JPH07257436A - 自動車の車体フレーム構造 - Google Patents

自動車の車体フレーム構造

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JPH07257436A
JPH07257436A JP6049363A JP4936394A JPH07257436A JP H07257436 A JPH07257436 A JP H07257436A JP 6049363 A JP6049363 A JP 6049363A JP 4936394 A JP4936394 A JP 4936394A JP H07257436 A JPH07257436 A JP H07257436A
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side sill
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Masami Kosuge
正美 小菅
Satoshi Takemoto
聡 竹元
Masami Suzuki
正己 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サイドシル11とリアフレーム21とを共に
略コ字状断面とし且つこれの開口側を車体外方へ臨ま
せ、サイドシルの後端部にリアフレームの前端部を嵌合
且つ溶接により接合し、更に、この接合部分の下面にジ
ャッキアップブラケット41を接合した自動車の車体フ
レーム構造。 【効果】 車両の後部に作用された荷重を効率良く前部
に伝達でき、車体フレームの剛性を高めることができ
る。接合部分をジャッキアップブラケットで補強するの
で、接続部分の剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体フレーム
構造におけるサイドシルとリアフレームとの接合部分の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体両側の前後方向に延
在したサイドシルと、このサイドシルに接合されて車体
後方へ延設されたリアフレームとからなる自動車の車体
フレーム構造として、例えば、実開平2−87683号
公報(車両のボディ構造)の技術が開示されている。こ
の技術に係る構成を図8に再掲して説明する。図8は従
来の自動車の車体フレーム構造の平面図である。なお、
この図において左側が車両前方である。
【0003】この構成は、車体両側にて前後方向にサイ
ドシルインナ部材51を延在し、車体両側の前後方向に
且つサイドシルインナ部材51の内側にサイドリア部材
53を延在し、サイドシルインナ部材51の後端を横方
向内向きに湾曲させて曲りばり部52とし、この曲りば
り部52をサイドリア部材53の側壁53aに溶接した
ものである。そして、サイドシルインナ部材51,51
(一方を省略している)間にはクロスリア部材54を渡
し、このクロスリア部材54にサイドリア部材53の前
端を接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サイドリア部
材53がサイドシルインナ部材51よりも車体内側に配
設された構成であり、サイドリア部材53に作用した軸
力は曲りばり部52並びにクロスリア部材54を介して
サイドシルインナ部材51に伝達されるため、車両の後
部に作用された軸力を効率良く前部に伝達し難く、車体
フレームの剛性の向上を高め難い。
【0005】そこで本発明の目的は、サイドシルとリア
フレームとの接合部分を改良し、車両の後部に作用され
た荷重を効率良く前部に伝達でき、車体フレームの剛性
を高めた自動車の車体フレーム構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車体両側にて前後方向に延設されたサイド
シルと、このサイドシルに接合されて車体後方へ延設さ
れたリアフレームとからなる自動車の車体フレーム構造
であって、サイドシルとリアフレームとを共に略コ字状
断面とし且つこれらの開口側を車体外方へ臨ませ、サイ
ドシルの後端部にリアフレームの前端部を嵌合且つ溶接
により接合し、更に、この接合部分の下面にジャッキア
ップブラケットを接合したことを特徴とする。
【0007】
【作用】サイドシルの後端部にリアフレームの前端部を
接合し、両者を直結することで車両の後部に作用された
荷重を前部に伝達する。また、サイドシルとリアフレー
ムとの接合部分の下面をジャッキアップブラケットで補
強する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
また、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見
た方向に従う。図1は本発明に係るリアフレーム取付け
構造を含む車体後部構造体の斜視図であり、この車体後
部構造体1は前側に敷設されたフロントフロアパネル2
と、後側に且つフロントフロアパネル2より高所に敷設
されたリアフロアパネル(フロアパネル)6と、両フロ
アパネル2,6の下方に配設されたフレーム組体10と
からなる。フロントフロアパネル2はフロア部3と、左
右方向中央のトンネル部4とからなり、リアフロアパネ
ル6はフロア部7と、これの前縁部を垂下して形成され
た前壁部8とからなり、更に、この前壁部8はフロント
フロアパネル2の後端と接合される下端フランジ8a
と、トンネル部4に接合される開口部8bとを含む。
【0009】図2は図1のフレーム組体の斜視図であ
り、フレーム組体10は両側の前後方向に延在されたサ
イドシル11,11と、このサイドシル11,11の後
端部に備えられたサイドシルエクステンション12,1
2と、このサイドシルエクステンション12,12に接
合されたリアフレーム21,21と、サイドシルエクス
テンション12,12間に渡され且つ接合されたミドル
フロアクロスメンバ31と、リアフレーム21,21間
に渡され且つ接合されたリアクロスメンバ32と、リア
フレーム取付部40,40とからなる。なお、ミドルフ
ロアクロスメンバ31は、フロントフロアパネル2のト
ンネル部4(図1参照)を迂回させるべく上方に湾曲さ
せた形状であり、更に下面には、フロントフロアパネル
2の下側に固着されたフロントフロアフレーム(図示せ
ず)を接合するための継手部材33,34を備えてい
る。
【0010】図3は図2のリアフレーム取付部の斜視図
である。上記リアフレーム取付部40は、サイドシル1
1と、サイドシルエクステンション12の後端部13
と、リアフレーム21の前端部22と、ジャッキアップ
ブラケット41とからなる。サイドシル11及びサイド
シルエクステンション12は、略コ字状断面を呈し、且
つこれの開口側は車体外方へ臨む。リアフレーム21も
略コ字状断面を呈し、且つこれの開口側は車体外方へ臨
む。
【0011】車両の後部に作用された荷重を効率良く前
部に伝達し、且つ車体フレームの剛性を高めるために、
サイドシルエクステンション12の後端部13にリアフ
レーム21の前端部22が嵌合且つ溶接により接合され
ることで、両者が直結されている。また、後端部13と
前端部22との接合部分を強固にし、この部分の剛性を
高めるために、接合部分の下側にジャッキアップブラケ
ット41が接合されており、この部分が、車両を昇降さ
せる場合のジャッキアップポイントになる(接合部分の
剛性向上とジャッキアップポイントの位置設定を兼
備)。
【0012】図4は図3の4−4線拡大断面図である。
サイドシルエクステンション12及びリアフレーム21
は、略コ字状断面の開口端にアウトサイドパネル35を
接合することで、略矩形断面に形成される。ジャッキア
ップブラケット41は略V字状断面であり、これの上側
左右にフランジ部42,42が形成されている。そし
て、ジャッキアップブラケット41は、サイドシルエク
ステンション12の下面の内側寄り位置に、且つサイド
シルエクステンション12とリアフレーム21との接合
部分に、フランジ部42,42をスポット溶接すること
で取付けられている。
【0013】図5は図3の5−5線拡大断面図である。
リアフレーム21は、サイドシルエクステンション12
の後端部13に嵌合するために、前端部22の高さ寸法
を他の部分よりも大きく設定され、高さが変化する部分
を傾斜部23としている。更に、リアフレーム21は接
合部分の剛性を高めるために、これの前端部22の下面
に左右方向(図表裏方向)に延びるチャンネル部24が
折曲げ成形されている。サイドシルエクステンション1
2の後端部13は、リアフレーム21の前端面に当接す
る当接部14と、下面部分からリアフレーム21側に張
り出してリアフレーム21を支持する支持部15と、支
持部15の後端に設けられ傾斜部23に当接することで
リアフレーム21の長手方向の進退を阻止する受部16
とからなる。ジャッキアップブラケット41はサイドシ
ルエクステンション12の延設方向に延びている。
【0014】以上の構成からなるリアフレーム取付部4
0の取付け手順の一例を次に説明する。図6は本発明に
係るリアフレーム取付部の作用説明図である。先ず、サ
イドシルエクステンション12にジャッキアップブラケ
ット41の中央部左右(図3で符号aを付した2箇所)
をスポット溶接する。次に、サイドシルエクステンショ
ン12の後端部13に、リアフレーム21の前端部22
を位置合せし、両者を嵌合する。そして、サイドシルエ
クステンション12とリアフレーム21との間の傾きな
どを修正し、後端部13に前端部22を溶接接合する。
【0015】その後、後端部13と前端部22とを接合
した部分の下面に、ジャッキアップブラケット41の前
後部左右(図3で符号bを付した4箇所)をスポット溶
接し、リアフレーム取付部40の取付け作業を完了す
る。ジャッキアップブラケット41は、前後部左右(図
3で符号bを付した4箇所)が、サイドシルエクステン
ション12とリアフレーム21とフランジ部42との3
枚合せでスポット溶接される(図3及び図5で符号bを
付した部分)ため、強固に結合でき、接続部分の剛性を
高める。なお、上記リアフレーム取付部40の取付け手
順は、上記実施例に係る構成の理解を容易にするために
説明した一例にすぎず、手順は任意である。
【0016】次に、上記構成のリアフレーム取付部40
の使用例を図7により説明する。図7は本発明に係るリ
アフレーム取付部の使用例説明図である。車体の下側
に、ジャッキアップブラケット41が取付けられてお
り、このジャッキアップブラケット41に昇降用ジャッ
キ45を宛てがい、車体を持ち上げる又は地上に降ろ
す。
【0017】なお、上記実施例において、リアフレーム
取付部40は車両の左側だけを説明したが、右側も同一
構成であるので説明を省略する。また、サイドシルエク
ステンション12はサイドシル11にリアフレーム21
を接合するものであり、本発明でサイドシル11にはサ
イドシルエクステンション12を包含したものをいう。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたとうり本発明は、サイドシ
ルとリアフレームとを共に略コ字状断面とし且つこれの
開口側を車体外方へ臨ませ、サイドシルの後端部にリア
フレームの前端部を接合したことにより、サイドシルの
後端部にリアフレームの前端部を接合し両者を直結する
ので、車両の後部に作用された荷重を効率良く前部に伝
達でき、車体フレームの剛性を高めることができる。
【0019】また、サイドシルの後端部にリアフレーム
の前端部を嵌合且つ溶接により接合し、更に、この接合
部分の下面にジャッキアップブラケットを接合したこと
により、この接合部分が強固になり、また、この接合部
分をジャッキアップブラケットで補強するので、接続部
分の剛性を高めることができる。また、ジャッキアップ
ポイントも剛性の高い箇所に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリアフレーム取付け構造を含む車
体後部構造体の斜視図
【図2】図1のフレーム組体の斜視図
【図3】図2のリアフレーム取付部の斜視図
【図4】図3の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線拡大断面図
【図6】図3のリアフレーム取付部の作用説明図
【図7】図3のリアフレーム取付部の使用例説明図
【図8】従来の自動車の車体フレーム構造の平面図
【符号の説明】
1…車体後部構造体、10…フレーム組体、11…サイ
ドシル、12…サイドシルエクステンション、21…リ
アフレーム、40…リアフレーム取付部、41…ジャッ
キアップブラケット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体両側にて前後方向に延設されたサイ
    ドシルと、このサイドシルに接合されて車体後方へ延設
    されたリアフレームとからなる自動車の車体フレーム構
    造であって、前記サイドシルと前記リアフレームとを共
    に略コ字状断面とし且つこれらの開口側を車体外方へ臨
    ませ、前記サイドシルの後端部に前記リアフレームの前
    端部を嵌合且つ溶接により接合し、更に、この接合部分
    の下面にジャッキアップブラケットを接合したことを特
    徴とする自動車の車体フレーム構造。
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