JPS6123466Y2 - - Google Patents

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JPS6123466Y2
JPS6123466Y2 JP16590679U JP16590679U JPS6123466Y2 JP S6123466 Y2 JPS6123466 Y2 JP S6123466Y2 JP 16590679 U JP16590679 U JP 16590679U JP 16590679 U JP16590679 U JP 16590679U JP S6123466 Y2 JPS6123466 Y2 JP S6123466Y2
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JP
Japan
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bearing
driveshaft
center
housing
stepped
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JP16590679U
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JPS5683528U (ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFF(フロントエンジン、フロントド
ライブ)車におけるドライブシヤフトの中間軸受
支持構造に関する。
従来のFF車におけるドライブシヤフトの中間
軸受支持構造は第1図に示すごとく、エンジン本
体とベアリング受けハウジングaとを一体構造と
していたため、すべて中間軸受bを採用する必要
があつた。
そして、上記中間軸受bの固定方法は、ねじc
による締付タイプであり、上記中間軸受bが装着
されたドライブシヤフト・センター1の一端はジ
ヨイントケースdの基部とスプライン係合し、ナ
ツトeで締め付けられていた。また、上記ジヨイ
ントケースdは等速ジヨイントfで別体に分割さ
れており、ボルト、ナツトgで締付けられ、等速
ジヨイントfはドライブシヤフト・ライト11と
スプライン係合していた。
ところが、上記等速ジヨイントfは分割式が条
件になり、この場合、外径が増大して、レイアウ
ト上、不利であり、また、慣性モーメントが大と
なりねじり振動の関係上、好ましくなかつた。
そこで、本考案は上記従来構造の欠点を解消す
べく創案したものであつて、中間軸受部を別体ブ
ラケツトにした艤装タイプとしたため、要求に応
じて中間軸受の採否に自由度があり、しかも、構
造が簡単で、部品の加工、組立が容易であり、コ
ストを低減することが可能となる中間軸受支持構
造を提供することを目的とする。
第2図に、従来のエンジン横置のFF車のドラ
イブシヤフト・ライト11およびレフト10の関
係を示す。
図において、上方矢印fは車両前部で、デフ1
2の位置は車体中心cに対し、この例ではライト
方向にずれているため、ドライブシヤフト・ライ
ト11の長さbは、ドライブシヤフト・レフト1
0の長さaより短かく、ドライブシヤフト・ライ
ト11、およびレフト10は同じ長さでなかつ
た。
このことは、エンジン9からミツシヨン16、
ドライブシヤフト・センター1、ドライブシヤフ
ト・レフト11及びライト10を介してアクスル
にトルクが伝達されたとき、第3図に示すよう
に、左右輪でトルク反力が異り、下方白矢印で示
すトルクステアを発生した。
すなわち、ΔT=TcosβよりΔTR>ΔTL
で、左右にアンバランスが発生、このためにトル
クステアが発生して走行不安定であつた。
なお、図中、CLはデフ12の中心線である。
今までは、一般的にFF車の搭載エンジンは、
小排気量のものが多く、このトルクステアは、実
用上許容できる範囲のものであつたが、今後、大
排気量のFFエンジンを搭載するようになると、
そのトルクが増大し、実用上、上記トルクステア
は無視できないことになる。
そこで、その対策として、従来のおいても、左
右のドライブシヤフト長を同一にするため、長い
方のドライブシヤフトの中間に軸受を設けた方法
があつた。
本考案は、その中間軸受の構造に関するもの
で、以下その実施例につき添付図面を参照して詳
細に説明する。
まず、第4図は、ドライブシヤフト・センター
1に中間軸受(点線丸印A)が設けられた全体図
を示す。
図中、10,11は左・右輪にエンジントルク
を伝達するドライブシヤフト・レフト及びライト
で、12はデイフアレンシヤル、13はデフケー
ス、14,15は等速ジヨイント、16はミツシ
ヨンケースである。
本考案実施例を示す第4図では、ドライブシヤ
フト・レフト10は第2図のドライブシヤフト・
レフト10のように長くなく、短かくしてドライ
ブシヤフト・ライト11と同じ長さにしてある。
すなわち、略短かくした分だけ第4図のドライブ
シヤフト・センター1は長くしてあり、等速ジヨ
イント14でドライブシヤフト・レフト10と連
結している。
第4図において、ライト側(R・H)はデフ1
2より等速ジヨイント15を介してドライブシヤ
フト・ライト11にて直接アクスルに連結されて
いるが、レフト側(L・H)はデフ12と等速ジ
ヨイント14の間にA部で示す中間軸受を設け、
ドライブシヤフト・センター1を上記の如く延長
して、等速ジヨイント14を介してドライブシヤ
フト・レフト10にてアクスルに連結している。
図中、cは車体中心で、本実施例では、車体中心
cに対する左・右の等速ジヨイント14,15間
の長さC及びDを等しくしている。
上記A部の詳細を第5図a,b,cに示す。
図において、3は環状に形成されたハウジング
で、その内周支持部3aに対して内径の小さい段
付小径部3bをその内周側に有すると共にブラケ
ツト6に溶着されて固定されている。
また、1はドライブシヤフト・センターで、そ
の外周支持部1aに対して外径の大きい段付大径
部1bが外周に設けられている。4はドライブシ
ヤフト・センター1の段付大径部1b付近に嵌挿
されたベアリングリテイナアウタ、2はベアリン
グであり、ベアリング2は、ベアリングリテイナ
アウタ4がドライブシヤフト・センター1に嵌挿
された後、そのインナレース2aが段付大径部1
bに接するまで外周支持部1aに圧入されてドラ
イブシヤフト・センター1に固定されるものであ
る。5はベアリングリテイナインナであり、ベア
リング2が圧入された後、段付大径部1b及びベ
アリングリテイナアウタ4の反対側でインナレー
ス2aに接して外周支持部1aにしまりばめ圧入
され、ドライブシヤフト・センターに固定されて
いる。この状態で、ベアリング2は段付大径部1
b及びベアリングリテイナインナ5によりドライ
ブシヤフト・センター1の軸方向に対する移動が
規制されるものとなつており、ドライブシヤフ
ト・センター1に対して位置決めされることにな
る。
そして、ベアリングリテイナアウタ4、ベアリ
ング2、及びベアリングリテイナインナ5が装着
されたドライブシヤフト・センター1をハウジン
グ3にレフト側から挿入し、ベアリング2のアウ
タレース2aがハウジング3の段付小径部に接す
るまで、アウタレース2aをハウジング3の内周
支持部3aに圧入する。この後、ベアリングリテ
イナアウタ4がブラケツト6に取付ボルト7によ
り固定され、ドライブシヤフト・センター1とブ
ラケツト6とは一体のサブアセンブリ状態とな
る。
このサブアセンブリ状態でレフト側(L・H)
からドライブシヤフト・センター1のライト側
(R・H)先端を第4図に示すデフ12に挿入
し、デフ12とスプライン結合する。そして、ブ
ラケツト6を、エンジン本体9の取付ボスにブラ
ケツト取付ボルト8にて固定することにより中間
軸受構造が成立する。
上記構成によれば、ドライブシヤフト・センタ
ー1にレフト側(L・H)からライト側(R・
H)に応力がかかつた時には、ベアリング2のア
ウタレース2bとハウジング3の段付小径部3b
との当接、及びドライブシヤフト・センター1の
段付大径部1bとベアリング2のインナレース2
aとの当接により応力が受け止められ、また、ド
ライブシヤフト・センター1にライト側(R・
H)からレフト側(L・H)に応力がかかつた時
には、インナレース2aとベアリングリテイナイ
ンナ5との当接、及びアウタレース2bとベアリ
ングリテイナアウタ4との当接により応力が受け
止められる。このため、ドライブシヤフト・セン
ター1はハウジング3に対して軸方向に位置決め
固定され、回転伝達のドライブシヤフトとしての
機能が発揮されるものである。
なお、上記実施例では、ブラケツト6を介して
ベアリングリテイナアウタ4をハウジング3に固
定するものとしたが、ベアリングリテイナアウタ
4を直接ハウジング3に固定するものとしてもよ
い。
以上の結果、本考案のドライブシヤフトの中間
軸受支持装置によると、ハウジングを固定するブ
ラケツトがエンジン側とは別部材により構成され
るため、車種仕様等の要求に応じて中間軸受の採
用に自由度を持たせて、ドライブシヤフト・セン
ターの必要、不必要の要求に容易に応じられる効
果を奏する。また、ドライブシヤフト・センター
の段付大径部、ベアリングリテイナインナ、ハウ
ジングの段付小径部、ベアリングリテイナアウタ
により、ベアリングの位置決めを行なうと同時に
ドライブシヤフト・センターの位置決めを可能と
する軸受支持構造を達成できるため、構造が簡単
でコストを安価にできる効果を奏するものであ
り、従来のようにジヨイントハウジング等の他部
材を共用化して位置決めを行なうものではないた
め、分割式等速ジヨイントを使用する必要が全く
なく容易に一体式等速ジヨイントを使用すること
ができ、外径増大、慣性モーメントの増大等の不
具合を解消できると同時に装置をコンパクト化で
きる効果を奏する。
更に、ベアリング、ベアリングリテイナインナ
はドライブシヤフト・センターに圧入されて固定
されるものであるため、部品加工の容易化、及び
作業工数の低減を同時に達成でき、生産性に優れ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の中間軸受支持構造を示す断面
図、第2図は、従来のFF車のドライブシヤフト
の関係を示す車両前部の平面図、第3図は、トル
クステアが発生することを説明する前方より見た
概略図、第4図は、本考案の中間軸受を示す駆動
伝達部の縦断面図、第5図a,b,cは、第4図
の点線Aで示した中間軸受の詳細を示し、第5図
aは、側面図、第5図bは、第5図aのY−Y線
階段断面図、第5図cは、第5図aのX−X線矢
視の縦断面図である。 1……ドライブシヤフト・センター、2……ベ
アリング、3……ハウジング、4……ベアリング
リテイナアウタ、5……ベアリングリテイナイン
ナ、6……ブラケツト、7……リテイナ取付ボル
ト、8……ブラケツト、9……エンジン本体、1
0……ドライブシヤフト・レフト、11……ドラ
イブシヤフト・ライト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に段付大径部を有するドライブシヤフト・
    センターと、インナレースが上記段付大径部に接
    するまで上記ドライブシヤフト・センターに圧入
    されたベアリングと、上記段付大径部の反対側で
    上記ベアリングのインナレースに接して上記ドラ
    イブシヤフト・センターにしまりばめ圧入させた
    ベアリングリテイナインナと、内周に段付小径部
    を有して環状に形成され上記ベアリングのアウタ
    ーレースが上記段付小径部に接するまで圧入され
    たハウジングと、上記ドライブシヤフト・センタ
    ーに嵌挿され上記段付小径部の反対側で上記アウ
    タレースに接して上記ハウジングに固定させるベ
    アリングリテイナアウタと上記ハウジングをエン
    ジン本体に装着するためのブラケツトとを備えた
    こと特徴とするFF車におけるドライブシヤフト
    の中間軸受支持構造。
JP16590679U 1979-11-30 1979-11-30 Expired JPS6123466Y2 (ja)

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JP16590679U JPS6123466Y2 (ja) 1979-11-30 1979-11-30

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JP16590679U JPS6123466Y2 (ja) 1979-11-30 1979-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS5683528U JPS5683528U (ja) 1981-07-06
JPS6123466Y2 true JPS6123466Y2 (ja) 1986-07-14

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ID=29676810

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JP16590679U Expired JPS6123466Y2 (ja) 1979-11-30 1979-11-30

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730617A (en) * 1980-07-31 1982-02-18 Toyota Motor Corp Automobile power transmission device
JPS58149824A (ja) * 1982-02-27 1983-09-06 Nissan Motor Co Ltd パワ−ユニツトの支持装置
JPS59124735U (ja) * 1983-02-10 1984-08-22 三菱自動車工業株式会社 横置きエンジンのドライブシヤフトのジヨイント構造
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JP6394713B2 (ja) * 2017-02-01 2018-09-26 マツダ株式会社 トランスファ装置

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JPS5683528U (ja) 1981-07-06

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