JP2528583B2 - 下向きトリプルノックアウト金型 - Google Patents

下向きトリプルノックアウト金型

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JP2528583B2
JP2528583B2 JP4082235A JP8223592A JP2528583B2 JP 2528583 B2 JP2528583 B2 JP 2528583B2 JP 4082235 A JP4082235 A JP 4082235A JP 8223592 A JP8223592 A JP 8223592A JP 2528583 B2 JP2528583 B2 JP 2528583B2
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die
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ejector
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JP4082235A
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Inventor
弘 斉藤
Original Assignee
株式会社アマダメトレックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばタレットパン
チプレスなどでワークに下向きノックアウト加工を行な
う下向きトリプルノックアウト金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばタレットパンチプレスなど
でワークに下向きノックアウト加工を行なう場合には、
1つの金型で1重加工しかできない。そのために、ワー
クに3重の下向きノックアウト加工を行なう場合にはそ
れぞれ違う種類の金型が必要で、しかも3重の製品を加
工するには3つの金型が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したご
とく、ワークに3重の下向きノックアウト加工を行なう
場合には、異なった3つの金型が必要で、3工程で行な
わなければならなかった。したがって、3つの金型を準
備し、タレットに装着し、さらに1工程毎に割出して行
なうので段取り並びに加工に相当の時間がかかるという
問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、段取り並びに加工の時間を短縮化してワークに
下向きノックアウト加工を行ない得るようにした下向き
トリプルノックアウト金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、パンチガイド内に上下動自在なパンチ
ボディを設け、このパンチボディの軸心先端部にパンチ
チップを設け、このパンチチップと前記パンチボディの
先端部に設けられた刃先部との間に第2工程用スプリン
グで下方向へ付勢された第2エジェクタを設けた上部金
型と、ダイの下部にダイチップを設け、このダイチップ
の軸心部における前記パンチチップに対応した位置に第
1工程用スプリングで上方向へ付勢された第1エジェク
タを設け、前記ダイとダイチップとの間における前記パ
ンチボディの刃先部に対応した位置に第3工程用スプリ
ングで上方向へ付勢された第3エジェクタを設けた下部
金型とで構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明の下向きトリプルノックアウト金型を
採用することにより、上部金型と下部金型とを協働せし
めることによってワークに下向きの3重ノックアウト加
工が行なわれる。すなわち、パンチチップ、ダイチッ
プ、第1エジェクタおよび第1工程用スプリングによっ
て1工程である1重目の加工が行なわれ、パンチボディ
の内刃、ダイチップの外刃、第2エジェクタおよび第2
工程用スプリングによって2工程である2重目の加工が
行なわれる。さらに、パンチボディの外刃、ダイ、第3
エジェクタおよび第3工程用スプリングによって3工程
である3重目の加工が行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1および図2を参照するに、下向きトリ
プルノックアウト金型は、上部金型1と下部金型3とで
構成されている。上部金型1はパンチガイド5を備えて
おり、このパンチガイド5は例えばタレットパンチプレ
スにおける回転自在な上部タレットの円周上に複数設け
られた金型ステーションの1つに装着されている。
【0009】このパンチガイド5内には上下動自在なパ
ンチボディ7が装着されており、このパンチボディ7の
上部にはボルト9でパンチシャンク11が一体化されて
いる。このパンチシャンク11の上部にはパンチヘッド
13が固定されている。前記パンチガイド5のフランジ
5Fの上面とパンチヘッド13の下面とにはパンチボデ
ィ7を上方向へ付勢したスプリング15が介在されてい
る。
【0010】前記パンチガイド5の先端(下端)には中
空形状のストリッパプレート17が装着されている。前
記パンチボディ7における先端部にはパンチチップ19
がボルト21により一体化されている。前記パンチボデ
ィ7の先端(下端)に突出された切刃7Tと前記パンチ
チップ19との間には第2エジェクタ23が設けられて
おり、この第2エジェクタ23は前記パンチボディ7内
に設けられた第2工程用スプリング25の下方向への付
勢力で上下動自在なピン27を介して下方向へ付勢され
ている。すなわち、第2エジェクタ23の下端面はパン
チチップ19の下端面と面一になっている。
【0011】前記下部金型3はダイ29を備えており、
このダイ29は例えばタレットパンチプレスにおける回
転自在な下部タレットの円周上に複数設けられた金型ス
テーションの1つに装着されている。
【0012】このダイ29はボルト31でダイチップ3
3上に取付けられている。このダイチップ33内におけ
る前記パンチチップ19に対応した位置には第1工程用
スプリング35を介して第1エジェクタ37がボト39
で取付けられている。この第1エジェクタ37はウレタ
ンゴムのごとき第1工程用スプリング35の付勢力で上
方向へ付勢されている。
【0013】また、前記第2エジェクタ23に対応した
位置のダイチップ33には上方へ突出した刃先部33T
が一体的に設けられている。この刃先部33Tと前記ダ
イ29との間には上下方向へ移動自在な第3エジェクタ
41が設けられている。この第3エジェクタ41の下面
に対応した位置のダイチップ33には上下方向へ移動自
在なピン43が挿入されていて、このピン43は下部の
ねじ部43Aで摺動プレート45に取付けられている。
この摺動プレート45は別の固定プレート47にボルト
49で一体化されている。摺動プレート45と固定プレ
ート47とには第3工程用スプリング51が介在されて
おり、この第3工程用スプリング51の付勢力で摺動プ
レート45、ピン43を介して第3エジェクタ41が上
方へ付勢されている。
【0014】上記構成により、上部金型1と下部金型3
とを協働せしめると、図1の状態から図2に示した状態
となってワークWに3重の下向きノックアウト加工が行
なわれて、図3の(A),(B)に示したような3重の
下向きノックアウト製品Gが得られることになる。
【0015】さらに、詳細な動作を説明すると、例えば
タレットパンチプレスの上、下部タレットに装着された
上部金型1と下部金型3とを加工位置に割出した後に、
ワークWの所望位置をダイ29上に位置決めする。次い
で、図示省略のストライカでパンチヘッド13を打撃す
ると、パンチヘッド13、パンチガイド5が下降し、パ
ンチガイド5の下端に設けられたストリッパプレート1
7がワークW上に当接して、このストリッパプレート1
7とダイ29とでワークWを押える。
【0016】さらに、パンチヘッド13が下降すると、
スプリング15が圧縮すると共にパンチボディ7が下降
する。このパンチボディ7の下降によりパンチボディ7
の下端に設けられたパンチチップ19の先端がワークW
の上面を押圧し、まず第1工程用スプリング35の付勢
力に抗して第1エジェクタ37が下降して図4(A)に
示したような1重目の下向きノックアウト加工が行なわ
れる。
【0017】パンチボディ7が下降し続けると、第2工
程用スプリング25の付勢力に抗して第2エジェクタ2
3が上方へ上昇することにより、パンチボディ7におけ
る刃先部7Tの内刃とパンチチップ33における刃先部
33Tの外刃とによって、図4(B)に示したような2
重目の下向きノックアウト加工が行なわれることにな
る。また、パンチボディ7の下降により、第3工程用ス
プリング51の付勢力に抗して、摺動プレート45、ピ
ン43を介して第3エジェクタ41が下降することによ
りパンチボディ7における刃先部7Tの外刃とダイ29
とによって図4(C)に示したような3重目の下向きノ
ックアウト加工が行なわれることになる。
【0018】このように、上部金型1と下部金型3との
協働によって、一度に1重、2重および3重目の下向き
ノックアウト加工を行なうことができる。したがって、
従来の下向きノックアウト加工に比べて、段取り並びに
加工の時間を大幅に短縮させることができる。
【0019】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0020】
【発明の効果】以上の如き実施例の説明より理解される
ように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載され
たとおりの構成であるから、この下向きトリプルノック
アウト金型を用いることによって、1つの金型で、一度
に1重、2重および3重目の下向きノックアウト加工を
行なうことができる。したがって、従来の下向きノック
アウト加工に比べて段取り並びに加工の時間を大幅に短
縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例の下向きトリプル
ノックアウト金型の正面断面図である。
【図2】図1における下向きトリプルノックアウト金型
を作動させてワークに下向きノックアウト加工を行なっ
た際の正面断面図である。
【図3】ワークに下向きトリプルノックアウト加工を行
なった製品の状態図である。
【図4】ワークに下向き1重目、2重目および3重目の
ノックアウト加工を行なった際のそれぞれの拡大詳細図
である。
【符号の説明】
1 上部金型 3 下部金型 5 パンチガイド 7 パンチボディ 13 パンチヘッド 17 ストリッパプレート 19 パンチチップ 19T 刃先部 23 第2エジェクタ 25 第2工程用スプリング 29 ダイ 33 ダイチップ 33T 刃先部 35 第1工程用スプリング 37 第1エジェクタ 41 第3エジェクタ 51 第3工程用スプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチガイド内に上下動自在なパンチボ
    ディを設け、このパンチボディの軸心先端部にパンチチ
    ップを設け、このパンチチップと前記パンチボディの先
    端部に設けられた刃先部との間に第2工程用スプリング
    で下方向へ付勢された第2エジェクタを設けた上部金型
    と、ダイの下部にダイチップを設け、このダイチップの
    軸心部における前記パンチチップに対応した位置に第1
    工程用スプリングで上方向へ付勢された第1エジェクタ
    を設け、前記ダイとダイチップとの間における前記パン
    チボディの刃先部に対応した位置に第3工程用スプリン
    グで上方向へ付勢された第3エジェクタを設けた下部金
    型とで構成されていることを特徴とする下向きトリプル
    ノックアウト金型。
JP4082235A 1992-04-03 1992-04-03 下向きトリプルノックアウト金型 Expired - Lifetime JP2528583B2 (ja)

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JP5616172B2 (ja) * 2010-09-10 2014-10-29 本田技研工業株式会社 打ち抜き加工用パンチ

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