JPH07276545A - ハニカムパネル - Google Patents

ハニカムパネル

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JPH07276545A
JPH07276545A JP7758694A JP7758694A JPH07276545A JP H07276545 A JPH07276545 A JP H07276545A JP 7758694 A JP7758694 A JP 7758694A JP 7758694 A JP7758694 A JP 7758694A JP H07276545 A JPH07276545 A JP H07276545A
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JP
Japan
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core
honeycomb panel
corrugated
curved surface
panel
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JP7758694A
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JP3139912B2 (ja
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Masashi Oikawa
昌志 及川
Katsuhiro Minamida
勝宏 南田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は例えば翼形状のような複雑な曲面をも
容易に得ることができることが可能なハニカムパネルの
提供を目的としている。 【構成】コアとそれを両端から挟む一対のフェースシー
トよりなるトラス型ハニカムパネルで、一種類以上のコ
アの波板のピッチを同一ハニカムパネル内で選択的に変
え、すなわちコアの高さを変えてハニカムパネルの厚さ
を変化させることで、ハニカムパネルの形状を曲面に形
成したことを特徴とするハニカムパネルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はステンレス鋼またはチ
タン等の金属よりなるハニカムパネルに関する。このよ
うな構造のハニカムパネルは非常に軽く、かつ強度に優
れている。この種のハニカムパネルは航空機や船舶、車
両等に使用されている。
【0002】
【従来の技術】曲面のハニカムパネルを得る手法は、特
開平5−212477号公報に開示されているように、
ハニカムパネルを構成するコアを超塑性金属材料に限定
している。この従来技術においてはコアは予め得ようと
する曲面に成形する必要があり、かつコアを両端から挟
むフェースシートもまた曲面に成形しておくことが必要
とされ、その手間は繁雑であるばかりでなく、得ようと
する曲面毎にコアの金型等の治具を用意しておくことが
要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は例えば翼形状
のような得たい曲面を容易に得ることが可能なハニカム
パネルの提供を可能としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。波板状のコアと、それを両端から挟むフェース
シートよりなるハニカムパネルにおいて、前記コアを、
同一パターンの繰り返しからなる波板のピッチを場所に
より変化させて形成し、フェースシートを波板形状に合
わせ変形させてコアに接合し、波板の波と直角方向に厚
さの変化した2次元形状を有することを特徴とするハニ
カムパネル。
【0005】図1は本発明の第一のハニカムパネルの一
例を示す説明図であり、図中の記号1が本発明のハニカ
ムパネルを示し、2はコア、3はフェースシートを示
す。ハニカムパネル1は、上下面に外面板になる一対の
フェースシート3と、フェースシートに挟まれた同一パ
ターンの繰り返しからなるコア2と呼ばれる波板より形
成される。ハニカムコア2とフェースシート3は接着ま
たは溶接などによって接合されている。このような曲面
状のハニカムパネルを得る手法を以下図面を用いて説明
する。
【0006】図2(a)及び(b)は図1に示した本発
明の第一のハニカムパネルのコアの形状を示した説明図
である.コア2は通常プレス加工あるいはロールフォー
ミング加工によって平板から波板に成形される。図中に
示した波板は台形を連続した形状であるが、この他に円
弧の連続形状やサインカーブの連続形状の波板を用いて
も良い。(a)図中のl1 からl4 までは台形の斜辺に
相当し、W1 からW7は台形の上底に相当する長さであ
り、(b)図のθ1 からθ2 は台形の斜辺と図中には示
していないが台形の下底とのなす角度に相当する。ま
た、P1 及びP2は波型のピッチに相当する長さで、h
1 からh12は台形の高さに相当する長さである。これら
のln 、Wn 、θn 、Pn 及びhn は前述のプレス加工
あるいはロールフォーミング加工においては一定であ
り、波型のピッチPn と台形の上底に相当するWn 、台
形の斜辺に相当するln 及び台形の斜辺とその下底との
なす角度θn 及び台形の高さに相当する長さhn の関係
は次式によって表すことができる。 Pn =2×(Wn +ln × cosθn ) hn =ln × sinθn
【0007】これらの関係から、台形の斜辺とその下底
とのなす角度θn を変えることでPn 及びhn を変化さ
せることは容易である。図2では、サブスクリプトのn
が大きくなるに従って、θn の値が小さくなり(θn+1
<θn )、コアの高さが低くなり(hn+1 <hn )、ピ
ッチが広がる(Pn+1 <Pn )の例を示している。この
ように台形の斜辺とその下底とのなす角度θn を変化さ
せる手法は予め成形したコアを弾性または塑性変形させ
ることで容易に実現できる。このような手法でもってコ
アの高さを段階的に変化させた例が図1に示す本発明の
ハニカムパネルである。
【0008】図1と図2を用いて本発明のハニカムパネ
ルの一例を示したが、これらのハニカムパネルを作製す
るにおいて必要な工程であるコアとフェースシートの接
合にはいかなる手段、例えば、接着、エネルギービーム
を用いた溶接、電気抵抗溶接法などを用いても差し支え
ない。
【0009】
【実施例】本発明のハニカムパネルの実施例を以下に示
す。フェースシート及びコアは一般に使用されているS
US304を用いた。双方の板の厚さはフェースシート
で2mm、コアで0.3mmである。フェースシートの大き
さは300mm×300mmであり、コアのピッチは50m
m、コアの高さは25mmである。θは60度を基準に同
一パネル内で最大の差が15度以内になるように、かつ
ハニカムパネル全体が2次的に変化するように選択し
た。なお、このコアの作製にはプレス加工機を用いてい
る。波型のコアは一方向に対し変形の自由度が大きく、
従って容易に2次曲面を金型無しに成形することができ
る。
【0010】コアとフェースシートの接合はエネルギー
ビームでは代表的であるレーザビームを用いた。レーザ
加工機はYAGレーザで、光ファイバー光学系を用い、
パネルの内部に本光学系を挿入し、パネルの内側よりコ
アとフェースシートの接合を行っている。このとき照射
条件は出力400W、走査速度は毎分0.1mである。
なお本溶接条件では2mm厚のフェースシートへの溶け込
み深さは0.5mm前後であり、非常に強固な溶接ができ
た。
【0011】
【発明の効果】本発明のハニカムパネルによれば、例え
ば翼形状のような任意の曲面を金型などの治具を要する
ことなく容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハニカムパネルの実施例を示す説
明図。
【図2】本発明のハニカムパネルを得るための手法を示
す説明図。
【符号の説明】
1 ハニカムパネル 2 コア 3 フェースシート l 台形コアの斜辺 θ 台形コアの斜辺と下底とのなす角に当する角度 W 台形コアの上底に相当する長さ h コアの高さ P コアのピッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波板状のコアと、それを両端から挟むフ
    ェースシートよりなるハニカムパネルにおいて、前記コ
    アを、同一パターンの繰り返しからなる波板のピッチを
    場所により変化させて形成し、フェースシートを波板形
    状に合わせ変形させてコアに接合し、波板の波と直角方
    向に厚さの変化した2次元形状を有することを特徴とす
    るハニカムパネル。
JP06077586A 1994-04-15 1994-04-15 ハニカムパネル Expired - Fee Related JP3139912B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019031818A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 国立大学法人 東京大学 パネル材および外壁材

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