JPH0726501B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents
自動車用ドアロック装置Info
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- JPH0726501B2 JPH0726501B2 JP33110888A JP33110888A JPH0726501B2 JP H0726501 B2 JPH0726501 B2 JP H0726501B2 JP 33110888 A JP33110888 A JP 33110888A JP 33110888 A JP33110888 A JP 33110888A JP H0726501 B2 JPH0726501 B2 JP H0726501B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 29
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用ドアロック装置、特に電動式の自動車
用ドアロック装置に関する。
用ドアロック装置に関する。
従来、電動式の自動車用ドアロック装置においては、例
えば、ドアロック機構の施解錠レバーに施解錠用アクチ
ュエータを作動ロッドを介して連結し、車室内の運転席
側におけるスイッチ操作、あるいはドアキーシリンダに
おけるキーによる施解錠操作により、この施解錠用アク
チュエータを作動させて、ドアロック機構の施解錠を行
うようにしている。
えば、ドアロック機構の施解錠レバーに施解錠用アクチ
ュエータを作動ロッドを介して連結し、車室内の運転席
側におけるスイッチ操作、あるいはドアキーシリンダに
おけるキーによる施解錠操作により、この施解錠用アク
チュエータを作動させて、ドアロック機構の施解錠を行
うようにしている。
さらに、施解錠レバーには施解錠ノブが連結され、手動
による施錠操作により車両外部からのドアの開成を不能
としたり、施錠状態にあるドアロック機構を車室内から
手動にて解錠可能としている。
による施錠操作により車両外部からのドアの開成を不能
としたり、施錠状態にあるドアロック機構を車室内から
手動にて解錠可能としている。
一方、上記ドアロック機構の施錠操作は、キーをキーシ
リンダに差し込み回動することによる操作の他に、上記
施解錠ノブを押し下げ、ドアのアウトサイドハンドルを
引上げつつドアを閉じることにより施錠する、いわゆる
キーレスロックと呼ばれる操作機構も知られている。
リンダに差し込み回動することによる操作の他に、上記
施解錠ノブを押し下げ、ドアのアウトサイドハンドルを
引上げつつドアを閉じることにより施錠する、いわゆる
キーレスロックと呼ばれる操作機構も知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来の電動式自動車用ドアロック
装置にあっては、上述の如く施錠操作を行い、電源が切
られた状態にあっても、施解錠レバーが外力によって動
き得る状態にあることから、何等かの物理的手段により
施解錠レバーが解錠位置に動かされ、これによりドアロ
ック機構が解錠されてしまう、すなわち防盗性が完全で
ないという問題があった。
装置にあっては、上述の如く施錠操作を行い、電源が切
られた状態にあっても、施解錠レバーが外力によって動
き得る状態にあることから、何等かの物理的手段により
施解錠レバーが解錠位置に動かされ、これによりドアロ
ック機構が解錠されてしまう、すなわち防盗性が完全で
ないという問題があった。
これを避けるため、電磁アクチュエータを用いて施錠操
作に連動させて施解錠レバーを施錠方向へ付勢すべく作
動ロッドを駆動することも考えられるが、これを結局作
動ロッドの付勢力をスプリングに頼らざるを得ないため
完全な防盗性を得ることはできない。
作に連動させて施解錠レバーを施錠方向へ付勢すべく作
動ロッドを駆動することも考えられるが、これを結局作
動ロッドの付勢力をスプリングに頼らざるを得ないため
完全な防盗性を得ることはできない。
本発明の目的は、イグニッションキーシリンダにキーを
差し込んだまま、キーレスロック機能によってドアを施
錠してしまうことを未然に防止することができると共
に、ドアを施錠状態に確実にロックして、高い防盗性を
得ることができる自動車用ドアロック装置を提供するこ
とにある。
差し込んだまま、キーレスロック機能によってドアを施
錠してしまうことを未然に防止することができると共
に、ドアを施錠状態に確実にロックして、高い防盗性を
得ることができる自動車用ドアロック装置を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するため、本発明の自動車用ドアロック
装置は、ドアロックの施解錠レバーに連結され、該施解
錠レバーを施錠位置および解錠位置に駆動可能な、施解
錠用アクチュエータおよび施解錠ノブと、前記施解錠レ
バーを、前記施錠位置および解錠位置に係止して移動を
阻止する阻止位置と、前記施錠位置と前記解錠位置との
間の移動を許容する許容位置とにそれぞれ移動可能なブ
ロック部材と、前記ブロック部材を前記阻止位置と前記
許容位置とに駆動可能なブロック用アクチュエータと、
イグニッションキーシリンダにおけるキーの有無を検知
するキー有無検知手段と、ドアの開および閉状態を検知
するドア開閉検知手段と、前記キー有無検知手段による
キー有信号、および前記ドア開閉検知手段によるドア開
信号に基づいて、前記ブロック用アクチュエータに、前
記ブロック部材が前記施解錠レバーを解錠位置に係止す
る阻止位置に該ブロック部材を作動させる信号を付与す
るブロック信号付与手段とを備え、前記施解錠用アクチ
ュエータは、前記施解錠レバーに連結される作動杆が該
施解錠レバーからの入力によって逆に動かされることを
許容する逆動許容機構を有し、前記ブロック用アクチュ
エータは、前記ブロック部材に連結される作動杆が該ブ
ロック部材からの入力によって逆に動かされることを阻
止する逆動阻止機構を有することを特徴とする。
装置は、ドアロックの施解錠レバーに連結され、該施解
錠レバーを施錠位置および解錠位置に駆動可能な、施解
錠用アクチュエータおよび施解錠ノブと、前記施解錠レ
バーを、前記施錠位置および解錠位置に係止して移動を
阻止する阻止位置と、前記施錠位置と前記解錠位置との
間の移動を許容する許容位置とにそれぞれ移動可能なブ
ロック部材と、前記ブロック部材を前記阻止位置と前記
許容位置とに駆動可能なブロック用アクチュエータと、
イグニッションキーシリンダにおけるキーの有無を検知
するキー有無検知手段と、ドアの開および閉状態を検知
するドア開閉検知手段と、前記キー有無検知手段による
キー有信号、および前記ドア開閉検知手段によるドア開
信号に基づいて、前記ブロック用アクチュエータに、前
記ブロック部材が前記施解錠レバーを解錠位置に係止す
る阻止位置に該ブロック部材を作動させる信号を付与す
るブロック信号付与手段とを備え、前記施解錠用アクチ
ュエータは、前記施解錠レバーに連結される作動杆が該
施解錠レバーからの入力によって逆に動かされることを
許容する逆動許容機構を有し、前記ブロック用アクチュ
エータは、前記ブロック部材に連結される作動杆が該ブ
ロック部材からの入力によって逆に動かされることを阻
止する逆動阻止機構を有することを特徴とする。
本発明によれば、施解錠レバーをロック可能なブロック
部材を備え、そのブロック部材を作動させるためのブロ
ック用アクチュエータを、イグニッションキーシリンダ
におけるキーの状態やドアの開閉状態に応じて制御する
ことにより、イグニッションキーシリンダにキーを差し
込んだまま、キーレスロック機能によってドアを施錠し
ようとしたときに、ブロック部材によって施解錠レバー
を解錠位置に係止して、ドアが施錠されてしまうことを
未然に防止する。
部材を備え、そのブロック部材を作動させるためのブロ
ック用アクチュエータを、イグニッションキーシリンダ
におけるキーの状態やドアの開閉状態に応じて制御する
ことにより、イグニッションキーシリンダにキーを差し
込んだまま、キーレスロック機能によってドアを施錠し
ようとしたときに、ブロック部材によって施解錠レバー
を解錠位置に係止して、ドアが施錠されてしまうことを
未然に防止する。
さらに、ドアの施錠時には、ブロック部材によって施解
錠レバーを施錠位置に係止することにより、その施錠状
態を確実にロックして防盗機能を果たす。
錠レバーを施錠位置に係止することにより、その施錠状
態を確実にロックして防盗機能を果たす。
しかも、施解錠レバーを駆動する施解錠用アクチュエー
タに、施解錠レバーに連結される作動杆が外力によって
動かされることを許容する逆動許容機構を備え、また、
ブロック用アクチュエータに、ブロック部材に連結され
る作動杆が外力によって動かされることを阻止する逆動
阻止機構を備えたことにより、ブロック部材によって施
解錠レバーが施錠位置に係止されている施錠時に、ブロ
ック部材が作為的に動かされて解錠してしまうことを阻
止して、より高い防盗性を得る。また、ブロック部材が
施解錠レバーをロックしていないときは、施解錠用アク
チュエータの逆動許容機構によって、施解錠レバーの移
動が許容されているため、施解錠ノブによる施解錠操作
は何ら阻害されることがない。
タに、施解錠レバーに連結される作動杆が外力によって
動かされることを許容する逆動許容機構を備え、また、
ブロック用アクチュエータに、ブロック部材に連結され
る作動杆が外力によって動かされることを阻止する逆動
阻止機構を備えたことにより、ブロック部材によって施
解錠レバーが施錠位置に係止されている施錠時に、ブロ
ック部材が作為的に動かされて解錠してしまうことを阻
止して、より高い防盗性を得る。また、ブロック部材が
施解錠レバーをロックしていないときは、施解錠用アク
チュエータの逆動許容機構によって、施解錠レバーの移
動が許容されているため、施解錠ノブによる施解錠操作
は何ら阻害されることがない。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。
る。
第1図ないし第7図に本発明の一実施例を示し、第1図
はその概略構成を示す斜視図である。
はその概略構成を示す斜視図である。
第1図において、10は運転席側ドア、20は後部ドアであ
る。運転席側ドア10にはキーシリンダ11が設けられ、さ
らにキーシリンダ11の操作に関連して動作するキーシリ
ンダ施解錠操作スイッチ31が設けられている。33は運転
席側ドア10のアームレスト12等に設けられた遠隔操作施
解錠用操作スイッチ、13はイグニッションキーシリンダ
であり、キープレート(以下キーと称す)が差し込まれ
ているか否かを検出するキー有無検知スイッチ35が設け
られている。なお、各ドアにはドアアウターハンドル
(以下ハンドルと称す)14が設けられている。
る。運転席側ドア10にはキーシリンダ11が設けられ、さ
らにキーシリンダ11の操作に関連して動作するキーシリ
ンダ施解錠操作スイッチ31が設けられている。33は運転
席側ドア10のアームレスト12等に設けられた遠隔操作施
解錠用操作スイッチ、13はイグニッションキーシリンダ
であり、キープレート(以下キーと称す)が差し込まれ
ているか否かを検出するキー有無検知スイッチ35が設け
られている。なお、各ドアにはドアアウターハンドル
(以下ハンドルと称す)14が設けられている。
40は各ドアに設けられたドアロック機構であり、後述す
る如く施解錠レバー41を備えている。70は車室内で施解
錠操作を行うための施解錠ノブである。
る如く施解錠レバー41を備えている。70は車室内で施解
錠操作を行うための施解錠ノブである。
50は後で詳述するドアロック施解錠用アクチュエータ、
60は同じく、後で詳述するブロック用アクチュエータで
あり、それぞれ各ドアに設けられている。
60は同じく、後で詳述するブロック用アクチュエータで
あり、それぞれ各ドアに設けられている。
また、ドアロック施解錠用アクチュエータ50はドアロッ
ク施解錠検知スイッチ37を、ブロック用アクチュエータ
60はブロック検知スイッチ38を、それぞれ備えている。
また、各ドアにドアの開および閉状態を検知するドア開
閉検知スイッチ39が設けられている。
ク施解錠検知スイッチ37を、ブロック用アクチュエータ
60はブロック検知スイッチ38を、それぞれ備えている。
また、各ドアにドアの開および閉状態を検知するドア開
閉検知スイッチ39が設けられている。
ドアロック施解錠用アクチュエータ50は、第2図に示す
ようにハウジング51内にモータ52と遠心クラッチ53を介
して駆動される回転ねじ54と、回転ねじ54に噛合し進退
動する作動杆55とが内蔵されており、ハウジング51の端
縁部と作動杆55との間には防塵ブーツ56が設けられてい
る。そして、作動杆55の一端には前述したドアロック施
解錠検知スイッチ37の一部を構成する端子片57が固定さ
れており、他端には係合孔55Aが設けられている。ま
た、後述するように端子片57が摺設する回路基板58がハ
ウジング51に設けられている。
ようにハウジング51内にモータ52と遠心クラッチ53を介
して駆動される回転ねじ54と、回転ねじ54に噛合し進退
動する作動杆55とが内蔵されており、ハウジング51の端
縁部と作動杆55との間には防塵ブーツ56が設けられてい
る。そして、作動杆55の一端には前述したドアロック施
解錠検知スイッチ37の一部を構成する端子片57が固定さ
れており、他端には係合孔55Aが設けられている。ま
た、後述するように端子片57が摺設する回路基板58がハ
ウジング51に設けられている。
ブロック用アクチュエータ60は第3図に示すように、基
本的な構成は上述の遠心クラッチを内蔵しない以外ドア
ロック施解錠用アクチュエータ50と同様であり、ハウジ
ング61内にモータ62、これに駆動される回転ねじ64、作
動杆65、および防塵ブーツ66を備えている。ただし、回
転ねじ64のピッチアングルが作動杆65からの入力に対し
作動杆65の逆動を阻止する角度とされている。つまり、
外力によっては、作動杆65を第3図中の左右方向に動か
せないようになっており、これに対し、上記施解錠用ア
クチュエータ50の作動杆55は、外力によって第2図中の
左右方向に動かされるようになっている。そして、作動
杆65の一端には前述の如くブロック検知スイッチ38の一
部を構成する端子片67が固定されており、他端には係合
孔65Aが設けられている。また、端子片67が摺設する回
路基板68がハウジング61に設けられている。
本的な構成は上述の遠心クラッチを内蔵しない以外ドア
ロック施解錠用アクチュエータ50と同様であり、ハウジ
ング61内にモータ62、これに駆動される回転ねじ64、作
動杆65、および防塵ブーツ66を備えている。ただし、回
転ねじ64のピッチアングルが作動杆65からの入力に対し
作動杆65の逆動を阻止する角度とされている。つまり、
外力によっては、作動杆65を第3図中の左右方向に動か
せないようになっており、これに対し、上記施解錠用ア
クチュエータ50の作動杆55は、外力によって第2図中の
左右方向に動かされるようになっている。そして、作動
杆65の一端には前述の如くブロック検知スイッチ38の一
部を構成する端子片67が固定されており、他端には係合
孔65Aが設けられている。また、端子片67が摺設する回
路基板68がハウジング61に設けられている。
そこで、上記施解錠用アクチュエータ50およびブロック
用アクチュエータ60の端子片および67と回路基板58およ
び68の構成を第4図に基き説明する。ただし、両者は同
一構成であるから代表的に施解錠用アクチュエータ50の
ものについてのみ説明する。
用アクチュエータ60の端子片および67と回路基板58およ
び68の構成を第4図に基き説明する。ただし、両者は同
一構成であるから代表的に施解錠用アクチュエータ50の
ものについてのみ説明する。
端子片57は3個の櫛歯状接点を有する第1端子片57Aと
2個の櫛歯状接点を有する第2端子片57Bとからなる。
2個の櫛歯状接点を有する第2端子片57Bとからなる。
回路基板58は図示の如く第1〜第7の接点板57A〜58Gを
有し、第2接点板58Bはサーミスタ58Hを介して第3接点
58Cと、この第3接点板58Cはさらに第1ダイオード58J
を介して第4接点板58Dと、この第4接点板58Dはさらに
第2ダイオードド58Kを介して第1接点板57Aと、それぞ
れ接続されている。さらに、第1接点板58Aは電源と、
第2接点板58Bはモータ52の一端子と接続されている。
有し、第2接点板58Bはサーミスタ58Hを介して第3接点
58Cと、この第3接点板58Cはさらに第1ダイオード58J
を介して第4接点板58Dと、この第4接点板58Dはさらに
第2ダイオードド58Kを介して第1接点板57Aと、それぞ
れ接続されている。さらに、第1接点板58Aは電源と、
第2接点板58Bはモータ52の一端子と接続されている。
そして、施解錠アクチュエータ50の作動杆55の退動位置
において第3接点板58Cと第4接点板58Dとが第1端子片
57Aでもって導通され、共通端子である第5接点板58Eと
第6接点板58Fとが第2端子片57Bでもって導通される。
において第3接点板58Cと第4接点板58Dとが第1端子片
57Aでもって導通され、共通端子である第5接点板58Eと
第6接点板58Fとが第2端子片57Bでもって導通される。
さらに、作動杆55の進動位置において第1接点板58Aと
第4接点板58Dとが第1端子片57Aでもって導通され、第
5接点板58Eと第7接点板58Gとが第2端子片57Bでもっ
て導通される。この第2端子片57Bと第5ないし第7接
点板とでもって、前述のドアロック施解錠検知スイッチ
37が構成される。
第4接点板58Dとが第1端子片57Aでもって導通され、第
5接点板58Eと第7接点板58Gとが第2端子片57Bでもっ
て導通される。この第2端子片57Bと第5ないし第7接
点板とでもって、前述のドアロック施解錠検知スイッチ
37が構成される。
なお、説明は省略したが、上述と同様の構成を有するブ
ロック用アクチュエータにおいても、同様の構成でもっ
てブロック検知スイッチ38が構成される。
ロック用アクチュエータにおいても、同様の構成でもっ
てブロック検知スイッチ38が構成される。
次に、ドアロック施解錠用アクチュエータ50、ブロック
用アクチュエータ60およびドアロック機構40の相互の配
置関係を代表的に運転席側ドア10を例にとって第5図に
基づき説明する。
用アクチュエータ60およびドアロック機構40の相互の配
置関係を代表的に運転席側ドア10を例にとって第5図に
基づき説明する。
運転席側ドア10には取付ブラケット80を介してドアロッ
ク施解錠用アクチュエータ50およびブロック用アクチュ
エータ60が略々平行な関係でもって固設されている。
ク施解錠用アクチュエータ50およびブロック用アクチュ
エータ60が略々平行な関係でもって固設されている。
取付ブラケット80には、枢支軸81の回りに回動自在にブ
ロックプレート82が設けられている。
ロックプレート82が設けられている。
ブロックプレート82の一端には係合軸83が植設され、こ
れは前述したブロック用アクチュエータ60の作動杆65の
係合孔65Aと係合され、他端には係合溝84が形成されて
いる。この係合溝84には後述する施解錠ノブ70への連結
杆48の端部が係合し、この係合溝84は、枢支軸81を中心
とする第1の円弧状溝84Aと、これと連なり後述する施
解錠レバー41の回転中心を中心とする第2の円弧状溝84
Bと、さらに第2の円弧状溝84Bと連なり枢支軸81を中心
とする第3の円弧状溝84Cとから成る。
れは前述したブロック用アクチュエータ60の作動杆65の
係合孔65Aと係合され、他端には係合溝84が形成されて
いる。この係合溝84には後述する施解錠ノブ70への連結
杆48の端部が係合し、この係合溝84は、枢支軸81を中心
とする第1の円弧状溝84Aと、これと連なり後述する施
解錠レバー41の回転中心を中心とする第2の円弧状溝84
Bと、さらに第2の円弧状溝84Bと連なり枢支軸81を中心
とする第3の円弧状溝84Cとから成る。
さらに、ドア10の端縁部には周知のドアロック機構40が
固着されており、ドアロック機構40を施錠状態および解
錠状態にする施解錠レバー41を備えている。施解錠レバ
ー41はブラケット42に植設された枢支軸43に回動自在に
支承され、一端にキーレバー44と係合する係合溝45、他
端に係合軸46および係合孔47を有している。係合軸46は
前述した施解錠用アクチュエータ50の作動杆55の係合孔
55Aに係合され、係合孔47には施解錠ノブ70と連結され
た連結杆48の折曲げ軸端部が係合される。そして、この
連結杆48の折曲げ軸部は前述の如くブロックプレート82
の係合溝84と貫通係合されている。
固着されており、ドアロック機構40を施錠状態および解
錠状態にする施解錠レバー41を備えている。施解錠レバ
ー41はブラケット42に植設された枢支軸43に回動自在に
支承され、一端にキーレバー44と係合する係合溝45、他
端に係合軸46および係合孔47を有している。係合軸46は
前述した施解錠用アクチュエータ50の作動杆55の係合孔
55Aに係合され、係合孔47には施解錠ノブ70と連結され
た連結杆48の折曲げ軸端部が係合される。そして、この
連結杆48の折曲げ軸部は前述の如くブロックプレート82
の係合溝84と貫通係合されている。
次に、上述した各種アクチュエータと各種スイッチ類と
による制御回路の一例を第7図に示す。
による制御回路の一例を第7図に示す。
第7図において、ドアロック施解錠用アクチュエータ50
およびブロック用アクチュエータ60は、それぞれドアの
左右にも設けられることから、左側については添字L、
右側については添字Rでもって示すが、左右の両者は固
定内に並列に接続されている。
およびブロック用アクチュエータ60は、それぞれドアの
左右にも設けられることから、左側については添字L、
右側については添字Rでもって示すが、左右の両者は固
定内に並列に接続されている。
ドアロック施解錠用アクチュエータ50L,50Rは、それぞ
れ施錠用リレー回路101および解錠用リレー回路102と、
ブロック用アクチュエータ60L,60Rはブロック用リレー
回路103およびブロック解除用リレー回路104と接続され
ている。
れ施錠用リレー回路101および解錠用リレー回路102と、
ブロック用アクチュエータ60L,60Rはブロック用リレー
回路103およびブロック解除用リレー回路104と接続され
ている。
そして、上述した各リレー回路101〜104は、それぞれリ
レーおよびリレースイッチ等を有し、回路基板58および
回路基板68に組込まれた切換スイッチにより、各アクチ
ュエータ50,60への電流の供給方向の切換え動作を行
う。
レーおよびリレースイッチ等を有し、回路基板58および
回路基板68に組込まれた切換スイッチにより、各アクチ
ュエータ50,60への電流の供給方向の切換え動作を行
う。
さらに、上述した各リレー回路101〜104の各リレーは、
それぞれスイッチングトランジスタと接続されており、
これらスイッチングトランジスタのベースが、後述する
出力端子とそれぞれ接続されている。
それぞれスイッチングトランジスタと接続されており、
これらスイッチングトランジスタのベースが、後述する
出力端子とそれぞれ接続されている。
第1のアンドゲート回路141の入力端子にはキー有無検
知スイッチ35の有側端子35A(有のときオンとなる)と
ドア開閉検知スイッチ39の開側端子39A(ドア開のとき
オンとなる)とが接続され、出力端子はブロック用リレ
ー回路103と接続された第1のオアゲート回路131に接続
されている。
知スイッチ35の有側端子35A(有のときオンとなる)と
ドア開閉検知スイッチ39の開側端子39A(ドア開のとき
オンとなる)とが接続され、出力端子はブロック用リレ
ー回路103と接続された第1のオアゲート回路131に接続
されている。
第2アンドゲート回路142の入力端子にはドアロック施
解錠検知スイッチ37(施錠時オンとなる)とキーシリン
ダ施解錠操作スイッチ31の施錠側スイッチ31A(施錠操
作時オンとなる)とが接続され、出力端子は第1のオア
ゲート回路131に接続されている。
解錠検知スイッチ37(施錠時オンとなる)とキーシリン
ダ施解錠操作スイッチ31の施錠側スイッチ31A(施錠操
作時オンとなる)とが接続され、出力端子は第1のオア
ゲート回路131に接続されている。
第3アンドゲート回路143の入力端子にはキーシリンダ
施解錠操作スイッチ31の解錠側スイッチ31B(解錠操作
時オンとなる)とブロック検知スイッチ38(ブロック時
オフとなる)とが接続され、出力端子は解錠リレー回路
102に接続されている。
施解錠操作スイッチ31の解錠側スイッチ31B(解錠操作
時オンとなる)とブロック検知スイッチ38(ブロック時
オフとなる)とが接続され、出力端子は解錠リレー回路
102に接続されている。
また、キーシリンダ施解錠操作スイッチ31の解錠側スイ
ッチ31Bはキー有無検知スイッチ35の無側端子35B(キー
を抜いた瞬間のみオンとなる)と共に第2のオアゲート
回路132の入力端子に接続され、第2のオアゲート回路1
32の出力端子はブロック解除用リレー回路104に接続さ
れている。
ッチ31Bはキー有無検知スイッチ35の無側端子35B(キー
を抜いた瞬間のみオンとなる)と共に第2のオアゲート
回路132の入力端子に接続され、第2のオアゲート回路1
32の出力端子はブロック解除用リレー回路104に接続さ
れている。
なお、本制御回路には示さないがドアロック施解錠用ア
クチュエータ50は遠隔操作施解錠用操作スイッチと接続
されており、このスイッチの操作によって施解錠動作を
させることができる。
クチュエータ50は遠隔操作施解錠用操作スイッチと接続
されており、このスイッチの操作によって施解錠動作を
させることができる。
上記構成になる本実施例の作用を以下説明する。
運転を終えて、車両から降りようとする際には、ドアロ
ック機構40は解錠状態にあり、ドアロック施解錠用アク
チュエータ50は作動杆55が引出され施解錠レバー41が時
計方向に回動した状態にある。このとき施錠ノブ70への
連結杆48の折曲げ軸はブロックプレート82の第1円弧状
溝84Aと第2円弧状溝84Bとの連結部にある。
ック機構40は解錠状態にあり、ドアロック施解錠用アク
チュエータ50は作動杆55が引出され施解錠レバー41が時
計方向に回動した状態にある。このとき施錠ノブ70への
連結杆48の折曲げ軸はブロックプレート82の第1円弧状
溝84Aと第2円弧状溝84Bとの連結部にある。
しかして、この状態で運転席側ドア10が開けられると、
ドア開閉検知スイッチ39が開側端子39Aに切替わりオン
となる。
ドア開閉検知スイッチ39が開側端子39Aに切替わりオン
となる。
そして、もしも運転者がキーをイグニッションキーシリ
ンダ13に残したままであると、キー有無検知スイッチ35
は有側端子35Aと導通されたままでありオン状態にあ
る。すると、上記両信号によって第1のアンドゲート回
路141が作動し、第1のオアゲート回路131を通じてブロ
ック用リレー回路103が作動することにより、ブロック
用アクチュエータ60の動作が開始する。すなわち、モー
タ62が回転することで作動杆65が進動し、ブロックプレ
ート82を枢支軸81を中心として時計方向に回動させる。
このとき係合溝84と係合している連結杆48の折曲げ軸は
第1の円弧状溝84Aに沿ってその最奥部に位置すること
になる。
ンダ13に残したままであると、キー有無検知スイッチ35
は有側端子35Aと導通されたままでありオン状態にあ
る。すると、上記両信号によって第1のアンドゲート回
路141が作動し、第1のオアゲート回路131を通じてブロ
ック用リレー回路103が作動することにより、ブロック
用アクチュエータ60の動作が開始する。すなわち、モー
タ62が回転することで作動杆65が進動し、ブロックプレ
ート82を枢支軸81を中心として時計方向に回動させる。
このとき係合溝84と係合している連結杆48の折曲げ軸は
第1の円弧状溝84Aに沿ってその最奥部に位置すること
になる。
従って、このキー忘れブロック状態では、施解錠ノブ70
を押下げ操作してキーレスロック操作をしようとして
も、施解錠レバー41の施錠方向への移動が阻止される。
を押下げ操作してキーレスロック操作をしようとして
も、施解錠レバー41の施錠方向への移動が阻止される。
従って、かかる場合には運転者がそのキー忘れに必然的
に気が付き、イグニッションキーシリンダ13からキーを
抜くことになる。キーが抜かれると、キー有無検知スイ
ッチ35が無側端子35Bに瞬間的に導通し、第2オアゲー
ト回路132によりブロック解除用リレー回路104が作動す
る。これによりブロック用アクチュエータ60は作動杆65
が退動する解除方向に作動し、ブロックプレート82を枢
支軸81を中心として反時計方向に回動させる。
に気が付き、イグニッションキーシリンダ13からキーを
抜くことになる。キーが抜かれると、キー有無検知スイ
ッチ35が無側端子35Bに瞬間的に導通し、第2オアゲー
ト回路132によりブロック解除用リレー回路104が作動す
る。これによりブロック用アクチュエータ60は作動杆65
が退動する解除方向に作動し、ブロックプレート82を枢
支軸81を中心として反時計方向に回動させる。
従って、この状態で、再度施解錠ノブ70を押下げ操作し
てキーレスロックを行うことができる。施解錠ノブ70の
押下げ操作時においては、連結杆48は第2の円弧状溝84
Bを施解錠レバー41と共に移動する。このとき、施解錠
レバー41の係合軸46でもって係合されている施解錠用ア
クチュエータ50の作動杆55はピッチアングルの大きい回
転ねじ54を回転させつつ逆動する。しかし回転ねじ54は
遠心クラッチ53でもってモータ52と断接状態にあるの
で、作動杆55の逆動、すなわち施解錠ノブ70の手動操作
は滑らかに行われる。
てキーレスロックを行うことができる。施解錠ノブ70の
押下げ操作時においては、連結杆48は第2の円弧状溝84
Bを施解錠レバー41と共に移動する。このとき、施解錠
レバー41の係合軸46でもって係合されている施解錠用ア
クチュエータ50の作動杆55はピッチアングルの大きい回
転ねじ54を回転させつつ逆動する。しかし回転ねじ54は
遠心クラッチ53でもってモータ52と断接状態にあるの
で、作動杆55の逆動、すなわち施解錠ノブ70の手動操作
は滑らかに行われる。
さらに、車両から離れる際には、キーシリンダ11にキー
を差込んで施錠操作を行うこともできる。
を差込んで施錠操作を行うこともできる。
かかるキー操作が行なわれると、キーシリンダ施解錠操
作スイッチ31が施錠側スイッチ31Aと導通し、施錠用リ
レー回路101のリレーが励磁される。すると、第4図に
おいて端子片57は作動杆55の進動位置である図示右側に
あり、第1接点板58Aと第4接点板58Dとが第1端子片57
Aでもって導通されている。従って、リレーから第1接
点板58A,第4接点板58D,第1ダイオード58J,第3接点板
58C,サーミスタ58Hおよび第2接点板58Bを通して電流が
流れ、これによりドアロック施解錠用アクチュエータ50
のモータ52が施錠方向に回転し、作動杆55が退動する。
すると施解錠レバー41が第5図示の反時計方向に回動
し、施錠位置になる。このとき、同時に施解錠ノブ70も
連結杆48を介して施錠位置に引下げられる。このドアロ
ック施錠状態は第5図に示される。
作スイッチ31が施錠側スイッチ31Aと導通し、施錠用リ
レー回路101のリレーが励磁される。すると、第4図に
おいて端子片57は作動杆55の進動位置である図示右側に
あり、第1接点板58Aと第4接点板58Dとが第1端子片57
Aでもって導通されている。従って、リレーから第1接
点板58A,第4接点板58D,第1ダイオード58J,第3接点板
58C,サーミスタ58Hおよび第2接点板58Bを通して電流が
流れ、これによりドアロック施解錠用アクチュエータ50
のモータ52が施錠方向に回転し、作動杆55が退動する。
すると施解錠レバー41が第5図示の反時計方向に回動
し、施錠位置になる。このとき、同時に施解錠ノブ70も
連結杆48を介して施錠位置に引下げられる。このドアロ
ック施錠状態は第5図に示される。
施解錠用アクチュエータ50の施錠位置への作動によっ
て、ドアロック施解錠検知スイッチ37がオンとなる。す
なわち、第4図示の左側に端子片57が移動し、第5接点
板58Eと第6接点板58Fとが第2端子片57Bでもって導通
されるからである。すると、上述のキーシリンダ操作ス
イッチ31の施錠側スイッチ31Aのオン信号とドアロック
施解錠検知スイッチ37のオン信号とにより、第2アンド
ゲート回路142からオン信号が出力され、第1オアゲー
ト回路131の作動により、前述の如くブロック用アクチ
ュエータ60が作動し防盗ロック状態となる。
て、ドアロック施解錠検知スイッチ37がオンとなる。す
なわち、第4図示の左側に端子片57が移動し、第5接点
板58Eと第6接点板58Fとが第2端子片57Bでもって導通
されるからである。すると、上述のキーシリンダ操作ス
イッチ31の施錠側スイッチ31Aのオン信号とドアロック
施解錠検知スイッチ37のオン信号とにより、第2アンド
ゲート回路142からオン信号が出力され、第1オアゲー
ト回路131の作動により、前述の如くブロック用アクチ
ュエータ60が作動し防盗ロック状態となる。
ただし、この場合はドアロック施解錠用アクチュエータ
50が退動位置にあることから、作動杆65の進動によりブ
ロックプレート82が時計方向に回動すると、係合溝84と
係合している連結杆48の折曲げ軸は第3の円弧状溝84C
に沿ってその最奥部に位置することになる。この防盗ロ
ック状態が第6図に示される。
50が退動位置にあることから、作動杆65の進動によりブ
ロックプレート82が時計方向に回動すると、係合溝84と
係合している連結杆48の折曲げ軸は第3の円弧状溝84C
に沿ってその最奥部に位置することになる。この防盗ロ
ック状態が第6図に示される。
なお、かかる防盗ロック状態を解錠するには、再び、キ
ーによりキーシリンダ操作をする以外に方法はない。
ーによりキーシリンダ操作をする以外に方法はない。
例えば、物理的手段によって施解錠レバー41を回動させ
ようとしても、ブロックプレート82の係合溝84でもっ
て、その回動が阻止されており、これによっての解錠も
不可能である。
ようとしても、ブロックプレート82の係合溝84でもっ
て、その回動が阻止されており、これによっての解錠も
不可能である。
また、ブロックプレート82そのものを回動させようとし
ても、ブロック用アクチュエータ60の回転ねじ64のピッ
チアングルが小さく、作動杆65からの入力に対し回転ね
じ64が回転しない、すなわち作動杆65が逆動しないの
で、ブロックプレート82を回動させることはできないの
である。
ても、ブロック用アクチュエータ60の回転ねじ64のピッ
チアングルが小さく、作動杆65からの入力に対し回転ね
じ64が回転しない、すなわち作動杆65が逆動しないの
で、ブロックプレート82を回動させることはできないの
である。
尚、キーシリンダ操作によって解錠が行なわれると、キ
ーシリンダ施解錠操作スイッチ31が解錠側スイッチ31B
に切替えられ、まず、第2オアゲート回路132の作動に
より前述の如くブロック用アクチュエータ60が解錠許容
位置に作動する。そして、これによりブロック検知スイ
ッチ38が解除位置を検知してオンとなると、第3アンド
ゲート回路143からオン信号が出力され、解錠用リレー
回路102の作動によりドアロック施解錠用アクチュエー
タ50の解錠動作が行なわれる。
ーシリンダ施解錠操作スイッチ31が解錠側スイッチ31B
に切替えられ、まず、第2オアゲート回路132の作動に
より前述の如くブロック用アクチュエータ60が解錠許容
位置に作動する。そして、これによりブロック検知スイ
ッチ38が解除位置を検知してオンとなると、第3アンド
ゲート回路143からオン信号が出力され、解錠用リレー
回路102の作動によりドアロック施解錠用アクチュエー
タ50の解錠動作が行なわれる。
本実施例によれば、防盗ロックのために用いられるブロ
ック用アクチュエータをキー忘れ防止のために用いるこ
とが可能であり、性能上およびコスト上、極めて有利で
ある。
ック用アクチュエータをキー忘れ防止のために用いるこ
とが可能であり、性能上およびコスト上、極めて有利で
ある。
なお、上述した実施例ではアナログによる制御回路の例
を示したが、これはマイクロコンピュータ等を用いてデ
ジタル制御によってもよいことはもちろんである。
を示したが、これはマイクロコンピュータ等を用いてデ
ジタル制御によってもよいことはもちろんである。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、施解錠
レバーをロック可能なブロック部材を備え、そのブロッ
ク部材を作動させるためのブロック用アクチュエータ
を、イグニッションキーシリンダにおけるキーの状態や
ドアの開閉状態に応じて制御する構成であるから、イグ
ニッションキーシリンダにキーを差し込んだまま、キー
レスロック機能によってドアを施錠しようとしたとき
に、ブロック部材によって施解錠レバーを解錠位置に係
止して、ドアが施錠されてしまうことを未然に防止する
ことができる。
レバーをロック可能なブロック部材を備え、そのブロッ
ク部材を作動させるためのブロック用アクチュエータ
を、イグニッションキーシリンダにおけるキーの状態や
ドアの開閉状態に応じて制御する構成であるから、イグ
ニッションキーシリンダにキーを差し込んだまま、キー
レスロック機能によってドアを施錠しようとしたとき
に、ブロック部材によって施解錠レバーを解錠位置に係
止して、ドアが施錠されてしまうことを未然に防止する
ことができる。
さらに、ドアの施錠時には、ブロック部材によって施解
錠レバーを施錠位置に係止することにより、その施錠状
態を確実にロックして防盗機能を果たすことができる。
また、ブロック部材が上記の機能と共に、防盗機能を兼
有するため、装置全体の構成の簡素化、低コスト化を図
ることができる。
錠レバーを施錠位置に係止することにより、その施錠状
態を確実にロックして防盗機能を果たすことができる。
また、ブロック部材が上記の機能と共に、防盗機能を兼
有するため、装置全体の構成の簡素化、低コスト化を図
ることができる。
しかも、施解錠レバーを駆動する施解錠用アクチュエー
タに、施解錠レバーに連結される作動杆が外力によって
動かされることを許容する逆動許容機構を備え、また、
ブロック用アクチュエータに、ブロック部材に連結され
る作動杆が外力によって動かされることを阻止する逆動
防止機構を備えた構成であるから、ブロック部材によっ
て施解錠レバーが施錠位置に係止されている施錠時に、
ブロック部材が作為的に動かされて解錠してしまうこと
を阻止して、より高い防盗性を得ることができる。ま
た、ブロック部材が施解錠レバーをロックしていないと
きは、施解錠用アクチュエータの逆動許容機構によっ
て、施解錠レバーの移動が許容されているため、施解錠
ノブによる施解錠操作は何ら阻害されることがない。
タに、施解錠レバーに連結される作動杆が外力によって
動かされることを許容する逆動許容機構を備え、また、
ブロック用アクチュエータに、ブロック部材に連結され
る作動杆が外力によって動かされることを阻止する逆動
防止機構を備えた構成であるから、ブロック部材によっ
て施解錠レバーが施錠位置に係止されている施錠時に、
ブロック部材が作為的に動かされて解錠してしまうこと
を阻止して、より高い防盗性を得ることができる。ま
た、ブロック部材が施解錠レバーをロックしていないと
きは、施解錠用アクチュエータの逆動許容機構によっ
て、施解錠レバーの移動が許容されているため、施解錠
ノブによる施解錠操作は何ら阻害されることがない。
また、請求項2記載の発明によれば、部品点数を減少さ
せることができ、施錠ノブの操作フィーリングをよくす
ることができる。
せることができ、施錠ノブの操作フィーリングをよくす
ることができる。
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示す斜視図、 第2図はドアロック施解錠用アクチュエータの構成を示
す断面図、 第3図はブロック用アクチュエータの構成を示す断面
図、 第4図は端子片と回路基板の一例を示す平面図、 第5図および第6図はドアロック施解錠用アクチュエー
タ,ブロック用アクチュエータおよびドアロック機構の
相互の配置関係を示す側面図、 第7図は本発明の一実施例を示す制御回路図である。 31……キーシリンダ施解錠操作スイッチ、 35……キー有無検知スイッチ、 37……ドアロック施解錠検知スイッチ、 38……ブロック検知スイッチ、 39……ドア開閉検知スイッチ、 40……ドアロック機構、 41……施解錠レバー、 50……ドアロック施解錠用アクチュエータ、 60……ブロック用アクチュエータ、 70……施解錠ノブ、 82……ブロックプレート、 84……係合溝。
す断面図、 第3図はブロック用アクチュエータの構成を示す断面
図、 第4図は端子片と回路基板の一例を示す平面図、 第5図および第6図はドアロック施解錠用アクチュエー
タ,ブロック用アクチュエータおよびドアロック機構の
相互の配置関係を示す側面図、 第7図は本発明の一実施例を示す制御回路図である。 31……キーシリンダ施解錠操作スイッチ、 35……キー有無検知スイッチ、 37……ドアロック施解錠検知スイッチ、 38……ブロック検知スイッチ、 39……ドア開閉検知スイッチ、 40……ドアロック機構、 41……施解錠レバー、 50……ドアロック施解錠用アクチュエータ、 60……ブロック用アクチュエータ、 70……施解錠ノブ、 82……ブロックプレート、 84……係合溝。
Claims (2)
- 【請求項1】ドアロックの施解錠レバーに連結され、該
施解錠レバーを施錠位置および解錠位置に駆動可能な、
施解錠用アクチュエータおよび施解錠ノブと、 前記施解錠レバーを、前記施錠位置および解錠位置に係
止して移動を阻止する阻止位置と、前記施錠位置と前記
解錠位置との間の移動を許容する許容位置とにそれぞれ
移動可能なブロック部材と、 前記ブロック部材を前記阻止位置と前記許容位置とに駆
動可能なブロック用アクチュエータと、 イグニッションキーシリンダにおけるキーの有無を検知
するキー有無検知手段と、 ドアの開および閉状態を検知するドア開閉検知手段と、 前記キー有無検知手段によるキー有信号、および前記ド
ア開閉検知手段によるドア開信号に基づいて、前記ブロ
ック用アクチュエータに、前記ブロック部材が前記施解
錠レバーを解錠位置に係止する阻止位置に該ブロック部
材を作動させる信号を付与するブロック信号付与手段と
を備え、 前記施解錠用アクチュエータは、前記施解錠レバーに連
結される作動杆が該施解錠レバーからの入力によって逆
に動かされることを許容する逆動許容機構を有し、 前記ブロック用アクチュエータは、前記ブロック部材に
連結される作動杆が該ブロック部材からの入力によって
逆に動かされることを阻止する逆動阻止機構を有する ことを特徴とする自動車用ドアロック装置。 - 【請求項2】前記施解錠用アクチュエータの作動杆は前
記施解錠レバーに直接的に連結されていることを特徴と
する請求項1記載の自動車用ドアロック装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33110888A JPH0726501B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 自動車用ドアロック装置 |
US07/432,904 US5054300A (en) | 1988-11-09 | 1989-11-07 | Vehicle door lock system |
EP19890120721 EP0368290B1 (en) | 1988-11-09 | 1989-11-08 | Vehicle door lock system |
DE68917421T DE68917421T2 (de) | 1988-11-09 | 1989-11-08 | Verriegelung für Kraftfahrzeugtür. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33110888A JPH0726501B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 自動車用ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02178475A JPH02178475A (ja) | 1990-07-11 |
JPH0726501B2 true JPH0726501B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18239950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33110888A Expired - Lifetime JPH0726501B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-12-29 | 自動車用ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726501B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH056056U (ja) * | 1991-03-11 | 1993-01-29 | ダイワ工業株式会社 | 扉ロツク用掛け金駆動装置 |
US6945574B2 (en) | 2000-03-17 | 2005-09-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door lock system for vehicle |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126867U (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-18 | 株式会社 大井製作所 | ドアロツク装置のロツクレバ−拘束装置 |
JPS6250575A (ja) * | 1985-08-27 | 1987-03-05 | 株式会社デンソー | 車両用ドアロツクシステム |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP33110888A patent/JPH0726501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02178475A (ja) | 1990-07-11 |
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