの加工面には図4の様に、せん断面(光沢面)e、破断面(ざらざらな面)f、だれg、かえり(バリ)hができる。加工面にはせん断面が多く、破断面、だれ、かえり(バリ)が少ないことが望まれる。特にバリがあると作業者が怪我をするとか、後加工しにくいとか、バリが原因で挟着が故障する、といったことがある。
【0003】
プレス加工品の一例として図5に示す様な、自動車の電磁クラッチのアーマチュア用の基盤jがある。これは金属素材をプレスして三ケ所に小穴iをあけ、小穴iを型押しして小穴iの周囲に大径穴rを形成し、中央部に円形の中央穴sをあけ、中央穴sの外側に三本の細長い円弧状のスリット穴tをあけたものである。
【0004】
図5の基盤jの取り付け面mには図6の様に薄い板バネpが取り付けられる。基盤jがアーマチュア用と使用される場合、板バネpは頻繁に基盤jの肉厚方向へ往復振動するため、取り付け面mにバリが突出していると、板バネpは振動する度にバリに当たり、長期間使用すると板バネpが金属疲労によりへたったり、損傷したり、折れたりすることがある。このためアーマチュア用の基盤jの場合は特にバリの突出が弊害になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
プレス加工により発生するバリは、従来は手作業により研磨して除去(バリ取り)されていた。しかし手作業でバリ取りするのは面倒であり、作業性が悪く、また、作業者によってバリ取りの仕上がりにバラツキがあり、品質面でも問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は前記課題を解決することにあり、プレス機械を利用して、簡易且つ確実にバリ取りすることができる電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法を提供することにある。
【0007】
本発明の電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法は、金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴、その外側の数個の小穴、それら小穴間のスリット穴が形成されたアーマチュア用基盤を金属素材に成形し、形成されたアーマチュア用基盤の中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴の周縁部はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成し、その後に、アーマチュア用基盤を金属素材から抜き落とすようにしたプレス方法である。この場合、中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴、スリット穴、中央穴の周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりすると共にそれら全ての周縁部に各穴よりも径の大きな低部を形成するようにすることもできる。
【0008】
本発明の電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法は、金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴、その外側の数個の小穴、それら小穴間のスリット穴が形成されたアーマチュア用基盤を形成し、それを金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤をプレス機械にセットしてから、中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴の周縁部はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成することができる。この場合、中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴、スリット穴、中央穴の周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりすると共にそれら全ての周縁部に各穴よりも径の大きな低部を形成するようにすることもできる。
【0009】
本発明の電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法は、バッチ式プレス加工とすることもできる。この場合は、金属素材を、バッチ式プレス加工のパンチでプレスして中央穴と、その外側の数個の小穴、それら小穴間のスリット穴が形成されたアーマチュア用基盤を形成して金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤をプレス機械にセットしてから、アーマチュア用基盤の中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴の周縁部はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成して、電磁クラッチのアーマチュア用基盤を形成する電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法である。この場合、アーマチュア用基盤の中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により周囲より一段低くなるまで加圧して、前記不要部の打ち抜きにより当該周縁部に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去すると共にそれら穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成することもできる。
【0010】
本発明は、前記した電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法において、金属素材から抜き落としたアーマチュア用基盤の外周縁をも加圧して、抜き落としにより外周縁に発生したバリをも押し潰したり、折ったりして除去することもできる。
【0011】
本発明は、前記した電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法において、アーマチュア用基盤の打ち抜き周縁部の内側と外周縁の外側の双方又はいずれか一方に変形防止 用のガイドを配置して、前記打ち抜き周縁部、外周縁をプレス機械により加圧することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のプレス加工品の一実施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すものはプレスにより打ち抜かれたアーマチュア用基盤である。これは金属製の素材から不要部分がプレスにより打ち抜かれて三ケ所に小穴11があけられ、小穴11が裏面7側から型押しされて小穴11の周囲に大径穴12があけられ、中央部に円形の中央穴13がプレスによりあけられ、中央穴13の外側に三本の細長い円弧状のスリット穴14がプレスされて打ち抜かれている。
【0013】
又、アーマチュア用基盤1の表面(板バネ取り付け面)8から小穴11の外周部(周縁部)2及びスリット穴14の外周部(周縁部)2を数mm(例えば1〜2mm程度)の幅で、プレス機械により加圧(プレス)して、図1(b)の様にアーマチュア用基盤1の他の部分よりも一段低くなるまで押して、その押跡を低部5としてある。この低部5は小穴11、スリット穴14の全周を囲むように形成されている。この様に低部5が形成されるまで(押跡が付くまで)加圧することにより、小穴11、スリット穴14の打ち抜き時にそれらの周縁部2に発生したバリが確実に押し潰されて、アーマチュア用基盤1の肉内に押し込まれる。更に、プレス加工時に打ち抜き部分の周縁部2が変形している場合はその変形も整形される。
【0014】
前記加圧は低部5が形成されない程度の加圧でもよく、要は、バリが押し潰されたり、素材に押し込まれたりすればよい。この加圧により逃げる周縁部2の肉が内側に押し出されて、周縁部2の内側の小穴11、スリット穴14の形状が変形したり、内径が縮小したりしないようにするのが望ましい。そのためには、加圧する周縁部2の内側の小穴11、スリット穴14に、それら形状と同形、同サイズの変形防止用のガイドを差込んでから周縁部2を加圧するとよい。このガイドは変形防止の面から金属製が望ましく、その高さは素材の肉厚と同程度が適する。周縁部2を加圧することにより小穴11、スリット穴14の内径が小さくなったり、変形したりしても差し支えない場合は、小穴11、スリット穴14よりもサイズの小さいガイドを差し込んでから加圧したり、ガイドを差し込まずに加圧したりすることができる。
【0015】
図1では小穴11とスリット穴14の周縁部2を加圧して低部5を設けてあるが、それら以外の箇所、例えば、アーマチュア用基盤1の外周縁20とか、中央穴13の内周縁(打ち抜き周縁部)21といった、プレスして打ち抜かれた全ての箇所の周縁部を所望の幅で加圧して低部5を形成したり、バリを押し潰したりすることもできる。この場合は、中央穴13に変形防止用のガイドを差し込んだり、加工品1の外周縁20の外側に変形防止用のガイドを配置したりして、低部5が形成されるまで周縁部2を加圧しても、加圧された肉が中央穴13の内側に逃げて内形状が変形したり、内径が小さくなったりせず、また、加圧された肉がアーマチュア用基盤1の外側に逃げて外形状が変形したり、外径が大きくなったりしないようにすることができる。
【0016】
本発明のアーマチュア用基盤のプレス方法は種々考えられる。アーマチュア用基盤を連続的に成形して打ち抜く順送式プレスによっても、加工品を個々に打ち抜くバッチ式プレス加工によっても加工することができる。順送式プレス加工によって加工する場合の一例を図2(a)〜(c)に基づいて説明する。図2(a)〜(c)に示す順送式プレスによるアーマチュア用円盤の製造方法は本件発明者が先に開発したものである。図2(a)の各ステージの上に表示してある(1)〜(13)の番号はステージ番号である。図2(a)〜(c)では図1のアーマチュア用基盤1の表面(板バネ取り付け面)8が下となって送られ、加工される。
【0017】
1.図2(a)の左から右方向に、帯状の長尺金属材料(素材)24を、各ステージ毎に、順次間欠送りし、同図の平押しステージ(1)で平押しする。
2.ステージ(2)で位置決め孔10をあける。
3.穴あけステージ(3)で基盤の小穴11を三ケ所にあける(図2b)。
4.座押しステージ(4)で先にあけた小穴11を型押しして、小穴11の周囲上部に大径穴12(図2c)を形成する。
5.穴あけステージ(5)で中心部に一個の中央穴13をあける。
6.アイドルステージ(6)では加工を行わない。
7.穴あけステージ(7)で中央穴13の周囲に、三本の細長い円弧状のスリット穴14をあける。
8.次のアイドルステージ(8)では加工を行わない。
9.穴あけ部面押しステージ(9)では素材24の裏面7側から面押しする。
10.次のアイドルステージ(10)では加工を行わない。
11.ブランク抜きステージ(11)ではアーマチュア用基盤1を素材24から打ち抜く。打ち抜かれたアーマチュア用基盤は送りカムにより外部に送り出される。送り出されたアーマチュア用基盤1(図2a)は平押ししてから排出される。
12.スクラップカットステージ(13)でスクラップ16を素材24から切り離す。
【0018】
図2(a)の順送式プレス加工では、前記7の工程よりも後の、いずれかの工程、例えば前記9の穴あけ部面押しステージ(9)において、先に開けた小穴11の周縁部2と、三本の細長い円弧状のスリット穴14の周縁部2をプレス機械によりプレスして、それら周縁部2をアーマチュア用基盤1の他の部分よりも一段低い低部5とする。これにより、小穴11、スリット穴14の打抜時にそれら周縁部2に発生したバリを押し潰したり、折ったりして取り除く。また、プレス加工時に生じた変形を整形することもできる。
【0019】
バッチ式プレス加工の場合は、図1の小穴11、中央穴13、スリット穴14が同時に或は別々に打ち抜かれ、その後に小穴11、スリット穴14の周縁部2をプレス機械によりプレスして、同周縁部2をアーマチュア用基盤1の他の部分よりも一段低い低部5とし、このプレスにより、それら周縁部2のバリを押し潰したり、折って取り除いたり、プレス加工時に生じた変形を整形したりする。
【0020】
前記した順送式プレス加工、バッチ式プレス加工では、いずれの場合も、小穴11、スリット穴14の周縁部2をプレス機械によりプレスしてからアーマチュア用基盤1を打ち抜く様にしてあるが、いずれの場合も、アーマチュア用基盤1を抜き落としてから、アーマチュア用基盤1をプレス機械にセットし直し、その後に、小穴11、スリット穴14の打ち抜き部分の周縁部2をプレス機械により加圧して、同周縁部2を低部5とすることもできる。
【0021】
【0022】
【発明の効果】
本発明の第1〜第4のアーマチュア用基盤のプレス方法では、順送式プレス加工で金属素材に中央穴、小穴、スリット穴のあるアーマチュア用基盤を成形し、そのアーマチュア用基盤を金属素材から抜き落とす前に中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により加圧して、周縁部のバリを除去するので、周縁部にバリの無い平滑な加工品を効率よく確実に成形することができる。また、小穴の周縁部はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成するので、アーマチュア用基盤の小穴の外周に必要な底部を、バリ取り作業と同時に行なうことができ、低部を成形するための加工をわざわざ行なう必要が無いため、作業能率が向上する。更に、アーマチュア用基盤のバリ取りされた取り付け面に板バネを取り付ければ、板バネがバリに当たることが なく、長期間使用してもへたったり、損傷したり、折れたりすることがない。
【0023】
本発明の第5、第6のアーマチュア用基盤のプレス方法では、バッチ式プレス加工のパンチで金属素材に中央穴、小穴、スリット穴のあるアーマチュア用基盤を成形し、そのアーマチュア用基盤を金属素材から抜き落とす前に中央穴、小穴、スリット穴の周縁部をプレス機械により加圧して周縁部のバリを除去するので、周縁部にバリの無い平滑な加工品を効率よく確実に成形することができる。また、小穴の周縁部はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴の外周にそれよりも径の大きな低部を形成するので、アーマチュア用基盤の小穴の外周に必要な底部を、バリ取り作業と同時に行なうことができ、低部を成形するための加工をわざわざ行なう必要が無いため、加工が容易になる。更に、アーマチュア用基盤のバリ取りされた取り付け面に板バネを取り付ければ、板バネがバリに当たることがなく、長期間使用してもへたったり、損傷したり、折れたりすることがない。
【0024】
本発明の第7のアーマチュア用基盤のプレス方法では、前記プレス方法において、金属素材から抜き落としたアーマチュア用基盤の外周縁をも加圧して、抜き落としにより外周縁に発生したバリを除去するので、全体にバリのない電磁クラッチを形成することができる。また、アーマチュア用基盤のバリ取りされた取り付け面に板バネを取り付ければ、板バネがバリに当たることがなく、長期間使用してもへたったり、損傷したり、折れたりすることがない。
【0025】
本発明の第8のアーマチュア用基盤のプレス方法では、前記プレス方法において、アーマチュア用基盤の周縁部の内側と外周縁の外側の双方又はいずれか一方に変形防止用のガイドを配置して、前記打ち抜き周縁部、外周縁をプレス機械により加圧するので、アーマチュア用基盤の周縁部、外周縁をプレス機械により押し跡が付くまで又は周囲よりも一段低くなるまで加圧しても、周縁部の内側の内形状が変形して内径が小さくなったり、外周縁の外側の輪郭形状が変形して外形が大きくなったりすることがなく、また、プレス加工時に打ち抜き部分の周縁部が変形している場合はその変形も整形されるため寸法精度の高い加工品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のプレス加工品の平面図、(b)は(a)のX−X断面図。
【図2】(a)は本発明のプレス加工方法に順送式プレス加工を利用した場合の平面説明図、(b)は穴あけステージ(3)で開口された小穴を示す断面図、(c)は座押しステージ(4)で形成された大径孔を示す断面図。
【図3】プレスによる剪断加工の説明図。
【図4】プレスによる剪断加工により打ち抜かれた加工品の側面図。
【図5】プレス機械により打抜き加工して得られた従来のアマチュア用基盤の断面図。
【図6】従来のアマチュア用基盤に板バネを取り付けた状態の断面図。
【符号の説明】
アーマチュア用基盤
2 周縁部
5 低部
7 裏面
8 表面
10 位置決め孔
11 打ち抜き孔(小穴)
12 大径穴
13 中央穴
14 打ち抜き孔(スリット穴)
16 スクラップ
20 アーマチュア用基盤の外周縁
21 アーマチュア用基盤の内周縁(周縁部)
24 金属材料(素材

Claims (8)

  1. 金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴(13)、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材に成形し、形成されたアーマチュア用基盤(1)の中央穴(13)、小穴(11)、スリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴(11)の周縁部(2)はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴(11)の外周にそれよりも径の大きな低部(5)を形成し、その後に、アーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とすことを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  2. 金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴(13)、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材に成形し、形成されたアーマチュア用基盤(1)の中央穴(13)と小穴(11)とスリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴(11)、スリット穴(14)、中央穴(13)の周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりすると共にそれら周縁部(2)に各穴よりも径の大きな低部(5)を形成し、その後に、アーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とすことを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  3. 金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴(13)、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤(1)をプレス機械にセットしてから、中央穴(13)、小穴(11)、スリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴(11)の周縁部(2)はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴(11)の外周にそれよりも径の大きな低部(5)を形成することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  4. 金属素材を順送式プレス加工のパンチでプレスして不要部を打ち抜いて、中央穴(13)、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤(1)の中央穴(13)と小穴(11)とスリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴(11)、スリット穴(14)、中央穴(13)の周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりすると共にそれら周縁部(2)に各穴よりも径の大きな低部(5)を形成することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  5. 金属素材を、バッチ式プレス加工のパンチでプレスして中央穴(13)と、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤(1)をプレス機械にセットしてから、アーマチュア用基盤(1)の中央穴(13)、小穴(11)、スリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により押し跡が付くまで加圧して、前記不要部の打ち抜きによりそれら周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去し、小穴(11)の周縁部(2)はその周囲よりも一段低くなるまで加圧して小穴(1 1)の外周にそれよりも径の大きな低部(5)を形成することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  6. 金属素材を、バッチ式プレス加工のパンチでプレスして中央穴(13)と、その外側の数個の小穴(11)、それら小穴(11)間のスリット穴(14)が形成されたアーマチュア用基盤(1)を金属素材から抜き落とし、そのアーマチュア用基盤(1)をプレス機械にセットしてから、アーマチュア用基盤(1)の中央穴(13)、小穴(11)、スリット穴(14)の周縁部(2)をプレス機械により周囲より一段低くなるまで加圧して、前記不要部の打ち抜きにより当該周縁部(2)に発生したバリを押し潰したり、折ったりして除去すると共にそれら穴の外周にそれよりも径の大きな低部(5)を形成することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法において、金属素材から抜き落としたアーマチュア用基盤(1)の外周縁(20)をも加圧して、抜き落としにより外周縁(20)に発生したバリをも押し潰したり、折ったりして除去することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法において、アーマチュア用基盤(1)の打ち抜き周縁部(2)の内側と外周縁(20)の外側の双方又はいずれか一方に変形防止用のガイドを配置して、前記打ち抜き周縁部(2)、外周縁(20)をプレス機械により加圧することを特徴とする電磁クラッチのアーマチュア用基盤のプレス方法。
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