JP3238468U - スクリーン印刷用版枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接工程が煩雑になることなく、枠体の厚みによらずに強度を向上することができるスクリーン印刷用版枠を提供することを目的とする。【解決手段】一軸方向に延伸する枠体を複数組み合わせて構成されるスクリーン印刷用版枠であって、枠体2は、前記一軸方向と直交する方向に切断した断面が四角形状をなす中空部5が形成された中空四角柱形状をなし、中空部5には、隣り合う2面を架橋して斜めに配置される補強部3が四隅の少なくとも一部に設けられていることを特徴とするスクリーン印刷用版枠。【選択図】図2
Description
本考案は、強度を向上させたスクリーン印刷用版枠に関する。
スクリーン印刷に用いられるスクリーン印刷用版枠は、柱形状をなす枠体を四方に組み合わせて略ロの字形状をなすように構成されている。この枠体には、スクリーン印刷用版枠に引張固定されるスクリーンマスクの張力によって歪み、印刷不良が生じることを防止するために、一定の強度を備えることが求められる。
ただ、強度を上げるためにスクリーン印刷用版枠を構成する枠体の厚みを上げると、版枠が大きくなり保管スペースが大きくなることや、版枠の重量が上がるために輸送コストがかかるという問題が生じる。また、枠体をアルミ合金等の金属材料で構成する場合、版枠の製造の際に枠体同士を溶接加工する必要があるが、枠体の厚みによっては、溶接箇所が内部まで溶接されずに放置され、溶接欠陥が生じる可能性がある。
そこで、例えば特許文献1記載のスクリーン印刷用版枠では、該版枠を構成する中空枠体の断面形状を長辺と短辺の比が3対1の扁平なものとし、対向する長辺間を連結する複数の補強リブを設けている。この構成により輸送コストや保管スペースの低減のために枠体の厚みを低減した場合であっても枠体の強度が下がることを防止でき、加えて枠体の厚みを低減できるため、溶接欠陥が生じることを防ぐことができる。
しかしながら、スクリーン印刷用版枠をアルミ合金等の金属で構成する場合、特許文献1のスクリーン印刷用版枠では、所定間隔を隔てて複数配置される補強リブをその配置箇所毎に全て溶接する必要があり、製造工程が煩雑になるという問題がある。
本考案は上述した問題を鑑みて考案されたものであって、溶接工程が煩雑になることなく、枠体の厚みによらず枠体の強度を向上することができるスクリーン印刷用版枠を提供することをその主たる目的とする。
本考案のスクリーン印刷用版枠は、一軸方向に延伸する枠体を複数組み合わせて構成されるスクリーン印刷用版枠であって、前記枠体は、前記一軸方向と直交する方向に切断した断面が四角形状をなす中空部が形成された中空四角柱形状をなし、前記中空部には、隣り合う2面を架橋して斜めに配置される補強部が四隅の少なくとも一部に設けられていることを特徴とする。
上述の構成により、本考案のスクリーン印刷用版枠は枠体の中空部の四隅の少なくとも一部に補強部が設けられているので、該補強部によって、枠体の厚みによらず枠体の強度を向上できる。さらに、枠体の厚みに起因する溶接欠陥が生じることを防止できる。加えて、中空部の少なくとも一部に配置される補強部を、溶接加工して隣り合う2面に接合すれば足りるため、溶接工程が煩雑になることを防止できる。
本考案の具体的な一実施形態としては、前記補強部が、前記中空部の四隅それぞれに設けられているものを挙げることができる。
上述の構成により、補強部が中空部の四隅それぞれに配置されるため、枠体を均等に補強することができ、枠体の強度をさらに高めることができる。
本考案の具体的な一実施形態としては、前記補強部は、前記隣り合う2面とそれぞれ接合する接合部をさらに備え、前記補強部の接合部と、他の前記補強部の前記接合部とは同一面上に設けられており、これらは互いに離間して配置されるものを挙げることができる。
上述の構成により、枠体の同一面上に配置される補強部の接合部は、それぞれ離間して配置されているので、補強部の接合部が重なることで溶接欠陥が生じることを防止できる。
本考案のスクリーン印刷用版枠は、溶接工程が煩雑になることなく、枠体の厚みによらずに強度を向上することができる。
本考案のスクリーン印刷用版枠について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態のスクリーン印刷用版枠1は、スクリーン印刷に用いられる版枠であって、一軸方向に延伸する枠体2を複数組み合わせて構成されている。このスクリーン印刷用版枠1は、図1に示すように四方に枠体2を配置して構成され、ロの字形状をなす。ここで、枠体2同士が接する部位は溶接加工により接合される。
枠体2は、アルミ合金等の金属材料で構成されるものであり、中空部5が形成された中空四角柱形状をなすものである。該中空四角柱形状は、四方に配置されるとともに互いに両端部が接合された4枚の平板4によって構成されており、中空部5は該平板4によって囲まれている。そのため、中空部5は図2及び図3で示すように、枠体2を一軸方向と直交する方向で切断した断面において四角形状をなす。平板4は、図3に示すように、中空部5に配置される内側に、鉛直方向に対向して配置される上面4a及び下面4cと、水平方向に対向して配置される右側面4b及び左側面4dとを備える。
また、中空部5には、隣り合う2面(本実施形態では直角をなす2面)を架橋して斜めに配置される補強部3(3a、3b、3c、3d)が四隅それぞれに設けられている。具体的には、図3に示すように、上面4aと左側面4dとを架橋する補強部3aと、上面4aと右側面4bとを架橋する補強部3bと、右側面4bと下面4cとを架橋する補強部3cと、下面4cと左側面4dとを架橋する補強部3dとが設けられている。
ここで補強部3(3a、3b、3c、3d)は、枠体2を構成する材料と同じ材料(本実施形態ではアルミ合金)で構成された平板形状をなすものであって、枠体2の一軸方向の長さと同等の長さを備えるものである。
また、補強部3は、隣り合う2面とそれぞれ接合する接合部6をさらに備えている。具体的には、図2及び図3に示すように、補強部3aは、両端部に上面4aと左側面4dとそれぞれ接合する接合部6を備え、補強部3bは、両端部に上面4aと右側面4bとそれぞれ接合する接合部6を備え、補強部3cは、両端部に右側面4bと下面4cとそれぞれ接合する接合部6を備え、補強部3dは、両端部に下面4cと左側面4dとそれぞれ接合する接合部6を備える。
ここで、補強部3の接合部6と、他の補強部3の接合部6とは同一面上に設けられており、これらは互いに離間して配置されている。つまり、図2及び図3に示すように、補強部3aの上面4aと接合する接合部6と補強部3bの上面4aと接合する接合部6とは、上面4aという同一面上に設けられ、これらは離間して配置されている。補強部3aの左側面4dと接合する接合部6と補強部3dの左側面4dと接合する接合部6とは、左側面4dという同一面上に設けられ、これらは離間して配置されている。補強部3bの右側面4bと接合する接合部6と補強部3cの右側面4bと接合する接合部6とは、右側面4bという同一面上に設けられ、これらは離間して配置されている。補強部3cの下面4cと接合する接合部6と補強部3dの下面4cと接合する接合部6とは、下面4cという同一面上に設けられ、これらは離間して配置されている。
上述したように構成された本考案のスクリーン印刷用版枠1は、以下のような格別の効果を奏する。
つまり、枠体2の中空部5の四隅それぞれに補強部3(3a、3b、3c、3d)が設けられているので、枠体2の厚みを変えることなく枠体2を補強してスクリーン印刷用版枠1の強度を向上させることができる。さらに、枠体2の厚みによらず、補強部3(3a、3b、3c、3d)によって枠体2の強度を向上させているので、枠体2の厚みに起因する溶接欠陥が生じることを防止できる。加えて、中空部5の四隅に配置される補強部3(3a、3b、3c、3d)の両端部に配置する接合部6を溶接すれば足りるため、溶接工程が煩雑になることを防止できる。
さらに、枠体2の同一面上に配置される補強部3(3a、3b、3c、3d)の接合部6は、それぞれ離間して配置されているので、補強部3(3a、3b、3c、3d)の接合部6が重なることで溶接欠陥が生じることを防止できる。
本考案は上述の実施形態に限られたものではない。
例えば、枠体の形状は上述した実施形態の図面に表示されたものに限られたものではなく、図4に示すように、枠体の断面が正方形状に構成されたものであってもよい。また、平板の厚みや補強部の厚み等は適宜変更することができる。加えて、補強部の鉛直方向に対する傾斜角度(または水平方向に対する傾斜角度)も適宜変更することが可能である。
また、上記実施形態では、補強部が中空部の四隅それぞれに設けられていたが、補強部は四隅の少なくとも一部に設けられていればよく、例えば、四隅のうちの一箇所のみに補強部が設けられていてもよいし、四隅のうちの二箇所(上面と左側面とを架橋する補強部及び下面と右側面とを架橋する補強部、上面と左側面とを架橋する補強部及び上面と右側面とを架橋する補強部等)であってもよい。さらに、四隅のうちの三箇所に補強部が設けられていてもよい。
本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施することができる。
1・・・スクリーン印刷用版枠
2・・・枠体
3・・・補強部
4・・・平板
5・・・中空部
6・・・接合部
2・・・枠体
3・・・補強部
4・・・平板
5・・・中空部
6・・・接合部
Claims (3)
- 一軸方向に延伸する枠体を複数組み合わせて構成されるスクリーン印刷用版枠であって、
前記枠体は、前記一軸方向と直交する方向に切断した断面が四角形状をなす中空部が形成された中空四角柱形状をなし、
前記中空部には、隣り合う2面を架橋して斜めに配置される補強部が四隅の少なくとも一部に設けられていることを特徴とするスクリーン印刷用版枠。 - 前記補強部が、前記中空部の四隅それぞれに設けられていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷用版枠。
- 前記補強部は、前記隣り合う2面とそれぞれ接合する接合部をさらに備え、
前記補強部の接合部と、他の前記補強部の前記接合部とは同一面上に設けられており、これらは互いに離間して配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスクリーン印刷用版枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001695U JP3238468U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | スクリーン印刷用版枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001695U JP3238468U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | スクリーン印刷用版枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3238468U true JP3238468U (ja) | 2022-07-26 |
Family
ID=82550073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022001695U Active JP3238468U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | スクリーン印刷用版枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3238468U (ja) |
-
2022
- 2022-05-24 JP JP2022001695U patent/JP3238468U/ja active Active
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