JPH07266213A - ワイヤソーのガイドローラ摩耗検知装置 - Google Patents

ワイヤソーのガイドローラ摩耗検知装置

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JPH07266213A
JPH07266213A JP8384094A JP8384094A JPH07266213A JP H07266213 A JPH07266213 A JP H07266213A JP 8384094 A JP8384094 A JP 8384094A JP 8384094 A JP8384094 A JP 8384094A JP H07266213 A JPH07266213 A JP H07266213A
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JP
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wire
guide roller
wear
voltage
detection
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JP8384094A
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Shiyouzou Katamachi
省三 片町
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D57/00Sawing machines or sawing devices not covered by one of the preceding groups B23D45/00 - B23D55/00
    • B23D57/003Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D57/0053Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts of drives for saw wires; of wheel mountings; of wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥粒を含むワイヤ13を走行させるとともに
ワイヤ13にワークを押し当ててワークを薄板状に切断
するワイヤソーにおける、ワイヤ13を案内するガイド
ローラ14の摩耗検知について、機械を停止させること
なく自動的にガイドローラ14の摩耗を検知することが
できるとともに、検知の安定性に不安がなく、構造が簡
単で低価格のガイドローラ摩耗検出装置を提供する。 【構成】 ワイヤ13を導電性を有するものとし、ワイ
ヤ13走行自在に電源31の一方の端子をワイヤ13に
接続するとともに、ガイドローラ14が摩耗するとワイ
ヤ13に接触する位置に導電性の検知バー32を設け
て、電源31の他方の端子と検知バー32との間に電圧
検出手段33を接続し、さらに電圧検出手段33からの
信号によってガイドローラ14の摩耗を判断する判断部
34を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥粒を含むワイヤを走
行させるとともに前記ワイヤに被加工物を押し当てて被
加工物を薄板状に切断するワイヤソーにおける、ワイヤ
ソーを案内するガイドローラの摩耗を検知するワイヤソ
ーのガイドローラ摩耗検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体インゴットやセラミックス等の被
加工物(以下「ワーク」という)を薄板状に切断する切
断装置の一つにワイヤソーがある。このワイヤソーは砥
粒が付着したワイヤを多数平行に並べて高速走行させ、
そのワイヤにワークを押し当てることによってワークを
多数の薄板状に切断する。
【0003】図6に一般的なワイヤソーの主要構成を示
す。図6において、ワイヤリール11及び12は連動し
てワイヤ13の供給及び回収を行う。図6の例ではワイ
ヤリール11が供給側、ワイヤリール12が回収側とし
て表している。ワイヤリール11から送り出されたワイ
ヤ13は多数のガイドローラ14を経由して3個の溝付
きローラ15に巻き掛けられる。溝付きローラ15には
円周上に多数の溝が設けられており、ワイヤ13は各溝
に順次巻き掛けられた後、再び多数のガイドローラ14
を経由してワイヤリール12に回収される。溝付きロー
ラ15の各溝にワイヤ13が順次巻き掛けられることに
よってワイヤ列16が形成されるが、ワイヤ列16の3
辺のうちの1辺の加工ワイヤ列16aの上方には砥粒液
供給装置17から供給される砥粒液を吐出する砥粒液供
給ノズル18が設けられていて、加工ワイヤ列16aに
砥粒液が吐出されワイヤに砥粒が付着する。ワイヤ13
は高速で走行しており、これによって、砥粒が付着し高
速で走行する加工ワイヤ列16aが構成される。
【0004】このような状態の加工ワイヤ列16aに下
側からワークブロック21に固定されたワーク20を押
しつけると、ワーク20は砥粒が付着したワイヤ13に
よって加工ワイヤ列16aのワイヤ間隔分ごとに薄板状
に切断される。
【0005】なお、砥粒が付着したワイヤ13はワイヤ
リール12に回収される前にワイヤ洗浄装置19を通過
して砥粒が除去される。また、図6では砥粒液供給ノズ
ル18及びワイヤ洗浄装置19は2箇所にあるが、これ
は前述した方向と反対側にワイヤ13を走行する場合、
すなわち、ワイヤリール12をワイヤ供給側、ワイヤリ
ール11を回収側として用いる場合にも対応するためで
あり、通常は、所定の時間ごとにワイヤ13の走行方向
を切換えワイヤ13を往復走行させることによって連続
運転を行う。また、ワイヤ13は一般的に鋼線で導電性
を有している。
【0006】ワイヤソーはこのように構成されており、
前述したように、ワイヤ13はワイヤリール11及びワ
イヤリール12の間を多数のガイドローラ14によって
所定の位置に案内される。この場合、溝付きローラ15
を通過したワイヤ13には砥粒が付着しており、ワイヤ
洗浄装置19を通過した後でも十分に砥粒が除去されな
かったりワイヤ13そのものが硬いこと等から、機械を
稼働していくとガイドローラ14の案内溝が摩耗する。
【0007】図5にその変化を示す。図5の左側が初期
状態のガイドローラ14で、図5の右側が摩耗状態を示
す。初期状態ではワイヤ13はガイドローラ14の案内
溝の底面に接触しているが、案内溝はワイヤ13の直径
分の幅で削られていくので、摩耗が進行するとワイヤ1
3は案内溝の両側にも接触するようになる。この状態を
放置しておくとワイヤ13はガイドローラ14と擦れ合
って摩耗し断線する危険性がある。加工途中でワイヤ1
3が断線すると、そのワークは使用不能となるととも
に、機械にも損傷を与え大きな損害となる。したがっ
て、ガイドローラ14の摩耗は早期に検知する必要があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワイヤソーでは、一定時間機械を稼働させたら機械を停
止させて作業員が多数のガイドローラ14を一個ずつ目
視で検知するため、検知に時間がかかり機械の稼働率が
低下するとともに、作業者に大きな負担となるという問
題がある。また、砥粒等が飛散した機械内にあるガイド
ローラ14を点検するのは非常に困難で、検知もれが発
生しやすいという問題もある。
【0009】また、このような問題を解決する方法が、
「特願平6−000734号」として当出願人より出願
されている。ここで出願されている4つの方法のうち第
一の方法は、ガイドローラ14の案内溝を表面が不導体
で内部が導体の二重構造にして導体部を接地するととも
に、ワイヤ13の走行部分のうち摩耗検知対象のガイド
ローラ14を挟む2点間に電流を流し、ガイドローラ1
4の案内溝が摩耗すると、ワイヤ13が導体部に接触し
てワイヤ13の2点間の電流や電圧が変化することによ
って検知する方法である。第二の方法は、ガイドローラ
14を第一の方法と同様の構造にするとともに、導体部
とワイヤ13の間に電位を与え、ガイドローラ14の案
内溝が摩耗すると、ワイヤ13が導体部に接触して導体
部とワイヤ13との間に電流が流れることによって検知
する方法である。第三の方法は、ガイドローラ14の案
内溝が摩耗すると案内溝径が小さくなってガイドローラ
14の回転数が変化することを利用して、ガイドローラ
14の回転数によって検知し、第四の方法は、ガイドロ
ーラ14の回転数の変化を音で検知する方法である。し
かしながら、第一及び第二の方法は、ガイドローラ14
を接地したりガイドローラ14に電源を接続しなければ
ならず、回転体との接続が必要なために検知の安定性に
不安が残るとともに、構造が複雑になって高価になるお
それがある。
【0010】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、機械を停止させることなく自動的にガイドロー
ラの摩耗を検知することができるとともに、検知の安定
性に不安がなく、構造が簡単で低価格のワイヤソーのガ
イドローラ摩耗検知装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、砥粒を含むワイヤ13を走行させるとと
もにワイヤ13にワーク20を押し当ててワーク20を
薄板状に切断するワイヤソーにおける、ワイヤ13を案
内するガイドローラ14の摩耗検知装置を、 (イ)ワイヤ13に導電性を有するものを用いる。 (ロ)ワイヤ13に電源31の一方の端子をワイヤ13
走行自在に接続する。 (ハ)ガイドローラ14が摩耗するとワイヤ13に接触
する位置に導電性の検知バー32を設ける。 (ニ)電源31の他方の端子と検知バー32との間に電
圧検出手段33を接続する。 (ホ)電圧検出手段33からの信号によってガイドロー
ラ14の摩耗を判断する判断部34を設ける。 以上のように構成した。
【0012】また、本発明は、砥粒を含むワイヤ13を
走行させるとともにワイヤ13にワーク20を押し当て
てワーク20を薄板状に切断するワイヤソーにおける、
ワイヤ13を案内するガイドローラ14の摩耗検知装置
を、 (イ)ワイヤ13を導電性を有するものを用いる。 (ロ)ワイヤ13に電源31の一方の端子をワイヤ13
走行自在に接続する。 (ハ)ガイドローラ14が摩耗するとワイヤ13に接触
する位置に導電性の検知バー32を設ける。 (ニ)電源31の前記一方の端子と検知バー32との間
に電圧検出手段33を接続する。 (ホ)電源31の他方の端子と検知バー32との間に抵
抗器35を接続する。 (ヘ)電圧検出手段33からの信号によってガイドロー
ラ14の摩耗を判断する判断部34を設ける。 以上のように構成した。
【0013】
【作用】本発明に係るワイヤソーのガイドローラ摩耗検
出装置の第一の方法によれば、ガイドローラ14が正常
な状態では検知バー32はワイヤ13に接触しないので
電圧検出手段33に電圧は発生しないが、ガイドローラ
14が摩耗すると、検知バー32とワイヤ13とが接触
して電圧検出手段33の両端子が電源31の両端子に接
続されるので、電圧検出手段33に電圧が発生する。し
たがって、電圧検出手段33に発生する電圧を検出する
ことによってガイドローラ14の摩耗が判断できる。
【0014】また、本発明に係るワイヤソーのガイドロ
ーラ摩耗検出装置の第二の方法によれば、ガイドローラ
14が正常な状態では検知バー32はワイヤ13に接触
しないので電源31・抵抗器35・電圧検出手段33の
回路が構成されて電圧検出手段33に所定の電圧が発生
するが、ガイドローラ14が摩耗すると、検知バー32
とワイヤ13とが接触して電圧検出手段33の両端子が
ワイヤ13に接続されるので電圧検出手段33の電圧が
降下する。したがって、電圧検出手段33の電圧を検出
することによってガイドローラ14の摩耗が判断でき
る。
【0015】
【実施例】実施例1 本発明に係るワイヤソーのガイドローラ摩耗検知装置の
実施例1の構成図を図1及び図2に示す。図1は1個の
ガイドローラ14について表し、図2は多数のガイドロ
ーラ14の摩耗を検知する場合の構成図である。また、
図1の左側がガイドローラ14が正常な状態、図1の右
側がガイドローラ14が摩耗して検知された状態であ
る。
【0016】図1において、摩耗検知対象のガイドロー
ラ14の近傍に導電性の検知バー32が設けられ、検知
バー32とワイヤ13との間はガイドローラが正常な状
態(図1の左側)で所定の隙間tになるように設定され
ている。また、ワイヤ13は導電性の材料から作られて
おり、ワイヤ13にはカーボンブラシ等を介して、また
はワイヤリール11かワイヤリール12を介して、ワイ
ヤ13走行自在の状態で電源31の一方の端子31aが
接続され、電源31の他方の端子と検知バー32との間
に電圧検出手段33が接続されて、摩耗検知回路が構成
されている。さらに、電圧検出手段33の信号は判断部
34に送られる。ガイドローラ摩耗検知装置はこのよう
に構成されているので、ガイドローラ14が正常な状態
では電圧検出手段33に電圧は発生しないが、ガイドロ
ーラ14の案内溝が半径でtだけ摩耗すると、検知バー
32とワイヤ13とが接触して電圧検出手段33の両端
子が電源31の両端子に接続されるので、電圧検出手段
33に電圧が発生する。判断部34では電圧検出手段3
3に発生する電圧が所定の値になるとガイドローラ14
が所定の量(案内溝の半径でt)だけ摩耗したと判断す
る。
【0017】図2において、前述と同様にワイヤ13に
はカーボンブラシ等を介して、またはワイヤリール11
かワイヤリール12を介して、ワイヤ13走行自在の状
態で電源31の一方の端子31aが接続され、1個の場
合と同様に多数のガイドローラ14の近傍には各々検知
バー32が設けられるとともに、電源31の他方の端子
と各々の検知バー32との間に各々電圧検出手段33が
接続され、摩耗検知回路が構成されている。さらに、各
々の電圧検出手段33の信号は判断部34に送られる。
ガイドローラ摩耗検知装置はこのように構成されている
ので、ガイドローラ14が正常な状態ではいずれの電圧
検出手段33にも電圧は発生しないが、いずれかのガイ
ドローラ14の案内溝が半径でtだけ摩耗すると、該当
する検知バー32とワイヤ13とが接触して電圧検出手
段33の両端子が電源31の両端子に接続されるので該
当する電圧検出手段33に電圧が発生する。判断部34
では各々の電圧検出手段33の電圧を監視し、いずれか
の電圧検出手段33の電圧が所定の値になると該当する
ガイドローラ14が所定の量(案内溝の半径でt)だけ
摩耗したと判断する。
【0018】実施例2 本発明に係るワイヤソーのガイドローラ摩耗検知装置の
実施例2の構成図を図3及び図4に示す。図3は1個の
ガイドローラ14について表し、図4は多数のガイドロ
ーラ14の摩耗を検知する場合の構成図である。また、
図3の左側がガイドローラ14が正常な状態、図3の右
側がガイドローラ14が摩耗して検知された状態であ
る。
【0019】図3において、摩耗検知対象のガイドロー
ラ14の近傍に導電性の検知バー32が設けられ、検知
バー32とワイヤ13との間はガイドローラが正常な状
態(図3の左側)で所定の隙間tになるように設定され
ている。また、ワイヤ13は導電性の材料から作られて
おり、ワイヤ13にはカーボンブラシ等を介して、また
はワイヤリール11かワイヤリール12を介して、ワイ
ヤ13走行自在の状態で電源31の一方の端子31aが
接続され、電源31の一方の端子と検知バー32との間
に電圧検出手段33が接続され、さらに、電源31の他
方の端子と検知バー32との間に抵抗器35が接続され
て、摩耗検知回路が構成されている。電圧検出手段33
の信号は判断部34に送られる。ガイドローラ摩耗検知
装置はこのように構成されているので、ガイドローラ1
4が正常な状態では電源31・抵抗器35・電圧検出手
段33の回路が構成されて電圧検出手段33に所定の電
圧が発生するが、ガイドローラ14の案内溝が半径でt
だけ摩耗すると、検知バー32とワイヤ13とが接触し
て電圧検出手段33の両端子がワイヤ13に接続される
ので、電圧検出手段33の電圧が降下する。判断部34
では電圧検出手段33の電圧が所定の量だけ降下すると
ガイドローラ14が所定の量(案内溝の半径でt)だけ
摩耗したと判断する。
【0020】図4において、前述と同様にワイヤ13に
はカーボンブラシ等を介して、またはワイヤリール11
かワイヤリール12を介して、ワイヤ13走行自在の状
態で電源31の一方の端子が接続され、1個の場合と同
様に多数のガイドローラ14の近傍には各々検知バー3
2が設けられるとともに、電源31の一方の端子31a
と各々の検知バー32との間に各々電圧検出手段33が
接続され、さらに、電源31の他方の端子と各々の検知
バー32との間に抵抗器35が接続されて、摩耗検知回
路が構成されている。各々の電圧検出手段33の信号は
判断部34に送られる。ガイドローラ摩耗検知装置はこ
のように構成されているので、ガイドローラ14が正常
な状態では電源31・抵抗器35・電圧検出手段33の
回路が各々構成されて各々の電圧検出手段33に所定の
電圧が発生するが、いずれかのガイドローラ14の案内
溝が半径でtだけ摩耗すると、該当する検知バー32と
ワイヤ13とが接触して該当する電圧検出手段33の両
端子がワイヤ13のみに接続されるので、該当する電圧
検出手段33の電圧が降下する。判断部34では各々の
電圧検出手段33の電圧を監視し、いずれかの電圧検出
手段33の電圧が所定の量だけ降下すると該当するガイ
ドローラ14が所定の量(案内溝の半径でt)だけ摩耗
したと判断する。
【0021】なお、実施例ではガイドローラ14の摩耗
検知について説明したが、本発明は溝付きローラ15の
ワイヤ案内溝の摩耗検知についても適用できる。すなわ
ち、溝付きローラ15の近傍にワイヤ列16の幅を包含
する長さの検知バー32を設けて、同様の電気回路を構
成すればよい。これによって、いずれかの溝が所定の量
(案内溝の半径でt)だけ摩耗するとガイドローラ14
の摩耗検知と同様に検知することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワイ
ヤソーのガイドローラ摩耗検出装置の第一の方法によれ
ば、ガイドローラ14が正常な状態では検知バー32は
ワイヤ13に接触しないので電圧検出手段33に電圧は
発生しないが、ガイドローラ14が摩耗すると、検知バ
ー32とワイヤ13とが接触して電圧検出手段33の両
端子が電源31の両端子に接続されるので、電圧検出手
段33に電圧が発生する。これによって、電圧検出手段
33に発生する電圧を検出することによってガイドロー
ラ14の摩耗が判断できる。
【0023】また、第二の方法によれば、ガイドローラ
14が正常な状態では検知バー32はワイヤ13に接触
しないので電源31・抵抗器35・電圧検出手段33の
回路が構成されて電圧検出手段33に所定の電圧が発生
するが、ガイドローラ14が摩耗すると、検知バー32
とワイヤ13とが接触して電圧検出手段33の両端子が
ワイヤ13に接続されるので電圧検出手段33の電圧が
降下する。これによって、電圧検出手段33の電圧を検
出することによってガイドローラ14の摩耗が判断でき
る。
【0024】したがって、機械を停止させることなく自
動的にガイドローラの摩耗を検知することができるとと
もに、検知の安定性に不安がなく、構造が簡単で低価格
のワイヤソーのガイドローラ摩耗検出方法及びその装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の1個のガイドローラに
ついての構成図
【図2】本発明に係る実施例1の多数のガイドローラの
摩耗を検知する場合の構成図
【図3】本発明に係る実施例2の1個のガイドローラに
ついての構成図
【図4】本発明に係る実施例2の多数のガイドローラの
摩耗を検知する場合の構成図
【図5】ガイドローラの案内溝の変化を示す図
【図6】一般的なワイヤソーの主要構成図
【符号の説明】
13……ワイヤ 14……ガイドローラ 31……電源 32……検知バー 33……電圧検出手段 34……判断部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥粒を含むワイヤを走
行させるとともに前記ワイヤに被加工物を押し当てて被
加工物を薄板状に切断するワイヤソーにおける、ワイヤ
を案内するガイドローラの摩耗を検知するワイヤソーの
ガイドローラ摩耗検知装置に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、砥粒を含むワイヤ13を走行させるとと
もにワイヤ13にワーク20を押し当ててワーク20を
薄板状に切断するワイヤソーにおける、ワイヤ13を案
内するガイドローラ14の摩耗検知装置を、 (イ)ワイヤ13に導電性を有するものを用いる。 (ロ)ワイヤ13に電源31の一方の端子を走行自在に
接続する。 (ハ)ガイドローラ14が摩耗するとワイヤ13に接触
する位置に導電性の検知バー32を設ける。 (ニ)電源31の他方の端子と検知バー32との間に電
圧検出手段33を接続する。 (ホ)電圧検出手段33からの信号によってガイドロー
ラ14の摩耗を判断する判断部34を設ける。 以上のように構成した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明は、砥粒を含むワイヤ13を
走行させるとともにワイヤ13にワーク20を押し当て
てワーク20を薄板状に切断するワイヤソーにおける、
ワイヤ13を案内するガイドローラ14の摩耗検知装置
を、 (イ)ワイヤ13を導電性を有するものを用いる。 (ロ)ワイヤ13に電源31の一方の端子を走行自在に
接続する。 (ハ)ガイドローラ14が摩耗するとワイヤ13に接触
する位置に導電性の検知バー32を設ける。 (ニ)電源31の前記一方の端子と検知バー32との間
に電圧検出手段33を接続する。 (ホ)電源31の他方の端子と検知バー32との間に抵
抗器35を接続する。 (ヘ)電圧検出手段33からの信号によってガイドロー
ラ14の摩耗を判断する判断部34を設ける。 以上のように構成した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥粒を含むワイヤを走行させるとともに前
    記ワイヤに被加工物を押し当てて被加工物を薄板状に切
    断するワイヤソーにおける、ワイヤを案内するガイドロ
    ーラの摩耗検知装置であって、 導電性を有する前記ワイヤと、 前記ワイヤ走行自在に一方の端子を前記ワイヤに接続し
    た電源と、 摩耗検知対象の前記ガイドローラの近傍に設けられ、前
    記ガイドローラが摩耗すると前記ワイヤに接触する導電
    性の検知バーと、 前記電源の他方の端子と前記検知バーとの間に接続され
    た電圧検出手段と、 前記電圧検出手段からの信号によって前記ガイドローラ
    の摩耗を判断する判断部と、 から構成されたことを特徴とするワイヤソーのガイドロ
    ーラ摩耗検知装置。
  2. 【請求項2】砥粒を含むワイヤを走行させるとともに前
    記ワイヤに被加工物を押し当てて被加工物を薄板状に切
    断するワイヤソーにおける、ワイヤを案内するガイドロ
    ーラの摩耗検知装置であって、 導電性を有する前記ワイヤと、 前記ワイヤ走行自在に一方の端子を前記ワイヤに接続し
    た電源と、 摩耗検知対象の前記ガイドローラの近傍に設けられ、前
    記ガイドローラが摩耗すると前記ワイヤに接触する導電
    性の検知バーと、 前記電源の前記一方の端子と前記検知バーとの間に接続
    された電圧検出手段と、 前記電源の他方の端子と前記検知バーとの間に接続され
    た抵抗器と、 前記電圧検出手段からの信号によって前記ガイドローラ
    の摩耗を判断する判断部と、 から構成されたことを特徴とするワイヤソーのガイドロ
    ーラ摩耗検知装置。
JP8384094A 1994-03-30 1994-03-30 ワイヤソーのガイドローラ摩耗検知装置 Pending JPH07266213A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3587013A1 (en) * 2018-06-21 2020-01-01 Meyer Burger AG Wire saw and method of determining a motion characteristic of a wire deflection pulley of a wire saw
CN115870571A (zh) * 2022-12-05 2023-03-31 北京天科合达半导体股份有限公司 一种切割装置控制方法、系统、设备及介质

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