JP2790767B2 - ろう付けハニカムパネル - Google Patents

ろう付けハニカムパネル

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JP2790767B2
JP2790767B2 JP5265566A JP26556693A JP2790767B2 JP 2790767 B2 JP2790767 B2 JP 2790767B2 JP 5265566 A JP5265566 A JP 5265566A JP 26556693 A JP26556693 A JP 26556693A JP 2790767 B2 JP2790767 B2 JP 2790767B2
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Japan
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honeycomb
brazing
core
honeycomb core
aluminum
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JP5265566A
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武明 馬場
邦男 大藪
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろう付けハニカムパネ
ル、とくに、ハニカムコアとハニカムコアの側端部に配
設される形材とを互いにろう付け接合することにより優
れた剛性を与えられたアルミニウムのろう付けハニカム
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムハニカムパネルは、図4に
示すように、アルミニウムのハニカムコア1の上下両面
にアルミニウムの面板2、3を接合してなる積層体であ
る。とくに、アルミニウムブレージングシートからなる
コア材を重合して形成したハニカムコアの上下両面にア
ルミニウムの面板を配設して、一体にろう付け接合して
なるアルミニウムのろう付けハニカムパネルは、溶接が
可能で、曲げ成形などの加工ができることから、建築、
車両、自動車、船舶など種々の分野において使用される
ようになっている。
【0003】通常は、図5に示すように、ハニカムコア
1の側端部に用途に応じて種々の断面形状のアルミニウ
ム形材4を配設したろう付けハニカムパネルが実用に供
されている。このようなアルミニウムのろう付けハニカ
ムパネルの製造は、図6に示すように、両面にろう材を
設けたアルミニウムブレージングシートからなるコア材
を所定の幅に切断して正六角形の半分の形状となるよう
に折り曲げ加工し、折り曲げ加工されたアルミニウムブ
レージングシートを重合してハニカムコア1の形状と
し、ハニカムコア1の側端部にアルミニウム形材4を配
設し、上下にコア側にろう材5を設けたアルミニウムブ
レージングシートからなる面板を配設してハニカムパネ
ルの形状に組立て、拘束して炉中に装入し、加熱して一
体にろう付接合することにより行われている。
【0004】発明者らは、アルミニウムのハニカムパネ
ルについて種々の性能測定を行ってきたが、ハニカムパ
ネルの曲げ試験や曲げ疲労試験などにおいて、しばしば
ハニカムコアのセルが剪断破壊したり面板にクラックが
生じる現象が経験され、この原因について調査を進めた
結果、上記のように製作されたハニカムパネルにおいて
は、図7に示すように、ハニカムコア1の形材4と接す
る端縁部Aは、形材4と接合されることがなく、また側
端部Bは、ハニカムコア1を形成するコア材が両面にろ
う材を有するアルミニウムブレージングシートであるた
め、一部形材4とろう付け接合されるところもあるが形
材4とハニカムコア1との強固な接合を得るには十分で
ないため、ハニカムコアと形材との間が応力伝播の不連
続部となり、ハニカムパネルに外力が負荷された場合、
面板、コアおよび形材間で十分な応力伝播ができないた
め、面板に応力が集中して面板にクラックが発生するこ
とが確認された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルミニウ
ムのろう付ハニカムパネルにおける上記従来の問題点を
解消するためになされたものであり、その目的は、ハニ
カムコアと形材とをろう付け接合し、面板、コアおよび
形材間に応力伝播の不連続部をなくして、優れた剛性を
付与したろう付けハニカムパネルを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるろう付けハニカムパネルは、両面にろ
う材を有する多数のブレージングシートからなるコア材
を重合して形成したハニカムコアと、ハニカムコアの側
縁部に配設されたアルミニウム形材と、ハニカムコアの
上下に配設されたアルミニウムブレージングシートから
なる面板とをろう付け一体としてなるアルミニウムのろ
う付けハニカムパネルにおいて、アルミニウム形材に
は、該形材がハニカムコアの端縁部と接する側にろう材
層が設けられ、形材と接する部分のハニカムコアの端縁
部に折り曲げ部が形成され、該折り曲げ部においてハニ
カムコアと形材とがろう付け接合されていることを構成
上の特徴とする。
【0007】本発明においては、図1に示すように、形
材4aと接する部分のハニカムコア1の端縁部AにT字
状の折り曲げ部6が形成され、アルミニウム形材4aの
コア1側にろう材5aが設けられ、折り曲げ部6のろう
材層と形材4aのろう材層によりハニカムコアの折り曲
げ部6にろう付け接合部が形成されるようになってい
る。ハニカムコア1の側縁部Bと接する形材4b部分に
もろう材5bが設けられ、コア側縁部Bのろう材層と形
材4bのろう材層によりコア側縁部Bは形材4bにろう
付け接合される。なお、形材4a、4bに対するろう材
層の形成は、形材にろう材を溶射する方法、ろう材粉を
接着剤により塗布する方法などによって行われる。
【0008】形材4a と接する部分のハニカムコア1の
端縁部Aに形成される折り曲げ部は、図2に示すよう
に、L字状の折り曲げ部7でもよい。また、図3に示す
ような角度を付けた折り曲げ部8でもよく、この場合に
は、折り曲げ部8と形材4a との間に溶融ろうの溜まり
部9が形成され、強固なろう付け接合が得られる。
【0009】
【作用】本発明の構成によれば、ハニカムコアの端縁部
に形成される折り曲げ部を介してハニカムコアと形材と
が強固にろう付けされ、面板とハニカムコアおよび形材
とは従来通り一体にろう付け接合されているので、応力
伝播の不連続部はなくなり、ハニカムパネルに外力が負
荷された場合、面板、コアおよび形材間に十分な応力伝
播が行われる結果、部分的な応力集中はなくなるから、
ハニカムパネルに高い剛性が与えられる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 アルミニウムブレージングシートBA24PC( 厚さ0.2mm 、
ろう材クラッド率片面5 %、心材6951合金、ろう材4045
合金、両面クラッド材、シート幅 25mm)を、折り曲げ加
工し、この折り曲げ加工されたブレージングシートを重
合してセルサイズ3/4 インチのハニカムコアの形状に配
列し、ハニカムコアの側端部に、ハニカムコア側にろう
材を設けたアルミニウムの形材を配設した。ハニカムコ
アが形材と接する部分のコア端縁部には予めT字状の折
り曲げ部を形成した。ついでハニカムコアの上下両面に
アルミニウムブレージングシートBA23PC( 厚さ1.0mm 、
ろう材クラッド率5 %、心材6951合金、ろう材4045合
金、片面クラッド材) からなる面板を配設してハニカム
パネルの形状に組立て、組立てられたハニカムパネル
を、真空ろう付炉中において600 ℃で5 分間保持してろ
う付けを行い、厚さ約27mmのアルミニウムハニカムパネ
ルを製作した。
【0011】製作されたハニカムパネルについて、応力
値80N/mm2 、繰返し数107 回の三点曲げ疲労試験を行っ
たが、ハニカムパネルの各部分にはまったく異常が生じ
なかった。一方、アルミニウム形材にろう材層を設け
ず、ハニカムコアが形材と接する部分のコア端縁部に折
り曲げ部を形成することなしにろう付け接合して製作し
たハニカムパネルについて、同様の疲労試験を行ったと
ころ、ハニカムコアのセルの一部が剪断破壊した。
【0012】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、剛性の
優れたアルミニウムのろう付けハニカムパネルが提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるろう付け前のハニカムコアと形
材との配列の実施例を示す一部平面図である。
【図2】本発明におけるろう付け前のハニカムコアと形
材との配列の他の実施例を示す一部平面図である。
【図3】本発明におけるろう付け前のハニカムコアと形
材との配列のさらに他の実施例を示す一部平面図であ
る。
【図4】ハニカムパネルの一部を切り欠いた斜視図であ
る。
【図5】ハニカムコアの側端部にアルミニウム形材を配
設したハニカムパネルの断面図である。
【図6】ハニカムパネルのろう付け接合前の組立て状態
を示す斜視図である。
【図7】従来のハニカムパネルのコアと形材との関係を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 ハニカムコア 2 面板 3 面板 4 形材 4a 形材 4b 形材 5 ろう材 5a ろう材 5b ろう材 6 折り曲げ部 7 折り曲げ部 8 折り曲げ部 9 ろう溜まり部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面にろう材を有する多数のブレージン
    グシートからなるコア材を重合して形成したハニカムコ
    アと、ハニカムコアの側縁部に配設されたアルミニウム
    形材と、ハニカムコアの上下に配設されたアルミニウム
    ブレージングシートからなる面板とをろう付け一体とし
    てなるアルミニウムのろう付けハニカムパネルにおい
    て、アルミニウム形材には、該形材がハニカムコアの端
    縁部と接する側にろう材層が設けられ、形材と接する部
    分のハニカムコアの端縁部に折り曲げ部が形成され、該
    折り曲げ部においてハニカムコアと形材とがろう付け接
    合されていることを特徴とするろう付けハニカムパネ
    ル。
JP5265566A 1993-09-29 1993-09-29 ろう付けハニカムパネル Expired - Lifetime JP2790767B2 (ja)

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