JPH07256802A - 積層パネル - Google Patents

積層パネル

Info

Publication number
JPH07256802A
JPH07256802A JP4828994A JP4828994A JPH07256802A JP H07256802 A JPH07256802 A JP H07256802A JP 4828994 A JP4828994 A JP 4828994A JP 4828994 A JP4828994 A JP 4828994A JP H07256802 A JPH07256802 A JP H07256802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
laminated panel
edge
plate
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4828994A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Iwasaki
充雄 岩崎
Hitoshi Tsuruta
仁 鶴田
Morishige Hattori
守成 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4828994A priority Critical patent/JPH07256802A/ja
Publication of JPH07256802A publication Critical patent/JPH07256802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構造物用の積層パネルにおいて、角部の応力を
小さくでき、パネルの加工精度および、ろう付け精度の
高いパネルを提供することを目的とする。 【構成】外周部に溶接用強度部材である縁材14,15
を有し、その内側にハニカム状のコア13を有する積層
パネルにおいて、直交する2つの縁材の角部に、薄板を
複層に折重ねて構成した補強部材16を配置する。補強
部材16は2つの面板11,12の間にあり、それぞれ
を組合せ、ろう付けにより接合する。補強部材16は縁
材14,15、面板11,12、コア13とろう付けに
よって接合される。角部に補強部材106を設けている
ため、この部分の応力を小さくでき、軽量にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度部材として利用さ
れる積層パネルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ろう付け積層パネルは、2枚の面板の間
に芯材を配置し、接触面をろう付けによって接合したも
のである。
【0003】このろう付け積層パネルを強度部材として
使用するものにおいては、2枚の面板の間に、コア、面
板の縁に沿って厚肉の縁材、2つの縁材が直交する角部
にチャンネル状の補強部材を配置し、それぞれの接触部
をろう付けして、ろう付け積層パネルを構成している。
そして、この積層パネル同士を溶接で接合して、例え
ば、鉄道車両の構体を構成するようにしている。前記溶
接は積層パネルの端部同士を溶接するものである。すな
わち、積層パネルの端部の面板と縁材を隣接する積層パ
ネルの面板と縁材の溶接している。
【0004】このような積層パネルが荷重を受ける場
合、縁材同士が直交する角部に応力が集中するため、こ
の角部に前記補強部材を配置している。このようなろう
付け積層パネルは特開平3−308937号公報に示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】縁材が直交する角部に
補強部材を配置することによって、角部の高い応力を緩
和することができる。しかし、補強部材と面板とのろう
付け精度が悪く、強度部材としての利用が困難であっ
た。補強部材は押出し型材であり、また、ろう付け作業
は2枚の面板を挟んで行うが、補強部材の面積が大きい
ので該部の面圧が低いことにより、ろう付け不良が生じ
るものと考えられる。
【0006】本発明の目的は、軽量で、角部に発生する
応力を小さくでき、さらに、ろう付け精度を向上させた
積層パネルを供給することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来と同様に
角部に補強部材を配置しており、該補強部材は該補強部
材を構成する板材が前記面板に直交しており、前記板材
の厚さ方向に該板材を実質的に複数枚積層したものであ
り、積層方向に前記板材同士の間に隙間を有して積層パ
ネルを構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】例えば、交差する2つの縁材の間に、斜めに配
置した補強部材は、薄板を折重ねた構造としており、縁
材とのろう付け面積を多く確保できているため、補強部
材を、溶接等でとりつける必要がなく、なおかつ補強部
材としての機能を十分に満たすため、この部分の応力集
中を緩和することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の積層パネルを図1
〜図3によって説明する。積層パネル10は、2枚の面
板11,12と、面板11,12の間に配置される多数
の正六角形のセルSを構成したコア13と、面板11,
12の間であって、面板11,12の外周に沿って配置
した縁材14,14,15,15と、面板11,12の
間であって、交差する縁材14,15によって成る角部
に配置された補強部材16とからなる。補強部材16が
配置された角部にはコア13は無い。これらの部材はい
ずれもアルミニウム合金製である。これらの部材はそれ
ぞれ接触する部材同士が、ろう付けによって一体に接合
される。
【0010】補強部材16は、面板11あるいは、12
側から見た場合の外形が三角形を成している。該補強部
材16は、コア13を構成する薄板と同等の薄板を折り
重ねることにより構成している。その板厚としては、
0.3mm程度である。また、折重ねた密度は、コア1
3の密度と比較し大きくする必要がある。すなわち、コ
アのセルSのサイズは30mm程度としているのに対
し、補強部材16は約1〜5mmピッチの折重ねとして
いる。補強部材16は薄板を複数回折り曲げて構成した
ものである。折り返す場合に板相互間に隙間を設ける。
補強部材16の板には所定ピッチで小径の穴があり、ろ
う付け時の空気抜きを可能にしている。穴は板を折り曲
げる前にあけておく。補強部材16は板を折り曲げて3
角形状にしたものであるので、面板12の上に補強部材
16を載せた場合に転倒することが無く、ろう付けを容
易に行うことができる。
【0011】補強部材16を構成する板の両面にはろう
材がブレージングされている。補強部材16は、ろう付
けにより縁材14,15、面板11,12、コア13と
ろう付けされる。補強部材16の高さはコア13縁材1
4,15の高さと同一である。
【0012】補強部材16の成形斜度としては、一方の
縁材14に対し30度の角度をなし、必然的にもう一方
の縁材15に対する角度は60度をなす。この場合、コ
ア13のセルSが正六角形であるので、補強部材16と
コア13との接触点を増やすことができ、コア13との
ろう付けがしっかりとでき、強度を向上できる。
【0013】補強部材16は縁材14,15、面板1
1,12、コア13とろう付けにより接合される。この
場合において、補強部材16の板の積層ピッチを前記の
如く小さく(配置密度を大きく)しているので、縁材1
4,15との接触点は図3のb1〜bn,b1’〜b
n’となり、縁材14,15とコア13との接触点に比
べて密度が高い。また、面板11,12と補強部材16
との接触点の数も、面板11,12とコア13との接触
点の数に比べて密度が大きい。そのため、ろう付け面積
を多くする事ができ、積層パネル自体の角部の剛性を上
げる事ができる。また、補強部材16はコア13と同等
の薄板で構成する為、補強部材を型材で構成した場合と
比べ、重量増は少ない。
【0014】積層パネル10を強度部材として用いた場
合に、縁材14,15は強度部材としての役割を持つた
め、縁材14,15が直交する積層パネルの角部に高い
応力の発生する。そのため、角部に補強部材16を配置
する事で、角部、もしくは各部に発生する応力を小さく
できる。補強部材16を用いない場合は、面板11,1
2、縁材14,15、コア13の板厚を厚くするか、コ
ア13のセルサイズを小さくし、コアの密度を大にする
必要があり、重量増となる。しかし、補強部材16を配
置することによって、面板11,12の板厚を薄くで
き、また、縁材14,15の肉厚を薄くでき、また、コ
ア13のセルを大きくできるため、軽量化できる。
【0015】補強部材16の製作方法について図4によ
り説明する。81a〜81nは固定ピン、82は張力付
与治具、83は薄い板を示す。製作方法としては、先
ず、板83を、固定ピン81a〜81nに引掛ける。そ
の次に、張力付与治具82により張力を与え、板83を
補強部材16とする。この場合、張力を付与する前工程
に熱を与える工程を加えれば、加工の容易化が図れる。
固定ピン81h〜81nの列と固定ピン81h−81g
の線とがなす角度は60度である。固定ピン81a〜8
1nはローラである。
【0016】図5の実施例は補強部材16の製作方法の
他の実施例を示す。91a〜91fはローラからなる可
動ピン、92a〜92fはローラからなる固定ピンを示
す。93は張力付与治具、94は薄板を示す。可動ピン
は製作開始時においては、91a’〜91f’の位置に
配する。製作方法としては、先ず、板94を可動ピン9
1a’〜91f’と固定ピン92a〜92fの間に配す
る。その後張力付与治具93により張力を与えながら、
可動ピン91a’〜91f’を91a〜91fの位置ま
で移動させ、薄板94を加工する。この場合、張力を付
与する前工程に熱を与える工程を加えれば、加工の容易
化が図れる。
【0017】図6,図7は円弧状の積層パネル100を
示す。積層パネル100は、縁材15a,15aの長手
方向に沿って円弧状になっている。縁材14,14の方
向は直線状である。補強部材16に相当する補強部材1
06の板は直線状の縁材14に平行に積層されている。
面板11,12に接する補強部材106の面は積層方向
に沿って円弧状に成っている。板の折り曲げ部の上端の
空間を下端の空間に比べて大きくなるように折り曲げる
ことによって、円弧状にできる。補強部材106は、パ
ネルの曲げ方向に対して平行に板を並べているので、パ
ネルの上面と下面の曲率の差を許容しやすいため、曲げ
加工が容易である。コア13を構成する板の長手方向は
直線状の縁材14に沿っている。補強部材106とコア
13との間には両者を接合する補強板107を配置して
いる。コア13に接する補強板106の面にはろう材を
ブレージングしている。補強部材106、補強板106
の高さはコア13のと同一である。
【0018】これによって円弧状の積層パネルをろう付
けで製作できる。補強部材106とコア13との間に補
強板107を配置しているので、コア13を構成する板
の位置が定まり、正6角形のセルSを形成できる。強度
的に十分であれば、補強板107は不要にでき、軽量に
できる。また、補強部材106とコア13との間に隙間
があっても良い。
【0019】なお、ろう付けの後、積層パネルを強制的
に曲げることによって円弧状にすることができる。曲げ
方向は上記のとおりである。
【0020】図8,図9に示す実施例を説明する。この
実施例は補強部材16と縁材14,15との接合部にア
ダプタ121,122を追加したものである。アダプタ
121,122はアルミニウム合金製であり、補強部材
16の板の相互の空間に突出する3角形状の凸部を設け
たものである。アダプタ121,122は、補強部材1
6と縁材14,15とのろう付け面積をより多くとるた
めに取り付けるものである。アダプタ121,122は
補強部材16を取付ける部位のみに取り付ける。アダプ
タ121,122と補強部材16とは面で接触してお
り、接触面積を確保でき、十分の強度を得ることができ
る。また、両者のずれを吸収することができ、製作を容
易にできるものである。図9のα,βは、補強部材16
の斜度により決定する。h寸法は大きくする方が、補強
部材16とのろう付け面積を多くとれる。アダプタ12
1,122は縁材14,15に接する面にろう材をブレ
ージングしている。
【0021】図10の実施例は、コア13と角部のコア
131との間に台形状の補強部材156を配置したもの
である。補強部材156は、この場合においても、積層
パネルの角部に集中する応力の緩和する機能を有し、積
層パネルの応力を低下する効果をもつ。また、角部に補
強部材を配置していないため、三角形形状の補強部材1
6,106に比べて軽量にできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、積層パネルの角部の応
力集中を緩和できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の積層パネルの平面図であ
る。
【図2】図1の過度部の縦断面図である。
【図3】図1の角部の拡大平面図である。
【図4】本発明の一実施例の補強部材の製作方法を説明
する平面図である。
【図5】本発明の他の実施例の補強部材の製作方法を説
明する平面図である。
【図6】本発明の他の実施例の円弧状の積層パネルの斜
視図である。
【図7】図4の角部の拡大平面図である。
【図8】本発明の他の実施例の積層パネルの角部の拡大
平面図である。
【図9】図8のアダプタの拡大平面図である。
【図10】本発明の他の実施例の積層パネルの角部の平
面図である。
【符号の説明】
10,100…積層パネル、11,12…面板,13,
131…コア、14,15,15a…縁材、16,10
6,156…補強部材、81a〜81g,92a〜92
f…固定ピン、91a〜91f…可動ピン、83,93
…張力付与治具 107…補強板、121,122…アダプタ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの面板と、その間に配置されており、
    2つの面板と接合された、多数のセルを有するコアと、
    前記2つの面板の間に配置されていて、互いに交差して
    前記2つの面板に接合された2つの縁材と、該2つの縁
    材同士が交差する角部において、前記2つの面板、前記
    2つの縁材、および前記コアとから成る空間に配置さ
    れ、前記2つの縁材および前記2つの面板に接合した補
    強部材とからなる積層パネルにおいて、 前記補強部材は該補強部材を構成する板材が前記面板に
    直交しており、前記板材の厚さ方向に該板材を実質的に
    複数枚積層したものであり、積層方向に前記板材同士の
    間に隙間を有していること、を特徴とする積層パネル。
  2. 【請求項2】請求項1記載の積層パネルにおいて、前記
    補強部材は前記面板側から見て三角形形状をしているこ
    と、を特徴とする積層パネル。
  3. 【請求項3】請求項1記載の積層パネルにおいて、前記
    補強部材は前記面板側から見て台形形状をしているこ
    と、を特徴とする積層パネル。
  4. 【請求項4】請求項1記載の積層パネルにおいて、前記
    補強部材と前記縁材との間に前記補強部材の積層空間に
    突出するアダプタが配置されており、該アダプタは前記
    補強部材と前記縁材にそれぞれ接合していること、を特
    徴とする積層パネル。
  5. 【請求項5】請求項1記載の積層パネルにおいて、前記
    補強部材は1枚の板を複層に折り曲げたものであるこ
    と、を特徴とする積層パネル。
  6. 【請求項6】請求項1記載の積層パネルにおいて、前記
    積層した前記補強部材のそれぞれの板は前記2つの縁材
    に対してそれぞれ傾斜していること、を特徴とする積層
    パネル。
  7. 【請求項7】請求項6記載の積層パネルにおいて、前記
    セルは6角形であり、前記補強部材は前記角部の前記縁
    材に体する傾斜角度が60°または30°であること、
    を特徴とする積層パネル。
  8. 【請求項8】請求項1記載の積層パネルにおいて、該積
    層パネルは1つの前記縁材に沿って曲がっており、前記
    補強材は前記曲がっている縁材に対して平行に積層して
    いること、を特徴とする積層パネル。
JP4828994A 1994-03-18 1994-03-18 積層パネル Pending JPH07256802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4828994A JPH07256802A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 積層パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4828994A JPH07256802A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 積層パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07256802A true JPH07256802A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12799287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4828994A Pending JPH07256802A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 積層パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07256802A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3481501B2 (ja) 構造体およびその製作方法
JP2532167B2 (ja) ハニカム構造単位体及びハニカムパネル
US5537935A (en) Stringer and pallet making use of such stringers
JP2551316B2 (ja) パネル
JPH07256802A (ja) 積層パネル
JP3010925B2 (ja) ろう付け積層パネル及びその製作方法
JP4292039B2 (ja) パネル接合構造
JP3110232B2 (ja) 曲面ハニカムパネル用コア材及び曲面ハニカムパネル並びにその製造方法
JPH07144380A (ja) ろう付けハニカムパネル
JPH067866A (ja) ハニカムパネル
JP2587167B2 (ja) 曲面ハニカムパネル
JP3183790B2 (ja) ろう付けハニカムパネルユニットおよびその製造方法
JP3238468U (ja) スクリーン印刷用版枠
JP2932955B2 (ja) ハニカムパネル
JP3811080B2 (ja) 高剛性パネル
JP2818547B2 (ja) アルミニウムろう付けハニカムパネル
JP2600890Y2 (ja) アルミニウムろう付けハニカムパネル
JP4402062B2 (ja) 摩擦攪拌接合方法
WO1995018014A1 (fr) Panneau a nid d'abeilles
JP2790767B2 (ja) ろう付けハニカムパネル
JPH081320A (ja) ろう付け曲面積層パネルおよびその製作方法
JPH05318004A (ja) アルミニウム製サンドイッチパネル
JP4402063B2 (ja) パネル
JP3006362B2 (ja) ろう付け積層パネルおよびその製作方法
JP4402061B2 (ja) パネル構造体