JP3181228B2 - 長尺ハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

長尺ハニカムパネルの製造方法

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JP3181228B2
JP3181228B2 JP23395796A JP23395796A JP3181228B2 JP 3181228 B2 JP3181228 B2 JP 3181228B2 JP 23395796 A JP23395796 A JP 23395796A JP 23395796 A JP23395796 A JP 23395796A JP 3181228 B2 JP3181228 B2 JP 3181228B2
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honeycomb core
galvanized steel
honeycomb
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solder
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史朗 松本
浩 井神
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株式会社日本アルミ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短尺のハニカムパ
ネルが任意の枚数だけ接続されてなる長尺のハニカムパ
ネルを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来一般のハニカムパネルの
製造方法は、次のようであった。即ち、ブレージングシ
ートを波状に加工し、それを複数枚重ね合わせてハニカ
ムコアを作製し、そのハニカムコア100を、図8に示
すように、2枚のアルミニウム板101で両端面側から
挾み、その状態のまま真空の炉内に入れ、600℃以上
に加熱する。これにより、ハニカムコア100を構成す
るブレージングシートのろう材が溶融し、ブレージング
シート自体が相互に接合されるとともに、ハニカムコア
100から端面側に少し流れ出したろう材により、ハニ
カムコア100とアルミニウム板101とが接合され、
図9に示すようなハニカムパネル102が得られる。
【0003】しかし、上記従来の方法では、次のような
不具合があった。 炉の大きさに制限があるため、得られるハニカムパネ
ル102の大きさに限界があった。そして、長尺のハニ
カムパネルを作製するためには、例えば、図10に示す
ように、ハニカムパネル102の端縁を加工し、その加
工部103にて2枚のハニカムパネル102を突き合わ
せて溶接していた。即ち、長尺のハニカムパネルを得る
ためには、ハニカムパネル102の加工作業、溶接作業
を必要とし、面倒であった。
【0004】炉内で高温で加熱するためにアルミニウ
ム板101が反る恐れがあり、反りを防止するためには
厚いアルミニウム板101を用いる必要があるが、この
ことは、ハニカムパネルの軽量化に反する。
【0005】本発明は、簡単な作業で、安価且つ軽量
の、長尺ハニカムパネルを得ることができる、製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺ハニカムパ
ネルの製造方法は、アルミニウム部材からなるハニカム
コアの両端面に、該端面を溶融状態のアルミニウム部材
用はんだに浸漬して超音波振動を加えることにより、は
んだめっきを形成する工程と、長尺の亜鉛めっき鋼板の
亜鉛めっきに、はんだめっきが形成された多数のハニカ
ムコアをその一方の端面を当接させながら近接させて並
べていくと共に、各ハニカムコアの他方の端面に短尺の
亜鉛めっき鋼板をその亜鉛めっきを当接させて設けてい
き、亜鉛めっき鋼板により両側から挾まれた状態となっ
たハニカムコアを加熱してハニカムコアのはんだめっき
と亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきとを溶融させることによ
り、ハニカムコアと亜鉛めっき鋼板とを接合する工程
と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1ないし図6に基づいて、本発
明の製造方法を説明する。まず、図1に示すように、波
状に加工したアルミニウム板1を多数枚用意する。
【0008】次に、波状のアルミニウム板1を、図1の
矢印に示すように、重ね合わせていき、図2に示すハニ
カムコア2を作製する。
【0009】次に、図3に示すように、ハニカムコア2
の一方の端面21を、溶融状態のアルミニウム部材用は
んだ、例えば95%Zn−5%Al共晶はんだ3に浸漬
し、ハニカムコア2又ははんだ槽4に超音波振動を加え
る。具体的には、例えば、はんだ3の温度は420℃、
加える超音波振動の周波数は18kHz程度である。ハ
ニカムコア2をはんだ3に単に浸漬しただけでは、ハニ
カムコア2の壁に酸化皮膜ができているためにはんだ3
がはじかれ、はんだめっきの形成は不十分なものとなる
が、本発明では、超音波振動を加えているので、酸化皮
膜が破壊され、ハニカムコア2の壁とはんだ3との濡れ
が良くなり、図4に示すように、ハニカムコア2の上記
端面21にはんだめっき5が良好に形成される。なお、
ハニカムコア2の他方の端面21についても、同様に、
はんだめっき5を形成する。
【0010】そして、図5に示す作業を経て、長尺のハ
ニカムパネルを作製する。なお、図6は図5の作業の斜
視図である。図5において、6は長尺の亜鉛めっき鋼
板、7は短尺の亜鉛めっき鋼板、8は加熱器である。図
5の作業は次の通りである。即ち、長尺の亜鉛めっき鋼
板6の亜鉛めっき61に、ハニカムコア2の一方の端面
21を当接させながら、多数のハニカムコア2を接触さ
せて並べていく。それと共に、ハニカムコア2の他方の
端面21に、短尺の亜鉛めっき鋼板7をその亜鉛めっき
71を当接させて設けていく。そして、亜鉛めっき鋼板
6,7により両側から挾まれた状態となったハニカムコ
ア2を、加熱器8により加熱して、ハニカムコア2のは
んだめっき5と亜鉛めっき鋼板6,7の亜鉛めっき6
1,71とを溶融させることにより、ハニカムコア2と
亜鉛めっき鋼板6,7とを接合する。なお、加熱温度
は、具体的には、400℃程度である。これにより、長
尺のハニカムパネル9が得られる。
【0011】なお、ハニカムコア2のはんだめっき5と
亜鉛めっき鋼板6,7の亜鉛めっき61,71とを加熱
溶融させた後、直ちに、図7に示すように、超音波振動
をホーン10aを介して亜鉛めっき鋼板7に加えてもよ
い。10bは超音波振動子、10cはガイドローラであ
る。
【0012】また、ハニカムコア2の構成部材として
は、アルミニウム板1の代わりに、アルミニウム合金板
を用いてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明の長尺ハニカムパ
ネルの製造方法によれば、次のような効果を奏する。
【0014】(1)ハニカムコア2に超音波浸漬法によ
りはんだめっき5を形成し、長尺の亜鉛めっき鋼板6の
亜鉛めっき61上に多数のハニカムコア2を並べると共
に短尺の亜鉛めっき鋼板7を設け、加熱するだけである
ので、作業が極めて簡単である。
【0015】(2)亜鉛めっき鋼板6,7は安価である
ので、得られるハニカムパネル9も安価となる。
【0016】(3)加熱温度はろう材を用いる場合に比
して低温であるので、亜鉛めっき鋼板6,7が反る恐れ
はなく、それ故、亜鉛めっき鋼板6,7としては薄いも
のを用いることができるので、得られるハニカムパネル
9の軽量化を図ることができる。
【0017】(4)ハニカムコア2に超音波浸漬法によ
りはんだめっき5を形成するので、はんだ3はハニカム
コア2を構成するアルミニウム板1相互の隙間にも侵入
していき、アルミニウム板1も相互に接合される。この
ため、ハニカムコア2の強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法の一工程を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の工程を経て得られたハニカムコアを示
す斜視図である。
【図3】 図1に続く工程を示す斜視図である。
【図4】 図3の工程ではんだめっきが形成されたハニ
カムコアを示す拡大斜視部分図である。
【図5】 図3に続く工程を示す側面図である。
【図6】 図5の工程を示す斜視図である。
【図7】 図5の工程に続いて採用してもよい工程を示
す斜視図である。
【図8】 従来のろう付けによるハニカムパネルの製造
方法の一工程を示す斜視図である。
【図9】 図8の工程を経て得られたハニカムパネルを
示す一部破断斜視図である。
【図10】 従来の長尺ハニカムパネルの製造方法の一
工程を示す斜視部分図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板 2 ハニカムコア 21 端面 3 はんだ 5 はんだめっき 6,7 亜鉛めっき鋼板 61,71 亜鉛めっき
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−60452(JP,A) 特開 昭56−66337(JP,A) 特開 昭57−120430(JP,A) 特開 昭60−44339(JP,A) 実開 昭53−52618(JP,U) 実開 昭50−56014(JP,U) 実開 平8−875(JP,U) 特公 昭54−19224(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 2/36 B21D 47/00 B32B 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム部材からなるハニカムコア
    の両端面に、該端面を溶融状態のアルミニウム部材用は
    んだに浸漬して超音波振動を加えることにより、はんだ
    めっきを形成する工程と、 長尺の亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっきに、はんだめっきが
    形成された多数のハニカムコアをその一方の端面を当接
    させながら近接させて並べていくと共に、各ハニカムコ
    アの他方の端面に短尺の亜鉛めっき鋼板をその亜鉛めっ
    きを当接させて設けていき、亜鉛めっき鋼板により両側
    から挾まれた状態となったハニカムコアを加熱してハニ
    カムコアのはんだめっきと亜鉛めっき鋼板の亜鉛めっき
    とを溶融させることにより、ハニカムコアと亜鉛めっき
    鋼板とを接合する工程と、を備えたことを特徴とする長
    尺ハニカムパネルの製造方法。
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