JPH0233980Y2 - - Google Patents

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JPH0233980Y2
JPH0233980Y2 JP3781288U JP3781288U JPH0233980Y2 JP H0233980 Y2 JPH0233980 Y2 JP H0233980Y2 JP 3781288 U JP3781288 U JP 3781288U JP 3781288 U JP3781288 U JP 3781288U JP H0233980 Y2 JPH0233980 Y2 JP H0233980Y2
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brazing
aluminum
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panel
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は建材等に使用されるアルミニウム製の
ハニカムパネルで、特にパネルの端部処理に改良
を行つたものに関する。 〔従来の技術〕 アルミニウムハニカムパネルは、周知のごとく
第11図に示すようにハニカムコア1の両面に上
下の面板2,3を接合してなる積層体である。 このうちハニカムコア1は、アルミニウム合金
にろう付け用の皮材を圧延により被覆してなるブ
レージングシートの積層体に、ろう材が溶融した
時に所定の範囲を越えてろう付けを起こさないよ
うに離型剤による剥離個所を千鳥状に形成してお
き、該積層体を加熱高温としてろう付けを行つた
のち、積層方向に展張して前記剥離個所を六角に
広げてなるものである。 そして、該ハニカムコア1に対し同じくアルミ
ニウム合金製でブレージングシートとなつている
上下の面板2,3をろう付けする。 さらに、このようなアルミニウムハニカムパネ
ルの端末は面板2,3がコア1よりも延長されて
空間を有する開放端となつており、第12図にも
示すようにこの空間に端末処理部材としてアルミ
ニウム形材4を配設している。 第12図の例では前記アルミニウム形材4は中
空形材の角パイプ状のものとしたが、形状はこれ
に限定されるものではなく断面横H形やコ字形な
ど面板2,3との接合面がある程度確保できるも
のであればよい。 そして、このアルミニウム形材4の面板2,3
へのろう付けは該面板2,3がブレージングシー
トであることからハニカムコア1と面板2,3を
ろう付けする時に同時に行われる。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、ハニカムコア1と比べてアルミニウム
形材4の面板2,3への接合は面接合となるた
め、第13図に示すように加圧荷重αは加圧荷重
βに比べ著しく高いものでなければその接合面に
健全な接合部を得ることができない。このように
部分的に異なる加圧荷重を加えるのは、面倒であ
る。図中5a,5bはろう材を示す。 特に、ハニカムコア1とアルミニウム形材4と
の高さの差が0.2mm以内でないと接合不良を生じ
る。 また、アルミニウム形材4の部分は、高い加圧
力のためにろう材5cがパネルの外側へはみ出し
て外観を損ねたり、ろう材5dがパネル内側のコ
ア1側へはみ出てコア1を侵食し、パネルの強度
を低下させるおそれがある。 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
端末処理部材としてのアルミニウム形材の部分と
ハニカムコアの部分とをほぼ同様な加圧力でろう
付けでき、しかもこの加圧力は従来と比べて小さ
くてすみ、また精度及び体裁のよい仕上りが得ら
れるアルミニウムハニカムパネルを提供すること
にある。 〔課題を解決するための手段〕 本考案は前記目的を達成するため、アルミニウ
ムハニカムパネルの端部に端末処理部材としてア
ルミニウム形材を嵌合させ、ろう付けにより一体
化するアルミニウムハニカムパネルにおいて、前
記アルミニウム形材はそのろう付け面に少なくと
も1個以上の溝を形成したことを要旨とするもの
である。 〔作用〕 本考案によれば、溝の分だけアルミニウム形材
と面板との接合面が少なくなり、小さな加圧荷重
ですみ、接合精度も向上する。また、この溝がろ
う材の逃げ場となつて該ろう材がパネルの外側や
内側にはみ出ることもなくなる。 〔実施例〕 以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。 第1図は本考案のアルミニウムハニカムパネル
の第1実施例を示す要部の正面図で、前記従来例
を示す第12図と同一構成要素には同一参照符号
を付したものである。 すなわち、図中1はアルミニウムハニカムパネ
ルを構成するハニカムコア、2,3はその上下に
ろう付けされる面板で、該面板2,3はアルミニ
ウム合金のブレージングシートからなり、またパ
ネル端には端末処理部材としてアルミニウム形材
4を面板2,3の延長端間に嵌合し、かつろう付
けにより一体化する点は前記従来例と同じであ
る。 本考案は、アルミニウム形材4のろう付け面に
溝6を長手方向に形成した。第2図は第2実施例
を示すもので、前記溝6を2個以上適宜間隔で形
成した場合である。 このように溝6は少なくとも1個以上形成する
ものとし、第3図に示すように該溝6の深さa及
び幅bはともに0.1mm以上で、形状は図示のごと
く角形の場合の他半円形や三角形等何れを問わな
い。 また、前記アルミニウム形材4全体形状につい
ては上下のろう付け面を確保できれば特に限定は
なく、第3〜第5実施例として第4図〜第6図に
前記第1実施例の変形として断面コ字形、横H
形、矩形のむくの形を示す。 また、同様に前記第2実施例の溝6が複数形成
された場合の変形例を第7図〜第9図に示す。 かかる端末処理材としてのアルミニウム形材4
は、従来と同じくハニカムコア1に面板2,3を
ろう付けする際に同時にこれら面板2,3にろう
付けするものであるが、溝6が非接合部となる分
だけ面接合の割合が少なくなり加圧荷重が少なく
てすむ。また、加圧力を施した時にこの溝6は押
出されるろう材のにげ場となりここに溜り込む。 本考案の効果を試すため、第10a図、第10
b図に示すアルミニウム形材を用いた場合の試験
結果を下記第1表に示す。 この第10a図は本考案例、第10b図は比較
例としての従来例のアルミニウム形材4で、いず
れも寸法は13mm口、肉厚1.5mm、材質はアルミニ
ウム合金6063−T1である。 また、これに組合せる面板はBA23PC、クラツ
ド率10%、1mmt、コアはBA23PC、クラツド率
10%:0.2mmt、セルサイズ3/4″、高さ13mmで
あり、ハニカムパネル全体の寸法は幅600mm、長
さ1200mm、高さ15mm、ろう付け方法は真空ろう付
け法、保持温度590℃である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のアルミニウムハニカ
ムパネルは、アルミニウムハニカムパネルの端部
に端末処理部材としてアルミニウム形材を嵌合さ
せ、ろう付けにより一体化するアルミニウムハニ
カムパネルにおいて、ハニカムコアとアルミニウ
ム形材との双方の部分とも同様な加圧力でろう付
けでき、しかもその加圧力は従来と比べて小さな
ものですみ、かつ、溝がろう材の逃げ場となる。 その結果、面板のろう材が外側にはみ出てパネ
ル外観を損ねることはなく、また内部にはみ出て
ハニカムコアを侵食することもない。さらに、端
末処理部材の高さの公差(コア1とアルミニウム
形材4の差)が大きくとも良好な接合が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアルミニウムハニカムパネル
の第1実施例を示す要部の正面図、第2図は同上
第2実施例を示す要部の正面図、第3図は第2図
の部分拡大図、第4図〜第9図はそれぞれ第3〜
第8実施例を示す要部の正面図、第10a図は本
考案に係る供試体としてのアルミニウム形材の正
面図、第10b図は比較例としてのアルミニウム
形材の正面図、第11図は従来例を示す一部切欠
いた斜視図、第12図は同上要部の正面図、第1
3図、第14図は従来例でのろう材の状態を示す
要部の正面図である。 1……ハニカムコア、2,3……面板、4……
アルミニウム形材、5a〜5d……ろう材、6…
…溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウムハニカムパネルの端部に端末処理
    部材としてアルミニウム形材を嵌合させ、ろう付
    けにより一体化するアルミニウムハニカムパネル
    において、前記アルミニウム形材はそのろう付け
    面に少なくとも1個以上の溝を形成したことを特
    徴とするアルミニウムハニカムパネル。
JP3781288U 1988-03-23 1988-03-23 Expired JPH0233980Y2 (ja)

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JP3781288U JPH0233980Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23

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JP3781288U JPH0233980Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23

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JPH01143668U JPH01143668U (ja) 1989-10-02
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JP2560938B2 (ja) * 1991-11-25 1996-12-04 株式会社日立製作所 積層パネルおよび車両

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JPH01143668U (ja) 1989-10-02

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