JPH07257431A - 車体のルーフ構造 - Google Patents

車体のルーフ構造

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Publication number
JPH07257431A
JPH07257431A JP7420194A JP7420194A JPH07257431A JP H07257431 A JPH07257431 A JP H07257431A JP 7420194 A JP7420194 A JP 7420194A JP 7420194 A JP7420194 A JP 7420194A JP H07257431 A JPH07257431 A JP H07257431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
roof panel
adhesive portion
vehicle body
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7420194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
剛 青木
Masami Fukagawa
正美 深川
Hidehito Matsumoto
秀仁 松本
Masuyuki Kakizaki
真素行 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7420194A priority Critical patent/JPH07257431A/ja
Publication of JPH07257431A publication Critical patent/JPH07257431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ルーフパネルの結合効率を上げてその仕事負
担率を向上すると共にルーフ部分のシール構造を簡便化
することが可能な車体のルーフ構造を提供する。 【構成】 ルーフの外側の第1の接着部10と、該接着
部よりも高く、かつ内側に離間する位置の第2の接着部
11とでルーフパネル1を全周に亘り接着保持し、更に
両接着部間に閉断面の空室12を画定することにより、
ルーフパネルの結合効率が上がり、その仕事負担率が向
上することから、車体側の仕事負担率を減らすことがで
き、車体構造を簡素化、軽量化できる。また、両接着部
間に高低差があることから構造的に外部からの水滴が車
室側に侵入することがなく、シール構造を簡略化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の車室上部の周縁
部全周に亘り設けられたフレームにルーフパネルを取付
けてなる車体のルーフ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体ルーフ部分を組み立てるの
に、図4〜図6に示すように、ルーフパネル21の前後
に左右方向に延在するフレーム22を接合し、中間部に
同じく左右方向に延在するルーフアーチ23を接合して
おき、車体上部の左右両側部に前後方向に延在するサイ
ドパネル24に延設されたフランジ25及び車体上部の
左右両側部前後端に突設された継手部26にこのルーフ
パネルアセンブリをスポット溶接していた。
【0003】しかしながら、ルーフパネル21の表面に
溶接痕を残すことはできないことから従来はルーフパネ
ル21の外縁輪郭部の接合部27、28のみでスポット
溶接しており、捩れ変型を抑止する方向の結合効率が低
くなることから、特にルーフパネル21前後のフレーム
22の仕事負担率が低くなると云う問題があった。
【0004】また、上記したように特に車体上部の左右
両側部では、前後方向に延設された上記フランジ25に
ルーフパネル21をスポット溶接しているのみであるこ
とから、外部から侵入する水滴に対する確実なシール構
造を別途設けなければならず、構造が複雑になりがちで
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主
な目的は、ルーフパネルの結合効率を上げてその仕事負
担率を向上すると共にルーフ部分のシール構造を簡便化
することが可能な車体のルーフ構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば、車体の車室上部の周縁部全周に亘り設けられた
フレームにルーフパネルを取付けてなる車体のルーフ構
造であって、前記フレームと前記ルーフパネルとを接着
するべく前記ルーフパネルの輪郭部に位置する第1の接
着部と、前記第1の接着部から前記ルーフパネルの内側
に離間すると共に前記第1の接着部よりも高い位置の第
2の接着部とが全周に亘り設けられ、前記各接着部にて
前記フレームに前記ルーフパネルが接着されると共に前
記各接着部間に閉断面を有する空室が画定されたことを
特徴とする車体のルーフ構造を提供することにより達成
される。
【0007】
【作用】このように、ルーフの外側の第1の接着部と、
該接着部よりも高く、かつ内側に離間する位置の第2の
接着部とでルーフパネルを全周に亘り接着保持し、更に
両接着部間に閉断面の空室を画定することにより、ルー
フパネルの結合効率が上がり、その仕事負担率が向上す
ることから、車体側の仕事負担率を減らすことができ
る。また、両接着部間に高低差があることから、シール
構造を簡略化しても外部からの水滴が車室側に侵入する
ことがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0009】図1(a)及び図1(b)は本発明が適用
された車体のルーフ部分の構造を示す斜視図、図2は図
1(b)をII−II線について見たルーフ前部の断面
図、図3は図1(b)をIII−III線について見た
ルーフ側部の断面図である。ルーフパネル1には、予め
その中間部に左右方向に延在する複数のルーフアーチ2
が接合されている。また、車体3の車室上部の前後端縁
には、閉断面の空室が内部に画定された前後フレーム
4、5が予め接合されている。また、車体3の車室上部
の左右側縁には、車体3のサイドフレーム7、8が設け
られている。そして、これら前後フレーム4、5及びサ
イドフレーム7、8にルーフパネル1が接着されてい
る。
【0010】図2に良く示すように、前フレーム4とル
ーフパネル1とは、前フレーム4の前端縁、即ちルーフ
パネル1の外縁輪郭部に設けられた第1の接着部10
と、該接着部よりも車室側に離間する位置に設けられた
第2の接着部11にて接着されている。ここで、第1の
接着部10よりも第2の接着部11の方が高くなってお
り、この部分から水滴が車室内に侵入することはないよ
うになっている。また、第1の接着部10と第2の接着
部11との間には閉断面の空室12が画定され、ルーフ
パネル1の結合部分の強度を高めている。尚、後フレー
ム5の部分の構造も同様であるのでその詳細な説明を省
略する。
【0011】一方、図3に良く示すように、サイドフレ
ーム7には該フレームと一体をなすフランジ7aがルー
フパネル1を保持するべく車室側に突出して前後方向に
延設されている。このフランジ7aとルーフパネル1と
は、フランジ7a、即ちルーフパネル1の外縁輪郭部に
設けられた第1の接着部13と、該接着部よりも車室側
に離間する位置に設けられた第2の接着部14にて接着
されている。ここで、第1の接着部13よりも第2の接
着部14の方が高くなっており、この部分から水滴が車
室内に侵入することはないようになっている。また、第
1の接着部13と第2の接着部14との間には閉断面の
空室15が画定され、ルーフパネル1の結合部分の強度
を高めている。尚、サイドフレーム8側の構造も同様で
あるのでその詳細な説明を省略する。
【0012】このように、第1の接着部10、13と、
第2の接着部11、14とによりルーフパネル1はその
全周に亘り連続的に外縁輪郭部にて車体3に接着されて
いることから、隙間がなくなり、ダストシーラを塗布す
る必要がなく、またその強度も確保されている。
【0013】ここで、例えば第1の接着部10では接着
剤が外側にはみ出して後の工程にて取付けられるガラス
モールにより隠れ、第1の接着部13でもルーフモール
によって隠れることから、接着剤の塗布作業に気を配る
必要はない。
【0014】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による車体のルーフ構造によれば、ルーフの外側の
第1の接着部と、該接着部よりも高く、かつ内側に離間
する位置の第2の接着部とでルーフパネルを全周に亘り
接着保持し、更に両接着部間に閉断面の空室を画定する
ことにより、ルーフパネルの結合効率が上がり、その仕
事負担率が向上することから、車体側の仕事負担率を減
らすことができ、車体構造を簡素化、軽量化できる。ま
た、両接着部間に高低差があることから構造的に外部か
らの水滴が車室側に侵入することがなく、シール構造を
簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)部及び(b)部は本発明が適用された車
体のルーフ部分の構造を示す斜視図。
【図2】図1(b)をII−II線について見たルーフ
前部の断面図。
【図3】図1(b)をIII−III線について見たル
ーフ側部の断面図。
【図4】従来の車体のルーフ部分の構造を示す斜視図。
【図5】図4をV−V線について見たルーフ前部の断面
図。
【図6】図4をVI−VI線について見たルーフ側部の
断面図。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 ルーフアーチ 3 車体 4、5 前後フレーム 7、8 サイドフレーム 7a フランジ 10 第1の接着部 11 第2の接着部 12 空室 13 第1の接着部 14 第2の接着部 15 空室 21 ルーフパネル 22 フレーム 23 ルーフアーチ 24 サイドパネル 25 フランジ 26 継手部 27、28 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿崎 真素行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の車室上部の周縁部全周に亘り設
    けられたフレームにルーフパネルを取付けてなる車体の
    ルーフ構造であって、 前記フレームと前記ルーフパネルとを接着するべく前記
    ルーフパネルの輪郭部に位置する第1の接着部と、前記
    第1の接着部から前記ルーフパネルの内側に離間すると
    共に前記第1の接着部よりも高い位置の第2の接着部と
    が全周に亘り設けられ、 前記各接着部にて前記フレームに前記ルーフパネルが接
    着されると共に前記各接着部間に閉断面を有する空室が
    画定されたことを特徴とする車体のルーフ構造。
JP7420194A 1994-03-18 1994-03-18 車体のルーフ構造 Pending JPH07257431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7420194A JPH07257431A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 車体のルーフ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7420194A JPH07257431A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 車体のルーフ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257431A true JPH07257431A (ja) 1995-10-09

Family

ID=13540343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7420194A Pending JPH07257431A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 車体のルーフ構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH07257431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017531593A (ja) * 2014-10-24 2017-10-26 ルノー エス.ア.エス. 金属薄板ルーフまたはガラスルーフを備える少なくとも2つの型の自動車両レンジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017531593A (ja) * 2014-10-24 2017-10-26 ルノー エス.ア.エス. 金属薄板ルーフまたはガラスルーフを備える少なくとも2つの型の自動車両レンジ

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