JPH02128083A

JPH02128083A - 自動車用ドアロック装置

Info

Publication number: JPH02128083A
Application number: JP63281428A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Nakahara; 仲原　和己; Mikio Honma; 本間　幹雄
Original assignee: OI SEISAKUSHO CO Ltd; Ohi Seisakusho Co Ltd
Current assignee: OI SEISAKUSHO CO Ltd; Mitsui Kinzoku ACT Corp
Priority date: 1988-11-09
Filing date: 1988-11-09
Publication date: 1990-05-16
Anticipated expiration: 2010-05-01
Also published as: JPH0739785B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は自動車用ドアロック装置、特にチャイルドロッ
ク装置を備えた自動車用ドアロック装置に関する。

（従来の技術）従来、自動車用ドアロック装置においては、例えば、ド
アロック機構の施解錠レバーに施解錠用アクチュエータ
を連結し、車室内の運転席側におけるスイッチ操作によ
り、この施解錠用アクチュエータを作動させて、ドアロ
ック機構の施解錠を可能としている。

さらに、施解錠レバーには施解錠ノブが連結され、手動
による施錠操作により車両外部からのドアの開成を不能
としたり、施錠状態にあるドアロック機構を車室内から
手動にて解錠可能としている。

一方、車両の後部ドアには幼児等の不注意によるドアの
開成を防止するという安全対策上、施錠状態において、
ドアインサイドレバー等の操作による解錠操作を無効と
する、いわゆるチャイルドロック装置が設けられている
。これは、ドアの端面部等に突出させたレバーを操作す
ることにより操作力のドアロックへの伝達を遮断するよ
うにしたものである。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、かかる従来の自動車用ドアロック装置に
あっては、チャイルドロック装置を機能させる場合には
、わざわざ後部ドアを開けた状態でレバーを操作する必
要があり非常に煩わしいという問題があった。

また、施錠状態であっても、ドアロック機構の施解錠レ
バーを何等かの手段で動かすことが可能で、窃盗行為に
よって車両外部から解錠され得ることから、車両盗難の
虜れがあり、防盗対策上完全ではないという問題もあっ
た。。

本発明の目的は、かかる従来のドアロック装置の有する
問題を解消し、チャイルドロック装置の操作性を向上さ
せると共に防盗対策も完全である自動車用ドアロック装
置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明は、ドアロックの施
解錠レバーに連結され、施解錠レバーを施錠位置および
解錠位置に駆動可能な施解錠用アクチュエータと、施解
錠用アクチュエータを施錠位置および解錠位置のいずれ
かの位置に作動させる操作信号を付与する施解錠用操作
信号付与手段と、施解錠レバーの解錠方向への移動を、
阻止する位置と許容する位置とに夫々駆動可能なチャイ
ルド・防盗用アクチュエータと、チャイルド・防盗用ア
クチュエータを阻止位置および許容位置のいずれかの位
置に作動させる操作信号を付与するチャイルド・防盗用
操作信号付与手段と、施解錠アクチュエータおよびチャ
イルド・防盗用アクチュエータの両者を共に、夫々施解
錠位置と、阻止および許容位置とに連係して作動させる
操作信号をキーシリンダの操作に関連させて付与するキ
ー関連操作信号付与手段とを備えたことを特徴とする。

〔作　用〕

本発明によれば、ドアロックの施解錠レバーに連結され
、これを施解錠位置に駆動可能な施解錠用アクチュエー
タおよび施解錠レバーの解錠方向への８ｉＩＩＩの阻止
位置と許容位置とに駆動可能なチャイルド・防盗用アク
チュエータが設けられる。

そして、施解錠用アクチュエータを施解錠用操作信号付
与手段による施錠操作信号により施錠動作させた後、チ
ャイルド・防盗用操作信号付与手段による阻止信号によ
り、チャイルド・防盗用アクチュエータを動作させると
、施解錠レバーの解錠方向への移動は阻止される。従っ
て、この状態では車両内外からのドアの開成が不可能と
なり、チャイルドロック装置が機能することとなる。

さらに、車両から離れるに際しては、キーシリンダの操
作に関連して操作信号を付与するキー関連操作信号付与
手段によりｉ錠信号が発されると、施解錠用アクチュエ
ータは施錠位置に、チャイルド・防盗用アクチュエータ
は阻止位置に夫々作動され、ドアロックが施錠されると
共に施解錠レバーの解錠方向移動が阻止される。従って
、この状態では、キーシリンダの解錠操作以外では施解
錠レバーを移動させることができず防盗が完全に達成さ
れるのである。

（実施例）以下、本発明の実ｆｉ１例を添付図面を参照しつつ説明
する。

第１図ないし第６図に本発明の一実施例を示し、第１図
はその概略構成を示す斜視図である。

第１図において、１０は運転席側ドア、２０は後部ドア
である。運転席側ドア１０にはキーシリンダ１１が設け
られ、さらにキーシリンダ１１の操作に関連して動作す
るキーシリンダ操作スイッチ３１が設けられている。３
２および３３は運転席側ドアｌＯのアームレスト１２等
に設けられたチャイルドロック操作スイッチおよび遠隔
操作施解錠用操作スイッチ、３４は車両の所定値以上の
加速度にて動作する加速度スイッチ、３５はイグニッシ
ョンキースイッチである。

４０はキーシリンダ操作スイッチ３１の作動に連動する
ラッチングアクチュエータであり、ラッチングアクチュ
エータ４０はキー操作記憶スイッチ３６を動作させる。

５０は後で詳述するドアロック施解錠用アクチュエータ
、６０は同じく、後で詳述するチャイルド・防盗用アク
チュエータであり、夫々後部ドア２０に設けられている
。

また、ドアロック施解錠用アクチュエータ５０はドアロ
ック施解錠検知スイッチ３７を、チャイルド・防盗用ア
クチュエータ６０はチャイルドロック検知スイッチ３８
を、夫々備えている。また、７０はドアロック機構であ
り、９０は車室内で施解錠操作を行うための施解錠ノブ
である。

ドアロック施解錠用アクチュエータ５０は、第２図に示
すようにハウジング５１内にモータ５２と遠心クラッチ
５３を介して駆動される回転ねじ５４と、回転ねじ５４
に噛合し進退動する作動杆５５とが内蔵されており、ハ
ウジング５１の端縁部と作動杆５５との間には防塵ブー
ツ５６が設けられている。そして、作動杆５５の一端に
は前述したドアロック施解錠検知スイッチ３７の一部を
構成する端子片５７が固定されており、他端には係合孔
５５Ａが設けられている。

チャイルド・防盗用アクチュエータ６０は第３図に示す
ように、基本的な構成は遠心クラッチを内蔵しない以外
ドアロック施解錠用アクチュエータ５０と同様であり、
ハウジング６１内にモータ６２、これに駆動される回転
ねじ６４、作動杆６５、および防塵ブーツ６６を備えて
いる。そして、作動杆６５の一端には前述の如くチャイ
ルドロック検知スイッチ３８の一部を構成する端子片６
７が固定されており、他端には係合孔６’５Ａが設けら
れている。

次に、ドアロック施解錠用アクチュエータ５０、チャイ
ルド・防盗用アクチュエータ６０およびドアロック機構
７０の相互の配置関係を第４図に基づき説明する。

後部ドア２０には取付ブラケット８０を介してドアロッ
ク施解錠用アクチュエータ５０およびチャイルド・防盗
用アクチュエータ６０が略々平行な関係でもって固設さ
れている。

取付ブラケット８０には、さらに第１の枢支軸８１の回
りに回動自在に第１の回動レバー８２が、および第２の
枢支軸８３の回りに回動自在に第２の回動レバー８４が
設けられている。第１０回動レバー８２の一端には係合
軸８５が植設され、これは前述したドアロック施解錠用
アクチュエータ５０の作動杆５５の係合孔５５＾と係合
され、他端には係合軸８６が植設されている。

また、第２の回動レバー８４の一端には係合軸８７が植
設され、これは前述したチャイルド・防盗用アクチュエ
ータ６０の作動杆６５の係合孔６５Ａと係合され、他端
には係合溝８８が形成されている。この係合溝８８には
上述の第１の回動レバー８２の係合軸８６が係合し、こ
の係合溝８８は第２の枢支軸８３を中心とする円弧状溝
８８＾と第１の枢支軸８１を中心とする円弧状溝８８Ｂ
とから成る。

第１の回動レバー８２には、さらに係合孔８９が穿設さ
れている。

さらに、後部ドア２０の端縁部には周知のドアロック機
構７０が固着されており、ドアロック機構７０を施錠状
態および解錠状態にする施解錠レバー７１を備えている
。施解錠レバー７１はブラケット７２に植設された枢支
軸７３に回動自在に支承され、端にラッチストッパ７４
と係合する係合溝７５、他端に第１および第２の係合孔
７６および７７を有している。第１の係合孔７６には前
述した第１の回動レバー８２の係合孔８９との間で施解
錠レバー７１と施解錠用アクチュエータ５０とを連結す
る連結杆７８の端部が係合され、第２の係合孔７７には
施解錠ノブ９０と連結された連結杆７９の端部が係合さ
れる。

次に、上述した各種アクチュエータと各種スイッチ類と
による制御回路の一例を第６図に示す。

第６図において、ドアロック施解錠用アクチュエータ５
０およびチャイルド・防盗用アクチュエータ６０は、夫
々後部ドア２０の左右に設けられることから、左側につ
いては添字し、右側については添字Ｒでもって示すが、
左右の両者は回路内に並列に接続されている。

ドアロック施解錠用アクチュエータ５０Ｌ、５０１１は
、夫々第１リレースイツチ１０１および第２リレースイ
ツチ１０２と、チャイルド・防盗用アクチュエータＳＱ
Ｌ、６０Ｒは第３リレースイツチ１０３および第４リレ
ースイツチ１０４　と、およびラッチングアクチュエー
タ４０は第５リレースイツチ１０５および第６リレース
イツチ１０６と接続されている。

そして、上述した第１ないし第６のリレースイッチ１０
１ないし１０６は、夫々第１ないし第６のリレー１１１
ないし１１６でもって切換え動作が行なわれる。

さらに、上述した第１ないし第６のリレーｉｌｌないし
１１６は、夫々第１ないし第６のスイッチングトランジ
スタ１２１ないし１２６と接続されている。

また、上述の第１ないし第４のスイッチングトランジス
タ１２１ないし１２４のベースは夫々第１ないし第４の
オアゲート回路１３１ないし１３４の出力端子と接続さ
れている。

次に、１４１ないし１４７は、夫々第１ないし第７のア
ンドゲート回路である。

第１のアンドゲート回路１４１の入力端子にはドアロッ
ク施解錠検知スイッチ３７の施錠側端子３７＾とキーシ
リンダ操作スイッチ３１の施錠側端子３１Ａとが接続さ
れ、出力端子は第３オアゲート回路１３３に接続されて
いる。

第２アンドゲート回路１４２の入力端子にはドアロック
施解錠検知スイッチ３７の施錠側端子３７Ａとチャイル
ドロック操作スイッチ３２の施錠側端子３２Ａとが接続
され、出力端子はで３才アゲート回路１３３に接続され
ている。

第３アンドゲート回路１４３の入力端子にはチャイルド
ロック操作スイッチ３２の解錠側端子３２Ｂとキー操作
記憶スイッチ３６の解錠側端子３６Ｂとが接続され、出
力端子は第４のオアゲート回路１３４に接続されている
。

第４アンドゲート回路１４４の入力端には加速度スイッ
チ３４のオン端子３４Ａとイグニッションキースイッチ
３５のオン端子３５Ａとが接続され、出力端子は第４の
オアゲート回路１３４および第１のアンドゲート回路１
４７の入力端子に接続されている。

第５アンドゲート回路１４５の入力端子にはキーシリン
ダ操作スイッチ３１の解錠側端子３１Ｂと、チャイルド
ロック検知スイッチ３８の解錠側端子３８Ｂとが接続さ
れ、出力端子は第２オアゲート回路１３２に接続されて
いる。

第６アンドゲート回路１４６の入力端子には遠隔操作施
解錠用操作スイッチ３３の解錠側端子３３Ｂとチャイル
ドロック検知スイッチ３８の解錠側端子３８Ｂとが接続
され、出力端子は第・２才アゲート回路１３２と接続さ
れている。

第７アンドゲート回路１４７には前述の第４アンドゲー
ト回路１４４の出力端子の他にチャイルドロック検知ス
イッチ３８の解錠側端子３８Ｂが接続され、出力端子は
第２オアゲート回路１３２に接続されている。

さらに、第１オアゲート１３１の入力端子には遠隔操作
施解錠用操作スイッチ３３の施錠側端子３３＾とキーシ
リンダ操作スイッチ３１の施錠側端子３１八とが接続さ
れ、第４オアゲート１３４の入力端子にはキーシリンダ
操作スイッチ３１の解錠側端子３１Ｂも接続されている
。

上記構成になる本実施例の作用を以下説明する。

車両の走行時において、チャイルドロックを作動させる
際には、まず運転席側ドア１０のアームレスト１２に設
けられた遠隔操作施錠用操作スイッチ３３を施錠側に操
作する。すると、第１オアゲート回路１３１からのオン
信号により第１スイツチングトランジスタ１２１が導通
ずることにより、第１リレー１１１が励磁し、第１リレ
ースイツチ１０１をオンにする。これによりドアロック
施解錠用アクチュエータ５０のモータ５２が施錠方向に
回転し、作動杆５５が退勤する。すると第１の回動レバ
ー８２が第４図示の時計方向に回動し、連結杆７８を介
してドアロック７０の施解錠レバー７１を施錠位置に駆
動する。このとき、同時に施解錠ノブ９０も連結杆７９
を介して施錠位置に引下げられる。このドアロック施錠
状態は第４図に示される。

そこで、さらに同じくアームレスト１ｚに設けられたチ
ャイルドロック操作スイッチ３２を施錠側に操作する。

すると、上述の操作によりドアロック施解錠検知スイッ
チ３７が施錠側端子３７Ａにあることから、第２のアン
ドゲート回路１４２からオン信号が出力され、第３オア
ゲート回路１３３を経て第３のスイッチングトランジス
タ１２３が導通する。

これにより第３リレー１１３が励磁し第３リレースイツ
チ１０３がオンとされることにより、チャイルド・防盗
用アクチュエータ６０の動作が開始する。

すなわち、モータ６２が回転することで作動杆６５が進
動し、第２の回動レバー８４を第２の枢支軸８３を中心
として第４図示の時計方向に回動させる。このとき係合
溝８８と係合している第１回動レバー８２の係合＠８６
は円弧状溝８８Ａに沿フてその最奥部に位置することに
なる。このチャイルド・防盗ロック状態が第５図に示さ
れる。

従って、このチャイルド・防盗ロック状態では、車室内
において施解錠ノブ９０あるいはインサイドハンドル等
を操作して解錠しようとしても、施解錠レバー７１の解
錠方向への移動が、第１回動レバー８２の係合軸８６と
第２回動レバー８４の円弧状１８８Ａとの係合によって
第１回動レバー８２が回動できないことから阻止される
。

尚、この場合は車外のハンドル操作によるドアの開成も
不可能である。

但し、チャイルド・防盗ロックが機能していない第４図
示の単なるドアロック施錠状態にあっては、施解錠ノブ
９０の手動による解錠操作により施解錠レバー７１を時
計方向に回動させることができ、ドアロック解錠は可能
である。この施解錠レバー７１の時計方向回動に際して
、第１回動レバー８２は反時計回りに回動するが、この
状態では係合軸８６は第２回動レバー８４の円弧状溝８
８Ｂ内を移動可能であるから、その回動は自由である。

さらに、ドアロック施解錠用アクチュエータ５０の作動
杆５５も引出されるが、このときには遠心クラッチ５３
が断の状態にあり、抵抗を受けることなく行なわれる。

次に、上述のチャイルドロック状態を解錠する場合には
チャイルドロック操作スイッチ３２を解錠側に操作すれ
ばよい。そうすると、キー操作記憶スイッチ３６はキー
シリンダ１１が解錠位置にあることから当然解錠側端子
３６Ｂにあり、第３アンドゲート回路１４３からオン信
号が出力される。すると第４オアゲート回路１３４から
の信号により第４スイツチングトランジスタ１２４が導
通され、第４リレー１１４が励磁されると共に第４リレ
ースイツチ１０４が切替え導通される。そして、チャイ
ルド・防盗用アクチュエータ６０のモータ６２は逆方向
に回転し、前述の第２回動レバー８４を第５図示の反時
計方向に回動させチャイルドロックを解錠する。

尚、上述のチャイルドロック状態において、例えば、車
両の衝突事故が発生したような場合には、その所定値以
上の加速度（減速度）で加速度スイッチ３４がオン動作
する。このときは、イグニッションキースイッチ３５も
オン状態にあることから、第４アンドゲート回路１４４
からオン信号が第２および第４のオアゲート回路１３２
および１３４に送られ、第２および第４のリレー１１２
および１１４が励磁される。すると、第４リレースイツ
チ１０４および第２リレースイツチ１０２が夫々切替え
られ、チャイルド・防盗用アクチュエータ６０およびド
アロック施解錠用アクチュエータ５０が共に解錠方向に
作動しチャイルドロック解錠およびドアロツタ解錠状態
とする。従って、ドア開成操作が可能な状態となること
から乗員は速やかに退避することができる。

次に、車両から離れる際には、キーシリンダ１１にキー
を差込んで施錠操作を行なえばよい。

すなわち、かかるキー操作が行なわれると、キーシリン
ダ操作スイッチ３１が施錠側端子３１＾と導通し、第５
スイツチイングトランジスタ１２５により第５リレー１
１５が励磁されラッチングアクチュエータ４０が施錠位
置に移動する。かかるラッチングアクチュエータ４０の
作動によってキー操作記憶スイッチ３Ｂが施錠側端子３
６Ａに切替えセットされる。換言すると、第３アンドゲ
ート回路１４３の一つの入力端子にはオフ信号が人力さ
れ、後述する如く第３アンドゲート回路１４３からはオ
ン信号が出力され得ない状態とされる。さらに、キーシ
リンダ操作スイッチ３１の施錠側端子３１Ａとの導通は
、同時に第１オアゲート回路１３１からオン信号を出力
させる。この出力は前述の如くドアロック施解錠用アク
チュエータ５０を作動させドアロック状態とする。施解
錠用アクチュエータ５０の施錠位置への作動によって、
ドアロツタ施解錠検知スイッチ３７が施錠側端子３７Ａ
に切替えられる。すると、上述のキーシリンダ操作スイ
ッチ３１の施錠位置信号とドアロツタ施解錠検知スイッ
チ３７の施錠位置信号とにより、第１アンドゲート回路
１４１からオン信号が出力され、第３オアゲート回路１
３３の作動により、前述の如くチャイルド・防盗用アク
チュエータ６０が作動しチャイルド・防盗ロック状態と
なる。

なお、かかるチャイルド・防盗ロック状態を解錠するに
は、再び、キーによりキーシリンダ操作をする以外に方
法はない。

例えば、窓ガラス等の閉め忘れによって、窓ガラスの上
部に隙間が存在したような場合、棒等でチャイルドロッ
ク操作スイッチ３２あるいは遠隔操作施解錠用操作スイ
ッチ３３を押して解錠しようと試みたとしても、前述の
如く第３アンドゲート回路１４３が不作動状態にあるこ
とから、チャイルド・防盗用アクチュエータ６０が作動
せず、チャイルド・防盗ロック状態を解錠することがで
きないのである。

また、物理的手段によって施解錠レバー７１を回動させ
ようとしても、第１回動レバー８２が第２回動レバー８
４でもって、その回動が阻止されており、これによって
の解錠も不可能である。

尚、キーシリンダ操作によって解錠が行なわれると、キ
ーシリンダ操作スイッチ３１が解錠側端子３１Ｂに切替
えられ、まず、第４オアゲート回路１３４の作動により
前述の如くチャイルド・防盗用アクチュエータ６０が解
錠許容位置に作動する。そして、これによりチャイルド
ロック検知スイッチ３８が解錠側端子３８Ｂと導通する
と、第５アンドゲート回路１４５からオン信号が出力さ
れ、第２オアゲート回路１３２の作動によりドアロック
施解錠用アクチュエータ５０の解錠動作が行なわれる。

また、ラッチングアクチュエータ４０も作動して解錠位
置へと移動し、キー操作記憶スイッチ３６を解錠位置ヘ
リセットする。

尚、上述した実施例ではアナログによる制御回路の例を
示したが、これはマイクロコンピュータ等を用いてデジ
タル制御によってもよいことはもちろんである。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、特に
施解錠レバーの解錠方向への移動を阻止可能なチャイル
ド・防盗用アクチュエータと、これに対して操作信号を
付与する手段とを設けたので、チャイルドロックの操作
性を向上させることができると共に防盗性も完全な自動
車用ドアロック装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成を示す斜視図、第２図はドアロック施解錠用アクチュエータの構成を示
す断面図、第３図はチャイルド・防盗用アクチュエータの構成を示
す断面図、第４図および第５図はドアロツタ施解錠アクチュエータ
チャイルド・防盗用アクチュエータおよびドアロック機
構の相互の配置関係を示す側面図、第６図は本発明の一実施例を示す制御回路図である。３１・・・キーシリンダ操作スイッチ、３２・・・チャ
イルドロック操作スイッチ、３３・・・遠隔操作施解錠
用操作スイッチ、３６・・・キー操作記憶スイッチ、３７・・・ドアロック施解錠検知スイッチ、３８・・・
チャイルドロック検知スイッチ、４０・・・ラッチング
アクチュエータ、５０・・・ドアロック施解錠用アクチ
ュエータ、６０・・・チャイルド・防盗用アクチュエー
タ、７０・・・ドアロック機構、７１・・・施解錠レバー８２・・・第１回動レバー８４・・・第２回動レバー８６・・・係合軸、８８・・・係合溝、９０・・・施解錠ノブ。

Claims

【特許請求の範囲】１）ドアロックの施解錠レバーに連結され、該施解錠レ
バーを施錠位置および解錠位置に駆動可能な施解錠用ア
クチュエータと、該施解錠用アクチュエータを施錠位置および解錠位置の
いずれかの位置に作動させる操作信号を付与する施解錠
用操作信号付与手段と、前記施解錠レバーの解錠方向への移動を、阻止する位置
と許容する位置とに夫々駆動可能なチャイルド・防盗用
アクチュエータと、該チャイルド・防盗用アクチュエータを前記阻止位置お
よび許容位置のいずれかの位置に作動させる操作信号を
付与するチャイルド・防盗用操作信号付与手段と、前記施解錠用アクチュエータおよびチャイルド・防盗用
アクチュエータの両者を共に、夫々施解錠位置と、阻止
および許容位置とに連係して作動させる操作信号をキー
シリンダの操作に関連させて付与するキー関連操作信号
付与手段と、を備えたことを特徴とする自動車用ドアロック装置。