JP3069190B2 - ハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

ハニカムパネルの製造方法

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JP3069190B2
JP3069190B2 JP4071926A JP7192692A JP3069190B2 JP 3069190 B2 JP3069190 B2 JP 3069190B2 JP 4071926 A JP4071926 A JP 4071926A JP 7192692 A JP7192692 A JP 7192692A JP 3069190 B2 JP3069190 B2 JP 3069190B2
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敦史 杉橋
昌志 及川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はステンレス鋼またはチ
タン等の金属板からなるハニカムパネルに関する。これ
らのハニカムパネルは上下で一対のフェースシートとフ
ェースシートに挾まれたハニカムコアよりなる。通常ハ
ニカムコアは波型であり、フェースシートとは接着また
は他の手段により固定されている。このような構造のハ
ニカムパネルは非常に軽く、かつ強度に優れる。この種
のハニカムパネルは一般に航空機や船舶や車輌等に使用
されている。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のハニカムパネル11の説明
図で、(A)は外観の説明図、(B)はハニカムパネルの組
立の説明図である。ハニカムパネル11は上フェースシ
ート2aと下フェースシート2bの間にハニカムコア3
を挾んで形成されている。ハニカムコア3は1枚の板に
多数の溝付加工を施した波板である。
【0003】ハニカムパネルの組立に際しては、ハニカ
ムコア3を下フェースシート2b上に配し、ハニカムコ
ア3の底面とフェースシート2bとを例えば溶接して接
合する。4はこの底面溶接である。次に上フェースシー
ト2aを載置し、ハニカムコア3の頂面とフェースシー
ト2aとを例えば溶接して接合する。5はこの頂面溶接
である。しかし図3(B)で、ハニカムコア3に正規の溝
12,14とは異なり、θが正規のθ1よりも大きいθ2
の溝13が発生すると、13の頂面と上フェースシート
2aとは密着しないために、溝13には頂面接合5を形
成し難い。θがθ2の溝13はハニカムコアを製造する
際の溝付加工や底面溶接4の位置決めに際して発生し易
い。このため図3(B)では溶接欠陥が発生し易い。
【0004】図3(C)はフェースシート2aを下方に押
しつけて頂面溶接を行う例である。しかしこの場合に
は、正規の溝15,17が押しつけられて変形し、溝の
頂面と上フェースシート2aとが面で接触し難く、この
ために15,17の頂面接合が溶接欠陥となり易い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた如く、従来
のハニカムパネルはフェースシートとハニカムコアの接
合で溶接欠陥が発生し易いために、熟練者が複雑な溶接
位置決め治具や押え治具を用いてフェースシートとハニ
カムコアを接合するが、しかし従来の方法では製造工程
が複雑で、生産性が低いという問題点がある。
【0006】本発明は、組立に際して、複雑な溶接位置
決め治具や押え治具が不必要であり、かつフェースシー
トとハニカムコアの接合に欠陥がない、ハニカムパネ
製造方法の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のハニカム
パネルの断面の説明図である。本発明のハニカムパネル
は、上フェースシート2aと下フェースシート2bの間
に、外向きに傾斜した両側面6−1と6−2とを有し、
両側面の上端にそれぞれ外向きに配されたフランジ7−
1と7−2とを有する溝型材1−1と同じ形状の溝型材
1−1,1−2,…,1−nが多数本平行に配されてハ
ニカムコア3が形成され、各溝型材1−1,1−2,
…,1−nは底面8が下フェースシート2bと接合さ
れ、両フランジ7−1,7−2がそれぞれ上フェースシ
ート2aと接合されている。
【0008】即ち本発明のハニカムコア3は、1セル単
位の溝型材1−1,…,1−nを並べて構成され、各溝
型材1−1,…,1−nはそれぞれが上フェースシート
2aと下フェースシート2bとに接合されている。
【0009】図2は本発明のハニカムパネルを組立てる
方法の説明図で、(A)は底面溶接4を施す説明図、(B)
は底面溶接4を行った後に上フェースシートを配した説
明図である。本発明では溝型材1−1を形成するため
に、溝型用材9−1を用いる。溝型用材9−1は側面6
−1とフランジ7−1との内角αが、側面6−1と底面
8との内角βよりも大きい。
【0010】この9−1と同じ形状の多数の溝型用材9
−1,…,9−nを下フェースシート2b上に平行に接
合する。この際溝型用材9−1の上方からエネルギビー
ム例えばレーザビームを照射して溶接し、底面溶接4を
形成すると、下フェースシート2bの下面には溶接痕が
発生しないで、美麗な表面に保たれる。
【0011】底面溶接4を終了後に上フェースシート2
aを配するが、上フェースシートを配する事により、溝
型用材9−1の側面6−1,6−2は矢印10方向に弾
性変形して、図2(B)の溝型材1−1となる。溝型材の
フランジ7−1と7−2は弾性反力によって、上フェー
スシート2aに面接触で密着する。頂面溶接5は図2
(B)の状態で行うが、溝型材のフランジ7−1と7−2
は弾性反力によって常に上フェースシート2aに面接触
で密着しているために、上フェースシート2aの上方か
ら頂面溶接5を施しても、頂面溶接5には欠陥がない。
【0012】底面溶接4がエネルギビームを用いた例を
述べたが、電気抵抗溶接等であっても、溶接欠陥のない
ハニカムパネルを得ることができる。また底面溶接4お
よび頂面溶接5の溶接箇所は、図では2箇所の溶接にな
っているが、必要とされるハニカムパネルの強度に応じ
て、1箇所あるいは2箇所、3箇所と決定され、溶接形
態もシーム溶接あるいはパルス溶接を決定すればよい。
【0013】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。以下に説明する実施例は本発明を原理的
に説明するものであり、発明を限定する意味合いを持た
ないのは勿論である。
【0014】実施例で用いた溝型用材は図2(A)の9−
1で示すようにステンレス製でその厚み300μmであ
り、溝の高さは40mm、溝の底部は5mmの幅を持
つ。また、フェースシートは厚み2mmのステンレス鋼
板を使用した。この溝型用材を図2(A)のようにフェー
スシート上に並べ、まず片側のフェースシートにレーザ
ビームを用いて接合した。
【0015】なお、レーザは一般の溶接によく用いられ
る連続波発振のYAGレーザを用い光ファイバーにてレ
ーザ溶接ヘッドまでビームを伝送し、継手部分に焦点を
合わせ行った。この時の加工条件は出力240W、加工
速度毎分1mであった。
【0016】さらに図2(B)のようにもう一方のフェー
スシートを上からかぶせ、コアフランジ部とフェースシ
ートの接触部を上フェースシート2a側より押え治具を
用いる事なくレーザビームで溶接した。この時の溶接条
件は連続発振のYAGレーザで出力1kW、溶接速度毎
分1mで行った。このようなハニカムパネルには溶接欠
陥がなかった。また曲げテストを行ったところ、溶接部
やハニカムパネルの破断がなく強固なハニカムパネルを
得ることができた。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、簡略化した製造工程で
高い生産性で、溶接欠陥のないハニカムパネルを製造す
ることができる。従来のハニカムパネルは、ハニカムコ
アが一枚の波板で構成されているため、ハニカムコアと
フェースシートの溶接の際に、ハニカムコアとフェース
シートの密着を確保するために、押え治具を用いる必要
があり、押え治具位置決めが必要など製造工程が複雑に
なり、生産性に問題があった。また、ハニカムコアの成
形状態によって押え治具ではフェースシートとハニカム
コアの密着が確保されず、ハニカムコアとフェースシー
トの溶接が不良となる可能性が大きかった。
【0018】しかし本発明により、ハニカムコアとフェ
ースシートの溶接の際にフェースシートをのせるだけ
で、ハニカムコアのフランジ部とフェースシートの密着
が確保され、押える治具を用いる事無く、ハニカムコア
とフェースシートを溶接不良なく溶接する事ができた。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明のハニカムパネルの断面の説明図、図2は
本発明のハニカムパネルを組立てる方法の説明図、図3
は従来のハニカムパネルの説明図、である。
【符号の説明】
1(1−1,1−2):溝型材、 2a:上フェースシー
ト、 2b:下フェースシート、 3:ハニカムコア、
4:底面溶接、 5:頂面溶接、 6(6−1,6−
2):側面、 7(7−1,7−2):フランジ、 8:
底面、9(9−1,9−2):溝型用材、 10:側面の
弾性変形の方向、 11:ハニカムパネル。
フロントページの続き (72)発明者 及川 昌志 神奈川県相模原市淵野辺5−10−1 新 日本製鐵株式会社エレクトロニクス研究 所内 (72)発明者 石橋 彰 神奈川県相模原市並木4−1−36−201 (56)参考文献 特開 昭49−6727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B21D 47/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上フェースシートと下フェースシートの間
    に、外向きに傾斜した両側面と両側面の上端にそれぞれ
    外向きに配されたフランジを有しかつ側面とフランジと
    の内角が側面と底面との内角よりも大きい溝型用材を多
    本数平行に配し、各溝型用材の底面を下フェースシート
    に接合し、両フランジのそれぞれを上フェースシートに
    接合する事を特徴とする、ハニカムパネルの製造方法。
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