JPH0726504Y2 - コンクリート打継ぎ型枠 - Google Patents

コンクリート打継ぎ型枠

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JPH0726504Y2
JPH0726504Y2 JP1988103123U JP10312388U JPH0726504Y2 JP H0726504 Y2 JPH0726504 Y2 JP H0726504Y2 JP 1988103123 U JP1988103123 U JP 1988103123U JP 10312388 U JP10312388 U JP 10312388U JP H0726504 Y2 JPH0726504 Y2 JP H0726504Y2
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JP
Japan
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concrete
water
underground
wall
stopping
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JP1988103123U
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JPH0223653U (ja
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行男 神山
保彦 吉岡
良生 奥村
拓夫 福島
安正 林田
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Adeka Corp
Takenaka Corp
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Takenaka Corp
Asahi Denka Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、コンクリート建物における地下連続壁内の地
下外壁や均しコンクリート上の基礎版の構築に用いるコ
ンクリート打継ぎ型枠に係るものである。
「従来の技術」 コンクリート打継ぎ部における従来の技術には、次のよ
うなものがある。
特開昭58-195630号公報(特願昭57-77739号) 先打ちコンクリートをエキスパンドメタルにおける打止
め材で打止めし、該打止め材を取り外すことなく後打ち
コンクリートを打継ぎするものである。これにより、脱
型が不要となり、打継ぎ面の目荒らしが不要となり、施
工性を向上させることができる。
実開昭61-43301号公報(実願昭59-126949号) 先打ちコンクリートの打継ぎ面を脱型タイプの打止め型
枠で打止めするとともに、その打継ぎ面の中間部分に前
記打止め型枠により凹溝を形成し、脱型後の該凹溝に長
尺のテープ状水膨潤性シール材を嵌合させて、後打ちコ
ンクリートを打設するものであり、打継ぎ部の中間部分
にテープ状水膨潤性シール材による止水手段を講じるも
のである。この場合、水膨潤性シール材が水を吸収して
膨張し、打継ぎ部に生ずる漏水を阻止するので、打継ぎ
部の止水性を向上させることができる。
特願昭62-291367号公報(特願昭61-136759号) 実開昭61-65154号公報(実願昭59-149545号) 先打ちコンクリートを、中間部に膨張性止水材(水膨潤
性止水材)を付設した鋼製ネット、エキスパンドメタル
による打止め材で打止めし、該打止め材を取り外すこと
なく後打ちコンクリートを打継ぎするものである。これ
により、上記同様にして、打継ぎ部の施工性を向上させ
ることができ、止水性を向上させることができる。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、これらを地下連続壁内側に直打ちする地下外壁
や均しコンクリート上に直打ちする基礎版の構築に採用
するには、未だ解決すべき種々の問題点が残されてい
る。すなわち、 (a) 上記の場合、打継ぎ部に止水手段を有しない
ので、地下連続壁や均しコンクリートを透過した地下水
が、これらと地下外壁や基礎版との間の微細な隙間を伝
って打継ぎ部に侵入し、通過して、建物内部への漏水と
なる。そして、打継ぎ部に侵入した地下水が該部の鉄筋
や打止め材をなすエキスパンドメタルに発錆をもたら
し、躯体の老朽化を早める。
(b) 上記の場合、止水材が打継ぎ部の中間部分に
位置するので、地下連続壁や均しコンクリートを透過し
た地下水が、打継ぎ部を通過しないものの、同様にして
打継ぎ部の止水材以前には侵入する。そして、そのよう
に打継ぎ部に侵入した地下水が該部の鉄筋等に発錆をも
たらし、躯体の老朽化を早める。
(c) 上記の場合、止水材が鋼製の打止め材に付設
されて打継ぎ部の中間部分に位置するので、地下連続壁
や均しコンクリートを透過した地下水が、上記の場合
と同様に、打継ぎ部の止水材以前には侵入する。したが
って、この場合も、打継ぎ部に侵入した地下水が該部の
鉄筋や打止め材にに発錆をもたらし、躯体の老朽化を早
める。
また、上記の場合、通常、止水材付き打止め材が工場
生産されて、工事現場へと運搬されるが、運搬中や施工
時に止水材が剥がれて、これが漏水の原因となる。更
に、打止め材への止水材の接着が容易でなく、コスト高
を招く。本考案は、これらの問題点を解決しようとする
ものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、裏面が地下連続壁B内
面乃至均しコンクリートD上への貼着面でかつ表面に材
長方向に溝11を形成した膨張性止水ゴムによる長尺の止
水材1を設け、該止水材の前記溝11にネット状の打止め
材2を嵌合させて成る。
「作用」 如上の構成であるから、構築する地下外壁Cや基礎版E
の打継ぎ部に対応させて止水材1を地下連続壁Bの内面
乃至均しコンクリートDの上面の適所に裏面にて貼着
し、該止水材の溝11にネット状の打止め材2を嵌合させ
て起立させた後、この打止め材2を頼りに先打ちコンク
リート3を打設し、そして、後打ちコンクリートを打継
ぎし、一連の地下外壁Cや基礎版Eを構築する。
このようにして構築した地下外壁Cや基礎版Eの打継ぎ
部に、打止め材2と共に打込みした止水材1は、当該打
継ぎ部の外端乃至下端にて要所を密閉し、したがって、
地下連続壁Bや均しコンクリートDを透過してこれらの
内部に侵入した地下水を、当該打継ぎ部への入口部分で
阻止する。
「実施例」 第1図は、地下連続壁Bの内側に地下外壁Cを連設する
状態を、また、第2図は、均しコンクリートDの上に基
礎版Eを構築する状態を示している。
第1図乃至第3図において、1は、裏面が地下連続壁B
内面乃至均しコンクリートD上への貼着面でかつ表面に
材長方向に溝11を形成した膨張性止水ゴムによる長尺の
止水材1であり、2は、該止水材の前記溝11に嵌合させ
たパンチングメタル、鋼製ネット等から成るネット状の
打止め材である。
止水材1は、地下連続壁Bの内面又は均しコンクリート
Dの上面の適所に、所要の高さ又は幅一杯に貼着する。
この貼着は、位置が確保できればよく、厳重な接着を要
しない。
貼着した止水材1には、その溝11に、予め所定の大きさ
に形成された打止め材2の縁部を嵌合させて起立させ、
打継ぎ型枠Aを形成する。
その後は、従来同様に、先打ちコンクリート3を打設
し、次いで、後打ちコンクリートを打継ぎする。
膨張性止水ゴムは、水を含むことによって膨張するもの
であるが、その原料には、次のものがある。
水膨潤性ウレタン樹脂、水膨潤性ウレタン樹脂とゴムの
混合物、水膨潤性ウレタン樹脂とゴムと水硬性物質(水
硬性セメント、石膏など)の混合物、オレフィン/マレ
イン酸共重合体、ポリビニルアルコール/イソブチレン
/マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール/アクリ
ル酸共重合体、架橋又は非架橋ポリビニルアルコール、
架橋又は架橋ポリビニルアルコール、架橋又は非架橋ポ
リアクリル酸塩、ポリビニルアルコール/酸無水物共重
合体、澱粉/アクリル酸グラフト共重合体、或いは、こ
れらの重合体とゴムとの混合物などが挙げられる。上記
の中でも可撓性を有する水膨潤性ウレタン樹脂、水膨潤
性ウレタン樹脂とゴムの混合物、水膨潤性ウレタン樹脂
とゴムと水硬性物質(水硬性セメント、石膏など)の混
合物などを用いるのが止水性の面から特に好ましい。
「考案の効果」 本考案によれば、ネット上の打止め材2を介して打継ぎ
する所定の地下外壁Cや基礎版Eの打継ぎ部において、
その打止め材2を嵌合連結させた止水材1を、直打ちす
べき地下連続壁Bの内面乃至均しコンクリートDの上面
の要所に貼着すれば、該止水材1によって打継ぎ部を外
端乃至下端で適宜に止水でき、したがって、地下連続壁
Bや均しコンクリートDを透過した地下水は当該打継ぎ
部の入口部分で的確に阻止することができる。また、こ
のようにして当該打継ぎ部には全般的に一切地下水が侵
入しないから、地下水による鉄筋や打止め材2の発錆を
防止できて、躯体の老朽化を極力押えることができる。
更に、止水材1と打止め材2とは、工事現場で簡単に嵌
合させることができるので、工事現場へは個別に搬入で
き、従来のような運搬中や施工時に止水材1が剥がれる
心配もなければ、接着不備の心配もなく、勿論、止水材
1と打止め材2との面倒な接着を要しないので、製作を
大幅に簡素化でき、コストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例で、第1図は、地中外壁工事の
場合の截断平面図、第2図は、基礎版工事の場合の截断
側面図、第3図は、要部部材の斜視図である。 A……打継ぎ型枠、B……地下連続壁 C……地下外壁、D……均しコンクリート E……基礎版 1……止水板、2……打止め材 3……先打ちコンクリート 11……溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 福島 拓夫 千葉県八千代市勝田台7―29―2 (72)考案者 林田 安正 埼玉県上尾市中妻3―9―2 (56)参考文献 特開 昭62−291367(JP,A) 特開 昭58−195630(JP,A) 実願 昭59−126949号(実開 昭61− 43301号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭59−149545号(実開 昭61− 65154号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面が地下連続壁B内面乃至均しコンクリ
    ートD上への貼着面でかつ表面に材長方向に溝11を形成
    した膨張性止水ゴムによる長尺の止水材1を設け、該止
    水材の前記溝11にネット状の打止め材2を嵌合させて成
    るコンクリート打継ぎ型枠。
JP1988103123U 1988-08-03 1988-08-03 コンクリート打継ぎ型枠 Expired - Lifetime JPH0726504Y2 (ja)

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JP1988103123U JPH0726504Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 コンクリート打継ぎ型枠

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JP1988103123U JPH0726504Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 コンクリート打継ぎ型枠

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JPH0223653U JPH0223653U (ja) 1990-02-16
JPH0726504Y2 true JPH0726504Y2 (ja) 1995-06-14

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ID=31333662

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JPS6165154U (ja) * 1984-10-04 1986-05-02
JPH0633680B2 (ja) * 1986-06-11 1994-05-02 株式会社竹中工務店 コンクリート構造物の垂直面打継ぎ工法

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