JPH072643U - プロペラシャフトの連結構造 - Google Patents

プロペラシャフトの連結構造

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JPH072643U
JPH072643U JP3210493U JP3210493U JPH072643U JP H072643 U JPH072643 U JP H072643U JP 3210493 U JP3210493 U JP 3210493U JP 3210493 U JP3210493 U JP 3210493U JP H072643 U JPH072643 U JP H072643U
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JP
Japan
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shaft
center bearing
constant velocity
fitted
velocity joint
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Pending
Application number
JP3210493U
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English (en)
Inventor
豊 鈴木
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくし、組立が容易で、特にセ
ンタベアリングと等速ジョイントとの間の距離の短縮に
よって軽量化と共にセンタベアリングに伝達される起振
力の抑制に貢献するプロペラシャフトの連結構造。 【構成】 分割軸(1)のセンタベアリング(2)が嵌
合される側の端部を延在し、その延在端部(10E)に
等速ジョイント6のインナレース(6B)を嵌合固定す
ると共にそのアウタレース(6A)と被駆動分割軸
(3)の端部(フランジ32)とを結合固定したプロペ
ラシャフトの連結構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プロペラシャフトの連結構造に関し、詳しくは、等速ジョイントに より連結されると共に中間がセンタベアリングを介して車体側に弾性的に支持さ れるプロペラシャフトの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等においてはプロペラシャフトを2分割あるいは3分割すると共に、そ の分割された軸をセンタベアリングを介して車体に弾性的に支持させるようにな し、その端部近傍をスライド式の等速ジョイント(レブロジョイント)により軸 同士を連結するようにしたものが知られている。
【0003】 例えば、日産自動車の’90年版“日産プリメーラ新型車解説書”のPC−1 4にはトランスミッション側の第1軸と第2軸(センタプロペラシャフト)とに センタベアリングサポートを設けると共に第2軸とファイナルギヤ側の第3軸と の間にレブロジョイントを設けた例が、また、実開昭62−43933号公報の 第3図および第4図にはセンタプロペラシャフトに2つのセンタベアリングサポ ートを設けると共にセンタプロペラシャフトと第3軸との間にレブロジョイント を設けた例がそれぞれ開示されている。
【0004】 図2はこのような従来のプロペラシャフトにおける連結部の構造を示す。ここ で、1はセンタベアリング2が設けられる軸(本例では第2軸)、3はリア側の 第3軸である。なお、第2軸1は第1スタブシャフト10と第1チューブシャフ ト11との衝合溶接で一体に形成されており、他方の第3軸3は第2スタブシャ フト30と第2チューブシャフト31との衝合溶接で一体に形成されている。1 0A,10Bおよび10Cはスタブシャフト10の端部にこの順に形成されたセ ンタベアリング嵌合部、スプライン部およびねじ部である。また、4はスタブシ ャフト10のスプライン部10Bに嵌合されたコンパニオンフランジ、5はねじ 部10Cに螺締されたナットであり、ナット5の螺締によりコンパニオンフラン ジ4をスタブシャフト10の端部に固定している。20はセンタベアリング2の 周りに設けられた弾性体、21は弾性体20を介してセンタベアリング2を不図 示の車体側に支持するためのセンタベアリング支持帯である。
【0005】 一方、第3軸3の第2スタブシャフト30端部には等速ジョイント(レブロジ ョイント)6がスプライン嵌合されると共に、等速ジョイント6のアウタレース 6Aとコンパニオンフランジ4とはワッシャ7およびボルト8によって結合され ている。9は等速ジョイント6のインナレース6Bをスタブシャフト30のスプ ライン部30Bに嵌合せた状態に位置決めしているスナップリング、また、6C はリテーナカバー、6Dは弾性体によって形成されたブーツである。
【0006】 このように構成されたプロペラシャフトの連結構造においては、第2軸1がセ ンタベアリング支持帯21を介して車体側に弾性支持されるのに対し、車体の上 下振動によって発生する第2軸1と第3軸3との間の上下および軸方向の変位が 等速ジョイント6によって吸収される形で回転動力が第2軸1側から第3軸側に 伝達される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように構成されたプロペラシャフトの連結構造で は、センタベアリング2を介して車体側に支持される第2軸1を第3軸3と連結 するために、第2軸1の第1スタブシャフト10端部にコンパニオンフランジを 固定しなければならず、そのためコンパニオンフランジ4の中心部にナット締結 用の空間が必要であり、また、第1スタブシャフト10にコンパニオンフランジ 4嵌合用のスプライン部10Bが設けられるため、それだけセンタベアリング2 の中心から等速ジョイント6の中心までの距離が長くなり、また、重量も増える 。そこで、プロペラシャフトの振れ回りによってベアリング支持帯21に伝達さ れる起振力が大きくなり、車体振動を増大させる要因となる虞があった。
【0008】 本考案の目的は、上述したような従来の問題に着目し、その解決を図るべく、 部品点数が少なく、組立が容易で、特にセンタベアリングと等速ジョイントとの 間の距離の短縮によって軽量化と共にセンタベアリングに伝達される起振力の抑 制を図ることのできるプロペラシャフトの連結構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、支持体にセンタベアリングを介して 支持される第1の軸と第2の軸とが等速ジョイントを介して連結されるプロペラ シャフトの連結構造において、前記第1の軸の前記センタベアリングが嵌合され る側の端部を前記第2の軸に向けて延在し、延在した延在端部に前記等速ジョイ ントのインナレースを嵌合固定すると共に、そのアウタレースと前記第2の軸の 端部とを結合固定したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、第1の軸にその延在部側からセンタベアリングを嵌合した上 、その延在端部に等速ジョイントのインナレースを嵌合固定し、そのアウタレー スと第2の軸の端部とを結合して固定するもので、これにより第1の軸の端部と 等速ジョイントとの間を結合するためのコンパニオンフランジ等を設けなくてす み、センタベアリングと等速ジョイントとの間の距離を短縮できる。
【0011】
【実施例】
以下に、図面を参照しながら本考案の実施例を具体的に説明する。
【0012】 なお、本考案は図1に示す実施例のように、第2軸1にセンタベアリング2と 共に等速ジョイント6を設けたことに特徴を有する。すなわち、図1において、 第2軸1の第1スタブシャフト10はセンタベアリング2を嵌合させるセンタベ アリング嵌合部10Aから第3軸3側に延在されていて、その延在部10Dに等 速ジョイント6のインナレース6Bを嵌合させるスプライン部10Eが設けてあ る。なお、延在部10Dはセンタベアリング嵌合部10Aより一段細径に形成さ れている。そこで、本例の場合、まず延在部10Dの軸端側からセンタベアリン グ2の組立体、すなわち、センタベアリング2,ダストカバー22,保護キャッ プ23および弾性体20やセンタベアリング支持帯21等からなるセンタベアリ ング組立体25をその嵌合部10Aに圧入してスナップリング26で固定し、ダ ストカバー22を嵌合する。
【0013】 しかる後、延在部10Dのスプライン部10Eに等速ジョイント6を嵌め合せ 、スナップリング9で等速ジョイント6のインナレース6Bを固定すればよい。 このようにして第2軸1の第1スタブシャフト延在部10Dに固定した等速ジョ イント6のアウタレース6Aと第3軸3の第2スタブシャフト30に設けたフラ ンジ部32とをワッシャ7およびボルト8によって締結することにより第2軸1 と第3軸3とを連結することができる。
【0014】 なお、以上に述べてきた実施例では第1軸、第2軸および第3軸の3つの軸に 分割されるプロペラシャフトの中間軸となる第2軸とリア側の第3軸とが等速レ ブロジョイントを介して連結され、その連結部寄りの第2軸にセンタベアリング が設けられる場合について説明したが、2分割式プロペラシャフトにあって、第 1軸がセンタベアリングによって支持されると共に第1軸と第2軸とが等速レブ ロジョイントを介して連結される場合等にあっても同様の構成により本考案の適 用が可能なことはいうまでもない。また、レブロジョイントに限らず、通常の等 速ジョイントを介して連結されるものであってもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、第1の軸の前記センタベアリング が嵌合される側の端部を前記第2の軸に向けて延在し、延在した延在端部に前記 等速ジョイントのインナレースを嵌合固定すると共に、そのアウタレースと前記 第2の割軸の端部とを結合固定したので、プロペラシャフトのセンタベアリング が嵌合される第1の軸の端部に第2の軸と結合するためのコンパニオンフランジ を設ける必要がなくなり、従って、コンパニオンフランジ固定のためのナットを 組付ける空間の必要がないだけセンタベアリングから等速ジョイントまでの軸に 沿った方向の距離を短縮することができ、その分だけプロペラシャフトの振れ回 りによって発生し、センタベアリング支持帯に伝達される起振力を抑制すること ができる。また、部品点数の削減により、組立、製造工数の低減、コストダウン 、軽量化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第2軸 2 センタベアリング 3 第3軸 6 等速ジョイント(レブロジョイント) 6A アウタレース 6B インナレース 8 ボルト 9,26 スナップリング 10 第1スタブシャフト 10A センタベアリング嵌合部 10D 延在部 10E スプライン部 20 弾性体 21 センタベアリング支持体 25 センタベアリング組立体 30 第2スタブシャフト 32 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体にセンタベアリングを介して支持
    される第1の軸と第2の軸とが等速ジョイントを介して
    連結されるプロペラシャフトの連結構造において、 前記第1の軸の前記センタベアリングが嵌合される側の
    端部を前記第2の軸に向けて延在し、延在した延在端部
    に前記等速ジョイントのインナレースを嵌合固定すると
    共に、そのアウタレースと前記第2の軸の端部とを結合
    固定したことを特徴とするプロペラシャフトの連結構
    造。
JP3210493U 1993-06-15 1993-06-15 プロペラシャフトの連結構造 Pending JPH072643U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004224186A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Hitachi Unisia Automotive Ltd 動力伝達装置
JP2006218983A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Showa Corp 自動車用衝撃吸収プロペラシャフト

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