JPH0726436Y2 - 小型ショベルのドーザ装置 - Google Patents

小型ショベルのドーザ装置

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JPH0726436Y2
JPH0726436Y2 JP13584089U JP13584089U JPH0726436Y2 JP H0726436 Y2 JPH0726436 Y2 JP H0726436Y2 JP 13584089 U JP13584089 U JP 13584089U JP 13584089 U JP13584089 U JP 13584089U JP H0726436 Y2 JPH0726436 Y2 JP H0726436Y2
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JP
Japan
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stay
discharging plate
plate
soil
dozer
Prior art date
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JP13584089U
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JPH0372958U (ja
Inventor
諭 宮岡
一弥 宮武
和美 福井
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主としてドーザ装置を装備するようにした
小型油圧ショベルに関する。
従来の技術 第5図は、従来技術のドーザ装置1を装備した小型ショ
ベルの側面図である。図において、2は下部走行体、3
は下部走行体2の下部フレーム、4は上部旋回体、5は
上部旋回体4のフロント部に装着した作業アタッチメン
ト、6はドーザ装置1の排土板、7はドーザシリンダで
ある。第6図は、従来技術のドーザ装置1を示す下部走
行体2の要部斜視図である。
小型ショベルにてドーザ作業を行うときには、ドーザシ
リンダ7を伸縮操作することにより排土板6を上下方向
(第4図における矢印イの方向)に回動調整することが
できる。また、ドーザ作業を行わないときにはドーザシ
リンダ7を縮小させて、排土板6を持上げ状態に保持す
るようにしている。
考案が解決しようとする課題 従来技術のドーザ装置では、ドーザシリンダをそなえて
いるので、そのドーザシリンダを作動させるための制御
バルブ,配管装置,油圧源などを必要としていた。上記
の施工工事は費用が高く、また小型ショベルに特別なス
ペースを要するので、不具合であった。
この考案は上記の課題を解決し、ドーザシリンダを使用
しない安価なドーザ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 (1)イ.下部走行体の下部フレームと排土板にそれぞ
れブラケットを設け、その両ブラケット間にステーを介
設し、そのステーの長手方向上部側に排土板持上げ時用
取付穴を穿設し、 ロ.ステーの上端部,下端部をそれぞれ上記ブラケット
に連結したとき排土板によるドーザ作業を行うように
し、 ハ.またステーの下端部は排土板のブラケットに連結状
態のままで、ステー上部側の排土板持上げ時用取付穴と
下部フレームのブラケットとを連結したとき排土板を使
用しない持上げ状態に保持するように構成した。
(2)イ.作業アタッチメントと排土板にそれぞれブラ
ケットを設け、その両ブラケット間にステーを介設し、
作業アタッチメントの操作により排土板を上下方向に回
動させるようにし、 ロ.排土板を使用しないときステーを下部フレームに対
して収納するとともに、そのステーの収納固定により排
土板を持上げ状態に保持するように構成した。
作用 (1)イ.ステーの上端部と、下部フレームのブケット
とをピンにて連結し、またステーの下端部と、排土板の
ブラケットとをピンにて連結したときには、排土板の下
端は下部走行体の履帯下面と高さがほぼ一致する。それ
により小型ショベルを走行操作すれば、ドーザ作業を行
うことができる。
ロ.ステーの下端部は排土板のブラケットに連結状態の
ままで、ステー上部側の排土板持上げ時用取付穴と下部
フレームのブラケットとを連結したとき排土板を使用し
ない持ち上げ状態に保持することができる。
(2)イ.作業アタッチメントと排土板のそれぞれブラ
ケット間にステーを介設したので、作業アタッチメント
を上下方向に回動操作すると、排土板も上下方向に回動
する。それにより、排土板によるドーザ作業が可能にな
る。
ロ.ステーの上部側に収納時用取付穴を設けている。そ
れで排土板を使用しないときには、まずステーの上端部
と作業アタッチメントのブラケットとを連結しているピ
ンを取外す。そこで排土板のつり金具にワイヤロープを
掛けて、作業アタッチメントにて排土板をつり上げる。
そして、ステー上端部の取付穴と、下部フレームのステ
ー収納時用ブラケットのピン穴を一致させる位置までつ
り上げ、上記両ピン穴を貫通するようにピンを挿嵌す
る。上記ワイヤロープを緩めて取外せば、ステーは下部
フレームに対して収納されるとともに、そのステーの収
納固定により排土板を持上げ状態に保持できる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
(1)第1図は、この考案にかかる請求項第1項のドー
ザ装置21をそなえた小型ショベルの側面図である。図に
おいて、2′は下部走行体、3′は下部走行体2′の下
部フレーム、4′は上部旋回体、5′は上部旋回体4′
のフロント部に装着した作業アタッチメント、9は作業
アタツチメント5′のうちのブーム、10はブーム9の下
面側に設けたブラケット、11はブームシリンダ、12はス
テー、13はステー12の上部側に穿設した排土板持上げ時
用取付穴、14は排土板、15は排土板14の桁部材、16は桁
部材15に固着したブラケット、17は排土板14のつり金
具、18は下部フレーム3′に固定して設けたブラケット
である。
次に、ドーザ装置21の構成を第1図について述べる。下
部フレーム3′と排土板14にそれぞれブラケット18と16
を設け、その両ブラケット18,16間にステー12を介設
し、そのステー12の長手方向上部側に排土板持上げ時用
取付穴13を穿設した。そして、ステー12の上端部,下端
部をそれぞれ上記両ブラケット18,16に連結したとき排
土板14によるドーザ作業を行うようにし、またステー12
の下端部はブラケット16に連結状態のままで、ステー12
上部側の取付穴13とブラケット18とを連結したとき排土
板14を使用しない持上げ状態に保持するように構成し
た。
次に、ドーザ装置21の作用機能について述べる。ステー
12の上端部,下端部をそれぞれブラケット18,16とをピ
ン(第1図における符号ロ,ハ)にて連結したときに
は、排土板14の下端ニは下部走行体2′の履帯下面ホと
高さがほぼ一致する。それにより小型ショベルを走行操
作すれば、ドーザ作業を行うことができる。また排土板
14を使用しないときには、まずステー12上端とブラケッ
ト18を連結しているピンロを抜外す。そこで、排土板14
のつり金具17とブーム9のブラケット10との間にワイヤ
ロープ(図示しない)を掛けて、作業アタッチメント
5′にて排土板14をつり上げる。そしてステー12上部側
の取付穴13とブラケット18のピン穴を一致させる位置ま
でつり上げ、上記両ピン穴を貫通するようにピンロを挿
嵌する。上記ワイヤロープを緩めて取外せば、排土板14
を持上げ状態にすることができる。
(2)第2図は、この考案にかかる請求項第2項のドー
ザ装置8を装備した小型ショベルの側面図である。図に
おいて、請求項第1項のドーザ装置21と同一構成要素を
使用するものに対しては同符号を付す。10′ブーム9の
下面側に設けたブラケット、12′はステー、13′はステ
ー12′の上部側に穿設した収納時用取付穴、16′は桁部
材15に固着したブラケット、18′は下部フレーム3′に
固定して設けたステー収納時用ブラケットである。第3
図は、第2図のAより見たステー12′を示す正面図であ
る。図において、19はブーム9のブラケット10′とステ
ー12′上端部の取付穴とを連結しているピン、20は排土
板14用桁部材15のブラケット16′とステー12′下端部の
取付穴とを連結しているピンである。第4図は、ステー
12′を収納して排土板14を持上げ状態に保持している小
型ショベルの側面図である。
次に、この考案にかかるドーザ装置8の構成を第2図〜
第4図について述べる。作業アタッチメント5′用ブー
ム9と排土板14にそれぞれブラケット10′,16′を設
け、その両ブラケット10′,16′間にステー12′を介設
し、作業アタッチメント5′の操作により排土板14を上
下方向に回動させるようにした。そして、排土板14を使
用しないときステー12′を下部フレーム3′に対して収
納するとともに、そのステー12′の収納固定により排土
板14を持上げ状態に保持するように構成した。なお作業
アタッチメント5′に設けるブラケット10′はブーム9
以外にアーム,バケットなど他の部分に設けるようにし
てもよい。また、ブラケット10′,16′間に介設するス
テー12′を、その介設時のステーと収納時のステーと別
個のものを使用するようにしてもよい。
次に、この考案かかるドーザ装置8の作用機能について
述べる。作業アタッチメント5′と排土板14のそれぞれ
ブラケット10′,16′間にステー12′を介設したので、
作業アタッチメント5′を上下方向に回動操作すると、
排土板14も上下方向に回動する。それにより、排土板14
によるドーザ作業が可能になる。そして排土板14を使用
しないときには、排土板14用ブラケット16′とステー1
2′下端部の取付穴とを連結しているピン20は取付けた
ままで、ステー12′上端部の取付穴と作業アタッチメン
ト5′のブラケット10′とを連結しているピン19を取外
す。そこで排土板14のつり金具17にワイヤロープ(図示
しない)を掛けて、作業アタッチメント5′にて排土板
14をつり上げる。そして、ステー12′上端部の取付穴
と、下部フレーム3′のステー収納時用のブラケット1
8′のピン穴を一致させる位置までつり上げ、上記両ピ
ン穴を貫通するようにピン(ピン19を使用することがで
きる)を挿嵌する。上記ワイヤロープを緩めて取外せ
ば、ステー12′は第4図のように下部フレーム3′に対
して収納されるとともに、そのステー12′の収納固定に
より排土板14を持上げ状態に保持できる。
考案の効果 この考案にかかるドーザ装置では、下部フレームと排土
板のそれぞれブラケット間、あるいは作業アタッチメン
トと排土板のそれぞれブラケット間に、ステーを介設し
た。それにより、ドーザシリンダ無しに排土板によるド
ーザ作業ができるとともに、排土板を使用しないときに
は排土板を持ち上げ状態に保持できる。それにともなっ
て、従来技術におけるドーザシリンダ,ドーザ用制御バ
ルブ,配管装置などやそれらを配設するためのスペース
も不要となった。
したがってこの考案にかかるドーザ装置をそなえた小型
ショベルでは、小型ショベルの製造費のコストダウンが
できるとともに、小型ショベルに装備する各種機器のレ
イアウトを向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる請求項第1項のドーザ装置を
装備した小型ショベルの側面図、第2図はこの考案にか
かる請求項第2項のドーザ装置を装備した小型ショベル
の側面図、第3図は第2図のAより見たステーを示す正
面図、第4図はステーを収納しているときの小型ショベ
ルの側面図、第5図は従来技術のドーザ装置を装備した
小型ショベル側面図、第6図は従来技術のドーザ装置を
示す下部走行体の要部斜視図である。 1,8,21……ドーザ装置 3,3′……下部フレーム 5,5′……作業アタッチメント 6,14……排土板 9……ブーム 10,10′,16,16′,18,18′……ブラケット 12,12′……ステー 19,20……ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排土板を上下方向に回動可能に取付けた小
    型ショベルにおいて、下部走行体の下部フレームと排土
    板にそれぞれブラケットを設け、その両ブラケット間に
    ステーを介設し、そのステーの長手方向上部側に排土板
    持上げ時用取付穴を穿設し、ステーの上端部、下端部を
    それぞれ上記ブラケットに連結したとき排土板によるド
    ーザ作業を行うようにし、またステーの下端部は排土板
    のブラケットに連結状態のままで、ステー上部側の排土
    板持上げ時用取付穴と下部フレームのブラケットとを連
    結したとき排土板を使用しない持上げ状態に保持するよ
    うに構成したことを特徴とする小型ショベルのドーザ装
    置。
  2. 【請求項2】排土板を上下方向に回動可能に取付けた小
    型ショベルにおいて、作業アタッチメントと排土板にそ
    れぞれブラケットを設け、その両ブラケット間にステー
    を介設し、作業アタッチメントの操作により排土板を上
    下方向に回動させるようにし、排土板を使用しないとき
    ステーを下部フレームに対して収納するとともに、その
    ステーの収納固定により排土板を持上げ状態に保持する
    ように構成したことを特徴とする小型ショベルのドーザ
    装置。
JP13584089U 1989-11-21 1989-11-21 小型ショベルのドーザ装置 Expired - Lifetime JPH0726436Y2 (ja)

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JPH0372958U JPH0372958U (ja) 1991-07-23
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