JPH07207830A - 曲面ハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

曲面ハニカムパネルの製造方法

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JPH07207830A
JPH07207830A JP1595494A JP1595494A JPH07207830A JP H07207830 A JPH07207830 A JP H07207830A JP 1595494 A JP1595494 A JP 1595494A JP 1595494 A JP1595494 A JP 1595494A JP H07207830 A JPH07207830 A JP H07207830A
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JP
Japan
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honeycomb
core
curved
gap
honeycomb panel
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Pending
Application number
JP1595494A
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English (en)
Inventor
Morishige Hattori
守成 服部
Yasuo Ishimaru
靖男 石丸
Takeaki Baba
武明 馬場
Hironori Kondo
宏則 近藤
Keizo Nanba
圭三 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Sumitomo Light Metal Industries Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルミニウムのコア材を配列してハニカムコ
アの形状とし、上下にアルミニウムの面板を配設してハ
ニカムパネルの形状に組立て、ろう付け一体とするハニ
カムパネルの製造方法において、所定の曲面コアを形成
するために該曲面の方向に対して直角方向に直線状のコ
ア材を配列し、形成されたハニカムコアのコア材間に生
じるV字状の隙間に隙間保持部を形成した後、面板を配
して加熱、ろう付けし、曲面ハニカムパネルを成形す
る。 【効果】 ハニカムコアが倒れたり、崩れたりすること
がなく、所定形状の曲面ハニカムパネルを安定して成形
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面ハニカムハニカム
パネルの製造方法、とくに、所定の曲面コアを、直線状
のコア材を配列することにより形成し、面板を配して加
熱、ろう付けして曲面ハニカムパネルを形成する場合に
おける改良された曲面ハニカムパネルの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムハニカムパネルは、図5に
示すように、アルミニウムのハニカムコア1の上下両面
にアルミニウムの面板2、3を接合してなる積層体であ
る。とくに、アルミニウムシートまたはアルミニウムブ
レージングシートからなるコア材を重合して形成したハ
ニカムコアの上下両面にアルミニウムブレージングシー
トからなる面板を配設して、一体にろう付け接合してな
るアルミニウムのろう付けハニカムパネルは、溶接が可
能で曲げ成形などの加工ができることから、建築、車
両、自動車、船舶など種々の分野において溶接構造物と
して使用されるようになっている。
【0003】通常は、ハニカムコアの側端部に用途に応
じて種々の断面形状のアルミニウム形材からなる枠を配
設したろう付けハニカムパネルが実用に供されている。
このようなアルミニウムのろう付けハニカムパネルの一
般的な製造例は、アルミニウムシートまたは両面にろう
材を設けたアルミニウムブレージングシートからなるコ
ア材を所定の幅に切断して正六角形の半分の形状となる
ように折り曲げ加工し、折り曲げ加工されたアルミニウ
ムシートまたはアルミニウムブレージングシートを重合
してハニカムコアの形状とし、ハニカムコアの側端部に
アルミニウム形材を配設し、上下にコア側にろう材を設
けたアルミニウムブレージングシートからなる面板を配
設してハニカムパネルの形状に組立て、拘束して炉中に
装入し、加熱して一体にろう付接合することにより行わ
れている。
【0004】このようなろう付けハニカムパネルを、実
際に溶接構造物として使用する場合、曲面形状のものも
要求される。従来、曲面パネルの成形は、予め平面ハニ
カムパネルをつくり、これを三本ロールで曲げ加工、4
点曲げ加工、または総型プレスで曲げ加工して曲面パネ
ルとする方法、あるいは曲面形状のハニカムコアを形成
し、これに面板を重ねて加熱、ろう付けすることにより
直接曲面パネルを成形する方法を用いて行われる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】上記曲面パネル成形方法のうち、曲面ハニ
カムコアを使用して直接曲面ハニカムパネルを成形する
方法は、平面パネルを曲げ加工する方法に比べ、種々の
曲面形状のハニカムパネルの成形が可能であるが、曲面
状のハニカムコアの成形が難しく、直線状のコア材を使
用して曲面状のハニカムコアを形成するのが一般的であ
るため、所定の曲面と直角方向にコア材を配列、重合し
てハニカムコアを形成する場合、ハニカムコアが曲面に
沿って曲がるためにコア材の重合部に上開きの隙間が生
じ、この隙間が大きくなるとコアの一部が倒れて所定の
ハニカムパネルの形状に組立てることができず、あるい
は面板を載置してハニカムパネルの形状に組立てたとし
ても、加熱、ろう付け中にコアが崩れ、ろう付け不能と
なるという問題がある。
【0006】本発明は、曲面形状のハニカムコアに面板
を重ねて加熱、ろう付けすることにより直接曲面ハニカ
ムパネルを成形する場合における上記の問題点を解消す
るためになされたものであり、その目的は、所定の曲面
と直角方向に直線状のコア材を配列、重合してハニカム
コアを形成する場合、コアが倒れたり崩れたりすること
なく、確実に所定形状のハニカムパネルを成形すること
ができる曲面ハニカムパネルの製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による曲面ハニカムパネルの製造方法は、
は、多数のアルミニウムシートまたはアルミニウムブレ
ージングシートからなるコア材を配列してハニカムコア
を形成し、ハニカムコアの上下にアルミニウムブレージ
ングシートからなる面板を配設して、加熱、ろう付け一
体とするハニカムパネルの製造方法において、所定の曲
面コアを形成するために該曲面の方向に対して直角方向
に直線状のコア材を配列し、形成されたハニカムコアの
コア材間に生じるV字状の隙間に該隙間を安定に保持す
る隙間保持部を形成した後、面板を配してハニカムパネ
ルの形状に組立て、加熱、ろう付けすることを特徴とす
る。また、隙間保持部がコア材に設けられた突起により
形成されること、および隙間保持部がV字状の隙間に挿
入される隙間挿入部材により形成されることをそれぞれ
第2、第3の特徴とする。
【0008】所定の曲面ハニカムコアを得るために、図
1に示すように、例えば、面板3の上に曲面の方向に対
して直角方向にコア材1a、1bを配列してハニカムコ
ア1を形成する場合、ハニカムコア1の底面部が曲面に
沿って曲がるために、コア材1a、1bの重合部にV字
状の隙間4が形成される。本発明においては、当該隙間
4の形成に伴って生じる問題点を解消するために、図2
に示すように、コア材1a、1bに設けられた突起5に
より隙間4に隙間保持部を形成し、ハニカムパネルの組
立て、加熱、ろう付け中隙間を安定に保持できるように
した後、上部に面板2を配設してハニカムパネルの形状
に組立て、加熱、ろう付けを行う。
【0009】コア材1a、1bの突起5は、コア材を製
作する際プレス成形により形成され、コア材1a、1b
により平面ハニカムパネルを組立てる場合にコア材1
a、1bが重合すべき面に配置され、隣接するコア材に
向けて突出している。突起5を設けたコア材1a、1b
を、図1に示すように、面板3の上に曲面の方向(W方
向)に対して直角方向(L方向)に配列してハニカムコ
ア1を形成した場合、図3に示すようにコア材1a、1
bの突起5、5が接触するためハニカムコアの組立て
中、および加熱、ろう付け中においてV字状の隙間4を
安定して保持することができる。
【0010】突起5は、コア材1a、1bの長さ方向の
前記重合すべき面のすべてに設けてもよく、間隔を置い
て数個所のみに設けることもできる。突起5同志を接触
させることは必ずしも必要ではなく突起とコア材面を接
触させてもよい。重合すべき面のうち一方のコア材1a
または1bにのみ突起を設け、一方のコア材に設けた突
起を他方のコア材の重合すべき面に接触させることによ
って隙間を確保することも可能である。
【0011】図4はV字状の隙間4に隙間挿入部材6を
挿入して隙間保持部を形成する別の実施態様を示すもの
である。隙間挿入部材6は、例えばV字状の隙間4に嵌
挿し易い楔状でコア材の長さと同程度の長さに成形さ
れ、曲面の方向(W方向)と直角方向(L方向)に並列
しているV字状の隙間4にハニカムコア1のセル7を貫
通するように挿入する。隙間挿入部材6の断面形状、長
さはこれに限ることなく隙間を安定して保持することが
できる種々の断面形状の隙間挿入部材を使用することが
できる。短い隙間挿入部材をV字状の隙間のうちの必要
個所のみに挿入することによって隙間を確保することも
可能である。
【0012】
【作用】本発明の構成によれば、直線状のコア材を配列
して曲面状のハニカムコアを形成する場合、コア材間に
生じるV字状の隙間が隙間保持部を形成することにより
安定して保持されるから、曲面ハニカムコアの形成作業
中にハニカムコアが倒れることはなく、加熱、ろう付け
中におけるハニカムコアの崩れも防止されるから、所定
の曲面ハニカムパネルが確実に成形できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 アルミニウムブレージングシートBA24PC( 厚さ0.2mm 、
ろう材クラッド率片面5 %、心材6951合金、ろう材4045
合金、両面クラッド材、シート幅 98mm)を、折り曲げ加
工するとともに、図2に示すような突起を成形し、この
折り曲げ加工されたブレージングシートからなるコア材
を、図1に示すように、曲面に成形加工されたアルミニ
ウムブレージングシートBA23PC( 厚さ1.0mm 、ろう材ク
ラッド率5 %、心材6951合金、ろう材4045合金、片面ク
ラッド材) からなる面板の上に配列したところ、コア材
間に生じるV字状の隙間には突起の接触により隙間保持
部が形成され、セルサイズが略3/4 インチの曲面状ハニ
カムコアが形成された。
【0014】このハニカムコアの側端部にアルミニウム
の形材を配設し、ハニカムコアおよび形材の上面に曲面
に成形加工した上記面板と同一のアルミニウムブレージ
ングシートBA23PCからなる面板を配設してハニカムパネ
ルの形状に組立て、組立てられたハニカムパネルを、真
空ろう付炉中において600 ℃で5 分間保持してろう付け
を行い、厚さ約100mm のアルミニウムハニカムパネルを
製作した。
【0015】ハニカムコアの成形作業中コア材が倒れる
ことはなく、加熱、ろう付け中にコアが崩れることもな
かった。製作されたハニカムパネルの数個所から試片を
切りだし、ハニカムコアの端部およびコーナー部と形材
との接合状況を調査したところ、いずれも十分なろう付
け接合部が形成されているのが確認された。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、直線状
のコア材を配列して曲面ハニカムコアを形成する場合の
トラブルが解消され、所定形状の曲面ハニカムパネルを
安定して成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲面状ハニカムコアの形成態様を示す一部斜視
図である。
【図2】本発明の曲面状ハニカムコアの形成に使用され
るコア材の実施例を示す一部断面斜視図である。
【図3】図1の曲面状ハニカムコアを図2のコア材を使
用して形成した場合における図1のA−Aに沿う断面図
である。
【図4】曲面状ハニカムコアに生じる隙間に隙間保持部
を形成する本発明の他の実施例を示す一部断面斜視図で
ある。
【図5】ハニカムパネルの一部を切り欠いて示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ハニカムコア 1a コア材 2b コア材 2 面板 3 面板 4 隙間 5 突起 6 隙間挿入部材 7 ハニカムコアのセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 武明 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 近藤 宏則 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 難波 圭三 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のアルミニウムシートまたはアルミ
    ニウムブレージングシートからなるコア材を配列してハ
    ニカムコアを形成し、ハニカムコアの上下にアルミニウ
    ムブレージングシートからなる面板を配設してハニカム
    パネルの形状とし、加熱、ろう付け一体とするハニカム
    パネルの製造方法において、所定の曲面ハニカムコアを
    形成するために該曲面の方向に対して直角方向に直線状
    のコア材を配列し、形成されたハニカムコアのコア材間
    に生じるV字状の隙間に該隙間を安定に保持する隙間保
    持部を形成した後、面板を配設してハニカムパネルの形
    状に組立て、加熱、ろう付けすることを特徴とする曲面
    ハニカムパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 隙間保持部がコア材に設けられた突起に
    より形成されることを特徴とする請求項1記載の曲面ハ
    ニカムパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 隙間保持部がV字状の隙間に挿入される
    隙間挿入部材により形成されることを特徴とする請求項
    1記載の曲面ハニカムパネルの製造方法。
JP1595494A 1994-01-14 1994-01-14 曲面ハニカムパネルの製造方法 Pending JPH07207830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110005127A (zh) * 2019-04-03 2019-07-12 李诗宜 一种复合结构墙板及其制造方法

Cited By (1)

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