JPS5880Y2 - バッチ炉の上部炉殻ビ−ム - Google Patents
バッチ炉の上部炉殻ビ−ムInfo
- Publication number
- JPS5880Y2 JPS5880Y2 JP13563678U JP13563678U JPS5880Y2 JP S5880 Y2 JPS5880 Y2 JP S5880Y2 JP 13563678 U JP13563678 U JP 13563678U JP 13563678 U JP13563678 U JP 13563678U JP S5880 Y2 JPS5880 Y2 JP S5880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- batch furnace
- upper shell
- shell
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
鋼材を加熱するバッチ炉においては、第1図に示すよう
に、煉瓦等の耐火材より構成した炉体aの外側に、上部
炉殻ビームb、下部炉殻ビー ムC、バックステーd、
炉床ビームe等より成る炉殻を設は炉体aを外側より補
強せしめている。
に、煉瓦等の耐火材より構成した炉体aの外側に、上部
炉殻ビームb、下部炉殻ビー ムC、バックステーd、
炉床ビームe等より成る炉殻を設は炉体aを外側より補
強せしめている。
そしてこれらの炉殻の各要素の中で枠状の補強材である
上部炉殻ビームbは製作上並びに輸送上の都合からユニ
ット化して作製し据付現場にて組立てる方式が採用され
ている。
上部炉殻ビームbは製作上並びに輸送上の都合からユニ
ット化して作製し据付現場にて組立てる方式が採用され
ている。
従来の上部炉殻ビームは第2図A、Bに示すように、端
部を斜めに切断したビームブロックf9gを突合せて溶
接する構造(溶接接合部をXで示す)のもの、或いはこ
の第2図A、Bに示したものは製作誤差のある場合に溶
接接合部Xの完全な溶接ができない構造であること、し
かも場所的制約があり又作業性に問題がある据付現場で
の溶接作業であることに鑑み、第3図A、Bに示すよう
にビームブロックh、iの各溶接接合部X′上に板jを
当て鉄板jと各バンドビームブロックh、iを溶接する
ようにした構造のものが考案されている。
部を斜めに切断したビームブロックf9gを突合せて溶
接する構造(溶接接合部をXで示す)のもの、或いはこ
の第2図A、Bに示したものは製作誤差のある場合に溶
接接合部Xの完全な溶接ができない構造であること、し
かも場所的制約があり又作業性に問題がある据付現場で
の溶接作業であることに鑑み、第3図A、Bに示すよう
にビームブロックh、iの各溶接接合部X′上に板jを
当て鉄板jと各バンドビームブロックh、iを溶接する
ようにした構造のものが考案されている。
しかしながら、前記従来の上部炉殻ビームは何れも接合
部がコーナ一部に位置するため以下に述べるような問題
がある。
部がコーナ一部に位置するため以下に述べるような問題
がある。
即ちバッチ炉においては操業を開始し炉内の温度が13
00℃程度の高温になると耐火材が膨張して他の構造物
にみられないような大きな力が発生しこの熱膨張による
応力は上部炉殻ビームのコーナ一部に集中するので、長
い間操業が繰り返されている間には各溶接接合部に亀裂
を生じて上部炉殻ビームの寿命が短縮してしまう。
00℃程度の高温になると耐火材が膨張して他の構造物
にみられないような大きな力が発生しこの熱膨張による
応力は上部炉殻ビームのコーナ一部に集中するので、長
い間操業が繰り返されている間には各溶接接合部に亀裂
を生じて上部炉殻ビームの寿命が短縮してしまう。
又溶接接合部ρ溶接も完全ではなかった。本考案のバッ
チ炉の上部炉殻ビームは以上の問題を解決するためにな
したもので、バッチ炉の炉体上部を側方から取囲むよう
に複数のビームブロックを枠状に溶接した上部炉殻ビー
ムにおいて、ビームブロック溶接個所がコーナ一部以外
に位置せしめ得るよう各ビームブロックを形成した。
チ炉の上部炉殻ビームは以上の問題を解決するためにな
したもので、バッチ炉の炉体上部を側方から取囲むよう
に複数のビームブロックを枠状に溶接した上部炉殻ビー
ムにおいて、ビームブロック溶接個所がコーナ一部以外
に位置せしめ得るよう各ビームブロックを形成した。
以下本考案の実施例を図面に依り説明する。
第4図A、Bにおいて、バッチ炉炉体を外側より補強す
るためバッチ炉炉体の上部外側に巡らせた上部炉殻ビー
ムIは、[型に形成した2個のビームブロック1と、直
線型に形成した2個のビームブロック2を組合せ各ビー
ムブロック1,2の溶接接合部Yを溶接することにより
構成したものであり、この二種のビームブロック1,2
には何れも断面H型の鋼材を使用している。
るためバッチ炉炉体の上部外側に巡らせた上部炉殻ビー
ムIは、[型に形成した2個のビームブロック1と、直
線型に形成した2個のビームブロック2を組合せ各ビー
ムブロック1,2の溶接接合部Yを溶接することにより
構成したものであり、この二種のビームブロック1,2
には何れも断面H型の鋼材を使用している。
ビームブロックの各溶接接合部は第5図Aより明らかな
如くビームブロックの水平板の突合せ個所である水平接
合部yとビームブロックの垂直板の突合せ個所である垂
直接合部y’、y’の3個所で溶接する構造であり、し
かも水平接合部yの位置と垂直接合部y′の位置とが異
なるように配慮されており、又特に水平接合部yは第5
図Bに示すように開先を上方に臨ませる構成にして作業
者が下向きで溶接できるようにしである。
如くビームブロックの水平板の突合せ個所である水平接
合部yとビームブロックの垂直板の突合せ個所である垂
直接合部y’、y’の3個所で溶接する構造であり、し
かも水平接合部yの位置と垂直接合部y′の位置とが異
なるように配慮されており、又特に水平接合部yは第5
図Bに示すように開先を上方に臨ませる構成にして作業
者が下向きで溶接できるようにしである。
第6図は本考案の他の実施例を示すもので、何れもL型
に形成した4個のビームブロック3を組合せて上部炉殻
ビームIIを構成している。
に形成した4個のビームブロック3を組合せて上部炉殻
ビームIIを構成している。
ビームブロックに使用した鋼材の断面形状並びにビーム
ブロックの各溶接接合部Yの構造は前記した第1の実施
例に示したものと全く同じである。
ブロックの各溶接接合部Yの構造は前記した第1の実施
例に示したものと全く同じである。
前記した各実施例において各上部炉殻ビームI、IIは
工場にて所定の型に製作したビームブロックを据付現場
で枠状に組合せ各溶接接合部を溶接することにより形成
され、しかる後バッチ炉炉殻の一部としてバッチ炉炉体
の外側上部に組付けられる。
工場にて所定の型に製作したビームブロックを据付現場
で枠状に組合せ各溶接接合部を溶接することにより形成
され、しかる後バッチ炉炉殻の一部としてバッチ炉炉体
の外側上部に組付けられる。
尚本考案の上部炉殻ビームにおけるバンドビームブロッ
クの組合せは前記仁型と直線型、L型とL型の化C型と
L型とを枠状に組合せることによっても実施可能であり
、この他バンドビームブロックの溶接接合部をコーナ一
部以外に位置せしめることができる範囲内でのバンドビ
ームブロックの組合せは全て本考案の範囲である。
クの組合せは前記仁型と直線型、L型とL型の化C型と
L型とを枠状に組合せることによっても実施可能であり
、この他バンドビームブロックの溶接接合部をコーナ一
部以外に位置せしめることができる範囲内でのバンドビ
ームブロックの組合せは全て本考案の範囲である。
本考案のバッチ炉の上部炉殻ビームは、炉殻ビームブロ
ックの溶接接合部をコーナ一部より離れた位置に設けた
ので (i)バンドビームブロックの溶接が容易にでき工数が
大巾に削減できて工期の短縮を図れると共に接合部の完
全な溶接ができて強度が増す。
ックの溶接接合部をコーナ一部より離れた位置に設けた
ので (i)バンドビームブロックの溶接が容易にでき工数が
大巾に削減できて工期の短縮を図れると共に接合部の完
全な溶接ができて強度が増す。
(ii)溶接接合部にバッチ炉炉体(耐火材)の熱膨張
による応力が集中することがなく従って上部炉殻ビーム
の寿命を延すことができる。
による応力が集中することがなく従って上部炉殻ビーム
の寿命を延すことができる。
等の優れた効果を奏し得る。
第1図はバッチ炉炉殻の構造を示す断面図、第2図Aは
従来の上部炉殻ビームの平面図、第2図Bは第2図Aの
IIB−IIB矢視図、第3図Aは従来の上部炉殻ビー
ムの平面図、第3図Bは第3図AのIIIB−IIIB
矢視図、第4図Aは本考案のバッチ炉の上部炉殻ビーム
の平面図、第4図Bは第4図AのIVB−IVB矢視図
、第5図Aは第4図AのVA部の拡大図、第5図Bは第
51図AのVB−VB矢視図、第6図は本考案の他の実
施例の説明図である。 I、II・・・・・・上部炉殻ビーム、1,2.3・・
・・・・ビームブロック、Y・・・・・・溶接接合部。
従来の上部炉殻ビームの平面図、第2図Bは第2図Aの
IIB−IIB矢視図、第3図Aは従来の上部炉殻ビー
ムの平面図、第3図Bは第3図AのIIIB−IIIB
矢視図、第4図Aは本考案のバッチ炉の上部炉殻ビーム
の平面図、第4図Bは第4図AのIVB−IVB矢視図
、第5図Aは第4図AのVA部の拡大図、第5図Bは第
51図AのVB−VB矢視図、第6図は本考案の他の実
施例の説明図である。 I、II・・・・・・上部炉殻ビーム、1,2.3・・
・・・・ビームブロック、Y・・・・・・溶接接合部。
Claims (1)
- バッチ炉の炉体上部を側方から取囲むように複数のビー
ムブロックを枠状に溶接した上部炉殻ビームにおいて、
ビームブロック溶接個所がコーナ一部以外に位置せしめ
得るよう各ビームブロックを形成したことを特徴とする
バッチ炉の上部炉殻ビーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13563678U JPS5880Y2 (ja) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | バッチ炉の上部炉殻ビ−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13563678U JPS5880Y2 (ja) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | バッチ炉の上部炉殻ビ−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5552092U JPS5552092U (ja) | 1980-04-07 |
JPS5880Y2 true JPS5880Y2 (ja) | 1983-01-05 |
Family
ID=29106117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13563678U Expired JPS5880Y2 (ja) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | バッチ炉の上部炉殻ビ−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5880Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-03 JP JP13563678U patent/JPS5880Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5552092U (ja) | 1980-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5880Y2 (ja) | バッチ炉の上部炉殻ビ−ム | |
TWM558267U (zh) | 附有抗剪力板之格子板 | |
JP3203801B2 (ja) | デッキ等の船体上部構造物の建造方法 | |
JP2005066643A (ja) | パネル接合構造 | |
JP3238468U (ja) | スクリーン印刷用版枠 | |
JP2666555B2 (ja) | 船の二重殻構造物及びその構築方法 | |
JP2774544B2 (ja) | ライニング容器の構築方法 | |
JPH032575Y2 (ja) | ||
JP2684953B2 (ja) | 鋼管柱と梁の仕口構造 | |
JP2004353230A (ja) | トンネル工事用型枠 | |
JPH03297557A (ja) | 厚板組立てによる角鋼管柱の現場溶接連結方法 | |
JPH09273222A (ja) | 箱形断面梁の現場溶接継手工法及び箱形断面梁の継手構造 | |
JP4295147B2 (ja) | パネルユニットを用いた屋根架構の構築方法 | |
JPH01169039A (ja) | 側柱・角柱用ダイヤフラム内蔵角形鋼管柱 | |
JPS5844817B2 (ja) | コンクリ−ト製浮函体 | |
JPH05156710A (ja) | 柱と梁の接合構造 | |
JPS6346833B2 (ja) | ||
JP3039195B2 (ja) | 鋼管柱と梁の仕口構造 | |
JPS6238228Y2 (ja) | ||
JPH0612086Y2 (ja) | 鉄筋の重ね継ぎ部構造 | |
JPH03212535A (ja) | 柱梁接合部 | |
JPH11101023A (ja) | 塔状構造物 | |
JP2005273299A (ja) | 基礎の柱脚部構造およびその構築方法 | |
JPS59125699U (ja) | 低温二重殻タンク | |
JPH07103634B2 (ja) | 傾斜ダイヤフラムを有するボックス構造部材 |