JP3811080B2 - 高剛性パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建材、航空機および車両等の構造物の床面、壁面、天井又は屋根等に使用される高剛性パネルに関し、更に詳しくは多数の凸部を有するパネルを重ね合わせて構成され、軽量で、且ついずれの方向に対しても高い剛性を有する積層パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から建材、航空機および車両等の構造物のパネルに用いられる構造材には、ハニカム構造(ハニカムコア)のものが広く利用されている。このパネルは、2枚のパネル板の間にコア材を挟む3層構造になっており、軽量でありながら高剛性という優れた特性を有する。しかし、この3層構造のパネルであると、製造工程が煩雑で生産性が低いため、2枚のパネル板で形成される2層構造のパネルが提案されている。特開平9−141769号公報には、図11に示すように、多数の凸部102を有するパネル103が2枚以上重ね合わされた積層パネルであって、各パネル103の凸部102が他のパネル103の一つ以上の凸部102に接合された高剛性パネル101が提案されている。このような高剛性パネルとすることで、外部からの荷重による変形に対して高い抵抗性を発揮することができると共に、製造が容易なものとすることができる。
【0003】
ところが、上記の構成であると、パネル面内の凸部同士の間で大きな剪断変形が生じるため、外部から負荷される状況によっては、ある特定の方向に負荷される荷重に対して剛性が低下するという問題がある。そこで、特開平11−348158号公報には、図12に示すように、積層に際してパネル203の凸部202同士の中心をずらした状態で接合することによって、3個以上の凸部202同士を接合させたパネル積層体205からなる高剛性パネル201が提案されている。この場合には、凸部202を中心として少なくとも3方向に凸部202が接続された状態になるため、パネル面内のいずれの方向に対しても高い剛性を発揮させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように、3個以上の凸部202同士を接合させようとすると、凸部202を極めて高精度に製造する必要があると共に、高精度に位置決めしながら接合する必要があるため、製造が困難であることから製作性および経済性に劣るという問題がある。
【0005】
従って、本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、いずれの方向に対しても剛性に優れ、且つ製造が容易である高剛性パネルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の高剛性パネルは、少なくとも2枚のパネル体を間隔を隔てて対向配置することにより形成された高剛性パネルにおいて、前記パネル体は、底部径が異なる錐形状の複数種の凸部を多数備え、且つ、少なくとも一方向において底部径が大小交互となるように前記凸部が設けられ、対向する一方のパネル体と他方のパネル体とは、底部径の異なる凸部の頂部同士を接合することにより一体とされていることを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、高剛性パネルを平面視したときに、底部径の異なる複数種の凸部を組み合わせることによって、対向する一方のパネル体の凸部と他方のパネル体の凸部との重複した領域を、従来のように1種の凸部を有したパネル体同士を接合して高剛性パネルとした場合よりも拡大させることができると共に、平面上の任意の方向の縦断面中に凸部の側面壁である傾斜面を必ず存在させることができる。これにより、高剛性パネルを十分に高い剛性とすることが可能になり、結果として剪断力が付与されたときの剪断変形を十分に防止することができる。
【0008】
請求項2に記載の高剛性パネルは、請求項1において、前記頂部同士が接合される両凸部は、相似形の関係にされており、前記頂部の接合位置を前記一方のパネル体と前記他方のパネル体との間隔の中間位置から外すことにより異なる底部径に設定されていることを特徴としている。
【0009】
上記の構成によれば、簡単な構成により高剛性パネルを形成することができる。
【0010】
請求項3に記載の高剛性パネルは、請求項1において、前記頂部同士が接合される凸部は、側面壁の傾斜角度を変更することにより異なる底部径に設定されていることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、簡単な構成により高剛性パネルを形成することができる。
【0012】
請求項4に記載の高剛性パネルは、請求項1ないし3の何れか1項において、前記パネル体の凸部は、底部径が2倍以上異なる大径および小径の2種類であることを特徴としている。
【0013】
上記の構成によれば、より大きな剛性を得ることができる。
【0014】
請求項5に記載の高剛性パネルは、請求項1ないし4の何れか1項において、前記頂部同士が接合される凸部は、底部から頂部までの高さが2倍以上異なることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、より大きな剛性を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1ないし図10に基づいて以下に説明する。
【0017】
本実施の形態に係る高剛性パネル1は、図1に示すように、第1パネル体2と第2パネル体3とを一定間隔で対向配置することにより形成されている。第1パネル体2の対向面2aには、大きな底部径の第1凸部4と小さな底部径の第2凸部5とが形成されている。一方、第2パネル体3の対向面3aには、大きな底部径の第3凸部6と小さな底部径の第4凸部7とが形成されている。尚、第1凸部4と第3凸部6、および第2凸部5と第4凸部7は同じ大きさに設定されている。
【0018】
図2に示すように、第1パネル体2の面内においては、隣接する第1凸部4同士の底面部4bの中心を結んだ形状が正方形(図中二点鎖線)をなすように、全第1凸部4が等間隔で配置されている。また、第2凸部5は、底面部5bの中心が上記の正方形の中心(重心)に位置するように配置されている。一方、第2パネル体3の面内においては、隣接する第4凸部7同士の底面部7bの中心を結んだ形状が正方形(図中二点鎖線)をなすように、全第4凸部7が配置されており、この正方形の中心(重心)に第3凸部6の底面部6bの中心が位置されている。そして、第1パネル体2における第1凸部4および第2凸部5と第2パネル体3における第4凸部7および第3凸部6とは、頂部同士がそれぞれ接合されることによって、第1パネル体2および第2パネル体3を一定間隔で対向配置した状態に維持している。
【0019】
上記の第1〜第4凸部4〜7を詳細に説明すると、第1凸部4は、図3に示すように、円形の底面部4bの底部径がr4で、高さh4の錐形状に形成されている。第2凸部5は、円形の底面部5bの底部径がr5で、高さh5の錐形状に形成されている。第3凸部6は、円形の底面部6bの底部径がr6で、高さh6の錐形状に形成されている。第4凸部7は、円形の底面部7bの底部径がr7で、高さh7の錐形状に形成されている。そして、第1パネル体2側の第1凸部4と第2パネル体3側の第3凸部6とは、同一の形状およびサイズとなるように、底部径r4・r6および高さh4・h6が同一値に設定されている。また、第1パネル体2側の第2凸部5と第2パネル体3側の第4凸部7とは、同一の形状およびサイズとなるように、底部径r5・r7および高さh5・h7が同一値に設定されている。さらに、第1パネル体2および第2パネル体3を一定間隔で対向配置させるように、第1凸部4の高さh4と第4凸部7の高さh7との合計値と、第2凸部5の高さh5と第3凸部6の高さh7との合計値とが同一値に設定されている。
【0020】
また、第1凸部4の低部径r4は、第2凸部5の底部径r5の2倍に設定されている。これにより、図5に示すように、第1凸部4の底面部4bと第2凸部5の底面部5bとを接するように配置すると、底面部4b・4b間の中心間距離Dは、底面部4bの底部径r4の1.06倍の距離となり、ほぼ第1凸部4・4同士が干渉する限界まで近づけて配置することが可能になる。尚、第1凸部4および第3凸部6の高さh4・h6が第2凸部5および第4凸部7の高さh5・h7の2倍以上に設定されることが好ましい。この場合には、後述するように、剛性が高くなり、剪断変形に対して強いものとすることができる。
【0021】
また、上記の頂部同士が接合される両凸部4・7および5・6は、相似形の関係にされている。即ち、第1凸部4を形成する側面部4c(側面壁)の第1パネル体2の対向面2aに対する角度と、第4凸部7を形成する側面部7c(側面壁)の第2パネル体3の対向面3aに対する傾斜角度とが等しいものとされている。また、第2凸部5を形成する側面部5c(側面壁)の第1パネル体2の対向面2aに対する傾斜角度と、第3凸部6を形成する側面部6c(側面壁)の第2パネル体3の対向面3aに対する傾斜角度とが等しいものとされている。そして、第1凸部4および第4凸部7は、頂部の接合位置を第1パネル体2と第2パネル体3との間の中間位置から外すことによって、異なる底部径r4・r7に設定されている。同様に、第2凸部5および第3凸部6においても、頂部の接合位置を第1パネル体2と第2パネル体3との間の中間位置から外すことによって、異なる底部径r5・r6に設定されている。このように、頂部同士が接合される第1〜第4凸部4〜7を相似の関係とすることで、極めて簡単な構成により高剛性パネル1を形成することができ、製造工程において、一つの型で平板を押して成型することが可能になっている。
【0022】
上記の構成において、高剛性パネル1の動作について説明する。
図1に示すように、例えば高剛性パネル1の第1パネル体2に対して垂直方向に荷重が付与されると、この荷重は、図2に示すように、高剛性パネル1を紙面に対して垂直方向に剪断変形させるように剪断力が作用する。この際、高剛性パネル1は、底部径の異なる第1および第3凸部4・6と第2および第4凸部5・7とが組み合わされているため、平面視したときに、対向する一方の第1パネル体2の第1および第2凸部4・5と他方の第2パネル体3の第3および第4凸部6・7との重複した領域が、従来のように1種の凸部を有したパネル体同士を接合して高剛性パネルとした場合よりも拡大したものになっている。この結果、高剛性パネル1は、平面上の任意の方向の縦断面中に第1〜第4凸部4〜7の傾斜面となる側面部4c〜7cが必ず存在することにより剪断力を伝え易くなり、高剛性パネル1全体として十分に高い剛性となっている。これにより、大きな荷重が付与された場合でも、剪断変形を十分に防止することができる。
【0023】
次に、本実施形態の高剛性パネル1を作成し、剛性を調査した。具体的には、2m×1m×0.1mの第1パネル体2および第2パネル体3を準備した。そして、各パネル体2・3に大きな底部径の第1および第3凸部4・6を5mmの間隔を隔てて多数形成すると共に、これらの凸部4・6間に小さな底部径の第2および第4凸部5・7を多数形成した。
【0024】
この際、第1凸部4〜第4凸部7は、表1および表2の関係を満たすように設定した。表1では2h4/r4=1.0の一定とし、表2ではh7/h4=0.54の一定とした。即ち、小さな底部径の凸部5・7の高さh7・h5と大きな底部径の凸部4・6の高さh4・h6との関係において、“h7/h4”(又はh5/h6)が“1.0”、“1.1”、“0.54”、“0.30”、“0.20”、“0.10”の条件をそれぞれ満たすように設定した。さらに、第1および第3凸部4・7における高さh4・h7と底面部r4・r7との関係において、“2h4/r4”(又は2h7/r7)が“2.0”、“1.0”、“0.5”の条件を満たすように設定した。
【0025】
そして、上記の関係を満たした第1〜第4凸部4〜7を備えた第1パネル体2および第2パネル体3をそれぞれ作成した後、これらのパネル体2・3を対向配置し、第1凸部4および第4凸部7の頂部同士と第2凸部5および第3凸部6の頂部同士を接合して一体化することによって、8種類の高剛性パネル1を作成した。
【0026】
次に、各高剛性パネル1に対して、曲げ荷重下での最大たわみを測定した。この荷重を最大たわみで除したものを剛性と表記し、表1及び表2に示す。表1においては、h7/h4=1.0の時の剛性を1.0として無次元化している。表2においては、2h4/r4=1.0の時の剛性を1.0として無次元化している。これにより、大きな底部径の凸部4・6の高さh4・h6が小さな底部径の凸部5・7の高さh7・h5の2倍以上になると、剛性が急激に増加することが明らかになった。また、第1および第3凸部4・7における高さh4・h7と底面部r4・r7との比が大きくなるほど剛性が増加することが明らかになった。また、この比を小さくすれば、第1〜第4凸部4〜7の数量が減少するため、製作を容易にすることができるが、比が0.5以下に低下すると、剛性が0.6未満になるため、剛性が1.0以上となるように、上記の比が“1.0”以上であることが望ましいことも明らかになった。
【0027】
【表1】
Figure 0003811080
【0028】
【表2】
Figure 0003811080
【0029】
以上示したように、本実施形態の高剛性パネル1は、2枚の第1パネル体2および第2パネル体3を一定間隔で対向配置することにより形成されたものであり、第1および第2パネル体2・3は、底部径が異なる錐形状の複数種の凸部を多数備えており、対向する一方の第1パネル体2と他方の第2パネル体3とは、底部径の異なる第1〜第4凸部4〜7の頂部同士を接合することにより一定間隔に維持された構成にされている。
【0030】
これにより、対向する一方の第1パネル体2の第1および第2凸部4・5と他方の第2パネル体3の第3および第4凸部6・7との重複した領域を拡大させることができると共に、平面上の任意の方向の縦断面中に第1〜第4凸部4〜7の傾斜面4c〜7cを必ず存在させることができる。従って、高剛性パネル1を十分に高い剛性とすることが可能になり、結果として剪断力が付与されたときの剪断変形を十分に防止することができる。
【0031】
尚、本実施形態においては、第1パネル体2および第2パネル体3からなる2枚のパネル体で高剛性パネル1を形成しているが、これに限定されることはなく、2枚以上のパネル体で高剛性パネル1が形成されていても良い。また、本実施形態においては、図3に示すように、第1凸部4と第3凸部6、および第2凸部5と第4凸部7との大きさ(形状およびサイズ)が等しいものとしたが、これに限定されるものではない。即ち、第1凸部4と第4凸部7との高さの合計(h4+h7)と、第2凸部5と第3凸部6との高さの合計(h5+h6)が等しければ、第1凸部4と第3凸部6、および第2凸部5と第4凸部7との大きさが異なっていてもよい。但し、本実施形態のように、それぞれの大きさが等しいものとすると、第1パネル体2・3に凸部を形成したり、2枚のパネルを重ね合わせる工程が簡易となり、製造が容易なものとなる。また、第1〜第4凸部4〜7は、投影が円形状に形成されているが、楕円形状や多角形状であっても良い。
【0032】
また、本実施形態においては、図2に示すように、第1パネル体2の面内において、隣接する大きい第1凸部4の底面部4bの中心が正方形をなすように第1凸部4を配置し、この正方形の中心(重心)位置に、小さい第2凸部5の底面部5bの中心を配置した場合について説明したが、これに限定されるものではない。即ち、図6に示すように、第1パネル体2の面内において、第1凸部4は底面部4bの中心が正三角形(図中2点鎖線)をなすように配置され、この正三角形の中心(重心)位置に、第2凸部5の底面部5bの中心が配置されているものであってもよい。この場合にも剛性に優れた高剛性パネル1を得ることができる。このように、凸部の配置は正多角形とすることが配置の効率・剛性の面からも好ましいが、これに限定されるものではない。
【0033】
また、図3に示すように、本実施形態の高剛性パネル1は、頂部同士が接合される両凸部4・7および5・6は、相似形の関係にされており、頂部の接合位置を中間位置から外すことにより異なる底部径に設定されている。これにより、極めて簡単な構成により高剛性パネル1を形成することができる。
【0034】
尚、本実施形態においては、頂部同士が接合される凸部同士が相似形である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、頂部同士が接合される凸部は、側面壁の傾斜角度を変更することにより異なる底部径に設定されているものであってもよい。即ち、図7および図8に示すように、大きい凸部24と小さい凸部25とは、側面部24cの第1パネル体22に対する傾斜角度αと、凸部27の側面部27cの第1パネル体23に対する傾斜角度βとを変更することにより、異なる底部径r24・r27に設定されていても良い。これにより、極めて簡単な構成により高剛性パネル21を形成することができる。
【0035】
また、本実施形態においては、頂部同士の接合位置をパネル体同士の中間位置から外しているが、これに限定されるものでもない。即ち、図9および図10に示すように、傾斜角度α・βが調節されることによって、頂部同士の接合位置がパネル体同士の中間位置とされていても良い。これにより、製造工程においてパネル体同士を容易に重ね合わせることができる。更に、頂部同士を接合する凸部の高さの合計の複数備えることによって、パネル体に段差を持たせることも可能である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、高剛性パネルを平面視したときに、底部径の異なる複数種の凸部を組み合わせることによって、対向する一方のパネル体の凸部と他方のパネル体の凸部との重複した領域を、従来のように1種の凸部を有したパネル体同士を接合して高剛性パネルとした場合よりも拡大させることができると共に、平面上の任意の方向の縦断面中に凸部の傾斜面を必ず存在させることができる。これにより、高剛性パネルを十分に高い剛性とすることが可能になり、結果として剪断力が付与されたときの剪断変形を十分に防止することができる。
【0037】
請求項2の発明によると、簡単な構成により高剛性パネルを形成することができる。
【0038】
請求項3の発明によると、簡単な構成により高剛性パネルを形成することができる。
【0039】
請求項4の発明によると、より大きな剛性を得ることができる。
【0040】
請求項5の発明によると、より大きな剛性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高剛性パネルの斜視図である。
【図2】高剛性パネルを上面視した図および断面図である。
【図3】図1のA―A矢視断面図である。
【図4】図1のB―B矢視断面図である。
【図5】高剛性パネルの凸部の拡大図である。
【図6】高剛性パネルの上面視した図である。
【図7】高剛性パネルの上面視した図である。
【図8】図7のC−C矢視断面図である。
【図9】高剛性パネルの上面視した図である。
【図10】図9のD−D矢視断面図である。
【図11】従来の高剛性パネルの斜視図である。
【図12】従来の高剛性パネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 高剛性パネル
2 第1パネル体
3 第2パネル体
4 第1凸部
5 第2凸部
6 第3凸部
7 第4凸部

Claims (5)

  1. 少なくとも2枚のパネル体を間隔を隔てて対向配置することにより形成された高剛性パネルにおいて、
    前記パネル体は、底部径が異なる錐形状の複数種の凸部を多数備え、且つ、少なくとも一方向において底部径が大小交互となるように前記凸部が設けられ、
    対向する一方のパネル体と他方のパネル体とは、底部径の異なる凸部の頂部同士を接合することにより一体とされていることを特徴とする高剛性パネル。
  2. 前記頂部同士が接合される両凸部は、相似形の関係にされており、前記頂部の接合位置を前記一方のパネル体と前記他方のパネル体との間隔の中間位置から外すことにより異なる底部径に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の高剛性パネル。
  3. 前記頂部同士が接合される凸部は、側面壁の傾斜角度を変更することにより異なる底部径に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の高剛性パネル。
  4. 前記パネル体の凸部は、底部径が2倍以上異なる大径および小径の2種類であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の高剛性パネル。
  5. 前記頂部同士が接合される凸部は、底部から頂部までの高さが2倍以上異なることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の高剛性パネル。
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